JP2009229821A - 表示装置 - Google Patents

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JP2009229821A
JP2009229821A JP2008075303A JP2008075303A JP2009229821A JP 2009229821 A JP2009229821 A JP 2009229821A JP 2008075303 A JP2008075303 A JP 2008075303A JP 2008075303 A JP2008075303 A JP 2008075303A JP 2009229821 A JP2009229821 A JP 2009229821A
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Yoshiyuki Matsuura
由幸 松浦
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Epson Imaging Devices Corp
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Abstract

【課題】表示部の額縁領域の平面積が大きくなるのを抑制しながら画像の表示品位が損な
われるのを抑制することが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】この液晶表示装置100は、各々が画素1aを有する複数の段部分を含む表
示画面部1を備え、最終段ブロックの画素1aに対する映像信号の書き込み期間を、最終
段ブロック以外の画素1aに対する映像信号の書き込み期間よりも短くするように構成さ
れている。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示装置に関する。
従来、所定の画素に対して書き込みが行われている状態で次の画素に書き込みが行われ
る方式(オーバーラップ方式)により映像信号の書き込みが行われる表示装置が知られて
いる。
このような従来の表示装置では、オーバーラップ方式による書き込みを行う際、所定の
画素に書き込みが行われている状態で次段の画素がオン状態になるため、映像信号の書き
込み中の画素と映像信号の書き込まれていない次段の画素とが映像信号線を介して互いに
接続状態になる。そして、このとき、書き込み中の画素側の電位(画素電極に接続された
データ線の電位)が次段の画素側に引き寄せられることにより低下する。また、映像信号
をデータ線に供給する際に、データ線とCOM配線(共通電極の配線)との間に寄生容量
が発生してCOM電位が変動する場合がある。このとき、変動したCOM電位は徐々に変
動前の電位にまで戻っていく一方で、映像信号の書き込み中に次段の画素の書き込みが開
始されるため、この次段の画素の書き込みに起因して再度COM電位が変動する。また、
各画素毎に、それぞれ、映像信号の書き込み中に次段の画素の書き込みが開始されること
に起因したCOM電位の変動が発生する。このため、変動前の電位にまで戻りきらないう
ちに映像信号の書き込み期間が終了された場合、各々の画素において、それぞれ、COM
電位が戻りきらない分だけ映像信号の書き込みが十分に行われない状態となる。
その一方で、最終段の画素への書き込み時には次段の画素が存在しないことにより、最
終段の画素においては上記のような電位の低下は発生しない。また、最終段の画素におい
ては、書き込み期間内に次段の画素の書き込み動作によるCOM電位の変動も発生しない
。したがって、最終段の画素に限っては、変動したCOM電位は、映像信号の書き込み期
間内に十分に元の電位に戻る。以上により、これらの結果、最終段の画素のみ他の段の画
素に比べて映像信号がより十分に書き込まれることから、最終段の画素と他の画素との間
に輝度差が生じる場合がある。
そこで、従来、このような輝度差が発生するのを抑制するための表示装置が開示されて
いる(たとえば、特許文献1参照)。上記特許文献1に記載の表示装置では、最終段の画
素への映像信号の書き込みの度合いを最終段以外の画素への書き込みの度合いと同程度に
するために、最終段の画素に実際には表示されない1段のダミー画素、ダミーデータ線お
よびダミーHスイッチが接続されている。これにより、最終段の画素に書き込みが行われ
る際には、最終段の画素とダミー画素とが接続された状態になるためにダミー画素と接続
された分だけ映像信号の書き込みの度合いが低下し、その結果、最終段の画素と他の段の
画素との間に輝度差が生じることが抑制されるように構成されている。
特許第3297962号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載の表示装置では、上記のような輝度差が生じるの
を抑制するために、別途ダミー画素、ダミーデータ線およびダミーHスイッチを設ける必
要がある。また、複数の画素により構成された画素ブロック毎に書き込みが行われるブロ
ック順次方式により構成された表示装置に対して上記特許文献1を適用した場合には、1
画素ブロック分に相当する複数のダミー画素、ダミーデータ線およびダミーHスイッチか
らなるダミー画素ブロックを別途設けなければならない。したがって、最終段の画素に輝
度差が発生するのを抑制するためには、ダミー画素ブロックを設けた分、表示部の額縁領
域の平面積がより大きくなってしまうという問題点がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つ
の目的は、表示部の額縁領域の平面積が大きくなるのを抑制しながら画像の表示品位が損
なわれるのを抑制することが可能な表示装置を提供することである。
課題を解決するための手段および発明の効果
この発明の第1の局面による表示装置は、各々が画素を有する複数の段部分を含む表示
