JP2009237865A - リモコンキーにより操作可能な画像表示装置、方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】インターネットテレビ等の画面表示領域内に、リモコンの数字キー配列と関連付けた4行3列等の形式の部分領域を定義し、ユーザが1のパンを指定することに応答して、当該パンが2以上のリンク情報を含む場合は当該パンを画面全体に拡大表示して引き続きユーザのリモコン操作を待機し、当該パンが1のリンク情報を含む場合は当該リンク情報と関連付けられたネットワーク資源等を参照して画面に表示する。自動的に拡大表示を繰り返すことによりユーザのキー操作を簡略化し、リモコンのキー配列とパンの配列を関連させて直感的な操作を可能にする。ユーザは手軽に快適に所望のリンク情報を利用してネットワーク資源を閲覧しうる。
【選択図】図1
Description
また、従来、表示部が比較的小さい機器をリモコン操作端末機として用いた場合でも、少ない操作ステップでユーザが希望する情報家電機器の操作ができるようにする、リモコン操作端末及びその動作プログラムが知られている(特許文献2参照)。これによれば、予め作成された、ユーザの生活行為類型において使用される、宅内機器を操作するためのリモコン操作メニューが開示されている。
また、従来、専用PC(パーソナル・コンピュータ)コントローラ及びTVモニタ機からなり、テレビのチャネル選択操作と同様な操作方法でインターネットを簡単に利用することができる簡単操作のテレビも見ることができるインターネットテレビジョン装置、及びそれを操作制御する、インターネットテレビジョン装置及びその簡単操作を実現するリモコン装置が知られている(特許文献3参照)。
さらに、従来、TV/PC共用リモコンによって、テレビのチャネル選択操作と同様な操作方法でインターネットを簡単に利用することができる簡単操作のテレビも見ることができるインターネットテレビジョン装置の提供が知られている(特許文献4参照)。
マウスやコンピュータ用キーボードを備えるパーソナルコンピュータは、情報家電製品よりも、表示画面上の座標を詳細に識別してそのポイントをきめ細かく入力しうる。しかし、限られたキーを備えるリモコンで画面上の情報を識別する情報家電製品においては、そのような細かな操作は元々無理があり、仕様外とも言える。従って、限られたキー操作により制御情報を送信する情報家電製品においてユーザに利便性を提供するためには、何らかの画面表示の手段を介して使い勝手を向上する必要があった。
さらに、PCコントローラ、TV/PC共用リモコン等を用いるインターネットテレビ装置等においては、一般的なテレビジョン装置の機能に加えてPCに係る操作を含むリモコン等の専用ハードウェアを用意する必要があり、機器の普及に制限があるという課題があった。
また、本発明は、情報家電のリモートコントローラ等が有する数字キー等の操作によって、ユーザが所望のネットワーク資源を手軽に利用しうるインターネットテレビ装置等の画像表示装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
さらに、本発明は、特別なオプション機器又は表示手段等を用いずに、表示画面にネットワーク資源に記憶された情報を表示しうるインターネットテレビ装置等の画像表示装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
好適には、前記操作入力受付部はリモートコントローラ等であり、テレビの受信チャネルを切り替えるためのチャネルボタン、画面上のカーソルを移動するためのカーソル制御部、入出力切り替え等のテレビの動作を遷移するための状態遷移キー等を適宜備える。
さらに、操作入力受付部は、チャネルボタン、カーソル制御部、状態遷移キー等の複数の操作部分を有する。これらの複数の操作部分は、ユーザが視覚的に捉えやすいようにグループ分けされ、2次元配列されうる。例えば、1から12までのテレビチャンネルに関連付けられた数字キーは、相互に近接して4行3列等の形式に2次元配列される。あるいは、画面上のカーソルを移動するためのカーソル移動キーは、相互に近接して上下左右の方向と関連付けて2次元配列されうる。
具体的には、領域割当部は、画像表示装置の画面の表示範囲内に、4行3列等の形式を用いて配列しうる同一形状の12個の部分領域を定義する。そして、画面の各部分領域に表示されるWebページの部分領域を、画像表示装置の操作入力受付部が有する4行3列等の形式に2次元配列された数字キーのそれぞれと、関連付けて割り当てる。すなわち、ユーザが手元で操作可能な操作入力受付部の数字キーと、画面に表示されたWebページの部分領域とが、それぞれの配列に応じて関連付けられる。これにより、ユーザが数字キーを押下すると、領域割当部によって割り当てられたWebページの複数の部分領域から、数字キーの配列に応じて関連付けられた部分領域にフォーカスが移動しうる。
