JP2009225242A - 無線通信方法、無線基地局、無線端末及び無線通信システム - Google Patents

無線通信方法、無線基地局、無線端末及び無線通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】異なる無線基地局から送信される無線信号の干渉を低減する。
【解決手段】第1の無線エリア100を提供する第1の無線基地局30は、前記第1の無線エリア100へ送信する第1の信号を、第1の符号化率で符号化して第1の送信電力で前記第1の無線エリア100へ送信し、前記第1の無線エリア100に属し、第2の無線エリア200を提供する第2の無線基地局10は、前記第1の信号と共通する第2の信号を、第2の符号化率で符号化して第2の送信電力で前記第2の無線エリア200へ送信する。
【選択図】図1

Description

本件は、無線通信方法、無線基地局、無線端末及び無線通信システムに関する。本件は、例えば、フェムトセルとも呼ばれる小型の基地局を用いた無線通信システムに用いられる場合がある。
3rd Generation Partnership Project(3GPP)で検討されている無線通信技術の一つにHome NodeB(Home-NB)がある。このHome-NBは、形成可能な無線エリア(セル)の半径の観点から、フェムトセルとも呼ばれる。
Home-NBは、既存の無線基地局に比べて小規模な無線サービスエリア(セル)を形成することが可能であり、例えば、無線サービスエリアの拡大を一つの目的として、セルラシステムのサービスエリア内において、各家庭(屋内)やオフィスビルのフロア、地下街などの電波不感帯に設置することができる。このHome-NBは、Local Area Network(LAN)や、Asymmetric Digital Subscriber Line(ADSL)、光ファイバなどを利用して、既存の無線基地局を制御する装置(上位ノード)などと接続することが可能である。
なお、無線通信技術に関する従来例として、下記の文献が挙げられる。
特開2006−261722号公報 特表2000−513547号公報 特開2006−295643号公報 3GPP TR 25.820 v1.0.0、[online]、2007年12月11日、3rd Generation Partnership Project、[平成20年2月21日検索]、インターネット〈http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/25_series/25.820/25820-100.zip〉 3GPP TS 25.214 v8.0.0、[online]、2007年12月11日、3rd Generation Partnership Project、[平成20年2月21日検索]、インターネット〈http://www.3gpp.org/ftp/Specs/archive/25_series/25.214/25214-800.zip〉
上述のようなHome-NBを用いた無線通信システムでは、Home-NBの送信電波(無線信号)が既存の無線基地局の送信電波の干渉となる場合がある。
本件の目的の一つは、異なる無線基地局から送信される無線信号の干渉を低減することにある。
なお、前記目的に限らず、後述する実施形態に示す各構成により導かれる作用効果であって、従来の技術によっては得られない作用効果を奏することも他の目的の一つとして位置付けることができる。
例えば、以下の手段を用いる。
(1)第1の無線基地局と、第2の無線基地局と、前記第1あるいは第2の無線基地局と通信し得る無線端末と、をそなえた無線通信システムの無線通信方法であって、第1の無線エリアを提供する前記第1の無線基地局は、前記第1の無線エリアへ送信する第1の信号を、第1の符号化率で符号化して第1の送信電力で前記第1の無線エリアへ送信し、前記第1の無線エリアに属し、第2の無線エリアを提供する前記第2の無線基地局は、前記第1の信号と共通する第2の信号を、第2の符号化率で符号化して第2の送信電力で前記第2の無線エリアへ送信する、無線通信方法を用いることができる。
(2)また、第1の無線エリアを提供する第1の無線基地局と、前記第1の無線エリアに属し第2の無線エリアを提供する第2の無線基地局と、前記第1あるいは第2の無線基地局と通信し得る無線端末と、をそなえた無線通信システムの前記第2の無線基地局であって、前記第1の無線基地局が前記第1の無線エリアへ送信する第1の信号と共通し、かつ、前記第2の無線エリアへ送信する第2の信号を、第2の符号化率で符号化する符号化処理部と、前記符号化処理部で符号化処理を施された前記第2の信号を、第2の送信電力で送信する送信処理部と、をそなえた、無線基地局を用いることができる。
(3)さらに、第1の無線エリアを提供する第1の無線基地局と、前記第1の無線エリアに属し第2の無線エリアを提供する第2の無線基地局と、前記第1あるいは第2の無線基地局と通信し得る無線端末と、をそなえた無線通信システムの前記無線端末であって、前記第1の無線基地局が第1の信号を第1の符号化率で符号化して第1の送信電力で前記第1の無線エリアへ送信した信号と、前記第2の無線基地局が前記第1の信号と共通する第2の信号を、第2の符号化率で符号化して第2の送信電力で前記第2の無線エリアへ送信した信号と、を受信しうる受信部と、前記第1の無線エリアにおいて前記受信部で受信した前記第1の信号については前記第1の符号化率に応じた復号化を行ない、前記第2の無線エリアにおいて前記受信部で受信した前記第2の信号については前記第2の符号化率に応じた復号化を行なう復号化処理部と、をそなえた無線端末を用いることができる。
(4)また、第1の無線エリアを提供する第1の無線基地局と、前記第1の無線エリアに属し第2の無線エリアを提供する第2の無線基地局と、第1の信号を、第1の符号化率で符号化して第1の送信電力で前記第1の無線エリアに送信する第1の送信手段と、前記第1の信号と共通する第2の信号を、第2の符号化率で符号化して第2の送信電力で前記第2の無線エリアに送信する第2の送信手段と、前記第1及び第2の信号を受信して、それぞれの符号化率に応じた復号化を行なう無線端末と、をそなえた無線通信システムを用いることができる。
無線基地局から無線端末宛に送信される無線制御信号が他の無線基地局からの無線制御信号に与える干渉を低減することが可能である。
また、無線端末が無線基地局からの無線制御信号を確実に受信することが可能となる。
以下、図面を参照して実施の形態を説明する。ただし、以下に示す実施形態は、あくまでも例示に過ぎず、以下に示す実施形態で明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。即ち、本実施形態は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形(各実施形態を組み合わせる等)して実施することができる。
〔1〕一実施形態