部を備え、最終段部分の画素に対する映像信号の書き込み期間を、最終段部分以外の画素
に対する映像信号の書き込み期間よりも短くするように構成されている。
この第1の局面による表示装置では、上記のように、最終段部分の画素に対する映像信
号の書き込み期間を、最終段部分以外の画素に対する映像信号の書き込み期間よりも短く
するように構成することによって、最終段部分の画素への書き込み期間が最終段部分以外
の画素への書き込み期間よりも短くなった分、最終段部分の画素のみに書き込みが行われ
すぎることを抑制することができるので、最終段部分の画素に対する映像信号の書き込み
度合いと最終段部分以外の画素に対する映像信号の書き込み度合いとを同程度にすること
ができる。したがって、最終段の画素と最終段以外の画素との間に輝度差が生じることを
抑制することができるので、画像の表示品位が損なわれるのを抑制することができる。ま
た、映像信号の書き込み期間を制御することによって、別途ダミー画素、ダミーデータ線
およびダミーHスイッチを設けることなく、最終段部分の画素と最終段以外の画素との間
に輝度差が生じるのを抑制することができるので、表示部の額縁領域の平面積を大きくす
ることなく最終段部分の画素と最終段部分以外の画素との間に輝度差が生じるのを抑制す
ることができる。
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、画素に対する映像信号の書き込
みは、画素に接続された信号線を介して行われ、映像信号の書き込み時における最終段部
分の信号線の到達電位と最終段部分以外の信号線の到達電位とが略同じ大きさになるよう
に、最終段部分の画素に対する映像信号の書き込み期間を調整するように構成されている
。このように構成すれば、映像信号の書き込み時に、最終段部分の画素に対する映像信号
の書き込みの度合いが最終段部分以外の画素に対する映像信号の書き込みの度合いと略同
程度となるので、最終段の画素と最終段部分以外の画素との間に輝度差が生じるのを確実
に抑制することができる。
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、最終段部分の画素に映像信号を
書き込むためのサンプリングパルスが、最終段部分以外の画素に映像信号を書き込むため
のサンプリングパルスよりも短くなるように制御されることにより、最終段の画素に対す
る映像信号の書き込み期間が、最終段部分以外の画素に対する映像信号の書き込み期間よ
りも短くなるように構成されている。このように構成すれば、映像信号を書き込むための
サンプリングパルスのパルス幅を制御することにより、容易に最終段部分の画素に対する
書き込み期間を最終段部分以外の画素に対する書き込み期間よりも短くすることができる
この場合、好ましくは、サンプリングパルスを生成するためのクロック信号のタイミン
グを変更可能な第1制御部をさらに備え、第1制御部により、最終段部分の画素に映像信
号を書き込む際のクロック信号の周期を、最終段以外の部分の画素に映像信号を書き込む
際のクロック信号の周期よりも短くするように変更することによって、最終段部分の画素
に映像信号を書き込むためのサンプリングパルスを最終段部分以外の画素に映像信号を書
き込むためのサンプリングパルスよりも短くするように構成されている。このように構成
すれば、クロック信号のタイミングを変更することのみによって最終段部分の画素に対す
る書き込み期間を最終段部分以外の画素に対する書き込み期間よりも短くすることができ
る。すなわち、表示部の額縁領域の平面積を大きくすることなく、最終段部分の画素と最
終段部分以外の画素との間に輝度差が生じるのを抑制することができる。
上記画素に映像信号を書き込むためのサンプリングパルスのパルス幅を制御する構成に
おいて、好ましくは、クロック信号に基づいて順次出力信号を生成するシフトレジスタ部
と、最終段部分の画素への映像信号の書き込みの再に作動する制御信号を出力する第2制
御部とをさらに備え、シフトレジスタ部により供給される出力信号と第2制御部により供
給される駆動信号とに基づいて、最終段部分の画素に映像信号を書き込むためのサンプリ
ングパルスを最終段部分以外の画素に映像信号を書き込むためのサンプリングパルスより
も短くするように構成されている。このように構成すれば、第2制御部から出力される駆
動信号に基づいて最終段部分の画素に対する書き込み期間を最終段部分以外の画素に対す
る書き込み期間よりも短くすることができるので、表示部の額縁領域の平面積を大きくす
ることなく、最終段部分の画素と最終段部分以外の画素との間に輝度差が生じるのを抑制
することができる。
この場合、好ましくは、シフトレジスタ部により供給される出力信号と第2制御部によ
り供給される駆動信号とが入力されるAND回路をさらに備え、最終段部分の画素に映像
信号を書き込む際に、AND回路において、駆動信号と出力信号との論理積をとることに
よってサンプリングパルスを生成するように構成され、最終段部分の画素に映像信号を書
き込む際にAND回路に入力される駆動信号を作動させることにより、最終段部分の画素
に映像信号を書き込むためのサンプリングパルスを最終段部分以外の画素に映像信号を書
き込むためのサンプリングパルスよりも短くするように構成されている。このように構成
すれば、出力信号を作動させた場合にのみ、AND回路による出力信号との論理積により
サンプリングパルスのパルス幅が変更されるので、容易に最終段部分の画素に対する書き
込み期間のみを短くする制御を行うことができる。
上記第1の局面による表示装置において、好ましくは、複数の画素毎に1つの画素ブロ
ックが構成されているとともに、画素ブロック毎に映像信号の書き込みが行われるように
構成され、最終段部分の画素は、1水平期間における最後に書き込みが行われる画素ブロ
ック内の全ての画素であり、最終段の画素ブロックに対する映像信号の書き込み期間を、
