JP2009227645A - 皮膚外用剤 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 (a)下記一般式(I)で示されるブロック型アルキレンオキシド/エチレンオキシド−ダイマージオールエーテルと(b)下記一般式(II)で示されるアルキレンオキシド/エチレンオキシド−ジアルキルエーテルとを含有する皮膚外用剤。
Z−{O−[(AO)a−(EO)b]−R}2 (I)
(式中、Zはダイマージオール残基、EOはオキシエチレン基、AOはC3〜4のオキシアルキレン基、1≦2×a≦150、1≦2×b≦150、RはC1〜4の炭化水素基である。)
R1O−[(AO)m(EO)n]−R2 (II)
(式中、AOはC3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、1≦m≦70、1≦n≦70、R1及びR2はC1〜4の炭化水素基である。)
【選択図】 なし
Description
Z−{O−[(AO)a−(EO)b]−R}2 (I)
(式中、Zは、ダイマージオールから水酸基を除いた残基、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基であり、これらの付加形態はブロック状である。aおよびbは、各々前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦2×a≦150、1≦2×b≦150であり、炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は10〜99質量%である。Rは、同一もしくは異なってもよい炭素数1〜4の炭化水素基である。)
R1O−[(AO)m(EO)n]−R2 (II)
(式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、m及びnはそれぞれ前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は20〜80質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよい。R1及びR2は同一もしくは異なっていてもよい炭素数1〜4の炭化水素基である。)
(a)ブロック型アルキレンオキシド/エチレンオキシド−ダイマージオールエーテル
本発明にかかる皮膚外用剤は、(a)下記一般式(I)で示される特定構造のブロック型アルキレンオキシド/エチレンオキシド−ダイマージオールエーテルを含むことを特徴とするものである。
Z−{O−[(AO)a−(EO)b]−R}2 (I)
式(I)で示される特定構造のブロック型アルキレンオキシド/エチレンオキシド−ダイマージオールエーテルにおいて、Zは、ダイマージオールから水酸基を除いた残基、EOはオキシエチレン基である。AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基であり、例として、オキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシイソブチレン基、オキシt−ブチレン基などが挙げられる。好ましくは、オキシプロピレン基、オキシブチレン基、さらに好ましくはオキシブチレン基である。これらの付加形態はブロック状である。
また、オキシエチレン基と炭素数3〜4のオキシアルキレン基の付加形態はブロック状である。ランダム状であると界面活性剤として機能せず、基剤安定性が不良になる。付加順序はダイマージオールに対して、AO、EOの順で結合しているのが好ましい。
本発明に用いられるダイマージオールの原料となるダイマー酸は、例えば、不飽和脂肪酸又はその低級アルコールエステルを重合することによって得られる二量体である。具体的にはオレイン酸、リノール酸、リノレイン酸等の不飽和脂肪酸又はこれらの低級アルコールのエステルをディールス・アルダー反応のような熱重合により反応させる方法又はその他の反応方法によって合成できる。生成したダイマー酸中に本発明の効果を損なわない範囲であれば未反応の脂肪酸が残っていても構わない。
ダイマージオールは、動物油脂由来及び植物油脂由来のものが流通しているが、本発明では何れも使用できるが、植物油脂由来のものがより好ましい。このようなダイマージオールとしては、コグニス・ジャパン社製Sovermol 908、ユニケマ社製PRIPOL 2033、東亞合成(株)製ぺスポールHP−1000などが例示できる。
なお、上記POE、POP、POBは、それぞれポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレンの略であり、以下、このように略して記載することがある。また、上記POE、POP、POBの付加モル数は、それぞれ分子中の総付加モル数であり、すなわち、2×a,2×bの値として表記している。
また、本発明にかかる皮膚外用剤は、(b)下記一般式(II)で示される特定構造のアルキレンオキシド/エチレンオキシド−ジアルキルエーテルを含むことを特徴とするものである。
R1O−[(AO)m(EO)n]−R2 (II)
