JP2009225865A - 血圧計 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で、カフと本体ケースとを接続する接続管の収容性が向上される血圧計、を提供する。
【解決手段】血圧計100は、空気が供給される膨縮可能な空気袋151を有するカフ150と、空気袋151を膨縮させる血圧測定用エア系コンポーネントを収容する本体ケース21と、空気袋151と血圧測定用エア系コンポーネントとの間を接続し、空気を流通させるためのエア管31とを備える。エア管31は、扁平形状の断面を有し、折り畳まれる扁平断面部35を有する。扁平断面部35の、エア管31の長手方向に間隔を隔てた位置には、予め折り目が形成され、かつ折り目の方向が制限された折り目部位43が設けられる。
【選択図】図1

Description

この発明は、一般的には、血圧計に関し、より特定的には、カフと本体ケースとが接続管により接続される血圧計に関する。
従来の血圧計に関して、たとえば、実開昭62−130606号公報には、腕帯をまとまりよく保持するとともに、外部からのほこり等から腕帯を守ることを目的とした血圧計セットが開示されている(特許文献1)。特許文献1に開示された血圧計セットにおいては、血圧計本体に、血圧計用腕帯を収納するための収納ケースが取り付けられる。血圧計を使用しない状態では、腕帯に付属するエアー管およびマイクロホンプラグは、腕帯とともに収納ケースに収納される。
また、特開平3−97443号公報には、送排気管の全長を使用状態において最適状態に保ち、かつ信号線が邪魔になることがなく、かつ送排気管を小さい収容容積で容易に収容することを目的とした血圧測定装置が開示されている(特許文献2)。特許文献2に開示された血圧測定装置においては、カフ内部の空気袋と装置本体との間が、送気と定速排気とを行なう送気管により接続されている。送気管は、螺旋状にカールされており、この送気管に沿うように、カフ内のセンサと装置本体とを電気的に接続する信号線が設けられている。
また、特開2007−44444号公報には、カフと本体ケーシングとを接続するエア管の収容性に優れた血圧計測装置が開示されている(特許文献3)。特許文献3に開示された血圧計測装置は、カフと本体ケーシングとを接続する接続管を有する。血圧計測装置には、本体ケーシングから引き出されている接続管を、本体ケーシング内の接続管収容部に引き込むための引き込み手段が設けられている。引き込み手段としては、たとえばボビンに接続管を巻き取る構成が開示されている。
実開昭62−130606号公報 特開平3−97443号公報 特開2007−44444号公報
近年、高血圧を要因とする生活習慣病の早期発見や血圧管理を目的として、血圧計の使用が、家庭等において広く普及している。測定の頻度が高まるにつれて、非使用時のカフ、エア管および本体ケースの収容性が強く求められており、上述の特許文献にも、これらの収容性の向上を図った各種の血圧計が開示されている。
しかしながら、上述の特許文献1に開示された血圧計セットにおいては、腕帯の収容性については種々の考慮がされているが、エア管の収容性についてはほとんど考慮がされていない。また、エア管の収容作業についてはその一切がユーザの手に委ねられることになり、これを無造作に取り扱った場合には、エア管が折り曲げられたり、捩じ曲げられたり、もしくは本体ケースと開閉カバーとの間に挟まれたりするおそれがある。このような場合、エア管の破損につながることになる。
また、上述の特許文献2に開示された血圧測定装置においては、送気管が螺旋状に復元力を有するように熱加工されている。しかしながら、送気管が螺旋状にまとめられても、その容積はある程度の大きさとなるため、収容性が十分に改善されたとは言い難い。また、螺旋状に熱加工された複合管の復元力によって、カフの装着時、常に上腕にテンションがかかることとなるため、測定精度に悪影響を及ぼしたり、ユーザへの負担が懸念される。