最終段以外の画素ブロックに対する映像信号の書き込み期間よりも短くするように構成さ
れている。このように構成すれば、複数の画素毎に映像信号の書き込みを行うブロック順
次方式を採用した場合においても、最終段の画素ブロックに対する映像信号の書き込み期
間を最終段以外の画素ブロックに対する映像信号の書き込み期間よりも短くすることがで
きる。したがって、ブロック順次駆動により映像信号を書き込む構成であっても、最終段
ブロックに対応する領域に輝度差が発生するのを抑制することができる。また、この場合
、複数のダミー画素からなるダミー画素ブロックを設けなければならない従来の構成に比
べて、第1制御部または第2制御部の制御のみにより表示部に発生する輝度差を抑制する
ことができるので、その結果、表示部の額縁領域の平面積が大きくなるのをより効果的に
抑制することができる。
この発明の第2の局面による電子機器は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装
置を備える。このように構成すれば、表示部の額縁面積を大きくすることなく表示品位の
高い画像を表示することが可能な電子機器を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態による液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である
。図2〜図6は、本発明の第1実施形態による液晶表示装置の詳細な構成を説明するため
の図である。図7は、本発明の第1実施形態による液晶表示装置の映像信号書き込み時に
おけるタイミングチャートである。まず、図1〜図7を参照して、本発明の第1実施形態
による液晶表示装置100の構成について説明する。なお、第1実施形態では、表示装置
の一例である液晶表示装置に本発明を適用した場合について説明する。
第1実施形態による液晶表示装置100は、図1に示すように、表示画面部1と、駆動
IC2と、Vドライバ3と、Hドライバ4と、バックライト5とを備えている。表示画面
部1には、複数の画素1aがマトリックス状に配置されている。なお、図1は、図面の簡
略化のために3画素分の画素1aを図示している。なお、表示画面部1および駆動IC2
は、本発明の「表示部」の一例である。
駆動IC2は、液晶表示装置100全体を駆動するための機能を有する。Vドライバ3
およびHドライバ4には、それぞれ、複数のゲート線3aおよびデータ線4aが接続され
ている。また、ゲート線3aおよびデータ線4aは、互いに直交するように配置されてい
る。Vドライバ3は、ゲート線3aの駆動回路としての機能を有する。また、Hドライバ
4は、データ線4aを介して、後述する画素電極1cに映像信号を順次供給する機能を有
する。また、バックライト5は、画素1aの透過領域の光源として構成されている。また
、データ線4aは、本発明の「信号線」の一例である。
また、各画素1aは、画素トランジスタ1b(TFT)と、画素電極1cと、共通電極
1dと、保持容量1eとにより構成されている。画素トランジスタ1bのドレイン領域D
は、データ線4aに接続されているとともに、画素トランジスタ1bのソース領域Sは、
画素電極1cと保持容量1eの一方の電極とに接続されている。また、画素トランジスタ
1bのゲートGは、ゲート線3aに接続されている。また、共通電極1dと保持容量1e
の他方の電極とは、それぞれ、後述するCOM/DSDドライバ2cに接続されている。
また、図2に示すように、Hドライバ4は、スキャン方向制御部4bと複数のシフトレ
ジスタ部4c(第1実施形態ではn個(n=1,2・・・))とを備えている。スキャン
方向制御部4bは、1つのインバータ4dと、複数のスイッチ部4eとを含んでいる。ま
た、スキャン方向制御部4bは、駆動IC2から供給される直流のCSH信号に基づいて
、サンプリングパルス(SP1、SP2、・・・SPn)が出力する順(走査する方向)
を制御可能なように構成されている。
具体的には、たとえば、スキャン方向制御部4bにHレベルのCSH信号が供給された
場合、スイッチ部4eのオンオフの状態は図2のようになる。つまり、STH信号は、初
段のシフトレジスタ部4cとして図中のシフトレジスタ部(1)に供給されるとともに、
シフトレジスタ部(1)からSR1信号が出力される。そして、次段のシフトレジスタ部
4c(シフトレジスタ部(2))にSR1信号が入力されるとともに、SR2信号が出力
される。そして、SR2信号が次段のシフトレジスタ部4cに供給されるように構成され
ている。つまり、前段のシフトレジスタ部4cから出力された信号(SR1、SR2・・
・)が、順次次段のシフトレジスタ部4cに供給されていくように構成されている。そし
て、SR信号が供給されたシフトレジスタ部4cから、図中の矢印A方向の順にサンプリ
ングパルス(SP1、SP2・・・SPn)が順次出力されるように構成されている。
また、スキャン方向制御部4bにLレベルのCSH信号が供給された場合、スイッチ部
4eのオンオフの状態は図2の反対の状態になる。つまり、STH信号は、初段のシフト
レジスタ部4cとして図中のシフトレジスタ部(n)に供給されるとともに、シフトレジ
スタ部(n)からSRn信号が出力される。そして、次段のシフトレジスタ部4c(シフ
トレジスタ部(n−1))(図示せず)にSRn信号が入力するとともに、シフトレジス
タ部(n−1)からSRn−1信号が出力される。そして、SRn−1信号が次段のシフ
トレジスタ部4cに供給されるように構成されている。これにより、上記の場合と同様に
、前段のシフトレジスタ部4cから出力されたSR信号が次段のシフトレジスタ部4cに
供給され、SR信号が供給されたシフトレジスタ部4cから図中の矢印B方向の順にサン
プリングパルス(SPn・・・SP2、SP1)が順次出力されるように構成されている
また、各シフトレジスタ部4cは、シフトレジスタ4fと、反転信号生成回路4gと、