式(II)で示されるアルキレンオキシド/エチレンオキシド−ジアルキルエーテルにおいて、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基であり、具体的には、オキシプロピレン基、オキシブチレン基、オキシイソブチレン基、オキシトリメチレン基、オキシテトラメチレン基などが挙げられる。好ましくは、オキシプロピレン基、オキシブチレン基が挙げられる。EOはオキシエチレン基である。mは炭素数3〜4のオキシアルキレン基の平均付加モル数であり、1≦m≦70、好ましくは2≦m≦50である。nはオキシエチレン基の平均付加モル数であり、1≦n≦70、好ましくは5≦n≦55である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基又はオキシエチレン基が0であると本発明の効果が十分に発揮されず、70を越えるとべたつき感を生じる傾向がある。
なお、上記POE、POP、POBは、それぞれポリオキシエチレン、ポリオキシプロピレン、ポリオキシブチレンの略である。
高級脂肪酸としては、例えば、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、ウンデシレン酸、トール酸、イソステアリン酸、リノール酸、リノレイン酸、エイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)等が挙げられる。
アミノ酸としては、例えば、中性アミノ酸(例えば、スレオニン、システイン等);塩基性アミノ酸(例えば、ヒドロキシリジン等)等が挙げられる。また、アミノ酸誘導体として、例えば、アシルサルコシンナトリウム(ラウロイルサルコシンナトリウム)、アシルグルタミン酸塩、アシルβ−アラニンナトリウム、グルタチオン、ピロリドンカルボン酸等が挙げられる。
最初に、本発明に用いた評価方法について説明する。
使用中の肌上でののびを、専門パネル10名により各々の試験例の実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
◎…パネル8名以上が、使用中肌上でののびが良好であると認めた。
○…パネル6名以上8名未満が、使用中肌上でののびが良好であると認めた。
△…パネル3名以上6名未満が、使用中肌上でののびが良好であると認めた。
×…パネル3名未満が、使用中肌上でののびが良好であると認めた。
使用中のきしみのなさを、専門パネル10名により各々の試験例の実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
◎…パネル8名以上が、使用中にきしみがないと認めた。
○…パネル6名以上8名未満が、使用中にきしみがないと認めた。
△…パネル3名以上6名未満が、使用中にきしみがないと認めた。
×…パネル3名未満が、使用中にきしみがないと認めた。
使用後の肌のサラサラ感を、専門パネル10名により各々の試験例の実使用試験を実施した。評価基準は以下の通りである。
◎…パネル8名以上が、使用後サラサラ感があると認めた。
○…パネル6名以上8名未満が、使用後サラサラ感があると認めた。
△…パネル3名以上6名未満が、使用後サラサラ感があると認めた。
×…パネル3名未満が、使用後サラサラ感があると認めた。
10名のパネルの上腕内側部に24時間の閉塞パッチを行ない、その後以下の基準により平均値を算出した。評価基準は以下の通りである。
0…全く異常が認められない。
1…わずかに赤みが認められる。
2…赤みが認められる。
3…赤みと丘疹が認められる。
皮膚刺激試験の評価基準は以下の通りである。
◎…パネル10名の平均値:0以上0.15未満
○…パネル10名の平均値:0.15以上0.2未満
△…パネル10名の平均値:0.2以上0.3未満
×…パネル10名の平均値:0.3以上
各試験例の皮膚外用剤(化粧水)について、製造直後透明ガラス瓶に充填し50℃で4週間放置後、以下の基準に基づいて、目視観察により基剤安定性の評価を行なった。
<評価基準>
○:無色透明
△:微濁
×:白濁または分離
つづいて、本発明に用いたアルキレンオキシド/エチレンオキシド−ダイマージオールエーテルの合成方法を示す。なお、オキシアルキレン基及びオキシエチレン基の付加モル数については、それぞれ2×a,2×bの値として表記する。
化合物1:POB(18モル)POE(41モル)ジメチルダイマージオールエーテル
Z−{O−[(AO)a−(EO)b]−R}2
(Z;炭素数36のダイマージオール(リノール酸由来)残基、AO;オキシブチレン基、2×a=18、2×b=41、R=メチル基、EO/(AO+EO)=58.2質量%)
ダイマージオール270g(0.50モル、商品名:コグニス・ジャパン(株)製Sovermol 908、リノール酸由来のダイマージオール)と水酸化カリウム6.0gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃にて触媒を完全に溶解させた。引き続き、120℃、0.2〜0.5MPa(ゲージ圧)にて、滴下装置よりブチレンオキシド650gを滴下させ、3時間撹拌した。続いて120℃、0.2〜0.5MPa(ゲージ圧)にて滴下装置よりオキシエチレン905gを滴下させ、2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム100gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル60gを温度80〜130℃、0.3MPa(ゲージ圧)にて圧入し6時間反応させた。その後オートクレーブより反応物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7とし、含有する水分を100℃で1時間処理することで除去した。さらに処理後生成した塩を除去するためにろ過を行い、化合物1を得た。
