JP2009234790A - ベルト搬送装置、ベルト搬送制御方法 - Google Patents

ベルト搬送装置、ベルト搬送制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 無端ベルトに設けられた帯状被検出部を安定して検出することができるベルト搬送装置を提供すること。
【解決手段】 ベルト搬送装置3は、駆動ローラ7と、従動ローラ9と、前記駆動ローラ7および前記従動ローラ9に巻回された無端ベルト10と、該無端ベルト10に設けられた帯状被検出部(11)と、該帯状被検出部(11)を検出するセンサ(14)と、前記帯状被検出部(11)と前記センサ(14)との相対的な位置関係を、前記無端ベルト10の幅方向Bにおいて変位させる変位手段(17、18)と、前記無端ベルト10の斜行周期をTx、前記無端ベルト10の一回転周期をTyとした場合、前記変位手段(17、18)を、斜行周期Tx≠n×一回転周期Ty(n=……、1/3、1/2、1、2)となるように制御し、前記相対的な位置関係を変位させる制御部6と、を備えていることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、動力源によって駆動する駆動ローラと、回動自在に保持された従動ローラと、前記駆動ローラおよび前記従動ローラに巻回された無端ベルトと、該無端ベルトにおいて無端ベルトの周方向に延設された帯状被検出部と、該帯状被検出部を検出するセンサと、を備えるベルト搬送装置、およびベルト搬送制御方法に関する。
従来では、特許文献1〜3に示す如く、ベルト搬送装置は、駆動ローラと、従動ローラと、無端ベルトとを有していた。そして、前記無端ベルト上に被検出部を設け、該被検出部と対向する位置に検出器を設けていた。従って、前記無端ベルトがベルト周方向に回転した際、前記検出部は、前記被検出部から位置情報等の情報を検出することができた。
特開平8−211693号公報 特開2006−248082号公報 特許3082452号公報
しかしながら、前記検出部は、前記無端ベルトが一周したとき、前記被検出部における同じ箇所をトレースする虞がある。
例えば、前記無端ベルトが斜行しない場合、前記無端ベルトが一周したとき、前記検出部は、幅方向において前記被検出部における同じ箇所をトレースする。
一方、前記無端ベルトの斜行を制御する構成の場合、前記無端ベルトが一周したとき、前記無端ベルトが斜行する斜行周期によっては、前記検出部は、幅方向において前記被検出部における同じ箇所をトレースする虞がある。
図7(A)〜(C)に示すのは、従来技術における無端ベルトの斜行周期と、無端ベルトが一回転する一回転周期との関係を示す概略図である。
図7(A)〜(C)に示す如く、無端ベルトの周方向の全域であって、幅方向の一部に幅Wの被検出部30が設けられている。そして、無端ベルトの一周の長さLとしたとき、無端ベルトに設けられた被検出部30とセンサ31との相対的な位置関係が、無端ベルトの斜行によって変位する。
ここで、図7(A)に示す如く、無端ベルトの斜行周期Txと、無端ベルト一周の周期Tyと、が同じとき、常に、センサ31は被検出部30における同じ箇所をトレースする。
また、図7(B)に示す如く、無端ベルトの斜行周期Txと、無端ベルト一周の周期Tyとの関係が、Tx=1/2×Tyのとき、常に、センサ31は被検出部30における同じ箇所をトレースする。
またさらに、図7(C)に示す如く、無端ベルトの斜行周期Txと、無端ベルト一周の周期Tyとの関係が、Tx=2×Tyのとき、無端ベルトが一周する毎に、センサ31は少なくとも幅Wの中央部の同じ箇所をトレースする。さらに、無端ベルトが2周する毎に、センサ31は被検出部30における同じ箇所をトレースする。
従って、接触式センサであれば、被検出部30の同じ箇所のみが摩耗するので、耐久性に欠ける。そして、該摩耗が進むと誤検出する虞がある。また、非接触式センサであっても、被検出部30の同じ箇所に異物が付着していた場合、誤検出する虞が非常に高くなる。
本発明は、このような状況に鑑み成されたものであり、その課題は、無端ベルトに設けられた帯状被検出部を安定して検出することができるベルト搬送装置、およびベルト搬送制御方法を提供することである。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様のベルト搬送装置は、動力源によって駆動する駆動ローラと、回動自在に保持された従動ローラと、前記駆動ローラおよび前記従動ローラに巻回された無端ベルトと、該無端ベルトにおいて無端ベルトの周方向に延設された帯状被検出部と、該帯状被検出部を検出するセンサと、前記帯状被検出部と前記センサとの相対的な位置関係を、前記無端ベルトの幅方向において変位させる変位手段と、前記無端ベルトの斜行周期をTx、前記無端ベルトの一回転周期をTyとした場合、前記変位手段を、前記センサと前記帯状被検出部とが互いに対向する範囲内において、斜行周期Tx≠n×一回転周期Ty(n=……、1/3、1/2、1、2)となるように制御し、前記相対的な位置関係を変位させる制御部と、を備えていることを特徴とする。
