JP2009236198A - Oリング及び密閉型筐体 - Google Patents

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JP2009236198A JP2008081784A JP2008081784A JP2009236198A JP 2009236198 A JP2009236198 A JP 2009236198A JP 2008081784 A JP2008081784 A JP 2008081784A JP 2008081784 A JP2008081784 A JP 2008081784A JP 2009236198 A JP2009236198 A JP 2009236198A
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晃 井上
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Abstract

【課題】Oリング溝にOリングを嵌め込み易くするためにOリング溝のコーナーの変化を緩やかにすると筐体が大きくなってしまう。筐体を小さくする為に複雑なOリング溝形状とするとOリング溝形状に対応したOリングを作成する必要がありOリングの汎用性に欠けると共に、Oリング作成の為に多くの作成費用が必要となってしまう。
【解決手段】筐体内部を密閉構造にする為に使用される弾性部材からなるOリングであって、前記Oリングに可撓性のワイヤを埋設させ、前記Oリングを屈曲させた際に、前記ワイヤの静止力によりOリング形状が固定されるようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、筐体内部への流体や液体の進入を防止するために用いるOリングに関する。
移動体通信を行う際に携帯電話機からの電波を中継する屋外設置基地局において、内部に設置される電気回路を外部から浸入する水から守るために、屋外設置基地局のケース接合面ではOリングを介在させている。図1に示すように屋外設置基地局の下ケース1には、Oリング2を設置するOリング溝3を有する。ケース内部を密閉状態にするためには、Oリング溝3にOリング2を嵌め込んだ状態で上ケース4を下ケース1と重ね合わせ、螺子止めを行う。図1ではOリングをOリング溝に嵌め込み易くするためにOリング溝のコーナーの変化が緩やかになるように設計されている。図2は、下ケース1の形状や螺子穴6の箇所の制限により、Oリング溝3が複雑な形状になる場合を示している。この場合では、図1記載の通常のOリング2を用いると、Oリング2を嵌め込む際又は嵌め込んだ後に上ケース4を重ね合わせるまでの間にOリング2が飛び出したり、浮き上がったりする。このような問題を解決するためにOリング2を予めOリング溝3に合わせた形状で金型成型を行い、Oリング2がOリング溝3に嵌り易くしているものがある。
先行文献1には、Oリングが環状溝から簡単に外れたり脱落してしまったりすることを防止するために突起部が所定間隔に複数形成されたリングと、Oリングが挿入配置される環状の取付溝が形成されたケーシングとからなるOリング取付構造が記載されている。
特開2005−240988号公報
図1のようにOリングを嵌め込み易くするためにOリング溝のコーナーの変化を緩やかにした場合は、筐体が大きくなってしまう。さらに図2記載のOリング溝形状においては、複雑なOリング溝形状に対応したOリングを作成する必要があり、Oリングの汎用性に欠けると共に、Oリング作成の為に多くの作成費用が必要となってしまう。特許文献1記載のOリングも同様に、OリングとOリング溝が1対1の対応になっているため、Oリングの汎用性にかけると共に、Oリング作成に多くの費用が必要となってしまう。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、複雑なOリング溝においても嵌め込みやすく、嵌め込む際や嵌め込み後のOリングの飛び出しや浮き上がりを防止するOリング、Oリング設置方法、密閉型構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係るOリングは、筐体内部を密閉構造にする為に使用される弾性部材からなるOリングであって、前記Oリングに可撓性のワイヤを埋設させ、前記Oリングを屈曲させた際に、前記ワイヤの静止力によりOリング形状が固定されることを特徴とする。
本発明によれば、Oリングを折り曲げると埋設されたワイヤの影響によりOリングが折り曲げた形状で固定されるために、Oリング溝が複雑な形状であったとしてもOリングをOリング溝の形状に折り曲げながら嵌め込むことにより、嵌め込む際又は嵌め込んだ後にOリングが飛び出したり、浮き上がったりすることを防止できる。
また本発明の一態様では、前記ワイヤを前記Oリング表面に配設することを特徴とする。
この態様によれば、Oリング表面にワイヤを有することにより、Oリングを上下ケースで挟み込むとOリングがワイヤにより拉げ、ワイヤが接する上ケース面又はOリング溝の面においては、Oリングがワイヤを挟むことにより当たり面が複数となり、略二重防水構造となる。
また、本発明に係る密閉型筐体は、筐体のケース接合面同士の少なくとも一方に該接合面全長にわたってOリング溝が形成され、該Oリング溝に前記ワイヤを埋設させた又は表面部に前記ワイヤを配設させたOリングを配設させたことを特徴とする。
本発明によれば、密閉型筐体は前記Oリングを介在させているために、Oリングを嵌め込む際又は嵌め込み後の飛び出しや浮き上がりがないために、確実に筐体内部を密閉することができる。
本発明によれば、Oリングに可撓性のワイヤを埋設することにより、Oリングを折り曲げた形状に留めることができる。そのため、Oリング溝が複雑な形状であったとしても、Oリングを折り曲げながら嵌め込むことにより、嵌め込む際又は嵌め込んだ後の飛び出しや浮き上がりを防止する。
[第1実施形態]
以下、図面を参照しながら、本発明の第1実施形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。図3は第1実施形態にかかるOリング2の断面図である。図4は第1実施形態にかかるOリング2を密閉型筐体に嵌め込む前の密閉型筐体の構造を表した図である。図4では、密閉型筐体内部に設置する電気回路等は省略されている。
