JP2009229672A - 画像形成装置及び現像剤供給装置 - Google Patents

画像形成装置及び現像剤供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009229672A
JP2009229672A JP2008073365A JP2008073365A JP2009229672A JP 2009229672 A JP2009229672 A JP 2009229672A JP 2008073365 A JP2008073365 A JP 2008073365A JP 2008073365 A JP2008073365 A JP 2008073365A JP 2009229672 A JP2009229672 A JP 2009229672A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
latent image
image forming
developer
developer supply
supply device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008073365A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4535154B2 (ja
Inventor
Tomoaki Kaseyama
智昭 枦山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP2008073365A priority Critical patent/JP4535154B2/ja
Priority to US12/407,220 priority patent/US7929890B2/en
Publication of JP2009229672A publication Critical patent/JP2009229672A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4535154B2 publication Critical patent/JP4535154B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Development In Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】 進行波電界を用いて静電潜像担持体に現像剤を供給し得る現像剤供給装置、及びこれを備えた画像形成装置において、より良好な画像が形成されるような、現像位置周辺の構成を提供する。
【解決手段】 現像剤供給装置(6)は、静電潜像担持体(3)の半円筒状部(31)を含む一部を内部に収容するとともに、残部を外部に露出するように設けられている。現像剤供給装置(6)は、摺動部材(62a)を備えている。摺動部材(62a)は、静電潜像担持体(3)の上述の一部が貫通する開口部(61)にて、潜像形成面(LS)における、少なくとも開口部(61)から外部に露出するように移動する部分と摺動するように設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像形成装置及び現像剤供給装置に関する。
進行波電界を用いて静電潜像担持体(感光体ドラム等)に現像剤(乾式現像剤すなわち乾式トナー)を供給し得る現像剤供給装置が、従来から多数知られている(例えば、特開昭59−181371号公報、特開2003−15417号公報、特開2005−275127号公報、特開2007−310355号公報、特開2008−40043号公報、特開2008−52034号公報、等参照。)。
特開昭59−181371号公報 特開2003−15417号公報 特開2005−275127号公報 特開2007−310355号公報 特開2008−40043号公報 特開2008−52034号公報
この種の装置において、前記現像剤供給装置によって前記静電潜像担持体に前記現像剤を供給する位置である現像位置の周辺の構成が、形成画像に大きな影響を及ぼす。本発明は、かかる課題に対処するためになされたものである。すなわち、本発明の目的は、より良好な画像が形成されるような、現像位置周辺の構成を提供することにある。
本発明の画像形成装置は、静電潜像担持体と、現像剤供給装置と、を備えている。前記静電潜像担持体は、主走査方向と平行な中心軸線を有する半円筒状部を有している。この静電潜像担持体は、電位分布による静電潜像が形成される表面である潜像形成面が、前記中心軸線と直交する方向に沿って移動するように構成されている。
