JP2009229439A - 3次元形状測定システム、及び、3次元形状測定方法 - Google Patents

3次元形状測定システム、及び、3次元形状測定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】移動している被計測体の3次元形状を一方向からのみの撮影によって計測することができる3次元形状測定システム、及び、3次元形状測定方法を提供することを課題とする。
【解決手段】本発明に係る3次元形状測定システムは、回転するタイヤの回転中心軸Cと直交する直交方向Uからタイヤの動画を撮影する1台のビデオカメラと、ビデオカメラから撮影データを受信して演算処理するデータ処理装置と、を備えている。このデータ処理装置は、タイヤ表面の複数部位について、ビデオカメラのレンズの主点M回りに観測される角速度Observe Velocityと、回転中心軸C回りの角速度Rotate Velocityとを用いて、撮影画面上で動画の速度解析を行うことによりタイヤ表面の複数部位の回転半径をそれぞれ求め、この回転半径を用いて複数部位の3次元座標を求める。
【選択図】図5

Description

本発明は、移動している被計測体の3次元形状を測定する3次元形状測定システム、及び、3次元形状測定方法に関し、更に詳細には、特にタイヤの外形形状を測定するのに最適な3次元形状測定システム、及び、3次元形状測定方法に関する。
タイヤ等の3次元形状を測定することが行われてきている。例えば特許文献1では、転動するタイヤの各部位の変形を計測することが開示されている。また、(株)トプコンハウスからは、3次元画像を形成するソフトウェアとして商品名「QM−3000」が発売されている。
特開2007−085836号公報
ところで、タイヤなどの物体の3次元形状を測定するには、二方向からの撮影が必要である。このため、溝の方向が大きく異なるタイヤの周方向溝と幅方向溝とを同時に測定することはできない。
本発明は、上記事実を考慮して、移動している被計測体の3次元形状を一方向からのみの撮影によって計測することができる3次元形状測定システム、及び、3次元形状測定方法を提供することを課題とする。
従来のCTWISTでは計測にかかる時間が長く、また、三角測量ではタイヤの溝底などの計測が困難である。そこで、本発明者は、高速ビデオカメラの撮影画像を利用して3次元形状を計測することができないか鋭意検討した。そして、このビデオカメラを被計測体に接近させ、ビデオカメラと被計測体の各測定部位との距離が近いほどビデオカメラのから観察されるビデオカメラ回りの角速度が速くなることに着目した。そして更に検討を重ね、本発明を完成するに至った。
請求項1に記載の発明は、移動する被計測体の3次元形状を計測するシステムであって、画角23度以下の撮影用レンズを有して前記被計測体の動画を撮影する1台の撮影装置と、前記撮影装置から撮影データを受信して演算処理するデータ処理手段と、を備え、前記データ処理手段は、撮影画面上で前記動画の速度解析を行って前記被計測体の表面の複数部位の3次元座標を求める演算処理機能を有することを特徴とする。
撮影装置から被計測体の回転中心までの距離は、予め計測しておいて一定としてもよいし、自動的に計測するシステムとしてもよい。
請求項1に記載の発明では、1台の撮影装置で、移動する被計測体の3次元形状を一方向からのみの撮影によって求めることができる。これにより、上記複数部位を同時に撮影した撮影データに基づいて動画の速度解析を行って、この複数部位の3次元座標を求める3次元形状測定システムとすることが可能になる。また、二方向から撮影した画像の対応部位をリブやブロック毎に手操作で指定するという従来での煩わしさをなくすことができる。その上、撮影装置の設置数を従来に比べて半減させることができ、システムの簡素化、コストの低減化を図ることができる。
更に、請求項1に記載の発明では、この1台の撮影装置が画角23度以下の撮影用レンズを有している。画角23度以下とした理由を以下に説明する。
