JP2009225191A - 電子メール中継システム及び電子メール中継システムの制御方法 - Google Patents

電子メール中継システム及び電子メール中継システムの制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】電子メールの中継時に電子メールが失われる事態を効果的に防止し得る構成を提供することを目的とする。
【解決手段】第1の情報処理装置は第1の電子メールを受信して格納するとともに受信した第1の電子メールの識別子を前記第2の情報処理装置に通知し、第2の情報処理装置は第2の電子メールを受信して格納し第1の情報処理装置が通知した第1の電子メールの識別子と格納された第2の電子メールの識別子とを比較し格納された第2の電子メールの識別子のうち対応する第1の電子メールの識別子が通知されない場合には当該第1の電子メールの識別子と等しい識別子を有する第2の電子メールを第1の情報処理装置に転送する構成とした。
【選択図】図3

Description

本発明は電子メール中継システム及び電子メール中継システムの制御方法に関する。
例えば顧客に納入された情報処理システム(以下顧客システムと称する)を遠隔から保守管理する機能を有するいわゆるリモートサポートセンタでは、例えば電子メールを通信手段として利用し顧客システムの現在の状態等を示す情報を取得する。
この場合リモートサポートセンタでは多重化された複数のシステムが稼働しており、当該複数のシステムの個々のシステムの各々において顧客システムから送信される電子メールを受信して処理している。
このようなリモートサポートセンタではハードウェアの保守やファームウェアの改版等の目的から、上記多重化された複数のシステムのうちの一のシステムにおいてシステム停止を伴う作業が発生する場合がある。
このような場合システム停止中は顧客システムから送信された電子メールを受信することが出来ないため、前記複数のシステム中当該システムのみが顧客システムから送信された電子メールを受信できず、当該システムの復旧後、前記複数のシステムのうちの他のシステムとの間で顧客システムから受信した電子メールの整合性が崩れることになる。
そのような事態を防止するため、上記の如くシステム停止を伴う作業を行う場合には予め顧客システムから受信した電子メールの整合性を保つための対策を講じる必要がある。
図1は上記電子メールの整合性を保つための、従来の一例の構成を説明するための図である。
図1の構成では、リモートサポートセンタにおいて顧客システムから送信される電子メールがメール中継サーバ100'で中継され、各システム1,210'、220'に転送される。
各システム210'、220'では転送されてきた電子メールは一旦メールボックス212'、222'に格納された後アプリケーション211'、221'により処理され、各電子メールの内容がデータベース213'、223'に蓄積される。
図1の構成では、リモートサポートセンタにおいて顧客システムから送信される電子メールを中継するメール中継サーバ100'においてシステム停止を行うシステム1、210'につき仮メールBOX101'を準備する(ステップ1)。
そしてシステム1,210'がシステム停止状態となりメール中継サーバ100'が中継する電子メールを受信できない状態となった際、メール中継サーバ100'ではその間に中継すべき電子メールの転送先を一時的に仮メールBOX101'に変更し、当該電子メールを仮メールBOX101'に格納する(ステップ2)。
そして当該システム1,210'のシステム停止解除後、メール中継サーバ100'ではこのようにして仮メールBOX101'に格納された電子メールを当該システム1、210'にメールを転送する(ステップ3)。
そして仮メールBOX101'に格納されていた全ての電子メールをシステム1,210'に転送した後、メール中継サーバ100'は電子メールの転送先をシステム1,210'に戻す(ステップ4)。
尚上記ステップ1〜4は全て作業者による切り替え作業により実施される。
図1の構成では、ステップ2の作業の際、システム停止と転送先の切り替え作業との間のタイミングの関係により、既にシステム1、210'へ転送した電子メールがシステム停止によりシステム1,210'により受信されず、電子メールの消失が生ずるおそれがある。
又ステップ4の作業が電子メールの受信中に実施された場合、その間受信すべき電子メールが受信できず、電子メールの消失が生ずるおそれがある。