ここで、「n=……、1/3、1/2、1、2」は、整数1、2、および1/2以下の正の分数である。
本発明の第1の態様によれば、前記ベルト搬送装置の前記制御部は、前記変位手段を、前記センサと前記帯状被検出部とが互いに対向する範囲内において、斜行周期Tx≠n×一回転周期Ty(n=……、1/3、1/2、1、2)となるように制御し、前記相対的な位置関係を変位させる。従って、前記無端ベルトが一周した際、前記センサが、前記帯状被検出部における同じ箇所をトレースする虞がない。
そして、前記センサが接触式である場合、同じ箇所が摩耗することを防止することができる。
その結果、前記帯状被検出部の耐久性を向上させることができる。即ち、無端ベルトに設けられた帯状被検出部を安定して検出することができる。
また、前記センサが光学式等の非接触式である場合、前記帯状被検出部にゴミ等の異物が付着したことによる誤検出の確率を著しく低減することができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記変位手段は、前記無端ベルトの面と当接することによって前記無端ベルトの斜行を補正する傾動可能な斜行補正ローラであることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、第1の態様と同様の作用効果に加え、前記変位手段は、前記無端ベルトの面と当接することによって前記無端ベルトの斜行を補正する傾動可能な斜行補正ローラである。従って、該斜行補正ローラの傾動である所謂、ステアリング手段を利用することができる。即ち、前記無端ベルトの斜行を補正するために必要な前記ステアリング手段を利用することができ、新たに専用の手段を設ける必要がない。
本発明の第3の態様は、第1または第2の態様において、前記制御部は、前記無端ベルトが一周する毎に、前記センサの幅と同じ距離だけ前記相対的な位置関係を変位させるように、前記変位手段を制御することを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、第1または第2の態様と同様の作用効果に加え、前記制御部は、前記無端ベルトが一周する毎に、前記センサの幅と同じ距離だけ前記相対的な位置関係を変位させるように、前記変位手段を制御する。従って、前記センサが、前記帯状被検出部における同じ箇所をトレースする確率を最小にすることができる。即ち、特定の箇所が集中してトレースされ、別の特定の箇所が全くトレースされないという差が生じる虞がない。その結果、前記センサが接触式である場合、前記帯状被検出部の耐久性を最も高くすることができる。また、前記センサが光学式等の非接触式である場合、前記帯状被検出部にゴミ等の異物が付着したことによる誤検出の確率を最も小さくすることができる。
本発明の第4の態様は、第1から第3のいずれか一の態様において、前記センサは、磁気センサであり、前記帯状被検出部は、磁気記録層であることを特徴とする。
本発明の第4の態様によれば、第1から第3のいずれか一の態様と同様の作用効果に加え、前記センサは、磁気センサであり、前記帯状被検出部は、磁気記録層である。前記センサが接触式のとき、前記帯状被検出部における特定の箇所のみが摩耗することを防止することができ、耐久性を向上させることができる。係る場合に特に有効である。
本発明の第5の態様の記録装置は、被記録媒体を保持、搬送する搬送部と、搬送された被記録媒体に対して記録を実行する記録実行部と、を備え、前記搬送部は、上記第1から第4のいずれかの態様のベルト搬送装置であることを特徴とする。
本発明の第5の態様によれば、前記搬送部は、上記第1から第4のいずれかの態様のベルト搬送装置である。従って、前記記録装置において、上記第1から第4のいずれかの態様と同様の作用効果を得ることができる。