被計測体として、溝幅5mmで溝深さ10mmのタイヤを撮影する場合、溝底撮影をする上で、画角の好ましい上限角度は、2×atan(0.5×5mm/10mm)を計算することにより28.1度となる。同様に、撮影素子17mm角に合わせて焦点距離60mmのレンズを選択した場合、画角の好ましい上限角度は、2×atan(0.5×17mm×√2/60mm)を計算することにより22.7度となる。一般的な標準レンズのAiAF Nikkor 50mmF1.4Dでは画角46度で、その1/2以下とした場合にも画角23度以下となる。従って、画角23度以下の撮影用レンズを有することにより、汎用のレンズを用いて奥行き方向の分解能を充分に確保した3次元形状測定システムとすることができる。撮影用レンズの画角が23度よりも大きいと分解能を充分に確保し難くい。
請求項2に記載の発明は、前記演算処理機能が、前記速度解析を行うことにより前記複数部位の移動速度をそれぞれ求め、該移動速度を用いて前記撮影装置から前記複数部位までの距離をそれぞれ求めて前記複数部位の3次元座標を求める機能であることを特徴とする。
請求項2に記載の発明では、1台の撮影装置で被計測体の表面の複数部位の速度解析を行って該複数部位の移動速度をそれぞれ求める。例えば、図18に示すように、撮影用レンズの焦点距離Fであり撮影用レンズから被計測体までのレンズ光軸方向の距離がDであり、被計測体がベルトコンベアなどに搬送されていて撮影用レンズから見て角速度αで移動している場合には、以下のようにして行う。
被計測体の実際の移動速度Voと、撮影装置の撮影画面上での被計測体像の移動速度Viとには以下の関係式が成立する。
Figure 2009229439
これをDについて整理すると以下の式となる。
Figure 2009229439
よって、撮影画面上の像の移動速度に基づいて撮影用レンズから被計測体までの距離を容易に求めることができる。
請求項3に記載の発明は、前記被計測体の前記移動が回転移動であって、前記演算処理機能が、前記速度解析を行うことにより前記複数部位の回転半径をそれぞれ求め、該回転半径を用いて前記複数部位の3次元座標を求める機能であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明では、上記複数部位の回転半径が均一でなくても、この複数部位を一方向から同時に撮影した撮影データに基づいてこの複数部位の回転半径を算出して3次元座標を求める3次元形状測定システムとすることが可能になる。また、二方向から撮影した画像の対応部位をリブやブロック毎に手操作で指定するという従来装置での煩わしさをなくすことができる。その上、撮影装置の設置数を従来に比べて半減させることができ、システムの簡素化、コストの低減化を図ることができる。
請求項4に記載の発明は、前記速度解析として前記複数部位の角速度の速度解析を行うことを特徴とする。
撮影装置は動画撮影可能なので、データ処理手段がこのような速度解析を高精度で容易に行うことができる。
請求項5に記載の発明は、移動する被計測体の3次元形状を計測する方法であって、画角23度以下の撮影用レンズを有する1台の撮影装置で前記被計測体の動画を撮影し、撮影画面上で前記動画の速度解析を行って前記被計測体の表面の複数部位の3次元座標を求めることを特徴とする。
請求項5に記載の発明では、請求項1に記載の発明と同様、1台の撮影装置で、移動する被計測体の3次元形状を一方向からのみの撮影によって求めることができる。これにより、上記複数部位を同時に撮影した撮影データに基づいて動画の速度解析を行って、この複数部位の3次元座標を求めることが可能になる。また、二方向から撮影した画像の対応部位をリブやブロック毎に手操作で指定するという従来での煩わしさをなくすことができ、データ処理にかかる時間を大幅に短縮することができる。
更に、請求項5に記載の発明では、この1台の撮影装置として、画角23度以下の撮影用レンズを有する撮影装置を用いている。これにより、汎用のレンズを用いて奥行き方向の分解能を充分に確保することができる。
請求項6に記載の発明は、前記撮影装置の撮影画面上における前記複数部位の速度差の最大を5%以上にして撮影することを特徴とする。
これにより、充分な分解能で上記複数部位の回転半径を算出することができる。
請求項7に記載の発明は、前記速度解析を行うことにより前記複数部位の移動速度をそれぞれ求め、該移動速度を用いて前記撮影装置から前記複数部位までの距離をそれぞれ求めて前記複数部位の3次元座標を求めることを特徴とする。
請求項7に記載の発明では、1台の撮影装置で被計測体の表面の複数部位の速度解析を行って該複数部位の移動速度をそれぞれ求める。
