JP2009232140A - チューナ受信部とこれを用いた高周波受信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】大きな妨害信号の存在する受信条件であっても、受信品質を改善できるチューナ受信部およびこれを用いた高周波受信装置を提供する。
【解決手段】第1のチューナ部103の入力部に設けられ、第1の入力端子103aからの信号が一方の入力に接続される合成器113、第1のRFAGC電圧とIFAGC電圧により受信品質を劣化させる第1の妨害信号があるかどうかを判定する妨害信号判定器210、第2のRFAGC電圧とIFAGC電圧により最も大きなレベルの第2の妨害信号を判定する受信信号判定器212、妨害信号判定器210と受信信号判定器212からのそれぞれの判定信号が入力され、第1の妨害信号をキャンセルするための制御信号を供給する受信品質制御器214、この受信品質制御器214からの制御信号により第2の妨害信号からキャンセル信号を生成して合成器113の他方の入力に供給するキャンセル信号生成部111とを設ける。
【選択図】図1
【解決手段】第1のチューナ部103の入力部に設けられ、第1の入力端子103aからの信号が一方の入力に接続される合成器113、第1のRFAGC電圧とIFAGC電圧により受信品質を劣化させる第1の妨害信号があるかどうかを判定する妨害信号判定器210、第2のRFAGC電圧とIFAGC電圧により最も大きなレベルの第2の妨害信号を判定する受信信号判定器212、妨害信号判定器210と受信信号判定器212からのそれぞれの判定信号が入力され、第1の妨害信号をキャンセルするための制御信号を供給する受信品質制御器214、この受信品質制御器214からの制御信号により第2の妨害信号からキャンセル信号を生成して合成器113の他方の入力に供給するキャンセル信号生成部111とを設ける。
【選択図】図1
Description
本発明は、希望信号に対して強い妨害信号が存在する受信状況においても、良好な受信品質を可能とするチューナ受信部とこれを用いた高周波受信装置に関するものである。
以下、従来の高周波受信装置について説明する。図8に示すように、従来の高周波受信装置1は、チューナ部3、5と、これらチューナ部3、5の出力がそれぞれ接続されるダイバシティ・誤り訂正部7とから構成されていた。
チューナ部3では、アンテナで受信された信号は、RF増幅器9、IF増幅器11により利得制御され、また混合器13により周波数変換され、フィルタ15、17により妨害信号が抑圧されたのち、デジタル信号が出力される。
同様に、アンテナで受信された信号は、RF増幅器19、IF増幅器21により利得制御され、また混合器23により周波数変換され、フィルタ25、27により妨害信号が抑圧されたのち、デジタル信号が出力される。
これらデジタル信号は、ダイバシティ・誤り訂正部7に入力される。このダイバシティ・誤り訂正部7では、ダイバシティ受信とシングル受信の切替えと、誤り訂正を行って、TS(トランスポートストリーム)を出力する。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2008−22294号公報
従来の高周波受信装置1では、希望信号だけが入力端子に入力されると、この希望信号レベルが大きくなると、この大きさに応じてRF増幅器9、19を利得制御するRFAGC電圧が変化し、さらにIF増幅器11、21を利得制御するIFAGC電圧が変化した。これにより、各増幅器、混合器には最適な信号レベルが入力された。
しかしながら、希望信号とともに大きな妨害信号が入力端子に入力されると、この大きな妨害信号レベルによりRF増幅器9、19は大きく利得制御される。つまり、RF増幅器9、19の雑音指数が大きく劣化することになる。
このため、RF増幅器9、19からは、一定レベルとされた妨害信号と、雑音指数の劣化によりC/Nの悪い希望信号が出力される。
さらに、フィルタ15、25からは、妨害信号は抑圧されるが、C/Nの悪い希望信号が出力される。このC/Nの悪い希望信号は、IF増幅器11、21により最大利得に近い状態で増幅される。
このように、希望信号とともに大きな妨害信号がRF増幅器9、19に入力されると、大きな妨害信号によってこのRF増幅器9、19の利得制御が行われる。
このため、RF増幅器9、19の雑音指数が大きく劣化し、C/Nの悪い希望信号が出力され、受信品質が劣化するという問題があった。
そこで、本発明は、この問題を解決したもので、大きな妨害信号の存在する受信条件であっても、受信品質を改善できるチューナ受信部およびこれを用いた高周波受信装置を提供することを目的としたものである。
この目的を達成するために、第1のチューナ部の入力部に設けられるとともに第1の入力端子からの信号が一方の入力に接続される合成器と、第1のRFAGC電圧と第1のIFAGC電圧により受信品質を劣化させる第1の妨害信号があるかどうかを判定する妨害信号判定器と、第2のRFAGC電圧と第2のIFAGC電圧により最も大きなレベルの第2の妨害信号を判定する受信信号判定器と、前記妨害信号判定器と前記受信信号判定器からのそれぞれの判定信号が入力されるとともに前記第1の妨害信号をキャンセルするための制御信号を供給する受信品質制御器と、この受信品質制御器からの制御信号により前記第2の妨害信号からキャンセル信号を生成して前記合成器の他方の入力に供給するキャンセル信号生成部を設け、前記妨害信号判定器の判定信号に基づいて前記第2のチューナ部により前記第2の妨害信号を選局し、この第2の妨害信号から前記キャンセル信号生成部により生成された前記キャンセル信号により前記第1の妨害信号をキャンセルする。
これにより、所期の目的を達成することが可能となる。
以上のように、第1のチューナ部の入力部に設けられるとともに第1の入力端子からの信号が一方の入力に接続される合成器と、第1のRFAGC電圧と第1のIFAGC電圧により受信品質を劣化させる第1の妨害信号があるかどうかを判定する妨害信号判定器と、第2のRFAGC電圧と第2のIFAGC電圧により最も大きなレベルの第2の妨害信号を判定する受信信号判定器と、前記妨害信号判定器と前記受信信号判定器からのそれぞれの判定信号が入力されるとともに前記第1の妨害信号をキャンセルするための制御信号を供給する受信品質制御器と、この受信品質制御器からの制御信号により前記第2の妨害信号からキャンセル信号を生成して前記合成器の他方の入力に供給するキャンセル信号生成部を設け、前記妨害信号判定器の判定信号に基づいて前記第2のチューナ部により前記第2の妨害信号を選局し、この第2の妨害信号から前記キャンセル信号生成部により生成された前記キャンセル信号により前記第1の妨害信号をキャンセルする。
これにより、大きな妨害信号の存在する受信条件であっても、受信品質を改善できるチューナ受信部およびこれを用いた高周波受信装置を提供できる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1について、図1を用いて説明する。図1は、高周波受信装置101のブロック図である。本発明の実施の形態では一実施例として、デジタル方式のテレビ放送信号を受信する高周波受信装置101について説明する。