図1は、一実施形態に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。この図に例示する無線通信システムは、第1の無線サービスエリア(セル又はセクタ)100を提供するBase Station(BS、無線基地局)30と、このBS30の無線サービスエリア100内においてBS30と無線リンクにより通信し得る第1のUser Equipment(UE、無線端末)20−1と、をそなえる。また、BS30の無線サービスエリア100には、例示的に、第2の無線サービスエリア(セル又はセクタ)200を提供するHome NodeB(Home-NB)10が設置され、このHome-NB10の無線サービスエリア200内において第2のUE20−2はHome-NB10と無線リンクにより通信することができる。BS30及びHome-NB10は、例示的に、BS30及びHome-NB10をそれぞれ管理、制御することのできる上位ノード40に接続されている。なお、UE20−1及びUE20−2は、いずれも、BS30の無線サービスエリア100ではBS30と通信することができ、Home-NB10の無線サービスエリア200ではHome-NB10と通信することができる。以下において、UE20−1とUE20−2とを区別しない場合は、単にUE20と表記する。BS30,Home-NB10及びUE20それぞれの数は、図1に例示する数に限定されない。
BS(第1の無線基地局)30は、例えば、自局30が有する送信アンテナ(図示省略)から無線サービスエリア100内に存在するUE20に対して無線信号を送信する機能を具備する。
BS30の無線サービスエリア100は、例えば、半径数百m〜十数kmである。この無線サービスエリア100は、複数のセクタに分割される場合もある。
UE20は、BS30またはHome-NB10が形成する無線サービスエリア100又は200において、BS30またはHome-NB10と無線リンクにより通信する機能を具備する。無線リンクには、BS30またはHome-NB10からUE20への方向であるダウンリンク(DL)と、その逆の方向であるアップリンク(UL)とが含まれ、それぞれ、制御CHとデータCHとを含むことができる。UE20が前記無線リンクで用いる無線リソース(周波数、タイミング)は、BS30またはHome-NB10でのスケジューリングにより割り当てる(指定する)ことができる。
また、上位ノード40は、IP網などのコアネットワークのエンティティであり、BS30及びHome-NB10を管理、制御する機能を具備し、BS30及びHome-NB10を介してUE20と通信することができる。
本例の上位ノード40は、例えば、BS30及びHome-NB10から各種の設定情報などを収集し、他のBS30、他のHome-NB10へ前記設定情報を通知することもできる。
Home-NB(第2の無線基地局)10は、無線サービスエリア200に無線信号を送信する。このHome-NB10は、例えば、LANやADSL、光ファイバを利用して上位ノード40と接続されて、上位ノード40と制御信号やユーザデータ等の信号の送受信を行なうことができる。なお、Home-NB10は、例えば、BS30からの電波が到達しないか到達しにくいエリア(地下街、屋内などの電波不感帯)に配置することで、無線サービスエリア100を補完、拡大することができる。これにより、例えば、UE20−2がBS30の無線サービスエリア100の電波不感帯に位置していても、Home-NB10の無線サービスエリア200内に位置していれば、BS30から提供される通信サービスと同様の通信サービスを享受することができる。
ところで、本例のBS30及びHome-NB10は、DLの共通制御チャネルの一例として、Broadcast Channel(BCH、報知チャネル)及びPaging Channel(PCH、ページングチャネル)のいずれか一方又は双方を用いて、UE20宛に各種の制御情報を同報することができる。
上記BCHは、UE20が無線サービスエリア100又は200を識別するための情報や、システム固有の情報をUE20宛に報知するのに用いられる制御チャネルであり、PCHは、各無線サービスエリア100,200内のUE20宛に、同一の情報を報知するのに用いられる制御チャネルである。
BS30及びHome-NB10は、UE20宛の上記共通制御チャネルの信号(以下、共通制御信号あるいは制御信号ともいう)を所定の符号化率で符号化した後、所定の送信電力でUE20宛に送信する。なお、符号化率とは、「符号化する前のデータのビット数」に対する「符号化後のビット数」の比(割合)のことである。
ここで、図1に例示するように、ある無線端末20−1がBS30から離れた場所で、かつ、Home-NB10の無線サービスエリア200に近い場所に位置している場合、その位置では、BS30からの送信電力よりもHome-NB10からの送信電力の方が大きくなりやすい。その場合、Home-NB10からUE20−2宛に送信される共通制御信号が、BS30からUE20−1宛に送信される共通制御信号の干渉となりやすい。なお、BS30から送信される共通制御信号(BCH/PCH信号)は第1の信号の一例であり、Home-NB10から送信される共通制御信号(BCH/PCH信号)は、前記第1の信号と共通する第2の信号の一例である。
BS30の無線サービスエリア100内に位置する全てのUE20がHome-NB10の無線サービスエリア200内に位置しており、各UE20がHome-NB10と通信することもあり得るが、レアケースであると思われる。Home-NB10に同時に接続できるUE20の数にも限りがあるため、Home-NB10の無線サービスエリア200内に位置していてもHome-NB10に接続することのできないUE20が存在するのが一般的といえる。そのような場合、Home-NB10に接続することのできないUE20は、BS30から送信される共通制御信号の受信を試行することができるが、Home-NB10の送信電波が干渉となり、受信失敗率が高くなりやすくなる。
そこで、本例の無線通信システムでは、BS30が、無線サービスエリア100において制御信号を第1の符号化率で符号化し、第1の送信電力でUE20−1に送信する一方、Home-NB10は、無線サービスエリア200において制御信号を前記第1の符号化率よりも小さい第2の符号化率で符号化し、前記第1の送信電力よりも低い送信電力でUE20−2に送信する。
これにより、Home-NB10から送信される制御信号は、BS30から送信される制御信号の送信電力よりも低い電力で送信されるが、符号化率がBS30よりも小さいため、誤り耐性は向上する。換言すれば、Home-NB10(無線サービスエリア200)での制御信号の符号化率を下げる(つまりは送信レートを下げる)ことで、UE20が制御信号を適切に受信するのに必要な送信電力を下げることができる。
したがって、Home-NB10の無線サービスエリア200での受信特性の劣化を抑制しつつ、Home-NB10から送信される制御信号がBS30から送信される制御信号の干渉となることを抑制することが可能となる。