整形回路4hとを備えている。反転信号生成回路4gは、駆動IC2から供給されるクロ
ック信号から互いに反転する2相のクロック信号(CKH信号および/CKH信号)を生
成するとともに、シフトレジスタ4fに供給するように構成されている。また、各段のシ
フトレジスタ4fは、全て同様の回路構成である一方で、奇数段のシフトレジスタ4f(
図3参照)には、一方のクロック信号入力部にCKH信号が供給されるとともに、他方の
クロック信号入力部に/CKH信号が供給されるように構成されている。また、偶数段の
シフトレジスタ4f(図4参照)には、一方のクロック信号入力部に/CKH信号が供給
されるとともに、他方のクロック信号入力部にCKH信号が供給されるように構成されて
いる。
また、図3および図4に示すように、反転信号生成回路4gは、7つのインバータ4i
により構成されているとともに、このうち2つのインバータ4iによりラッチ回路4jが
構成されている。また、ラッチ回路4jの一方の入力側には、インバータ4iの出力側が
接続されているとともに、このインバータ4iの入力側には、もう1つのインバータ4i
の出力側が接続されている。また、ラッチ回路4iの他方の入力側には、1つのインバー
タ4iの出力側が接続されている。また、ラッチ回路4jの2つの出力側に、それぞれ1
つずつインバータ4iの入力側が接続されている。
また、シフトレジスタ4fは、インバータ4kと、インバータ4lおよび4mにより構
成されたラッチ回路4nとにより構成されている。ここで、インバータ4kおよび4lは
、クロック信号に基づいて出力が制御されるクロックドインバータにより構成されている
。また、シフトレジスタ4fの入力側(インバータ4kの入力側(図中のin))には、
駆動IC2から出力されるSTH信号または前段のシフトレジスタ部4cから出力される
SR信号(図2のSR1、SR2、・・・)のいずれかが供給されるように構成されてい
る。また、インバータ4kの出力側とラッチ回路4nの入力側とは接続されている。また
、反転信号生成回路4gにより生成された2相のクロック信号が、それぞれ、シフトレジ
スタ4fの各インバータ4kおよび4l(クロックドインバータ)に入力されるように構
成されている。
また、整形回路4hは、シフトレジスタ4fからの出力信号(図2のSP1a、SP2
a、・・・)を整形するとともに、サンプリングパルス(図2のSP1、SP2、・・・
)として後述するスイッチ部7(図5参照)に出力されるように構成されている。また、
シフトレジスタ4fからの出力信号は、サンプリングパルスとして出力されるとともに、
SR信号(図2のSR1、SR2、・・・)として次段のシフトレジスタ部4cにも出力
されるように構成されている。なお、サンプリングパルスとは、後述するスイッチ部7(
図5参照)のオンオフを制御するための信号である。
また、図5に示すように、表示画面部1内において、n個の画素1a毎に1つの画素ブ
ロックが構成されている。具体的には、表示画面部1の縁部分に、n本からなる映像信号
線6が配線されているとともに、各映像信号線6(n本)と、1ブロック内の各画素1a
(n個)に対応するデータ線4aとがスイッチ部7(HSW)を介して互いに接続されて
いる。そして、1ブロック内の各画素1aに対応するn個のスイッチ部7は、Hドライバ
4から出力されたサンプリングパルス(SP1、SP2、・・・)によりオンオフ制御さ
れるように構成されている。つまり、1つのサンプリングパルスによりn個のスイッチ部
7が同時にオン状態になるとともに、n本の映像信号線6から各スイッチ部7を介して画
素電極1cに映像信号が供給されるように構成されている。以上により、第1実施形態に
おける液晶表示装置100は、各ブロック毎に書き込みを行うブロック順次書き込み方式
により映像信号の書き込みを行うように構成されている。
また、図6に示すように、駆動IC2は、ソースドライバ2aと、タイミングコントロ
ーラ2bと、COM/DSDドライバ2cと、DC/DCコンバータ2dと備えている。
ソースドライバ2aは、外部モジュール(図示せず)側から供給されたシリアルのデータ
信号(図6のDATA)をパラレル信号に変換するとともに、各映像信号線6に出力する
機能を有する。タイミングコントローラ2bは、外部から基本クロック(Dot Clo
ck)および制御信号が供給されるとともに、基本クロックを分周して各部に供給する機
能を有する。また、タイミングコントローラ2bは、基本クロックおよび制御信号に基づ
いて生成されたVスキャナ駆動信号(CKV,STV、ENB、CSV)をVドライバ3
に供給するとともに、基本クロックおよび制御信号に基づいて生成されたHスキャナ駆動
信号(CKH、STH、CSH)をHドライバ4に供給するように構成されている。なお
、タイミングコントローラ2bは、本発明の「第1制御部」の一例である。
ここで、第1実施形態では、タイミングコントローラ2bは、Hドライバ4(図1参照
)に供給するクロック信号(CKH)のタイミングを変更可能なように構成されている。
具体的には、図7に示すように、Hドライバ4内において、最終段の画素ブロックの書き
込みに対応するサンプリングパルス(SPn信号)を生成する際にのみ、クロック信号(
CKH)の周期を小さくするように構成されている。つまり、通常Hドライバ4に供給さ
れるクロック信号(CKH)は、半周期が期間T1になるように構成されているのに対し
て、最終段の画素ブロックの書き込みに対応するSPn信号を生成する際にのみ、半周期
が期間T1よりも小さい期間T2になるように構成されている。これにより、最終段以外
の画素ブロックの書き込みに対応するサンプリングパルス(SP1、SP2、・・・、S
P(n−1))は期間t1になるように生成されるのに対して、最終段の画素ブロックの
書き込みに対応するサンプリングパルス(SPn)は、期間t1よりも短い期間t2にな
るように生成されるように構成されている。以上により、最終段の画素ブロック内の画素