前記現像剤供給装置は、その内部で前記現像剤を前記方向に沿って搬送することで、前記潜像形成面に前記現像剤を供給するように構成されている。具体的には、前記現像剤供給装置は、複数の搬送電極を備えている。これら複数の搬送電極は、帯電した現像剤を進行波状の電界によって前記主走査方向と交差する方向に搬送するように、当該方向に沿って配列されている。
また、前記現像剤供給装置は、前記静電潜像担持体の少なくとも前記半円筒状部を含む一部を前記内部に収容するとともに、残部を外部に露出するように設けられている。
本発明の特徴は、前記現像剤供給装置が、摺動部材をさらに備えたことにある。この摺動部材は、前記静電潜像担持体の前記一部が貫通する開口部にて、前記潜像形成面における、少なくとも前記開口部から前記外部に露出するように移動する部分と摺動するように設けられている。
具体的には、前記摺動部材は、前記開口部にて、前記潜像形成面における、(1)前記開口部から前記外部に露出するように移動する部分と摺動するとともに、(2)前記開口部から前記内部に進入するように移動する部分と摺動するように設けられ得る。
前記摺動部材は、前記主走査方向における全体にわたって、前記潜像形成面と摺動するように設けられ得る。
前記摺動部材は、薄板状の現像剤搬送基板の端部に設けられ得る。この現像剤搬送基板には、複数の前記搬送電極が設けられている。この場合、前記摺動部材は、前記現像剤搬送基板の前記端部であって、前記搬送電極が設けられていない部分から構成され得る。
前記現像剤搬送基板の前記端部には、前記搬送電極に代えて、所定のバイアス電圧が印加され得るダミー電極が設けられ得る。このダミー電極は、前記搬送電極よりも広幅に形成され得る。
前記摺動部材は、前記内部に面する内側面が前記潜像形成面と摺動するように設けられ得る。
前記摺動部材は、所定のバイアス電圧が印加された導電性部分から構成され得る。
以下、本発明の実施形態(本願の出願時点において取り敢えず出願人が最良と考えている実施形態)について図面を参照しつつ説明する。
なお、以下の実施形態に関する記載は、法令で要求されている明細書の記載要件(記述要件・実施可能要件)を満たすために、本発明の具体化の単なる一例を、可能な範囲で具体的に記述しているものにすぎない。よって、後述するように、本発明が、以下に説明する実施形態の具体的構成に何ら限定されるものではないことは、全く当然である。本実施形態に対して施され得る各種の変更(modification)は、当該実施形態の説明中に挿入されると、一貫した実施形態の説明の理解が妨げられるので、末尾にまとめて記載されている。
<レーザープリンタの構成>
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態であるレーザープリンタ1の概略構成を示す側面図である。図1を参照すると、レーザープリンタ1は、用紙搬送機構2と、感光体3と、帯電器4と、スキャナーユニット5と、トナー供給装置6と、を備えている。
レーザープリンタ1内に備えられた、図示しない給紙トレイには、シート状の用紙Pが積み重ねられた状態で収容されている。用紙搬送機構2は、用紙Pを所定の用紙搬送経路PPに沿って搬送し得るように構成されている。具体的には、用紙搬送機構2は、一対のレジストローラ21と、転写ローラ22と、を備えている。
レジストローラ21は、用紙Pを所定のタイミングにて感光体3と転写ローラ22との間に向けて送り出し得るように構成されている。転写ローラ22は、感光体3の外周面である潜像形成面LSと、転写位置TPにて、用紙Pを挟んで対向するように配置されている。また、転写ローラ22は、図中矢印で示されている方向(反時計回り)に回転駆動され得るように構成されている。
転写ローラ22は、図示しないバイアス電源回路に接続されている。すなわち、転写ローラ22と感光体3との間で、潜像形成面LS上に付着したトナー(現像剤)を用紙Pに転写させるための所定の転写バイアス電圧が印加されるようになっている。
本発明の静電潜像担持体としての感光体3は、主走査方向(図中z軸方向)と平行な中心軸線Cを有する円筒形状のドラム状に形成されていて、中心軸線Cを中心として、図中矢印で示されている方向(図1における時計回り)に回転駆動され得るように構成されている。
感光体3の周面には、潜像形成面LSが形成されている。潜像形成面LSは、中心軸線Cと平行(すなわち前記主走査方向と平行)な円筒面であって、電位分布による静電潜像が形成され得るように構成されている。そして、この潜像形成面LSが中心軸線Cと直交する副走査方向に沿って移動し得るように、感光体3が構成されている。
なお、「副走査方向」とは、前記主走査方向と直交する任意の方向である。通常、前記副走査方向は、鉛直線と交差する方向とされ得る。すなわち、前記副走査方向は、レーザープリンタ1の前後方向(用紙幅方向及び高さ方向と直交する方向:図中x軸方向)に沿った方向とされ得る。