本発明の第6の態様のベルト搬送制御方法は、無端ベルトにおいて該無端ベルトの周方向に延設された帯状被検出部と、該帯状被検出部を検出するセンサと、の相対的な位置関係を、前記無端ベルトの幅方向において変位させる際の斜行補正ローラの角度を決定するため、前記無端ベルトが巻回された駆動ローラの駆動中において、前記無端ベルトが該無端ベルトの幅方向において所定位置に位置する状態、かつ、前記無端ベルトが巻回された斜行補正ローラを傾いていない状態から第1の任意角度に傾けたときから、前記無端ベルトの幅方向の位置を検出する第1検出器が前記無端ベルトを検出したときまでの第1の時間を取得する第1時間取得工程と、該第1時間取得工程の後に前記第1時間取得工程において前記第1の任意角度傾けた側と反対側へ、第2の任意角度に傾けたときから、前記無端ベルトの幅方向の位置を検出する第2検出器が前記無端ベルトを検出したときまでの第2の時間を取得する第2時間取得工程と、前記第1時間取得工程において取得した第1の時間と、該第1の時間に前記無端ベルトが幅方向に移動した第1距離と、前記第2時間取得工程において取得した第2の時間と、該第2の時間に前記無端ベルトが幅方向に移動した第2距離である前記帯状被検出部の幅と、前記センサの幅と、に基づいて、前記無端ベルトが一周する毎に幅方向に前記センサの幅だけ前記無端ベルトを変位させる前記斜行補正ローラの角度を算出する斜行補正ローラ傾き角算出工程と、を具備することを特徴とする。
本発明の第6の態様によれば、第3の態様と同様の作用効果を得ることができる。
以下、本願発明に係るベルト斜行補正装置、該ベルト斜行補正装置を備えたベルト搬送装置及び該ベルト搬送装置を備えた記録装置について説明する。最初に本願発明の記録装置を実施するための最良の形態として被記録材(以下、用紙ともいう)Pの搬送手段としてベルト搬送装置を搭載したインクジェットプリンタ1を採り上げて、その全体構成の概略を図面に基づいて説明する。
図1は本発明のベルト斜行補正装置を適用したベルト搬送装置を備えたインクジェットプリンタの内部構造の概略を模式的に示す平面図、図2は本発明のベルト斜行補正装置を適用したベルト搬送装置の概略を示す側断面図である。
インクジェットプリンタ1は、記録装置本体の一例である図示しないプリンタ本体を備えている。そして、インクジェットプリンタ1には、該プリンタ本体の内部に用紙Pを保持、搬送する搬送手段2と、該搬送手段2によって保持、搬送された用紙Pに記録を実行する記録実行部4とが設けられている。前記搬送手段2は、図示のインクジェットプリンタ1ではベルト搬送装置3が適用されている。そして、図示しない給送手段によって給送された用紙Pは、一対のニップローラによって構成されているゲートローラ(図示せず)を経て前記ベルト搬送装置3上に供給されるようになっている。
ベルト搬送装置3は、搬送方向Aの上流側に従動ローラ9、搬送方向Aの下流側に駆動ローラ7、従動ローラ9と駆動ローラ7の間の位置の下方にベルト斜行補正装置17の構成部材である斜行補正ローラ18を備えている。そして、ベルト搬送装置3は、これら3つのローラ7、9、18間に無端ベルト10をループ状に巻回することによって基本的に構成されている。
従動ローラ9と駆動ローラ7は、直管状又は丸棒状の部材で、軸方向Bに一様な同径ローラである。このうち駆動ローラ7は、無端ベルト10に搬送方向Aへの搬送力を付与するローラであり、軸方向Bの一端には該駆動ローラ7に動力を伝える搬送用モータ8が一例としてダイレクトに接続されている。一方、従動ローラ9は、前記駆動ローラ7と同一の高さで、一定の距離を隔てて平行に対向配置されているローラである。そして、駆動ローラ7と従動ローラ9の間には無端ベルト10を緊張状態で水平に張って成る、用紙Pの搬送面10が形成されている。
無端ベルト10は、合成ゴム等の弾性を有する材料によって形成されている無端帯状の部材である。無端ベルト10には、図示しない多数の孔が形成されている。そして、当該孔を通じて図示しない吸着装置による用紙Pの吸着、保持作用が実行されて無端ベルト10の搬送面上に用紙Pが吸着、保持されるようになっている。
尚、前記吸着装置の吸着方式としては、負圧による吸引や静電吸着が一例として採用可能である。
また、記録実行部4は、用紙Pの上面に各色のインクを吐出して記録を実行する記録ヘッド5を主要な構成部材として備えている。
また、図1に示したように、ベルト斜行補正装置17には、前記斜行補正ローラ18に加えて、ON、OFFスイッチ式の左側エッジセンサ16と、右側エッジセンサ15との2基のエッジセンサが設けられている。そして、左側エッジセンサ16および右側エッジセンサ15は、無端ベルト10のベルト幅方向(軸方向Bと一致する)の左右のエッジ12、13におけるそれぞれのエッジ位置を検出するように設けられている。
これらのエッジセンサ15、16は、無端ベルト10が斜行していない通常時には、いずれもOFF状態である。