1aに対する映像信号の書き込み期間(t2)が、最終段以外の画素ブロック内の画素1
aに対する映像信号の書き込み期間(t1)よりも短くなるように構成されている。
また、図6に示すように、COM/DSDドライバ2cは、COM信号(共通電位信号
)を、共通電極1dおよび保持容量1eの他方側の電極(図1参照)に供給する機能を有
する。また、COM/DSDドライバ2cは、データ線4aを基準の電位に保持するため
の信号(DSD信号)を供給する機能を有する。また、DC/DCコンバータ2dは、電
源電圧を増幅するとともに各部に供給する機能を有する。また、DC/DCコンバータ2
dは、パネル電源を表示画面部1に供給する機能を有する。
図8は、本発明の第1実施形態による液晶表示装置に対する比較例について説明するた
めの図である。次に、図2、図5、図7および図8を参照して、本発明の第1実施形態に
よる液晶表示装置100における動作について説明する。
まず、図7に示すように、STH信号(図2参照)が駆動IC2からスキャン方向制御
部4bを介して初段のシフトレジスタ部4c(図2のシフトレジスタ部(1))に供給さ
れる。そして、STH信号が供給された状態でのクロック信号の最初の立ち下がりに同期
して、初段のシフトレジスタ部4cからSR1信号およびSP1a信号(出力信号)が出
力される。このとき、SR1信号はスキャン方向制御部4bを介して次段のシフトレジス
タ部4c(図2のシフトレジスタ部(2))に入力される。また、SP1a信号は、整形
回路4hに入力されるとともに、整形回路4hにより整形されてサンプリングパルス(S
P1信号)として出力される。そして、SP1信号は、初段の画素ブロックに対応するn
個のスイッチ部7(図5参照)に供給されるとともに、SP1信号に対応するn個のスイ
ッチ部7が期間t1の間オン状態となる。つまり、この期間t1が初段の画素ブロック内
の画素1aへの映像信号の書き込み期間となる。
また、初段の画素ブロックへの映像信号の書き込みが行われている状態で、クロック信
号の最初の立ち上がりに同期して、次段のシフトレジスタ部4c(図2のシフトレジスタ
(2))からSR2信号およびSP2a信号が出力される。そして、SP2a信号が整形
回路4hを介してSP2信号として出力されるとともに、次段の画素ブロックに対応する
n個のスイッチ部7がオン状態となる。なお、このとき、SP1信号はまだ供給されてい
る状態であり、初段の画素ブロックと次段の画素ブロックは、互いに映像信号線6(図5
参照)を介して接続された状態となる。
そして、クロック信号の次の立ち下がりに同期して、SP1信号がオフ状態となるとと
もに、シフトレジスタ部4c(3)(図示せず)からSP3信号(期間t1)が出力され
る。このように、画素ブロックは、それぞれ、期間t1(クロック信号(CKH)の1周
期分)の間オン状態になるとともに、各画素ブロックは、クロック信号の半周期分の間次
段の画素ブロックと接続状態となる。また、このとき、映像信号線6からは、クロック信
号の半周期分(t1/2)の期間毎に、各画素ブロックに対応する映像信号(図のVid
eo1、Video2、・・・)が順次出力されるとともに、順次対応する画素ブロック
内の各画素1aに供給される。
ここで、SP1信号の後半周期に対応する期間では次段の画素ブロックと接続状態とな
ることから、対応するデータ線4aの電位(図7のVD1)は、まだ映像信号が書き込ま
れていない次段の画素ブロックのデータ線4aとの間に発生した電位差に引っ張られるよ
うにして一時的に低下(図7の矢印C方向に低下)する。そして、SP1信号がオフ状態
になるまでの期間にわたって再度上昇する。また、SP1信号が供給されてスイッチ部7
がオン状態に切り替わる際に、データ線4aとCOM配線およびSC配線(保持容量1e
の他方側の電極の配線(図示せず))との間に寄生容量が発生して共通電極1dの電位が
変動(図7の矢印D方向に変動)するとともに、変動した共通電極1dの電位は、その後
、スイッチ部のオン期間中に元の電位に戻る方向(矢印Dと反対方向)に移行する。
以上のようなデータ線4aの電位の低下(図7の矢印C)および共通電極1dの電位の
変動(図7の矢印D)に起因して、期間t1の書き込み期間における初段の画素ブロック
に対する映像信号の書き込みの度合いは、目標到達電位に達しない程度となる。なお、2
段目の画素ブロックから(n−1)段目の画素ブロックにおける映像信号の書き込みの度
合いにおいても、初段の画素ブロックと同様に、データ線4aの電位の低下および共通電
極1dの電位の変動に起因して、目標到達電位に達しない程度(図7のVD2〜VD(n
−1))となる。
これに対して、最終段の画素ブロックのみは、映像信号の書き込み時に互いに接続状態
となる次段の画素ブロックが存在しないことにより、データ線4aの電位の低下は存在し
ない(図7のE)。また、共通電極1dの電位の変動も存在しないので、共通電極1dの
電位が元の電位への戻る度合いも前段の画素ブロックに比べてより大きくなる(図7の幅
F分だけ戻る度合いが大きくなる)。したがって、最終段の画素ブロックのみ映像信号が
より十分に書き込める状態となる。
ここで、第1実施形態では、駆動IC2の制御により、映像信号の書き込み時における
最終段部分のデータ線4aの到達電位(図7のVD(n))と最終段部分以外のデータ線
4aの到達電位(図7のVD1〜VD(n−1))とが略同じ大きさになるように、最終
段部分の画素ブロックに対する映像信号の書き込み期間が調整される。具体的には、タイ
ミングコントローラ2bにより、最終段の画素ブロックの書き込みに対応するサンプリン
グパルス(SPn信号)を生成する際にのみ、クロック信号(CKH)の周期を、期間T
1よりも短い期間T2になるように調整される。そして、これに伴い、最終段の画素ブロ
ックに対応するサンプリングパルス(SPn)も同様に期間(T1−T2)の分だけ短く