帯電器4は、潜像形成面LSと対向するように配置されている。この帯電器4は、コロトロン型あるいはスコロトロン型の帯電器であって、潜像形成面LSを一様に正帯電させ得るように構成されている。
スキャナーユニット5は、画像データに基づいて変調されたレーザービームLBを生成するように構成されている。すなわち、スキャナーユニット5は、画素の有無によって発光のON/OFFが制御された、所定の波長帯域のレーザービームLBを生成するように構成されている。
また、スキャナーユニット5は、生成されたレーザービームLBを、潜像形成面LSにおけるスキャン位置SPにて結像させる(露光する)ように構成されている。ここで、スキャン位置SPは、帯電器4よりも、感光体3の回転方向(図1における矢印で示されている方向:図中時計回り)における下流側の位置に設けられている。
さらに、スキャナーユニット5は、潜像形成面LS上にてレーザービームLBが結像される位置を、前記主走査方向に沿って等速度にて移動させる(走査する)ことで、潜像形成面LS上に静電潜像を形成し得るように構成されている。
本発明の現像剤供給装置としてのトナー供給装置6は、現像位置DPにて、感光体3と対向するように配置されている。
<第一の実施形態のトナー供給装置の構成>
図2は、図1に示されているトナー供給装置6の第一の実施形態の構成の要部を拡大した側断面図である。以下、図1及び図2を参照しつつ、第一の実施形態のトナー供給装置6における、現像位置DPの周辺の構成について説明する。
トナー供給装置6は、その内部にて、乾式現像剤としてのトナーTを、正極性の所定の帯電量にて帯電した状態でトナー搬送方向TTD(中心軸線Cと直交する方向)に搬送しつつ、潜像形成面LSに供給し得るように構成されている。また、トナー供給装置6は、図2に示されているように、感光体3における図中下側の部分である半円筒状部31を内部に収容するとともに、残部を外部に露出するように設けられている。
具体的には、トナー供給装置6には、感光体3における半円筒状部31が貫通するように、開口部61が形成されている。また、トナー供給装置6は、本発明の現像剤搬送基板としてのトナー搬送基板62を備えている。トナー搬送基板62は、薄板状の部材であって、本発明の摺動部材を構成する上流側端部62a及び下流側端部62bを備えている。上流側端部62a及び下流側端部62bは、開口部61側の端部が自由端であって当該開口部61に向かって突出し図中上下方向に撓み得る、片持ち梁状に形成されている。
上流側端部62aは、開口部61よりもトナー搬送方向TTDにおける上流側にて、潜像形成面LSにおける、開口部61から外部に露出するように移動する部分と、互いに弾性的に押圧しつつ摺動するように設けられている。また、上流側端部62aは、トナー供給装置6の内部に面する内側面であるトナー搬送面TTSが潜像形成面LSと摺動するように設けられている。この上流側端部62aは、前記主走査方向における全体にわたって、潜像形成面LSと摺動するようになっている。
下流側端部62bは、開口部61よりもトナー搬送方向TTDにおける下流側にて、潜像形成面LSにおける、開口部61から内部に進入するように移動する部分と、互いに弾性的に押圧しつつ摺動するように設けられている。また、下流側端部62bは、トナー供給装置6の外部に面する外側面が潜像形成面LSと摺動するように設けられている。この下流側端部62bも、前記主走査方向における全体にわたって、潜像形成面LSと摺動するようになっている。
トナー搬送基板62は、絶縁性の支持層の上に複数の搬送電極63を備えている。これら複数の搬送電極63は、帯電したトナーTを進行波状の電界によってトナー搬送方向TTDに搬送するように、当該トナー搬送方向TTDと平行な前記副走査方向に沿って配列されている。
<レーザープリンタの動作の概要>
次に、上述のように構成されたレーザープリンタ1の動作の概要について、各図面を適宜参照しつつ説明する。
<<給紙動作>>
図示しない給紙トレイ上に積載された用紙Pの先端が、用紙搬送経路PPに沿って、レジストローラ21まで送られる。このレジストローラ21にて、用紙Pの斜行が補正されるとともに、搬送タイミングが調整される。その後、用紙Pは、用紙搬送経路PPに沿って、転写位置TPまで給送される。
<<潜像形成面上へのトナー像の担持>>
上述のように用紙Pが転写位置TPに向けて搬送されている間に、感光体3の周面である潜像形成面LS上に、以下のようにして、トナーTによる画像(以下、「トナー像」と称する。)が担持される。
<<<静電潜像の形成>>>