請求項8に記載の発明は、前記被計測体の前記移動が回転移動であって、前記速度解析を行うことにより前記複数部位の回転半径をそれぞれ求め、該回転半径を用いて前記複数部位の3次元座標を求めることを特徴とする。
請求項8に記載の発明では、1台の撮影装置で、回転する被計測体の3次元形状を一方向からのみの撮影によって求めることができる。従って、上記複数部位の回転半径が均一でなくても、この複数部位を同時に撮影した撮影データに基づいてこの複数部位の回転半径を算出して3次元座標を求めることが可能になる。また、二方向から撮影した画像の対応部位をリブやブロック毎に手操作で指定するという従来方法での煩わしさをなくすことができ、データ処理にかかる時間を大幅に短縮することができる。
請求項9に記載の発明は、前記速度解析として前記複数部位の角速度の速度解析を行うことを特徴とする。
上述したように、撮影装置が動画撮影可能なので、このような速度解析を高精度で容易に行うことが可能である。
請求項10に記載の発明は、前記撮影装置の位置及び前記回転中心軸の位置を固定することにより、前記撮影用レンズの主点と前記回転中心軸との距離を一定にして撮影することを特徴とする
これにより、データ処理が更に容易になる。
請求項11に記載の発明は、前記被計測体としてタイヤの踏面を計測することを特徴とする。
これにより、タイヤの踏面の3次元形状を求めて摩耗状態を短時間で調べることができる
請求項12に記載の発明は、前記撮影装置の撮影方向を前記回転中心軸に直交する方向に設定して撮影することを特徴とする。
これにより、上記複数部位の回転半径を単純な計算で算出することができる。
請求項13に記載の発明は、移動する被計測体の3次元形状を計測する方法であって、1台の撮影装置で、連続する他の撮影画面と重複して撮影する部分が1/2以上であるように前記被計測体を撮影し、連続する撮影画像の類似性に基づいて各撮影画像の対応部位を特定して、前記被計測体の表面の複数部位の3次元座標を求めることを特徴とする。
これにより、タイヤ全周にわたって踏面の撮影画像を確実に得ることができる。
請求項14に記載の発明は、前記被計測体としてタイヤを撮影するとともに、1枚の撮影画面ではタイヤの1/3周分以下の範囲で撮影することを特徴とする。
これにより、タイヤの撮影画像の上下端で傾斜角度が付き過ぎることを防止できる。
請求項15に記載の発明は、1枚の撮影画面で、連続する他の撮影画面と重複して撮影する部分を2/3以上とすることにより3枚以上の重複する撮影画像を取得し、各撮影画像の類似性に基づいて各撮影画像の対応部位を特定することを特徴とする。
これにより、一の撮影画像とそのタイヤ周方向前後の撮影画像とに基づく三者の画像の比較を確実に行うことが可能になる。
請求項16に記載の発明は、トレッド部とは異なる色の塗料で、前記踏面に対する面積比が50%未満で前記踏面に斑点を形成しておくことを特徴とする。
このような斑点を踏面に形成しておくことにより、画像の照合精度を向上させることができる。
本発明によれば、移動している被計測体の3次元形状を一方向からのみの撮影によって計測することができる3次元形状測定システム、及び、3次元形状測定方法を実現させることができる。
以下、被計測体が転動しているタイヤである例を実施形態として挙げ、本発明の実施の形態について説明する。なお、第2実施形態以下では、既に説明した構成要素と同様のものには同じ符号を付して、その説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、第1実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態に係る3次元形状測定システム10には、1台のビデオカメラ12と、このビデオカメラ12から撮影データを受信して演算処理するデータ処理装置14と、が設けられている。ビデオカメラ12は、被計測体(例えばタイヤT)を回転させる回転装置(図示せず)の回転軸に撮影方向(光軸方向)Uが向くように、すなわち回転するタイヤの回転中心軸Cと直交する方向に撮影方向(光軸方向)Uが向くように、配置されている。本実施形態では、ビデオカメラ12と被計測体との距離である撮影距離Dを比較的小さくすることにより、ビデオカメラ12を被計測体に近接させている。
