JP2009233153A - 挿入体及び内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】複雑な形状の被検体の内部でも容易に挿入可能であるとともに必要に応じて被検体に対して確実に固定することが可能な挿入体及び内視鏡装置を提供する。
【解決手段】挿入体10は、挿入部11と、その外周面に軸方向に沿って配設された二つの牽引部及びその先端及び基端で折り返して接続する二つの折返し部からなる略環状の操作ワイヤ18と、折返し部又はその近傍で挿入部11に固定され操作ワイヤ18を進退可能に支持する先端側ガイド部材21及び基端側ガイド部材22と、挿入部11の外周面に軸方向に進退可能に設けられ牽引部の何れかが固定された操作部材17と、挿入部11の外周面に軸方向に沿って配設され弾性的に撓み変形可能な支持部材16と、支持部材16の一端を外周面に固定する固定部材19と、挿入部11の外周面に軸方向に沿って進退可能に設けられ支持部材16の他端が固定され牽引部の何れかが固定されたスライド部材20を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、内視鏡装置における内視鏡挿入部や、該内視鏡挿入部を案内するガイドチューブなど、被検体の内部に挿入する挿入体、及び、該挿入体として内視鏡挿入部を有する内視鏡装置に関する。
近年、医療分野や工業分野などの様々な分野においては、観察者が直接目視できない管路などの狭窄部を観察可能とすべく、被検体の内部に挿入可能な内視鏡挿入部を有する内視鏡装置が利用されている。そして、このような内視鏡装置においては、内視鏡挿入部の先端側に設けられた観察手段によって安定した姿勢で被検体の内部を観察可能とするために、内視鏡挿入部に固定手段が設けられたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、内視鏡挿入部には、板バネ、または、第1リンクと第2リンクと両者を付勢して径方向に張り出させる付勢手段とで構成されたガイド部が配設されており、一端が内視鏡挿入部に固定され、他端が内視鏡挿入部の軸方向に進退可能とされている。そして、板バネでガイド部を構成する場合には、自身の付勢力によって、また、第1リンクと第2リンクと付勢手段とでガイド部を構成する場合には付勢手段の付勢力によってガイド部が径方向外側に張り出すことで、内視鏡挿入部を被検体に対して支持し、安定した姿勢で観察手段によって観察することが可能になるとされている。
また、固定手段を、上記の板バネを有する構成とした場合において、内視鏡挿入部に固定された一端部と軸方向に進退可能な他端部との間に設けられたネジ棒と、ネジ棒に接続されて基端側に配設された可撓性を有する可撓棒とを備え、該可撓棒を軸回りに回転させることで、ネジ棒を回転させて板バネの他端部を進退させるものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。このような固定手段では、可撓棒を介してネジ棒を正反回転させることで、板バネの他端部が進退し、これにより該板バネを径方向に自在に張り出させることが可能であるとされている。
また、内視鏡挿入部などの挿入部材を挿入可能なチャンネルを有するガイドチューブにおいて、バルーンからなる固定手段が設けられたものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。このようなガイドチューブでは、空気圧などによりバルーンを膨張させることで、被検体に対して支持されることとなり、チャンネルに挿通される挿入部材を安定した姿勢で挿入することが可能であるとされている。
特開平9−229868号公報 実公平3−53169号公報 米国特許第5938582号明細書
しかしながら、特許文献1の内視鏡挿入部に設けられた固定手段では、単に板バネ自身または付勢手段による付勢力で径方向外側に張り出しているのみであるので、被検体に対して有効に支持力を発揮させることができなかった。板バネ自身または付勢手段の弾性定数を大きくして付勢力を高めることも考えられるが、当該固定手段は常に張り出した状態であり、被検体の内部に挿入する際には、挿入抵抗が増大して挿入性が低下してしまう問題があった。
また、特許文献2の内視鏡挿入部に設けられた固定手段では、可撓棒の操作によりネジ棒を回転させることで板バネを径方向に進退させることが可能であり、ネジ棒に作用するトルクにより、板バネによる支持力を有効に発揮させることが可能であるものの、ネジ棒が配設された範囲で可撓性が低下してしまい、複雑に屈曲、湾曲した管路などの被検体では挿入性が低下してしまう。また、仮に所望の位置まで挿入できたとしても、挿入部が被検体に応じて湾曲することで可撓棒も湾曲し、これにより基端側からネジ棒にトルクを伝達させることができず、板バネを径方向外側に自在に進退させることができなくなってしまう。このため、板バネを径方向外側に張り出させて有効に支持力を発揮させてしまうことができず、あるいは、板バネの張り出す量を小さくして被検体に対して固定された状態を解除することができなくなってしまう問題があった。
