JP2009237109A - 位相差顕微鏡 - Google Patents
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Abstract
【課題】コントラストを連続可変可能な位相差顕微鏡を提供する。
【解決手段】照明光学系2と、結像光学系3と、を備え、照明光学系2内の瞳若しくはその近傍に配置されたリング絞り21と、結像光学系3内の、リング絞り21と共役な位置に配置されたゾーンポラライザ34と、ポラライザ32及びアナライザ35とを有する位相差顕微鏡10において、ゾーンポラライザ34を、リング絞り21の開口部21aと共役な位置に設けられた位相リング部ZP(A)と、この位相リング部の周囲を内側及び外側ともに取り囲むように設けられた変調部ZP(C)と、試料4aで回折した光が透過する回折光透過部ZP(C)とから構成し、位相リング部ZP(A)及び回折光透過部ZP(B)の透過軸の軸方向が互いに直交し、且つ、変調部ZP(C)の透過軸の軸方向がこれらの軸方向のいずれとも異なる方向であるように構成する。
【選択図】図1
【解決手段】照明光学系2と、結像光学系3と、を備え、照明光学系2内の瞳若しくはその近傍に配置されたリング絞り21と、結像光学系3内の、リング絞り21と共役な位置に配置されたゾーンポラライザ34と、ポラライザ32及びアナライザ35とを有する位相差顕微鏡10において、ゾーンポラライザ34を、リング絞り21の開口部21aと共役な位置に設けられた位相リング部ZP(A)と、この位相リング部の周囲を内側及び外側ともに取り囲むように設けられた変調部ZP(C)と、試料4aで回折した光が透過する回折光透過部ZP(C)とから構成し、位相リング部ZP(A)及び回折光透過部ZP(B)の透過軸の軸方向が互いに直交し、且つ、変調部ZP(C)の透過軸の軸方向がこれらの軸方向のいずれとも異なる方向であるように構成する。
【選択図】図1
Description
本発明は、位相差顕微鏡に関する。
位相差顕微鏡は、光の位相差をコントラスト(明暗の差)に変換して、位相物体を可視化して肉眼で観察できるようにしたものである。その基本的な構成は、例えば図7(a)に示すようになっており、光源102、図7(c)に示すように、リング形状の開口部121aが形成された絞り(リング絞り)121、コンデンサレンズ122、対物レンズ131、ポラライザ(偏光子)132、1/4位相板133、リング絞り121の開口部121aと共役な位置にリング形状の位相膜が形成された位相リング(輪帯偏光板)134、及び、アナライザ(検光子)135が光軸上にこの順で並んで配置されている。ここで、リング絞り121は、対物レンズ131の像側焦点面(瞳)と共役な位置若しくはその近傍に配置されており、位相リング134は、リング絞り121の共役位置である対物レンズ131の像側焦点面(又はその共役位置)に配置されている。光源102から出射した光はリング絞り121によりリング状に絞られた後、コンデンサレンズ122に入射する。そして、このコンデンサレンズ122を透過した光が試料104aに入射し、試料104aを透過した光が対物レンズ131に入射して集光される。
この対物レンズ131を透過した光は、ポラライザ132で直線偏光若しくは楕円偏光に変換され、さらに、1/4位相板133で位相が4分の1波長だけずらされて、位相リング134に入射する。そして、この光は、位相リング134により、位相物体104aによって回折されない0次成分と他の成分とであって互いに直交する直線偏光に分離され、アナライザ135で同一偏光方向の可干渉な光となり、像面Iに位相物体104a(試料面104)の位相差像(干渉像)を形成する。
(従来例1)