数字キー以外の、カーソル制御部に含まれるキー又は状態遷移キーは、画面内の複数の部分領域を相対的に移動するために用いられうる。これにより、ユーザがカーソル制御部に含まれるキー又は状態遷移キーを押下すると、領域割当部によって割り当てられたWebページの複数の部分領域において、フォーカスが相対的に移動しうる。
例えば、ユーザがカーソル制御部に含まれる右向きのキーを押下すると、その時点でフォーカスされていたWebページの部分領域から見て、画面上に右方に表示されうる部分領域が存在するならば、1つ右方の部分領域にフォーカスが移動しうる。存在しない場合は、フォーカスを移動しなくてもよい。
また、例えば、ユーザが状態遷移キーを押下する場合は、チャネル番号を1つインクリメント又はデクリメントする操作と同等の動作をしてもよい。すなわち、その時点でフォーカスされていたWebページの部分領域に関連付けられた数字キーの数字を1つインクリメント又はデクリメントした数字キーに対応する部分領域に、フォーカスを移動してもよい。これにより、ユーザは1つの状態遷移キーを所望の回数押下することにより、Webページに割り当てられたフォーカスを移動し続けることも可能である。
別の実施形態において、本発明に係る画像表示装置の領域割当部は、前記ディスプレイの表示範囲内に、3行3列の形式で9個の部分領域を定義しうる。例えば、本発明に係る画像表示装置の領域割当部は、ハイビジョンテレビ画面の表示範囲を水平方向に3等分し、垂直方向に3等分した、水平640画素及び垂直360画素の範囲を、ディスプレイの1の部分領域とし、3行3列の形式で9個の部分領域を当該ディスプレイの表示範囲内に定義しうる。
さらに別の実施形態において、前記部分領域は、テレビ画面の表示範囲を上方、中央、下方に横3分割した領域であり、ユーザは状態遷移キー又は上下カーソルキー等を用いてテレビ画面上のフォーカスを移動しうる。
一実施形態において、画面制御のための制御信号は操作入力受付部が有するチャンネルボタンが押下されることにより発生する。
別の実施形態において、画面制御のための制御信号は操作入力受付部が有するカーソル制御部に含まれるキーが押下されることにより発生する。
さらに別の実施形態において、画面制御のための制御信号は操作入力受付部が有する選択キー又は状態遷移キーが押下されることにより発生する。
この動作は、前記操作入力受信部が前記操作入力受付部の一の操作部分に由来する操作入力信号を受信することに応答して開始する。
具体的には、前記操作入力受信部が受け付けた制御信号が、操作入力受付部が有するチャンネルボタンの押下による場合に、当該チャンネルボタンの配列と関連付けられる部分領域を抽出してもよい。
また、前記操作入力受信部が受け付けた制御信号が、操作入力受付部が有するカーソル制御部に含まれるキーの押下による場合に、フォーカスに対して当該カーソルキーの方向と関連付けられる部分領域を抽出してもよい。
また、前記操作入力受信部が受け付けた制御信号が、操作入力受付部が有する選択キーの押下による場合に、フォーカスと関連付けられる部分領域を抽出してもよい。
さらに、前記操作入力受信部が受け付けた画面制御のための情報が、操作入力受付部が有する状態遷移キーの押下による場合に、後続のフォーカス可能なオブジェクトを含む部分領域を抽出してもよい。
(ズーム制御0)前記領域割当部が当該操作部分に関連付けて割り当てた前記Webページの部分領域において、ユーザの操作が可能なオブジェクトが存在しない場合は、前記操作入力受信部の動作に戻って待機する。
(ズーム制御1)ユーザの操作が可能なオブジェクトが1個のみ存在する場合は、当該オブジェクトを選択する動作を実施する。例えば、オブジェクトがURLであれば、参照先のWebページを表示する。
(ズーム制御2)ユーザの操作が可能なオブジェクトが2個以上存在する場合は、ユーザが操作入力受付部を用いて指示した、Webページの部分領域を拡大表示する動作を実施する。
これらにより、ユーザは、操作入力受付部の一例としてのリモートコントローラ自体は特に注視せず、おおまかな上下左右等の方向に関連付けられるキーを押下して、目的のオブジェクトが拡大表示されることを視認しうると共に、画面が拡大表示されない場合には自己の操作がオブジェクトを含まない部分領域の指定として受け付けられたことを視認しうる。これらの視認には、操作入力受付部自体への注目は特に必要ではないため、ユーザはリモートコントローラ等の正確な操作に注意する必要なく、手軽に画面の拡大表示に注目しながら、目的のオブジェクトを指定しうる。