また、特許文献3のガイドチューブに設けられた固定手段では、バルーンを利用していることで、収縮時においてはガイドチューブ自体の挿入性を保持しつつ、バルーンの膨張によってガイドチューブを支持することが可能であるものの、空気圧等による支持力の発揮には限界があった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、複雑な形状の被検体の内部でも容易に挿入可能であるとともに、必要に応じて被検体に対して確実に固定することが可能な挿入体及び内視鏡装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、被検体の内部に挿入される細長で湾曲可能な挿入部と、該挿入部の外周面に軸方向に沿って配設された二つの牽引部、及び、該牽引部の先端及び基端のそれぞれで折り返して該牽引部を互いに接続する二つの折返し部からなる略環状の操作ワイヤと、該操作ワイヤの先端側及び基端側それぞれの折返し部または折返し部近傍で前記挿入部に固定され、前記操作ワイヤを進退可能に支持する先端側ガイド部材及び基端側ガイド部材と、前記先端側ガイド部材と前記基端側ガイド部材との間で前記挿入部の外周面に軸方向に進退可能に設けられ、前記操作ワイヤの二つの前記牽引部のいずれかが固定された操作部材と、該操作部材よりも先端側で、前記挿入部の外周面に軸方向に沿って配設され、弾性的に撓み変形可能な少なくとも一つの支持部材と、該支持部材の一端を外周面に固定する固定部材と、前記挿入部の外周面に、軸方向に沿って進退可能に設けられ、前記支持部材の他端が固定されるとともに、前記操作ワイヤの二つの前記牽引部のいずれかが固定されたスライド部材とを備えることを特徴としている。
この発明に係る挿入体によれば、挿入部を被検体の内部で固定、解除する場合には、操作部材を挿入部の軸方向に沿って先端側に前進させ、あるいは、基端側に後退させる。すなわち、操作部材を挿入部の軸方向に沿って基端側に後退させた場合には、操作ワイヤは、操作部材に固定された牽引部において先端側の部分が基端側へ牽引されることとなり、操作部材の操作力が、操作ワイヤの牽引力として先端側へ伝達されることとなる。そして、先端側において同じ牽引部にスライド部材が固定されている場合には、スライド部材は、操作部材の後退に応じて作用する牽引力によって後退することとなる。また、操作部材と異なる牽引部にスライド部材が固定されている場合には、操作部材が固定されている牽引部が基端側に牽引されることで、先端側ガイド部材で支持されている先端側の折返し部を介して、スライド部材が固定されているもう一方の牽引部が先端側へ牽引されることとなり、スライド部材は、操作部材の後退に応じて作用する牽引力によって前進することとなる。
また、操作部材を挿入部の軸方向に沿って先端側に前進させた場合には、操作ワイヤは、操作部材に固定された牽引部において基端側の部分が先端側へ牽引されることとなる。これにより操作ワイヤは、基端側ガイド部材によって支持されつつ、基端側の折返し部を介して、操作部材に固定されていないもう一方の牽引部が基端側へ牽引されることとなり、操作部材の操作力が、操作ワイヤの牽引力として先端側へ伝達されることとなる。そして、先端側において同じ牽引部にスライド部材が固定されている場合には、操作部材及びスライド部材が固定されていない牽引部が基端側へ牽引されることで、先端側ガイド部材で支持されている先端側の折返し部を介して、スライド部材が固定されているもう一方の牽引部が先端側へ牽引されることとなり、スライド部材は、操作部材の前進に応じて作用する牽引力によって前進することとなる。また、操作部材と異なる牽引部にスライド部材が固定されている場合には、スライド部材が固定されている牽引部が基端側へ牽引されることで、スライド部材は操作部材の前進に応じて作用する牽引力によって後退することとなる。
以上のように、必要な操作力をもって操作部材を軸方向に進退させることで、環状の操作ワイヤにおける二つの牽引部のいずれかを操作力に応じた牽引力で基端側へ牽引することができ、当該牽引力によってスライド部材を軸方向に進退させることができる。このため、他端がスライド部材に固定された支持部材を、操作力に応じた力で径方向に進退させ、被検体に当接、押圧し、あるいは、離間させることができる。そして、挿入部の軸方向に配設される支持部材及び操作ワイヤは、それぞれ湾曲可能であるので、挿入部の挿入性を低下させることなく、好適に被検体の内部に挿入することが可能である。また、操作ワイヤは、先端側及び基端側のそれぞれで、先端側ガイド部材及び基端側ガイド部材によって軸方向に進退可能に挿入部に固定されており、軸方向全体にわたって挿入部に沿うように支持されているものではない。このため、挿入する被検体に応じて湾曲する際に、操作ワイヤが挿入部に拘束されて軸方向に張力が作用してしまうことで、支持部材が誤動作してしまうことを防止することができる。