なる。これにより、最終段の画素ブロック内の画素1aに対する映像信号の書き込み期間
(t2)も、最終段以外の画素ブロック内の画素1aに対する映像信号の書き込み期間(
t1)より期間(T1−T2)分だけ短くなることにより、最終段の画素ブロックに対応
するデータ線4aの到達電位(VDn)と、最終段以外の画素ブロックに対応するデータ
線4aの到達電位(VD1〜VD(n−1))とが略同じ大きさになる。すなわち、最終
段の画素ブロックの到達電位も目標到達電位に達しない程度となる。
これに対して、図8に示す比較例では、データ線4aの電位の低下が発生しない(図8
のE)とともに、共通電極1dの電位の変動が存在しない。そして、最終段の画素ブロッ
クも含めた全ての画素ブロックに対して同様の書き込み期間(t1)が設けられているた
めに、最終段の画素ブロックに対して映像信号の書き込みがより十分に行われる。つまり
、最終段の画素ブロックにおけるデータ線4aの電位は、最終段以外の画素ブロックにお
けるデータ線4a比べてより高電位にまで到達する(図8のG)ことになる。したがって
、その分最終段ブロックに対応する領域だけ輝度差が発生する。
図9および図10は、それぞれ、本発明の第1実施形態による液晶表示装置を用いた電
子機器の一例および他の例を説明するための図である。次に、図9および図10を参照し
て、本発明の第1実施形態による液晶表示装置100を用いた電子機器について説明する
本発明の第1実施形態による液晶表示装置100は、図9および図10に示すように、
携帯電話50およびPC(パーソナルコンピュータ)60などに用いることが可能である
。図9の携帯電話50においては、表示画面50aに本発明の第1実施形態における液晶
表示装置100が用いられる。また、図10のPC60においては、キーボード60aな
どの入力部および表示画面60bなどに用いることが可能である。また、周辺回路を液晶
パネル内の基板に内蔵することにより部品点数を大幅に減らすとともに、装置本体の軽量
化および小型化を行うことが可能になる。
第1実施形態では、上記のように、駆動IC2の制御により、最終段ブロックの画素1
aに対する映像信号の書き込み期間を、最終段ブロック以外の画素1aに対する映像信号
の書き込み期間よりも短くするように構成することによって、最終段ブロックの画素1a
への書き込み期間が最終段ブロック以外の画素1aへの書き込み期間よりも短くなった分
、最終段ブロックの画素1aのみに書き込みが行われすぎることを抑制することができる
ので、最終段ブロックの画素1aに対する映像信号の書き込み度合いと最終段ブロック以
外の画素1aに対する映像信号の書き込み度合いを同程度にすることができる。したがっ
て、最終段ブロックの画素1aと最終段ブロック以外の画素1aとの間に輝度差が生じる
ことを抑制することができるので、画像の表示品位が損なわれるのを抑制することができ
る。また、別途ダミー画素、ダミーデータ線およびダミーHスイッチを設けることなく、
駆動IC2の制御のみによって最終段ブロックの画素1aと最終段ブロック以外の画素1
aとの間に輝度差が生じるのを抑制することができるので、表示画面部1の額縁領域の平
面積を大きくすることなく最終段ブロックの画素1aと最終段ブロック以外の画素1aと
の間に輝度差が生じるのを抑制することができる。
また、上記第1実施形態では、駆動IC2の制御により、映像信号の書き込み時におけ
る最終段ブロックのデータ線4aの到達電位と最終段ブロック以外のデータ線4aの到達
電位とが略同じ大きさになるように、最終段ブロックの画素1aに対する映像信号の書き
込み期間を調整するように構成することによって、映像信号の書き込み時に、最終段ブロ
ックの画素1aに対する映像信号の書き込みの度合いが最終段ブロック以外の画素1aに
対する映像信号の書き込みの度合いと略同程度となるので、最終段ブロックの画素1aと
最終段ブロック以外の画素1aとの間に輝度差が生じるのを確実に抑制することができる
また、上記第1実施形態では、駆動IC2により、最終段ブロックの画素1aに映像信
号を書き込むためのサンプリングパルス(SPn)が、最終段ブロック以外の画素1aに
映像信号を書き込むためのサンプリングパルス(SP1〜SP(n−1))よりも短くな
るように制御されることにより、最終段ブロックの画素1aに対する映像信号の書き込み
期間(t2)が、最終段ブロック以外の画素1aに対する映像信号の書き込み期間(t1
)よりも短くなる。このように構成することによって、映像信号を書き込むためのサンプ
リングパルスのパルス幅を制御することにより、容易に最終段ブロックの画素1aに対す
る書き込み期間を最終段ブロック以外の画素1aに対する書き込み期間よりも短くするこ
とができる。
また、上記第1実施形態では、タイミングコントローラ2bにより、最終段ブロックの
画素1aに映像信号を書き込む際のクロック信号の周期を、最終段ブロック以外の画素1
aに映像信号を書き込む際のクロック信号の周期よりも短くするように変更することによ
って、最終段ブロックの画素1aに対応するサンプリングパルス(SPn)を最終段ブロ
ック以外の画素1aに対応するサンプリングパルス(SP1〜SP(n−1))よりも短
くする。このように構成することによって、クロック信号のタイミングを変更することの
みによって最終段ブロックの画素1aに対する書き込み期間を最終段ブロック以外の画素
1aに対する書き込み期間よりも短くすることができる。すなわち、表示画面部1の額縁
領域の平面積を大きくすることなく、最終段ブロックの画素1aと最終段ブロック以外の
画素1aとの間に輝度差が生じるのを抑制することができる。
また、上記第1実施形態では、ブロック順次駆動により映像信号を書き込む液晶表示装
置に本発明を適用することによって、複数のダミー画素からなるダミー画素ブロックを設
けなければならない従来の構成に比べて、駆動IC2の制御のみにより表示画面部1に発
生する輝度差を抑制することができるので、その結果、表示画面部1の額縁領域の平面積