つづいて、本発明に用いたアルキレンオキシド/エチレンオキシド−ジアルキルエーテルの合成方法について示す。なお以下の実施例において、EOはオキシエチレン基、POはオキシプロピレン基、[(EO)m/(PO)n]はランダム状結合、「(EO)m(PO)n」はブロック結合をそれぞれ表す。本発明で用いたアルキレンオキシド/エチレンオキシド−ジアルキルエーテルは以下の合成例の準じて製造したものである。
ランダムポリマー合成例:ポリオキシエチレン(10モル)ポリオキシプロピレン(10モル)ジメチルエーテル
CH3O[(EO)10/(PO)10]CH3(ランダムポリマー)
プロピレングリコール76gと触媒として水酸化カリウム3.1gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりエチレンオキシド440gとプロピレンオキシド522gの混合物を滴下させ、2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム224gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル188gを温度80〜130℃で圧入し5時間反応させた。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7とし、含有する水分を除去するため減圧−0.095MPa(50mmHg)、100℃で1時間処理した。更に処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、前記アルキレンオキシド/エチレンオキシド−ジアルキルエーテル(ランダムポリマー)を得た。
塩化メチルを反応させる前にサンプリングし、精製したものの水酸基価が107、得られた化合物の水酸基価が0.4、末端メチル基数に対する水素原子数の割合は0.004であり、ほぼ完全に水素原子がメチル基に変換されている。
CH3O[(EO)10(PO)10]CH3(ブロックポリマー)
プロピレングリコール76gと触媒として水酸化カリウム3.1gをオートクレーブ中に仕込み、オートクレーブ中の空気を乾燥窒素で置換した後、攪拌しながら140℃で触媒を完全に溶解した。次に滴下装置によりプロピレンオキシド522gを滴下させ、2時間攪拌した。ひきつづき滴下装置によりエチレンオキシド440gを滴下させ、2時間攪拌した。次に、水酸化カリウム224gを仕込み、系内を乾燥窒素で置換した後、塩化メチル188gを温度80〜130℃で圧入し5時間反応させた。その後オートクレーブより反応組成物を取り出し、塩酸で中和してpH6〜7とし、含有する水分を除去するため減圧−0.095MPa(50mmHg)、100℃で1時間処理した。更に処理後生成した塩を除去するため濾過を行い、前記アルキレンオキシド/エチレンオキシド−ジアルキルエーテルを得た。塩化メチルを反応させる前にサンプリングし、精製したものの水酸基価が110、得られた化合物の水酸基価が0.3、末端メチル基数に対する水素原子数の割合は0.003であり、ほぼ完全に水素原子がメチル基に変換されている。
つづいて、本発明者らは、以上のようにして製造した化合物1〜5、比較化合物1〜6のアルキレンオキシド/エチレンオキシド−ダイマージオールエーテル、及びアルキレンオキシド/エチレンオキシド−ジアルキルエーテルを用い、下記表2及び表3に記載の配合組成からなる各実施例及び比較例の皮膚外用剤(化粧水)を常法により製造し、上記の評価(1)〜(5)について評価試験を行なった。
これに対して、表3に示されるように、オキシエチレン基のみあるいはオキシブチレン基のみの化合物(比較化合物1,2)を用いた比較例1,2では、ともに界面活性剤として機能せず、基剤安定性が悪かった。また、オキシエチレン基のみの場合では、使用感触、特に肌へののび、サラサラ感の点で劣り、オキシブチレン基のみの場合では皮膚刺激性の点で十分ではなかった。
また、アルキレンオキシド/エチレンオキシドの結合形態がランダム型の化合物(比較化合物5)を用いた比較例5では、界面活性剤として機能せずに基剤安定性が悪くなり、ダイマージオール骨格を有さない化合物(比較化合物6)を用いた比較例6では、みずみずしさに劣り、界面活性能が弱く基剤安定性が満足のいくものではなかった。
さらに、従来、皮膚外用剤に汎用されているPOE(60)硬化ヒマシ油を用いた比較例7では、サラサラ感の点で十分ではなかった。
A相
スクワラン 4.0 質量%
オレイルオレート 2.5
ワセリン 1.5
POB(15)POE(44)ジメチルダイマージオールエーテル 2.0
(炭素数36ダイマージオール)
月見草油 0.2
香料 0.1
防腐剤 適 量
B相
1,3ブチレングリコール 1.5
POE(14)POP(7)ジメチルエーテル(ランダムポリマー) 0.1
エタノール 2.0
カルボキシビニルポリマー 0.2
水酸化カリウム 0.1
L−アルギニンL−アスパラギン酸塩 0.01
エデト酸塩 0.05
