JP2009226154A - Method for manufacturing bathtub - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は主にプラスチックによって構成される浴槽の製造方法に係り、特に木目等の装飾をきれいに施すことができる浴槽の製造方法に関するものである。 The present invention relates to a method of manufacturing a bathtub mainly composed of plastic, and more particularly to a method of manufacturing a bathtub capable of neatly decorating a grain or the like.
一般にプラスチック製の浴槽は注型、真空、プレス、マッチッドダイなど種々の成形方法によって製造される。従って、成形材料に顔料を混合して着色したり、或いは微細な粒状の装飾材料を混合したりして、装飾を施している。プラスチック製の浴槽は汚れが付着し難く、またカビが発生することは殆どなく、その手入れが容易であり、また高い耐久性を有しているという長所をもっている。
ところで、浴槽には檜に代表される木材によって構成されたものがあり、この種の木製の浴槽は高級品の代表としてイメージが定着している。
Generally, a plastic bathtub is manufactured by various molding methods such as casting, vacuum, pressing, and matched die. Accordingly, the pigment is mixed with the molding material for coloring, or a fine granular decoration material is mixed for decoration. The plastic bathtub has the advantages that it is difficult to get dirt, hardly generates mold, is easy to care for, and has high durability.
By the way, some bathtubs are made of wood typified by firewood, and this kind of wooden bathtub is well established as a representative of luxury products.
しかしながら、木製の浴槽は、きれいに掃除して、その後よく乾燥させないと、カビが発生してしまうなど、その手入れには相当な手間がかかるという問題がある。
そこで、手入れが簡単なプラスチック製の浴槽に木目模様の装飾を施すことが望まれているが、上述のように成形材料に顔料や装飾材料を混合する方法では、木目模様の装飾が施された浴槽を製造することはできない。
なお、浴室施工時にプラスチック製の浴槽の周りを木目模様のパネルによって覆うなどの方法があるが、木製の浴槽の高級感には程遠いものである。
本発明は上記従来の問題点に着目したものであり、手入れが簡単で、耐久性の高いプラスチック製の浴槽に高級感のある木目模様等の装飾が施された浴槽とその製造方法を提供することを、その目的とする。
However, the wooden bathtub has a problem that it takes a lot of time to clean it, such as mold, unless it is cleaned thoroughly and then dried well.
Therefore, it is desired to decorate a plastic bathtub that is easy to clean, but with the method of mixing pigments and decorative materials into the molding material as described above, a wood pattern decoration was applied. A bathtub cannot be manufactured.
In addition, there are methods such as covering the plastic bathtub around the plastic bathtub at the time of bathroom construction, but it is far from the luxury of a wooden bathtub.
The present invention focuses on the above-mentioned conventional problems, and provides a bathtub that is easy to clean and has a highly durable plastic bathtub decorated with a high-quality wood grain pattern and the like, and a method for manufacturing the same. That is the purpose.
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、請求項1の発明は、 型の外面に浴槽の底部と側部の内面に対応して角部に丸みが付けられた凸状の透明のプラスチック層を形成した後に、その角部にテープ状のガラス繊維を貼った後、その角部の丸みを平らに埋めてエッジ部を形成し、そのエッジ部を備えた角部の上に塗装層を形成しておき、その次に、クロス状のガラス繊維を前記透明のプラスチック層の底部と側部に対応する面上に配置し、さらにその上に複数の装飾用のシート材をシート材どうしの接合部が塗装部に隠れるように配置して積層構造とした後に、前記型から取り外すことを特徴とする浴槽の製造方法である。
SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made to solve the above-mentioned problems, and the invention of
請求項2の発明は、請求項1に記載した浴槽の製造方法において、装飾用のシート材が、突板、和紙または布からなることを特徴とする浴槽の製造方法である。
The invention of claim 2 is the method for manufacturing a bathtub according to
本発明の方法によれば、手入れが簡単で、耐久性の高いプラスチック製の浴槽に、高級感のある木目模様等の装飾を施すことが可能となる。
従って、本発明の方法によって製造した浴槽は、あたかも厚い無垢の木の側板や底板にクリヤー塗装したかのように見える、FRPの浴槽となる。
According to the method of the present invention, it is possible to decorate a high-quality wood grain pattern or the like on a plastic bathtub that is easy to clean and highly durable.
Therefore, the bathtub manufactured by the method of the present invention is an FRP bathtub that looks as if it is clear painted on the side plate or bottom plate of thick solid wood.
