JP2009233541A - 浄水ユニット - Google Patents

浄水ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP2009233541A
JP2009233541A JP2008081333A JP2008081333A JP2009233541A JP 2009233541 A JP2009233541 A JP 2009233541A JP 2008081333 A JP2008081333 A JP 2008081333A JP 2008081333 A JP2008081333 A JP 2008081333A JP 2009233541 A JP2009233541 A JP 2009233541A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
activated carbon
cartridge
purification unit
water purification
inlet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008081333A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Kido
健司 城戸
Takafumi Inoue
貴文 井上
Toshiyuki Murahashi
利行 村橋
Koji Oshima
功治 大島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2008081333A priority Critical patent/JP2009233541A/ja
Publication of JP2009233541A publication Critical patent/JP2009233541A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Water Treatment By Sorption (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

【課題】浄水ユニット内を流れる水量を確保すると共に、原水と活性炭との間の接触距離を確保することができる浄水ユニットを提供する。
【解決手段】本発明による浄水ユニット(1)は、細長い管体(2)と、管体(2)の中に1列に配置された複数の活性炭カートリッジ(4a〜4f)を有する。複数の活性炭カートリッジ(4a〜4f)は、原水を受入れる管入口(12)及び浄水を排出する管出口(14)に対して並列の流路を構成する。各活性炭カートリッジ(4a〜4f)において、原水(FI1〜FI6)が入るカートリッジ入口部(22)は、長手方向(A)の一方の端部に設けられ、浄水(FO1〜FO6)が出て行くカートリッジ出口部(24)は、反対側の端部に設けられ、原水(FI1〜FI6)は、カートリッジ入口部(22)から活性炭収容室(28)を通ってカートリッジ出口部(24)に長手方向(A)に流れて浄水(FO1〜FO6)にされる。
【選択図】図2

Description

本発明は、浄水ユニットに関し、更に詳細には、活性炭を収容した管状の浄水ユニットに関する。
水道水中の不純物を除去するために、浄水ユニットを取付けることが様々な箇所で行われている。例えば、シンクを有する水回りキャビネットにおいて、シンクの手前側に配置された幕板と引出し又は前扉の前板との間の左右方向に延びるスペースに配置された浄水ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。また、浴室の壁面に沿って設けられた支柱又は手摺りの中に設けられた浄水ユニットも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特に、特許文献2に記載された浄水ユニットは、長尺の管体の中に、複数の小径の活性炭カートリッジを一列に複数収納したものであり、既存スペースを有効利用することができると共に、所定流量を確保することもできる。
特開2007−144363号公報 特開2000−201851号公報
特許文献2に記載された浄水ユニットに収納される活性炭カートリッジは、中心に浄水が戻る水路が設けられた環状の形態を有している。原水は、活性炭カートリッジの周りから活性炭カートリッジを半径方向に横切るように移動して浄水にされ、浄水は中心の水路を流れる。浄水ユニットの中を流れる所望の水量を確保するためには、水路の径を小さくすることに制限があるので、活性炭カートリッジが小径になるほど、活性炭は薄い層になる。原水は、活性炭の薄い層を横切るように移動することになり、原水と活性炭との間の接触距離が比較的短くなる。その結果、原水の十分な水処理(浄化)が行われる前に、原水が中心の孔に達することがあった。また、粒状の活性炭で水処理を行う場合、活性炭の分布のバラツキ等によって、原水が決まった箇所だけを通過する偏流が生じることがある。この場合、偏流が生じた箇所の活性炭の浄化機能が早期に低下し、その後、原水が浄化されないまま排出される短絡を生じることがあった。また、一箇所で偏流や短絡が生じると、浄水ユニット全体の浄化性能が著しく低下して、浄水ユニット全体の寿命になり、活性炭全体が有効に利用されていない場合があった。
そこで、本発明の第1の目的は、浄水ユニット内を流れる水量を確保すると共に、原水と活性炭との間の接触距離を確保することができる管状の浄水ユニットを提供することにある。
また、本発明の第2の目的は、浄水ユニット内を流れる水量を確保すると共に、原水と活性炭との間の接触距離を確保することができ、活性炭を有効に利用することができる環状の浄水ユニットを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明による浄水ユニットは、原水を受入れて活性炭に通し、それを浄水にして排出する浄水ユニットであって、長手方向に延びる細長い管体と、管体の中に長手方向に1列に配置された複数の活性炭カートリッジと、を有し、管体は、その両端部が閉鎖され、一方の端部に設けられ且つ原水を受入れる管入口と、管入口と同じ端部又はそれと反対側の端部に設けられ且つ浄水を排出する管出口と、を有し、複数の活性炭カートリッジは各々、原水が入るカートリッジ入口部と、浄水が出て行くカートリッジ出口部と、カートリッジ入口部とカートリッジ出口部との間に配置され且つ粒状の活性炭を収容する活性炭収容室とを有し、複数の活性炭カートリッジの各々を管入口及び管出口に対して並列に連通させるように、管入口と複数の活性炭カートリッジのカートリッジ入口部とを連通させる原水水路、及び、管出口と複数の活性炭カートリッジのカートリッジ出口部とを連通させる浄水水路が、管体の内部に構成され、カートリッジ入口部は、活性炭カートリッジの長手方向の一方の端部に設けられ、カートリッジ出口部は、カートリッジ入口部と反対側の端部に設けられ、原水がカートリッジ入口部からカートリッジ出口部に長手方向に流れて浄水にされることを特徴としている。
このように構成された浄水ユニットでは、管入口に受入れられた原水は、原水水路を通って、複数の活性炭カートリッジの各々のカートリッジ入口部に入る。原水は、カートリッジ入口部から活性炭収容室の中を長手方向に流れ、浄水にされる。浄水は、カートリッジ出口部から出て、浄水水路を通って、管出口から排出される。
カートリッジ入口から入った原水が活性炭収容室の中を長手方向に流れるので、原水が活性炭カートリッジの周りから中心に向かって半径方向に流れる従来技術と比較して、原水を浄水にするのに十分な原水と活性炭との接触距離を確保することができる。また、原水が長手方向に流れるときの流路断面積が、原水が半径方向に流れる従来技術と比較して小さくなるので、従来技術において生じていた偏流及び短絡を防止することができる。
一方、原水が活性炭収容室の中を長手方向に流れることにより、原水の流れに圧損が生じ易くなり、所望の水量が確保できなくなる可能性がある。しかしながら、長手方向に一列に配置した複数の活性炭カートリッジを管入口と管出口に対して並列に接続しているので、原水の流れの圧損を軽減することができる。それにより、浄水ユニット内を流れる水量を確保することができる。