また、上述の特許文献3に開示された血圧計測装置によれば、エア管の収容性は改善されるものの、構成が複雑になり、部品点数や製造コストが増加することになる。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、簡易な構成で、カフと本体ケースとを接続する接続管の収容性が向上される血圧計を提供することである。
この発明に従った血圧計は、カフと、本体ケースと、接続管とを備える。カフは、流体が供給される膨縮可能な流体袋を有する。本体ケースは、流体袋を膨縮させる膨縮機構部を収容する。接続管は、流体袋と膨縮機構部との間を接続し、流体を流通させるために設けられる。接続管は、折り畳まれる扁平断面部を有する。扁平断面部は、扁平形状の断面を有する。扁平断面部の、接続管の長手方向に間隔を隔てた位置には、予め折り目が形成され、かつ折り目の方向が制限された折り目部位が設けられる。
このように構成された血圧計によれば、扁平形状の断面を有し、折り目部位が設けられた扁平断面部が、接続管の収容時、折り畳んだ状態とされるため、接続管をコンパクトにまとめることができる。このため、簡易な構成で、接続管の収容性を向上させることができる。
また好ましくは、接続管は、扁平断面部に設けられ、折り目部位に折り目を形成するとともに、折り目の方向を制限するための支持部材をさらに有する。このように構成された血圧計によれば、扁平断面部に支持部材を設けるだけの簡易な構成により、接続管の収容性を向上させることができる。
また好ましくは、支持部材は、折り目部位に形成された折り目の内側に配置される。このように構成された血圧計によれば、支持部材が折り目の外側に配置される場合と比較して、扁平断面部の折り目部位に、過大な力を与えることなく折り目を形成することができる。
また好ましくは、支持部材は、扁平断面部の一部の区間で流体を流通させる管形状を有する。このように構成された血圧計によれば、折り目部位における扁平断面部の強度を確保することができる。
また好ましくは、接続管は、扁平断面部とカフとの間に配置され、接続管の長手方向に沿って自在に湾曲する湾曲部をさらに有する。このように構成された血圧計によれば、血圧測定時、湾曲部が自在に湾曲するため、カフの位置の自由度が本体ケースの位置によって制限されることを防止できる。
また好ましくは、扁平断面部の、互いに隣り合う折り目部位の間には、平坦に延在する平坦部位が設けられる。扁平断面部は、その平坦部位が積層されるように折り畳まれる。このように構成された血圧計によれば、扁平断面部を折り畳んだ場合に、接続管をよりコンパクトにまとめることができる。
また好ましくは、折り目部位に形成される折り目の方向は、山折方向および谷折方向が交互に繰り返すように制限される。このように構成された血圧計によれば、扁平断面部を縮めるように接続管に力を加えると、扁平断面部が自然と折り畳まれる。このため、接続管の収容時の作業性を向上させることができる。
また好ましくは、扁平断面部の一端が、本体ケースに支持される。このように構成された血圧計によれば、扁平断面部を折り畳む際、扁平断面部の一端が本体ケースに支持されるため、折り畳み作業が行ない易くなる。
また好ましくは、本体ケースには、折り畳まれた扁平断面部を収容するための収容部が設けられる。このように構成された血圧計によれば、接続管の収容性をさらに向上させることができる。
以上説明したように、この発明に従えば、簡易な構成で、カフと本体ケースとを接続する接続管の収容性が向上される血圧計を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1における血圧計を示す斜視図である。図1を参照して、血圧計100は、装置本体110、カフ150およびエア管31を有する。血圧計100は、カフ150が被験者の上腕に装着される上腕式血圧計である。装置本体110とカフ150とは、分離して設けられており、血圧値の測定時において、装置本体110は机などの載置面に載置されて使用される。装置本体110とカフ150との間は、エア管31により接続されている。