図2では、ビデオカメラ12に設けられた撮影用のレンズ18の主点Mから近い距離DNに位置している物体の移動速度を白太矢印VNで示し、この物体の撮影画面上での移動速度を白太矢印SNで示している。また、主点Mから遠い距離DFに位置している物体の移動速度を黒太矢印VFで示し、この物体の撮影画面上での移動速度を黒太矢印SFで示している。図2から判るように、レンズ18の光軸方向(すなわちビデオカメラ12の光軸方向)に対して直交する方向に一定速度で移動する物体の撮影画面Gでの移動速度は、レンズ18の主点(正確には対物側の主点)Mからの距離DN、DFに反比例する。なお、撮影画面Gとレンズ18との距離はレンズ18の焦点距離にされている。
本実施形態では、この原理を利用してタイヤの3次元形状を測定する。図3では、被計測体(例えばタイヤT)の回転中心軸Cから近い距離ENに位置している回転体表面の測定対象部位P1の角速度をω1で示し、この部位の移動速度をv1で示している。また、回転中心軸Cから遠い距離EFに位置している回転体表面の測定対象部位P2の角速度をω2で示し、この部位の移動速度をv2で示している。なお、ω1とω2とは同一の値となる。
回転中心軸Cから測定対象部位P1までの距離ENは、v1/sinω1 によって求められる。回転中心軸Cから測定対象部位P2までの距離EFも同様にしてv2/sinω2(すなわちv2/sinω1)で求められる。ここで、回転角度が小さい場合には、sinω1をω1に近似することができる。従って、回転中心軸Cから測定対象部位P1までの距離ENをv1/ω1として近似することができる。回転中心軸Cから測定対象部位P2までの距離EFも同様にv2/ω2に近似することができる。
以下、被計測体としてタイヤを用い、測定対象部位として、図4に示すように、幅方向溝24の溝底24Bの部位(図4のPoint#07)と、ブロック26の表面26Sの部位(図4のPoint#23)とを選定した例で説明する。何れの測定対象部位(Point#07、#23)も同一の角速度で回転する。このように選定すると、レンズ18の主点Mから近い位置でのタイヤ表面部位がPoint#07、レンズ18の主点Mから近い位置でのタイヤ表面部位がPoint#23に相当する。
(測定対象部位の回転半径の算出)
本実施形態では、レンズ18の主点M、及び、タイヤ(被計測体)Tの回転中心軸Cは移動しない。従って、図5に示すように、主点Mと回転中心軸Cとの距離standoffは一定である。
以下、回転角度が小さい場合での近似計算を説明する。図5に示すように、Point#07が角速度Rotate Velocityで回転し、主点MからはPoint#07が角速度Observe Velocityで回転するように観測されているとする。この場合、主点Mと回転中心軸Cとを結ぶ撮影方向(光軸方向)Uに直交する直交方向Wへの移動速度に関し、以下の式が成立する。なお、撮影方向U、直交方向Wは、互いに直交している限り、どの方向であっても以下の式が成立するが、以下、説明の便宜上、撮影方向Uが水平方向、直交方向Wが上下方向であるとして説明する。
Figure 2009229439
これを変形すると以下の式となる。
Figure 2009229439
回転角度が小さい範囲では、以下の近似式を導くことができる。
Figure 2009229439
このようにしてPoint#07の回転半径Rがデータ処理装置14で算出される。Point#23の回転半径も同様にしてデータ処理装置14で算出される。
(測定対象部位の3次元座標の算出)
図6に示すように、レンズ18の主点MとタイヤTの回転中心軸Cとを結ぶ直線MCに直交しかつ測定対象部位Pを通過する平面(後述のX−Y平面)において、水平方向をX軸方向、上下方向をY軸方向とする。そして、直線MCとX−Y平面との交点を原点J(図12参照)と考えると、測定対象部位PのY座標には以下の式が成立する。
Figure 2009229439
ここで、Elevation(仰角)は、主点Mと原点Jとを結ぶ直線と、主点Mと点(0、測定対象部位PのY座標)とを結ぶ直線とがなす角度を示す。なお、点(0、測定対象部位PのY座標)はY軸上に位置する。Elevation(仰角)は撮影データから簡単に求められる。
上式を変形すると以下の式が得られる。
Figure 2009229439
更に変形して以下の式が得られる。
Figure 2009229439
よって以下の式が導き出され、X座標、Y座標がそれぞれ求められる。