以下、本発明の実施の形態1について、図1を用いて説明する。図1は、高周波受信装置101のブロック図である。本発明の実施の形態では一実施例として、デジタル方式のテレビ放送信号を受信する高周波受信装置101について説明する。
この高周波受信装置101は、第1のチューナ部103と、第2のチューナ部105と、この第1のチューナ部103、第2のチューナ部105の出力がそれぞれ接続されたダイバシティ・誤り訂正部107と、第1のチューナ部103、第2のチューナ部105に入力される妨害信号を判定するとともにこの判定信号に基づいて受信品質を制御する受信品質制御部109と、この受信品質制御部109からの制御信号が入力されるとともに第2のチューナ部105で受信した受信品質を劣化させる妨害信号をキャンセルするキャンセル信号を生成するキャンセル信号生成部111とから構成されている。
さらに、このキャンセル信号生成部111からのキャンセル信号は、第1のチューナ部103の入力部に設けられた合成器113の他方の入力に供給されている。また、第1のチューナ部103、第2のチューナ部105、受信品質制御部109、キャンセル信号生成部111によりチューナ受信部115を構成している。
以下、チューナ部103の構成について説明する。このチューナ部103には、高周波信号が入力される入力端子103aと、デジタル信号が出力される出力端子103bが設けられている。
入力端子103aと出力端子103bの間には、入力端子103a側から順に、高周波信号を増幅する高周波増幅器117と、受信帯域信号を通過させるフィルタ112と、このフィルタ112の出力が一方の入力に供給される合成器113と、利得制御入力119aにより利得制御の可能なRF増幅器119と、RF増幅器119の出力が一方の入力に接続される混合器121と、周波数変換された出力信号を通過させるとともに希望信号以外の妨害信号を抑圧するフィルタ123と、利得制御入力125aにより利得制御の可能なIF増幅器125と、デジタル信号処理した信号を出力するデジタル信号処理部127が接続されている。
また、混合器121の他方の入力には、発振器129の出力が接続されている。この発振器129には、PLL回路131から出力される制御電圧が供給されている。このPLL回路131への制御データにより、発振器129の発振周波数を決定できる。
さらに、混合器121の出力信号は、第1のRF利得制御電圧(以下、第1のRFAGC電圧という。)を出力するRF利得制御器133に入力される。この第1のRFAGC電圧は、RF増幅器119の利得制御入力119aと出力端子133aに接続されている。なお、RF利得制御器133への入力は、フィルタ123の出力信号を用いてもよい。この場合には、妨害信号の影響を小さくできる。
また、デジタル信号処理部127は、入力から出力端子103bに向かって順に、アナログ信号をデジタル信号に変換するA/Dコンバータ135、妨害信号を抑圧するデジタルフィルタ137、高速フーリエ変換した信号を出力するFFT(高速フーリエ変換)139が接続されている。
このデジタルフィルタ137の出力信号は、IF利得制御器141に供給されている。このIF利得制御器141から出力される第1のIF利得制御電圧(以下、第1のIFAGC電圧という。)は、IF増幅器125の利得制御入力125a、および出力端子141aに接続されている。
同様に、チューナ部105の構成について説明する。このチューナ部105には、高周波信号が入力される入力端子105aと、デジタル信号が出力される出力端子105bが設けられている。
入力端子105aと出力端子105bの間には、入力端子105a側から順に、高周波信号を増幅する高周波増幅器167と、受信帯域信号を通過させるフィルタ168と、利得制御入力169aにより利得制御の可能なRF増幅器169と、RF増幅器169の出力が一方の入力に接続される混合器171と、周波数変換された出力信号を通過させるとともに希望信号以外の妨害信号を抑圧するフィルタ173と、利得制御入力175aにより利得制御の可能なIF増幅器175と、デジタル信号処理した信号を出力するデジタル信号処理部177が接続されている。
また、混合器171の他方の入力には、発振器179の出力が接続されている。この発振器179には、PLL回路181から出力される制御電圧が供給されている。このPLL回路181への制御データにより、発振器179の発振周波数を決定できる。
さらに、混合器171の出力信号は、第2のRF利得制御電圧(以下、第2のRFAGC電圧という。)を出力するRF利得制御器183に入力される。この第2のRFAGC電圧は、RF増幅器169の利得制御入力169aと出力端子183aに接続されている。なお、RF利得制御器183への入力は、フィルタ173の出力信号を用いてもよい。この場合には、妨害信号の影響を小さくできる。
また、デジタル信号処理部177は、入力から出力端子105bに向かって順に、アナログ信号をデジタル信号に変換するADコンバータ185、妨害信号を抑圧するデジタルフィルタ187、高速フーリエ変換した信号を出力するFFT189が接続されている。
このデジタルフィルタ187の出力信号は、IF利得制御器191に供給されている。このIF利得制御器191から出力される第2のIF利得制御電圧(以下、第2のIFAGC電圧という。)は、IF増幅器175の利得制御入力175a、および出力端子191aに接続されている。
次に、第1のチューナ部103、第2のチューナ部105の出力信号が供給されるダイバシティ・誤り訂正部107について説明する。
出力端子103b、105bから出力されるデジタル信号は、ダイバシティ部201にそれぞれ入力される。このダイバシティ部201は、ダイバシティ制御部203により、シングル受信あるいはダイバシティ受信を選択することができる。
このダイバシティ部201からのデジタル信号は、誤り訂正部205により誤り訂正が行われ、出力端子107aからは、TS(トランスポートストリーム)信号が出力される。
さらに、誤り訂正部205にはBER判定器207が接続されている。このBER判定器207から出力されるBER(ビットエラレート)信号は、ダイバシティ制御部203に入力される。このダイバシティ制御部203は、BER信号に応じて、ダイバシティ部201、および第1のチューナ部103と第2のチューナ部105を制御し、シングル受信、ダイバシティ受信を決定することができる。なお、BER判定器207によりBERを判定したが、PERあるいはC/Nを判定してもよい。
次に、受信品質制御部109の構成について説明する。この受信品質制御部109は、第1のチューナ部103の第1のRFAGC電圧、第1のIFAGC電圧により妨害信号を判定する妨害信号判定器210と、第2のチューナ部105の第2のRFAGC電圧、第2のIFAGC電圧により妨害信号を判定する受信信号判定器212と、これら妨害信号判定器210と受信信号判定器212のそれぞれの判定信号が入力される受信品質制御器214から構成されている。