図2は従来の他の例を説明するための図である。
図2の構成では、リモートサポートセンタにおいて顧客システムから送信される電子メールがメール中継サーバ100"で中継され、各システム1,210"、220"に転送される。各システム210"、220"では、転送されてきた電子メールは一旦メールボックス212"、222"に格納された後アプリケーション211"、221"により処理され、各電子メールの内容がデータベース213"、223"に蓄積される。
図2の構成の場合、作業者が、システム1、210"がシステム停止状態であった時間Aを記録しておき(ステップ1)、システム1、210"が復旧した際、当該時間Aの間にシステム2、220"のメールBOXに格納された電子メールをシステム1、210"に転送する(ステップ2)。
尚上記ステップ1、2は全て作業者により実施される。
図2の構成では、ステップ1の作業において時間Aを詳細に記録することができず、時間Aの開始時或いは終了時間際に送信されてきた電子メールであって本来ステップ2にてシステム1,210"に転送すべき電子メールを転送し漏れるおそれがある。
又ステップ2の作業において該当する電子メールを抽出する際、間違った電子メールを抽出する可能性がある。
特開2004−21823号公報 特開平6−311673号公報
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、外部から送信された電子メールを中継する中継装置から電子メールを受信する複数の情報処理装置の間で、それぞれが保有する電子メールの整合性を確実に保つことが可能な構成を提供することを目的とする。
上記課題の解決のため、本発明は、受信した電子メールを中継する中継装置と、前記中継装置に接続された第1及び第2の情報処理装置とを有する電子メール中継システムにおいて、前記中継装置は、受信した電子メールに識別子を付与した第1の電子メールを前記第1の情報処理装置に中継するとともに、前記受信した電子メールに前記識別子と同一の識別子を付与した第2の電子メールを前記第2の情報処理装置に中継し、前記第1の情報処理装置は、前記第1の電子メールを受信して、第1の記憶装置に格納するとともに、受信した前記第1の電子メールの識別子を前記第2の情報処理装置に通知し、前記第2の情報処理装置は、前記第2の電子メールを受信して、前記第2の電子メールの識別子とともに第2の記憶装置に格納し、前記第1の情報処理装置が通知した前記第1の電子メールの識別子と前記記憶装置に格納した前記第2の電子メールの識別子とを比較し、前記記憶装置に格納された第2の電子メールの識別子のうち、対応する第1の電子メールの識別子が通知されない場合には、当該第1の電子メールの識別子と等しい識別子を有する第2の電子メールを前記第2の記憶装置から取り出して前記第1の情報処理装置に転送することを特徴とする。
この構成では、第1の情報処理装置は第1の電子メールを受信して第1の記憶装置に格納するとともに、受信した第1の電子メールの識別子を第2の情報処理装置に通知し、第2の情報処理装置は第2の電子メールを受信して前記第2の電子メールの識別子とともに第2の記憶装置に格納し、第1の情報処理装置が通知した前記第1の電子メールの識別子と記憶装置に格納した第2の電子メールの識別子とを比較し、記憶装置に格納された第2の電子メールの識別子のうち対応する第1の電子メールの識別子が通知されない場合には、当該第1の電子メールの識別子と等しい識別子を有する第2の電子メールを第2の記憶装置から取り出して第1の情報処理装置に転送する。
この構成によれば、第1の情報処理装置がシステム停止状態となった場合であって中継装置により中継されてきた電子メールを受信できない時間帯(以下、システム停止時間帯と称する)が生じた場合、第2の情報処理装置が第1の情報処理装置が通知した第1の電子メールの識別子と自己の記憶装置に格納した第2の電子メールの識別子とを比較することにより、自己の記憶装置に格納された第2の電子メールの識別子のうちシステム停止時間帯に係る対応する第1の電子メールの識別子が通知されていないことを認識し得る。その場合第2の情報処理装置では当該第1の電子メールの識別子と等しい識別子を有する第2の電子メールを前記第2の記憶装置から取り出して前記第1の情報処理装置に転送する。その結果第1の情報処理装置がシステム停止時間帯に受信できなかった電子メールが第2の情報処理装置から第1の情報処理装置に対し転送され、第1の情報処理装置ではシステム停止時間帯に受信できなかった電子メールが第2の情報処理装置により認識され転送されることにより補填される。したがって第1の情報処理装置では自己が保有する電子メールの、第2の情報処理装置が保有する電子メールに対する整合性を確保できる。