また、上記の挿入体において、前記スライド部材の基端側近傍で挿入部に固定され、前記操作ワイヤを進退可能に支持する第一の補助部材と、前記操作部材の先端側近傍で挿入部に固定され、前記操作ワイヤを進退可能に支持する第二の補助部材とを備えることがより好ましいとされている。
この発明に係る挿入体によれば、牽引部がスライド部材に固定されている範囲においては、先端側ガイド部材と第一の補助部材とによって牽引部を挿入部の軸方向に略平行な状態とすることができる。同様に牽引部が操作部材に固定されている範囲においては、第二の補助部材と基端側ガイド部材とによって牽引部を挿入部の軸方向に略平行な状態とすることができる。このため、上記のとおり、操作ワイヤに対する挿入部の拘束を最小限として支持部材の誤動作を防止しつつ、操作ワイヤにおいて、操作部材に作用する操作力が伝達される範囲、及び、操作力が作用することに伴ってスライド部材に牽引力を作用させる範囲では、操作部材及びスライド部材の進退する軸方向に操作ワイヤの牽引部を略平行として操作力を効率良く伝達させることができる。
また、上記の挿入体において、二つの前記折返し部、並びに、二つの前記牽引部の内、前記先端側ガイド部材と前記第一の補助部材との間で前記スライド部材に固定されていない一方、第一の補助部材と第二の補助部材の間のそれぞれ、及び、前記第二の補助部材と基端側ガイド部材との間で前記操作部材に固定されていない一方で、前記操作ワイヤに外装され、前記先端側ガイド部材、前記第一の補助部材、前記第二の補助部材、及び、前記基端側ガイド部材のそれぞれに固定されたガイドシースを備えることがより好ましいとされている。
この発明に係る挿入体によれば、操作ワイヤは、操作部材及びスライド部材に固定されている範囲を除いて先端側ガイド部材、第一の補助部材、第二の補助部材、及び、基端側ガイド部材のそれぞれに固定されたガイドシースに外装されているので、外部から摩擦等の抵抗を受けることなく、操作部材の進退に伴ってガイドシースに案内されつつ好適に進退し、スライド部材に操作力を伝達させることができる。
また、上記の挿入体において、前記操作部材と前記スライド部材とは、同じ前記牽引部に固定されていることがより好ましいとされている。
この発明に係る挿入体によれば、操作部材とスライド部材とが二つの牽引部の内の同じ方に固定されていることで、操作部材の前進または後退に伴ってスライド部材も同様の方向に前進または後退させることができる。このため、操作者にとっては、基端側で自らが操作する操作部材の動きに伴う先端側のスライド部材及び支持部材の動きを直感的に把握しやすくなり、操作性を向上することができる。
また、上記の挿入体において、前記操作部材を前記挿入部に対して着脱可能に固定する固定手段を備えることがより好ましいとされている。
この発明に係る挿入体によれば、固定手段によって操作部材を固定することで、操作ワイヤを介してスライド部材の進退を規制することができ、これにより支持部材を径方向に張り出して所定の支持力で被検体に対して挿入部を支持した状態を維持させることができる。
また、上記の挿入体において、前記挿入部が内部に他の挿入部材を挿入可能とする略管状に形成されたガイドチューブであることがより好ましいとされている。
この発明に係る挿入体によれば、ガイドチューブとして好適に湾曲させて被検体の内部に挿入することができるとともに、操作部材を操作することで、必要に応じて支持部材を径方向外側へ張り出させて挿入部を固定することができ、固定した状態では内部に他の挿入部材を挿入して進退させることができる。
また、本発明の内視鏡装置は、上記の挿入体が内視鏡挿入部であることを特徴としている。
この発明に係る内視鏡装置によれば、内視鏡挿入部を好適に湾曲させて被検体の内部に挿入することができるとともに、操作部材を操作することで、必要に応じて支持部材を径方向外側へ張り出させて内視鏡挿入部を固定することができる。
本発明の挿入体及び内視鏡装置によれば、複雑な形状の被検体の内部でも挿入部を容易に挿入可能であるとともに、必要に応じて被検体に対して確実に固定することが可能である。
本発明に係る実施形態について、図1から図6を参照して説明する。図1は、本実施形態の内視鏡システムの全体構成を示していて、被検体の内部に挿入して、所定の観察対象を観察するためのものである。内視鏡システム1は、被検体S内部に挿入される内視鏡挿入部3を有する内視鏡装置2と、同様に被検体Sの内部に挿入される挿入部11を有する挿入体であるガイドチューブ10とを備える。
