JP2009234136A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009234136A JP2009234136A JP2008085168A JP2008085168A JP2009234136A JP 2009234136 A JP2009234136 A JP 2009234136A JP 2008085168 A JP2008085168 A JP 2008085168A JP 2008085168 A JP2008085168 A JP 2008085168A JP 2009234136 A JP2009234136 A JP 2009234136A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- print head
- printing
- display
- ink particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
【課題】安価な構成で印字ヘッドの設置場所を決めるのに、印字させながら位置合わせをしなくても可能し、印字したい場所に明確に印字する。
【解決手段】インクジェット記録装置において、インクを噴出するノズルと、前記ノズルよりと出されたインクより形成されたインク粒子を帯電させる帯電電極と、前記帯電電極により帯電させられたインク粒子の飛翔方向を偏向する偏向電極と、前記ノズル、前記帯電電極及び前記偏向電極を覆うカバー部と、を備える印字ヘッドを有し、前記カバー部には、印字に使用するインク粒子の飛行軌跡を表示する表示部を備える。
【選択図】図1
【解決手段】インクジェット記録装置において、インクを噴出するノズルと、前記ノズルよりと出されたインクより形成されたインク粒子を帯電させる帯電電極と、前記帯電電極により帯電させられたインク粒子の飛翔方向を偏向する偏向電極と、前記ノズル、前記帯電電極及び前記偏向電極を覆うカバー部と、を備える印字ヘッドを有し、前記カバー部には、印字に使用するインク粒子の飛行軌跡を表示する表示部を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は産業用インクジェット記録装置に関し、特に印字ヘッドに関する。
インクを小さなノズルから噴出して微小なインク滴を連続的に形成する産業用のインクジェット記録装置は、被印字物の印字面にインク滴が到着する領域、すなわち印字する領域が、一般的にはノズルの軸線上である。
例えば、印字ヘッド内にレーザーポインターを取り付け、被印字物の印字面にレーザー光を照射して印字したい場所を明確にする方法開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、被印字物の印字面の印字する領域を特定しずらい場合は、印字ヘッドと被印字物の印字面との設置場所を決めるのに、印字させながら位置合わせを複数回しなければ調整できない場合がある。
また、被印字物の形状や種類、生産ラインの条件、印字ヘッドの方向が異なる場合や、印字面と印字ヘッドの適切な距離、または印字ヘッドと被印字物の印字面との位置関係などの印字ヘッドの設置状況が様々考えられ、印字ヘッドの形状や方向、被印字物の形状や種類、生産ラインの構造や配置により、印字位置合わせが困難な場合がある。
また、印字ヘッド内にレーザーポインターを設けると、電力を供給するための配線等も必要となり製造コストの上昇につながる。
本発明の目的は、被印字物の印字面に印字する場所を明確にする印字ヘッドを備えたインクジェット記録装置を提供することにある。
前記課題を解決するため本発明のインクジェット記録装置は、移動する被印字物と近接する印字ヘッドに、印字の際に使用するインク粒子の飛行軌跡を表示する表示部を設ける。
本発明によれば、被印字物に印字する場所を領域を明確にすることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、本発明は、図示例に限定されるものではない。
まず、インクジェット記録装置の概略構成について図2を用いて説明する。
本体100の内部に設けられたインク保持容器5の内部には、インク6を充填しておく。インク保持容器5、供給ポンプ3、インク圧力を調整する調圧弁2、ノズル1はインク供給管8a、8bで連通接続されている。また、インク粒子10を回収するためのガター7、回収ポンプ4、インク保持容器5はインク回収管9で連通接続されている。
供給ポンプ3は、インク保持容器5内に充填されているインク6を吸込んで加圧し、インク供給管8aを通して調圧弁2に供給する。調圧弁2は、供給された加圧インク6を所定の圧力に調整し、圧力調整されたインクは、インク供給管8bを通じてノズル1に供給される。
ノズル1に供給され、加圧されたインク6は、このノズル1の先端より噴出する。図示されていない加振源を有するノズル1から噴出したインク6は、インクの表面張力によってインク粒子10になる。インク粒子10は、一対の帯電電極11により文字情報に応じた電荷量に帯電され、一対の偏向電極12により偏向されて被印字物(図示省略)に付着してマトリクス文字やバーコードを形成する。また、印字に使用されないインク粒子10は、ガター7で捕獲して回収ポンプ4によりインク保持容器5に回収される。
次に本発明の実施形態にかかる印字ヘッド13について図1、2を用いて詳述する。図1は印字ヘッド13の上面および側面外観図である。印字ヘッド13は、印字ヘッドベース14、印字ヘッドベースカバー15、ヘッドカバー16を有する。印字ヘッドベース14は例えばアルミからなり、印字ヘッドベースカバー15、ヘッドカバー16は例えばステンレスからなる。印字ヘッドベース14の上側には、印字ヘッドカバーベース15、ヘッドカバー16が配置される。ヘッドカバー16は、印字ヘッドベース14に固定されたノズル1、帯電電極11、偏向電極12、ガター7を覆うカバー部品であり、少なくとも偏向電極12とガター7の周囲を覆う構造を有している。