本発明の実施の形態に係る浴槽1、この浴槽1の製造方法を図面にしたがって説明する。
まず、図1から図3によって浴槽1の構成について説明する。
浴槽1は本体3とその本体3に対して一体に形成され外方に張り出したフランジ5とによって構成されており、本体3はほぼ長方形の底板7、この底板7の各辺にはやや傾斜する側板9、11、13、15が一体的に設けられており、上方に向かって拡がっている。側板9、11、13、15の互いに隣接する辺どうしも一体的に連結されている。底板7、側板9、11、13、15の内面には木目模様が施されており、また底板7と側板9、11、13、15との境界部分、側板9、11、13、15どうしの境界部分には塗装部17が設けられている。
なお、本体3の内側面とフランジ5の上面と側面とに木目模様が施されている。
The
First, the configuration of the
The
In addition, the wood grain pattern is given to the inner surface of the
図2に示すように浴槽1は主にプラスチックから成り、内面から透明プラスチック層21、ガラス繊維23、装飾材である突板25を積層して構成されている。前記した塗装部17は後述するように突板25と透明プラスチック層21との間に位置している。
As shown in FIG. 2, the
図4から図23によって浴槽1の製造方法について説明する。
符号Kは浴槽1を成型するための型を示し、この型Kは浴槽1の本体3の内面に対応する形状の凸部K1、凸部K1の下端部に一体に形成されたフランジ部K2を有している。フランジ部K2には浅い凹部K3が形成されており、この凹部K3は凸部K1の下端部を囲むように連続して形成されている。凸部K1の4つの角部は丸みが付けられている。
図4に示すように、型Kの表面(図4において見えている側の面)に離型剤を塗布する。
A method for manufacturing the
The symbol K indicates a mold for molding the
As shown in FIG. 4, a release agent is applied to the surface of the mold K (the surface on the side visible in FIG. 4).
次いで、積層工程へ移行する。
透明プラスチック層21を構成するゲル状の透明プラスチックをスプレーガンGによって塗布する。ゲル状の透明プラスチックが固化し透明プラスチック層21が形成されてから、図5、図6に示すように透明プラスチック層21の丸みが付けられた角部(浴槽1の底板7と側板9、11、13、15との境界部分並びに側板9、11、13、15どうしの境界部分に対応する部分)にガラス繊維によって構成されるガラス布テープ27を貼る。
次に、図7、図8に示すようにガラス布テープ27の上にポリエステル樹脂を盛るようにして盛り付け部29を形成する。盛り付け部29により丸み部分が平らになるように埋められて角部がエッジ部29aとなる。
Next, the process proceeds to the lamination process.
A gel-like transparent plastic constituting the transparent
Next, as shown in FIGS. 7 and 8, the
盛り付け部29が固化したところで、図9に示すように盛り付け部29の両側にマスキングテープ31を貼る。即ち、盛り付け部29の角を中心とした所定幅の部分が露出するようにマスキングテープ31を貼る。そして、前記盛り付け部29の所定幅の露出部分を塗装して、マスク材料としての塗装部17を形成する。この塗装部17の色は突板25と近似したものとする。塗装部17を構成する塗料が乾いたとことで、マスキングテープ31を除去する。
When the
次に図10に示すように、透明プラスチック層21、塗装部17にポリエステル樹脂を塗布してからガラス繊維製のガラスクロス33を貼り付ける。ガラスクロス33は浴槽1の本体3の底板7、側板9、11、13、15に対応する面にそれぞれ貼り付ける。
そして、図11に示すように突板25を前記ガラスクロス33に対応するように張り付ける。この突板25もポリエステル樹脂によって固着させる。
図12に示すように、突板25の端部どうしの接合は塗装部17上にて行う。これにより浴槽1の完成時において浴槽1の内面側から見た場合に、突板25どうしの接合部は塗装部17によって覆われて隠れることになる。従って、当該接合部が高精度に接合されていなくても、美観が損なわれるのを防止することができる。
Next, as shown in FIG. 10, after applying a polyester resin to the transparent
Then, as shown in FIG. 11, the
As shown in FIG. 12, the end portions of the
図13に示すように、上記5枚のガラスクロス33に対応させて5枚の板状のアクリル発泡材35を貼る。板状のアクリル発泡材35もガラスクロス33と同様にポリエステル樹脂によって固着させる。板状のアクリル発泡材35を貼る際には、ローラR等を用いて扱くようにして、ポリエステル樹脂内の気泡を押し出すと共に、板状のアクリル発泡材35をガラスクロス33に密着させる。
次に図14に示すように、FRPのパテをアクリル発泡材35の端部どうしの間に盛り付けてアール状になるように盛り付け部36を形成する。
As shown in FIG. 13, five plate-like
Next, as shown in FIG. 14, a placing
そして、図15に示すように、前記した板状のアクリル発泡材35の上にガラス繊維製のマット37を貼り、更にマット37の上にガラス繊維製のロービングクロス39を貼り付ける。マット37とロービングクロス39はポリエステル樹脂によって固着させる。
図16に示すように浴槽1のマット37とロービングクロス39は浴槽1の底板7と側板9、11、13、15との境界部分並びに側板9、11、13、15どうしの境界部分に対応する部分においては互いに重なるように備える。
以上で積層工程が終了する。
Then, as shown in FIG. 15, a
As shown in FIG. 16, the
The lamination process is thus completed.