そして、左側斜行時に左側エッジセンサ16が左側エッジ13を検出してON状態、右側エッジセンサ15がOFF状態になるように設定されている。一方、右側斜行時に右側エッジセンサ15が右側エッジ12を検出してON状態、左側エッジセンサ16がOFF状態になるように設定されている。また、エッジセンサ15、16としては、発光部19と受光部20とを備える光センサ等の非接触式センサが一例として採用されている。
ベルト斜行補正装置17には、斜行補正ローラ18を無端ベルト10の斜行を補正する方向に傾動させる傾動機構(図示せず)が設けられている。該傾動機構(図示せず)は、動力源としての駆動体であるカム動作モータ(図示せず)と、変換機構(図示せず)とを備えている。ここで、該変換機構は、前記カム駆動モータ(図示せず)の回転駆動量に対応して前記斜行補正ローラ18の傾動量が決まる関係をもって、該カム動作モータ(図示せず)の回転駆動を前記斜行補正ローラ18の傾動に変換するように構成されている。
また、本実施例では、斜行補正ローラ18をテンションローラとしても使用するために、揺動アーム(図示せず)とテンションバネ(図示せず)とが備えられている。
これらの構成によって、無端ベルト10が右側斜行したとき、制御部6は、右側エッジセンサ15がON状態となったことを検出することができる。そして、制御部6は、斜行補正ローラ18を左側に傾けることによって、無端ベルト10を中央側へ移動させるように構成されている。従って、無端ベルト10が斜行していない状態に補正することができる。
同様に、無端ベルト10が左側斜行したとき、制御部6は、左側エッジセンサ16がON状態となったことを検出することができる。そして、制御部6は、斜行補正ローラ18を右側に傾けることによって、無端ベルト10を中央側へ移動させるように構成されている。従って、無端ベルト10が斜行していない状態に補正することができる。
また、無端ベルト10の表面における幅方向Bの左側端部近傍には、一周にわたって磁気記録層11が設けられている。そして、磁気記録層11と対向する位置には、磁気センサ14が設けられている。従って、磁気センサ14は、磁気記録層11に記録された情報を読み取ることができる。具体的には、磁気記録層11に記録されたベルト周方向の位置情報を読み取ることができ、所謂、エンコーダの役割を果たすことができる。
尚、本実施例においては、磁気センサ14は固定式である。また、図1において、符号Vyは搬送速度を示す。
図3に示すのは、本発明に係るベルト搬送装置の斜行速度を測定する際の動作を示すチャート図である。また、図4に示すのは、本発明に係る斜行補正ローラの傾きと斜行速度との関係を示す図である。
ここで、駆動ローラ等の部材精度、取付け精度によってベルト搬送装置毎に斜行速度が異なる。言い換えると、ベルト搬送装置毎に斜行速度にバラツキがある。
そこで、ベルト搬送装置毎に斜行速度を測定する必要がある。以下、斜行速度を測定する際の動作について説明する。
図3に示すステップS1では、無端ベルト回転開始を実行する。具体的には、制御部6が搬送用モータ8を駆動させる。これにより、駆動ローラ7が回転し始める。そして、駆動ローラ7が無端ベルト10に動力を伝達することによって、無端ベルト10が回転し始める。
ここで、無端ベルト10を回転させる前に、無端ベルト10の位置を、磁気記録層11の領域幅Wの中央に磁気センサ14が対向するようにあわせることが必要である。基準位置を設けるためである。従って、このときの右側エッジセンサ15および左側エッジセンサ16は、OFF状態である。
そして、ステップS2へ進む。
ステップS2では、斜行補正ローラ18を角度θ1(任意の角度)だけ傾ける。具体的には、制御部6が、前述した傾動機構を介して斜行補正ローラ18を、幅方向Bに対して傾いていない状態から角度θ1だけ傾ける。そして、ステップS3へ進む。
ステップS3では、タイマ計測開始を実行する。具体的には、制御部6が、ステップS2において斜行補正ローラ18を角度θ1だけ傾かせた時からタイマを作動させて時間計測を開始する。そして、ステップS4へ進む。
ステップS4では、エッジセンサがON状態か否かを判定する。具体的には、制御部6が、右側エッジセンサ15および左側エッジセンサ16のいずれか一方がON状態に切り替わったか否かを判定する。そして、いずれか一方がON状態に切り替わったと判定した場合、ステップS5へ進む。一方、いずれもON状態に切り替わっていないと判定した場合、ステップS4を繰り返す。即ち、右側エッジセンサ15および左側エッジセンサ16のいずれか一方がON状態に切り替わるまでは、ステップS5に進まない。