感光体3の潜像形成面LSは、まず、帯電器4によって、正極性に一様に帯電される。この帯電器4によって帯電された潜像形成面LSは、感光体3の図中矢印で示されている方向(時計回り)の回転により、スキャナーユニット5と対向する(正対する)位置であるスキャン位置SPまで、前記副走査方向に沿って移動する。
このスキャン位置SPにて、画像情報に基づいて変調された(発光のON/OFF状態が制御された)レーザービームLBが、前記主走査方向に沿って走査されつつ、潜像形成面LSに照射される。このレーザービームLBの変調状態(発光のON/OFF状態)に応じて、潜像形成面LS上の正電荷が消失する部分が生じる。これにより、潜像形成面LS上に、正電荷のパターン(画像状分布)による静電潜像が形成される。
潜像形成面LSに形成された静電潜像は、感光体3の図中矢印で示されている方向(時計回り)の回転により、トナー供給装置6と対向する現像位置DPに向かって移動する。
<<<帯電トナーの搬送・供給>>>
トナー搬送基板62における複数の搬送電極63に対して、電圧が進行波状に印加される。これにより、トナー搬送面TTS上には、所定の進行波状の電界が形成される。この進行波状の電界により、正帯電のトナーTが、トナー搬送面TTS上にて、トナー搬送方向TTDに沿って搬送される。
<<<静電潜像の現像>>>
上述のようにして、正帯電のトナーTが、トナー搬送面TTS上にて、トナー搬送方向TTDに搬送される。これにより、当該トナーTは、現像位置DPに供給される。
この現像位置DPにて、トナー搬送面TTSと潜像形成面LSとが、トナーTの薄層を挟んで互いに弾性的に押圧しつつ摺動する。このとき、トナーTによって、潜像形成面LSに形成された静電潜像が現像される。すなわち、潜像形成面LS上であって、静電潜像における正電荷が消失した部分に、トナーTが付着する。これにより、トナー像が、潜像形成面LS上に担持される。
<<潜像形成面から用紙へのトナー像の転写>>
上述のようにして感光体3の潜像形成面LS上に担持されたトナー像は、当該潜像形成面LSが図中矢印で示されている方向(時計回り)に回転することにより、転写位置TPに向けて搬送される。そして、この転写位置TPにて、トナー像が、潜像形成面LSから用紙P上に転写される。
<第一の実施形態の構成による作用・効果>
・本実施形態においては、上流側端部62aにおける内側面であるトナー搬送面TTSが、静電潜像が形成された潜像形成面LSにおける、開口部61から外部に露出するように移動する部分と、トナーTの薄層を挟んで、弾性的に押圧しつつ摺動する。このため、潜像形成面LS上の静電潜像が、トナー搬送面TTSによって、トナーTの薄層を挟んで弾性的に押圧されながら現像される。
したがって、かかる構成によれば、画線部のエッジが「やせる」現象(いわゆる「エッジやせ」あるいは「エッジ細り」と称される現象)の発生が、可及的に抑制され得る。
・本実施形態においては、上流側端部62aにおけるトナー搬送面TTSが、潜像形成面LSにおける、開口部61から外部に露出するように移動する部分と、トナーTの薄層を挟んで面接触する。このため、潜像形成面LS上の静電潜像が、トナーTの薄層を挟んでトナー搬送面TTSと面接触しながら現像される。このとき、上流側端部62aにおけるトナー搬送面TTSと、潜像形成面LSとの間には、或る程度の量のトナーTが溜まる。
したがって、かかる構成によれば、上述の「エッジ細り」の発生が、より効果的に抑制され得る。また、前記副走査方向における画像濃度ムラの発生が、効果的に抑制され得る。
・本実施形態においては、ドラム状の感光体3における半円筒状部31が開口部61に収容されるとともに、開口部61のトナー搬送方向TTDにおける上流側の端部を構成するトナー搬送基板62の上流側端部62aと、開口部61のトナー搬送方向TTDにおける下流側の端部を構成するトナー搬送基板62の下流側端部62bとが、潜像形成面LSと摺動する。
かかる構成によれば、開口部61における、トナーTの、トナー供給装置6の外部への漏出が、可及的に抑制され得る。これにより、トナーTの漏出に起因するレーザープリンタ1の内部や用紙Pの汚れの発生が、効果的に抑制され得る。
・本実施形態においては、上流側端部62aの内側面が、潜像形成面LSにおける開口部61から外部に露出するように移動する部分(トナー像が担持された部分)と摺動するとともに、下流側端部62bの外側面が、潜像形成面LSにおける開口部61から内部に進入するように移動する部分(トナー像が担持される前の部分)と摺動する。
このため、レーザープリンタ1が、感光体3とトナー供給装置6とが着脱自在な構成を有する場合、感光体3とトナー供給装置6との着脱の際にトナーTがトナー供給装置6の外部に漏出することが、効果的に抑制され得る。なお、この場合、感光体3とトナー供給装置6との着脱は、以下のように行われる。