さらに、キャンセル信号生成部111は、受信品質制御器214からの制御信号が入力される位相・振幅制御器216と、この位相・振幅制御器216からの制御信号によりデジタルフィルタ187から出力される信号の位相、振幅を変化できるキャンセル信号生成器218と、このキャンセル信号生成器218からのキャンセル信号が一方の入力に供給されPLL回路226により制御される発振器224が他方の入力に供給される混合器222から構成されている。
また、この混合器222の出力は、合成器113の他方の入力に接続されている。
以上のように構成された高周波受信装置101の第1のチューナ部103、105の動作について、第1のチューナ部103を代表として以下説明する。
すなわち、第2のチューナ部105の構成は、第1のチューナ部103から合成器113を削除している点が異なるので、第1のチューナ部103の動作は、第2のチューナ部105の動作と同じである。
なお、RF増幅器119、169の利得制御範囲は、例えば0〜−50dBm(入力端子103a、105aでの値)としている。IF増幅器125、175の利得制御範囲は、例えば−50dBm〜−100dBm(入力端子103a、105aでの値)としている。
さらに、これら利得制御範囲は、RF増幅器119、混合器121等の利得、雑音指数、および歪特性に応じて最適な範囲に変えることができる。これは、RF増幅器169、混合器171においても同様である。
図1において、高周波信号は、入力端子103aを介して高周波増幅器117により増幅されたのち、フィルタ112により妨害信号が抑圧され、さらに合成器113を介してRF増幅器119に入力される。このRF増幅器119により利得制御された後、混合器121の一方の入力に供給される。
この混合器121の他方の入力にはPLL回路131により制御された発振器129の発振信号が供給されている。このPLL回路131から出力される制御電圧により発振器129の発振周波数が制御され、これにより、混合器121では受信信号の中の希望信号を選局できる。なお、PLL回路131には、受信品質制御器214からの制御信号が入力されている。
この混合器121の出力信号は、例えば8MHzの中間周波数となる希望信号が出力される。この中間周波信号は、フィルタ123に入力される。このフィルタ123では、固定のBPF(バンドパスフィルタ)として例えばSAWフィルタを用いることができるので、近接した妨害信号を抑圧できる。
あるいは、混合器121の出力信号は、例えば429kHzの帯域幅を有する1セグメント受信のために500kHzの中間周波数とできる。この中間周波数の信号は、妨害信号が抑圧されるフィルタ123として例えばLPF(ローパスフィルタ)を用いて近接した妨害信号を十分に抑圧できる。
このようにして、RF利得制御器133は、混合器121の出力信号が一定レベルになるようにRF増幅器119を利得制御する。また、IF利得制御器141は、FFT139への入力信号レベルが一定になるようにIF増幅器125を利得制御する。
このように、入力端子103aに入力された高周波信号は、RF増幅器119、IF増幅器125において利得制御が行われ、混合器121により周波数変換され、フィルタ123およびデジタルフィルタ137により妨害信号が十分に抑圧される。そして、第1の出力端子103bからは、歪、ノイズの小さい復調信号が出力されることになる。
このように構成されたチューナ受信部115に対して、希望信号とともに大きな妨害信号が入力されると、この大きな妨害信号により受信品質が劣化してしまうことが問題となる。
この場合の原因として、C/Nの劣化と、混合器121、171での歪があげられる。この中でも、大きな妨害信号によりRF増幅器119、169の利得制御が行われ希望信号が抑圧され、同時にRF増幅器119、169の雑音指数が大きく劣化する。このため、C/Nが劣化し、受信品質が損なわれることが問題となる。
この受信品質を改善するための受信品質制御部109の動作について以下説明する。この受信品質制御部109では、妨害信号判定器210が第1のチューナ部103からの第1のRFAGC電圧と第1のIFAGC電圧により希望信号に対する大きな妨害信号を判定する。
この判定信号に基づいて、第2のチューナ部105により受信信号を順次選局していく。この第2のチューナ部105からの第2のRFAGC電圧と第2のIFAGC電圧により受信信号判定器212では、最も大きな妨害信号を判定する。
この受信品質制御部109を構成する妨害信号判定器210の動作について説明する。
なお、RFAGC電圧、IFAGC電圧ともに、0V付近を利得最大値とし、高い電圧付近を利得最小としている。
最初に、希望信号だけが入力される場合の妨害信号判定器210の動作について、図2(a)、(b)、(c)を用いて説明する。
図2(a)は、希望信号レベルに対するRF増幅器119の第1のRFAGC電圧301の特性図である。横軸は、入力端子103a、105aでの入力信号レベル302、縦軸は電圧303である。なお、レベル302aが略−100dBm、レベル302bを略−50dBmとし、レベル302cを略0dBmとしている。
図2(a)において、第1のRFAGC電圧301は、第1のAGC電圧301aと第1のAGC電圧301bとから構成されている。
この第1のAGC電圧301aは、レベル302a(−100dBm)〜レベル302b(−50dBm)の弱い希望信号の入力レベルに対するAGC電圧であり、RF増幅器119は最大利得とされる。
なお、第1のRFAGC電圧301は最小利得である上限電圧303aと、最大利得である下限電圧303bを有している。
この最大利得に対して、最大利得制御範囲Aを設けている。この最大利得制御範囲Aとは、下限電圧303bと、この下限電圧303bに近接して設けられた最大利得判定電圧303gとの間の領域である。この最大利得制御範囲Aにより、第1のRFAGC電圧301が最大利得の状態かどうかを判定することができる。
また、AGC電圧301bは、レベル302b(−50dBm)〜レベル302c(0dBm)の強い希望信号が入力された場合のAGC電圧であり、混合器121の出力レベルが一定レベルになるように利得制御する。
図2(b)は、希望信号に対する第2のIFAGC電圧311の特性図である。この第2のIFAGC電圧311は、AGC電圧311aとAGC電圧311bからなっている。
なお、上限電圧303c、下限電圧303dは、第2のIFAGC電圧311の上限電圧、下限電圧をそれぞれ表している。また、最小利得制御範囲Bは、上限電圧303cと、この上限電圧303cに近接して設けられた最小利得判定電圧303hとの間の領域である。この最小利得制御範囲Bにより、第2のIFAGC電圧311が最小利得の状態かどうかを判定することができる。
また、AGC電圧311aは、レベル302a(−100dBm)〜レベル302b(−50dBm)の希望信号が入力された場合のAGC電圧であり、このAGC電圧311aにより、IF増幅器125は利得制御される。
AGC電圧311bは、レベル302b(−50dBm)〜レベル302c(0dBm)の希望信号が入力された場合のAGC電圧である。このAGC電圧311bにより、IF増幅器125は最小利得とされる。
図2(c)は、第1のRFAGC電圧301から第2のIFAGC電圧311を差し引いた第1のRF−IFAGC電圧321の特性図である。