が大きくなるのをより効果的に抑制することができる。
(第2実施形態)
図11は、本発明の第2実施形態による液晶表示装置の構成を説明するための図である
。図12は、本発明の第2実施形態による液晶表示装置の動作を説明するためのタイミン
グチャートである。図6、図11および図12を参照して、第2実施形態による液晶表示
装置200では、クロック信号の周期を変更することによりSPn信号のパルス幅を短く
するように制御される第1実施形態とは異なり、SPn信号と論理積を取ることによりS
Pn信号のパルス幅を短くするような駆動信号を供給する例について説明する。
本発明の第2実施形態による液晶表示装置200では、図11に示すように、Hドライ
バ4内において、各々のシフトレジスタ部4cの出力側(図中のout)と整形回路4h
の入力側との間にAND回路4qが配置されているとともに、シフトレジスタ部4cの出
力側とAND回路4qの一方の入力側とが接続されている。
また、第2実施形態における液晶表示装置200の駆動IC20(図6参照)は、タイ
ミングコントローラ20bを備えるとともに、タイミングコントローラ20bにおいて駆
動信号(SPENB(図6参照))が生成されるように構成されている。なお、第2実施
形態における駆動IC20のその他の構成は、第1実施形態の駆動IC2の構成と同様で
ある。なお、タイミングコントローラ20bは、本発明の「第2制御部」の一例である。
ここで、第2実施形態では、AND回路4qの他方の入力側には、タイミングコントロ
ーラ20bにより生成された駆動信号が供給されるように構成されている。これにより、
シフトレジスタ部4cからの出力信号(SP1a、SP2a、・・・SP(n)a)とタ
イミングコントローラ20bからのSPENB信号との論理積をとることによってサンプ
リングパルス(SP1、SP2、・・・、SPn)が生成されるように構成されている。
具体的には、図12に示すように、映像信号の書き込み時において、初段から最終段の
前段までの各画素ブロックに対応するサンプリングパルス(SP1〜SP(n−1))を
生成する際には、HレベルのSPENB信号が供給され続ける。これにより、SP1信号
からSP(n−1)信号は、全てSPa信号(SP1a〜SP(n−1)a)と同じパル
ス幅(期間t1)になるように生成される。
ここで、第2実施形態では、最終段の画素ブロックへの書き込みに対応するサンプリン
グパルス(SPn)を生成する際には、タイミングコントローラ20b(図6参照)によ
り、SP(n)信号が期間t1よりも短い期間t2の間出力された時点でオフ状態になる
タイミングでSPENB信号がLレベルに切り替えられる。これにより、最終段の画素ブ
ロック内の画素1aに対する映像信号の書き込み期間(t2)が、最終段以外の画素ブロ
ック内の画素1aに対する映像信号の書き込み期間(t1)よりも短くなる。そして、上
記第1実施形態と同様に、最終段の画素ブロックに対応するデータ線4aの到達電位(V
Dn)と、最終段以外の画素ブロックに対応するデータ線4aの到達電位(VD1〜VD
(n−1))とが略同じ大きさになる。すなわち、最終段の画素ブロックの到達電位のみ
が大きくなることなく、目標到達電位に達しない程度となる。なお、第2実施形態のその
他の構成は第1実施形態の構成と同様である。
第2実施形態では、上記のように、駆動IC2の制御により、シフトレジスタ部4cに
より供給される出力信号(SPa信号)とタイミングコントローラ20bにより供給され
る駆動信号(SPENB)とに基づいて、最終段ブロックの画素1aに映像信号を書き込
むためのサンプリングパルス(SPn)を最終段ブロック以外の画素1aに映像信号を書
き込むためのサンプリングパルス(SP1〜SP(n−1))よりも短くするように構成
することによって、タイミングコントローラ20bから出力される駆動信号により最終段
ブロックの画素1aに対する書き込み期間(t2)を最終段ブロック以外の画素1aに対
する書き込み期間(t1)よりも短くすることができる。すなわち、表示画面部1の額縁
領域の平面積を大きくすることなく、最終段ブロックの画素1aと最終段ブロック以外の
画素1aとの間に輝度差が生じるのを抑制することができる。
また、第2実施形態では、駆動IC2の制御によって、最終段ブロックの画素1aに映
像信号を書き込む際にAND回路4qに入力される駆動信号(SPENB)をHレベルか
らLレベルに切り替えることにより、最終段ブロックの画素1aに対応するサンプリング
パルス(SPn)が最終段ブロック以外の画素1aに対応するサンプリングパルス(SP
1〜SP(n−1))よりも短くなるように制御される。このように構成することによっ
て、SPENB信号をHレベルからLレベルに切り替えた場合にのみ、AND回路4qに
よりSPa信号との論理積によってサンプリングパルスのパルス幅を変更することができ
るので、容易に最終段ブロックの画素1aに対する書き込み期間を短くする制御を行うこ
とができる。
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと
考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範
囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が
含まれる。
たとえば、上記第1および第2実施形態では、複数の画素毎に書き込みを行うブロック
順次書き込み方式に本発明を適用する例を示したが、本発明はこれに限らず、各画素毎に
書き込みを行う点順次書き込み方式にも適用可能である。