ステップS5では、タイマ値t1を取得する。具体的には、制御部6がタイマを停止させて、ステップS3においてタイマを作動させたときから該ステップS5で停止させるまでの時間値t1を取得する。即ち、斜行補正ローラ18を角度θ1だけ傾けた時から、右側エッジセンサ15および左側エッジセンサ16のいずれか一方がON状態に切り替わった時までの時間値t1を取得する。
そして、ステップS6へ進む。
ステップS6では、斜行補正ローラ18を角度−θ2(任意の角度)に傾ける。具体的には、制御部6が、角度θ1傾いた斜行補正ローラ18を傾いていない状態に戻した後、反対側へ幅方向Bに対して角度θ2だけ傾ける。そして、ステップS7へ進む。
ステップS7では、タイマ計測開始を実行する。具体的には、制御部6が、ステップS6において斜行補正ローラ18を角度−θ2に傾かせた時からタイマを作動させて時間計測を開始する。そして、ステップS8へ進む。
ステップS8では、エッジセンサがON状態か否かを判定する。具体的には、制御部6が、右側エッジセンサ15および左側エッジセンサ16のいずれか一方がON状態に切り替わったか否かを判定する。そして、いずれか一方がON状態に切り替わったと判定した場合、ステップS9へ進む。一方、いずれもON状態に切り替わっていないと判定した場合、ステップS8を繰り返す。即ち、右側エッジセンサ15および左側エッジセンサ16のいずれか一方がON状態に切り替わるまでは、ステップS9に進まない。
ここで、前述したステップS4において、例えば、右側エッジセンサ15がON状態に切り替わったと判定した場合、該ステップS8では、左側エッジセンサ16がON状態に切り替わったと判定することになる。ステップS2と、ステップS6とでは、それぞれ逆側へ斜行補正ローラ18を傾けているからである。
同様に、ステップS4において、例えば、左側エッジセンサ16がON状態に切り替わったと判定した場合、該ステップS8では、右側エッジセンサ15がON状態に切り替わったと判定することになる。
ステップS9では、タイマ値t2を取得する。具体的には、制御部6がタイマを停止させて、ステップS7においてタイマを作動させたときから該ステップS9で停止させるまでの時間値t2を取得する。即ち、斜行補正ローラ18を角度−θ2に傾けた時から、右側エッジセンサ15および左側エッジセンサ16のいずれか一方がON状態に切り替わった時までの時間値t2を取得する。
そして、ステップS10へ進む。
ステップS10では、ステップS2〜ステップS5における無端ベルト10の斜行速度V1と、ステップS6〜ステップS9における無端ベルト10の斜行速度V2とを算出する。
ステップS2〜ステップS5において、磁気センサ14と磁気記録層11とが相対的に幅方向Bに移動した距離は、領域幅Wの半分である。そして、該移動にかかった時間はt1である。従って、斜行速度V1=(W/2)/t1で求めることができる。
一方、ステップS6〜ステップS9において、磁気センサ14と磁気記録層11とが相対的に幅方向Bに移動した距離は、領域幅Wの全幅である。そして、該移動にかかった時間はt2である。従って、斜行速度V2=W/t2で求めることができる。
そして、図4に示す如く、斜行速度V1、斜行速度V2(向きは逆向きである)を求めることによって、斜行速度Vxと斜行補正ローラ18の傾き角度との関係である一次関数の関係式を得ることができる。言い換えると、斜行速度V1および斜行補正ローラ18の傾き角θ1によって定まる点、斜行速度−V2および斜行補正ローラ18の傾き角−θ2によって定まる点、の2点によって一次関数の関係式Vx=α・θ+V0を得ることができる(Vx:斜行速度)。
具体的には、一次関数の傾きα=(V1+V2)/(θ1+θ2)によって得ることができる。そして、V0=V1−(α×θ1)を得ることができる。
ここで、斜行速度V0は、斜行補正ローラ18が傾いていない状態における斜行速度である。即ち、駆動ローラ等の部材精度、取付け精度によって、ベルト搬送装置毎に生じる斜行速度のバラツキである。また、斜行補正ローラ18の傾き角θ0は、斜行速度が0になるときの傾き角である。
そして、ステップS11へ進む。
ステップS11では、無端ベルト10が一周する毎に磁気センサ14と磁気記録層11とが相対的に幅方向Bに移動する距離を、磁気センサ14の幅a(図6参照)の長さにするための斜行補正ローラ18の傾き角θ(+)、θ(−)を求める。そして、斜行速度の測定シーケンスを終了する。