なお、電圧303e、303fは、第1のRF−IFAGC電圧321の上限値、下限値をそれぞれ表している。また、第1のRF−IFAGC電圧321がマイナスの電圧の場合は、下限値303fが出力されるものとしている。
図2(c)において、AGC電圧321aは、レベル302a(−100dBm)〜レベル302b(−50dBm)におけるAGC電圧を示している。また、AGC電圧321bは、レベル302b(−50dBm)〜レベル302c(0dBm)におけるAGC電圧を示している。
次に、希望信号と、この希望信号より25dB大きな妨害信号からなる受信信号が入力される場合の妨害信号判定器210の動作について図3(a)、(b)、(c)により説明する。
図3(a)は、受信信号レベルに対するRF増幅器119の第1のRFAGC電圧401の特性図である。この第1のRFAGC電圧401は、AGC電圧401aとAGC電圧401b、およびAGC電圧401cとからなっている。なお、受信信号レベル302は、希望信号レベルとしている。
AGC電圧401aは、レベル302a(−100dBm)〜レベル302d(−75dBm)の比較的弱い受信信号が入力される場合のAGC電圧である。この場合、妨害信号は−50dBm以下となりRF増幅器119の利得制御に影響を与えることがないので、RF増幅器119は最大利得とされる。
AGC電圧401bは、レベル302d(−75dBm)〜レベル302e(−25dBm)の希望信号が入力される場合のAGC電圧である。この場合、妨害信号は−50dBm〜0dBmとなるので、この妨害信号によりRF増幅器119は利得制御が行われる。
AGC電圧401cは、レベル302e(−25dBm)〜レベル302c(0dBm)の希望信号が入力される場合のAGC電圧である。この場合、妨害信号が0dBm以上となるので、RF増幅器119は最小利得とされる。
図3(b)は、受信信号に対するIF増幅器125の第1のIFAGC電圧411の特性図である。この第1のIFAGC電圧411は、AGC電圧411a、AGC電圧411b、およびAGC電圧411cとからなっている。
AGC電圧411aは、レベル302a(−100dBm)〜レベル302d(−75dBm)の比較的弱い受信信号が入力される場合のAGC電圧である。この場合、妨害信号は−50dBm以下となり、RF増幅器119の利得制御に影響を与えることがないので、RF増幅器119は最大利得とされる。
次に、AGC電圧411bは、レベル302d(−75dBm)〜レベル302e(−25dBm)の希望信号が入力される場合のAGC電圧であるが、妨害信号は−50dBm〜0dBmとなるので、この妨害信号によりRF増幅器119は利得制御が行われる。このため、妨害信号とともに希望信号もRF増幅器119により利得制御されるので、このRF増幅器119からは小さいレベルの希望信号が出力される。
この小さい希望信号とともにフィルタ123、デジタルフィルタ137により抑圧された妨害信号が、IF利得制御器141に入力される。この希望信号に対して大きい妨害信号を利得制御するために、AGC電圧411bは、一定レベルとなる。
さらに、AGC電圧411cは、レベル302e(−25dBm)〜レベル302c(0dBm)の希望信号が入力される場合のAGC電圧である。この場合、妨害信号が0dBm以上となるので、RF増幅器119は最も利得制御された状態となる。
図3(c)は、第1のRFAGC電圧401から第1のIFAGC電圧411を差し引いた第1のRF−IFAGC電圧421の特性図である。
なお、電圧303e、303fは、第1のRF−IFAGC電圧421の上限値、下限値を表している。また、第1のRF−IFAGC電圧421がマイナスの電圧の場合は、下限値303fが出力されるものとしている。
この第1のRF−IFAGC電圧421は、AGC電圧421aとAGC電圧421bとAGC電圧421cとからなっている。
このAGC電圧421aは、レベル302a(−100dBm)〜レベル302b(−50dBm)におけるAGC電圧である。これは、AGC電圧421aが0V付近のAGC電圧を有しており、希望信号のみが入力された場合である図2(c)のAGC電圧特性と同じになる。この場合には、妨害信号が小さいので影響がない。
また、AGC電圧421bは、レベル302b(−50dBm)〜レベル302e(−25dBm)におけるAGC電圧であり、AGC電圧が0V以上のAGC電圧を有している。これは、大きな妨害信号のため、IF増幅器125がIFAGC電圧により利得制御されるよりも前に、RF増幅器119がRFAGC電圧により利得制御されるためである。
さらに、AGC電圧421cは、レベル302e(−25dBm)〜レベル302c(0dBm)におけるAGC電圧であり、AGC電圧が0V以上のAGC電圧を有している。これは、さらに大きな妨害信号のため、IF増幅器125がIFAGC電圧により利得制御されるよりも前に、RF増幅器119がRFAGC電圧により利得制御されるためである。
これにより、例えばレベル302b(−50dBm)以上では、RFAGC電圧はIFAGC電圧より大きいAGC電圧を有し、第1のRF−IFAGC電圧421bは0V以上の電圧を有することになる。これにより、妨害信号による影響度を判定できる。
次に、希望信号と、この希望信号より50dB大きな妨害信号からなる受信信号が入力される場合の妨害信号判定器210の動作について図4(a)、(b)、(c)により説明する。なお、受信信号レベル302cは、希望信号レベルとしている。
図4(a)は、受信信号レベルに対するRF増幅器119の第1のRFAGC電圧501の特性図である。この第1のRFAGC電圧501は、AGC電圧501aとAGC電圧501bからなっている。
このAGC電圧501aは、レベル302a(−100dBm)〜レベル302b(−50dBm)の受信信号が入力される場合のAGC電圧である。この場合、RF増幅器119は−50dBm〜0dBmの妨害信号により利得制御されている。
AGC電圧501bは、レベル302b(−50dBm)〜レベル302c(0dBm)の受信信号が入力される場合のAGC電圧である。この場合、RF増幅器119は0dBm以上の妨害信号により最小利得の状態とされている。
図4(b)は、受信信号に対するIF増幅器125の第2のIFAGC電圧511の特性図である。この第2のIFAGC電圧511は、AGC電圧511a、AGC電圧511bからなっている。
このAGC電圧511a、511bは、レベル302a(−100dBm)〜レベル302c(0dBm)の希望信号が入力される場合のAGC電圧であるが、RF増幅器119は−50dBm以上の妨害信号により最小利得とされている。このため、IF増幅器125のAGC電圧511bは、最大利得とされる。
図4(c)は、第1のRFAGC電圧501から第2のIFAGC電圧511を差し引いた第1のRF−IFAGC電圧521の特性図である。
なお、電圧303e、303fは、第1のRF−IFAGC電圧521の上限値、下限値を表している。また、第1のRF−IFAGC電圧521がマイナスの電圧の場合は、下限値303fが出力されるものとしている。