ところで、位相物体104a(試料面104)の観察を容易にするために、上述の位相リング134に代えて図7(b)に示すような分割型偏光素子ZPを配置することにより、位相差像のコントラストを連続可変にした位相差顕微鏡110が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この位相差顕微鏡110に設けられた分割型偏光素子ZPは、図7(b)に示すように、上述の位相膜が形成された部分に相当し、0次成分が透過する位相リング部ZP(A)と、位相物体104aで回折した回折光が透過する回折光透過部ZP(B)とを有し、これらの領域ZP(A),ZP(B)は、図8に示すように、互いの透過軸の軸方向が直交する偏光板で構成されている。アナライザ135を、光軸を中心にこの光軸と直交する面内で回転させることにより、透過する光束の偏光方向を回転させて、位相リング部ZP(A)と回折光透過部ZP(B)とを透過した光の透過比率を連続的に変えることができ、その結果、像面Iに結像する位相物体104a(試料面104)の位相差像のコントラストを連続可変にすることができる。また、ポラライザ132を、光軸を中心に回転させて分割型偏光素子ZPへ入射する光束の楕円率(位相)を変えることができ、これによっても位相差像のコントラストを変えることができる。例えば、図8において、ポラライザ132の透過軸の軸方向がY軸と一致する状態(この状態を初期値とする)のとき、アナライザ135の角度θpが0°〜90°とすると、位相リング部ZP(A)を透過した光の位相が回折光透過部ZP(B)を透過した光の位相よりも1/4波長進むため、得られる位相差像はダークコントラストとなる。一方、アナライザ135の角度θpを90°〜180°とすると、位相リング部ZP(A)を透過した光の位相が回折光透過部ZP(B)を透過した光の位相よりも1/4波長遅れるため、得られる位相差像はブライトコントラストとなる。
ところで、位相物体104a(試料面104)の観察を容易にするために、上述の位相リング134に代えて図7(b)に示すような分割型偏光素子ZPを配置することにより、位相差像のコントラストを連続可変にした位相差顕微鏡110が提案されている(例えば、特許文献1参照)。この位相差顕微鏡110に設けられた分割型偏光素子ZPは、図7(b)に示すように、上述の位相膜が形成された部分に相当し、0次成分が透過する位相リング部ZP(A)と、位相物体104aで回折した回折光が透過する回折光透過部ZP(B)とを有し、これらの領域ZP(A),ZP(B)は、図8に示すように、互いの透過軸の軸方向が直交する偏光板で構成されている。アナライザ135を、光軸を中心にこの光軸と直交する面内で回転させることにより、透過する光束の偏光方向を回転させて、位相リング部ZP(A)と回折光透過部ZP(B)とを透過した光の透過比率を連続的に変えることができ、その結果、像面Iに結像する位相物体104a(試料面104)の位相差像のコントラストを連続可変にすることができる。また、ポラライザ132を、光軸を中心に回転させて分割型偏光素子ZPへ入射する光束の楕円率(位相)を変えることができ、これによっても位相差像のコントラストを変えることができる。例えば、図8において、ポラライザ132の透過軸の軸方向がY軸と一致する状態(この状態を初期値とする)のとき、アナライザ135の角度θpが0°〜90°とすると、位相リング部ZP(A)を透過した光の位相が回折光透過部ZP(B)を透過した光の位相よりも1/4波長進むため、得られる位相差像はダークコントラストとなる。一方、アナライザ135の角度θpを90°〜180°とすると、位相リング部ZP(A)を透過した光の位相が回折光透過部ZP(B)を透過した光の位相よりも1/4波長遅れるため、得られる位相差像はブライトコントラストとなる。
(従来例2)