ここで、傾き角θ(+)は、例えば、固定された磁気センサ14に対して相対的に無端ベルト10を幅方向Bの一方である左側へゆっくりと変位させる角度であるとすると、傾き角θ(−)は、幅方向Bの他方である右側へゆっくりと変位させる角度である。即ち、傾き角θ(+)は、無端ベルト10が一周する毎に無端ベルト10を、固定された磁気センサ14に対して相対的に幅方向Bの左側へ磁気センサ14の幅aだけ変位させる角度である。一方、傾き角θ(−)は、無端ベルト10が一周する毎に無端ベルト10を、前記相対的に幅方向Bの右側へ磁気センサ14の幅aだけ変位させる角度である。
尚、前述した一次関数の関係式より、傾き角θ(+)およびθ(−)の絶対値が同じ値になるとは限らない。
続いて、ベルト搬送装置3の本動作について説明する。
図5に示すのは、本発明に係るベルト搬送装置の動作を示すチャート図である。また、図6に示すのは、本発明に係るベルト搬送装置の動作を示す概略図である。尚、図6において、符号Lは、無端ベルトの一周の長さである。
図5に示す如く、ステップS31では、無端ベルト回転開始を実行する。具体的には、制御部6が搬送用モータ8を駆動させる。これにより、駆動ローラ7が回転し始める。そして、駆動ローラ7が無端ベルト10に動力を伝達することによって、無端ベルト10が回転し始める。
そして、ステップS32へ進む。
ステップS32では、斜行補正ローラ18を前述したステップS11で得た角度θ(+)に傾ける。具体的には、制御部6が、斜行補正ローラ18を傾いていない状態から幅方向Bに対して例えば左側へ角度θ(+)だけ傾ける。
このとき、図6に示す如く、無端ベルト10が一周する毎に磁気センサ14と磁気記録層11とが相対的に幅方向Bに距離aだけ変位する。より具体的には、斜行補正ローラ18が左側へ角度θ(+)だけ傾くことによって、無端ベルト10の磁気記録層11は、無端ベルト10が一周する毎に左側へ距離aだけ変位する。即ち、磁気センサ14は、磁気記録層11に対して相対的に無端ベルト10が一周する毎に右側へ距離aだけ変位する。
そして、ステップS33へ進む。
ステップS33では、エッジセンサがON状態か否かを判定する。具体的には、制御部6が、右側エッジセンサ15および左側エッジセンサ16のいずれか一方がON状態に切り替わったか否かを判定する。
ここで、例えば、角度θ(+)が左側であれば、無端ベルト10は左側へゆっくりと斜行するので左側エッジセンサ16がON状態に切り替わる。このとき、磁気センサ14は、磁気記録層11の領域幅Wの右端と対向した状態である(図6参照)。
そして、ON状態に切り替わったと判定した場合、ステップS34へ進む。一方、ON状態に切り替わっていないと判定した場合、ステップS33を繰り返す。即ち、ON状態に切り替わるまでは、ステップS34に進まない。
ステップS34では、斜行補正ローラ18を前述したステップS11で得た角度θ(−)に傾ける。具体的には、制御部6が、斜行補正ローラ18を傾いていない状態から幅方向Bに対して例えば右側へ角度θ(−)だけ傾ける。
このとき、無端ベルト10が一周する毎に磁気センサ14と磁気記録層11とが相対的に幅方向Bに距離aだけ、ステップS32における方向と逆方向へ変位する。より具体的には、斜行補正ローラ18が右側へ角度θ(−)だけ傾くことによって、無端ベルト10の磁気記録層11は、無端ベルト10が一周する毎に右側へ距離aだけ変位する。即ち、磁気センサ14は、磁気記録層11に対して相対的に無端ベルト10が一周する毎に左側へ距離aだけ変位する。
そして、ステップS35へ進む。
ステップS35では、エッジセンサがON状態か否かを判定する。具体的には、制御部6が、右側エッジセンサ15および左側エッジセンサ16のいずれか一方がON状態に切り替わったか否かを判定する。
ここで、例えば、角度θ(−)が右側であれば、無端ベルト10は右側へゆっくりと斜行するので右側エッジセンサ15がON状態に切り替わる。このとき、磁気センサ14は、磁気記録層11の領域幅Wの左端と対向した状態である。
そして、ON状態に切り替わったと判定した場合、ステップS32へ戻る。一方、ON状態に切り替わっていないと判定した場合、ステップS35を繰り返す。即ち、ON状態に切り替わるまでは、ステップS32に戻らない。
以上、説明したように、無端ベルト10が一周する毎に磁気センサ14は、磁気記録層11に対して相対的に幅方向Bに距離aだけ変位するように構成されている。
従って、磁気センサ14が磁気記録層11の同じ箇所をトレースする虞を最小にすることができる。即ち、特定の箇所が集中してトレースされ、別の特定の箇所が全くトレースされないという差が生じる虞がない。さらに言い換えると、まんべんなく接触(トレース)させることができる。
その結果、磁気記録層11の耐久性を著しく向上させることができる。即ち、図7(A)〜(C)に示す従来技術におけるセンサのトレースと比較して、磁気記録層11の長寿命化を図ることができる。