この第1のRF−IFAGC電圧521は、AGC電圧521aとAGC電圧521bとからなっている。このAGC電圧521aは、レベル302a(−100dBm)〜レベル302b(−50dBm)におけるAGC電圧である。このAGC電圧521aは0V以上で入力信号レベルの大きさに応じてAGC電圧が大きくなっている。
また、AGC電圧521bは、レベル302b(−50dBm)〜レベル302c(0dBm)におけるAGC電圧であり、AGC電圧が0V以上のAGC電圧を有している。
このRFAGC電圧521a、521bが0V以上のAGC電圧を有するのは、大きな妨害信号のため、IF増幅器125がIFAGC電圧により利得制御されるよりも前に、RF増幅器119がRFAGC電圧により利得制御されるためである。
これにより、例えばレベル302b(−50dBm)以上では、RFAGC電圧はIFAGC電圧より大きいAGC電圧を有し、第1のRF−IFAGC電圧421bは0V以上の電圧を有することになる。これにより、妨害信号による影響度を判定できる。
このように、図2(c)は、希望信号レベルだけが入力される場合の第1のRF−IFAGC電圧321である。また、図3(c)は、希望信号とこの希望信号より25dB大きい妨害信号が入力される場合の第1のRF−IFAGC電圧421である。さらに、図4(c)は、希望信号とこの希望信号より50dB大きい妨害信号が入力される場合の第1のRF−IFAGC電圧521である。
これより明らかなように、希望信号だけが入力される場合の第1のRF−IFAGC電圧321に対して、希望信号と大きな妨害信号が入力される場合の第1のRF−IFAGC電圧421は、レベル302b(−50dBm)において大きいAGC電圧となる。
さらに、この第1のRF−IFAGC電圧421に対して、希望信号とさらに大きな妨害信号が入力される場合の第1のRF−IFAGC電圧521は、レベル302a(−100dBm)〜レベル302c(0dBm)において大きいAGC電圧となる。
これら第1のRF−IFAGC電圧321、421、521を用いることにより、妨害信号判定器210において、希望信号に対する妨害信号レベルの大きさを電圧により判定することができる。
例えば、希望信号に対する妨害信号レベルを判定するために、閾値としてのAGC電圧303jを設ける。このAGC電圧303jよりも第1のRF−IFAGC電圧321、421、521が大きい電圧を有する場合に、妨害信号による受信品質の劣化が発生するものと判定できる。
次に、受信信号判定器212の動作について説明する。この受信信号判定器212には、選局状態とされた第2のチューナ部からの第2のRFAGC電圧と第2のIFAGC電圧が入力されている。
また、この受信信号判定器212には基本的に妨害信号判定器210と同じ回路機能が内蔵されている。従って、図2(a)、(b)、(c)、図3(a)、(b)、(c)、図4(a)、(b)、(c)を用いて以下説明する。
なお、第1のRFAGC電圧301、401、501は、第2のRFAGC電圧301a、401a、501aに相当する。
また、第1のIFAGC電圧311、411、511は、第2のIFAGC電圧311a、411a、511aに相当する。
さらに、第1のRF−IFAGC電圧321、412、521は、第2のRF−IFAGC電圧321a、421a、521aに相当する。
例えば、単一の受信信号だけを受信する場合には、図2(a)の第1のRFAGC電圧301と、図2(b)の第1のIFAGC電圧311により受信信号レベルを判定できる。
さらに、大きなレベルを有する妨害信号とともに単一の受信信号を受信する場合には、図3(c)の第2のRF−IFAGC電圧421、あるいは図4(c)の第2のRF−IFAGC電圧521を用いればよい。この第2のRF−IFAGC電圧421、521が0V以上として出力される場合は、この受信信号以外に大きな妨害信号が存在することになるので、大きな妨害信号を選局すればよいことになる。
このようにして、第2のRF−IFAGC電圧321、421、521により大きな妨害信号を判定することができる。
次に、この方法以外の大きな妨害信号を判定する方法について以下説明する。
図2(a)、図3(a)、図4(a)には、最大利得制御範囲A、最小利得制御範囲Bを設けている。この最大利得制御範囲Aとは、下限電圧303bと、この下限電圧303bに近接して設けられた最大利得判定電圧303gとの間の領域である。この最大利得制御範囲Aにより、第1のRFAGC電圧301、第1のRFAGC電圧401、第1のRFAGC電圧501が、最大利得の状態かどうかを判定することができる。
また、最小利得制御範囲Bは、上限電圧103cと、この上限電圧103cに近接して設けられた最小利得判定電圧103hとの間の領域である。この最小利得制御範囲Bにより、第2のIFAGC電圧301、第2のIFAGC電圧401、第2のIFAGC電圧501が最小利得の状態かどうかを判定することができる。
すなわち、希望信号レベルだけの場合には、第1のRFAGC電圧301が最大利得制御範囲Aの範囲内に存在している、あるいは第1のIFAGC電圧311が最小利得制御範囲Bの範囲内に存在している。
ところが、希望信号レベルに対して大きな妨害信号レベルが存在する場合、第1のAGC電圧401、501は最大利得制御範囲Aから離れ、この離れている場合には第1のIFAGC電圧411、511は最小利得制御範囲Bから離れている。
さらに、希望信号レベルに対して大きな妨害信号レベルが大きくなると、第1のIFAGC電圧411、511は最大利得制御範囲Aからさらに離れる。
このように、例えば、第1のRFAGC電圧301、401、501が最大利得制御範囲Aの範囲内かどうか、および第2のIFAGC電圧311、411、511が最小利得制御範囲Bの範囲内かどうかにより、妨害信号による受信品質への影響度を判定することができる。
次に、受信品質制御器214について説明する。この受信品質制御器214は、妨害信号判定器210からの判定信号によりダイバシティ受信をシングル受信に変更し、大きな妨害信号を合成器113にてキャンセルできるようにキャンセル信号生成部111を制御する。
このキャンセル信号生成部111について説明する。第2のチューナ部105では大きな妨害信号が選局され、この妨害信号がデジタルフィルタ187から出力される。
この妨害信号がキャンセル信号生成部111のキャンセル信号生成器218に入力される。このキャンセル信号生成器218では、受信品質制御器214の制御信号が入力される位相・振幅制御器216により位相と振幅の制御が行われる。
このキャンセル信号生成器から出力されるキャンセル信号は、アナログ信号をデジタル信号に変換するDAコンバータ220に入力される。このDAコンバータから出力されるデジタル信号は、混合器222の一方に供給されている。
この混合器222の他方の入力には、PLL回路226により発振周波数が制御される発振器224の出力が接続されている。この混合器222からの出力信号は、入力端子103aから入力される大きな妨害信号と同じ周波数で、同じ振幅で、逆位相を有するキャンセル信号とされる。このキャンセル信号は、第1のチューナ部103の合成器113の他方の入力に供給され、この合成器113において、入力端子103aから入力される大きな妨害信号をキャンセルできる。