図17に示すようにポリエステル樹脂が固化したところで、上記のようにして製作した半製品1aを型Kから外す。
半製品1aのフランジ5を図18(A)に示す一点鎖線の部分から、図18(B)に示すように切断する。そして、半製品1aを図19に示す状態とする。
次いで、図20に示すように半製品1aを底面が下側を向く姿勢にして、研磨装置Mを用いてフランジ5を研磨して平滑面に仕上げる。
そして、図21に示すように、フランジ5に対応する形状にカットした突板41をフランジ5に熱溶着性の接着剤によって貼り付ける。この際、アイロンHを用いて突板41に皺ができないように注意して作業する。
As shown in FIG. 17, when the polyester resin is solidified, the
The
Next, as shown in FIG. 20, the
Then, as shown in FIG. 21, the protruding
次に、図22に示すように、ガラスクロス43をフランジ5に貼られている突板41上にガラスクロス43を貼り付ける。
そして、図23に示すようにスプレーガンGを用いて、透明なウレタン塗料を吹き付けて、塗料が乾いたところで浴槽1が完成する。
Next, as shown in FIG. 22, the
Then, as shown in FIG. 23, a transparent urethane paint is sprayed using a spray gun G, and the
この浴槽1は内面側から見ると、突板25が透明プラスチック層21とガラスクロス33を介して光沢のある木目模様として視認することができ、極めて高い美観を発揮することになる。
また、突板25どうしの接合部は塗装部17の裏側に位置するので、接合部が多少ずれていても浴槽1の内面側から見えない。従って、浴槽1全体の美観を損ねることはない。
このように浴槽1は高級感のある木目模様が施されているが、実質的にはプラスチック製なので、手入れが簡単で、高い耐久性を有する。
When the
Moreover, since the junction part of the
As described above, the
以上、本発明の実施の形態について詳述してきたが、具体的構成は、この実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の変更などがあっても発明に含まれる。
例えば、上記実施の形態では装飾材料として突板25を用いたが、装飾材料としては、これに限定されず美観を発揮し得る模様等が施されたシート状のものであれば如何なるものでも使用することができる。
The embodiment of the present invention has been described in detail above. However, the specific configuration is not limited to this embodiment, and the present invention can be changed even if there is a design change without departing from the gist of the present invention. included.
For example, in the above-described embodiment, the
本発明は浴槽の製造業において利用可能である。 The present invention can be used in the manufacturing industry of bathtubs.
1…浴槽 3…本体 5…フランジ 7…底板
9、11、13、15…側板 17…塗装部
21…透明プラスチック層 23…ガラス繊維 25…突板
27…ガラス布テープ 29…盛り付け部 29a…エッジ部
31…マスキングテープ 33…ガラスクロス
35…板状のアクリル発泡材 36…盛り付け部
37…ガラス繊維のマット 39…ガラス繊維のロービングクロス
41…突板
K…型 K1…型の凸部 K2…型のフランジ部
K3…型のフランジ部の凹部 G…スプレーガン R…ローラ
DESCRIPTION OF
Claims (2)
その角部にテープ状のガラス繊維を貼った後、その角部の丸みを平らに埋めてエッジ部を形成し、そのエッジ部を備えた角部の上に塗装層を形成しておき、
その次に、クロス状のガラス繊維を前記透明のプラスチック層の底部と側部に対応する面上に配置し、さらにその上に複数の装飾用のシート材をシート材どうしの接合部が塗装部に隠れるように配置して積層構造とした後に、前記型から取り外すことを特徴とする浴槽の製造方法。 After forming a convex transparent plastic layer with rounded corners corresponding to the inner surface of the bottom and side of the bathtub on the outer surface of the mold,
After pasting tape-like glass fiber at the corner, fill the roundness of the corner flat to form an edge, and form a coating layer on the corner with the edge,
Next, cloth-like glass fibers are arranged on the surfaces corresponding to the bottom and sides of the transparent plastic layer, and a plurality of decorative sheet materials are further coated on the joints between the sheet materials. A method for manufacturing a bathtub, wherein the method is arranged so as to be hidden by the layered structure and then removed from the mold.
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KR102260701B1 (en) * | 2020-04-01 | 2021-06-04 | 권종욱 | Layer structure of bathtub having nano metal particle |
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