本発明の第1実施形態による液晶表示装置の全体構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施形態による液晶表示装置のHドライバについて説明するための回路図である。 本発明の第1実施形態による液晶表示装置のHドライバについて説明するための回路図である。 本発明の第1実施形態による液晶表示装置のHドライバについて説明するための回路図である。 本発明の第1実施形態による液晶表示装置のスイッチ部について説明するための回路図である。 本発明の第1実施形態による液晶表示装置の駆動ICの構成について説明するためのブロック図である。 本発明の第1実施形態による液晶表示装置における書き込み動作を説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第1実施形態による液晶表示装置における書き込み動作に対する比較例について説明するためのタイミングチャートである。 本発明の第1実施形態による液晶表示装置を備えた電子機器について説明する図である。 本発明の第1実施形態による液晶表示装置を備えた電子機器について説明する図である。 本発明の第2実施形態によるHドライバについて説明するためのブロック図である。 本発明の第2実施形態による液晶表示装置の書き込み動作を説明するためのタイミングチャートである。
符号の説明
1 表示画面部(表示部)
1a 画素
2 駆動IC(駆動制御部)
2b タイミングコントローラ(第1制御部)
4a データ線(信号線)
4c シフトレジスタ部
4q AND回路
20b タイミングコントローラ(第2制御部)
50 携帯電話(電子機器)
60 PC(電子機器)
100、200 液晶表示装置

Claims (8)

  1. 各々が画素を有する複数の段部分を含む表示部を備え、
    最終段部分の前記画素に対する映像信号の書き込み期間を、最終段部分以外の前記画素
    に対する映像信号の書き込み期間よりも短くするように構成されている、表示装置。
  2. 前記画素に対する映像信号の書き込みは、前記画素に接続された信号線を介して行われ

    映像信号の書き込み時における前記最終段部分の信号線の到達電位と前記最終段部分以
    外の信号線の到達電位とが略同じ大きさになるように、前記最終段部分の画素に対する映
    像信号の書き込み期間を調整するように構成されている、請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記最終段部分の画素に映像信号を書き込むためのサンプリングパルスが、前記最終段
    部分以外の画素に映像信号を書き込むためのサンプリングパルスよりも短くなるように制
    御されることにより、前記最終段の画素に対する映像信号の書き込み期間が、前記最終段
    部分以外の前記画素に対する映像信号の書き込み期間よりも短くなるように構成されてい
    る、請求項1または2に記載の表示装置。
  4. サンプリングパルスを生成するためのクロック信号のタイミングを変更可能な第1制御
    部をさらに備え、
    前記第1制御部により、前記最終段部分の画素に映像信号を書き込む際のクロック信号
    の周期を、前記最終段以外の部分の画素に映像信号を書き込む際のクロック信号の周期よ
    りも短くするように変更することによって、前記最終段部分の画素に映像信号を書き込む
    ためのサンプリングパルスを前記最終段部分以外の画素に映像信号を書き込むためのサン
    プリングパルスよりも短くするように構成されている、請求項3に記載の表示装置。
  5. クロック信号に基づいて順次出力信号を生成するシフトレジスタ部と、
    前記最終段部分の画素への映像信号の書き込みの再に作動する制御信号を出力する第2
    制御部とをさらに備え、
    前記シフトレジスタ部により供給される出力信号と前記第2制御部により供給される駆
    動信号とに基づいて、前記最終段部分の画素に映像信号を書き込むためのサンプリングパ
    ルスを前記最終段部分以外の画素に映像信号を書き込むためのサンプリングパルスよりも
    短くするように構成されている、請求項3に記載の表示装置。
  6. 前記シフトレジスタ部により供給される出力信号と前記第2制御部により供給される駆
    動信号とが入力されるAND回路をさらに備え、
    前記最終段部分の画素に映像信号を書き込む際に、前記AND回路において、駆動信号
    と出力信号との論理積をとることによってサンプリングパルスを生成するように構成され

    前記最終段部分の画素に映像信号を書き込む際に前記AND回路に入力される駆動信号
    を作動させることにより、前記最終段部分の画素に映像信号を書き込むためのサンプリン
    グパルスを前記最終段部分以外の画素に映像信号を書き込むためのサンプリングパルスよ
    りも短くするように構成されている、請求項5に記載の表示装置。
  7. 複数の前記画素毎に1つの画素ブロックが構成されているとともに、前記画素ブロック
    毎に映像信号の書き込みが行われるように構成され、
    前記最終段部分の画素は、1水平期間における最後に書き込みが行われる画素ブロック
    内の全ての画素であり、
    最終段の前記画素ブロックに対する映像信号の書き込み期間を、最終段以外の前記画素
    ブロックに対する映像信号の書き込み期間よりも短くするように構成されている、請求項
    1〜6のいずれか1項に記載の表示装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の表示装置を備えた電子機器。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018025663A (ja) * 2016-08-10 2018-02-15 セイコーエプソン株式会社 表示ドライバー、電気光学装置及び電子機器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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