図1に示すように、内視鏡装置2は、上記内視鏡挿入部3と、内視鏡挿入部3の基端に設けられた内視鏡操作部4と、内視鏡操作部4と接続された内視鏡本体部5とで構成されている。内視鏡挿入部3は、被検体Sの内部形状に応じて湾曲可能な可撓性を有する可撓管部3aと、可撓管部3aの先端に設けられ、内視鏡操作部4による操作で湾曲自在な湾曲部3bと、湾曲部3bの先端に設けられた硬質の先端部3cとを有する。内視鏡操作部4にはジョイスティック4aが設けられており、該ジョイスティック4aの操作により内視鏡挿入部3の湾曲部3bを四方向に自在に湾曲させることが可能である。先端部3cには、被検体Sを観察するための観察手段である図示しないCCDが内蔵されている。また、内視鏡本体部5はディスプレイ5aを有しており、CCDで取得された画像を表示することが可能となっている。
図1及び図2に示すように、ガイドチューブ10は、上記挿入部11と、挿入部11の基端に設けられた操作部12と、挿入部11を挿入した被検体Sに対して固定する固定手段15とを備える。挿入部11は、全体として略管状であり、操作部12と接続されて被検体Sの内部形状に応じて湾曲可能な可撓性を有する可撓管部11aと、可撓管部11aの先端に設けられ、操作部12による操作で湾曲自在な湾曲部11bとを有する。操作部12には、湾曲ノブ12aが設けられていて、該湾曲ノブ12aの回転方向によって、挿入部11の湾曲部11bを四方向に自在に湾曲させることが可能である。また、操作部12及び挿入部11には、基端側から先端側まで連通するチャンネル10aが形成されている。チャンネル10aの基端側は操作部12に開口しているとともに、先端側は挿入部11の先端に開口している。そして、このチャンネル10aに基端側から内視鏡装置2の内視鏡挿入部3が挿通され、先端側から突出している。
図2から図4に示すように、固定手段15は、挿入部11の外周面に軸方向に延設されるとともに、周方向に複数配設された支持部材である板バネ16と、挿入部11の基端側に設けられ、板バネ16による被検体Sに対する固定、解除の操作を行うための操作部材である操作リング17と、操作リング17による操作を板バネ16に伝達させる操作ワイヤ18とを有する。複数の板バネ16は、本実施形態では、可撓管部11aの先端部分、すなわち湾曲部11bの基端側で周方向に等間隔に四本設けられている。また、この複数の板バネ16は、先端が挿入部11に外嵌された固定部材である固定リング19によって互いに連結されつつ挿入部11の外周面に固定され、また、基端が挿入部11に軸方向に進退可能に外装されたスライド部材であるスライドリング20によって互いに連結されている。このため、スライドリング20を軸方向に進退させて、固定リング19とスライドリング20との間隔を変化させることで、固定リング19とスライドリング20とに固定された板バネ16は、弾性的に撓み変形して径方向外側に張り出すことが可能となっている。
また、操作リング17は、板バネ16が先端側に位置するように挿入部11の基端側に設けられ、挿入部11に軸方向に進退可能に外装された略環状の部材であり、操作ワイヤ18を挿通させるための第一の貫通孔17aと第二の貫通孔17bの二つの貫通孔が形成されている。また、操作リング17には外周面から内周面まで連通するネジ孔が形成されており、固定手段である固定用ネジ17cが螺合されている。そして、操作リング17の内周面で固定用ネジ17cの先端を挿入部11の外周面に当接させた状態で固定用ネジ17cを締め込むことで、挿入部11に対して操作リング17を軸方向に固定することが可能となっている。
また、操作ワイヤ18は、挿入部11の外周面に固定された先端側ガイド部材21及び基端側ガイド部材22、さらに、先端側ガイド部材21と基端側ガイド部材22との間で挿入部11の外周面に固定された第一の補助部材23、第二の補助部材24、及び第三の補助部材25によって進退可能に支持されている端部を有しない略環状のワイヤである。より詳しくは、操作ワイヤ18は、挿入部11の外周面に軸方向に沿ってそれぞれ配設された第一の牽引部18a及び第二の牽引部18bの二つの牽引部と、第一の牽引部18a及び第二の牽引部18bの先端及び基端のそれぞれで折り返して第一の牽引部18a及び第二の牽引部18bを互いに接続する先端側折返し部18c及び基端側折返し部18dの二つの折返し部とで構成されている。そして、第一の牽引部18a及び第二の牽引部18bは、それぞれ先端側折返し部18c近傍となる先端部分において、先端側ガイド部材21に形成された貫通孔21a、21bにそれぞれ挿通され進退可能に支持されている。同様に、基端側折返し部18d近傍となる基端部分において、基端側ガイド部材22に形成された貫通孔22a、22bに挿通され進退可能に支持されている。