装置本体110は、表示部114、操作部115および本体ケース21を有する。表示部114には、血圧値の測定結果や脈拍数の測定結果などが、数値やグラフなどを用いて視認可能に表示される。表示部114としては、たとえば液晶パネルが利用される。操作部115には、電源ボタンや測定開始ボタン、過去の測定記録を呼び出すための記録呼び出しボタンなどの各種ボタンが設けられている。表示部114および操作部115は、本体ケース21に設けられている。
本体ケース21は、装置本体110の外郭をなす筐体形状を有する。本体ケース21には、カフ150を収容するためのカフ収容部23と、エア管31を収容するためのエア管収容部25とが形成されている。本体ケース21は、カフ収容部23およびエア管収容部25を覆うように設けられ、開閉自在な蓋部材27を有する。
カフ150は、帯状の外形を有し、血圧測定時、被験者の上腕の周囲に巻き付けられる。カフ150は、空気が供給される空気袋151と、空気袋151を上腕に巻き付けて固定するための袋状カバー体153とを有する。空気袋151は、袋状カバー体153の内部に設けられた空間に収容されている。
エア管31は、内部に空気が流通可能な管部材により形成されている。エア管31の一端は、装置本体110に設けられる後述の血圧測定用エア系コンポーネント131(図2参照)に接続され、他端は、空気袋151に接続されている。
次に、血圧計100の主要な機能ブロックの構成について説明する。図2は、図1中の血圧計の構成を示す機能ブロック図である。
図2を参照して、血圧計100の装置本体110の内部には、血圧計用のカフ150に内包された空気袋151にエア管31を介して空気を供給または排出するための血圧測定用エア系コンポーネント131が設けられている。血圧測定用エア系コンポーネント131は、空気袋151内の圧力を検出する圧力検出手段である圧力センサ132と、空気袋151を膨縮させるための膨縮手段133であるポンプ134および弁135とを有する。装置本体110の内部には、血圧測定用エア系コンポーネント131に関連して発振回路125、ポンプ駆動回路126および弁駆動回路127が設けられている。
装置本体110には、各部を集中的に制御および監視するためのCPU(Central Processing Unit)122と、CPU122に所定の動作をさせるプログラムや測定された血圧値などの各種情報を記憶するためのメモリ部123と、血圧測定結果を含む各種情報を表示するための表示部114と、測定のための各種指示を入力するために操作される操作部115と、CPU122および各機能ブロックに電力を供給するための電源部124とが設けられている。CPU122は、血圧値を算出するための血圧値算出手段としても機能する。
圧力センサ132は、空気袋151内の圧力(以下、「カフ圧」という)を検出し、検出した圧力に応じた信号を発振回路125に出力する。ポンプ134は、エア管31を通じて空気袋151に空気を供給する。弁135は、空気袋151内の圧力を維持したり、空気袋151内の空気を排出したりする際に開閉する。発振回路125は、圧力センサ132の出力値に応じた発振周波数の信号をCPU122に出力する。ポンプ駆動回路126は、ポンプ134の駆動をCPU122から与えられる制御信号に基づいて制御する。弁駆動回路127は、弁135の開閉制御をCPU122から与えられる制御信号に基づいて行なう。
次に、血圧計100における血圧測定処理の流れについて説明する。図3は、図1中の血圧計の血圧測定処理の流れを示すフローチャートである。このフローチャートに従うプログラムは、図2において示したメモリ部123に予め記憶されており、CPU122がメモリ部123からこのプログラムを読出して実行することにより、血圧測定処理が実施される。
図2および図3を参照して、被験者が血圧計100の操作部115の操作ボタンを操作して電源をオンにすると、血圧計100の初期化がなされる(ステップS1)。次に、測定可能状態になると、CPU122はポンプ134の駆動を開始し、空気袋151のカフ圧を徐々に上昇させる(ステップS2)。カフ圧を徐々に加圧する過程において、カフ圧が血圧測定のために必要な所定のレベルにまで達すると、CPU122はポンプ134を停止し、次いで閉じていた弁135を徐々に開いて空気袋151の空気を徐々に排気し、カフ圧を徐々に減圧させる。このカフ圧の微速減圧過程においてカフ圧の検出が行なわれる(ステップS3)。
