JP2009232121A - スパニング・ツリーを構成するスイッチ装置、データ構造及びプログラム - Google Patents
スパニング・ツリーを構成するスイッチ装置、データ構造及びプログラム Download PDFInfo
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Abstract
【解決手段】BPDUのパス・コスト部分に、通信品質対応値が含まれている。スイッチ装置は、ポート毎に、通信品質を測定する通信品質測定手段と、受信したBPDUのパス・コスト部分に、受信したポートに対応する通信品質対応値を加えるパス・コスト付与手段と、ポート毎に、ルート・ブリッジからの通信品質対応値を記憶するパス・コスト記憶手段と、パス・コストとしての通信品質対応値に基づいてスパニング・ツリーの再構成を実行するスパニング・ツリー構成手段とを有する。通信品質対応値は、通信品質が悪いほど大きいパス・コストであり、通信品質が良いほど小さいパス・コストである。通信品質としては、例えば遅延時間を用いる。
【選択図】図3
Description
制御フレームのパス・コスト部分に、通信品質対応値が含まれており、
ポート毎に、通信品質を測定する通信品質測定手段と、
受信した制御フレームのパス・コスト部分に、受信したポートに対応する通信品質対応値を加えるパス・コスト付与手段と、
ポート毎に、ルート・ブリッジからの通信品質対応値を記憶するパス・コスト記憶手段と、
パス・コストとしての通信品質対応値に基づいてスパニング・ツリーの再構成を実行するスパニング・ツリー構成手段と
を有することを特徴とする。
他のスイッチ装置との間で、NTP(Network Time Protocol)に基づいて時刻を同期させる時刻同期手段を更に有し、
通信品質測定手段は、送信時刻を含む時刻フレームを他のスイッチ装置へ送信すると共に、他のスイッチ装置から受信した時刻フレームに含まれる送信時刻と、該時刻フレームを受信した受信時刻との差から、遅延時間を測定することも好ましい。
制御フレームのパス・コスト部分に、スパニング・ツリーの各パスの通信品質対応値が含められていることを特徴とする。
制御フレームのパス・コスト部分に、通信品質対応値が含まれており、
ポート毎に、通信品質を測定する通信品質測定手段と、
受信した制御フレームのパス・コスト部分に、受信したポートに対応する通信品質対応値を加えるパス・コスト付与手段と、
ポート毎に、ルート・ブリッジからの通信品質対応値を記憶するパス・コスト記憶手段と、
パス・コストとしての通信品質対応値に基づいてスパニング・ツリーの再構成を実行するスパニング・ツリー構成手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とする。
他のスイッチ装置との間で、NTPに基づいて時刻を同期させる時刻同期手段を更に有し、
通信品質測定手段は、送信時刻を含む時刻フレームを他のスイッチ装置へ送信すると共に、他のスイッチ装置から受信した時刻フレームに含まれる送信時刻と、該時刻フレームを受信した受信時刻との差から、遅延時間を測定する
ようにコンピュータを更に機能させることも好ましい。
経路:SW1(ルート)−>SW2−>SW5
パスコストT125=T12+T25
経路:SW1(ルート)−>SW3−>SW5
パスコストT135=T13+T35
経路:SW1(ルート)−>SW2−>SW5−>SW4
パスコストT1254=T12+T25+T54
経路:SW1(ルート)−>SW3−>SW4
パスコストT134=T13+T34
SW2及びSW3の直下のユーザ宛のトラヒックが急増し、SW4に対するパスの中で、T14が最小となったとする。この場合、SW4は、SW1とSW5に対してトポロジ変更のproposalを送信する。これに対し、SW1及びSW5は、SW4へagreementを返信する。agreementを受信したSW4は、SW5へ接続されるポートをブロックし、SW1へ接続されるポートのブロックを解除する。
SW5に直接接続しているユーザ宛てのトラヒックが急増し、SW3−SW5の間の回線のトラヒックが急増したとき、SW4の配下のユーザも影響を受けることとなる。この場合、SW5は、SW3からSW2へのパス切り替えを実行するが、SW5直下のユーザ宛のトラヒックが回線を圧迫する場合、パスを変えても遅延量は変わらない。このような場合、変更前に選択していたパスのパス・コストとの比較を行い、その差が例えば200ミリ秒以下であれば、そのまま、SW2を経由したパスを維持する。
10 MACフレーム通信インタフェース部
11 通信品質測定部
12 パス・コスト付与部
13 パス・コスト記憶部
14 スパニング・ツリー構成部
15 時刻同期部
16 スイッチ機能部
Claims (13)
- スパニング・ツリー・プロトコルに基づいて制御フレームを送受信し、スパニング・ツリーを構成するスイッチ装置において、
前記制御フレームのパス・コスト部分に、通信品質対応値が含まれており、
ポート毎に、通信品質を測定する通信品質測定手段と、
受信した前記制御フレームのパス・コスト部分に、受信したポートに対応する通信品質対応値を加えるパス・コスト付与手段と、
ポート毎に、ルート・ブリッジからの前記通信品質対応値を記憶するパス・コスト記憶手段と、