このような位相差顕微鏡においては、背景と位相物体との境界部分にハロと呼ばれる光が発生する。そこで、図9に示すように、従来の位相リングの代わりにアポダイズ位相リング234を配置した位相差顕微鏡210が開発されている(例えば、特許文献2参照)。このアポダイズ位相リング234は、上述の位相膜に相当する位相リング部AP(A)と回折光透過部AP(B)との境界(内径側と外径側の両方)に、リング状のアポダイズリングAP(C)が形成されている。ここで、このアポダイズ位相リング234は、位相リング部AP(A)の透過率をTa、回折光透過部AP(B)の透過率をTb、アポダイズリングAP(C)の透過率をTcとすると、Ta<Tc<Tbの関係が成り立つように構成されている。このようにアポダイズリングAP(C)を設けることにより、ハロと呼ばれる隈取り領域の面積を小さくすることができ、例えば、細胞壁近くにある細かい構造を見分けるのが容易になるという利点がある。なお、光源202、リング絞り221、コンデンサレンズ222、及び、対物レンズ231は、上述の可変位相差の顕微鏡110と同一の機能を有する。
米国特許第2655077号明細書
特許第3663920号公報
このような位相差顕微鏡においては、背景と位相物体との境界部分にハロと呼ばれる光が発生する。そこで、図9に示すように、従来の位相リングの代わりにアポダイズ位相リング234を配置した位相差顕微鏡210が開発されている(例えば、特許文献2参照)。このアポダイズ位相リング234は、上述の位相膜に相当する位相リング部AP(A)と回折光透過部AP(B)との境界(内径側と外径側の両方)に、リング状のアポダイズリングAP(C)が形成されている。ここで、このアポダイズ位相リング234は、位相リング部AP(A)の透過率をTa、回折光透過部AP(B)の透過率をTb、アポダイズリングAP(C)の透過率をTcとすると、Ta<Tc<Tbの関係が成り立つように構成されている。このようにアポダイズリングAP(C)を設けることにより、ハロと呼ばれる隈取り領域の面積を小さくすることができ、例えば、細胞壁近くにある細かい構造を見分けるのが容易になるという利点がある。なお、光源202、リング絞り221、コンデンサレンズ222、及び、対物レンズ231は、上述の可変位相差の顕微鏡110と同一の機能を有する。
以上のような従来例1として示した可変位相差の位相差顕微鏡110に、従来例2として示したアポダイズ位相差顕微鏡210のハロを抑制する機能を取り入れようとすると、分割型偏光素子135(ZP)に加えて、その位相リング部ZP(A)の周辺に正確に重なる透過率変調部(上述のアポダイズリングAP(C))を設ける必要がある。従来技術によれば、一般に偏光素子は樹脂製の偏光膜により形成され、透過率変調部(AP(C))はNDフィルタやND膜により形成されるが、この透過率変調部AP(C)を直接接合あるいは蒸着するのは材料の変質等が発生して性能が低下するという課題がある。そこで、代替として、例えばガラス平板の表裏に、偏光素子AP(A),AP(B)と透過率変調部AP(C)とをそれぞれ別々に接合あるいは蒸着する方法が考えられるが、この場合は、高い製作精度や重ね合わせ精度が要求される。また、偏光素子AP(A),AP(B)と透過率変調部AP(C)との境界部に隙間がある場合や、あるいは隙間を防ぐために偏光素子AP(A),AP(B)と透過率変調部AP(C)とが重なるように形成されていると、アポダイズ効果の大幅な低下や位相差像の変化が発生し、性能を低下させる虞がある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、製作精度や重ね合わせの問題がなく、製作容易で且つ高性能な、コントラストを連続可変可能な位相差顕微鏡を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明に係る位相差顕微鏡は、光源からの光を試料に照射する照明光学系と、試料を透過した光を集光し像を形成する結像光学系と、を備え、照明光学系内の瞳若しくはその近傍に配置されたリング絞りと、結像光学系内の、リング絞りと共役な位置に配置された分割型偏光素子と、この分割型偏光素子よりも照明側に配置され、通過する光を直線偏光若しくは楕円偏光に変換する偏光素子と、分割型偏光素子よりも像側に配置され、光路に対して略垂直な面内で回転可能な検光子と、を有して構成される。