ここで、上述のように、BS30の無線サービスエリア100内に、当該BS30で用いる符号化率とは異なる(小さい)符号化率を用いるHome-NB10が存在する場合、そのHome-NB10の無線サービスエリア200において送信される制御信号をUE20が適切に受信、復号するには、Home-NB10で制御信号の符号化に用いている符号化率を何らかの手段により知ることが好ましい。
Home-NB10で用いる符号化率がいずれのHome-NB10においても同じとするならば、予めUE20にその符号化率に関する情報をもたせておくことができる。そうでなければ、BS30からUE20に対してHome-NB10の存在とそのHome-NB10で用いる符号化率とを通知するのが好ましい。例えば、Home-NB10の存在とそのHome-NB10で用いる符号化率とを、報知チャネル等を用いて、BS30の無線サービスエリア100に同報することができる。
あるいは、BS30とHome-NB10とで符号化率に応じたセルサーチ(同期検出)方法(セルサーチに用いる既知信号パターンが送信されるチャネル)をそれぞれ規定しておき、UE20でこの規定された複数種類のセルサーチを行なう。これにより、セルサーチの段階でUE20に各無線サービスエリア100,200におけるDLの制御信号の符号化率を認識させることが可能となる。
あるいは、セルサーチ用のチャネル(既知信号パターン)は、BS30及びHome-NB10で用いる符号化率によらず共通とし、多段階セルサーチの第2段階の処理で用いられるコードパターンに1ビット以上の属性情報(BS30かHome-NB10かを示す情報)を付与する。これにより、UE20は、多段階セルサーチの過程で、BS30が送信した制御信号(第1の符号化率)かHome-NB10が送信した制御信号(第2の符号化率)かを識別することが可能となる。
〔2〕無線通信システムの具体例について
以下、上述した無線通信システムの詳細な一例について説明する。
(2.1)一実施例
(2.1.1)BS30について
図2は、BS30の構成例を示すブロック図である。この図2に示すBS30は、例示的に、情報収集部31と、BCH生成部32と、符号化部33,34と、多重化部35と、変調部36と、増幅部37と、送信アンテナ38と、を有する。
情報収集部31は、BS30の無線サービスエリア100内に位置するHome-NB10に関する各種情報を収集する。例えば、本例の情報収集部31は、上位ノード40と通信して上位ノード40からHome-NB10の位置に関する情報(無線サービスエリア100内にHome-NB10が存在するかどうかなどの存在有無情報)およびHome-NB10における符号化率(第2の符号化率)を示す情報のいずれか一方又は双方を収集することができる。なお、情報収集部31は、無線サービスエリア100内のHome-NB10と通信して直接的にHome-NB10から上記の情報を収集することもできる。
BCH生成部32は、情報収集部31で収集した上記情報を含むBCH信号を生成する。
符号化部33は、BCH生成部31で生成された、無線サービスエリア100へ送信するBCH信号を所定の符号化方式(例えば、ターボ符号化方式、畳み込み符号化方式など)で符号化する。この符号化部33は、例示的に、無線通信システムで予め規定される半固定値のBCH用符号化率パラメータ(第1の符号化率)で、上記BCH信号を符号化する。
また、符号化部34は、無線サービスエリア100へ送信するPCH信号を所定の符号化方式(例えば、ターボ符号化方式、畳み込み符号化方式など)で符号化する。この符号化部34も、例示的に、本無線通信システムで予め規定される半固定値のPCH用符号化率パラメータ(第1の符号化率)で、上記PCH信号を符号化する。
即ち、符号化部33及び34は、複数のUE20宛の共通の制御信号(BCH信号、PCH信号など)を、第1の符号化率で符号化する第1の符号化処理部として機能する。
多重化部35は、符号化部33,34により第1の符号化率で符号化されたBCH信号及びPCH信号を多重化する。前記多重化には、例示的に、時分割多重、周波数分割多重、符号分割多重のいずれか1又は2以上の組み合わせを用いることができる。
変調部36は、多重化部35で多重された制御信号を、所定の変調方式〔例えば、PSK(Phase Shift Keying)や、QAM(Quadrature Amplitude Modulation)など〕で変調する機能を具備する。なお、変調信号をDA変換するDA変換器や、無線周波数に周波数変換(アップコンバージョン)する周波数変換器などの送信処理に関する一部のブロックについては図2において図示を省略している。
増幅部37は、変調部36で変調された信号を所定の送信電力(第1の送信電力)に増幅する。なお、前記第1の送信電力も、無線通信システムで予め規定される半固定の値とすることができる。
送信アンテナ38は、増幅部37により増幅された無線信号を無線サービスエリア100へ送信する。
即ち、符号化部33,34、多重化部35、変調部36、増幅部及び送信アンテナ38は、第1の信号を、第1の符号化率で符号化して第1の送信電力で前記第1の無線エリアに送信する第1の送信手段の一例として機能する。
上述のBS30の動作例について説明すると、図5に例示するように、情報収集部31が、自局30の無線サービスエリア100内に位置するHome-NB10に関する情報を収集する(ステップS1)。
そして、BCH生成部32が、ステップS1にて収集した情報を含むBCH信号を生成する(ステップS2)。このBCH信号は、符号化部33により第1の符号化率で符号化された後、多重化部35,変調部36及び増幅部37でそれぞれ多重、変調、増幅処理を受けて、UE20宛に前記第1の送信電力で送信される(ステップS3)。
なお、前記の第1の符号化率及び第1の送信電力は、システムで規定される半固定の値であれば、UE20及びHome-NB10に対しても既知である。
また、Home-NB10の符号化処理で用いられる後述の第2の符号化率については、BS30が、上位ノード40またはHome-NB10から情報収集し、BCH信号によりUE20宛に通知することができる。これにより、UE20は、上記第2の符号化率の値を知ることができる。
(2.1.2)Home-NB10について
一方、図3は、Home-NB10の構成例を示すブロック図である。この図3に示すHome-NB10は、例示的に、符号化部11,12と、多重化部13と、変調部14と、増幅部15と、制御部16と、サービスエリア判定部17と、設置報告部18と、送信アンテナ19と、を有する。
ここで、符号化部11は、無線サービスエリア200へ送信するBCH信号を所定の符号化方式(例えば、ターボ符号化方式、畳み込み符号化方式など)で符号化する。
符号化部12は、無線サービスエリア100へ送信するPCH信号を所定の符号化方式(例えば、ターボ符号化方式、畳み込み符号化方式など)で符号化する。
これらの符号化部11,12での符号化率(パラメータ)は、例えば、制御部16から与えられる。すなわち、符号化部11にはBCH用符号化率パラメータが、符号化部12にはPCH用符号化率パラメータが、それぞれ制御部16から与えられる。ここで、これらの各符号化率パラメータ(第2の符号化率)は、例えば、BS30での前記符号化率よりも小さい値に設定される。