このキャンセルの動作は、何回か繰り返されることになる。すなわち、第1のチューナ部103の合成器113でキャンセルされたのち、妨害信号判定器210にて妨害信号レベルを判定し、この判定した妨害信号レベルが小さくできるように位相・振幅制御器216により制御されることになる。
このように位相・振幅制御する場合に、妨害信号の判定として第1、第2のRFAGC電圧、第1、第2のIFAGC電圧を用いているため、高速に判定できる。従って、高速で移動中であっても、短い時間で妨害信号をキャンセルすることができる。
また、キャンセル信号生成器218に入力される妨害信号は、デジタルフィルタ187の出力信号としているので、余分な妨害信号を抑圧した大きな妨害信号を抽出することができる。従って、妨害信号をキャンセルする精度が高くできる。
図5は、高周波受信装置101の受信品質制御部109とキャンセル信号生成部111を用いて妨害信号を判定し、妨害信号をキャンセルするフローチャートである。
なお、1セグメントの放送では、例えば、誤り訂正部205はビタビ復号とリードソロモン復号器から構成される(図示せず)。また、放送が正しく受信できる限界点は例えばビタビ復号後のBERが2×10-3程度である。
図5において、受信ステップ601により、第1のチューナ部103をシングル受信する。さらに、受信ステップ602に移行して、BER判定器207により受信品質を判定する。この判定結果として、受信品質が例えばBERが1×10-3以下と良好な場合は受信ステップ602にもどり、BERが例えば1×10-3以上と劣化している場合には受信ステップ603に移行する。
この受信ステップ603では、シングル受信からダイバシティ受信とし、受信ステップ604に移行する。
この受信ステップ604では、BER判定器207によりBERを判定する。この判定結果として、例えばBERが1×10-9以下と良好な場合は、受信ステップ601に戻りシングル受信とし、例えばBERが1×10-9以上でかつ1×10-3以下の場合には受信ステップ604に移行し、他方BERが例えば1×10-3以上と悪い場合には、受信ステップ605に移行する。
なお、この1×10-9のBER測定には一般に長い時間が必要となり、受信品質の劣化があった場合に早い応答ができない。この改善のためには、ダイバ受信で用いるBER1×10-9をBER1×10-3に近づけて設定することにより可能となる。この閾値としてのBERをBER判定器207に設けられたBER入力端子207a(図示せず)から入力することができる。
またこの場合に、ダイバ受信とシングル受信の感度差を小さくすることにより、シングル受信とダイバ受信との切り替えを円滑に行うことができる。このため、例えばシングル受信の時に用いる第1のチューナ部103の高周波増幅器117や混合器121への電流を通常より多くして雑音指数を改善するなどの手段が考えられる。
この受信ステップ605では、妨害信号判定器210により妨害信号レベルを判定する。この判定結果として、希望信号レベルに対する妨害信号レベルが予め定められた基準値より小さい場合には、受信ステップ604に移行し、希望信号レベルに対する妨害信号レベルが予め定められた基準値より大きい場合には、受信ステップ606に移行する。
この受信ステップ606では、第1のチューナ部103をシングル受信とし、さらに第2のチューナ部105により受信信号を選局サーチして受信信号のうちの最も大きなレベルの妨害信号となる受信信号を判定し、受信ステップ607に移行する。
この受信ステップ607では、第2のチューナ部105で受信した最も大きな妨害信号をキャンセル信号生成部111に入力してキャンセル信号を作成し、受信ステップ608に移行する。
この受信ステップ608では、作成されたキャンセル信号を合成器113の他方に供給し、最も大きな妨害信号をキャンセルし、受信ステップ609に移行する。
この受信ステップ609では、妨害信号判定器210により妨害信号レベルを検出し、前回の妨害信号レベルと比較し判定される。この判定結果として、希望信号に対する妨害信号レベルが小さい場合には、受信ステップ603に戻りダイバシティ受信とし、一方希望信号に対する妨害信号レベルが大きい場合には、受信ステップ607に移行する。
なお、受信ステップ604において、BERが例えば1×10-3以上と悪い場合には、受信ステップ605を飛ばして、受信ステップ606に移行してもよい。
以上のように、妨害信号判定器210により希望信号レベルに対する妨害信号レベルが予め定められた基準値より大きい場合に、第2のチューナ部105において受信信号判定器212により妨害信号の中で最大レベルの妨害信号を選局し、この最大レベルの妨害信号からキャンセル信号生成部111によりキャンセル信号を生成し、このキャンセル信号を合成器113の他方の入力に供給することにより大きな妨害信号をキャンセルすることができる。
なお、キャンセル信号生成器218に入力される妨害信号は、デジタルフィルタ187からの出力信号としているので、このデジタルフィルタ187により余分な妨害信号が抑圧されるとともに大きな妨害信号を選択できる。このため、合成器113の一方の入力に供給される受信品質を劣化させる大きな妨害信号をキャンセルする精度を高くできる。
さらに、受信品質信号の判定は、第1のRFAGC電圧、第1のIFAGC電圧を用いて行うので、瞬時に判定することが可能となる。このため、刻々と受信状況が変化する高速移動中であっても、受信条件の画面への表示をスムーズに行うことができる。
これにより、大きな妨害信号の存在する受信条件であっても、受信品質を改善できるチューナ受信部115およびこれを用いた高周波受信装置101を提供できる。
なお、第1のチューナ部103、第2のチューナ部105では、混合器121、171をシングルスーパとして用いたが、ダイレクトコンバージョンとして用いても、同様である。すなわち、混合器121、171をそれぞれI、Q信号用の2つの混合器とし、これらI、Q信号用の混合器の他方の入力には、発振器129、179からの発振信号を互いに90度の位相差を持たせてそれぞれ入力する。このように、ダイレクトコンバージョンとした場合には、ダイレクトコンバージョン以降の周波数が、I、Q信号の低周波信号となる。つまり、低周波での信号処理となるので、集積回路化が容易となる。また、他の信号との干渉が発生しにくい。
また、チューナ部103、105では、混合器121、171をシングルスーパとして用いたが、イメージリジェクションミキサとして用いても、同様である。すなわち、混合器121を混合器121a、121b(図示せず)とし、これら混合器121a、121bの他方の入力には、発振器129からの発振信号を互いに90度の位相差を持たせてそれぞれ入力する。さらに、混合器121a、121bの出力を例えばポリフェーズフィルタで合成する。これにより、イメージ信号による妨害を改善でき、フィルタ123、173を簡素化できる。
さらに、本実施の形態では、混合器121、171を用いて信号処理を行っているが、混合器121c、171c(ともに図示せず)をフィルタ123とIF増幅器125、フィルタ173とIF増幅器175の間にそれぞれ挿入して用いてもよい。