そして、分割型偏光素子は、リング絞りの開口部と共役な位置に設けられた位相リング部と、この位相リング部の周囲を内側及び外側ともに取り囲むように設けられた変調部と、位相リング部及び変調部以外の部分であって、試料で回折した光が透過する回折光透過部と、を有し、位相リング部及び回折光透過部の透過軸の軸方向が互いに直交し、且つ、変調部の透過軸の軸方向が位相リング部及び回折光透過部の透過軸の軸方向のいずれとも異なる方向であるように構成される。
このような位相差顕微鏡は、位相リング部若しくは回折光透過部のいずれかの透過軸の軸方向に対する変調部の透過軸の軸方向の角度をθcとしたとき、次式
100° ≦ θc ≦ 135°
45° ≦ θc ≦ 80°
のいずれかの条件を満足することが好ましい。
100° ≦ θc ≦ 135°
45° ≦ θc ≦ 80°
のいずれかの条件を満足することが好ましい。
本発明に係る位相差顕微鏡を以上のように構成すると、製作精度や重ね合わせの問題がなく、製作容易で且つ高性能な、コントラストを連続可変可能な位相差顕微鏡を提供することができる。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、図1を用いて本実施の形態に係る位相差顕微鏡10の構成について説明する。この位相差顕微鏡10は、図1(a)に示すように、光源1、この光源1からの光を集光して試料面4に載置された試料4aに照射する照明光学系2と、この試料4a(試料面4)を透過した光を集光して像を形成する結像光学系3とから構成される。照明光学系2には、図1(c)に示すようなリング形状の開口部21aが形成され、光源1から出射した光のうち、この開口部21aを通過した光だけが像面Iに到達するようにしたリング絞り21と、このリング絞り21を通過した光を試料面4(試料4a)に照射するコンデンサレンズ22とから構成される。また、結像光学系3は、試料面4を透過した光を集光する対物レンズ31と、この対物レンズ31を透過した光を直線偏光若しくは楕円偏光に変換する偏光素子であるポラライザ32と、ポラライザ32を透過した光の位相を4分の1波長ずらす1/4波長板33と、偏光軸の軸方向が異なる部分を有する分割型偏光素子であるゾーンポラライザ34と、ゾーンポラライザ34を透過した光を同一偏光方向の可干渉な光にする検光子であるアナライザ35とから構成される。
ゾーンポラライザ34は、図1(b)に示すように、像面Iに届く最大光束の径以上の大きさを有し、リング絞り21の開口部21aと共役な位置に形成されたリング形状の位相リング部ZP(A)と、この位相リング部ZP(A)に隣接して内側と外側から取り囲むように設けられたリング形状の変調部ZP(C)と、位相リング部ZP(A)及び変調部ZP(C)以外の部分であって、試料4aで回折した光線が透過する回折光透過部ZP(B)とから構成される。図2に示すように、このゾーンポラライザ34において、位相リング部ZP(A)の透過軸と回折光透過部ZP(B)の透過軸との軸方向は直交するように構成されており(図2においては、位相リング部ZP(A)の透過軸をX軸とし、回折光透過部ZP(B)の透過軸をY軸としている)、変調部ZP(C)の透過軸のX軸に対する軸方向(若しくはY軸に対する軸方向でも良い)をθcとすると、この軸方向θcは、位相リング部ZP(A)の透過軸の軸方向及び回折光透過部ZP(B)の透過軸の軸方向のいずれとも異なるように構成されている。