即ち、符号化部11及び12は、複数のUE20宛の制御信号(BCH信号、PCH信号など)を、前記第1の符号化率よりも小さい第2の符号化率で符号化する符号化処理部として機能する。第2の符号化率は、上記第1の符号化率よりも小さい値であるので、第2の符号化率で符号化処理を施されたデータは、第1の符号化率で符号化処理を施されたデータと比べて、相対的に大きな誤り耐性を有することになる。
多重化部13は、各符号化部11,12で符号化された制御信号を多重化する。前記多重化についても、例示的に、時分割多重、周波数分割多重、符号分割多重のいずれか1又は2以上の組み合わせを用いることができる。
変調部14は、多重化部13で多重された制御信号を、所定の変調方式(例えば、PSKや、QAMなど)で変調する。なお、変調信号をDA変換するDA変換器や、無線周波数に周波数変換(アップコンバージョン)する周波数変換器などの送信処理に関する一部のブロックについては図3において図示を省略している。
増幅部(送信処理部)15は、変調部14で変調された信号を所定の送信電力(第2の送信電力)に増幅する。この増幅部15の増幅率は、例えば制御部16から与えられる電力制御パラメータによって制御することができる。この電力制御パラメータの設定により、前記第2の送信電力は、例えば、BS30からの制御信号の送信電力よりも低い送信電力に制御することができる。したがって、Home-NB10から送信される制御信号(BCH信号、PCH信号など)が、BS30から送信される制御信号に対する干渉となることを抑制することができる。
送信アンテナ19は、増幅部15により増幅された無線信号を無線サービスエリア200へ送信する。
制御部16は、上述のごとく符号化率パラメータを用いて符号化部11,12における符号化率(パラメータ)を制御する一方、電力制御パラメータを用いて増幅部15の増幅率(つまりは制御信号の送信電力)を制御する。
サービスエリア判定部17は、自局(Home-NB)10がBS30の無線サービスエリア100内に位置しているかどうかを判定する。その判定手法の一例としては、BS30から送信される、BS30毎に異なるパターンの既知信号の受信信号強度(例えば、signal to interference ratio:SIR)を測定することが挙げられる。また、例示的に、UE20が有する後述のセルサーチと同様に、自局(Home-NB)10が在圏する無線サービスエリアを自律的に検知することにより、上記判定を行なうことも可能である。さらには、BS30から通知される基地局情報(BS30の位置情報や無線サービスエリア100に関する情報など)及びglobal positioning system(GPS)により計測可能な自局10の位置情報に基づき、上記判定を行なうことも可能である。
設置報告部18は、上記サービスエリア判定部17での判定結果に基づき、自局(Home-NB)10の位置情報(存在有無情報)、または、符号化部11及び12で用いる上記第2の符号化率を示す情報、あるいはそれらの双方をBS30または上位ノード40に報告(通知)する。
即ち、符号化部11,12、多重化部13、変調部14、増幅部15、制御部16及び送信アンテナ19は、前記第1の信号と共通する第2の信号を、第2の符号化率で符号化して第2の送信電力で前記第2の無線エリアに送信する第2の送信手段の一例として機能する。
これにより、BS30は、直接、あるいは、上位ノード40経由でHome-NB10から報告された自局30の無線サービスエリア100内のHome-NB10の存在と、そのHome-NB10で用いる符号化率と、を把握して、それらの情報を無線サービスエリア100に在圏するUE20に対して通知(例えば、同報)することが可能となる。
(2.1.3)UE20について
次に、図4を用いてUE20の構成例を説明する。この図4に示すUE20は、例示的に、受信アンテナ28と、復調部21と、分離部22と、セルサーチ部23と、復号化部24,25と、BCH/PCH符号化率決定部26と、パラメータ切替部27と、を有する。
ここで、受信アンテナ28は、BS30から送信された無線信号又はHome-NB10から送信された無線信号を受信する無線インタフェースである。
復調部(受信部)21は、受信アンテナ28にて受信したBS30又はHome-NB10からの無線信号を、送信側(BS30又はHome-NB10)での変調方式に対応した復調方式で復調する。
分離部22は、復調部21により復調された無線信号から制御信号の一例としてのBCH信号及びPCH信号を分離(つまりチャネル分離)する。本例の分離部22は、例えば、BS30の多重化部35、又は、Home-NB10の多重化部13での多重化方式に対応する分離方式で信号分離を行なうことにより、上記BCH信号及びPCH信号を分離する。
セルサーチ部(第1のセルサーチ部)23は、復調部21の復調信号を基に、BS30の無線サービスエリア100又はHome-NB10の無線サービスエリア200を検索(セルサーチ)して、BS30又はHome-NB10から受信されるDLの無線信号との同期(フレーム同期)を確立する。このセルサーチには、例えば、BS30又はHome-NB10から周期的に報知される既知信号(例えば、共通パイロット信号等)を用いることができる。
既知信号は、BS30又はHome-NB10毎に異なるパターンの信号とすることができ、UE20は、予め複数種類のパターン信号(レプリカ)を記憶しておき、それらのパターンのうち受信品質(例えば、受信レベル)が好適あるいは最適なものを通信先のBS30又はHome-NB10として選択することができる。
ここで、既知信号のパターンを、例えば、BS30及びHome-NB10での前記符号化率の相違に応じたパターンとしておくことで、前記セルサーチにより受信品質が好適あるいは最適な通信先の選択(検出)とともに、その通信先で用いる符号化率を識別することが可能となる。
したがって、この場合は、BS30からHome-NB10の位置や符号化率に関する情報をUE20に報知しなくてもよい。当該報知は、前記セルサーチと併せて行なうこととしてもよい。また、前記符号化率の識別は、前記セルサーチではなく、前記報知によって行なうこととしてもよい。
BS30が前記報知を行なう場合には、その報知情報(符号化率パラメータ)は、例えば、BCH信号に含めることができる。この場合、UE20は、復号化部24にて復号されたBCH信号からBS30での前記符号化率(パラメータ)を検出することができ、検出した符号化率パラメータをBCH/PCH符号化率決定部26に与えることが可能となる。
BCH/PCH符号化率決定部26は、BS30及びHome-NB10からの制御信号(BCH信号、PCH信号)を復号化部24,25にて復号化する際に参照する符号化率(パラメータ)を決定(選択)する。ここで決定(選択)される符号化率は、例えば、前記セルサーチ部23(又は復号化部24)により検出された符号化率(パラメータ)である。
即ち、UE20がBS30の無線サービスエリア100に在圏する場合には、BS30での前記第1の符号化率(BCH/PCH用符号化率パラメータ)が選択される。