装着の際は、感光体3が、トナー供給装置6に対して、図中右上方から左方(トナー搬送方向TTDにおける上流方向)及び下方(トナー供給装置6の内部に向かう方向)に相対移動する。これにより、半円筒状部31が、下流側端部62bを押し下げるように撓ませつつ、開口部61内に進入する。その後、半円筒状部31が、上流側端部62aの内側面であるトナー搬送面TTSと当接しつつ、上流側端部62aを押し上げるように撓ませる。脱着の際には、以上と逆の操作が行われる。
<第二の実施形態のトナー供給装置>
図3は、図1に示されているトナー供給装置6の第二の実施形態の構成の要部を拡大した側断面図である。なお、以下の第二の実施形態の説明において、上述の第一の実施形態と共通する構成については、同一の符号が付されており、技術的に矛盾しない範囲内において上述の第一の実施形態における説明が援用され得るものとする(後述する第三の実施形態や変形例においても同様である)。
本実施形態においては、上流側端部62aにおける潜像形成面LSと摺動する部分には、搬送電極63が設けられておらず、これに代えて、ダミー電極64が設けられている。ダミー電極64は、搬送電極63よりも、前記副走査方向における幅が広くなるように形成されている。このダミー電極64は、搬送電極63とは異なり、所定のバイアス電圧が印加されるようになっている。このバイアス電圧は、潜像形成面LSにおける静電潜像を乱さない程度の電圧(例えば正電荷が残留する非露光部の表面電位に対応する電圧)に設定されている。
かかる構成においては、トナー搬送面TTSにおける潜像形成面LSと摺動する部分のチャージアップが防止される。これにより、当該部分におけるトナーTの固着等に起因する画像の乱れの発生が、可及的に抑制され得る。
<第三の実施形態のトナー供給装置>
図4は、図1に示されているトナー供給装置6の第三の実施形態の構成の要部を拡大した側断面図である。
本実施形態においては、上流側端部62aにおける潜像形成面LSと摺動する部分には、搬送電極63は設けられていない。そして、この部分には、導電部65が設けられている。本発明の導電性部分に対応する導電部65は、導電性(体積抵抗率10〜1010Ω・cm程度の半導電性を含む)の材質によって一体に構成されている。この導電部65は、上述の第二の実施形態におけるダミー電極64(図4参照)と同様に、所定のバイアス電圧が印加されるようになっている。
かかる構成によれば、上述の第二の実施形態と同様の作用・効果が得られる。
<変形例の例示列挙>
なお、上述の実施形態は、上述した通り、出願人が取り敢えず本願の出願時点において最良であると考えた本発明の代表的な実施形態を、単に例示したものにすぎない。よって、本発明はもとより上述の実施形態に何ら限定されるものではない。したがって、本発明の本質的部分を変更しない範囲内において、上述の実施形態に対して種々の変形が施され得ることは、当然である。
以下、代表的な変形例について、幾つか例示する。もっとも、言うまでもなく、変形例とて、以下に列挙されたものに限定されるものではない。また、実施形態や変形例の、全部又は一部が、技術的に矛盾しない範囲内において、適宜、互いに複合的に適用され得る。
本発明(特に、本発明の課題を解決するための手段を構成する各構成要素における、作用的・機能的に表現されているもの)は、上述の実施形態や、下記変形例の記載に基づいて限定解釈されてはならない。このような限定解釈は、(先願主義の下で出願を急ぐ)出願人の利益を不当に害する反面、模倣者を不当に利するものであって、許されない。
(1)本発明の適用対象は、単色のレーザープリンタに限定されない。例えば、本発明は、カラーのレーザープリンタや、単色及びカラーの複写機等の、いわゆる電子写真方式の画像形成装置に対して、好適に適用され得る。
(2)感光体3の形状は、上述の実施形態のようなドラム状でなくてもよい。
図5及び図6は、図2に示されている感光体3の変形例の構成を示す側断面図である。図5及び図6に示されているように、感光体3は、無端ベルト状に構成され得る。このとき、感光体3は、中心軸線Cを中心として回転自在なベルト支持ローラ32によって支持されている。
(3)トナー供給装置6内に収容される半円筒状部31は、社会通念上「半円筒状」であればよく、名称通りに完全に円筒の「半分」である必要はない。例えば、図6に示されているように、半円筒状部31の中心角が180度未満(120度程度)であってもよいし、その逆に、当該中心角が180度を超えていてもよい。
また、半円筒状部31の一部がトナー供給装置6の内部に収容されてもよい。あるいは、半円筒状部31及びそれ以外の部分を含む感光体3の一部がトナー供給装置6の内部に収容されてもよい。
(4)上流側端部62aと感光体3との接触状態は、面接触に限定されない。例えば、上流側端部62aの開口部61側のエッジが感光体3と接触するようになっていてもよい。