このゾーンポラライザ34は、上述のように、ゾーン毎に偏光軸の方向が異なる偏光板を組み合わせたものであり、偏光板としては通常の樹脂製偏光板のほかに、構造複屈折材料やワイヤーグリッド等のサブ波長周期の構造を有する光学材料(サブ波長構造素子)を用いることができる。特に構造複屈折材料は、微細な構造を正確に作成することが可能であるため、このようなゾーンポラライザ34を作成するのに好適である。
なお、この位相差顕微鏡10において、リング絞り21、対物レンズ31、および、ゾーンポラライザ34の位置関係と、ポラライザ32及びアナライザ35を光軸を中心に回転させることにより試料4aの位相差像のコントラストを可変にする方法は、上述の従来例と同様である。
それでは、ゾーンポラライザ34を構成する変調部ZP(C)の透過軸の軸方向θcの適切な範囲について説明する。図2に示すように、ポラライザ32の透過軸の軸方向をY軸に一致させたときのアナライザ35の透過軸のX軸からの軸方向をθpとし、1/4波長板33の透過軸のX軸からの軸方向を45°とする。また、ポラライザ32とアナライザ35、及び、ゾーンポラライザ34は、透過軸方向の透過光強度をそれぞれ100%と仮定する(すなわち、偏光板による透過率損失はゼロと仮定し、ポラライザ32,アナライザ35,及び、ゾーンポラライザ34の透過軸がすべて平行ならば透過光強度=100%とする)。このとき、ゾーンポラライザ34の位相リング部ZP(A)を通過した透過光の強度をIaとし、回折光透過部ZP(B)を通過した透過光の強度をIbとすると、位相リング部ZP(A)の相対透過率Taは次式(1)で表される。
Ta[%] = (Ia/Ib)×100 (1)
ここで、アナライザ35の透過軸の軸方向θpを変化させたときの位相リング部ZP(A)の相対透過率Taは図3のようになる。なお、この図3に示すグラフは0≦θp≦180°の範囲で描いてある。
位相差法では、位相物体のコントラストを上げるには位相リング部ZP(A)の透過率を低くする必要がある。この位相リング部ZP(A)の透過率Taは、一般に位相差像のコントラストを低く設定する場合で次式(2)の条件を満たすように構成され、位相差像のコントラストを高く設定する場合で次式(3)の条件を満たすように構成される。
Ta ≦ 50% (2)
5 ≦ Ta ≦ 20% (3)
5 ≦ Ta ≦ 20% (3)
顕微鏡観察では一般に、高倍になればなるほど観察サンプルの位相分布(位相差)が小さくなる傾向があるため、そのようなサンプルを十分なコントラストで観察するには位相リング部ZP(A)の透過率を低く設定するのが望ましい。また顕微鏡観察では一般に、高倍になればなるほど高分解な像が必要とされるため、位相リング部ZP(A)のリング径は大きくするのが望ましく、その結果透過率の低い部分が結像光学系瞳に占める面積割合が高くなる。これらの望ましい形態をとる結果、高倍の位相差法では得られる像が非常に暗くなるという問題がある。このように像の暗い高倍で、さらに従来例2に示したアポダイズ位相差法を適用すると、瞳面積における透過率の低い領域の面積割合はさらに高くなり、その結果ただでさえ暗い高倍率での位相差観察像がさらに暗くなり、特に目視での位相差観察に支障をきたすという問題がある。
本実施形態の構成の位相差顕微鏡10においても、上述の式(2),(3)より、位相リング部ZP(A)の相対透過率Taは、次式(4)の範囲にあるときが一般の位相差法に対応するアナライザ35の透過軸の軸方向θpの角度範囲となる。
5 ≦ Ta[%] ≦ 50 (4)
すなわち、上述の式(4)及び図3より、アナライザ35の透過軸の軸方向θpは、ダークコントラストDCの場合は、次式(5)の角度範囲であり、ブライトコントラストBCの場合は、次式(6)の角度範囲であることがわかる。θp=90°を境にしてダークコントラストDCとブライトコントラストBCが入れ替わり、θp=90°のとき暗視野観察となる。
55.0° ≦ θp ≦ 77.5° (5)
102.5° ≦ θp ≦ 125.0° (6)