一方、UE20がHome-NB10の無線サービスエリア200に在圏する場合には、Home-NB10での前記第2の符号化率(BCH/PCH用符号化率パラメータ)が選択される。
なお、選択されたBCH/PCH用符号化率(パラメータ)は、パラメータ切替部27に与えられる。
パラメータ切替部27は、上記BCH/PCH符号化率決定部26から与えられたBCH/PCH用符号化率パラメータをそれぞれ対応する復号化部24,25に与えて、復号化部24,25で用いる符号化率を更新する(切り替える)。
復号化部24は、分離部22で分離されたBCH信号を、送信側(BS30又はHome-NB10)での符号化方式に対応する復号化方式で、及び、パラメータ切替部27から与えられたBCH用符号化率パラメータに応じた復号化を行なう。
また、復号化部25は、分離部22で分離されたPCH信号を、送信側(BS30又はHome-NB10)での符号化方式に対応する復号化方式、及び、パラメータ切替部27から与えられたPCH用符号化率パラメータに応じた復号化を行なう。
即ち、UE20がHome-NB10の無線サービスエリア200に在圏して前記セルサーチによりHome-NB10を通信先として選択した場合、復号化部24及び25は、復調部21で復調された受信制御信号(BCH信号、PCH信号など)を、BS30での前記第1の符号化率よりも小さい第2の符号化率に応じた復号化を行なう復号化処理部として機能する。
上述したUE20の動作例について、図6を用いて説明する。ただし、図6は、Home-NB10の符号化率に関する情報(符号化率パラメータ)がBS30から報知されるケースについて例示している。
すなわち、UE20は、BS30が送信する制御信号(BCH信号、PCH信号)を受信、復号できるように、まず、復号化部24,25で用いるBCH/PCH用符号化率を既知のBCH/PCH用符号化率(第1の符号化率)に設定する(ステップS4)。
その後、UE20は、BS30から送信された制御信号を受信すると(ステップS5)、復号化部24,25で受信制御信号を前記第1の符号化率に応じた復号化を行なう。復号したBCH信号には、例示的に、Home-NB10の位置情報と、Home-NB10で用いるBCH/PCH用符号化率(第2の符号化率)に関する情報(パラメータ)と、が含まれている。これらの情報は、BCH/PCH符号化率決定部26に与えられる(ステップS6)。
そして、BCH/PCH符号化率決定部26は、与えられた前記Home-NB10の位置情報から自局20がHome-NB10の無線サービスエリア200に在圏しているかを判断する。在圏していれば、BCH/PCH符号化率決定部26は、前記受信BCH信号から得られた第2の符号化率(パラメータ)を、パラメータ切替部27を通じて復号化部24,25に設定する。これにより、復号化部24,25の符号化率パラメータが更新され、以後、UE20は、Home-NB10から前記第2の符号化率で符号化されて送信される制御信号(BCH信号、PCH信号)を適切に復号することが可能な状態となる。なお、既述のように、セルサーチ部23によるセルサーチの段階でHome-NB10での制御信号の符号化率(パラメータ)を同定する場合には、同定した符号化率パラメータをBCH/PCH符号化率決定部26に与えればよい。
その後、UE20は、Home-NB10において制御信号を受信すれば、復号化部24,25において前記第2の符号化率パラメータを用いて、受信制御信号の復号を行なう(ステップS7)。
以上のように、本例のUE20は、Home-NB10から送信される制御信号の符号化率(第2の符号化率)を、BS30から報知を受けることで知ることができる。
これにより、本例のUE20は、第1の符号化率で符号化された、BS30からの制御信号、及び、第2の符号化率で符号化された、Home-NB10からの制御信号のいずれを受信しても、それぞれの制御信号を適切に復号化することが可能となる。
(2.2)上記無線通信システムの動作例
上述のように、本例の無線通信システムによれば、BS30は、無線サービスエリア100に在圏するUE20−1宛の制御信号(BCH信号、PCH信号など)を、第1の符号化率で符号化し、第1の送信電力でUE20−1宛に送信する。一方、Home-NB10は、無線サービスエリア200に在圏するUE20−2宛の制御信号(BCH信号、PCH信号など)を、BS30での第1の符号化率よりも小さい(即ち、誤り耐性の高い)第2の符号化率で符号化し、BS30での第1の送信電力よりも低い第2の送信電力でUE20−2宛に送信する。
これにより、Home-NB10から送信される制御信号が、BS30から送信される制御信号の干渉となることを抑制することができる。また、Home-NB10から送信される制御信号の符号化率を、BS30から送信される制御信号の符号化率よりも小さくして伝送レートを下げる(誤り耐性を上げる)ので、Home-NB10から送信される制御信号の送信電力をBS30から送信される制御信号の送信電力よりも下げることとしても、UE20での受信品質劣化を抑制することができる。
一方、UE20では、BS30の無線サービスエリア100に在圏してBS30に接続する場合には、既知の符号化率パラメータを基にBS30から受信した制御信号の復号を行なう。また、UE20は、Home-NB10の無線サービスエリア200に在圏して当該Home-NB10に接続する場合には、BS30から報知されたHome-NB10での符号化率パラメータを基にHome-NB10から受信した制御信号の復号を行なう。このように、UE20は、BS30からの報知情報を基に、在圏する無線サービスエリア100,200に適切な符号化率パラメータを適応的に選択して、制御信号の復号を適切に行なうことが可能である。
〔3〕第1変形例
上述したセルサーチ部23には、第2のセルサーチ部の一例として、より高速なセルサーチの実現を目的として、多段階セルサーチ(例えば、3段階セルサーチ)を適用することができる。例示的に、3段階セルサーチでは、以下の処理1〜3が実施される。
処理1:プライマリ同期チャネルの検出およびスロットタイミングの同期
処理2:セカンダリ同期チャネルの検出およびスクランブリングコードのコードグループの同定
処理3:スクランブリングコードの同定
このような3段階セルサーチでは、複数種類のコード(パターン)が用いられる。例えば、第1段階の処理1では、プライマリ同期コード、第2段階の処理2ではセカンダリ同期コード、第3段階の処理3ではスクランブリングコード、がそれぞれ用いられる。
プライマリ同期コードは、無線サービスエリア100,200に共通のコードパターンを有する。これは、セルサーチ用の同期チャネルが、無線サービスエリア100,200に共通なものとして設定されることを意味する。スクランブリングコードは、例示的に、512種類用意され、複数(例えば、8コードずつの64種類)のコードグループにグループ化される。セカンダリ同期コードは、例示的に、16種類用意され、この16種類のコードのスロット割当パターンの相違によって、前記64種類のスクランブリングコードのコードグループを表示することができる。