印字ヘッド13は生産ライン上に移動する被印字物と対向するように設置される。ヘッドカバー16の被印字物と対向して近接する面には、被印字物への印字のために、帯電されたインク粒子10が吐出するためのヘッド孔(図示せず)が設けられている。ヘッド孔が設けられたヘッドカバー16の先端は、移動する被印字物17との接触を避け、かつ被印字物の印字面20との距離を適切な5mmから10mmをあけるように設置される。
ヘッドカバー16の上面部や両側面部には、インク粒子の飛行軌跡19を表示する表示部を有する。この表示部は、例えば裏面に粘着物が設けられた飛行軌跡が印刷された表示ラベルであれば、ヘッドカバー16の上面部には、インク粒子の上面から見た飛行軌跡19を表す上面表示ラベル22aを、ヘッドカバー16の側面部には、インク粒子の側面から見た飛行軌跡19を表す側面表示ラベル22bを設けた。
この場合、上面表示ラベル22aをX軸、側面表示ラベル22bをY軸とすると、印字ヘッド13と対向するように設置された被印字物17に対し、上面表示ラベル22aのX軸と側面表示ラベル22bのY軸を照らし合わせた中心部が印字する領域となる。このように、印字される場所が明確になることで、確認する程度の回数による調整で設置が可能となる。
図3は図1のインク粒子飛行軌跡19の表示方法を刻印表示21、ラベル表示22、型加工表示23で示したものである。刻印表示部21、ラベル表示部22、型加工表示部23による表示としては、最小電荷量で偏向するインク粒子18の飛行軌跡だけでも有効である。このように各表示形態を用いると、安価な構成で印字ヘッド13と被印字物17の印字面20に印字する場所を明確にすることができる。
図4には、ヘッドカバー16にインク粒子の飛行軌跡を表示した位置決め調整部材24を設けた印字ヘッド13を示している。位置決め調整部材24は、調整部材スライド溝26を備え、調整部材固定ネジ25で固定する。位置決め調整部材24は、調整部材固定ネジ25を緩めることによりスライドさせることが可能であり、位置決め調整部材24には、インク粒子飛行軌跡19を表示するラベル表示部22が設けられている。
これにより、ヘッドカバー16の先端から延ばした位置決め調整部材24を被印字物17の印字面20と接触することで、印字する場所をより明確にすることができる。また、印字ヘッド13と被印字物17の印字面20との位置関係から印字ヘッド13の設置位置を決めるのに、印字させながらの位置合わせをしなくても設置である。
図5には、ヘッドカバー16に外光窓27を設置し、ヘッドカバー16の内部には導光板28、ヘッドカバー16の先端にはポインター照射窓29を取り付けた印字ヘッド13を示す。
ヘッドカバー16の外光窓27から光を当てると内部の導光板28を光が伝い、印字ヘッド13の先端からポインター光30がでる構造である。
図5に示された印字ヘッド13には、ヘッドカバー16の先端に対して移動する被印字物17の印字面20に、インク粒子飛行軌跡19としてポインター光30で表示することができる。これにより印字させる場所をより明確に把握することができる。また印字をしなくとも位置合わせが可能になり、安価な構成で印字ヘッド13を適切な位置へ位置合わせをすることができる。
以上のように、本実施の形態にかかるインクジェット記録装置によれば、安価な構成で、印字ヘッドを被印字物の印字面に対して適切な位置に設置することが可能となる。また、印字させながら位置合わせをしなくても印字ヘッドを適切な位置に設置可能になるとともに、印字したい場所に明確に印字することができる。
1…ノズル、2…調圧弁、3…供給ポンプ、4…回収ポンプ、5…インク保持容器、6…インク、7…ガター、8a…インク供給管、8b…インク供給管、9…インク回収管、10…インク粒子、11…帯電電極、12…偏向電極、13…印字ヘッド、14…印字ヘッドベース、15…印字ヘッドカバー、16…ヘッドカバー、17…被印字物、18…最小電荷量で偏向されたインク粒子、19…インク粒子飛行軌跡、20…印字面、21…刻印表示部、21a…刻印上面表示、21b…刻印側面表示、22…ラベル表示部、22a…上面表示ラベル、22b…側面表示ラベル、23…型加工表示部、23a…型加工上面表示、23b…型加工側面表示、24…位置決め調整部材、25…調整部材固定ネジ、26…調整部材スライド溝、27…外光窓、28…導光板、29…ポインター照射窓、30…ポインター光、100…本体
Claims (4)
- インクを噴出するノズルと、前記ノズルよりと出されたインクより形成されたインク粒子を帯電させる帯電電極と、前記帯電電極により帯電させられたインク粒子の飛翔方向を偏向する偏向電極と、前記ノズル、前記帯電電極及び前記偏向電極を覆うカバー部と、を備える印字ヘッドを有し、前記カバー部には、印字に使用するインク粒子の飛行軌跡を表示する表示部が備えられていることを特徴とするインクジェット記録装置。
- 前記表示部は、偏向に必要な最小量の電荷が帯電されたインク粒子の飛行軌跡を表示することを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記表示部は、前記ノズルから吐出されたインク粒子の飛行軌跡を刻印表示、ラベル表示又は型加工表示のうちの何れか一の表示形式で表示することを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記表示部は、前記印字ヘッドに取り付けられた位置決め調整部材に設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008085168A JP2009234136A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008085168A JP2009234136A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | インクジェット記録装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009234136A true JP2009234136A (ja) | 2009-10-15 |