別の実施形態において、前記拡大は、前記操作入力受信部がフォーカス移動のための情報を受信することに応答して実施される。
さらに別の実施形態において、前記拡大は、前記操作入力受信部が受け付けた画面制御のための情報に基づいて、移動したフォーカスが所定の時間を超えてさらに移動しないことに応答して実施される。
また、前記部分領域に複数のオブジェクトが含まれる場合に、当該部分領域と関連付けられるチャンネルキー等を押すことにより、当該部分領域を全画面に自動的に拡大する。これらの動作により、チャンネルキーの操作により画面上のオブジェクトを指定するネットワークテレビ装置において、画面上に多くのオブジェクトを含むWebページであっても、少ない手順でユーザが所望するオブジェクトを選択でき、ネットワークテレビ装置の使い勝手を向上しうる。
また、本発明に係る画像表示装置は、画面上の1の部分領域に複数のオブジェクトが含まれる場合に、自動的にズームアップして表示することにより、ユーザが視覚的に容易に関連付けを把握しやすい、画面表示を提供しうる。
さらに、本発明に係る画像表示装置は、容易に関連付けを理解しやすいチャンネルキーの押下というシンプルな操作のみで、ネットテレビの操作を容易にしうる。
より具体的には、画面表示の範囲内のある部分領域にフォーカスが選択されたことの情報は、本発明に係る画像表示装置に含まれるズーム制御部に係る分岐を含む複数の処理、フォーカスされた部分領域を他の部分領域よりも視認しやすいように装飾して画面表示する処理等の、複数の処理において用いることができる。
リンク又はリンク情報は、具体的にはWebページに含まれネットワーク資源のアドレスであるURLである。URLは、HTML形式で記述されるWebページに含まれ、画面表示されるテキスト又は画像に関連付けて埋め込まれうる。ネットワーク資源はURLによりアドレスを特定され、httpプロトコル又はftpプロトコルを用いて参照しうる、Webページ又はネットワークファイルシステムに記憶されたテキスト、画像、音声データ等のファイルを含む。
ボタンは、HTML形式のテキストとして記述可能な、ユーザの操作により選択又は非選択を択一しうるラジオボタン、ユーザからの応答を送信しうる送信ボタン、ブラウザの表示を以前のWebページに戻すためのボタン等を含む。
フォーカスに応答して動作するプログラム又はスクリプトは、ユーザの操作によりフォーカスが移動することに応答して独立したダイアログ又はアニメーション等を呈示するプログラム又はスクリプトを含む。これらの、呈示されるダイアログ又はアニメーション等に、さらにリンクが含まれてもよい。
を含む、インターネット閲覧の方法。
本発明に係るインターネット閲覧方法を実施することにより、限られた数字キー等を有する操作入力受付部を用いて、画像表示装置等を表示手段とするWebページの利用を提供できる。
本発明に係るインターネット閲覧の諸段階においては、ユーザは画像表示装置等の操作入力受付部を操作して、Webページを閲覧しうる。ユーザは、表示画面に適宜ハイライト表示される部分領域を視認しながら、大まかに操作入力受付部の数字キー等を押下すればよく、簡略化された操作により簡便にWebページを閲覧し、ネットワーク資源を利用しうる。
また、本発明によれば、ユーザは、情報家電のリモートコントローラ等の操作入力受付部が有する数字キーの操作によって、所望のネットワーク資源を利用しうる。画面表示領域に含まれる部分領域の配列を、数字キーの配列と関連させることにより、ユーザは、画面を見ながら直感的な操作で所望のオブジェクトを含む部分領域を選択して、Webページ等のネットワーク資源へのアクセスや、スクリプトの実行等を実施しうる。
さらに、本発明によれば、特別なオプション機器又は表示手段等を用いずに、情報家電等が有する表示画面にネットワーク資源に記憶された情報を表示しうるインターネットテレビ装置等の画像表示装置、方法及びプログラムを提供しうる。
これらにより、本発明に係る情報家電等を利用することでデジタルホームのサービス向上につながり、利用者の増加につながるという効果がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る、ネットワーク画像表示装置が領域分割した画面表示を利用することを示す図である。
なお、この部分領域は、後述の画面表示のためのソフトウェアにより定義される。画面表示デバイス自体を分割すること、又は複数のディスプレイ装置を協働させて画面を表示することは、当技術分野の周知事項である。
図2は、本発明の一実施形態に係る、ネットワーク画像表示装置10の構成を示す図である。