つまり、第1段階の処理1でプライマリ同期コードを用いた相関処理によりスロットタイミングの同期が検出されれば、セカンダリ同期コードを用いた相関処理を行なうことにより、そのスロットタイミングに同期して割り当てられているスロット割当パターン、すなわち、コードグループの同定が可能となる。第3段階の処理3では、スクランブリングコードを用いた相関処理により、このように同定されたコードグループに属するスクランブリングコードの検出を行なう。
ここで、第2段階の処理2で用いる16種類のセカンダリ同期コードを、BS30の制御信号の符号化率(パラメータ)及びHome-NB10の制御信号の符号化率(パラメータ)の別にグルーピングして割り当てることとすれば、UE20は、3段階セルサーチの第2段階の処理2で、BS30の無線サービスエリア100及びHome-NB10の無線サービスエリア200で用いられる制御信号の符号化率を識別することが可能となる。
例示的に、BS30及びHome-NB10での符号化率(パラメータ)が固定であるとすれば、送信元(BS30かHome-NB10か)の別にセカンダリ同期コードの割り当てをグルーピングすることで、それぞれが送信する制御信号の符号化率を識別できることになる。
一例を図7に示す。この図7では、例示的に、16種類のセカンダリ同期コード#0〜#15のうち、コードグループ番号#0〜#9のセカンダリ同期コードは、BS30に、コードグループ番号#10〜#15のセカンダリ同期コードは、Home-NB10に割り当てる様子を示している。これは、セカンダリ同期コードのコードグループの送信元別のグルーピングによる1ビット情報(属性情報)が、無線サービスエリア100,200に共通の同期チャネルに付与されていることと等価である。
セルサーチ部(第2のセルサーチ部)23は、上記のプライマリ同期コード、セカンダリ同期コード、スクランブリングコードを保有し、第2段階の処理2において、セカンダリ同期コードを用いた相関処理を行なうことにより、コードグループの同定とともに、通信先がBS30かHome-NB10かを識別してそれぞれの制御信号の符号化率(パラメータ)を識別することができる。
このようにして識別された符号化率パラメータは、BCH/PCH符号化率決定部26に与えられ、BCH/PCH符号化率決定部26は、パラメータ切替部27を通じて、与えられた符号化率パラメータを復号化部24,25に設定する。
これにより、UE20は、通信先(BS30かHome-NB10か)に応じた符号化率パラメータを用いて、当該通信先からの制御信号を適切に受信、復号することが可能となる。
したがって、UE20は、上述した実施形態に比して、より高速な符号化率(パラメータ)の識別が可能となる。
なお、上述した例では、セカンダリ同期コードのコードグループを制御信号の送信元別にグルーピングして割り当てることとしているが、制御信号の符号化率別にグルーピングして割り当てることも、可能である。また、前記属性情報としてセカンダリ同期コード(コードグループ)に付与されるのは2ビット以上の情報である場合もある。
〔4〕第2変形例
上述したようにHome-NB10から送信する制御信号の符号化率をBS30から送信する制御信号の符号化率よりも下げる(低レート化する)場合、Home-NB10から送信する制御信号の方がBS30から送信する制御信号よりも情報量(ビット数)が増える。Home-NB10では、このビット数が増えた制御信号を図3に例示した変調部14にて変調信号としてマッピングすることになる。
そのため、変調部14では、単位時間あたりにマッピングできるビット数を増加させたい。そのためには、多値変調方式の多値度を上げることが考えられるが、高いSignal to Interference Ratio(SIR,信号対雑音比)が要求されることになる。その場合、UE20における受信品質保証のために、Home-NB10は、送信電力を増加することが好ましい。しかし、この送信電力の増加は、Home-NB10の送信電力を減らして干渉を抑制するという本来の目的に反することとなる。
そこで、符号化部11,12による符号化前の制御信号の情報ビット数を減らすことも考えられる。Home-NB10は、ある意味では孤立したセルであるため、例えばBCH信号に含める周辺セル情報などを削除することで、BCH信号の情報ビット数を減らすことが可能である。
あるいは、単位時間を無線通信システムで用いる基本フレーム時間よりも長くする(例えば、整数倍とする)ことで、変調信号としてマッピング可能なビット数を増加させることも可能である。例えば図8に示すように、単位時間を1フレーム時間から4フレーム時間に増やせば、1フレームあたり10ビットの情報を変調信号にマッピングできる場合、4倍の40ビットを変調信号にマッピングすることが可能となる。
したがって、Home-NB10は、BS30での制御信号の符号化率よりも低い符号化率で制御信号を符号化することによるビット数の増加分を、変調方式の多値度や基本フレームのフォーマットを変更せずに、また、送信電力を増加せずに、UE20宛に送信することができる。
この場合、UE20において適切な復調処理を可能とするために、単位時間が基本フレームとは異なることをUE20に通知するのが好ましい。例えば、フレーム長に関する情報をHome-NB10から無線サービスエリア200に在圏するUE20に通知することができる。その通知方法としては、例えば、既述のようにBS30からHome-NB10に報知する情報(符号化率等)の付随情報として、あるいは個別の情報として、報知することができる。
また、既述のセルサーチの過程で符号化率を同定したのと同様にしてフレーム長に関する情報を同定することも可能である。例えば、BS30とHome-NB10とで送信フレーム長に応じたセルサーチ(同期検出)方法(セルサーチに用いる既知信号パターンが送信されるチャネル)をそれぞれ規定しておき、UE20でこの規定された複数種類のセルサーチを行なうことで、前記フレーム長の同定が可能である。また、3段階セルサーチの第2段階の処理に用いられるセカンダリ同期コードのコードグループを、BS30及びHome-NB10のフレーム長別にグルーピングして割り当てることで、3段階セルサーチの第2段階の処理でフレーム長を同定することも可能である。
〔5〕その他
なお、上述したHome-NB10、UE20及びBS30の各処理は、必要に応じて取捨選択してもよいし、適宜組み合わせてもよい。
また、上述した例の他にも、第1及び第2の符号化率を変えずに第2の送信電力を第1の送信電力よりも低くするようにしてもよい。このとき、第1及び第2の符号化率が同じであってもよい。
さらに、第1及び第2の送信電力を変えずに第1の符号化率を第2の符号化率よりも小さくするようにしてもよい。このとき、第1及び第2の送信電力が同じであってもよい。
また、上述した例では、無線通信システムにおいて、1台のBS30及び1台のHome-NB10に着目しているが、複数のBS30の一部又は全部、複数のHome-NB10の一部又は全部で、制御信号の符号化率、送信電力を変えてもよい。