また、斜行補正ローラ18を備えたベルト斜行補正装置17を利用することによって上記作用効果を得ることができる。即ち、新たに手段を設ける必要がない。
尚、上記実施例に示した無端ベルト10が一周する毎に磁気センサ14が磁気記録層11に対して相対的に幅方向Bに距離aだけ変位する構成が最も望ましいが、該構成に限られるものではない。斜行周期Tx≠n×一回転周期Ty(n=……、1/3、1/2、1、2)となるように相対的な位置関係を変位させる構成により、磁気記録層11の耐久性を十分に向上させることができる。
また、上記実施例では、固定式の磁気センサ14に対して、磁気記録層11を幅方向Bに変位させたが、逆の構成であってもよい。言い換えると、幅方向Bに変位しない磁気記録層11に対して、磁気センサ14を幅方向Bに変位させてもよい。
またさらに、上記実施例では、接触式の磁気センサ14を用いたが、非接触式の光学センサでもよい。被検出側に異物が付着していた場合に誤検出する虞を最小にすることができる。
本実施形態のベルト搬送装置3は、動力源の一例である搬送用モータ8によって駆動する駆動ローラ7と、回動自在に保持された従動ローラ9と、駆動ローラ7および従動ローラ9に巻回された無端ベルト10と、無端ベルト10において無端ベルト10の周方向に延設された帯状被検出部の一例である磁気記録層11と、磁気記録層11を検出するセンサの一例である磁気センサ14と、磁気記録層11と磁気センサ14との相対的な位置関係を、無端ベルト10の幅方向Bにおいて変位させる変位手段であるベルト斜行補正装置17の斜行補正ローラ18と、無端ベルト10の斜行周期をTx、無端ベルト10の一回転周期をTyとした場合、斜行補正ローラ18を、磁気センサ14と磁気記録層11とが互いに対向する範囲内(W)において、斜行周期Tx≠n×一回転周期Ty(n=……、1/3、1/2、1、2)となるように制御し、前記相対的な位置関係を変位させる制御部6と、を備えていることを特徴とする。
また、本実施形態において、前記変位手段は、無端ベルト10の面と当接することによって無端ベルト10の斜行を補正する傾動可能な斜行補正ローラ18であることを特徴とする。
またさらに、本実施形態において、制御部6は、無端ベルト10が一周する毎に、磁気センサ14の幅aと同じ距離だけ前記相対的な位置関係を変位させるように、斜行補正ローラ18を制御することを特徴とする。
本実施形態の記録装置1は、被記録媒体の一例である用紙Pを保持、搬送する搬送部である搬送手段2と、搬送された用紙Pに対して記録を実行する記録実行部4と、を備え、搬送手段2は、上記ベルト搬送装置3であることを特徴とする。
本実施形態のベルト搬送制御方法は、巻回された無端ベルト10の斜行速度を検出する斜行速度検出工程と、無端ベルト10において無端ベルト10の周方向に延設された磁気記録層11と、磁気記録層11を検出する磁気センサ14と、の相対的な位置関係を、無端ベルト10の幅方向Bにおいて変位させる変位工程と、を具備し、無端ベルト10の斜行周期をTx、無端ベルト10の一回転周期をTyとした場合、変位工程は、磁気センサ14と磁気記録層11とが互いに対向する範囲内(W)において、斜行周期Tx≠n×一回転周期Ty(n=……、1/3、1/2、1、2)となるように前記相対的な位置関係を変位させることを特徴とする。
また、本実施形態において、無端ベルト10において無端ベルト10の周方向に延設された磁気記録層11と、磁気記録層11を検出する磁気センサ14と、の相対的な位置関係を、無端ベルト10の幅方向Bにおいて変位させる際の斜行補正ローラ18の角度を決定するため、無端ベルト10が巻回された駆動ローラ7の駆動中(S1)において、無端ベルト10が無端ベルト10の幅方向Bにおいて所定位置として磁気センサ14が磁気記録層の領域幅Wの中央に位置する状態、かつ、無端ベルト10が巻回された斜行補正ローラ18を傾いていない状態から第1の任意角度θ1に傾けたとき(S2、S3)から、無端ベルト10の幅方向Bの位置を検出する第1検出器として右側エッジセンサ15(左側エッジセンサ16)が無端ベルト10を検出したときまでの第1の時間t1を取得する第1時間取得工程(S5)と、第1時間取得工程の後に第1時間取得工程(S5)において第1の任意角度θ1傾けた側と反対側へ、第2の任意角度θ2に傾けたとき(S6、S7)から、無端ベルト10の幅方向Bの位置を検出する第2検出器として左側エッジセンサ16(右側エッジセンサ15)が無端ベルト10を検出したときまでの第2の時間t2を取得する第2時間取得工程(S8)と、第1時間取得工程(S5)において取得した第1の時間t1と、第1の時間t1の間に無端ベルト10が幅方向Bに移動した第1距離W/2と、第2時間取得工程(S8)において取得した第2の時間t2と、第2の時間t2の間に無端ベルト10が幅方向Bに移動した第2距離である磁気記録層11の幅Wと、磁気センサ14の幅aと、に基づいて、無端ベルト10が一周する毎に幅方向Bに磁気センサ14の幅aだけ無端ベルト10を変位させる斜行補正ローラ18の角度θ(+)、θ(−)を算出する斜行補正ローラ傾き角算出工程(S10、S11)と、を具備することを特徴とする。