Figure 2009229439
Figure 2009229439
ここでAzimuth(方位角)は、主点Mと原点Jとを結ぶ直線と、主点Mと点(測定対象部位PのX座標、0)とを結ぶ直線とがなす角度を示す。なお、点(測定対象部位PのX座標、0)はX軸上に位置する。Azimuth(方位角)は撮影データから簡単に求められる。
回転半径R、X座標、Y座標がこのようにして求められることにより、Point#07、#23の3次元座標が求められる。
以上の説明では、測定対象部位として、回転半径が互いに異なる(すなわちタイヤの回転中心軸からの距離が互いに異なる)Point#07、#23を同時に撮影して3次元座標を算出することを説明したが、この測定対象部位が多数であっても、同様の原理で同時に求めることができる。従って、1台のビデオカメラ12で、転動しているタイヤTの3次元形状を一方向からのみ撮影した動画から求めることができる。
よって、周方向溝と幅方向溝とで溝深さが基本的に異なっていても、溝底表面の3次元形状を同時に計測することが可能になる。また、二方向から撮影した画像の対応部位をリブやブロック毎に手操作で指定するという煩わしさをなくすことができる。その上、ビデオカメラの設置数を従来に比べて半減させることができ、システムの簡素化、コストの低減化を図ることができる。
<実施例1>
本実施例は第1実施形態の実施例である。
本発明者は、タイヤTの溝底表面、ブロック表面などの32箇所について、上記のようにして計測を行って3次元座標を求めた。
本実施例では、タイヤTの半径を約30cm、レンズ18の主点Mからタイヤ表面までの距離、すなわち「standoff−R」を約25cm、タイヤTの回転数を約220rpmとした。タイヤTを回転させる回転装置としてはダイナミックバランサーを用いた。また、3次元座標を求めるためのタイヤ回転を行う前に、タイヤ表面に予め霧吹きで水性白絵具を塗布して測定対象部位を判別し易くした。また、撮影速度を3000コマ/秒、露光時間を1/50000秒とした。
図7は、図1のように配置されたビデオカメラ12でタイヤ表面を撮影して得られた画像を示す模式的な部分拡大正面図である。図7に示すように、タイヤTのトレッド部20には周方向溝22と幅方向溝24とが形成され、複数のブロック26が形成されている。Point#01、#17はブロック26の表面の測定対象部位、Point#02〜#04、Point#18〜#20は周方向溝22の溝底表面の測定対象部位、Point#05〜#16は幅方向溝24の溝底表面の測定対象部位、Point#21〜#32はブロック26の表面の測定対象部位、をそれぞれ示す。
本発明者は、タイヤTを回転させてビデオカメラ12で撮影し、イメージシステム社TEMAのCorrelation(相関)の条件で、円形16画素の模様が類似している箇所を、上下方向512画素、幅方向40画素の範囲で自動追尾させた(図8参照)。例として、Point#07、#23について追尾結果を図9に示す。
Point#01〜#32についての追尾結果により、図10に示すように、Point#01〜#32の画像上での移動速度が得られる。幅方向溝24の溝底表面であるPoint#07に比べ、ブロック26の表面部位であるPoint#23のほうが回転中心軸Cから離れているため、すなわち回転半径Rが大きいため、高速になっていることが判る。しかも、Point#07に比べ、Point#23のほうがレンズ18の主点Mに近いため、画像上では更に高速となっている。この結果、Point#07とPoint#23とでは充分な速度差があり、奥行き方向(すなわちタイヤの溝深さ方向)の分解能が確保されている。
数5、数9、数10を用い、Point#01〜#32の回転半径、X座標、Y座標をそれぞれ求めると、図11、図12が得られる。
車両に装着されているタイヤの形状を測定する際、従来のCTWISTで3次元形状摩耗形状計測を行うのに1本あたり10分間以上かかっていたが、このようにしてタイヤの3次元状を測定することにより、計測に必要な時間を大幅に短縮することができる。
また、本実施例ではダイナミックバランサーを用いてタイヤTを回転させたが、例えば、幅300mmのタイヤを計測する場合、回転数200rpm、360コマ/revで送り10mm/revの条件で計測すると、9秒間で計測を終了することができる。