パス・コストとしての前記通信品質対応値に基づいて前記スパニング・ツリーの再構成を実行するスパニング・ツリー構成手段と
を有することを特徴とするスイッチ装置。 - 前記制御フレームは、BPDU(Bridge Protocol Data Unit)であり、
前記通信品質対応値は、通信品質が悪いほど大きいパス・コストであり、通信品質が良いほど小さいパス・コストであることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ装置。 - 前記通信品質は、遅延時間であり、
前記通信品質対応値は、遅延時間対応値であり、遅延時間が大きいほど大きいパス・コストであり、遅延時間が小さいほど小さいパス・コストであることを特徴とする請求項2に記載のスイッチ装置。 - 前記遅延時間対応値は、発生可能な最大遅延時間に対して、規格における最大のパス・コスト値を割り当て、発生可能な最小遅延時間に対して、規格における最小のパス・コストを割り当てることを特徴とする請求項3に記載のスイッチ装置。
- 他のスイッチ装置との間で、NTP(Network Time Protocol)に基づいて時刻を同期させる時刻同期手段を更に有し、
前記通信品質測定手段は、送信時刻を含む時刻フレームを他のスイッチ装置へ送信すると共に、他のスイッチ装置から受信した時刻フレームに含まれる送信時刻と、該時刻フレームを受信した受信時刻との差から、遅延時間を測定することを特徴とする請求項3又は4に記載のスイッチ装置。 - 前記スパニング・ツリー構成手段は、前記パス・コスト記憶手段を用いて、ブロッキング・ポートの遅延時間対応値が、ルート・ポート及び代表ポートのいずれか1つの遅延時間対応値よりも、遅延時間として所定時間以上小さいとき、前記スパニング・ツリーの再構成処理を実行することを特徴とする請求項3から5のいずれか1項に記載のスイッチ装置。
- 請求項1から6のいずれか1項に記載のスイッチ装置に搭載されたコンピュータによって実行される、スパニング・ツリー・プロトコルに基づく制御フレームのデータ構造であって、
前記制御フレームのパス・コスト部分に、前記スパニング・ツリーの各パスの通信品質対応値が含められていることを特徴とするスパニング・ツリー・プロトコルに基づく制御フレームのデータ構造。 - スパニング・ツリー・プロトコルに基づいてスパニング・ツリーを構成するスイッチ装置に搭載されたコンピュータを機能させるプログラムにおいて、
前記制御フレームのパス・コスト部分に、通信品質対応値が含まれており、
ポート毎に、通信品質を測定する通信品質測定手段と、
受信した前記制御フレームのパス・コスト部分に、受信したポートに対応する通信品質対応値を加えるパス・コスト付与手段と、
ポート毎に、ルート・ブリッジからの前記通信品質対応値を記憶するパス・コスト記憶手段と、
パス・コストとしての前記通信品質対応値に基づいて前記スパニング・ツリーの再構成を実行するスパニング・ツリー構成手段と
してコンピュータを機能させることを特徴とするスイッチ装置用のプログラム。 - 前記制御フレームは、BPDUであり、
前記通信品質対応値は、通信品質が悪いほど大きいパス・コストであり、通信品質が良いほど小さいパス・コストである
ようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項8に記載のスイッチ装置用のプログラム。 - 前記通信品質は、遅延時間であり、
前記通信品質対応値は、遅延時間対応値であり、遅延時間が大きいほど大きいパス・コストであり、遅延時間が小さいほど小さいパス・コストであることを特徴とする請求項9に記載のスイッチ装置用のプログラム。 - 前記遅延時間対応値は、発生可能な最大遅延時間に対して、規格における最大のパス・コスト値を割り当て、発生可能な最小遅延時間に対して、規格における最小のパス・コストを割り当てることを特徴とする請求項10に記載のスイッチ装置用のプログラム。
- 他のスイッチ装置との間で、NTPに基づいて時刻を同期させる時刻同期手段を更に有し、
前記通信品質測定手段は、送信時刻を含む時刻フレームを他のスイッチ装置へ送信すると共に、他のスイッチ装置から受信した時刻フレームに含まれる送信時刻と、該時刻フレームを受信した受信時刻との差から、遅延時間を測定する
ようにコンピュータを更に機能させることを特徴とする請求項10又は11に記載のスイッチ装置用のプログラム。 - 前記スパニング・ツリー構成手段は、前記パス・コスト記憶手段を用いて、ブロッキング・ポートの遅延時間対応値が、ルート・ポート及び代表ポートのいずれか1つの遅延時間対応値よりも、遅延時間として所定時間以上小さいとき、前記スパニング・ツリーの再構成処理を実行するようにコンピュータを機能させることを特徴とする請求項8から12のいずれか1項に記載のスイッチ装置用のプログラム。
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JP2011124669A (ja) * | 2009-12-09 | 2011-06-23 | Fujitsu Ltd | 通信装置および経路切替方法 |
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