さらに、Home-NB10は、第1の符号化率よりも小さい複数の符号化率から所定の符号化率を選択するとともに、第1の送信電力よりも低い複数の送信電力値から所定の送信電力を選択するようにしてもよい。
例えば、Home-NB10は、BS30とUE20−1との間の距離及びHome-NB10とUE20−1との距離などに応じて、符号化率及び送信電力を適応的に制御(例えば、距離が短いほど小さくなる方向に制御)してもよい。また、UE20での受信電波強度に応じて、符号化率及び送信電力を適応的に制御(例えば、受信電波強度が大きいほど小さくなる方向に制御)してもよい。
以上の実施例及び変形例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
〔6〕付記
(付記1)
第1の無線基地局と、第2の無線基地局と、前記第1あるいは第2の無線基地局と通信し得る無線端末と、をそなえた無線通信システムの無線通信方法であって、
第1の無線エリアを提供する前記第1の無線基地局は、
前記第1の無線エリアへ送信する第1の信号を、第1の符号化率で符号化して第1の送信電力で前記第1の無線エリアへ送信し、
前記第1の無線エリアに属し、第2の無線エリアを提供する前記第2の無線基地局は、
前記第1の信号と共通する第2の信号を、第2の符号化率で符号化して第2の送信電力で前記第2の無線エリアへ送信する、
ことを特徴とする、無線通信方法。
(付記2)
前記第2の符号化率は前記第1の符号化率より小さく、前記第2の送信電力は前記第1の送信電力より低い、
ことを特徴とする、付記1記載の無線通信方法。
(付記3)
前記第1の無線基地局は、
前記第1の無線エリアに属する前記第2の無線基地局で用いる前記第2の符号化率に関する情報を収集して、前記第1の無線エリア内の無線端末に通知する、
ことを特徴とする、付記1又は2に記載の無線通信方法。
(付記4)
前記通知は、同報チャネルを用いて行なう、
ことを特徴とする、付記3記載の無線通信方法。
(付記5)
前記第1の無線基地局は、
前記第1の符号化率に応じたセルサーチ用のコードパターンを前記第1の無線エリアに送信し、
前記第2の無線基地局は、
前記第2の符号化率に応じたセルサーチ用のコードパターンを前記第2の無線エリアに送信し、
前記無線端末は、
セルサーチ処理の過程で前記コードパターンのいずれかを検出することで、前記第1及び第2の符号化率を識別する、
ことを特徴とする、付記1又は2に記載の無線通信方法。
(付記6)
前記第1の無線基地局は、
前記第1及び第2の無線エリアに共通のセルサーチ用同期チャネルの信号に、前記第1の符号化率に応じた情報を付与した信号を前記第1の無線エリアに送信し、
前記第2の無線基地局は、
前記共通のセルサーチ用同期チャネルの信号に、前記第2の符号化率に応じた情報を付与した信号を前記第2の無線エリアに送信し、
前記無線端末は、
前記セルサーチ用同期チャネルの信号に付与された情報により、前記第1及び第2の符号化率を識別する、
ことを特徴とする、付記1又は2に記載の無線通信方法。
(付記7)
前記第2の無線基地局は、
前記第2の符号化率で符号化した第2の信号を、前記第1の符号化率で符号化した第1の信号を送信するのに用いるフレーム長よりも長いフレーム長の送信フレームにマッピングして、前記第2の無線エリアに送信する、
ことを特徴とする、付記1〜6のいずれか1項に記載の無線通信方法。
(付記8)
第1の無線エリアを提供する第1の無線基地局と、前記第1の無線エリアに属し第2の無線エリアを提供する第2の無線基地局と、前記第1あるいは第2の無線基地局と通信し得る無線端末と、をそなえた無線通信システムの前記第2の無線基地局であって、
前記第1の無線基地局が前記第1の無線エリアへ送信する第1の信号と共通し、かつ、前記第2の無線エリアへ送信する第2の信号を、第2の符号化率で符号化する符号化処理部と、
前記符号化処理部で符号化処理を施された前記第2の信号を、第2の送信電力で送信する送信処理部と、をそなえた、
ことを特徴とする、無線基地局。
(付記9)
前記第2の符号化率は前記第1の信号についての第1の符号化率より小さく、前記第2の送信電力は前記第1の無線基地局が前記第1の信号を前記第1の無線エリアに送信する第1の送信電力より低い、
ことを特徴とする、付記8記載の無線基地局。
(付記10)
第1の無線エリアを提供する第1の無線基地局と、前記第1の無線エリアに属し第2の無線エリアを提供する第2の無線基地局と、前記第1あるいは第2の無線基地局と通信し得る無線端末と、をそなえた無線通信システムの前記無線端末であって、
前記第1の無線基地局が第1の信号を第1の符号化率で符号化して第1の送信電力で前記第1の無線エリアへ送信した信号と、前記第2の無線基地局が前記第1の信号と共通する第2の信号を、第2の符号化率で符号化して第2の送信電力で前記第2の無線エリアへ送信した信号と、を受信しうる受信部と、
前記第1の無線エリアにおいて前記受信部で受信した前記第1の信号については前記第1の符号化率に応じた復号化を行ない、前記第2の無線エリアにおいて前記受信部で受信した前記第2の信号については前記第2の符号化率に応じた復号化を行なう復号化処理部と、をそなえた、
ことを特徴とする、無線端末。
(付記11)
前記第2の符号化率は前記第1の符号化率より小さく、前記第2の送信電力は前記第1の送信電力より低い、
ことを特徴とする、付記10記載の無線端末。
(付記12)
前記受信部は、
前記第1の無線基地局が前記第1の無線エリアに送信した、前記第1の符号化率に応じたセルサーチ用のコードパターンと、前記第2の無線基地局が前記第2の無線エリアに送信した、前記第2の符号化率に応じたセルサーチ用のコードパターンと、のいずれかを検出し、検出したコードパターンにより識別される前記第1又は第2の符号化率を前記復号化処理部に与える第1のセルサーチ部をさらにそなえた、
ことを特徴とする、付記10又は11に記載の無線端末。
(付記13)
前記受信部は、
前記第1の無線基地局が、前記第1の無線エリアに送信した前記第1及び第2の無線エリアに共通のセルサーチ用同期チャネルの信号であって、前記第1の符号化率に応じた情報が付与された信号と、前記第2の無線基地局が、前記第2の無線エリアに送信した前記共通のセルサーチ用同期チャネルの信号であって、前記第2の符号化率に応じた情報が付与された信号と、のいずれかを検出し、検出した信号に付与された前記情報により識別される前記第1又は第2の符号化率を前記復号化処理部に与える第2のセルサーチ部をさらにそなえた、
ことを特徴とする、付記10又は11に記載の無線端末。
(付記14)
前記第1及び第2の信号は、それぞれ、前記無線エリア内の複数の無線端末宛に共通に送信する共通制御信号である、ことを特徴とする、付記10〜13のいずれか1項に記載の無線端末。
(付記15)
第1の無線エリアを提供する第1の無線基地局と、
前記第1の無線エリアに属し第2の無線エリアを提供する第2の無線基地局と、
第1の信号を、第1の符号化率で符号化して第1の送信電力で前記第1の無線エリアに送信する第1の送信手段と、
前記第1の信号と共通する第2の信号を、第2の符号化率で符号化して第2の送信電力で前記第2の無線エリアに送信する第2の送信手段と、