第1実施形態において、Oリング2は天然ゴムや合成ゴムからなる弾性部材2aからなり、弾性部材2a内部に金属や合金からなるワイヤ2bを埋設させている。本発明に係るOリング2は弾性部材2a内部のワイヤ2bの特性により、人の力によって塑性変形可能である。このような塑性変形可能なOリング2にするために弾性部材2aやワイヤ2bに使われる原料、Oリング2における弾性部材2aとワイヤ2bの構成比率等は、実際に用いられる密閉型筐体を考慮して適宜選択される。ここで埋設されたワイヤ2bはOリング2中央部に位置する必要はない。
次に図4を参照し、本発明にかかわるOリング2を密閉型筐体に嵌め込む際の流れを説明する。密閉型筐体は下ケース1、Oリング2、Oリング溝3、上ケース4、螺子5、螺子穴6からなる。Oリング2をOリング溝3に嵌め込む際には、Oリング2をOリング溝3の形状に適宜折り曲げながら嵌め込んでいく。Oリング2とOリング溝3の長さを等しくすることにより、Oリング2をリング溝3に正確に嵌め込むことができる。Oリング2がOリング溝3に嵌め込まれた後に、上ケース4を下ケース1と重ね合わせ、螺子止めを行うことで、筐体内部が密閉化される。
[第2実施形態]
本発明の第2実施形態について説明する。上記第1実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。さらに、同様の効果についても説明を省略する。図5は第2実施形態にかかるOリング2の断面図である。図6は第2実施形態にかかるOリング2を密閉型筐体に嵌め込んだ際のOリング2とOリング溝3周辺の断面図である。
第2実施形態のOリング2は、上記第1実施形態においてOリング2に埋設させていたワイヤ2bをOリング2の表面に配設させる。本実施形態においては、ワイヤ2bをOリング2表面に二本配設させる。ワイヤ2bの配設位置は円形のOリング2断面において、ワイヤ間隔が最大になる位置とする。このOリング2をOリング溝3に嵌め込む際には、ワイヤをOリング溝3底面に接するように嵌め込む。このようにOリング溝3に嵌め込んだOリング2を上ケース4で挟み込むと図6に示すような形状となる。ワイヤ2bによりOリング2が上ケース4面とOリング溝3底面において拉げ、夫々の面においてOリング2の当たり面が2つとなる。この形状はOリング2と夫々の面との関係において二重防水構造となり、筐体内部の密閉度が増す。
[第3実施形態]
本発明の第3実施形態について説明する。上記第1、2実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。さらに、同様の効果についても説明を省略する。図7は第3実施形態にかかるOリング2の断面図である。図8は第3実施形態にかかるOリング2を密閉型筐体に嵌め込んだ際のOリング2とOリング溝3周辺の断面図である。
第3実施形態のOリング2は、上記第2実施形態においてOリング2に表面に配設させていた二本のワイヤ2bを近接させて配設させる。このようなOリング2の形状にすることにより、二本のワイヤ2bをOリング溝3底部に接しながら嵌め込むことによりOリングが安定し、Oリング2が捩れるなどの変形が起こりにくく、筐体内部の密閉度が増す。
[第4実施形態]
本発明の第4実施形態について説明する。上記第1、2実施形態と説明の重複する部分については同一の符号を付して説明を省略する。さらに、同様の効果についても説明を省略する。図9は第4実施形態にかかるOリング2の断面図である。図10は第4実施形態にかかるOリング2を密閉型筐体に嵌め込んだ際のOリング2とOリング溝3周辺の断面図である。
第4実施形態のOリング2は、上記第2実施形態においてOリング2の表面に配設させていた二本のワイヤ2bにさらに二本を加え、全てのワイヤ2bにおいて隣接するワイヤ2b間隔を等しく配設させる。このようなOリング2の形状にし、Oリング2をOリング溝3に嵌め込む際に、ワイヤ2bがOリング溝3底面と両側面に接するようにする。このようにOリング溝3に嵌め込んだOリング2を上ケース4で挟み込むと図10に示すような形状となる。ワイヤ2bによりOリング2が接する全ての面において拉げ、夫々の面においてOリング2の当たり面が2つとなる。この形状はOリング2と夫々の面との関係において二重防水構造となり、筐体内部の密閉度が増す。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変換例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
従来の第1密閉型筐体の構成図である。 従来の第2密閉型筐体の構成図である。 第1実施形態にかかるOリングの断面図である。 本発明にかかる密閉型筐体の構成図である。 第2実施形態にかかるOリングの断面図である。 第2実施形態にかかるOリングとOリング溝である。 第3実施形態にかかるOリングの断面図である。 第3実施形態にかかるOリングとOリング溝である。 第4実施形態にかかるOリングの断面図である。 第4実施形態にかかるOリングとOリング溝である。
符号の説明
1 下ケース
2 Oリング
2a 弾性部材
2b ワイヤ
3 Oリング溝
4 上ケース
5 螺子
6 螺子穴

Claims (3)

  1. 筐体内部を密閉構造にする為に使用される弾性部材からなるOリングであって、
    前記Oリングに可撓性のワイヤを埋設させ、
    前記Oリングを屈曲させた際に、前記ワイヤの静止力によりOリング形状が固定されることを特徴とするOリング。
  2. 請求項1に記載のOリングであって、
    前記ワイヤを前記Oリング表面に配設することを特徴とするOリング。
  3. 筐体のケース接合面同士の少なくとも一方に接合面全長にわたってOリング溝が形成され、前記Oリング溝に請求項1又は2記載のOリングを配設させたことを特徴とする密閉型筐体。
JP2008081784A 2008-03-26 2008-03-26 Oリング及び密閉型筐体 Pending JP2009236198A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE102017106435A1 (de) 2017-03-24 2018-09-27 Hengst Se & Co. Kg Dichtungs-Stützfläche und Abdichtungsanordnung

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