102.5° ≦ θp ≦ 125.0° (6)
図3の状態において、ダークコントラストDCの状態に着目して変調部ZP(C)の透過軸の軸方向θcの好ましい範囲を求める。変調部ZP(C)を通過した透過光強度をIcとし、この変調部ZP(C)の相対透過率Tcを次式(7)で定義する。
Tc[%] = (Ic/Ib)×100 (7)
変調部ZP(C)の透過軸の軸方向θcを変化させると、Tcが連続的に変化する。図4は、一般的な位相差法の条件である位相リング部ZP(A)の相対透過率Ta=5,10,20、30,40,50[%]のときに変調部ZP(C)の相対透過率Tcがそれぞれどのように変化するかをプロットしたものである。
上述の従来例2におけるアポタイズリングAP(C)に相当する変調部ZP(C)の透過率Tcは、経験的に次式(8)の範囲とするのが望ましい。これは変調部ZP(C)の透過率Tcが位相リング部ZP(A)の透過率Taの1.5倍より低いと、変調部ZP(C)を通過した回折光強度が0次光強度に近づくため、像が暗くなりすぎると共に、変調されすぎてクセのある像となるためである。一方変調部ZP(C)の透過率Tcが位相リング部ZP(A)の透過率Taの2.5倍より高いと、変調部ZP(C)の変調効果が薄れてしまい通常の位相差観察とほとんど変わりなくなってしまうためである。なお、この変調部ZP(C)の透過率Tcは、さらに望ましくは従来例2として示した特許文献2に挙げられている透過率のごとく次式(9)の範囲とするのが良い。
Ta×1.5 ≦ Tc ≦ Ta×2.5 (8)
Ta×2.0 ≦ Tc ≦ Ta×2.5 (9)
Ta×2.0 ≦ Tc ≦ Ta×2.5 (9)
図4における△マークは、各Taの値に対するアポダイズの好ましい条件である条件式(8)を満たす変調部ZP(C)の透過軸の軸方向θcの上限と下限の位置を表す。この図4より、位相リング部ZP(A)の透過率Taの値によって好ましい軸方向θcの範囲が大きく異なることがわかる。しかし本実施の形態では位相リング部ZP(A)の透過率Taが可変で一意に決まらないことから、使用する位相リング部ZP(A)の透過率Taの範囲でほぼ実用上有用なアポダイズ効果を有する軸方向θcを決める必要がある。
そのため、本実施の形態では変調部ZP(C)の透過率Tcの下限値と上限値という概念を導入し、実用上有用な変調部ZP(C)の透過軸の軸方向θcの範囲を決定する。まず、アポダイズ位相差顕微鏡では、Tc≦20[%]となるのは得られる位相差像全体が暗すぎて実用上観察に適さないことが経験的に判っているため、変調部ZP(C)の透過率Tcの第1の下限値(図4におけるTc下限値1)は位相リング部ZP(A)の透過率Taの1.5倍、若しくは20[%]のいずれか大きい方を採用する。さらに好ましくは、Ta≦10[%]の場合、Tc=25%であると高コントラスト状態での視野明るさとアポダイズ効果のバランスが良いことが判っているため、Tcの第2の下限値(図4におけるTc下限値2)としては透過率Taの1.5倍、若しくは25[%]のいずれか大きい方を採用する。
一方、Tc≧75[%]となるのはアポダイズ効果がほとんど無く通常の位相差観察像との違いが見られなくなってしまうことが経験的に判っているため、変調部ZP(C)の透過率Tcの第1の上限値(図4におけるTcの上限値1)は75[%]と透過率Taの2.5倍のいずれか小さい方を採用する。さらにより好ましくは、Tc≦70[%]であるとアポダイズ効果がはっきり得られて良いという経験から、透過率Tcの第2の上限値(図4におけるTcの上限値2)は70[%]と透過率Taの2.5倍のいずれか小さい方を採用する。
以上より、一般的な位相差観察の範囲で好ましいアポダイズ効果が得られる変調部ZP(C)の透過軸の軸方向θcの範囲は次式(10)であることが分かる。また、次式(11)の範囲とするとさらに好ましい。
100° ≦ θc ≦ 142° (10)