別の実施形態において、領域割当部14は、前記受信したWebページのうち、1の画面に表示しうる文字又は画像情報を、Webページの前方から後方に向かって適宜分割し、分割したWebページのそれぞれを、画面表示の部分領域のいずれかと関連させる。
これらの領域割当部14の動作において、1のオブジェクトが複数の部分領域に含まれる場合は、複数の部分領域の全てに当該オブジェクトが含まれることを識別してもよく、いずれかの部分領域に当該オブジェクトが含まれることを識別してもよい。
一実施形態において、ユーザが操作入力受付部30を用いて、1のオブジェクトから、他のオブジェクトにフォーカスを移動すると、新たにフォーカスされたオブジェクトが目立つよう、表示の効果を適宜付加してもよい。この表示の効果には、配色の変更、下線の追加、フォーカス箇所のみの点滅等を適宜用いうる。
別の実施形態において、ユーザが操作入力受付部30を用いて、1の部分領域から他の部分領域へフォーカスを移動すると、新たにフォーカスされた部分領域が目立つよう、表示の効果を適宜付加してもよい。
一実施形態において、操作入力受付部30が有する数字キーが押下された場合に、ネットワーク画像表示装置10は、当該チャンネルボタンの配列と関連付けられた部分領域を拡大表示してもよい。
別の実施形態において、操作入力受付部30が有するカーソル制御キーが押下された場合に、ネットワーク画像表示装置10は、フォーカスに対して当該カーソルキーの方向と関連付けられた部分領域を拡大表示してもよい。
別の実施形態において、操作入力受付部30が有する選択キーが押下された場合に、ネットワーク画像表示装置10は、フォーカスと関連付けられた部分領域を拡大表示してもよい。
別の実施形態において、操作入力受付部30が有する状態遷移キーが押下された場合に、ネットワーク画像表示装置10は、後続の部分領域を拡大表示してもよい。
これらの実施形態において、拡大表示される部分領域はオブジェクトを含んでも含まなくてもよく、ユーザは自己が指定した部分領域を適宜拡大表示して視認しうる。
また、本発明の一実施形態に係るネットワーク画像表示装置10を用いることにより、ユーザが指定した部分領域を自動的にズームアップし、画面に表示されるオブジェクトの個数を限定することで操作入力受付部30の操作数を適宜減少させ、ユーザの手操作を軽減し、快適に画像表示装置等を使用しうるという効果がある。
図3は、本発明の一実施形態に係る、ネットワーク画像表示装置10のブロック図である。以下、ネットワーク画像表示装置10をサーバ装置として説明するが、パーソナルコンピュータ等をネットワーク画像表示装置10として用いる場合においても基本的には同様である。
ネットワーク画像表示装置10においては、キーボード及びマウス180を省略し、通信I/F140を介して操作入力受付部30からの制御信号を受信してもよい。
ネットワーク画像表示装置10においては、通信I/F140は、サーバ装置を専用ネットワーク又は公共ネットワークを介して端末と接続しうるようにするためのネットワーク・アダプタである。
通信I/F140は、モデム、ケーブル・モデム、イーサネット(登録商標)・アダプタ、無線ネットワーク・アダプタ等を含んでよい。
図4は、本発明の一実施形態に係る、操作入力受付部30を示す図である。
操作入力受付部30は、数字キー33、カーソル制御部36を有する。さらに、操作入力受付部30は選択キー37、状態遷移キー38を含む。
図4(a)において、操作入力受付部30のカーソル制御部36−aは上下左右等のカーソル移動と視覚的に関連付けられる4方向カーソル移動キー31を有する。図4(b)において、操作入力受付部30のカーソル制御部36−bは、8方向カーソル移動キー32を有する。図4(b)の、8方向カーソル移動キー32以外のキーは図4(a)の例示と同様である。
一実施形態において、前記数字キーは、1〜12の数字キーを上方から下方に及び左方から右方に向かい昇順となるよう、4行3列の形式を用いて2次元的に配列される。2次元的に配列することにより、例えば、数字キー「1」を左上方の方向と、数字キー「12」を右下方の方向と、それぞれ関連させうる。これらの方向の関連は、2次元座標を用いて画素の位置を特定しうる画像表示装置等の画面において、相対的な移動方向の指定に用いうる。
一実施形態において、ユーザがテレビ装置の画面の明るさを変更したいと望む場合、ユーザは当該テレビ装置のための操作入力受付部30を用い、当該操作入力受付部30が有する状態遷移キーの1つである「メニュー」等のボタン(図示せず)を押下し、当該テレビ装置の動作の状態を、映像表示から動作パラメータ編集に遷移させうる。次いで、ユーザは、当該操作入力受付部30が有するカーソルキーを用い、表示されたメニューから画面の明るさを変更する項目を選択するために、フォーカスを移動しうる。この移動は、上下左右のいずれでもよく、ユーザはそれぞれの方向に関連付けられたカーソル移動キーを用いうる。さらに、ユーザは、当該操作入力受付部30が有する選択キーを用い、画面の明るさを変更しうる項目を選択する情報を、当該テレビ装置に送信する。これらの操作により、ユーザは所望の機能を利用しうる。
数字キー33に含まれるキーの操作は、全体の数字キー33から任意の1つのキーが選択される情報を含む。本発明に係る画像表示装置等の画面表示の方法においては、ネットワーク画像表示装置10が受信しうる有線又は無線のテレビ放送の受信チャネルを変更することが可能な、各々独立に固有の数字を割り当てられたキーを複数含んでなるキーが一群としてユーザの操作のために用意されるものであれば、本発明に係る操作入力受付部30の数字キーの範囲に含まれる。
一実施形態において、数字キー33は、画像表示装置等の受信チャネルと関連付けられる数字キーを適宜含む。一実施形態において、数字キー33は、1から12までの数字ごとに各々別個に割り当てられたキーを含む。別の実施形態において、数字キー33は、1から15までの数字キーを含む。
例えば、前記数字キーを、1〜12の数字キーを上方から下方に及び左方から右方に向かい昇順となるよう、4行3列の形式を用いて2次元的に配列してもよい。2次元的に配列することにより、例えば、数字キー「1」を左上方の方向と、数字キー「12」を右下方の方向と、それぞれ関連させうる。これらの方向の関連は、2次元座標を用いて画素の位置を特定しうる画像表示装置等の画面において、相対的な移動方向の指定になりうる。
カーソル制御部36に含まれるカーソルキーは、画面表示における上下左右の方向と関連付けられるキーが選択される情報を含む。本発明に係る画像表示装置等の画面表示の方法においては、画面表示における上下左右の方向を含む方向と関連付けられるキーがユーザの操作のために用意されるものであれば、本発明に係る操作入力受付部30のカーソルキーの範囲に含まれる。具体的には、カーソルキーは2方向でもよく、4方向でもよく、又は8方向等でもよい。カーソルキーの形状は問わない。
別の実施形態において、図4(b)に示す操作入力受付部30のカーソル制御部36−bは、上下左右及びこれらの中間を含むカーソル移動と視覚的に関連付けられる、8方向カーソル移動キー32を含む。当該カーソル移動キーはユーザから見て上下左右及びこれらの中間等に配置されうる。
さらに別の実施形態において、カーソル制御部36は当業に周知のジョイスティック(図示せず)又は同等品を含み、ユーザは指先等でジョイスティックの可動部分に応力を加えることにより、この応力の方向をカーソル移動の方向として、画像表示装置等に送信しうる。キー押下と共にキー配列に注意する必要がある数字キーとは異なり、ジョイスティックにおいては印加する力の方向のみでカーソル移動を指示しうるので、ユーザは数字キーよりもさらに手軽にカーソル移動を指示しうる。
さらに別の実施形態において、カーソル制御部36は当業に周知のスクロールバー(図示せず)又はホイール(図示せず)又はこれらの同等品を含み、ユーザは指先等でスクロールバー等を回転することで、例えば上下方向にカーソルを移動しうる。印加する力の方向のみでカーソル移動を指示しうる点は、前記ジョイスティックと同様である。また、ホイール等に、ホイールの回転軸方向に摺動可能なスイッチ等を付加し、1のホイールの操作によって上下左右の4方向のカーソル移動を指示しうることは、当業周知の技術である。
選択キー37又は状態遷移キー38に含まれるキーの操作は、1の当該キーが選択される情報を含む。本発明に係る画像表示装置等の画面表示の方法においては、単一の機能を有するキーがユーザの操作のために用意されるものであれば、本発明に係る操作入力受付部30の選択キー37又は状態遷移キー38の範囲に含まれる。
一実施形態において、選択キー37は、典型的には上下左右のカーソル移動を指示するカーソル制御部36の中央等に割り当てられ、カーソルを用いてユーザがフォーカスを移動したオブジェクト等を選択するための制御信号を発生する。
一実施形態において、状態遷移キー38は、操作入力受付部30に含まれ、テレビ装置等の動作の状態を遷移しうるキーから任意に選ばれる。例えば、状態遷移キー(38−1)はテレビ放送の受信チャネルの数字をインクリメント又はデクリメントするよう動作させるためのキー等であり、状態遷移キー(38−2)はテレビ装置の外部入力をコンポジット信号とビットストリーム信号に切り替えるキー等でありうる。本発明においては、インターネット等の利用において頻繁に切り替える必要がないと考えられる任意のキーを、状態遷移キー38として、本発明に係る画像表示装置等の画面表示の制御に用いてもよい。
図5は、本発明の一実施形態に係る、ネットワーク画像表示装置10の動作を示すフロー図である。
次いで、ネットワーク画像表示装置10は、領域割当ステップ(S20)において、前記受信したWebページのレイアウトを解析する。例えば、4行3列等の部分領域を含む画像表示の領域内において、それぞれの部分領域に含まれる文字又は画像等を特定する。前記Webページに含まれるリンク、ボタン、若しくはフォーカスに応答して動作するプログラム又はスクリプトを含むオブジェクトは、当該オブジェクトの座標として、又は当該オブジェクトが埋め込まれた特定の文字又は画像の座標として、前記画像表示の領域のいずれかの部分領域に含まれうる。
本発明に係るネットワーク画像表示装置10は、適宜含まれるオブジェクトと、前記部分領域との関連付けの情報を有する。
例えば、ユーザが特定の数字キーを押下した場合は、数字キーの配列における当該特定の数字キーの位置に対応する、部分領域が抽出される。あるいは、ユーザが、カーソル制御部に含まれる左向きのカーソル移動キーを押下した場合は、その時点でフォーカスされていた部分領域に対して、ユーザ視点から見て左方に位置する部分領域が抽出される。
当該オブジェクト数が0である場合、すなわち、抽出された部分領域がオブジェクトを含まない場合は、ステップS30に進み、操作入力受付部30からの制御信号の受信を待機する。
当該オブジェクト数が1である場合、すなわち、抽出された部分領域が含むオブジェクトが1つである場合は、ステップS80に進む。
当該オブジェクト数が2以上である場合は、ステップS60に進む。
次いで、ネットワーク画像表示装置10は、画面表示ステップ(S70)において、前記拡大表示のために特定された部分領域を、ディスプレイ装置等の画面全体に表示し、ステップS30に進む。
ステップS80の後は、一連の動作を終了してもよく、再度ステップS10に進み、これらの処理を繰り返してもよい。
これらの一連の処理に対して、中止処理、割り込み処理、エラー処理等を適宜介在することは、当業に周知の技術である。また、ユーザがネットワーク画像表示装置10のフォーカス位置を容易に視認しうるように、適宜、画面表示の範囲内のフォーカスを含む箇所を目立たせるために画面表示を制御してもよい。
図6は、本発明の一実施形態に係る画面表示部40の画像表示領域250が部分領域を含み、操作入力受付部30が有する数字キー33により特定の部分領域が指定されることを示す図である。
画像表示領域250は、ネットワーク画像表示装置10が有する画面表示部40に含まれるディスプレイ装置等に定義される、画像表示のための領域である。一実施形態二位お手は、画像表示領域250は、ハイビジョンテレビ画面の画素数である水平1920画素及び垂直1080画素の範囲である。別の実施形態において、画像表示領域250は、デジタル多目的ディスクに記録された画像を表示するための画素数の一形態である水平800画素及び垂直600画素の範囲である。これらに限らず、画像表示領域250を構成する画素数は適宜設計しうる。
すなわち、画像表示領域250が含む部分領域01(201)〜部分領域12(212)の配列は、操作入力受付部30が有する数字キー33における数字の配列との関連性を有する。
図7は、本発明の一実施形態に係る画面表示部40の画像表示領域250が部分領域を含み、操作入力受付部30が有するカーソル制御部36、選択キー37、又は状態遷移キーにより特定の部分領域が指定されることを示す図である。なお、状態遷移キーとしては、図4に示した状態遷移キー38−2を例示する。部分領域01(201)〜部分領域12(212)は、図6と同様である。
一実施形態において、本発明に係るネットワーク画像表示装置10は、ユーザがこれらのカーソルキーのいずれかを押下することにより、対応する方向へフォーカスを移動する指示を受信する。例えば、発明に係るネットワーク画像表示装置10があるWebページを表示し、フォーカスが部分領域05(205)の範囲内にある状態について説明する。この状態は、例えば、部分領域05(205)を視認しやすいよう、枠線等をインポーズして表示してもよく、部分領域05(205)の範囲内を、他の部分領域と異なる配色を用いて表示してもよい。ユーザがカーソル制御部36に含まれる左向きのカーソルキーを押下すると、発明に係るネットワーク画像表示装置10は部分領域04の範囲内にフォーカスを移動する指示を受信し、それまで部分領域05(205)を視認しやすいように目立たせていた枠線又は配色等を、部分領域04(204)のために用い、部分領域05(205)はこれら以外の他の部分領域と同等の表示とする。他の方向についても同様である。
一実施形態において、本発明に係るネットワーク画像表示装置10は、ユーザが選択キーを押下することにより、その時点でフォーカスされたリンク等のオブジェクトがユーザに選択又は入力されたことを受信する。
本発明に係るネットワーク画像表示装置10がWebページを表示している場合においては、当該表示のために用いないか又は使用頻度が低いと考えられる、状態遷移キー38−2に割り当てる機能を適宜置き換えてもよい。
好適には、複数の部分領域を含む画像表示領域250において、フォーカスを移動する機能を、状態遷移キー38−2に割り当ててもよい。マウス及びキーボード等の入力手段を備えるパーソナルコンピュータ及びインターネットブラウザにおいて、フォーカスの移動にキーボードに含まれるタブキーを用いうることは当業に周知の技術である。タブキーを備えていないインターネットテレビ装置等においては、当該機能の代替手段として状態遷移キー38−2を用いてもよい。
一実施形態において、本発明に係るネットワーク画像表示装置10は、ユーザが状態遷移キー38−2を押下することにより、表示しているWebページに含まれるフォーカス可能なオブジェクトのうちから、現在フォーカスされているオブジェクトへのフォーカスを解除し、Webページの末尾に向かって、次のフォーカス可能なオブジェクトへフォーカスを移動してもよい。
図8は、本発明の一実施形態に係る画面表示部40の画像表示領域250が、9個の部分領域を含み、操作入力受付部30が有するカーソル制御部36により特定の部分領域が指定されることを示す図である。
一実施形態において、本発明に係るネットワーク画像表示装置10は、ユーザがこれらのカーソルキーのいずれかを押下することにより、対応する方向へフォーカスを移動する指示を受信する。例えば、本発明に係るネットワーク画像表示装置10があるWebページを表示し、フォーカスが部分領域05(205)の範囲内にある場合について説明する。フォーカスされた状態の表示等は、図7を用いて前述した通りである。
ユーザが、カーソル制御部36に含まれる8方向カーソル移動キー32の「右上」に向いたカーソルキーを押下すると、発明に係るネットワーク画像表示装置10は部分領域04の範囲内にフォーカスを移動する指示を受信し、それまで部分領域05(205)を視認しやすいように目立たせていた枠線又は配色等を、部分領域03(203)のために用い、部分領域05(205)はこれら以外の他の部分領域と同等の表示とする。他の方向についても同様である。
選択キー37、状態遷移キー38−2等の機能及び動作は前述と同様である。
画像表示領域250は、図6を用いて前述のように、ネットワーク画像表示装置のディスプレイ装置等に定義される、画像表示のための領域である。好適には、画像表示領域250は、4行3列等の形式に配列される部分領域を含む。
拡大された部分領域256に対して、本発明に係るネットワーク画像表示装置10は、新たに部分領域01〜部分領域12を定義する。前記リンク情報A(251)及びリンク情報B(252)は、拡大された部分領域256において、各々別個の部分領域に含まれうる。例えば、前記リンク情報A(251)は部分領域05の範囲内に、拡大表示中のリンク情報A(253)として、リンク情報B(252)は部分領域09の範囲内に、拡大表示中のリンク情報B(254)として、それぞれ含まれうる。
あるいは、ユーザは、拡大表示中のリンク情報B(254)を利用するために、操作入力受付部30が有する数字キー33に含まれるキーのうちから、例えば「9」のキーを押下しうる。拡大された部分領域256に含まれる部分領域09に含まれるリンク情報が、拡大表示中のリンク情報B(254)1つだけであれば、本発明に係るネットワーク画像表示装置10は、当該リンク情報と関連付けられたネットワーク資源を参照し、画像表示領域250に表示する。
ユーザが所望のリンクを選択することを例示したが、これに限らず、Webページに含まれるボタン、スクリプト又はプログラム等のオブジェクトを選択することにおいても同様である。
ユーザは、前記カーソルキーを押下することにより、画像表示領域250の範囲内における上下左右等の相対的な方向に存在する、フォーカス可能なオブジェクトにフォーカスを移動しうる。ユーザがカーソルキーを押下することに応答して、本発明に係るネットワーク画像表示装置10は、選択されたフォーカス可能なオブジェクトを含む部分領域を、画像表示領域250の全体に拡大表示してもよい。あるいは、操作入力受付部30に適宜シフトキー(図示せず)等を備え、ユーザがシフトキーと共に前記カーソルキーを押下した場合は拡大表示を実施せずにカーソルを移動し、ユーザが前記カーソルキーのみを押下した場合は拡大表示を実施してもよい。これは、初めて画面に表示したWebページにおける当所のフォーカスが、Webページの冒頭部分を含む部分領域01等でありうるため、1回のカーソルキーの押下に応答して常に部分領域01等が拡大されて他の部分領域に含まれるオブジェクトが利用できないといった、ユーザの意図を反映しえない動作を避けるためである。併用するキー等の定義は適宜設計しうる。
また、ユーザは、前記選択キーを押下することにより、フォーカスされたオブジェクトを選択して、当該オブジェクトと関連付けられたネットワーク資源を閲覧しうる。
さらに、ユーザは、前記状態遷移キーを押下することにより、画像表示領域250の範囲内に含まれ、フォーカス可能な後続のオブジェクトにフォーカスを移動しうる。ユーザが状態遷移キーを押下することに応答して、本発明に係るネットワーク画像表示装置10は、選択されたフォーカス可能なオブジェクトを含む部分領域を、画像表示領域250の全体に拡大表示してもよい。ここで、シフトキー等の併用は、カーソルキーにおける記載と同様である。
これらの、カーソルキー又は状態遷移キーを用いるフォーカスの移動においては、シフトキー等の併用を含む場合があり、前述の数字キーを用いるフォーカスの移動と比較してキーを押下する回数を減少する効果は低い。しかし、本発明に係るネットワーク画像表示装置10においては、ユーザが選択したフォーカス可能なオブジェクトを含む部分領域を、画像表示領域250の全体に拡大表示することにより、拡大表示を伴わない画像表示装置等と比較して、キー操作の数を減少しうる。
従って、本発明に係るネットワーク画像表示装置10においては、ユーザのキー操作に応答して自動的に画面の拡大表示を実施することにより、数字キー以外の、カーソルキー又は状態遷移キー等を用いてフォーカスを移動する場合でも、ユーザが所望のオブジェクトを利用することにおいて、操作を簡略化しうる。すなわち、本発明に係るネットワーク画像表示装置10においては、ユーザが手軽な操作でネットワーク資源を閲覧しうる手段及び方法を提供しうる。
12 ページデータ受信部
14 領域割当部
16 操作入力受信部
20 ズーム制御部
22 入出力部
30 操作入力受付部
31 4方向カーソル移動キー
32 8方向カーソル移動キー
33 数字キー
36 カーソル制御部
37 選択キー
38 状態遷移キー
40 画面表示部
50 ネットワーク
65 Web資源
200
201〜212 部分領域1〜部分領域12
250 画像表示領域
251、252 リンク情報A、B
253、254 拡大表示中のリンク情報A、B
256 拡大された部分領域
Claims (5)
- ネットワーク資源に記憶されるWebページの情報を受信して画面に表示する画像表示装置であって、
前記画像表示装置を操作するために複数の操作部分を有する操作入力受付部の前記複数の操作部分を、その配列に応じて前記画面に表示されるWebページの部分領域に関連付ける領域割当部と、
前記操作入力受付部からの操作入力信号を受信する操作入力受信部と、
前記操作入力受信部が前記操作入力受付部の一の操作部分に係る操作入力信号を受信することに応答して、前記領域割当部が当該操作部分を関連付けた前記Webページの部分領域において、ユーザの操作が可能なオブジェクトが複数存在する場合に、当該部分領域を拡大表示するズーム制御部と、
を含む、画像表示装置。 - 前記操作入力受信部は、前記複数の操作部分を構成する数字キー、カーソル移動キー、選択キー、又は状態遷移キーのいずれかに係る前記操作入力信号を受信する、
請求項1に記載の画像表示装置。 - 前記ユーザの操作が可能なオブジェクトは、前記Webページにおけるリンク、ボタン、若しくはフォーカスに応答して動作するプログラム又はスクリプトを含んでなる、
請求項1又は請求項2に記載の画像表示装置。 - ネットワーク資源に記憶されるWebページの情報を受信して画面に表示するインターネット閲覧の方法であって、
操作のために複数の操作部分を有する操作入力受付手段の前記複数の操作部分を、その配列に応じて前記画面に表示されるWebページの部分領域に関連付ける領域割当ステップと、
前記操作入力受付手段からの操作入力信号を受信する操作入力受信ステップと、
前記操作入力受信ステップが前記操作部分に係る一の操作入力信号を受信することに応答して、前記領域割当ステップが当該操作部分を関連付けた前記Webページの部分領域において、ユーザの操作が可能なオブジェクトが複数存在する場合に、当該部分領域を拡大表示するズーム制御ステップと、
を含む、インターネット閲覧の方法。 - 請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像表示装置に、
請求項4に記載のインターネット閲覧の方法を実行させる、
インターネット閲覧プログラム。
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