次に、CPU122は、公知の手順で収縮期血圧値(最高血圧値)および拡張期血圧値(最低血圧値)を算出する(ステップS4)。具体的には、カフ圧が徐々に減圧する過程において、CPU122は発振回路125から得られる発振周波数に基づき脈波情報を抽出する。そして、抽出された脈波情報により血圧値を算出する。ステップS4において血圧値が算出されると、算出された血圧値を表示部114に表示する(ステップS5)。
なお、以上において説明した測定方式は、空気袋の減圧時に脈波を検出して血圧値を算出するいわゆる減圧測定方式に基づいたものであるが、空気袋の加圧時に脈波を検出して血圧値を算出するいわゆる加圧測定方式を採用することも当然に可能である。
次に、図1中の血圧計100が有するエア管31の構造について詳細な説明を行なう。図4は、図1中のIV−IV線上に沿ったエア管を示す断面図である。
図1および図4を参照して、エア管31は、エア管収容部25への収容時、折り畳まれる扁平断面部35を有する。本実施の形態では、扁平断面部35が、本体ケース21とカフ150との間の一部区間に渡って設けられている。扁平断面部35は、一端としての第1端部35pと、エア管31の長手方向において第1端部35pの反対側に配置される第2端部35qとを有する。第1端部35pは、本体ケース21に支持されている。第1端部35pは、エア管収容部25に配置されている。
扁平断面部35は、エア管31の長手方向に直交する平面で切断された場合に、扁平形状の断面を有する。より具体的には、扁平断面部35は、エア管31の長手方向に直交する平面で切断された場合に、横方向の長さL1が相対的に大きくなり、縦方向の長さL2が相対的に小さくなる横長のトラック形状(直線部分と2つの半円部分とを組み合わせた形状)の断面を有する。
なお、扁平断面部35は、図4中に示す形状に限られず、エア管31の長手方向に直交する平面で切断された場合に長手方向と短手方向とを有する断面形状であれば、いかなる形状を有してもよい。扁平断面部35は、たとえば、矩形形状の断面や、縦横比の異なる多角形形状の断面を有してもよい。
扁平断面部35は、可撓性のチューブ部材37から形成されている。チューブ部材37の内側には、空気を流通させるための空気流路36が形成されている。チューブ部材37は、樹脂材料を押し出し成形することによって一体的に製造されている。
図5は、図4中の扁平断面部の変形例を示す断面図である。図5を参照して、扁平断面部35は、互いに接合される樹脂プレート38mおよび樹脂プレート38nから形成されてもよい。扁平断面部35は、内側に空気流路36が形成されるように樹脂プレート38mと樹脂プレート38nとを組み合わせ、その周縁部分を熱溶着により接合することにより製造されている。
図6は、図1中の2点鎖線VIで囲まれた範囲を拡大して示す側面図である。図1および図6を参照して、扁平断面部35の、エア管31の長手方向に間隔を隔てた位置には、折り目部位43が設けられている。折り目部位43は、エア管31の長手方向において等間隔に配置されている。折り目部位43には、折り目方向が制限された折り目が予め形成されている。折り目方向が制限されるとは、折り目が山折および谷折のいずれか一方の折り癖を有していることを意味する。この点、たとえば、山折方向の折り癖を有する折り目を、必ずしも谷折方向には折ることができないことを意味するものではない。
なお、折り目部位43は、必ずしも等間隔に配置される必要はなく、たとえば、第1端部35pから第2端部35qに近づくに従って、折り目部位43間の間隔が徐々に小さくなるように配置されてもよい。
本実施の形態では、エア管31が、折り目部位43に折り目を形成するための支持部材としての支持具51を有する。支持具51は、可撓性を有し、エア管31の長手方向に沿って湾曲しながら延びる形状を有する。支持具51は、たとえば樹脂から形成されている。支持具51は、扁平断面部35を形成するチューブ部材37に接合されている。支持具51の接合方法は、特に限定されず、たとえば熱溶着、接着もしくは貼り付けによる。チューブ部材37は、扁平断面部35が有する扁平断面の長手方向に延在する側面37aおよび側面37bを有する。側面37aおよび側面37bは、互いに反対側に面して形成されている。支持具51は、側面37aもしくは側面37bに接合されている。
折り目部位43に形成される折り目の方向は、支持具51をチューブ部材37の側面37aおよび側面37bのいずれに接合するかによって決定される。支持具51を側面37aに接合した場合、側面37aが折り目の外側に配置されるように折り目が形成され、支持具51を側面37bに接合した場合、側面37bが折り目の外側に配置されるように折り目が形成される。
支持具51は、エア管31の長手方向に沿って側面37aと側面37bとに交互に接合されている。このような構成により、折り目部位43に形成される折り目の方向は、山折方向および谷折方向が交互に繰り返すように制限されている。
扁平断面部35の、互いに隣り合う折り目部位43の間には、平坦部位41が設けられている。平坦部位41は、エア管31の長手方向に沿って平坦に延在する板状に形成されている。扁平断面部35は、隣接する平坦部位41同士がエア管31の長手方向に沿って直線状に延在する形態と、隣接する平坦部位41同士が接触して積層される形態との間で任意の形態を取りうるように形成されている。
エア管31は、湾曲部としての軟質チューブ33を有する。軟質チューブ33は、扁平断面部35とカフ150との間の区間に渡って設けられている。軟質チューブ33は、扁平断面部35の第2端部35qに接続されている。軟質チューブ33は、軟質の材料から形成されており、接続管の長手方向に沿って自在に湾曲する。
図7は、図1中の血圧計の使用時の状態を模式的に表わした側面図である。図7を参照して、血圧計100の使用時、エア管31は、第1端部35pを支点に扁平断面部35を引き伸ばした状態で使用される。
本実施の形態では、扁平断面部35が、扁平形状の断面を有するため、その断面の長手方向に湾曲し難い特性を有する。これに対して、本実施の形態では、扁平断面部35とカフ150との間で軟質チューブ33を自在に湾曲させることにより、カフ150の位置の自由度が本体ケース21の位置によって制限されることを防止できる。また、扁平断面部35からカフ150を装着した上腕に予期しないテンションがかかることを防止して、測定精度の確保やユーザへの負担の軽減を図ることができる。
図8は、図1中の血圧計の未使用時の状態を模式的に表わした側面図である。図8を参照して、血圧計100による血圧測定が終了したら、カフ150およびエア管31がそれぞれカフ収容部23およびエア管収容部25に収容される。このとき、扁平断面部35は、隣接する平坦部位41が一方向に積層された状態に折り畳まれて、エア管収容部25に収容される。
本実施の形態では、扁平断面を有する扁平断面部35に、折り目方向が制限された折り目が予め形成されているため、第2端部35qを本体ケース21に向けて押し戻すだけで、扁平断面部35を簡単に折り畳んだ状態とできる。また、折り目部位43を設けることによって、エア管31の収容形態が一定形状に制限される。このため、エア管収容部25においてエア管31が折れ曲がったり、捩り曲げられたりすることを防ぎ、エア管31を適切に保護することができる。
この発明の実施の形態1における血圧計100は、流体としての空気が供給される膨縮可能な流体袋としての空気袋151を有するカフ150と、空気袋151を膨縮させる膨縮機構部としての血圧測定用エア系コンポーネント131を収容する本体ケース21と、空気袋151と血圧測定用エア系コンポーネント131との間を接続し、空気を流通させるための接続管としてのエア管31とを備える。エア管31は、扁平形状の断面を有し、折り畳まれる扁平断面部35を有する。扁平断面部35の、エア管31の長手方向に間隔を隔てた位置には、予め折り目が形成され、かつ折り目の方向が制限された折り目部位43が設けられる。
このように構成された、この発明の実施の形態1における血圧計100によれば、扁平断面を有する扁平断面部35が折り畳まれた状態でエア管収容部25に収容されるため、エア管31の収容性を向上させることができる。また、扁平断面部35に予め折り目が形成された折り目部位43を設けることにより、扁平断面部35を簡単に折り畳んだ状態とできるため、エア管31の収容時および取り出し時の作業性が煩雑になるということがない。また、エア管31に扁平断面部35を設けるだけで上記効果が得られるため、血圧計100を、簡易な構造とし、低コストに製造することができる。
なお、本実施の形態では、本発明を上腕式の血圧計に適用した場合を説明したが、たとえば、手首式の血圧計であっても本体ケースとカフとがエア管により接続されるタイプであれば、本発明を適用することが可能である。
(実施の形態2)
本実施の形態では、図1中の血圧計100が有するエア管31の各種変形例について説明を行なう。以下、実施の形態1で説明したエア管31の構造と重複する構造については、説明を繰り返さない。以下に参照する図9から図13は、実施の形態1における図6に対応する図である。
図9は、図1中の血圧計が有するエア管の第1変形例を示す側面図である。図9を参照して、本変形例では、エア管31が、折り目部位43に折り目を形成するための支持具53を有する。支持具53は、湾曲外周面を有する形状に形成されており、本変形例では、円柱形状に形成されている。支持具53は、円柱の外周面が側面37aもしくは側面37bに接触するようにチューブ部材37に接合されている。支持具53を側面37aに接合した場合、側面37aが折り目の内側に配置されるように折り目が形成され、支持具53を側面37bに接合した場合、側面37bが折り目の内側に配置されるように折り目が形成される。
このような構成により、チューブ部材37が支持具53によって外側から押し潰されるということがないため、折り目部位43において扁平断面部35の断面形状を確実に保持することができる。
図10は、図1中の血圧計が有するエア管の第2変形例を示す斜視図である。図10を参照して、本変形例では、エア管31が、折り目部位43に折り目を形成するための支持具55および56を有する。支持具55および56は、エア管31の長手方向に沿って湾曲しながら延びる形状を有する。支持具55および56は、エア管31の長手方向に直交する平面で切断された場合に、一方に開口する凹型の断面形状を有する。支持具55および支持具56は、折り目部位43において、扁平断面部35が有する扁平断面の長手方向の両側からチューブ部材37に嵌め合わされている。
図11は、図1中の血圧計が有するエア管の第3変形例を示す斜視図である。図11を参照して、本変形例では、図10中の支持具55および56に替えて、扁平断面部35が有する扁平断面の長手方向の片側からチューブ部材37に嵌め合わされる支持具57が用いられている。
図12は、図1中の血圧計が有するエア管の第4変形例を示す斜視図である。図12を参照して、本変形例では、エア管31が、空気を流通させるための空気流路36を形成し、直線状に延伸するチューブ部材39と、エア管31の長手方向に沿って湾曲しながら延び、折り目部位43に折り目を形成する支持具59とを有する。支持具59は、扁平形状の断面を有し、その内側には空気流路36が形成されている。支持具59には、空気流路36同士が連通するようにチューブ部材39が接続されている。本変形例では、折り目部位43に折り目を形成するための支持具59が、扁平断面部35の一部の区間で空気を流通させる機能も発揮する。
このような構成によれば、支持具59自身を扁平断面形状の管部材から形成することにより、折り目部位43において扁平断面部35が折れ曲がってしまうことを防止できる。
図13は、図1中の血圧計が有するエア管の第5変形例を示す斜視図である。図13を参照して、本変形例では、図12中のチューブ部材39および支持具59の内側に、軟質チューブ33が挿入されている。軟質チューブ33は、カフ150と本体ケース21との間で延びる。空気は、軟質チューブ33により形成された空気流路36を流通する。
図12以前の図中に示すエア管31では、空気流路36を形成する管部材によって、折り畳み部位43を有する扁平断面部35が構成されている。これに対して、本変形例では、折り畳み形状を得るための補助具としてのチューブ部材39および支持具59と、空気を流通させるための空気流路36を形成する軟質チューブ33とにより、扁平断面部35が構成されている。
このように構成された、この発明の実施の形態2における血圧計によれば、実施の形態1に記載の効果を同様に得ることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1における血圧計を示す斜視図である。 図1中の血圧計の構成を示す機能ブロック図である。 図1中の血圧計の血圧測定処理の流れを示すフローチャートである。 図1中のIV−IV線上に沿ったエア管を示す断面図である。 図4中の扁平断面部の変形例を示す断面図である。 図1中の2点鎖線VIで囲まれた範囲を拡大して示す側面図である。 図1中の血圧計の使用時の状態を模式的に表わした側面図である。 図1中の血圧計の未使用時の状態を模式的に表わした側面図である。 図1中の血圧計が有するエア管の第1変形例を示す側面図である。 図1中の血圧計が有するエア管の第2変形例を示す斜視図である。 図1中の血圧計が有するエア管の第3変形例を示す斜視図である。 図1中の血圧計が有するエア管の第4変形例を示す斜視図である。 図1中の血圧計が有するエア管の第5変形例を示す斜視図である。
符号の説明
21 本体ケース、25 エア管収容部、31 エア管、33 軟質チューブ、35 扁平断面部、35p 第1端部、35q 第2端部、41 平坦部位、43 折り目部位、51,53,55,56,57,59 支持具、100 血圧計、131 血圧測定用エア系コンポーネント、150 カフ、151 空気袋。

Claims (9)

  1. 流体が供給される膨縮可能な流体袋を有するカフと、
    前記流体袋を膨縮させる膨縮機構部を収容する本体ケースと、
    前記流体袋と前記膨縮機構部との間を接続し、流体を流通させるための接続管とを備え、
    前記接続管は、扁平形状の断面を有し、折り畳まれる扁平断面部を有し、
    前記扁平断面部の、前記接続管の長手方向に間隔を隔てた位置には、予め折り目が形成され、かつ折り目の方向が制限された折り目部位が設けられる、血圧計。
  2. 前記接続管は、前記扁平断面部に設けられ、前記折り目部位に折り目を形成するとともに、折り目の方向を制限するための支持部材をさらに有する、請求項1に記載の血圧計。
  3. 前記支持部材は、前記折り目部位に形成された折り目の内側に配置される、請求項2に記載の血圧計。
  4. 前記支持部材は、前記扁平断面部の一部の区間で流体を流通させる管形状を有する、請求項2または3に記載の血圧計。
  5. 前記接続管は、前記扁平断面部と前記カフとの間に配置され、前記接続管の長手方向に沿って自在に湾曲する湾曲部をさらに有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の血圧計。
  6. 前記扁平断面部の、互いに隣り合う前記折り目部位の間には、平坦に延在する平坦部位が設けられ、前記扁平断面部は、前記平坦部位が積層されるように折り畳まれる、請求項1から5のいずれか1項に記載の血圧計。
  7. 前記折り目部位に形成される折り目の方向は、山折方向および谷折方向が交互に繰り返すように制限される、請求項1から6のいずれか1項に記載の血圧計。
  8. 前記扁平断面部の一端が、前記本体ケースに支持される、請求項1から7のいずれか1項に記載の血圧計。
  9. 前記本体ケースには、折り畳まれた前記扁平断面部を収容するための収容部が設けられる、請求項1から8のいずれか1項に記載の血圧計。
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