102° ≦ θc ≦ 138° (11)
102° ≦ θc ≦ 138° (11)
なお、図4では、θc<θp(θc<90°)の範囲にも同じ透過率Tcをとる領域が存在するが、ダークコントラストを基準とする場合には、軸方向θcが次式(12)の範囲にあると、変調部ZP(C)を透過する光の位相が回折光透過部ZP(B)を透過する光の位相よりも位相リング部ZP(A)を透過する光の位相に近くなり、本来位相シフトするべきでない回折光に対して0次光(直接光)と類似の位相シフトが掛かってしまう。これは本実施の形態の目的にそぐわないので除外するのが望ましい。
θc < 45° および θc > 135° (12)
同様の理由で、式(10)、式(11)においても、式(12)の制限を適用するのが望ましいため、最終的に本実施形態のダークコントラストにおいて好ましい軸方向θcの範囲は次式(13)となり、また、さらに好ましくは次式(14)となる。
100° ≦ θc ≦ 135° (13)
102° ≦ θc ≦ 135° (14)
102° ≦ θc ≦ 135° (14)
次に、同様の考え方に基づいてブライトコントラストの場合の変調部ZP(C)の透過軸の軸方向θcの範囲を考える。図5は、位相リング部ZP(A)の相対透過率Ta=5,10,20、30,40,50[%]のときに変調部ZP(C)の相対透過率Tcがそれぞれどのように変化するかをプロットしたものである。図4の場合と同様の条件に基づいて一般的な位相差観察の範囲で好ましいアポダイズ効果が得られる軸方向θcの範囲を求めると、次式(15)に示す範囲となり、さらに好ましくは次式(16)の範囲であることが判る。
38° ≦ θc ≦ 80° (15)
42° ≦ θc ≦ 78° (16)
42° ≦ θc ≦ 78° (16)
さらにこれらの式(15),(16)に上述の式(12)の条件を適用すると、最終的にブライトコントラストBCにおいて好ましい軸方向θcの範囲は次式(17)となり、さらに好ましくは次式(18)の範囲であることが判る。
45° ≦ θc ≦ 80° (17)
45° ≦ θc ≦ 78° (18)
45° ≦ θc ≦ 80° (17)
45° ≦ θc ≦ 78° (18)
以上の説明では、可変位相差においてコントラストが高い状態すなわち位相リング部ZP(A)のリング外に対する透過率比が低い状態になるに従って、アポダイズのための変調部ZP(C)の透過率比が高くなるように変化し、もともと像の暗い高コントラスト位相差像でのアポダイズにおいても、像が暗くなりすぎずかつ十分なアポダイズ効果の得られるコントラスト連続可変アポダイズ位相差顕微鏡を提供できる。
上述の実施の形態で説明した位相差顕微鏡10において、変調部ZP(c)の透過軸の軸方向θcを125°としたときのコントラスト像のシミュレーション結果を図6に示す。なお、この図6に示すシミュレーション条件は、いずれの場合も、対物レンズ5の倍率を100x、開口数(NA)を1.3とし、波長λが546nm(e線)の光で試料を観察した場合としている。また、試料面Sに載置される位相物体(試料)は、試料面の幅が2[um]で、位相差80[nm]の矩形段差を有するものとする。また、位相リング部ZP(A)の径の比率は、内側より25%、31%、41%、46%であるとする。
図6(a)は通常のアポダイズ位相差顕微鏡像を、図6(b)は本実施の形態で説明した可変アポダイズ位相差顕微鏡像を示す。これらを比較すると、特に位相リング部ZP(A)の透過率Taが低い(すなわち、位相差像のコントラストが高い)ほど、従来の位相差像と本実施の形態の位相差顕微鏡10の像が似ていることがわかる。これは、高コントラスト条件下でより通常のアポダイズ位相差顕微鏡像に近くなるように変調部ZP(C)の透過率の軸方向θcの条件を決めたためである。もし低コントラスト寄りにしたければこの軸方向θcを小さく設定すればよい。