この場合、混合器121、171からは中間周波信号が出力され、さらにこの中間周波信号が混合器121c、171cに入力される。これにより、混合器121、171からは単一周波数である中間周波信号を出力できる。この中間周波信号を混合器121c、171cに入力できるので、例えば混合器121c、171cをダイレクトコンバージョンとすれば、精度のよいIQ信号を出力できる。
さらになお、本発明の実施の形態では、一例としてデジタル方式のテレビ放送信号を受信する場合について説明したが、アナログ方式のテレビ放送信号を受信する場合においてもアナログテレビ方式用のデジタル信号処理部、ダイバシティ部を用いBERに変えてC/N値などで計測を行うことにより同様の効果が得られる。
なお、IF利得制御器141の入力には、デジタルフィルタ137の出力を接続する代わりに、デジタル信号処理部127への入力信号を接続してもよい。この場合、妨害信号は主にフィルタ123により抑圧されることになるが、このフィルタ123では、隣接妨害信号あるいは隣々接妨害信号以外の妨害信号を抑圧することができる。
(実施の形態2)
以下、実施の形態2における高周波受信装置710について図面を用いて説明する。
以下、実施の形態2における高周波受信装置710について図面を用いて説明する。
図6は、本実施の形態における高周波受信装置701の回路ブロック図である。実施の形態1の高周波受信装置101に対して、本実施の形態の高周波受信装置701のキャンセル信号生成器703への入力には、フィルタ173の出力が接続され、キャンセル信号生成器703と合成器113の間には、DAコンバータ220が削除され短絡されている点が異なる。
なお、本実施の形態における高周波受信装置701は、実施の形態1の高周波受信装置101と同様の効果を奏するものである。
また、図6で使用した部品について、図1と同じものについては同一の番号を付して説明を簡略化している。
図6において、高周波受信装置701は、チューナ受信部702と、ダイバシティ・誤り訂正部107から構成されている。このチューナ受信部702は、第1のチューナ部103と、第2のチューナ部105と、受信品質制御部109と、キャンセル信号生成部705から構成されている。
このキャンセル信号生成部705は、キャンセル信号生成器703と、位相・振幅制御器216と、混合器222と、発振器224と、PLL回路226により構成されている。
このように構成された第2のチューナ部105において、フィルタ173の出力である中間周波信号がキャンセル信号生成器703に入力される。このキャンセル信号生成器703では、位相・振幅制御器216により中間周波信号の位相と振幅が制御されたのち、混合器222の一方に入力され、他方には発振器224が入力されている。
これにより、混合器222から出力される信号は、入力端子103aから入力される妨害信号と同じ周波数で、同じ振幅で、逆位相を有するキャンセル信号とできる。このキャンセル信号は、合成器113の他方の入力に供給され、合成器113において妨害信号をキャンセルすることができる。
以上のように、妨害信号判定器210により希望信号レベルに対する妨害信号レベルが予め定められた基準値より大きい場合に、第2のチューナ部105において受信信号判定器212により妨害信号の中で最大レベルの妨害信号を選局し、この最大レベルの妨害信号からキャンセル信号生成部705によりキャンセル信号を生成し、このキャンセル信号を合成器113の他方の入力に供給することにより受信品質を劣化させる大きな妨害信号をキャンセルすることができる。
なお、キャンセル信号生成器703に入力される妨害信号は、フィルタ173からの出力信号としているので、このフィルタ173により余分な妨害信号を除去するとともに大きな妨害信号を選択できる。このため、合成器113の一方の入力に供給される受信品質を劣化させる大きな妨害信号をキャンセルする精度を高くできる。
このようにして、大きな妨害信号の存在する受信条件であっても、受信品質を改善できるチューナ受信部およびこれを用いた高周波受信装置を提供できる。
また、受信品質信号の判定は、すべて第1、第2のRFAGC電圧、第1、第2のIFAGC電圧を用いて行うので、瞬時に判定することが可能となる。このため、刻々と受信状況が変化する高速移動中であっても、受信条件の画面への表示をスムーズに行うことができる。
(実施の形態3)
以下、実施の形態3における高周波受信装置801について図面を用いて説明する。
以下、実施の形態3における高周波受信装置801について図面を用いて説明する。
図7は、本実施の形態における高周波受信装置801の回路ブロック図である。実施の形態1の高周波受信装置101に対して、本実施の形態の高周波受信装置801では、同調電圧により同調周波数を可変できる同調可変フィルタ803、805とし、この同調可変フィルタ803の出力をキャンセル信号生成器807に入力し、キャンセル信号生成器807と合成器113の他方の入力とは、直接接続されている点が異なる。
なお、本実施の形態における高周波受信装置801は、実施の形態1の高周波受信装置101と同様の効果を奏するものである。
また、図7で使用した部品について、図1と同じものについては同一の番号を付して説明を簡略化している。
図7において、高周波受信装置801は、チューナ受信部802と、ダイバシティ・誤り訂正部107から構成されている。このチューナ受信部802は、第1のチューナ部103と、第2のチューナ部105と、受信品質制御部109と、キャンセル信号生成部809から構成されている。
このキャンセル信号生成部809は、キャンセル信号生成器807と、位相・振幅制御器216により構成されている。
このように構成された第2のチューナ部105において、可変同調フィルタ803の出力である高周波信号がキャンセル信号生成器807に入力される。このキャンセル信号生成器807からは、位相・振幅制御器216により高周波信号の位相と振幅が制御された高周波信号が出力される。
これにより、合成器113の他方の入力には、入力端子103aから入力される妨害信号と同じ周波数で、同じ振幅で、逆位相を有するキャンセル信号が供給され、合成器113において妨害信号をキャンセルすることができる。
以上のように、妨害信号判定器210により希望信号レベルに対する妨害信号レベルが予め定められた基準値より大きい場合に、第2のチューナ部105と受信信号判定器212により、妨害信号の中で最大レベルの妨害信号を選局し、この最大レベルの妨害信号からキャンセル信号生成部809によりキャンセル信号を生成し、このキャンセル信号を合成器113の他方の入力に供給することにより受信品質を劣化させる大きな妨害信号をキャンセルすることができる。
なお、キャンセル信号生成器807に入力される妨害信号は、可変同調フィルタ803により同調された出力信号としている。この出力信号は、第1のチューナ部に入力される妨害信号に対して、同じ周波数で、振幅も位相もほぼ同じである。従って、キャンセル信号生成部809においてキャンセル信号を生成するときの繰り返し時間を短縮できる。
このようにして、大きな妨害信号の存在する受信条件であっても、受信品質を改善できるチューナ受信部802およびこれを用いた高周波受信装置801を提供できる。