精製水 残 余
(製法)
A相とB相をそれぞれ70℃に加熱し溶解した。A相をB相に加えて、乳化機で乳化した。乳化物を、熱交換機を用いて冷却して乳液を得た。
A相
ステアリン酸 5.0 質量%
ステアリルアルコール 3.5
ステアリン酸ブチル 6.0
POB(12)POE(50)ジメチルダイマージオールエーテル 20.0
(炭素数36ダイマージオール)
ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.5
ビタミンEアセテート 0.5
ビタミンAパルミテート 0.1
マカデミアナッツ油 0.5
香料 0.15
防腐剤 適 量
B相
グリセリン 4.0
1,2ペンタンジオール 2.0
POE(55)POP(28)ジメチルエーテル(ランダムポリマー)1.0
ヒアルロン酸ナトリウム 1.5
水酸化カリウム 2.0
アスコルビン酸リン酸マグネシウム 0.1
L−アルギニン塩酸塩 0.01
エデト酸三ナトリウム 0.05
精製水 残 余
(製法)
A相とB相をそれぞれ70℃に加熱し溶解した。A相をB相に加えて、乳化機で乳化した。乳化物を、熱交換機を用いて冷却してクリームを得た。
A相
エタノール 5.0 質量%
POB(18)POE(61)ジメチルダイマージオールエーテル 0.1
(炭素数36ダイマージオール)
2−エチルヘキシル−P−ジメチルアミノベンゾエート 0.1
POE(14)POP(7)ジメチルエーテル(ランダムポリマー)10.0
防腐剤 適 量
香料 0.1
B相
ピロリドンカルボン酸ナトリウム 0.3
ニコチン酸アミド 0.2
ジモルホリノピリダジノン 0.1
アロエ抽出液 0.2
精製水 残 余
(製法)
A相とB相をそれぞれ溶解した。A相をB相に加えて、可溶化して化粧水を得た。
A相
セタノール 3.5 質量%
脱臭ラノリン 4.0
ホホバ油 5.0
ワセリン 2.0
ステアリン酸モノグリセリンエステル 2.5
POB(25)POE(52)ジメチルダイマージオールエーテル 30.0
(炭素数36ダイマージオール)
ピリドキシントリパルミテート 0.1
防腐剤 適 量
香料 0.3
B相
プロピレングリコール 10.0
POE(17)POP(4)ジメチルエーテル(ランダムポリマー) 0.1
調合粉末 12.0
エデト酸三ナトリウム 0.5
精製水 残 余
(製法)
A相とB相をそれぞれ70℃に加熱し溶解した。A相をB相に加えて、乳化機で乳化した。乳化物を、熱交換機を用いて冷却してファンデーションを得た。
A相
エタノール 8.0 質量%
POE(52)POP(30)ジメチルダイマージオールエーテル 0.01
(炭素数36ダイマージオール)
乳酸メンチル 0.002
POE(35)POP(40)ジメチルエーテル 15.0
(ブロックポリマー)
防腐剤 適 量
香料 0.01
B相
バーチ抽出液 0.2
苛性カリ 適 量
精製水 残 余
(製法)
A相をB相に添加し、ローションマスクを得た。さらにこれを不織布などに含浸させてローションマスクを得た。
Claims (3)
- (a)下記一般式(I)で示されるブロック型アルキレンオキシド/エチレンオキシド−ダイマージオールエーテルと、
(b)下記一般式(II)で示されるアルキレンオキシド/エチレンオキシド−ジアルキルエーテルと
を含有することを特徴とする皮膚外用剤。
Z−{O−[(AO)a−(EO)b]−R}2 (I)
(式中、Zは、ダイマージオールから水酸基を除いた残基、EOはオキシエチレン基、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基であり、これらの付加形態はブロック状である。aおよびbは、各々前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦2×a≦150、1≦2×b≦150であり、炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は10〜99質量%である。Rは、同一もしくは異なってもよい炭素数1〜4の炭化水素基である。)
R1O−[(AO)m(EO)n]−R2 (II)
(式中、AOは炭素数3〜4のオキシアルキレン基、EOはオキシエチレン基、m及びnはそれぞれ前記オキシアルキレン基、オキシエチレン基の平均付加モル数で、1≦m≦70、1≦n≦70である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基の合計に対するオキシエチレン基の割合は20〜80質量%である。炭素数3〜4のオキシアルキレン基とオキシエチレン基はブロック状に付加していてもランダム状に付加していてもよい。R1及びR2は同一もしくは異なっていてもよい炭素数1〜4の炭化水素基である。) - 請求項1に記載の皮膚外用剤において、(a)一般式(I)で示されるブロック型アルキレンオキシド/エチレンオキシド−ダイマージオールエーテルを0.01〜30質量%含有することを特徴とする皮膚外用剤。
- 請求項1又は2に記載の皮膚外用剤において、(b)一般式(II)で示されるアルキレンオキシド/エチレンオキシド−ジアルキルエーテルを0.1〜15質量%含有することを特徴とする皮膚外用剤。
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