(5)潜像形成面LSにおける、開口部61から内部に進入するように移動する部分と摺動する部分の構成も、上述の各実施形態等で開示されたものに限定されない。
例えば、下流側端部62bには搬送電極63が設けられていなくてもよい。あるいは、下流側端部62bに代えて、トナー搬送基板62とは別体の摺動部材が設けられていてもよい。
また、図7は、図2ないし図6に示されている下流側端部62bの変形例の構成を示す側断面図である。図7に示されているように、下流側端部62bにおける、感光体3(潜像形成面LS)と対向(摺動)する面には、チャージアップ防止のための導電性表面層66が設けられていてもよい。
導電性表面層66は、導電性(表面抵抗率10〜1010Ω/sq程度の半導電性を含む)のコーティング層によって構成されている。この導電性表面層66は、潜像形成面LS上の静電潜像が乱されないように、上述のようなバイアス電圧が印加されるようになっている。
(6)図1ないし図7に示されている構成(特に図2ないし図6に示されているトナー搬送基板62の構成)は、本発明の特徴部分を分かりやすく説明するために、単純化された状態で示されている。よって、当然のことながら、本発明は、各図に示された構成の細部に何ら限定されるものではない。
例えば、図8に示されているように、隣接する搬送電極63間の放電や、搬送電極63と潜像形成面LSとの間の放電の発生を防止するために、トナー搬送基板62における搬送電極63が形成された表面には、搬送電極63を覆うように、絶縁性の保護層67が設けられることが好適である。この保護層67は、例えば、合成樹脂のコーティング層によって構成され得る。この場合、保護層67の表面によって、トナー搬送面TTSが構成される。すなわち、この場合、トナー搬送基板62は、絶縁性の支持層(例えば、絶縁性の合成樹脂などからなる基材フィルム)上に、銅箔からなる搬送電極63を形成し、その後に絶縁性の合成樹脂からなる保護層67を形成することによって構成されている。
また、図9や図10に示されているように、ダミー電極64や導電部65の上にも上記と同様の理由により保護層67が設けられることが好適である。この場合、図9や図10に示されているように、ダミー電極64や導電部65は、搬送電極63と同様に、保護層67が設けられる前の、上述の基材フィルムの表面上に形成され得る。
また、潜像形成面LSとの摺動の際の、トナー搬送面TTSのチャージアップによる、静電潜像の乱れを抑制するために、上述の基材フィルムや保護層67の材質が、適宜選択され得る。具体的には、例えば、正帯電の静電潜像が形成される場合、正帯電性の合成樹脂(例えばポリアミド:いわゆるナイロン)からなる基材フィルム上に、銅箔からなる搬送電極63を形成することによって構成されている。
(7)その他、いちいち言及しないが、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で、上述の実施形態にて示された構成に対する適宜の変形が可能である。また、本発明の課題を解決するための手段を構成する各要素における、作用・機能的に表現されている要素は、上述の実施形態や変形例にて開示されている具体的構造の他、当該作用・機能を実現可能ないかなる構造をも含む。
本発明の画像形成装置の一実施形態であるレーザープリンタの概略構成を示す側面図である。 図1に示されているトナー供給装置の第一の実施形態の構成の要部を拡大した側断面図である。 図1に示されているトナー供給装置の第二の実施形態の構成の要部を拡大した側断面図である。 図1に示されているトナー供給装置の第三の実施形態の構成の要部を拡大した側断面図である。 図2に示されている感光体の変形例の構成を示す側断面図である。 図2に示されている感光体の変形例の構成を示す側断面図である。 図2ないし図6に示されている下流側端部の変形例の構成を示す側断面図である。 図2ないし図6に示されている上流側端部の具体例の構成を示す拡大側断面図である。 図2ないし図6に示されている上流側端部の具体例の構成を示す拡大側断面図である。 図2ないし図6に示されている上流側端部の具体例の構成を示す拡大側断面図である。
符号の説明
1…レーザープリンタ
2…用紙搬送機構
3…感光体
31…半円筒状部
32…ベルト支持ローラ
4…帯電器
5…スキャナーユニット
6…トナー供給装置
61…開口部
62…トナー搬送基板
62a…上流側端部
62b…下流側端部
63…搬送電極
64…ダミー電極
65…導電部
66…導電性表面層
C…中心軸線
DP…現像位置
LS…潜像形成面
P…用紙
PP…用紙搬送経路
T…トナー
TTD…トナー搬送方向
TTS…トナー搬送面

Claims (10)