また、このように計測に必要な時間を大幅に短縮することができることは、客先などで測定する際、計測のために車両を停車させる時間を大幅に低減させる効果をもたらす。また、客先などで測定する際に、車両をジャッキ等で上げてタイヤを回転させることにより、タイヤの3次元形状を短時間で測定することができる。
なお、本実施形態では、測定対象部位の速度差(例えばブロック表面と溝底表面との速度差)が5%以上となるように、ビデオカメラ12とタイヤTとの距離をデータ処理装置14がコントロールする形態にしてもよい。これにより、3次元形状を測定するタイヤの摩耗度合いやタイヤ半径r(図1参照)が様々であっても、確実に所定の高精度で測定することができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。本実施形態では、図13に示すように、第1実施形態に比べ、ビデオカメラ20に代えてデジタルカメラ(デジタル一眼レフ)27を用いる。このデジタルカメラ27には画角26.5度の撮影用レンズが取付けられている。
本実施形態では、タイヤTの踏面16から1m前後離れた位置にデジタルカメラ27を設置し、デジタルカメラ27を移動させずにタイヤTを回転させ、タイヤTの踏面16を正面側からデジタルカメラ27で撮影する。その際、タイヤTが1/16周分を回転する毎に踏面を撮影する。1枚の撮影画面(撮影画像)では、3/16周分の踏面部分を撮影するように、デジタルカメラ27のレンズ角などを考慮してデジタルカメラ27のタイヤTからの距離を設定する。なお、撮影画面内での速度差が1%以下となるように配慮する。
このような設定により、各撮影画面において、撮影前後の撮影画面、すなわち連続する撮影画面で、重複して撮影する部分が2/3となる。すなわち、図13に示すように、デジタルカメラ27による一の撮影画面の撮影領域Q1の2/3は、その直前に撮影した撮影画面の撮影領域Q2と重複する。また、デジタルカメラ27による一の撮影画面の撮影領域Q1の2/3は、その直後に撮影した撮影画面の撮影領域Q3と重複する。
従って、図14に示すように、一の撮影画面のタイヤ周方向の中央部分(以下、正面像という)26は、形状や色などにおいて、直前に撮影した撮影画面のタイヤ周方向の上側部分(以下、上側像という)28とほぼ一致し、類似性が高い。また、一の撮影画面の正面像26は、形状や色などにおいて、直後に撮影した撮影画面のタイヤ周方向の下側部分(以下、下側像という)30とほとんど一致し、類似性が高い。
本実施形態では、正面像26に基づいて、上側像28と下側像30との高さ位置(タイヤ周方向位置)の一致点をデータ処理装置などを用いて探索する。すなわち、正面像26の所定の高さ位置26Hに対応する上側像28の高さ位置28H及び下側像30の高さ位置30Hを探索する。
正面像26と上側像28との撮影角度差θ1、及び、正面像26と下側像30との撮影角度差θ1は、上側像28と下側像30との撮影角度差θ2に比べて半減している。このように撮影角度差を小さくすることにより、踏面16の模様の見え方の違い(像の差異)が小さくなる。その上、上下画像で模様が同時にほとんど一致する。従って、データ処理装置などにおいて、対応する画像の検出力を強化させることができる。また、奥行き方向の分解能を高めるためにデジタルカメラ27を踏面16に近づけて設置しても、撮影角度差の増大を抑えることができる。
また、本実施形態では、一の撮影画面で、タイヤ周方向前後の撮影画面と重複する撮影領域を2/3としており、かつ、3枚の重複撮影画像の類似性に基づいて対応する部位を特定している。従って、正面撮影画像とそのタイヤ周方向前後の撮影画像とに基づく三者の画像の比較を確実に行うことができる。
また、本実施形態では、1枚の撮影画面では、タイヤの3/16周分、すなわち1/3周分以下の範囲の踏面部分を撮影している。これにより、撮影画像の上下端で傾斜角度が付き過ぎることを防止できている。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。本実施形態では、第2実施形態に比べ、撮影角度差が異なる。図15に示すように、本実施形態では、タイヤTが1/8周分を回転する毎に踏面を撮影する。1枚の撮影画面(撮影画像)では、1/4周分の踏面部分を撮影するように、デジタルカメラ27のレンズ角などを考慮してデジタルカメラ27のタイヤTからの距離を設定する。