尚、本発明は上記実施例に限定されることなく、特許請求の範囲に記載した発明の範囲内で、種々の変形が可能であり、それらも本発明の範囲内に含まれるものであることは言うまでもない。
本発明に係るベルト搬送装置の概略を示す平面図。 本発明に係るベルト搬送装置の概略を示す側断面図。 本発明に係るベルト搬送装置の斜行速度の測定動作を示すチャート図。 本発明に係る斜行補正ローラの傾きと斜行速度との関係を示す図。 本発明に係るベルト搬送装置の動作を示すチャート図。 本発明に係るベルト搬送装置の動作を示す概略図。 (A)〜(C)は従来技術における磁気センサの軌跡を示す概略図。
符号の説明
1 インクジェットプリンタ(記録装置)、2 搬送手段、3 ベルト搬送装置、
4 記録実行部、5 記録ヘッド、6 制御部、7 駆動ローラ、8 搬送用モータ、
9 従動ローラ、10 無端ベルト、11 磁気記録層、12 右側エッジ、
13 左側エッジ、14 磁気センサ、15 右側エッジセンサ、
16 左側エッジセンサ、17 ベルト斜行補正装置、18 斜行補正ローラ、
19 発光部、20 受光部、30 (従来技術における)被検出部、31 センサ、
A 搬送方向、a 磁気センサの幅、B 幅方向、L ベルト一周の長さ、P 用紙、
Vx 斜行速度、Vy 搬送速度、W 磁気記録層の領域幅

Claims (3)

  1. 動力源によって駆動する駆動ローラと、
    回動自在に保持された従動ローラと、
    前記駆動ローラおよび前記従動ローラに巻回された無端ベルトと、
    該無端ベルトにおいて無端ベルトの周方向に延設された帯状被検出部と、
    該帯状被検出部を検出するセンサと、
    前記帯状被検出部と前記センサとの相対的な位置関係を、前記無端ベルトの幅方向において変位させる変位手段と、
    前記無端ベルトの斜行周期をTx、前記無端ベルトの一回転周期をTyとした場合、前記変位手段を、前記センサと前記帯状被検出部とが互いに対向する範囲内において、

    斜行周期Tx≠n×一回転周期Ty(n=……、1/3、1/2、1、2)

    となるように制御し、前記相対的な位置関係を変位させる制御部と、を備えるベルト搬送装置。
  2. 請求項1に記載のベルト搬送装置において、前記制御部は、前記無端ベルトが一周する毎に、前記センサの幅と同じ距離だけ前記相対的な位置関係を変位させるように、前記変位手段を制御するベルト搬送装置。
  3. 無端ベルトにおいて該無端ベルトの周方向に延設された帯状被検出部と、該帯状被検出部を検出するセンサと、の相対的な位置関係を、前記無端ベルトの幅方向において変位させる際の斜行補正ローラの角度を決定するため、
    前記無端ベルトが巻回された駆動ローラの駆動中において、前記無端ベルトが該無端ベルトの幅方向において所定位置に位置する状態、かつ、前記無端ベルトが巻回された斜行補正ローラを傾いていない状態から第1の任意角度に傾けたときから、前記無端ベルトの幅方向の位置を検出する第1検出器が前記無端ベルトを検出したときまでの第1の時間を取得する第1時間取得工程と、
    該第1時間取得工程の後に前記第1時間取得工程において前記第1の任意角度傾けた側と反対側へ、第2の任意角度に傾けたときから、前記無端ベルトの幅方向の位置を検出する第2検出器が前記無端ベルトを検出したときまでの第2の時間を取得する第2時間取得工程と、
    前記第1時間取得工程において取得した第1の時間と、該第1の時間に前記無端ベルトが幅方向に移動した第1距離と、前記第2時間取得工程において取得した第2の時間と、該第2の時間に前記無端ベルトが幅方向に移動した第2距離である前記帯状被検出部の幅と、前記センサの幅と、に基づいて、前記無端ベルトが一周する毎に幅方向に前記センサの幅だけ前記無端ベルトを変位させる前記斜行補正ローラの角度を算出する斜行補正ローラ傾き角算出工程と、を具備するベルト搬送制御方法。
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