また、第一の補助部材23は、スライドリング20の可動範囲よりも基端側となる近傍の位置に設けられており、貫通孔23a、23bが形成されている。さらに、第三の補助部材25は、スライドリング20の可動範囲よりも先端側となる近傍の位置に設けられており、貫通孔25a、25bが形成されている。また、第二の補助部材24は、操作リング17の可動範囲よりも先端側となる近傍の位置に設けられており、貫通孔24a、24bが形成されている。そして、操作ワイヤ18の第一の牽引部18a及び第二の牽引部18bは、それぞれ第一の補助部材23の貫通孔23a、23b、第二の補助部材24の貫通孔24a、24b、及び、第三の補助部材25の貫通孔25a、25bにもそれぞれ挿通され、進退可能に支持されている。
また、操作ワイヤ18において、第二の牽引部18b、先端側折返し部18c及び基端側折返し部18d、並びに、第一の牽引部18aにおいて、操作リング17及びスライドリング20が設けられた範囲以外となる先端側ガイド部材21から第三の補助部材25まで、及び、第一の補助部材23から第二の補助部材24までには、可撓性を有するガイドシースとなるコイルシース26が外装されている。コイルシース26は、先端側ガイド部材21の貫通孔21a、21b、基端側ガイド部材22の貫通孔22a、22b、第一の補助部材23の貫通孔23a、23b、第二の補助部材24の貫通孔24a、24b、及び、第三の補助部材25の貫通孔25a、25bにそれぞれ挿入され固定されていて、内部の操作ワイヤ18を進退可能としている。また、コイルシース26は、操作リング17の第二の貫通孔17bに隙間を有して挿通されていて、コイルシース26に対して操作リング17を進退可能としている。
一方、第一の牽引部18aにおいて、操作リング17が設けられた第二の補助部材24と基端側ガイド部材22との間にはコイルシース26は設けられておらず、操作ワイヤ18は露出している。そして、操作ワイヤ18の第一の牽引部18aは、操作リング17の第一の貫通孔17aに露出した状態で挿通され、先端面17d及び基端面17eにおいて操作リング17に溶接して固定されている。また、操作ワイや18の第一の牽引部18aにおいて、スライドリング20が設けられた第三の補助部材25と第一の補助部材23との間にもコイルシース26は設けられておらず露出していて、スライドリング20の外周面に溶接して固定されている。
次に、この実施形態の内視鏡システム1及びガイドチューブ10の作用について、図5に示すように、被検体Sの内部に内視鏡挿入部3を挿入して内部の通路S1を観察する場合について説明する。図5に示すように、この実施形態の内視鏡システム1では、まず、チャンネル10aに内視鏡装置2の内視鏡挿入部3を挿入したガイドチューブ10を被検体Sの入口S2から通路S1に挿入していく。なお、内視鏡装置2の内視鏡挿入部3については、ガイドチューブ10をある程度被検体Sの内部に挿入した後にチャンネル10aに挿入するものとしても良い。ここで、ガイドチューブ10の挿入部11の外周面には、固定手段15として板バネ16及び操作ワイヤ18が軸方向に配設されているが、これらはそれぞれ湾曲可能な部材で構成されている。また、板バネ16を固定する固定リング19及びスライドリング20、並びに、操作ワイヤ18を支持する先端側ガイド部材21、基端側ガイド部材22、第一の補助部材23、第二の補助部材24、及び、第三の補助部材25も、軸方向の一部に設けられているのみである。このため、ガイドチューブ10では、固定手段15によって挿入部11の挿入性が低下してしまうことなく、好適に被検体Sの内部に挿入することが可能である。そして、内視鏡装置2の内視鏡本体部5のディスプレイ5aに表示される被検体S内部の画像を確認しながら、ガイドチューブ10及びチャンネル10aに挿入された内視鏡挿入部3をさらに押し込み挿入していく。そして、所望の位置まで挿入したら、次に、ガイドチューブ10において、固定手段15によって挿入部11の固定を行う。
すなわち、図2から図4に示すように、固定手段15において、操作リング17を把持して操作力を与えて軸方向先端側へ前進させる。これにより、環状の操作ワイヤ18の第一の牽引部18aの内、基端面17eに固定された基端側の部分が操作リング17によって先端側へ牽引されることとなる。ここで、操作ワイヤ18は、基端面17eに固定された位置から基端側で基端側折返し部18dで折り返され、第二の牽引部18bとして先端側に向かって配設している。これにより操作ワイヤ18は、基端側ガイド部材22によって支持されつつ、基端側の基端側折返し部18dを介して、操作リング17に固定されていないもう一方の第二の牽引部18bが基端側へ牽引されることとなり、操作リング17に与えられた操作力が、操作ワイヤ18の牽引力として先端側へ伝達されることとなる。そして、基端側へ牽引される第二の牽引部18bは、先端側で先端側折返し部18cで折り返されて第一の牽引部18aとして基端側に向かって配設しスライドリング20に固定されている。このため、先端側ガイド部材22で支持されている先端側の先端側折返し部18cを介して、スライドリング20が固定されている第一の牽引部18aが先端側へ牽引されることとなり、スライドリング20は、操作リング17の前進に応じて作用する牽引力によって固定リング19との間隔を狭めるように前進することとなる。