このような設定により、タイヤTが1/8周分を回転すると、タイヤTを回転させずに一台のデジタルカメラ27をタイヤTの回転方向Nと逆方向に1/8周だけ移動させた場合(図15の二点鎖線を参照)と同様の撮影画像が得られる。そして、各撮影画面において、撮影前後の撮影画面と重複して撮影する部分が1/2となり、タイヤ全周にわたって3次元形状を二方向から測定したのと同じ撮影画像が得られる。従って、第2実施形態よりも撮影角度差を大きくした撮影を行っても、タイヤ全周にわたって踏面の撮影画像を確実に得ることができる。
<実施例2>
本実施例は第3実施形態の実施例である。
本発明者は、上述したソフトウェア(商品名「QM−3000」)と、AiAF Nikkor 60mm F2.8Dとを組み合わせて使用した。その際、図16に示すように、計測対象である空気入りタイヤの踏面には、1/8周分毎に円形のマークを形成した。1/8周分毎にマークを形成する際には、タイヤ幅方向位置をずらした3箇所に形成した。なお、図16では、円形のマークを形成した位置を「+」で示している。
測定する際、デジタルカメラ27を三脚に固定し、タイヤを回転させた撮影画像の重複部分を擬似的なステレオ画像として取り扱った。
測定後、ディスプレイに表示された画面を図17に示す。図17からわかるように、本実施例では各マークの位置が正しく計測された。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。本実施形態では、撮影前に、トレッド部とは異なる色の塗料で、踏面に対する面積比が50%未満で踏面に斑点を形成する。
このような斑点を踏面に形成しておくことにより、画像の照合精度を向上させることができる。
以上、実施形態を挙げて本発明の実施の形態を説明したが、上記実施形態は一例であり、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。また、本発明の権利範囲が上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
第1実施形態に係る3次元形状測定システムの構成を示す模式的な側面図である。 第1実施形態で、撮影画像上での移動速度は、レンズの主点から被計測体までの距離に反比例することを説明する模式図である。 第1実施形態で、撮影画像上での移動速度は、レンズの主点からタイヤ表面までの距離に反比例することを説明する模式図である。 図4(A)及び(B)は、何れも、第1実施形態で、タイヤ表面の測定対象部位としてラグ溝の溝底の部位とブロックの表面の部位とを選定したことを説明する説明図であり、(A)から所定時間後に(B)の状態に各部位が移動したことを示す。 第1実施形態で、測定対象部位の回転半径を算出することを説明する説明図である。 第1実施形態で、回転半径に基づいて測定対象部位の3次元座標を算出することを説明する説明図である。 実施例1で、タイヤ表面で座標を求める32箇所の測定対象部位の位置を示す模式的な部分拡大正面図である。 実施例1で、図7に示した32箇所の測定対象部位をディスプレイ上で追尾することを説明する説明図である。 実施例1で、図7に示した32箇所の測定対象部位をディスプレイ上で追尾した結果を示すグラフ図である。 実施例1で、図7に示した32箇所の測定対象部位の画像上での移動速度を示すグラフ図である。 実施例1で、図7に示した32箇所の測定対象部位の回転半径を示すグラフ図である。 実施例1で、図7に示した32箇所の測定対象部位のX座標及びY座標を示すグラフ図である。 第2実施形態で、タイヤの踏面の3次元形状を計測することを示す模式的な側面図である。 第2実施形態で、撮影画面の高さ位置を探索することを説明する説明図である。 第3実施形態で、タイヤの踏面の3次元形状を計測することを示す模式的な側面図である。 第3実施形態で、タイヤの踏面にマーカを形成したことを示す説明図である。 第3実施形態で、ディスプレイに表示された計測結果を説明する説明図である。 被計測体の移動速度と、撮影画像上での像の移動速度との関係を説明する説明図である。
符号の説明
10 3次元形状測定システム
12 ビデオカメラ(撮影装置)
14 データ処理装置(データ処理手段)
18 レンズ
20 ビデオカメラ
27 デジタルカメラ
T タイヤ(被計測体、タイヤ)
C 回転中心軸
