JP2009235843A - ドア位置規制装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 制動機構47は、ロータ111と、クラッチばね120と、チェンジギヤ170と、チェンジリング180を含んでいる。ドアを開方向の途中で止めたのち、閉方向に少し動かすとスイッチ230が作動し、アクチュエータ200が作動することにより、チェンジギヤ170とチェンジリング180が第1の方向に回転する。チェンジリング180のばね支持部181がクラッチばね120の可動側腕部123から離れることにより、クラッチばね120が制動モードとなる。ドアを全閉方向に移動させると、ロータ111と解除アーム150が第2の方向に回転することにより、チェンジギヤ170とチェンジリング180が第2の方向に回転し、クラッチばね120の可動側腕部123がばね支持部181によって巻戻し方向に押され、解除モードに切換わる。
【選択図】 図4
Description
図1は自動車10の一部を示している。この自動車10の車体11の側部に、ヒンジ式のドア12を備えたドア装置13が設けられている。ドア12は、車体11のドア取付部14に設けられたヒンジ15,16によって車体11に支持され、全開位置と全閉位置とにわたって開閉することができる。
制動機構47はベース部材100を備えている。図4と図5に示されるようにベース部材100は、円筒部101と、円筒部101の端面に形成された切欠き部102と、凸部からなるアームストッパ103とを備えている。ベース部材100は、ボルト等の固定用部材(図示せず)によって、ケース41(図2に2点鎖線で示す)に固定されている。ベース部材100の円筒部101の中心に回転軸105が設けられている。回転軸105は円筒部101の軸線X上に配置されている。
ドア12が開方向に移動するとき、ドアチェッカ20のアーム部材22がドア12の内部から出てゆく方向(図2に矢印A1で示す方向)に移動する。このため第1の索体43がアーム部材22によって引っ張られることにより、回転体42が第1の方向R1に回転する。すなわちドア12が開方向に移動するときには、第1の力伝達部材である第1の索体43が引かれるため、ドア12の開動作に伴って、回転体42が第1の方向R1に回転する。
すなわち、ドア12が開方向に移動するとロータ111が第1の方向D1に回転し、ドア12が閉方向に移動すると、ロータ111が第2の方向D2に回転する。
図7に示すステップS1において、ドア12を閉位置から開方向に移動させる。このとき制動機構47は解除モードにある。まず解除モードについて説明する。
図7のステップS2において、ドア12を開方向の途中で止める。
[ステップS3]
図7のステップS3において、ドア12を閉方向に少し動かす。
ドア12を閉方向に少し移動させると、ロータ111が第2の方向(閉扉方向)D2に回転するため、解除アーム150の凸部152がアームストッパ103から離れるとともに、解除アーム150の凸部152によってスイッチ230が作動する。
スイッチ230によってアクチュエータ200が作動すると、チェンジギヤ170が第1の方向D1に回転する。チェンジギヤ170が第1の方向D1に回転するときには、チェンジギヤ170のばね押し壁175が、キープばね190の一方の腕部192を第1の方向D1に押す。このため、キープばね190のコイル部191が巻戻し方向にねじられる。よって、チェンジギヤ170が第1の方向D1に回転することが許容されるとともに、チェンジリング180も第1の方向D1に回転する。
図10に示されるように、チェンジギヤ170とチェンジリング180が前記第1の方向D1に回転し、チェンジギヤ170の当接部173がクラッチばね120の可動側腕部123に当接することにより、チェンジギヤ170とチェンジリング180の回転が止まるとともに、制動機構47が制動モードに切換わる。制動モードでは、チェンジリング180のばね支持部181がクラッチばね120の可動側腕部123から離れるため、クラッチばね120のコイル部121が、固定側部材110の外周面110aとロータ111の外周面111aに密接することにより、クラッチばね120のコイル部121とロータ111との間に制動力が生じる。
図10に示すように、制動モードのもとでは、ばね支持部181が可動側腕部123から離れている。このため、ロータ111に第2の方向D2の力が加わると、クラッチばね120のコイル部121の内周面がロータ111の外周面111aに接したまま、ロータ111がクラッチばね120の巻戻し方向(第2の方向D2)に滑りながら回転することができる。
ドア12を前記開位置の途中から全閉させたいとき、あるいは全開位置から全閉させたいときには、なるべく小さな力でドア12を動かせるようにする必要がある。このため本実施形態の制動機構47は、以下に説明するように、ドア12を閉方向にある程度移動させたときに、ドア12の動きを利用して、制動モードから解除モードに自動的に切換える機能を備えている。従ってステップS7では、ドア12を閉方向に移動させる。
ドア12が閉方向に動くと、図12に示すようにロータ111が第2の方向D2に回転するとともに、ワンウェイばね160が巻締め方向にねじられるため、ワンウェイばね160が第2の方向D2に回転する。このため解除アーム150も第2の方向D2に回転する。さらにドア12が閉方向に移動すると、図13に示すように、解除アーム150の凸部152がチェンジギヤ170のアーム受け部174に当接する。このためチェンジギヤ170が解除アーム150と共に第2の方向D2に回転する。
図14は制動機構47が解除モードに切換わる途中の状態を示している。この状態のとき、チェンジリング180のばね支持部181が、クラッチばね120の可動側腕部123を第2の方向(クラッチばね120の巻戻し方向)に押す。よって、クラッチばね120のコイル部121が少し広がる方向にねじられる。
11…車体
12…ドア
40…ドア位置規制装置
47…制動機構
100…ベース部材
110…固定側部材
111…ロータ
120…クラッチばね
121…コイル部
122…固定側腕部