  1. 主走査方向と平行な中心軸線を有する半円筒状部を有していて、電位分布による静電潜像が形成される表面である潜像形成面が前記中心軸線と直交する方向に沿って移動するように構成された、静電潜像担持体と、
    帯電した現像剤を進行波状の電界によって前記主走査方向と交差する方向に搬送するように当該方向に沿って配列された複数の搬送電極を備え、内部で前記現像剤を前記方向に沿って搬送することで前記潜像形成面に前記現像剤を供給するように構成された、現像剤供給装置と、
    を備えた、画像形成装置であって、
    前記現像剤供給装置は、
    前記静電潜像担持体の少なくとも前記半円筒状部を含む一部を前記内部に収容するとともに、残部を外部に露出するように設けられ、
    前記静電潜像担持体の前記一部が貫通する開口部にて、前記潜像形成面における、少なくとも前記開口部から前記外部に露出するように移動する部分と摺動するように設けられた、摺動部材をさらに備えたことを特徴とする、画像形成装置。
  2. 帯電した現像剤を内部で進行波状の電界によって主走査方向と交差する方向に搬送することで、前記主走査方向と平行な中心軸線を有する半円筒状部を有する静電潜像担持体の表面であって電位分布による静電潜像が形成され且つ前記中心軸線と直交する方向に沿って移動する潜像形成面に、前記現像剤を供給するように構成された、現像剤供給装置であって、
    前記主走査方向と交差する前記方向に沿って配列された、複数の搬送電極と、
    前記静電潜像担持体の少なくとも前記半円筒状部を含む一部が貫通する開口部にて、前記潜像形成面における、少なくとも前記開口部から外部に露出するように移動する部分と摺動するように設けられた、摺動部材と、
    を備えたことを特徴とする、現像剤供給装置。
  3. 請求項2に記載の、現像剤供給装置であって、
    前記摺動部材は、前記開口部にて、前記潜像形成面における、前記開口部から前記内部に進入するように移動する部分と摺動するように設けられたことを特徴とする、現像剤供給装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の、現像剤供給装置であって、
    前記摺動部材は、前記主走査方向における全体にわたって、前記潜像形成面と摺動するように設けられたことを特徴とする、現像剤供給装置。
  5. 請求項2ないし請求項4のうちのいずれか1項に記載の、現像剤供給装置において、
    複数の前記搬送電極は、薄板状の現像剤搬送基板に設けられ、
    前記摺動部材は、前記現像剤搬送基板の端部からなることを特徴とする、現像剤供給装置。
  6. 請求項5に記載の、現像剤供給装置であって、
    前記摺動部材は、前記現像剤搬送基板の前記端部であって、前記搬送電極が設けられていない部分からなることを特徴とする、現像剤供給装置。
  7. 請求項6に記載の、現像剤供給装置であって、
    前記現像剤搬送基板の前記端部には、前記搬送電極に代えて、所定のバイアス電圧が印加され得るダミー電極が設けられたことを特徴とする、現像剤供給装置。
  8. 請求項7に記載の、現像剤供給装置であって、
    前記ダミー電極は、前記搬送電極よりも広幅に形成されたことを特徴とする、現像剤供給装置。
  9. 請求項5ないし請求項9のうちのいずれか1項に記載の、現像剤供給装置において、
    前記摺動部材は、前記内部に面する内側面が前記潜像形成面と摺動するように設けられたことを特徴とする、現像剤供給装置。
  10. 請求項2ないし請求項9のうちのいずれか1項に記載の、現像剤供給装置であって、
    前記摺動部材は、所定のバイアス電圧が印加された導電性部分からなることを特徴とする、現像剤供給装置。
JP2008073365A 2008-03-21 2008-03-21 画像形成装置及び現像剤供給装置 Expired - Fee Related JP4535154B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008073365A JP4535154B2 (ja) 2008-03-21 2008-03-21 画像形成装置及び現像剤供給装置
US12/407,220 US7929890B2 (en) 2008-03-21 2009-03-19 Image formation device and developer supply device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008073365A JP4535154B2 (ja) 2008-03-21 2008-03-21 画像形成装置及び現像剤供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009229672A true JP2009229672A (ja) 2009-10-08