なお、本実施の形態においてはゾーンポラライザ34を結像光学系3内に配置したが、本発明はこれに限るものではない。また、ゾーンポラライザ34を1/2波長板や1/4波長板で構成したゾーン波長板としてもよい。その場合も、図1に示すように波長板の軸(進相軸もしくは遅相軸のいずれか一方)を位相リング部ZP(A)と回折光透過部ZP(B)で互いに直交するように配置し、さらに変調部ZP(C)の軸方向θcを上述の式(13),(14),(17),(18)に示す方向に配置することにより、同様の効果を得ることができる。さらに上述の説明では、ポラライザ32を、光軸を中心に回転可能に配置したが、実際はこれが固定であっても構わない。
また本発明におけるゾーンポラライザ34は、樹脂製、構造複屈折素子、その他本実施の形態と同様の光学的性質を有する素材で作成することができる。さらにこのような位相差顕微鏡10において、1/4波長板33やゾーン波長板は、使用波長域にわたって位相差量が補正された、いわゆる広帯域波長板を用いるのが良い。これにより、使用波長域にわたり良好なコントラスト像を得ることが可能となる。
1 光源 2 照明光学系 3結像光学系 4 試料面 4a 試料
10 位相差顕微鏡 21 リング絞り 21a 開口部
32 偏光素子(ポラライザ) 34 分割型偏光素子(ゾーンポラライザ)
35 検光子(アナライザ)
ZP(A) 位相リング部 ZP(B) 回折光透過部 ZP(C) 変調部
10 位相差顕微鏡 21 リング絞り 21a 開口部
32 偏光素子(ポラライザ) 34 分割型偏光素子(ゾーンポラライザ)
35 検光子(アナライザ)
ZP(A) 位相リング部 ZP(B) 回折光透過部 ZP(C) 変調部
Claims (2)
- 光源からの光を試料に照射する照明光学系と、
前記試料を透過した光を集光し像を形成する結像光学系と、を備え、
前記照明光学系内の瞳若しくはその近傍に配置されたリング絞りと、
前記結像光学系内の、前記リング絞りと共役な位置に配置された分割型偏光素子と、
前記分割型偏光素子よりも照明側に配置され、通過する光を直線偏光若しくは楕円偏光に変換する偏光素子と、
前記分割型偏光素子よりも像側に配置され、光路に対して略垂直な面内で回転可能な検光子と、を有し、
前記分割型偏光素子は、
前記リング絞りの開口部と共役な位置に設けられた位相リング部と、
前記位相リング部の周囲を内側及び外側ともに取り囲むように設けられた変調部と、
前記位相リング部及び前記変調部以外の部分であって、前記試料で回折した光が透過する回折光透過部と、を有し、
前記位相リング部及び前記回折光透過部の透過軸の軸方向が互いに直交し、且つ、前記変調部の透過軸の軸方向が前記位相リング部及び前記回折光透過部の透過軸の軸方向のいずれとも異なる方向である位相差顕微鏡。 - 前記位相リング部若しくは前記回折光透過部のいずれかの透過軸の軸方向に対する前記変調部の透過軸の軸方向の角度をθcとしたとき、次式
100° ≦ θc ≦ 135°
45° ≦ θc ≦ 80°
のいずれかの条件を満足する請求項1に記載の位相差顕微鏡。
Priority Applications (1)
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JP2008081259A JP2009237109A (ja) | 2008-03-26 | 2008-03-26 | 位相差顕微鏡 |
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-
2008
- 2008-03-26 JP JP2008081259A patent/JP2009237109A/ja active Pending
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