このため、固定リング19とスライドリング20との間に固定された各板バネ16は、弾性的に撓み変形して径方向外側へ張り出すこととなる。そして、図5及び図6に示すように、張り出した板バネ16が被検体Sにおいて壁面S1aを押圧することで、挿入部11を被検体Sに対して固定した状態とすることができる。この際、操作リング17に操作者から伝達される操作力は、可撓性を有して自在に湾曲可能な操作ワイヤ18を介してスライドリング20に伝達され、板バネ16の径方向外側への押圧力として作用する。このため、複雑に屈曲あるいは湾曲した被検体Sの内部に挿入したとしても、操作者の操作力を操作ワイヤ18を介して板バネ16によって被検体Sに固定させる力として確実に反映させることができる。また、この状態で、操作リング17において、固定用ネジ17cを締め付けることで、挿入部11に対して操作リング17を軸方向に固定することができる。このため、操作ワイヤ18を介してスライドリング20の進退を規制することができ、これにより板バネ16を径方向に張り出して所定の支持力で被検体Sに対して挿入部11を支持した状態を維持させることができる。
そして、この状態で、内視鏡装置2の内視鏡操作部4を操作することで内視鏡挿入部3の湾曲部3bを湾曲させ、あるいは、ガイドチューブ10の操作部12を操作することで湾曲部11bを湾曲させることで、さらに、ガイドチューブ10に対して内視鏡挿入部3を軸方向に進退させることで、内視鏡挿入部3の先端部3cの位置及び向きを自在に変化させて被検体Sの内部を好適に観察することができる。この際、ガイドチューブ10の挿入部11が固定手段15によって被検体Sに対して確実に固定された状態であるので、安定した姿勢で内視鏡装置2によって被検体Sの内部を観察することができる。
また、内視鏡装置2による被検体Sの観察が終了したら、ガイドチューブ10において、固定手段15による固定を解除する。具体的には、固定手段15において、固定用ネジ17cを緩めた後に、操作リング17を把持して操作力を与えて軸方向基端側へ後退させる。これにより、環状の操作ワイヤ18の第一の牽引部18aの内、先端面17dに固定されて先端側へ配設された先端側の部分が操作リング17によって基端側へ牽引されることとなる。これにより操作リング17に与えられた操作力が操作ワイヤ18の牽引力として先端側へ伝達されることとなる。そして、基端側へ牽引される第一の牽引部18aは、先端側でスライドリング20に固定されている。このため、スライドリング20は、操作リング17の後退に応じて作用する牽引力によって固定リング19との間隔を広げるように後退することとなる。
このため、固定リング19とスライドリング20との間に固定された各板バネ16は、径方向に張り出す量が小さくなり、被検体Sの壁面S1aから離間することとなり、固定手段15による固定が解除されることとなる。この際、板バネ16は、自らの復元力のみならず、操作リング17に作用した操作力に応じた牽引力がスライドリング20に作用することによって張り出す量を小さくし、被検体Sの壁面S1aから離間することとなる。このため、固定した状態で板バネ16が被検体Sの壁面S1aに付着し、あるいは凹凸などに係合されてしまっていたとしても、強制的に離間させることができ、挿入したガイドチューブ10が引き抜き不能となってしまうことを防止することができる。
以上のように、本実施形態の内視鏡システム1におけるガイドチューブ10では、第一の牽引部18a及び第二の牽引部18b並びに先端側折返し部18c及び基端側折返し部18dからなる環状の操作ワイヤ18と、操作リング17と、スライドリング20とを備えることで、挿入部11を自在に湾曲させて複雑な形状の被検体Sの内部でも容易に挿入可能であるとともに、挿入した状態で必要に応じて被検体Sに対して確実に固定することが可能である。そして、チャンネル10aに挿通させた内視鏡装置2の内視鏡挿入部3によって被検体Sを安定した姿勢で好適に観察することができる。
ここで、本実施形態のガイドチューブ10の固定手段15においては、操作ワイヤ18は、先端側で、先端側ガイド部材21、第一の補助部材23及び第三の補助部材25、基端側ガイド部材によって、また、基端端側で基端側ガイド部材22及び第二の補助部材24によって、それぞれ軸方向に進退可能に挿入部11に対して支持されており、軸方向全体にわたって挿入部11に沿うように支持されているものではない。このため、挿入する被検体Sに応じて湾曲する際に、操作ワイヤ18が挿入部11に拘束されて軸方向に張力が作用してしまうことで、板バネ16が誤動作して径方向への張り出し量が変化し、不用意に固定し、あるいは、固定が解除されてしまうことを防止することができる。
なお、操作ワイヤ18としては、上記のとおり先端側折返し部18c及び基端側折返し部18dの近傍で、または、先端側折返し部18c及び基端側折返し部18dで先端側ガイド部材21及び基端側ガイド部材22で進退可能に支持されていれば良い。しかし、第一の補助部材23及び第二の補助部材24でも進退可能に支持することによって、操作ワイヤ18においてスライドリング20に固定されている範囲及び操作リング17に固定される範囲を挿入部11の軸方向に略平行な状態とすることができる。このため、操作ワイヤ18に対する挿入部11の拘束を最小限として板バネ16の誤動作を防止しつつ、操作ワイヤ18において、操作リング17に作用する操作力が伝達される範囲、及び、操作力が作用することに伴ってスライドリング20に牽引力を作用させる範囲では、操作リング17及びスライドリング20の進退する軸方向に操作ワイヤ18を略平行として操作力を効率良く伝達させることができる。さらに、スライドリング20の可動範囲の先端側近傍の位置で第三の補助部材25によっても支持させることで、スライドリング20に牽引力をより効率良く伝達可能としつつ、板バネ16と操作ワイヤ18との干渉をより確実に防止することができる。
また、操作ワイヤ18は、上記のとおり、操作リング17及びスライドリング20に固定されている範囲を除いて先端側ガイド部材21、第三の補助部材25、第一の補助部材23、第二の補助部材24、及び、基端側ガイド部材22のそれぞれに固定されたコイルシース26に外装されている。このため、操作ワイヤ18は、外部から摩擦等の抵抗を受けることなく、操作リング17の進退に伴ってガイドシース26に案内されつつ好適に進退し、スライドリング20に操作力を伝達させることができる。
また、本実施形態では、操作リング17とスライドリング20とは、二つの牽引部の内の同じ第一の牽引部18aに固定されていることで、操作リング17の前進または後退に伴ってスライドリング20も同様の方向に前進または後退させることができる。このため、操作者にとっては、基端側で自らが操作する操作リング17の動きに伴う先端側のスライドリング20及び板バネ16の動きを直感的に把握しやすくなり、操作性を向上することができる。
また、本実施形態では、内視鏡システム1として、ガイドチューブ10のチャンネル10aに内視鏡装置2の内視鏡挿入部3を挿入して使用するものとしたが、これに限るものでは無い。ガイドチューブ10としては、チャンネル10aを利用して処置具など様々な挿入部材を被検体Sの内部に挿入するためのガイドとして利用することが可能である。
また、本実施形態では、固定手段15を有する挿入体としてガイドチューブ10を例に挙げたが、これに限るものではない。図7は、本発明の他の実施形態を示し、内視鏡装置を示している。図7に示すように、この実施形態の内視鏡装置30は、基本的な構成は上記実施形態の内視鏡装置2と同様であるが、挿入体としての内視鏡挿入部3に固定手段15が設けられている点で異なっている。すなわち、内視鏡挿入部3において、可撓管部3aの先端側に板バネ16が固定リング19及びスライドリング20によって固定されているとともに、可撓管部3aの基端側に操作リング17が進退可能に設けられている。そして、操作リング17とスライドリング20とは、先端側ガイド部材21、基端側ガイド部材22、第一の補助部材23、第二の補助部材24及び第三の補助部材25によって支持された操作ワイヤ18によって接続されている。このため、このような内視鏡装置30では、内視鏡挿入部3を挿入した状態で必要に応じて固定手段15の操作リング17を操作することによって、板バネ16を径方向に進退させ、被検体Sに対して内視鏡挿入部3を固定し、あるいは、固定を解除することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
なお、上記各実施形態では、挿入体において先端側の範囲に固定手段15の板バネ16が設けられているものとしたが、これに限るものではなく、板バネ16の位置は使用目的などに応じて適時変更可能なものである。また、板バネ16、固定リング19及びスライドリング20の組を軸方向に複数組設け、各組のスライドリング20が操作ワイヤ18と固定されているものとしても良い。このようにすることによって一つの操作によって軸方向の複数箇所で被検体Sに挿入部を固定することができる。また、上記各実施形態では、支持部材として板バネ16を例に挙げたが、これに限るものでは無く、棒状あるいは線状のバネ材や、板状の弾性を有する樹脂など、スライドリング20の進退に伴って弾性的に撓み変形して径方向に張り出す量を変化させることが可能な部材であれば良い。また、上記実施形態では、操作ワイヤは、挿入部に固定された先端側ガイド部材及び基端側ガイド部材によって進退可能に支持されるものとしたが、必ずしも挿入部と別部材である必要な無く、挿入部の一部、例えば先端部に操作ワイヤを案内するための溝や孔が形成されているものとしても良い。あるいは、基端側においては挿入部に接続された操作部に案内するための溝や孔が形成されているものとしても良い。