また、受信品質信号の判定は、すべて第2のRFAGC電圧、第2のIFAGC電圧を用いて行うので、瞬時に判定することが可能となる。このため、刻々と受信状況が変化する高速移動中であっても、受信条件の画面への表示をスムーズに行うことができる。
本発明に関わる高周波受信装置では、希望信号レベルに対して大きな妨害信号レベルを有する受信条件であっても、この妨害信号レベルをRFAGC電圧、IFAGC電圧を用いて判定し、この大きな妨害信号を一方のチューナ部の合成器によりキャンセルすることができるので、移動受信用の高周波受信装置等に最適である。
103 第1のチューナ部
103a 入力端子
103b 出力端子
105 第2のチューナ部
105a 入力端子
105b 出力端子
111 キャンセル信号生成部
113 合成器
115 チューナ受信部
119 RF増幅器
121 混合器
123 フィルタ
125 IF増幅器
127 デジタル信号処理部
133 RF利得制御器
141 IF利得制御器
169 RF増幅器
171 混合器
173 フィルタ
175 IF増幅器
177 デジタル信号処理部
183 RF利得制御器
191 IF利得制御器
210 妨害信号判定器
212 受信信号判定器
214 受信品質制御器
103a 入力端子
103b 出力端子
105 第2のチューナ部
105a 入力端子
105b 出力端子
111 キャンセル信号生成部
113 合成器
115 チューナ受信部
119 RF増幅器
121 混合器
123 フィルタ
125 IF増幅器
127 デジタル信号処理部
133 RF利得制御器
141 IF利得制御器
169 RF増幅器
171 混合器
173 フィルタ
175 IF増幅器
177 デジタル信号処理部
183 RF利得制御器
191 IF利得制御器
210 妨害信号判定器
212 受信信号判定器
214 受信品質制御器
Claims (10)
- 第1、第2のチューナ部によりダイバシティ受信が可能なチューナ受信部であって、前記第1のチューナ部は、第1の入力端子から第1の出力端子に向かって順に接続された利得制御可能な第1のRF増幅器、第1の混合器、妨害信号を抑圧する第1のフィルタ、利得制御可能な第1のIF増幅器、デジタル信号処理をする第1のデジタル信号処理部と、前記第1の混合器からの出力信号が供給されるとともに第1のRFAGC(RF利得制御)電圧により前記第1のRF増幅器を利得制御する第1のRFAGC制御器と、前記第1のデジタル信号処理部からの信号が供給されるとともに第1のIFAGC(IF利得制御)電圧により前記第2のIF増幅器を利得制御する第1のIF利得制御器とを備え、前記第2のチューナ部は、第2の入力端子から第2の出力端子に向かって順に接続された利得制御可能な第2のRF増幅器、第2の混合器、妨害信号を抑圧する第2のフィルタ、利得制御可能な第2のIF増幅器、デジタル信号処理をする第2のデジタル信号処理部と、前記第2の混合器からの出力信号が供給されるとともに第2のRFAGC電圧により前記第2のRF増幅器を利得制御する第2のRFAGC制御器と、前記第2のデジタル信号処理部からの信号が供給されるとともに第2のIFAGC電圧により前記第2のIF増幅器を利得制御する第2のIF利得制御器とを備え、前記第1のチューナ部の入力部に設けられるとともに前記第1の入力端子からの信号が一方の入力に接続される合成器と、前記第1のRFAGC電圧と前記第1のIFAGC電圧により受信品質を劣化させる第1の妨害信号があるかどうかを判定する妨害信号判定器と、前記第2のRFAGC電圧と前記第2のIFAGC電圧により最も大きなレベルの前記第2の妨害信号を判定する受信信号判定器と、前記妨害信号判定器と前記受信信号判定器からのそれぞれの判定信号が入力されるとともに前記第1の妨害信号をキャンセルするための制御信号を供給する受信品質制御器と、この受信品質制御器からの制御信号により前記第2の妨害信号からキャンセル信号を生成して前記合成器の他方の入力に供給するキャンセル信号生成部を設け、前記妨害信号判定器の判定信号に基づいて前記第2のチューナ部により前記第2の妨害信号を選局し、この第2の妨害信号から前記キャンセル信号生成部により生成された前記キャンセル信号により前記第1の妨害信号をキャンセルするチューナ受信部。
- 第1の入力端子と合成器の一方の入力との間に高周波信号を増幅する高周波増幅器を挿入する請求項1に記載のチューナ受信部。
- 第2のデジタル信号処理部は、入力から出力に向かって順に、アナログ信号をデジタル信号に変換する第2のA/Dコンバータ、妨害信号を抑圧する第2のデジタルフィルタ、高速フーリエ変換する第2のFFTが接続され、前記第2のデジタルフィルタの出力信号は第2のIF増幅器の入力に供給され、前記第2のデジタルフィルタの出力信号は前記キャンセル信号生成部に第2の妨害信号として供給され、キャンセル信号生成部は、第2の妨害信号が入力されるキャンセル信号生成器と、このキャンセル信号生成器の位相と振幅を受信品質制御部からの制御信号により制御する位相・振幅制御器と、前記キャンセル信号生成器からのキャンセル信号が供給されるとともに発振器により周波数変換された信号を合成器の他方の入力に供給するコンバータとからなる請求項1に記載のチューナ受信部。
- キャンセル信号生成器には、第2のデジタルフィルタの出力信号に代わって第2のフィルタの出力信号が供給され、前記キャンセル信号生成器とコンバータとの間に挿入されたDAコンバータが削除されて短絡される請求項3に記載のチューナ受信部。
- 第2のチューナ部の第1の入力端子と第2のRF増幅器との間に、同調周波数を可変することにより希望信号を選択できる同調可変フィルタを設け、この同調可変フィルタの出力信号がキャンセル信号生成器に供給される請求項1に記載のチューナ受信部。
- 妨害信号判定器は、第1のRFAGC電圧から第1のIFAGC電圧を差し引いた第1のRF−IFAGC電圧を用いて第1の妨害信号による受信品質を判定する請求項1に記載のチューナ受信部。
- 妨害信号判定器は、第1のRFAGC電圧の最大利得電圧とこの最大利得電圧に近接して設けられた最大利得判定電圧との間の最大利得制御範囲Aと、前記第1のIFAGC電圧の最小利得電圧とこの最小利得電圧に近接して設けられた最小利得判定電圧との間の最小利得制御範囲Bを用いて、第1の妨害信号による受信品質を判定する請求項1に記載のチューナ受信部。
- 受信信号判定器は、第2のRFAGC電圧から第2のIFAGC電圧を差し引いた第2のRF−IFAGC電圧を用いて第2の妨害信号を判定する請求項1に記載のチューナ受信部。
- 妨害信号判定器は、第2のRFAGC電圧の最大利得電圧とこの最大利得電圧に近接して設けられた最大利得判定電圧との間の最大利得制御範囲Aと、前記第2のIFAGC電圧の最小利得電圧とこの最小利得電圧に近接して設けられた最小利得判定電圧との間の最小利得制御範囲Bを用いて、第2の妨害信号を判定する請求項1に記載のチューナ受信部。
- 請求項1に記載のチューナ受信装置に設けられた第1、第2の出力端子からの出力信号が供給されるとともにダイバシティ制御および誤り訂正を行うダイバシティ・誤り訂正部が設けられた高周波受信装置。
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