R 回転半径
P1 測定対象部位(複数部位)
P2 測定対象部位(複数部位)
ω1 角速度
ω2 角速度
U 撮影方向

Claims (16)

  1. 移動する被計測体の3次元形状を計測するシステムであって、
    画角23度以下の撮影用レンズを有して前記被計測体の動画を撮影する1台の撮影装置と、
    前記撮影装置から撮影データを受信して演算処理するデータ処理手段と、
    を備え、
    前記データ処理手段は、撮影画面上で前記動画の速度解析を行って前記被計測体の表面の複数部位の3次元座標を求める演算処理機能を有することを特徴とする3次元形状測定システム。
  2. 前記演算処理機能が、前記速度解析を行うことにより前記複数部位の移動速度をそれぞれ求め、該移動速度を用いて前記撮影装置から前記複数部位までの距離をそれぞれ求めて前記複数部位の3次元座標を求める機能であることを特徴とする請求項1に記載の3次元形状測定システム。
  3. 前記被計測体の前記移動が回転移動であって、
    前記演算処理機能が、前記速度解析を行うことにより前記複数部位の回転半径をそれぞれ求め、該回転半径を用いて前記複数部位の3次元座標を求める機能であることを特徴とする請求項1又は2に記載の3次元形状測定システム。
  4. 前記速度解析として前記複数部位の角速度の速度解析を行うことを特徴とする請求項3に記載の3次元形状測定システム。
  5. 移動する被計測体の3次元形状を計測する方法であって、
    画角23度以下の撮影用レンズを有する1台の撮影装置で前記被計測体の動画を撮影し、
    撮影画面上で前記動画の速度解析を行って前記被計測体の表面の複数部位の3次元座標を求めることを特徴とする3次元形状測定方法。
  6. 前記撮影装置の撮影画面上における前記複数部位の速度差の最大を5%以上にして撮影することを特徴とする請求項5に記載の3次元形状測定方法。
  7. 前記速度解析を行うことにより前記複数部位の移動速度をそれぞれ求め、該移動速度を用いて前記撮影装置から前記複数部位までの距離をそれぞれ求めて前記複数部位の3次元座標を求めることを特徴とする請求項5又は6に記載の3次元形状測定方法。
  8. 前記被計測体の前記移動が回転移動であって、
    前記速度解析を行うことにより前記複数部位の回転半径をそれぞれ求め、該回転半径を用いて前記複数部位の3次元座標を求めることを特徴とする請求項5〜7のうちいずれか1項に記載の3次元形状測定方法。
  9. 前記速度解析として前記複数部位の角速度の速度解析を行うことを特徴とする請求項8に記載の3次元形状測定方法。
  10. 前記撮影装置の位置及び前記回転中心軸の位置を固定することにより、前記撮影用レンズの主点と前記回転中心軸との距離を一定にして撮影することを特徴とする請求項8又は9に記載の3次元形状測定方法。
  11. 前記被計測体としてタイヤの踏面を計測することを特徴とする請求項10に記載の3次元形状測定方法。
  12. 前記撮影装置の撮影方向を前記回転中心軸に直交する方向に設定して撮影することを特徴とする請求項11に記載の3次元形状測定方法。
  13. 移動する被計測体の3次元形状を計測する方法であって、
    1台の撮影装置で、連続する他の撮影画面と重複して撮影する部分が1/2以上であるように前記被計測体を撮影し、
    連続する撮影画像の類似性に基づいて各撮影画像の対応部位を特定して、前記被計測体の表面の複数部位の3次元座標を求めることを特徴とする3次元形状測定方法。
  14. 前記被計測体としてタイヤを撮影するとともに、1枚の撮影画面ではタイヤの1/3周分以下の範囲で撮影することを特徴とする請求項13に記載の3次元形状測定方法。
  15. 1枚の撮影画面で、連続する他の撮影画面と重複して撮影する部分を2/3以上とすることにより3枚以上の重複する撮影画像を取得し、各撮影画像の類似性に基づいて各撮影画像の対応部位を特定することを特徴とする請求項13又は14に記載の3次元形状測定方法。
  16. トレッド部とは異なる色の塗料で、前記踏面に対する面積比が50%未満で前記踏面に斑点を形成しておくことを特徴とする請求項13〜15のうちいずれか1項に記載の3次元形状測定方法。
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