本発明の実施形態の内視鏡システムを示す全体構成図である。 本発明の実施形態のガイドチューブの詳細図である。 本発明の実施形態のガイドチューブにおいて、基端側の詳細を示す断面図である。 本発明の実施形態のガイドチューブにおいて、先端側の詳細を示す断面図である。 本発明の実施形態の内視鏡システムによって被検体の観察する際の説明図である。 本発明の実施形態の内視鏡システムによって被検体の観察する際の説明図である。 本発明の他の実施形態の内視鏡装置を示す全体構成図である。
符号の説明
2、30 内視鏡装置
3 内視鏡挿入部(挿入体)
10 ガイドチューブ(挿入体)
16 板バネ(支持部材)
17 操作リング(操作部材)
18 操作ワイヤ
18a 第一の牽引部(牽引部)
18b 第二の牽引部(牽引部)
18c 先端側折返し部(折返し部)
18d 基端側折返し部(折返し部)
19 固定リング(固定部材)
20 スライドリング(スライド部材)
21 先端側ガイド部材
22 基端側ガイド部材
23 第一の補助部材
24 第二の補助部材
26 コイルシース(ガイドシース)

Claims (7)

  1. 被検体の内部に挿入される細長で湾曲可能な挿入部と、
    該挿入部の外周面に軸方向に沿って配設された二つの牽引部、及び、該牽引部の先端及び基端のそれぞれで折り返して該牽引部を互いに接続する二つの折返し部からなる略環状の操作ワイヤと、
    該操作ワイヤの先端側及び基端側それぞれの折返し部または折返し部近傍で前記挿入部に固定され、前記操作ワイヤを進退可能に支持する先端側ガイド部材及び基端側ガイド部材と、
    前記先端側ガイド部材と前記基端側ガイド部材との間で前記挿入部の外周面に軸方向に進退可能に設けられ、前記操作ワイヤの二つの前記牽引部のいずれかが固定された操作部材と、
    該操作部材よりも先端側で、前記挿入部の外周面に軸方向に沿って配設され、弾性的に撓み変形可能な少なくとも一つの支持部材と、
    該支持部材の一端を外周面に固定する固定部材と、
    前記挿入部の外周面に、軸方向に沿って進退可能に設けられ、前記支持部材の他端が固定されるとともに、前記操作ワイヤの二つの前記牽引部のいずれかが固定されたスライド部材とを備えることを特徴とする挿入体。
  2. 請求項1に記載の挿入体において、
    前記スライド部材の基端側近傍で挿入部に固定され、前記操作ワイヤを進退可能に支持する第一の補助部材と、
    前記操作部材の先端側近傍で挿入部に固定され、前記操作ワイヤを進退可能に支持する第二の補助部材とを備えることを特徴とする挿入体。
  3. 請求項2に記載の挿入体において、
    二つの前記折返し部、並びに、二つの前記牽引部の内、前記先端側ガイド部材と前記第一の補助部材との間で前記スライド部材に固定されていない一方、前記第一の補助部材と前記第二の補助部材との間のそれぞれ、及び、前記第二の補助部材と前記基端側ガイド部材との間で前記操作部材に固定されていない一方で、前記操作ワイヤに外装され、前記先端側ガイド部材、前記第一の補助部材、前記第二の補助部材、及び、前記基端側ガイド部材のそれぞれに固定されたガイドシースを備えることを特徴とする挿入体。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の挿入体において、
    前記操作部材と前記スライド部材とは、同じ前記牽引部に固定されていることを特徴とする挿入体。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の挿入体において、
    前記操作部材を前記挿入部に対して着脱可能に固定する固定手段を備えることを特徴とする挿入体。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の挿入体において、
    前記挿入部が内部に他の挿入部材を挿入可能とする略管状に形成されたガイドチューブであることを特徴とする挿入体。
  7. 請求項1から請求項5のいずれかに記載の挿入体が内視鏡挿入部であることを特徴とする内視鏡装置。
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JP2012139339A (ja) * 2010-12-28 2012-07-26 Olympus Corp 内視鏡
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