123…可動側腕部
150…解除アーム
160…ワンウェイばね
170…チェンジギヤ
173…当接部
174…アーム受け部
180…チェンジリング
181…ばね支持部
190…キープばね
210…補助ばね
220…回動アーム部材
230…スイッチ
Claims (6)
- 車体のドア取付部に開閉自在に取付けられたドアと、
前記ドアの開閉動作を制動する制動機構とを有するドア位置規制装置であって、
前記制動機構は、
前記ドアに設けられたベース部材と、
前記ベース部材に保持され、外周面を有する固定側部材と、
前記固定側部材の軸線方向に隣り合って設けられ、前記固定側部材の外周面に対応する外周面を有し、前記ドアが開方向に動くときに第1の方向に回転し、前記ドアが閉方向に動くときに第2の方向に回転するロータと、
前記固定側部材の外周面と前記ロータの外周面とにわたって巻付くコイル部を有し、一端側の固定側腕部が前記固定側部材に固定され、他端側の可動側腕部が前記ロータの外方に突出するクラッチばねと、
前記ベース部材に対し前記第1の方向と前記第2の方向とに回転可能に設けられ、前記第1の方向に回転したときに前記クラッチばねの前記可動側腕部に当接し、前記第2の方向に回転したときに前記可動側腕部から離れる当接部を有するチェンジギヤと、
前記チェンジギヤに対して前記第1の方向と第2の方向に回転可能に設けられ、前記第1の方向に回転した状態において前記クラッチばねの前記可動側腕部から離れ、前記第2の方向に回転した状態において前記可動側腕部に当接することにより前記クラッチばねを巻戻し方向に押すばね支持部を有するチェンジリングと、
前記ベース部材に巻付けられ、前記チェンジギヤ側から前記第1および第2の方向のトルクが入力したときに巻戻し方向にねじられることにより前記チェンジギヤが回転することを許容し、前記チェンジリング側から前記第1および第2の方向のトルクが入力したときに巻締め方向にねじられることにより前記チェンジリングが回転することを阻止するキープばねと、
前記ロータが前記第1の方向に回転したのち前記ロータが第2の方向に回転したときに作動することにより前記チェンジギヤと前記チェンジリングを前記第1の方向に回転させる電動式のアクチュエータと
前記ロータに前記第1および第2の方向に回転可能に設けられ、前記ロータが前記第1の方向に回転したときに所定位置に保持され、前記ロータが前記第2の方向に回転したときに前記ロータと共に前記第2の方向に回転し、前記ロータが前記第2の方向に所定量以上回転したときに前記チェンジギヤのアーム受け部に当接することにより、前記チェンジギヤと前記チェンジリングを前記第2の方向に回転させる解除アームと、
を具備したことを特徴とするドア位置規制装置。 - 前記チェンジギヤが前記第1および第2の方向に回転するときに前記チェンジリングが前記キープばねを介して前記チェンジギヤと同方向に同角度だけ回転することができ、前記チェンジギヤが前記第1の方向に回転したときに、前記チェンジギヤの前記当接部が前記クラッチばねの前記可動側腕部に当接して前記チェンジギヤと前記チェンジリングが停止することにより、前記チェンジギヤの前記当接部から前記チェンジリングの前記ばね支持部までの距離が一定に保たれることを特徴とする請求項1に記載のドア位置規制装置。
- 前記クラッチばねの前記コイル部は、
前記固定側部材の外周面に密接した状態で巻付く第1の部分と、
前記ロータの外周面に密接した状態で巻付く第2の部分とを有し、
前記ロータが前記第1の方向に回転するときに前記ロータによって前記コイル部が巻締め方向にねじられることにより前記ロータと前記コイル部との間に第1の摩擦力を生じ、
前記ロータが前記第2の方向に回転するときに前記ロータによって前記コイル部が巻戻し方向にねじられることにより前記ロータと前記コイル部との間に前記第1の摩擦力よりも小さな第2の摩擦力を生じることを特徴とする請求項1または2に記載のドア位置規制装置。 - 前記チェンジリングの外周に補助ばねが配置され、該補助ばねは、前記チェンジリングが前記第1の方向に回転した状態において前記クラッチばねの前記可動側腕部に当接することによって前記クラッチばねを巻締め方向に付勢することを特徴とする請求項3に記載のドア位置規制装置。
- 前記制動機構は、前記解除アームに設けられたワンウェイばねを備え、該ワンウェイばねは、前記ロータの円柱部に密接した状態で巻付けられたコイル部と、該コイル部の一端に形成され前記解除アームに固定された固定端と、前記コイル部の他端に形成された自由端とを有し、前記コイル部は、前記ロータが前記第1の方向に回転するときに巻戻し方向にねじられることにより前記解除アームを前記所定位置に停止させ、前記ロータが前記第2の方向に回転するときに巻締め方向にねじられることにより、前記ロータの回転運動を前記解除アームに伝えて前記解除アームを前記所定位置から前記第2の方向に回転させることを特徴とする請求項1に記載のドア位置規制装置。
- 前記制動機構は、前記チェンジリングが前記第2の方向に回転したときに前記ワンウェイばねの前記自由端を該ワンウェイばねの巻戻し方向に叩く回動アーム部材を備えていることを特徴とする請求項5に記載のドア位置規制装置。
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JP2014031652A (ja) * | 2012-08-03 | 2014-02-20 | Nhk Spring Co Ltd | スライドロック装置 |
CN104895443A (zh) * | 2015-06-09 | 2015-09-09 | 刘婉梅 | 电动自动门铰 |
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---|---|---|---|---|
JP2007321365A (ja) * | 2006-05-30 | 2007-12-13 | Mitsubishi Motors Corp | 自動車用ドアの開動作規制装置 |
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