上記浄水ユニットにおいて、好ましくは、管入口は、管出口と同じ端部に設けられ、原水水路は、管体と活性炭カートリッジとの間の空間として構成され、浄水水路は、複数の活性炭カートリッジの中を長手方向に貫くように設けられる。
この浄水ユニットでは、管入口と管出口とが同じ端部に設けられるので、浄水ユニットの配管が容易である。また、浄水水路を活性炭カートリッジの中を長手方向に貫くように設けられるので、活性炭通過後(圧損後)の浄水の流路断面積を確保することができ、浄水ユニット内を流れる水量を確保することが容易になる。
この浄水ユニットにおいて、好ましくは、複数の活性炭カートリッジは、活性炭収容室の横断面形状が等しい複数の等断面カートリッジを有し、更に好ましくは、複数の等断面カートリッジは、同一の形状を有する。
この浄水ユニットでは、等断面カートリッジの共通化を図り、後述するように、活性炭を有効に利用することが容易になる。
上記浄水ユニットにおいて、好ましくは、等断面カートリッジは、外筒と、その中に配置された内筒と、外筒及び内筒の一方の端部を閉鎖する端壁と、外筒と内筒との間の環状空間を端壁に近い方の第1の環状空間と端壁から遠い方の第2の環状空間とに仕切る環状の中間壁と、を有し、カートリッジ入口部は、第1の環状空間と活性炭カートリッジの外部とを連通するように外筒を貫通する第1の原水通路と、第1の環状空間と、第1の環状空間と第2の環状空間とを連通するように中間壁を貫通する第2の原水通路とによって構成され、活性炭収容室は、第2の環状空間によって構成され、カートリッジ出口部は、第2の環状空間と内筒の内部空間とを連通するように設けられた第1の浄水通路によって構成され、浄水水路は、内筒の内部空間によって構成され、複数の等断面カートリッジの内筒の内部空間は、内筒の内部空間と活性炭カートリッジの外部とを連通するように端壁を貫通する第2の浄水通路によって互いに連通する。
上記浄水ユニットにおいて、好ましくは、活性炭カートリッジに流入する原水の流量が多いほど、活性炭カートリッジに収容される活性炭の量が多い。
この浄水ユニットでは、複数の活性炭カートリッジの各々が管入口及び管出口に対して並列の流路を構成しているが、各活性炭カートリッジに流れる流量は普通異なっている。従って、各活性炭カートリッジに同じ量の活性炭を収容すると、流量の多い活性炭カートリッジ内の活性炭の浄化性能が先に低下する。活性炭カートリッジに流入する原水の流量が多いほど、活性炭カートリッジに収容される活性炭の量が多くすることにより、各活性炭カートリッジ内の活性炭の浄化性能の低下が均一化され、活性炭を有効に利用することができる。
管入口が管出口と同じ端部に設けられた上記浄水ユニットにおいて、好ましくは、各活性炭カートリッジに収容される活性炭の量は、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って多くなる。
この浄水ユニットでは、管入口が管出口と同じ端部に設けられていることにより、管入口から遠い活性炭カートリッジほど、その中を流れる流量が少なくなる。この場合、各活性炭カートリッジに同量の活性炭を収容しておくと、管入口に近い活性炭カートリッジの中を流れる流量が多くなるので、その中の活性炭の浄化性能が先に低下する。各活性炭カートリッジに収容される活性炭の量が、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って多くなるようにすることによって、各活性炭カートリッジ内の活性炭の浄化性能の低下が均一化され、活性炭を有効に利用することができる。
複数の等断面カートリッジを有する上記浄水ユニットにおいて、好ましくは、等断面カートリッジの活性炭収容室の長手方向長さは、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って長くなる。
この浄水ユニットでは、管入口が管出口と同じ端部に設けられていることにより、管入口から遠い活性炭カートリッジほど、その中を流れる流量が少なくなる。この場合、各活性炭カートリッジに同量の活性炭を収容しておくと、管入口に近い活性炭カートリッジの中を流れる流量が多くなるので、その中の活性炭の浄化性能が先に低下する。この浄水ユニットおいて、活性炭収容室の断面形状が等しいので、活性炭収容室の長手方向長さが、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って長くなるようにすると、活性炭収容室に収容される活性炭の量も、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って多くなる。それにより、各活性炭カートリッジ内の活性炭の浄化性能の低下が均一化され、活性炭を有効に利用することができる。
複数の等断面カートリッジが同一の形状を有する上記浄水ユニットにおいて、好ましくは、等断面カートリッジの活性炭収容室の中に、その横断面積と実質的に等しいスペーサが挿入可能であり、等断面カートリッジの活性炭収容室の中に挿入されたスペーサの長手方向長さは、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って短くなる。
この浄水ユニットでは、管入口が管出口と同じ端部に設けられていることにより、管入口から遠い活性炭カートリッジほど、その中を流れる流量が少なくなる。この場合、各活性炭カートリッジに同量の活性炭を収容しておくと、管入口に近い活性炭カートリッジの中を流れる流量が多くなるので、その中の活性炭の浄化性能が先に低下する。この浄水ユニットにおいて、活性炭収容室の断面形状及び長手方向長さが等しいので、活性炭収容室の中に挿入されたスペーサの長手方向長さが、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って短くなるようにすると、活性炭収容室に収容される活性炭の量も、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って多くなる。それにより、各活性炭カートリッジ内の活性炭の浄化性能の低下が均一化され、活性炭を有効に利用することができる。
この浄水ユニットにおいて、好ましくは、スペーサは、長手方向の長さが等しいスペーサ要素から構成され、等断面カートリッジの活性炭収容室の中に挿入されたスペーサ要素の数は、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って少なくなる。
この浄水ユニットでは、共通のスペーサ要素を使用することによって、簡易に活性炭の有効利用を図ることができる。
複数の等断面カートリッジが同一の形状を有する上記浄水ユニットにおいて、好ましくは、等断面カートリッジに流入する原水の流量を均一に近づけるためのメッシュ部材が、カートリッジ入口部又は活性炭収容室内に取付け可能であり、カートリッジ入口部又は活性炭収容室内に取付けられたメッシュ部材は、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って細かくなる。
この浄水ユニットでは、管入口が管出口と同じ端部に設けられていることにより、管入口から遠い活性炭カートリッジほど、その中を流れる流量が少なくなる。この浄水ユニットでは、活性炭収容室の断面形状及び長手方向長さが等しいので、活性炭収容室の中に収容された活性炭の量は同じであると共に、管入口に近い活性炭カートリッジの中を流れる流量が多くなるので、その中の活性炭の浄化性能が先に低下する。カートリッジ入口部又は活性炭収容室内に取付けられたメッシュ部材が、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って細かくなるようにすると、管入口及び管出口に近い活性炭カートリッジの中を流れる流量が低下し、各活性炭カートリッジの中を流れる原水の流量が均一化される。それにより、各活性炭カートリッジ内の活性炭の浄化性能の低下が均一化され、活性炭を有効に利用することができる。
複数の等断面カートリッジが同一の形状を有する上記浄水ユニットにおいて、好ましくは、等断面カートリッジに流入する原水の流量を均一に近づけるためのリング部材が、第1の環状空間に挿入取付け可能であり、第1の環状空間に挿入取付けされたリング部材の長手方向長さは、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って大きくなる。
この浄水ユニットでは、管入口が管出口と同じ端部に設けられていることにより、管入口から遠い活性炭カートリッジほど、その中を流れる流量が少なくなる。この浄水ユニットでは、活性炭収容室の断面形状及び長手方向長さが等しいので、活性炭収容室の中に収容された活性炭の量は同じであると共に、管入口に近い活性炭カートリッジの中を流れる流量が多くなるので、その中の活性炭の浄化性能が先に低下する。第1の環状空間に挿入取付けされたリング部材の長手方向長さが、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って大きくなるようにすると、管入口及び管出口に近い活性炭カートリッジの中を流れる流量が低下し、各活性炭カートリッジの中を流れる原水の流量が均一化される。それにより、各活性炭カートリッジ内の活性炭の浄化性能の低下が均一化され、活性炭を有効に利用することができる。
この浄水ユニットにおいて、好ましくは、リング部材は、長手方向の長さが等しいリング部材要素から構成され、第1の環状空間に挿入取付けされたリング部材要素の数は、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って多くなる。
この浄水ユニットでは、共通のリング部材要素を使用することによって、簡易に活性炭の有効利用を図ることができる。
カートリッジ入口部が第1の原水通路と、第1の環状空間と、第2の原水通路とによって構成される浄水ユニットにおいて、好ましくは、原水水路は、管体の周方向に部分的に設けられ、等断面カートリッジの第1の原水通路は、管体の周方向に部分的に設けられ、等断面カートリッジに流入する原水の流量を均一に近づけるために、原水水路と第1の原水通路とが重なる面積が、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って小さくなるように、等断面カートリッジの管体に対する取付け角度が長手方向に変化する。
この浄水ユニットでは、管入口が管出口と同じ端部に設けられていることにより、管入口から遠い活性炭カートリッジほど、その中を流れる流量が少なくなる。この浄水ユニットでは、活性炭収容室の断面形状及び長手方向長さが等しいので、活性炭収容室の中に収容された活性炭の量は同じであると共に、管入口に近い活性炭カートリッジの中を流れる流量が多くなるので、その中の活性炭の浄化性能が先に低下する。原水水路と第1の原水通路とが重なる面積が、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って小さくなるように、活性炭カートリッジの管体に対する取付け角度が長手方向に変化させると、管入口及び管出口に近い活性炭カートリッジの中を流れる流量が低下し、各活性炭カートリッジの中を流れる原水の流量が均一化される。それにより、各活性炭カートリッジ内の活性炭の浄化性能の低下が均一化され、活性炭を有効に利用することができる。
カートリッジ入口部が第1の原水通路と、第1の環状空間と、第2の原水通路とによって構成される浄水ユニットにおいて、好ましくは、等断面カートリッジに流入する原水の流量を均一に近づけるために、等断面カートリッジの第1の原水通路又は第2の原水通路の開口面積は、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って小さくなる。
この浄水ユニットでは、管入口が管出口と同じ端部に設けられていることにより、管入口から遠い活性炭カートリッジほど、その中を流れる流量が少なくなる。この浄水ユニットでは、活性炭収容室の断面形状及び長手方向長さが等しいので、活性炭収容室の中に収容された活性炭の量は同じであると共に、管入口に近い活性炭カートリッジの中を流れる流量が多くなるので、その中の活性炭の浄化性能が先に低下する。活性炭カートリッジの第1の原水通路又は第2の原水通路の開口面積が、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って小さくなるようにすると、管入口及び管出口に近い活性炭カートリッジの中を流れる流量が低下し、各活性炭カートリッジの中を流れる原水の流量が均一化される。それにより、各活性炭カートリッジ内の活性炭の浄化性能の低下が均一化され、活性炭を有効に利用することができる。
複数の等断面カートリッジが同一の形状を有する上記浄水ユニットにおいて、好ましくは、等断面カートリッジに流入する原水の流量を均一に近づけるために、等断面カートリッジの活性炭収容室に収容される活性炭の粒径は、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って小さくなる。
この浄水ユニットでは、管入口が管出口と同じ端部に設けられていることにより、管入口から遠い活性炭カートリッジほど、その中を流れる流量が少なくなる。この浄水ユニットでは、活性炭収容室の断面形状及び長手方向長さが等しいので、活性炭収容室の中に収容された活性炭の量は同じであると共に、管入口に近い活性炭カートリッジの中を流れる流量が多くなるので、その中の活性炭の浄化性能が先に低下する。活性炭カートリッジの活性炭収容室に収容される活性炭の粒径が、管入口及び管出口が設けられた端部に近づくに従って小さくなるようにすると、管入口及び管出口に近い活性炭カートリッジの中を流れる流量が低下し、各活性炭カートリッジの中を流れる原水の流量が均一化される。それにより、各活性炭カートリッジ内の活性炭の浄化性能の低下が均一化され、活性炭を有効に利用することができる。
以上説明したように、本発明による浄水ユニットによれば、浄水ユニット内を流れる水量を確保すると共に、原水と活性炭との間の接触距離を確保することができる。
また、本発明による浄水ユニットによれば、浄水ユニット内を流れる水量を確保すると共に、原水と活性炭との間の接触距離を確保することができ、活性炭を有効に利用することができる。
図面を参照して、本発明による浄水ユニットの実施形態を説明する。図1は、本発明による浄水ユニットが取付けられた水回りキャビネットの概略的な斜視図である。図2は、本発明による浄水ユニットの長手方向断面図であり、図3は、浄水ユニットの図2の線III−IIIにおける断面図である。図4は1つの活性炭カートリッジの長手方向断面図である。図5は、活性炭を省略した他の活性炭カートリッジの断面斜視図であり、図6は、図5の活性炭カートリッジの端面図であり、図7は、図6の線VII−VIIにおける断面図である。
図1に示すように、水回りキャビネット200は、浄水ユニット1が取付けられるタイプのものであり、開閉可能な収納キャビネット201と、その上に配置された天板202と、天板202に組み込まれたシンク203と、シンク203の奥側に設けられた水栓204及び浄水吐水口205を有している。以下、水回りキャビネット200の使用者から見て、手前側を前側と称し、奥側を後側と称し、左右方向を幅方向と称する。
シンク203は、その周囲を構成する壁を有し、シンク203の前壁206は、天板202の前端202aから少し後方に位置している。シンク203の前壁206の前側に近接して、前方から見てシンク203の前壁206全体を遮るように天板202もしくは側板に固定された幕板207が設けられている。
収納キャビネット201は、引出し式のものであり、上段の引出し208は、それが閉位置にあるときに幕板207の前方に位置し且つ天板202の前端202aと整列する前板208aを有し、閉位置から前方に開いたり閉位置に閉じたりすることが可能である。上段の引出し208が閉位置にあるとき、幕板207と前板208aとの間にスペース210が生じる。このスペース210は、例えば、前後方向の寸法が40〜50mm、高さ方向の寸法が130〜150mm、幅方向の寸法が900〜1100mmである。
2本の浄水ユニット1が、幕板207と前板208aとの間のスペース210に配置されている。浄水ユニット1は、それへの給水口及びそれからの出水口を有する継手211に接続されている。
図2に示すように、本発明による浄水ユニット1は、原水を受入れて活性炭及び中空糸に通し、それを浄水にして排出する浄水ユニットであり、長手方向Aに延びる細長い管体2と、管体2の中に長手方向Aに1列に配置された6つの活性炭カートリッジ4a〜4fと、中空糸ユニット6とを有している。
管体2は、本実施形態では、円形断面の輪郭を有している。管体2は、その両端部2a、2bがそれぞれ栓体8及び管状の継手10によって密封式に閉鎖され、原水を受入れる管入口12と、浄水を排出する管出口14とを有している。本実施形態では、管入口12は、管出口14と同じ端部2bに設けられている。
図3に示すように、管体2は、長手方向に延びる孔16を有し、この孔は、円形の断面部分16aと、それから半径方向外側に延長された延長部分16bとを有している。本実施形態では、延長部分16bは、互いに反対方向に延長されるように2箇所設けられているが、延長部分16bの個数、形状及び延長される方向は任意である。
図2及び図3に示すように、6つの活性炭カートリッジ4a〜4f及び中空糸ユニット6は、共通の円形断面輪郭を有し、その外径は、6つの活性炭カートリッジ4a〜4f及び中空糸ユニット6が管体2の孔16の円形断面部分16aに挿入され且つそれに支持されるように、円形断面部分16aの内径よりも少し小さいことが好ましい。
中空糸ユニット6は、管状のケース6aと、管出口14と連通するようにケース6aから継手10の内部空間に延びる出口管6bと、ケース6aの外径よりも小さい外径を有し且つケース6aから長手方向に出口管6bと反対方向に延びる管状の入口部6cと、ケース6a内に位置する中空糸束6eとを有している。管状の入口部6cは、その周りに管状の突起部6dを有している。後述するように、管状の入口部6cは、活性炭カートリッジ4fの外筒40の内側に嵌合する外径を有し、突起部6dは、外筒40の環状凹部52にスナップ式に嵌ることが可能である(図7参照)。
管体2と6つの活性炭カートリッジ4a〜4f及び中空糸ユニット6との間の空間、即ち、管体2の孔16の延長部分16bは、管状の継手10と中空糸ユニット6の出口管6bとの間に構成された環状空間及び管入口12と連通している。これらの空間は、原水が通る原水水路18を構成する。また、中空糸ユニット6の入口部6cから中空糸束6eを通って出口管6bに至る通路は、浄水が通る浄水水路20を構成する。
本実施形態では、上述したように、6つの活性炭カートリッジ4a〜4fが設けられている。6つの活性炭カートリッジ4a〜4fは各々、原水が入るカートリッジ入口部22と、浄水が出て行くカートリッジ出口部24と、カートリッジ入口部22とカートリッジ出口部24との間に配置され且つ粒状の活性炭26を収容する活性炭収容室28とを有している。
また、6つの活性炭カートリッジ4a〜4fの各々は、管入口12及び管出口14に対して並列の流路を構成しており、管入口12と6つの活性炭カートリッジ4a〜4fのカートリッジ入口部22とが原水水路18によって連通し、管出口14と6つの活性炭カートリッジ4a〜4fのカートリッジ出口部24とが浄水水路20によって連通している。後述するように、浄水水路20の一部分は、活性炭カートリッジ4b〜4fの中を長手方向Aに貫くように設けられている。かくして、原水水路18及び浄水水路20は、管体2の内部に構成されている。
以下、活性炭カートリッジの構造を詳細に説明する。6つの活性炭カートリッジ4a〜4fのうち、管出口14から最も遠くに位置する(1番目の)活性炭カートリッジ4aは、その他の5つの(2番目〜6番目の)活性炭カートリッジ4b〜4fと異なる構造を有している。
図4に示すように、活性炭カートリッジ4aは、外筒30と、外筒30の一方の端部を閉鎖する端壁32と、外筒30の内部に構成された空間34とを有し、外筒30の他方の端部は開放している。従って、原水が入るカートリッジ入口部22は、空間34と活性炭カートリッジ4aの外部とを連通するように端壁32を貫通する原水通路即ち、開口36によって構成されている。また、活性炭収容室28は、空間34によって構成されている。また、浄水が出て行くカートリッジ出口部24は、開放した他方の端部によって構成されている。また、外筒30は、そのカートリッジ出口部の側の内側に、環状凹部38を有している。
残りの5つの活性炭カートリッジ4b〜4fは、同一の形状を有しており(図5に、活性炭を省略した3つの活性炭カートリッジ4b〜4dを示す)、後述するように、活性炭収容室28の横断面形状が等しい。このため、本明細書において、5つの活性炭カートリッジ4b〜4fを、「等断面カートリッジ」とも称する。
図2及び図5〜7に示すように、5つの等断面カートリッジ4b〜4fは各々、外筒40と、その中に配置された内筒41と、外筒40及び内筒41の一方の端部を閉鎖する端壁42と、外筒40と内筒41との間の環状空間を端壁42に近い方の第1の環状空間43と端壁42から遠い方の第2の環状空間44とに仕切る環状の中間壁45とを有している。
従って、原水が入るカートリッジ入口部22は、第1の環状空間43と活性炭カートリッジ4b〜4fの外部とを連通するように外筒40を貫通する第1の原水通路、即ち、開口46と、第1の環状空間43と、第1の環状空間43と第2の環状空間44とを連通するように中間壁45を貫通する第2の原水通路、即ち、貫通孔47とによって構成されている。また、活性炭収容室28は、第2の環状空間44によって構成されている。また、浄水が出て行くカートリッジ出口部24は、第2の環状空間44と内筒41の内部空間48とを連通するように設けられた第1の浄水通路、即ち、貫通孔49によって構成されている。かくして、カートリッジ入口部22は、活性炭カートリッジ4b〜4fの長手方向Aの一方の端部に設けられ、カートリッジ出口部24は、カートリッジ入口部22と反対側の端部に設けられている。
6つの活性炭カートリッジ4a〜4f及び中空糸ユニット6は、互いに取外し可能に長手方向に連結されている。詳細には、活性炭カートリッジ4b〜4fは、外筒40の外径よりも小さい外径を有し且つ端壁42から外筒40と反対側に延びる管状の延長部50と、延長部50の周りに設けられた環状の突起部51とを有している。また、活性炭カートリッジ4b〜4fのカートリッジ出口部側において、外筒40の内面に、環状凹部52が設けられている。活性炭カートリッジ4b〜4fの延長部50の外径及び上述した中空糸ユニット6の入口部6cの外径はそれぞれ、活性炭カートリッジ4a〜4fの外筒30、40に嵌合するように、外筒30、40の内径よりも僅かに小さい。また、活性炭カートリッジ4b〜4fの環状の突起部51及び上述した中空糸ユニット6の環状の突起部6dはそれぞれ、活性炭カートリッジ4a〜4fの外筒30、40の環状凹部38、52にスナップ式に嵌合可能である。環状の突起部6d、51及び環状凹部38、52をスナップ式に嵌合させることにより、活性炭カートリッジ4a〜4f及び中空糸ユニット6を1本に連結させることが可能である。本実施形態では、突起部6d、51及び環状凹部38、52は、環状であるが、両者をスナップ式に嵌合させることができれば、その形状は任意である。
また、端壁42と延長部50によって囲まれる空間には、放射状の8つのリブ53が設けられている。4つのリブ53は、端壁42の中心まで延び、互いに十字形に結合され、他の4つのリブ53は、端壁42の中心部分で途切れている。また、端壁42の中心部分には、内筒41の内部空間48と活性炭カートリッジ4b〜4fの外部とを連通するように端壁42を貫通する第2の浄水通路、即ち孔54が設けられている。内筒41は外筒40よりも短く、リブ53には、内筒41の端部を受入れる切欠き55が設けられている。内筒41とリブ53と、端壁42とで構成される開口は、上述した第1の浄水通路49を構成する。また、第2の浄水通路54によって、活性炭カートリッジ4aのカートリッジ出口部24と複数の活性炭カートリッジ4b〜4fの内筒41の内部空間48とが、互いに連通する。それにより、浄水水路20は、内筒41の内部空間48によって構成されることになる。
例えば、管体2の外径は、30〜50mmであり、その長さは、300〜1200mmである。また、例えば、活性炭カートリッジ4a〜4fの外径は、18〜38mmであり、その長さは、30〜80mmであり、その内管41の外径は、8〜28mmであり、好ましくは、管体2の外径は40mm程度であり、その長さは500mm程度であり、活性炭カートリッジ4a〜4fの外径は28mm程度であり、その長さは50mm程度であり、その内管41の外径は8mm程度である。
次に、浄水ユニットの動作を説明する。
管入口12に受入れられた原水FI0(図2参照)は、継手10と出口管6bとの間の環状空間、管体2と中空糸ユニット6との間の環状空間、及び管体2と活性炭カートリッジ4a〜4fとの間の環状空間を通って、即ち、原水水路18を通って、各活性炭カートリッジ4a〜4fのカートリッジ入口部22に分岐される。
管出口14から最も遠くに位置する1番目の活性炭カートリッジ4aにおいては、原水FI1は、カートリッジ入口部22から活性炭収容室28の中を長手方向Aに流れ、活性炭26と接触することによって浄水にされ、浄水FO1は、カートリッジ出口24から出る(図4参照)。浄水FO1は、次いで、隣接した活性炭カートリッジ4bの端壁42に案内されて、その第2浄水通路54を通って、内管41の内部空間48を流れる。
2番目の活性炭カートリッジ4bにおいては、原水FI2は、カートリッジ入口部22から活性炭収容室28の中を長手方向Aに流れ、活性炭26と接触することによって浄水にされ、浄水FO2は、カートリッジ出口24から出る(図5及び7参照)。浄水FO2は、1番目の活性炭カートリッジ4aから流れてきた浄水FO1と合流し、次いで、隣接した活性炭カートリッジ4cの端壁42に案内されて、その第2浄水通路54を通って、内管41の内部空間48を流れる。
3番目〜5番目の活性炭カートリッジ4c〜4eにおいても、2番目の活性炭カートリッジ4bと同様である。
6番目の活性炭カートリッジ4fにおいては、原水FI6は、カートリッジ入口部22から活性炭収容室28の中を長手方向Aに流れ、活性炭26と接触することによって浄水にされ、浄水FO6は、カートリッジ出口24から出る(図2参照)。浄水FO6は、1番目〜5番目の活性炭カートリッジ4a〜4eから流れてきた浄水FO1〜FO5と合流し(FO0)、次いで、隣接した中空糸ユニット6の中を通って、微細な濁り等が除去され、浄水FO0が、管出口14から排出される。
各活性炭カートリッジ4a〜4fにおいて、カートリッジ入口22から入った原水FI1〜FI6が活性炭収容室28の中を長手方向Aに流れるので、原水が活性炭カートリッジの周りから中心に向かって半径方向に流れる従来技術と比較して、原水を浄水にするのに十分な原水と活性炭26との接触距離を確保することができる。また、原水が長手方向Aに流れるときの流路断面積が、原水が半径方向に流れる従来技術と比較して小さくなるので、従来技術において生じていた偏流及び短絡を防止することができる。
一方、原水FI0が活性炭収容室28の中を長手方向Aに流れることにより、原水FI0の流れに圧損が生じ易くなり、所望の水量が確保できなくなる可能性がある。しかしながら、長手方向Aに一列に配置した6つ活性炭カートリッジ4a〜4fを管入口12と管出口14に対して並列に接続しているので、原水FI0は、原水FI1〜FI6に分岐され、原水FI1〜FI6は、1つ活性炭カートリッジ内に収容された活性炭26による圧損を受けるに過ぎない。それにより、原水の圧損を軽減し、浄水ユニット1内を流れる水量を確保することができる。また、浄水水路20が活性炭カートリッジ4b〜4fの中を長手方向Aに貫くように設けられているので、活性炭26通過後(圧損後)の浄水FO1〜FO6の流路断面積を確保することができ、浄水ユニット1内を流れる水量を確保することが容易になる。
また、本実施形態の浄水ユニット1では、管入口12と管出口14とが同じ端部に設けられるので、浄水ユニット1を継手211に接続することが容易である。
次に、本発明による浄水ユニットの変形実施形態を説明する。以下の説明において、上記実施形態と同じ構成要素の説明を省略する。
先ず、第1及び第2の変形実施形態を説明する。第1及び第2の変形実施形態では、活性炭カートリッジ4a〜4fに流入する原水の流量が多いほど、活性炭カートリッジ4a〜4fに収容される活性炭26の量が多くなるように構成されている。上述した浄水カートリッジ1おいては、管入口12が管出口14と同じ端部に設けられていることにより、管入口12から遠い活性炭カートリッジほど、その中を流れる流量が少なくなる。この場合、各活性炭カートリッジに同量の活性炭を収容しておくと、管入口12に近い活性炭カートリッジの中を流れる流量が多くなるので、その中の活性炭の浄化性能が先に低下する。従って、第1及び第2の変形実施形態では、各活性炭カートリッジ4a〜4fに収容される活性炭26の量は、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って多くなるように構成されている。
図8は、本発明による浄水ユニットの第1の変形実施形態の部分的に破断した長手方向断面図である。図8に示すように、第1の変形実施形態である浄水ユニット100では、等断面カートリッジ4b’〜4f’の活性炭収容室28の長手方向長さL12〜L16は、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って長くなるように構成されている。
この浄水ユニット100では、活性炭収容室28の断面形状が等しいので、活性炭収容室28の長手方向長さL12〜L16が、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って長くなるようにすると、活性炭収容室28に収容される活性炭26の量も、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って多くなる。それにより、各活性炭カートリッジ4b’〜4f’内の活性炭26の浄化性能の低下が均一化され、活性炭26を有効に利用することができる。
図9は、本発明による浄水ユニットの第2の変形実施形態の部分的に破断した長手方向断面図である。図9に示すように、第2の変形実施形態である浄水ユニット110では、等断面カートリッジ4b〜4fの活性炭収容室28の中に、その横断面積と実質的に等しいスペーサ112b〜112fが挿入可能であり、等断面カートリッジ4b〜4fの活性炭収容室28の中に挿入されたスペーサ112b〜112fの長手方向長さL22〜L26は、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って短くなるように構成されている。具体的には、スペーサ112b〜112fは、長手方向Aの長さが等しいスペーサ要素114から構成され、等断面カートリッジ4b〜4fの活性炭収容室28の中に挿入されたスペーサ要素114の数は、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って少なくなる。
この浄水ユニット110では、活性炭収容室28の断面形状及び長手方向長さが等しいので、活性炭収容室28の中に挿入されたスペーサ112b〜112fの長手方向長さが、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って短くなるようにすると、活性炭収容室28に収容される活性炭26の量も、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って多くなる。それにより、各活性炭カートリッジ4b〜4f内の活性炭26の浄化性能の低下が均一化され、活性炭26を有効に利用することができる。また、共通のスペーサ要素114を使用することによって、簡易に活性炭26の有効利用を図ることができる。
次に、第3〜第7の変形実施形態を説明する。第3〜第7の変形実施形態では、上記実施形態による浄水ユニット1おいて、活性炭カートリッジ4a〜4fに流入する原水の流量を均一に近づけるように構成されている。上述した浄水ユニット1おいては、管入口12が管出口14と同じ端部に設けられていることにより、一般的には、管入口12から遠い活性炭カートリッジほど、その中を流れる流量が少なくなる。この場合、各活性炭カートリッジに同量の活性炭を収容しておくと、管入口12に近い活性炭カートリッジの中を流れる流量が多くなるので、その中の活性炭の浄化性能が先に低下する。従って、第3〜第7の変形実施形態では、管入口12に近い活性炭カートリッジほど、流れ抵抗が大きくなるように構成されている。
図10は、本発明による浄水ユニットの第3の変形実施形態の部分的に破断した長手方向断面図である。図10に示すように、第3の変形実施形態である浄水ユニット120では、活性炭カートリッジ4a〜4fに流入する原水FI1〜FI6の流量を均一に近づけるためのメッシュ部材122b〜122fが、等断面カートリッジ4b〜4fカートリッジの入口部22又は活性炭収容室28内に取付け可能であり、カートリッジ入口部22又は活性炭収容室28内に取付けられたメッシュ部材122b〜122fは、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って細かくなるように構成されている(図10のメッシュ部材122b〜122fの断面参照)。本実施形態では、環状のメッシュ部材122b〜122fが内管41に挿入されている。メッシュ部材122b〜122fは、第1の環状空間43内において、中間壁45に取付けられてもよい。その場合、メッシュ部材122b〜122fに切込みが入れられているのがよい。
この浄水ユニット120では、活性炭収容室28の断面形状及び長手方向長さが等しいので、活性炭収容室28の中に収容された活性炭26の量は同じである。カートリッジ入口部22又は活性炭収容室28内に取付けられたメッシュ部材122b〜122fが、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って細かくなるようにすると、管入口12及び管出口14に近い活性炭カートリッジの流れ抵抗が増大して、その中を流れる流量が低下し、各活性炭カートリッジ4b〜4fの中を流れる原水の流量が均一化される。それにより、各活性炭カートリッジ4b〜4f内の活性炭26の浄化性能の低下が均一化され、活性炭26を有効に利用することができる。
図11は、本発明による浄水ユニットの第4の変形実施形態の部分的に破断した長手方向断面図である。図11に示すように、第4の変形実施形態である浄水ユニット130では、活性炭カートリッジ4a〜4fに流入する原水FI1〜FI6の流量を均一に近づけるためのリング部材132c〜132fが、等断面カートリッジ4b〜4fの第1の環状空間43に挿入取付け可能であり、第1の環状空間43に挿入取付けされたリング部材132c〜132fの長手方向長さL43〜L46は、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って大きくなるように構成されている。具体的には、リング部材132c〜132fは、長手方向Aの長さが等しいリング部材要素134から構成され、第1の環状空間43に挿入取付けされたリング部材要素134の数は、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って多くなるように構成されている。本実施形態では、リング部材132c〜132fは、第1の環状空間43に挿入されている。このため、リング部材132c〜132fは、可撓性で切込みが入れられているのがよい。
この浄水ユニット130では、活性炭収容室28の断面形状及び長手方向長さが等しいので、活性炭収容室28の中に収容された活性炭26の量は同じである。第1の環状空間43に挿入取付けされたリング部材132c〜132fの長手方向長さが、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って大きくなるようにすると、管入口12及び管出口14に近い活性炭カートリッジの流れ抵抗が増大して、その中を流れる流量が低下し、各活性炭カートリッジ4b〜4fの中を流れる原水の流量が均一化される。それにより、各活性炭カートリッジ4b〜4f内の活性炭26の浄化性能の低下が均一化され、活性炭26を有効に利用することができる。また、共通のリング部材要素134を使用することによって、簡易に活性炭26の有効利用を図ることができる。
図12は、本発明による浄水ユニットの第5の変形実施形態の部分的な斜視図であり、図13は、図12に示す第5の実施形態を説明する活性炭カートリッジの断面図である。図12及び図13に示すように、第5の変形実施形態である浄水ユニット140では、原水水路18は、管体2の周方向に部分的に設けられ、等断面カートリッジ4b〜4eの第1の原水通路46は、管体2の周方向に部分的に設けられ、活性炭カートリッジ4a〜4fに流入する原水FI1〜FI6の流量を均一に近づけるために、原水水路18と等断面カートリッジ4b〜4fの第1の原水通路46とが重なる面積が、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って小さくなるように、等断面カートリッジ4b〜4fの管体2に対する取付け角度が長手方向Aに変化するように構成されている。
具体的には、原水水路18の周方向長さは、L50で一定である(図3参照、図13は、説明のためL50を長くして示す。)。また、活性炭カートリッジ4b〜4fの第1の原水通路46は、管体2の周方向に部分的に設けられ、それぞれ一定の長さL51を有している。活性炭カートリッジ4b〜4fに流入する原水の流量を均一に近づけるために、原水水路18と第1の原水通路46とが重なる面積、即ち、重なる周方向長さがそれぞれL52b〜L52fまで変化するように、活性炭カートリッジ4b〜4fの管体2に対する取付け角度が長手方向Aに変化するように構成されている(6番目の活性炭カートリッジ4f及び周方向長さL52fは図示せず)。
この浄水ユニット140では、活性炭収容室28の断面形状及び長手方向長さが等しいので、活性炭収容室28の中に収容された活性炭26の量は同じである。原水水路18と第1の原水通路46とが重なる面積が、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って小さくなるように、活性炭カートリッジ4b〜4fの管体2に対する取付け角度が長手方向Aに変化させると、管入口12及び管出口14に近い活性炭カートリッジ4b〜4fの流れ抵抗が増大して、その中を流れる流量が低下し、各活性炭カートリッジ4b〜4fの中を流れる原水の流量が均一化される。それにより、各活性炭カートリッジ4b〜4f内の活性炭26の浄化性能の低下が均一化され、活性炭26を有効に利用することができる。
図14は、本発明による浄水ユニットの第6の変形実施形態の部分的な分解斜視図である。図14に示すように、第6の変形実施形態である浄水ユニット150では、活性炭カートリッジ4a〜4fに流入する原水FI1〜FI6の流量を均一に近づけるために、等断面カートリッジ4b〜4fの第1の原水通路46又は第2の原水通路47の開口面積は、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って小さくなるように構成されている。本実施形態では、中間壁45に設けられた第2の原水通路47の開口面積が変化している。詳細には、2番目の活性炭カートリッジは4bは、リブ152を残して開口し、3番目から6番目の活性炭カートリッジ4c〜4fは、同じ径の孔154の数が4つから1つに減っている。開口面積を小さくすることができれば、第1の原水通路46の開口面積を変化させてもよい。
この浄水ユニット150では、活性炭収容室28の断面形状及び長手方向長さが等しいので、活性炭収容室28の中に収容された活性炭26の量は同じである。活性炭カートリッジ4b〜4fの第1の原水通路46又は第2の原水通路47の開口面積が、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って小さくなるようにすると、管入口12及び管出口14に近い活性炭カートリッジの流れ抵抗が増大して、その中を流れる流量が低下し、各活性炭カートリッジ4b〜4fの中を流れる原水の流量が均一化される。それにより、各活性炭カートリッジ4b〜4f内の活性炭26の浄化性能の低下が均一化され、活性炭26を有効に利用することができる。
図15は、本発明による浄水ユニットの第7の変形実施形態の部分的に破断した分解斜視図である。図15に示すように、第7の変形実施形態である浄水ユニット160では、活性炭カートリッジ4a〜4fに流入する原水FI1〜FI6の流量を均一に近づけるために、等断面カートリッジ4b〜4fの活性炭収容室28に収容される活性炭26の粒径は、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って小さくなるように構成されている。ここでいう粒径とは、JIS規格K1474の活性炭試験方法にで規定されている、50%粒径(D50,メジアン径)によって算出される平均粒径を指す。
この浄水ユニット160では、活性炭収容室28の断面形状及び長手方向長さが等しいので、活性炭収容室28の中に収容される活性炭26のみかけの容量は同じである。活性炭カートリッジ4b〜4fの活性炭収容室28に収容される活性炭26の粒径が、管入口12及び管出口14が設けられた端部に近づくに従って小さくなるようにすると、管入口12及び管出口14に近い活性炭カートリッジの流れ抵抗が増大して、その中を流れる流量が低下し、各活性炭カートリッジ4b〜4fの中を流れる原水の流量が均一化される。それにより、各活性炭カートリッジ4b〜4f内の活性炭26の浄化性能の低下が均一化され、活性炭26を有効に利用することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
上記実施形態では、管入口12は、管出口14と同じ端部に設けられていたが、管体2の両端部をそれぞれの継手によって閉鎖し、一方の端部2aに管入口12を設け、他方の端部2bに管出口14を設けてもよい。
上記実施形態では、6つの活性炭カートリッジ4a〜4fが設けられていたが、活性炭カートリッジの数は任意である。
上記実施形態では、原水水路18は、管体2と活性炭カートリッジ4a〜4fとの間の空間として構成され、浄水水路20は、活性炭カートリッジ4b〜4fの中を長手方向に貫くように設けられていたが、流量が確保できれば、原水水路18及び浄水水路20の構成は任意である。例えば、原水水路18が、活性炭カートリッジ4b〜4fの中を長手方向に貫くように設けられ、浄水水路20が、管体2と活性炭カートリッジ4a〜4fとの間の空間として構成され、原水及び浄水が本実施形態とは逆に流れるように構成されてもよい。また、原水水路18及び浄水水路20がともに管体2と活性炭カートリッジ4a〜4fの間の空間に構成されるように、かかる空間が2つに仕切られていてもよい。
また、上記実施形態の活性炭カートリッジ4b〜4fにおいて、外筒40、内筒41、端壁42、及び中間壁45によって形成される空間を第1の環状空間43として構成したが、端壁42と中間壁45との間に形成される第1の空間の形状は、原水水路18と第2の環状空間44と連通していれば任意であり、例えば、図12及び図13に示す活性炭カートリッジ4b〜4eのように、断面が扇形状であってもよい。
本発明による浄水ユニットが取付けられた水回りキャビネットの概略的な斜視図である。 本発明による浄水ユニットの長手方向断面図である。 浄水ユニットの図2の線III−IIIにおける断面図である。 1つの活性炭カートリッジの長手方向断面図である。 活性炭を省略した他の活性炭カートリッジの断面斜視図である。 図5の活性炭カートリッジの端面図である。 図6の線VII−VIIにおける断面図である。 本発明による浄水カートリッジの第1の変形実施形態の部分的に破断した長手方向断面図である。 本発明による浄水カートリッジの第2の変形実施形態の部分的に破断した長手方向断面図である。 本発明による浄水カートリッジの第3の変形実施形態の部分的に破断した長手方向断面図である。 本発明による浄水カートリッジの第4の変形実施形態の部分的に破断した長手方向断面図である。 本発明による浄水カートリッジの第5の変形実施形態の部分的な斜視図である。 図12に示す第6の実施形態を説明する活性炭カートリッジの断面図である。 本発明による浄水カートリッジの第6の変形実施形態の部分的な分解斜視図である。 本発明による浄水カートリッジの第7の変形実施形態の部分的に破断した長手方向断面図である。
符号の説明
1 浄水ユニット
2 管体
4a 活性炭カートリッジ
4b〜4f 活性炭カートリッジ(等断面カートリッジ)
8 栓体
10 継手
12 管入口
14 管出口
18 原水水路
20 浄水水路
22 カートリッジ入口部
24 カートリッジ出口部
26 活性炭
28 活性炭収容室
40 外筒
41 内筒
42 端壁
43 第1の環状空間
44 第2の環状空間
45 中間壁
46 第1の原水通路
47 第2の原水通路
48 内筒の内部空間
49 第1の浄水通路
54 第2の浄水通路
100、110、120、130、140、150、160 浄水ユニット
112b〜112f スペーサ
114 スペーサ要素
122b〜122f メッシュ部材
132b〜132f リング部材
134 リング部材要素
A 長手方向
FI0〜FI6 原水
FO0〜FO6 浄水
L11〜L16 活性炭収容室の長手方向長さ
L52b〜L52e 重なる面積

Claims (16)

  1. 原水を受入れて活性炭に通し、それを浄水にして排出する浄水ユニットであって、
    長手方向に延びる細長い管体と、
    前記管体の中に長手方向に1列に配置された複数の活性炭カートリッジと、を有し、
    前記管体は、その両端部が閉鎖され、一方の端部に設けられ且つ原水を受入れる管入口と、管入口と同じ端部又はそれと反対側の端部に設けられ且つ浄水を排出する管出口と、を有し、
    前記複数の活性炭カートリッジは各々、原水が入るカートリッジ入口部と、浄水が出て行くカートリッジ出口部と、前記カートリッジ入口部と前記カートリッジ出口部との間に配置され且つ粒状の活性炭を収容する活性炭収容室とを有し、
    前記複数の活性炭カートリッジの各々は、前記管入口及び前記管出口に対して並列の流路を構成し、前記管入口と前記複数の活性炭カートリッジのカートリッジ入口部とを連通させる原水水路、及び、前記管出口と前記複数の活性炭カートリッジのカートリッジ出口部とを連通させる浄水水路が、前記管体の内部に設けられ、
    前記カートリッジ入口部は、前記活性炭カートリッジの長手方向の一方の端部に設けられ、前記カートリッジ出口部は、カートリッジ入口部と反対側の端部に設けられ、原水が前記カートリッジ入口部から前記カートリッジ出口部に長手方向に流れて浄水にされることを特徴とする浄水ユニット。
  2. 前記管入口は、前記管出口と同じ端部に設けられ、
    前記原水水路は、前記管体と前記活性炭カートリッジとの間の空間として構成され、
    前記浄水水路は、前記複数の活性炭カートリッジの中を長手方向に貫くように設けられることを特徴とする請求項1に記載の浄水ユニット。
  3. 前記複数の活性炭カートリッジは、前記活性炭収容室の横断面形状が等しい複数の等断面カートリッジを有することを特徴とする請求項2に記載の浄水ユニット。
  4. 前記複数の等断面カートリッジは、同一の形状を有することを特徴とする請求項3に記載の浄水ユニット。
  5. 前記等断面カートリッジは、外筒と、その中に配置された内筒と、前記外筒及び前記内筒の一方の端部を閉鎖する端壁と、前記外筒と前記内筒との間の環状空間を前記端壁に近い方の第1の環状空間と前記端壁から遠い方の第2の環状空間とに仕切る環状の中間壁と、を有し、
    前記カートリッジ入口部は、前記第1の環状空間と前記活性炭カートリッジの外部とを連通するように前記外筒を貫通する第1の原水通路と、前記第1の環状空間と、前記第1の環状空間と前記第2の環状空間とを連通するように前記中間壁を貫通する第2の原水通路とによって構成され、
    前記活性炭収容室は、第2の環状空間によって構成され、
    前記カートリッジ出口部は、第2の環状空間と内筒の内部空間とを連通するように設けられた第1の浄水通路によって構成され、
    前記浄水水路は、前記内筒の内部空間によって構成され、
    前記複数の等断面カートリッジの内筒の内部空間は、前記内筒の内部空間と前記活性炭カートリッジの外部とを連通するように前記端壁を貫通する第2の浄水通路によって互いに連通することを特徴とする請求項4に記載の浄水ユニット。
  6. 前記活性炭カートリッジに流入する原水の流量が多いほど、前記活性炭カートリッジに収容される活性炭の量が多いことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の浄水ユニット。
  7. 各活性炭カートリッジに収容される活性炭の量は、前記管入口及び前記管出口が設けられた端部に近づくに従って多くなることを特徴とする請求項2〜5の何れか1項に記載の浄水ユニット。
  8. 前記等断面カートリッジの活性炭収容室の長手方向長さは、前記管入口及び前記管出口が設けられた端部に近づくに従って長くなることを特徴とする請求項3〜5の何れか1項に記載の浄水ユニット。
  9. 前記等断面カートリッジの活性炭収容室の中に、その横断面積と実質的に等しいスペーサが挿入可能であり、前記等断面カートリッジの活性炭収容室の中に挿入された前記スペーサの長手方向長さは、前記管入口及び前記管出口が設けられた端部に近づくに従って短くなることを特徴とする請求項4又は5に記載の浄水ユニット。
  10. 前記スペーサは、長手方向の長さが等しいスペーサ要素から構成され、前記等断面カートリッジの活性炭収容室の中に挿入されたスペーサ要素の数は、前記管入口及び前記管出口が設けられた端部に近づくに従って少なくなることを特徴とする請求項9に記載の浄水ユニット。
  11. 前記等断面カートリッジに流入する原水の流量を均一に近づけるためのメッシュ部材が、前記カートリッジ入口部又は前記活性炭収容室内に取付け可能であり、前記カートリッジ入口部又は前記活性炭収容室内に取付けられた前記メッシュ部材は、前記管入口及び前記管出口が設けられた端部に近づくに従って細かくなることを特徴とする請求項4又は5に記載の浄水ユニット。
  12. 前記等断面カートリッジに流入する原水の流量を均一に近づけるためのリング部材が、前記第1の環状空間に挿入取付け可能であり、前記第1の環状空間に挿入取付けされた前記リング部材の長手方向長さは、前記管入口及び前記管出口が設けられた端部に近づくに従って大きくなることを特徴とする請求項5に記載の浄水ユニット。
  13. 前記リング部材は、長手方向の長さが等しいリング部材要素から構成され、前記第1の環状空間に挿入取付けされたリング部材要素の数は、前記管入口及び前記管出口が設けられた端部に近づくに従って多くなることを特徴とする請求項12に記載の浄水ユニット。
  14. 前記原水水路は、前記管体の周方向に部分的に設けられ、
    前記等断面カートリッジの第1の原水通路は、前記管体の周方向に部分的に設けられ、
    前記等断面カートリッジに流入する原水の流量を均一に近づけるために、前記原水水路と前記第1の原水通路とが重なる面積が、前記管入口及び前記管出口が設けられた端部に近づくに従って小さくなるように、前記等断面カートリッジの前記管体に対する取付け角度が長手方向に変化することを特徴とする請求項5に記載の浄水ユニット。
  15. 前記等断面カートリッジに流入する原水の流量を均一に近づけるために、前記等断面カートリッジの第1の原水通路又は第2の原水通路の開口面積は、前記管入口及び前記管出口が設けられた端部に近づくに従って小さくなることを特徴とする請求項5に記載の浄水ユニット。
  16. 前記等断面カートリッジに流入する原水の流量を均一に近づけるために、前記等断面カートリッジの活性炭収容室に収容される活性炭の粒径は、前記管入口及び前記管出口が設けられた端部に近づくに従って小さくなることを特徴とする請求項4又は5に記載の浄水ユニット。
JP2008081333A 2008-03-26 2008-03-26 浄水ユニット Pending JP2009233541A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008081333A JP2009233541A (ja) 2008-03-26 2008-03-26 浄水ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008081333A JP2009233541A (ja) 2008-03-26 2008-03-26 浄水ユニット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009233541A true JP2009233541A (ja) 2009-10-15

Family

ID=41248194

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008081333A Pending JP2009233541A (ja) 2008-03-26 2008-03-26 浄水ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009233541A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013039194A1 (ja) * 2011-09-14 2013-03-21 三菱レイヨン・クリンスイ株式会社 浄水器用カートリッジ
CN108014544A (zh) * 2017-12-18 2018-05-11 四会市华通金属筛网制品有限公司 再生循环的活性炭过滤网
KR102177733B1 (ko) * 2019-11-11 2020-11-11 (주)동아엔지니어링 다단식 활성탄 필터를 이용한 수처리장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013039194A1 (ja) * 2011-09-14 2013-03-21 三菱レイヨン・クリンスイ株式会社 浄水器用カートリッジ
CN108014544A (zh) * 2017-12-18 2018-05-11 四会市华通金属筛网制品有限公司 再生循环的活性炭过滤网
KR102177733B1 (ko) * 2019-11-11 2020-11-11 (주)동아엔지니어링 다단식 활성탄 필터를 이용한 수처리장치

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11873612B2 (en) Screen intake flow control and support device
KR100874751B1 (ko) 정수기용 복합필터 조립체
US20200270146A1 (en) Side-loading transverse shower filter
JP2009233541A (ja) 浄水ユニット
JP2010253473A (ja) 樹脂溶融体用フィルタ装置
JP5682863B2 (ja) 浄水器用カートリッジ
KR200491288Y1 (ko) 필터어셈블리 및 이를 갖는 샤워기
JP5435289B2 (ja) 浄水装置付き吐水ヘッド及びカバー付き浄化カートリッジ
JP5872210B2 (ja) 浄水機能付き水栓
JP7219272B2 (ja) 逆浸透圧ろ過モジュール及びこれを含む逆浸透圧フィルタ
JP2015010693A (ja) 耐熱用ピストン・シリンダ装置
JP6182573B2 (ja) カートリッジケース及びカートリッジ
JP5634480B2 (ja) 水栓装置用バルブユニット及び水栓装置
CN109231364B (zh) 滤芯结构、水处理系统及其控制方法
KR101640955B1 (ko) 필터 어셈블리 및 정수기
JP7154143B2 (ja) シャワーヘッド
JP5890658B2 (ja) 浴槽用給湯口アダプター
JP4408724B2 (ja) 浄水器用水栓
JP5345560B2 (ja) 浄水器
JP7232623B2 (ja) 原水改質装置
JP5500767B2 (ja) 浄水器
RU2007127678A (ru) Система очистки дренажа
JP2013104566A (ja) 浴槽用給湯口アダプター
KR200211447Y1 (ko) 정수기용 활성탄 필터하우징
JP5890657B2 (ja) 浴槽用給湯口アダプター