Family
ID=41248689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008085168A Pending JP2009234136A (ja) | 2008-03-28 | 2008-03-28 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009234136A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015229325A (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-21 | 株式会社日立産機システム | インクジェット記録装置 |
JP2016155302A (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | 株式会社日立産機システム | インクジェット記録装置 |
-
2008
- 2008-03-28 JP JP2008085168A patent/JP2009234136A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015229325A (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-21 | 株式会社日立産機システム | インクジェット記録装置 |
JP2016155302A (ja) * | 2015-02-25 | 2016-09-01 | 株式会社日立産機システム | インクジェット記録装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN101885269B (zh) | 喷液头单元的制造方法及喷液装置 | |
US8087759B2 (en) | Print head with offset ejection ports | |
EP3152061B1 (en) | Continuous ink jet print head with zero adjustment embedded charging electrode | |
US8226215B2 (en) | Jetting module install mechanism | |
JP5464356B2 (ja) | 液体噴射ヘッド及び液体噴射装置 | |
JP2007001107A (ja) | 液体噴射装置 | |
US9150021B2 (en) | Liquid ejecting head unit, liquid ejecting apparatus, and liquid ejecting head set | |
JP2009006723A (ja) | 流体噴射装置のプリントヘッド組立品 | |
US7434902B2 (en) | Printheads and systems using printheads | |
JP2009234136A (ja) | インクジェット記録装置 | |
US8632164B2 (en) | Liquid ejecting apparatus | |
EP3099490B1 (en) | Valve | |
JP2011201090A (ja) | 液体噴射ヘッド、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置 | |
JP5614082B2 (ja) | 液体噴射ヘッドユニットの位置決め機構、液体噴射ヘッドユニット、液体噴射装置及び液体噴射ヘッドユニットの製造方法 | |
JP4418291B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
US8616676B2 (en) | Liquid ejecting head unit, manufacturing method for a liquid ejecting head unit, and liquid ejecting apparatus | |
JP2011167881A (ja) | 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 | |
JP2015229325A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP5506490B2 (ja) | インクジェット記録装置 | |
JP2012030565A (ja) | 液体噴射ヘッドユニット、及び、液体噴射装置 | |
JP2012166420A (ja) | 液体噴射ヘッドユニットの製造方法、液体噴射ヘッドユニット及び液体噴射装置 | |
JP2017124519A (ja) | インクジェット印刷装置及びインクジェット印刷方法 | |
CN110770030B (zh) | 充电电极 | |
JP5327431B2 (ja) | 圧電型アクチュエータ、液体吐出ヘッド及び画像形成装置 | |
JP5930167B2 (ja) | 液体噴射ヘッドおよび液体噴射装置 |