JP4535154B2 JP4535154B2 (ja) 2010-09-01

Family

ID=41245165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008073365A Expired - Fee Related JP4535154B2 (ja) 2008-03-21 2008-03-21 画像形成装置及び現像剤供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4535154B2 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5866969A (ja) * 1981-09-28 1983-04-21 シ−メンス・アクチエンゲゼルシヤフト 静電帯電像の着色装置
JPH0962091A (ja) * 1995-08-21 1997-03-07 Brother Ind Ltd 現像装置
JP2006047654A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及び画像形成装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5866969A (ja) * 1981-09-28 1983-04-21 シ−メンス・アクチエンゲゼルシヤフト 静電帯電像の着色装置
JPH0962091A (ja) * 1995-08-21 1997-03-07 Brother Ind Ltd 現像装置
JP2006047654A (ja) * 2004-08-04 2006-02-16 Fuji Xerox Co Ltd 現像装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4535154B2 (ja) 2010-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4535155B2 (ja) 画像形成装置及び現像剤供給装置
JP4661955B2 (ja) 現像剤供給装置
JP4618372B2 (ja) 現像剤供給装置
JP4911329B2 (ja) 現像剤供給装置
JP5370187B2 (ja) 画像形成装置
JP4470924B2 (ja) 現像剤供給装置、及び画像形成装置
JP4535154B2 (ja) 画像形成装置及び現像剤供給装置
JP4911217B2 (ja) 現像剤供給装置
JP4470925B2 (ja) 現像剤供給装置、及び画像形成装置
JP4618373B2 (ja) 現像剤供給装置
JP4404082B2 (ja) 現像剤電界搬送装置、現像剤供給装置、及び画像形成装置
JP4666192B2 (ja) 現像剤供給装置
JP4941491B2 (ja) 現像剤供給装置
JP4539873B2 (ja) 画像形成装置
JP4442716B2 (ja) 現像剤電界搬送装置、現像剤供給装置、及び画像形成装置
JP4561875B2 (ja) 画像形成装置及び現像剤供給装置
JP4471012B2 (ja) 画像形成装置及び現像剤供給装置
JP5003736B2 (ja) 現像剤供給装置
JP4609597B2 (ja) 現像剤電界搬送装置、現像剤供給装置
JP4438895B2 (ja) 現像剤電界搬送装置、現像剤供給装置、及び画像形成装置
JP4396686B2 (ja) 現像剤電界搬送装置、現像剤供給装置、及び画像形成装置
JP2010078628A (ja) 画像形成装置及びトナー電界搬送装置
JP2010224449A (ja) 現像剤供給装置
JP2009003255A (ja) 現像剤電界搬送装置
JP2013156311A (ja) 現像剤供給装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100204

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100408

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100525

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100607

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130625

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees