JP2009225575A - クロージャ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】クロージャ1は、内部にケーブルA,Bの接続部Cを収納する箱形状のクロージャであって、接続部Cを挟んで互いに対向する向きで当接する二個一対の分割スリーブ2,3と、分割スリーブ2,3の当接部に介在されたシール部材10と、を備え、シール部材10は、分割スリーブ2に載置されたときに分割スリーブ2からの脱落を防止する脱落防止部12を有する。
【選択図】図1
Description
また、脱落防止部はシール部材が一方の分割スリーブに載置されたときに該シール部材の脱落を防止する。つまり、脱落防止部がシール部材の脱落を防止するために載置される以外の要件を要しない。よって、クロージャの取り付け時に作業者はシール部材を一方の分割スリーブに載置して他方の分割スリーブを被せ、押圧部材によって二つの分割スリーブと該シール部材とを密接させるだけでよい。従って、クロージャ取り付け時における作業者の労力を大幅に軽減し、非常に容易に該取り付けを行うことが可能となる。
図1は本発明の実施の形態によるクロージャ1を示す斜視図である。図2は分割スリーブ3(後述)を外した状態を示す上面図である。クロージャ1は中が空洞の箱体であり、該箱体内にケーブルAとケーブルBとの接続部C(以下、単に「接続部C」とする)を収めて密封する。なお、以下の記載においてケーブルA,Bの延設方向に沿った方向をX軸方向とする。
クロージャ1は少なくとも、クロージャ1の箱体を形成する二つの分割スリーブ2、3と、二つの分割スリーブ2、3を外側から押圧して固定保持する三つのステンレスバンド20と、分割スリーブ2,3の間に介在する「シール部材」としての二つのスリーブシールパッキン10と、を備える。
図4に、導出口Eの密閉構造を示す。この図4は、図1のQ−Q部分断面図である。ケーブルA,Bと導出口Eとの間の隙間は導出口Eの内側の段差Fに合わせて各ケーブルに巻き回された弾性体Gによって塞がれる。この状態でステンレスバンド20を取り付けてネジ21を締めると、弾性体Gは二つの分割スリーブ2,3によって挟みこまれて双方の分割スリーブと密接する。当該密接により、スリーブシールパッキン10はケーブルA,Bと導出口Eとの間の隙間を密閉する。
なお、図1に示すように、本実施の形態のクロージャ1は、両導出面部に二つの導出口Eを有し、各導出面部からそれぞれ二本のケーブルを導出可能な構成である。また、図1に示すように、各導出面部から導出されるケーブルが一本の場合には、使用しない導出口Eに弾性体の蓋Hを嵌め込むようにする。
また、二つのスリーブシールパッキン1020はそれぞれ二つの分割スリーブ2、3の両側面部に挟まれるよう設けられるが、各スリーブシールパッキンと各側縁部との関係は同様であるので、以下ひとつのスリーブシールパッキン10と一方の側面部について記載する。
スリーブシールパッキン10を溝2dに載置する際には、該コの字の内側に溝2dの側壁2eが位置するよう載置される。このとき、脱落防止部12は溝2dの側壁2eの外側と係合し、スリーブシールパッキン10の載置位置を溝2d上で安定させる。
また、図6に示すように、分割スリーブ3も分割スリーブ2と同様に、側面部3cのスリーブシールパッキン10との当接面に溝3dを有する。溝3dの深さT3は、脱落防止部12の丸棒状の外周と辺12aの外周部との段差T4以下であることが望ましく、本実施の形態ではそのように設けられている。なお、段差T4は脱落防止部12のコの字の外側の段差である。
さらに、段差T2、T4の合計値は、深さT1、T3の合計値よりも大きいことが望ましく、本実施の形態ではそのように設けられている。
なお、本実施の形態では、上述のように脱落防止部12は溝2d、3dの側壁2e,3eに押圧されず、その接点は密閉されないが、脱落防止部と側壁とが当接してもよい。また、脱落防止部と側壁との間の隙間が密閉されるよう設けてもよい。その場合、側壁によって脱落防止部が挟まれるが、その挟みこみによって溝の底部とスリーブシールパッキンとの密着が阻害されることがなく、かつ、脱落防止部が切断されないよう設けることが望ましい。また、二つの分割クロージャの溝部の側壁のうち、脱落防止部が間に介在しない部分については側壁が互いに当接してもよい。
また、図1に示すように、本実施の形態においては、脱落防止部12はクロージャ1の取り付け時にステンレスバンド20が固定される位置と重ならないよう設けられているが、脱落防止部の配接位置については本実施の形態に限定されることは言うまでもなく、スリーブシールパッキンの脱落を防止できればよい。
また、キャップ11にはプラスチック等の樹脂を用いているが、例えば両端10a,10aにテープを巻き回す等の方法で第2の識別部を設けてもよい。この場合、テープは視認性の高い色(例えば分割スリーブの外周部が黒色の場合には黄色等)を有することが望ましい。
上述の実施の形態によれば、脱落防止部12が分割スリーブ2からのスリーブシールパッキン10の脱落を防止する。これによって、クロージャの取り付け時にスリーブシールパッキンが脱落することがあるといった従来の問題点を解消でき、より信頼性の高いクロージャを提供可能となる。
また、脱落防止部12はスリーブシールパッキン10が分割スリーブ2に載置されたときにスリーブシールパッキン10の脱落を防止する。つまり、脱落防止部12がスリーブシールパッキン10の脱落を防止するために、スリーブシールパッキン10が載置される以外の要件を要しない。よって、クロージャ1の取り付け時に、作業者はスリーブシールパッキン10を分割スリーブ2に載置して分割スリーブ3を被せ、ステンレスバンド20によって二つの分割スリーブ2,3とスリーブシールパッキン10とを密接させるだけでよい。従って、クロージャ1の取り付け時における作業者の労力を大幅に軽減し、非常に容易に該取り付けを行うことが可能となる。
なお、本発明の特徴を逸脱しない範囲で上述とは異なる実施の形態をとってもよい。例えば、スリーブシールパッキンは丸棒状に限らず、その断面形状がラグビーボール形や楕円形、方形等の長棒状の弾性体であってもよい。また、各部の素材や色、形状等はあくまで一例であり、使用環境に応じて変更可能であることは言うまでもない。例えば、クロージャの形状は上述の実施の形態に限らず、多面体(例えば六面体等)や円筒形でもよい。また、二つの分割スリーブはクロージャの形状を二等分するものに限らず、不等分でもよい。また、上述の実施の形態ではスリーブシールパッキンの両端を覆うキャップを第2の識別部としているが、第2の識別部は視覚的に識別可能となればよく、例えば両端に何らかの着色を施すようにしてもよい。また、スリーブシールパッキン全体が分割スリーブに対して視覚的に識別可能な色を有していてもよい。この場合、脱落防止部及び両端も当該色となるので、当該色を有する第1の露出部は第1の識別部を、第2の露出部は第2の識別部を有することとなる。
2d,3d 溝
2e、3e 側壁
10 スリーブシールパッキン
10a 端部
11 第2の識別部
12 脱落防止部
12b 第1の露出部
20 ステンレスバンド
A,B ケーブル
C 接続部
E 導出口
G 弾性体
Claims (8)
- 内部にケーブルの接続部を収納するクロージャであって、
前記ケーブルの接続部を挟んで互いに対向する向きで当接する二個一対の分割スリーブと、
前記分割スリーブ同士の当接部に介在されたシール部材と、を備え、
前記シール部材は、前記分割スリーブの一方に載置されたときに該分割スリーブからの脱落を防止する脱落防止部を有することを特徴とするクロージャ。 - 前記シール部材は長棒状の弾性体であり、
前記分割スリーブは前記シール部材を案内する溝を有することを特徴とする請求項1に記載のクロージャ。 - 前記脱落防止部は、前記溝の側壁の外側と係合することを特徴とする請求項2に記載のクロージャ。
- 前記脱落防止部は、少なくともその一部が外部に露出する第1の露出部を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のクロージャ。
- 前記第1の露出部は、少なくともその一部に、その周囲に対して視覚的に識別可能な第1の識別部を有することを特徴とする請求項4に記載のクロージャ。
- 前記脱落防止部は、前記シール部材と一体に形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のクロージャ。
- 前記シール部材は、その長棒状の少なくともいずれか一端が外部に露出する第2の露出部を有することを特徴とする請求項2又は3に記載のクロージャ。
- 前記第2の露出部は、少なくともその一部に、その周囲に対して視覚的に識別可能な第2の識別部を有することを特徴とする請求項7に記載のクロージャ。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012100386A (ja) * | 2010-10-29 | 2012-05-24 | Kawamura Electric Inc | 電気自動車充電装置 |
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JP2005195138A (ja) * | 2004-01-09 | 2005-07-21 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 筐体の防水構造 |
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2008
- 2008-03-17 JP JP2008067896A patent/JP5137638B2/ja active Active
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