前記第1及び第2の信号を受信して、それぞれの符号化率に応じた復号化を行なう無線端末と、をそなえた、
ことを特徴とする、無線通信システム。
(付記16)
前記第2の符号化率は前記第1の符号化率より小さく、前記第2の送信電力は前記第1の送信電力より低い、
ことを特徴とする、付記15記載の無線通信システム。
一実施形態に係る無線通信システムの構成例を示すブロック図である。 図1に示すBSの構成例を示すブロック図である。 図1に示すHome-NBの構成例を示すブロック図である。 図1に示すUEの構成例を示すブロック図である。 図1に示すBSの動作例を示す図である。 図1に示すUEの動作例を示す図である。 セルサーチに用いられるセカンダリ同期コードのコードグループの割り当て例を示す図である。 図1に示すHome-NBの送信フレームの一例を示す図である。
符号の説明
10 Home-NB
11,12 符号化部
13 多重化部
14 変調部
15 増幅部
16 制御部
17 サービスエリア判定部
18 設置報告部
20−1,20−2 UE(無線端末)
21 復調部
22 分離部
23 セルサーチ部
24,25 復号化部
26 BCH/PCH符号化率検出部
27 パラメータ切替部
30 BS
31 情報収集部
32 BCH生成部
33,34 符号化部
35 多重化部
36 変調部
37 増幅部
40 上位ノード
100 第1の無線サービスエリア(セル又はセクタ)
200 第2の無線サービスエリア(セル又はセクタ)

Claims (10)

  1. 第1の無線基地局と、第2の無線基地局と、前記第1あるいは第2の無線基地局と通信し得る無線端末と、をそなえた無線通信システムの無線通信方法であって、
    第1の無線エリアを提供する前記第1の無線基地局は、
    前記第1の無線エリアへ送信する第1の信号を、第1の符号化率で符号化して第1の送信電力で前記第1の無線エリアへ送信し、
    前記第1の無線エリアに属し、第2の無線エリアを提供する前記第2の無線基地局は、
    前記第1の信号と共通する第2の信号を、第2の符号化率で符号化して第2の送信電力で前記第2の無線エリアへ送信する、
    ことを特徴とする、無線通信方法。
  2. 前記第2の符号化率は前記第1の符号化率より小さく、前記第2の送信電力は前記第1の送信電力より低い、
    ことを特徴とする、請求項1記載の無線通信方法。
  3. 前記第1の無線基地局は、
    前記第1の無線エリアに属する前記第2の無線基地局で用いる前記第2の符号化率に関する情報を収集して、前記第1の無線エリア内の無線端末に通知する、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の無線通信方法。
  4. 前記通知は、同報チャネルを用いて行なう、
    ことを特徴とする、請求項3記載の無線通信方法。
  5. 前記第1の無線基地局は、
    前記第1の符号化率に応じたセルサーチ用のコードパターンを前記第1の無線エリアに送信し、
    前記第2の無線基地局は、
    前記第2の符号化率に応じたセルサーチ用のコードパターンを前記第2の無線エリアに送信し、
    前記無線端末は、
    セルサーチ処理の過程で前記コードパターンのいずれかを検出することで、前記第1及び第2の符号化率を識別する、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の無線通信方法。
  6. 前記第1の無線基地局は、
    前記第1及び第2の無線エリアに共通のセルサーチ用同期チャネルの信号に、前記第1の符号化率に応じた情報を付与した信号を前記第1の無線エリアに送信し、
    前記第2の無線基地局は、
    前記共通のセルサーチ用同期チャネルの信号に、前記第2の符号化率に応じた情報を付与した信号を前記第2の無線エリアに送信し、
    前記無線端末は、
    前記セルサーチ用同期チャネルの信号に付与された情報により、前記第1及び第2の符号化率を識別する、
    ことを特徴とする、請求項1又は2に記載の無線通信方法。
  7. 第1の無線エリアを提供する第1の無線基地局と、前記第1の無線エリアに属し第2の無線エリアを提供する第2の無線基地局と、前記第1あるいは第2の無線基地局と通信し得る無線端末と、をそなえた無線通信システムの前記第2の無線基地局であって、
    前記第1の無線基地局が前記第1の無線エリアへ送信する第1の信号と共通し、かつ、前記第2の無線エリアへ送信する第2の信号を、第2の符号化率で符号化する符号化処理部と、
    前記符号化処理部で符号化処理を施された前記第2の信号を、第2の送信電力で送信する送信処理部と、をそなえた、
    ことを特徴とする、無線基地局。
  8. 第1の無線エリアを提供する第1の無線基地局と、前記第1の無線エリアに属し第2の無線エリアを提供する第2の無線基地局と、前記第1あるいは第2の無線基地局と通信し得る無線端末と、をそなえた無線通信システムの前記無線端末であって、
    前記第1の無線基地局が第1の信号を第1の符号化率で符号化して第1の送信電力で前記第1の無線エリアへ送信した信号と、前記第2の無線基地局が前記第1の信号と共通する第2の信号を、第2の符号化率で符号化して第2の送信電力で前記第2の無線エリアへ送信した信号と、を受信しうる受信部と、
    前記第1の無線エリアにおいて前記受信部で受信した前記第1の信号については前記第1の符号化率に応じた復号化を行ない、前記第2の無線エリアにおいて前記受信部で受信した前記第2の信号については前記第2の符号化率に応じた復号化を行なう復号化処理部と、をそなえた、
    ことを特徴とする、無線端末。
  9. 前記受信部は、
    前記第1の無線基地局が、前記第1の無線エリアに送信した前記第1及び第2の無線エリアに共通のセルサーチ用同期チャネルの信号であって、前記第1の符号化率に応じた情報が付与された信号と、前記第2の無線基地局が、前記第2の無線エリアに送信した前記共通のセルサーチ用同期チャネルの信号であって、前記第2の符号化率に応じた情報が付与された信号と、のいずれかを検出し、検出した信号に付与された前記情報により識別される前記第1又は第2の符号化率を前記復号化処理部に与えるセルサーチ部をさらにそなえた、
    ことを特徴とする、請求項8記載の無線端末。
  10. 第1の無線エリアを提供する第1の無線基地局と、
    前記第1の無線エリアに属し第2の無線エリアを提供する第2の無線基地局と、
    第1の信号を、第1の符号化率で符号化して第1の送信電力で前記第1の無線エリアに送信する第1の送信手段と、
    前記第1の信号と共通する第2の信号を、第2の符号化率で符号化して第2の送信電力で前記第2の無線エリアに送信する第2の送信手段と、
    前記第1及び第2の信号を受信して、それぞれの符号化率に応じた復号化を行なう無線端末と、をそなえた、
    ことを特徴とする、無線通信システム。
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