このように本発明によれば外部から送信された電子メールを中継する中継装置から電子メールを受信する複数の情報処理装置の間で、それぞれが保有する電子メールの整合性を確実に保つことが可能な構成を提供し得る。
本発明の実施例の電子メール中継方法によれば24時間365日連続稼動するようなシステムであって多重化されたシステム間でそれぞれが保有する電子メールの整合性を保つため、電子メールを中継する中継装置としてのメール中継サーバから情報処理装置としての各システムに電子メールを中継する際、シーケンシャルな識別子(以下、idと称する場合がある)を付与した上で当該電子メールを転送する。
各システムでは受け取ったシーケンシャルなidをDBへ格納し、他のシステムとの間で当該idに係る情報を交換する。
その結果中継装置により中継される電子メールの受信が出来ない状態(すなわち計画的な保守作業、トラブル発生等によるシステム停止状態)が生ずることで一時的に自己が保有する電子メールに欠落が生じた場合であっても、上記id情報の交換により各システムが保有する電子メールの欠落の有無が相互に検証され、欠落した電子メールがあればこれを他のシステムから受信する。
このように保有する電子メールの各システム間の整合性を自動的に検証し、欠落があればこれを補填することで、保有する電子メールの各システム間の整合性を保証することが可能となる。
すなわち本発明の実施例の電子メール中継方法によればメール中継サーバから電子メールの中継を受ける上記各システムが物理的に離れていても保有する電子メールの整合性が保てるため、災害対策等でシステムを遠隔地に設置するような場合にも対応可能であり、もって災害発生時の早期復旧の実現を可能にするシステムを提供し得る。
本発明の各実施例の概略の構成は以下の通りである。
実施例1はいわゆるシングルサーバ構成の実施例であり、一台のメール中継サーバが電子メールの中継を行う構成である。
実施例2はいわゆるクラスタ構成の実施例であり、メール中継サーバを2台設ける構成とされ、そのうちの一台が運用状態とされ他の一台が待機状態とされる(いわゆるホットスタンバイ状態)ことによりメール中継サーバの信頼性を高める構成である。
実施例3はいわゆる負荷分散構成の実施例であり、メール中継サーバに送信される電子メールの量および中継先の2台のシステムの状態を把握して各システムが実行する処理の負荷を分散させる構成である。
以下上記本発明の各実施例の構成につき図とともに詳細に説明する。
まず本発明の実施例1による電子メール中継方法につき説明する。
図3は本発明の実施例1による電子メール中継方法を実現するための構成を説明するための図である。
図3に示される如く、本発明の実施例1による電子メール中継方法を実現するための構成、すなわちシングルサーバ構成の電子メール中継システムでは、一台のメール中継サーバ100を設け、同中継サーバ100によって中継される電子メールが当該電子メールを受信して処理する情報処理装置としての各システム1、210及びシステム2,220に転送される。
これら各システム210、220では、このようにして転送されてきた電子メールは一旦メールボックス212、222に格納された後、アプリケーション211、221により処理され、各電子メールの内容がデータベース213、223に蓄積される。
図4は図3の構成の電子メール中継システムにおける操作の流れを説明するためのフローチャートである。
図4中、メール中継サーバ100では、顧客システムから送信された電子メールを受信すると(ステップS1),これを中継して各システム1,210,システム2,220に転送する(ステップS2)。
ここでメール中継サーバ100では顧客システムから送信された電子メールを中継する際、当該電子メールをシステム1,210に転送するとともに、当該電子メールと同一内容の電子メールをシステム2,220にも転送する。
すなわち同一の内容を有する2通の電子メールを準備し、そのうちの一通(これを第1の電子メールと称する)をシステム1,210に転送し、他の一通(これを第2の電子メールと称する)をシステム2,220に転送する。
尚ステップS2でメール中継サーバ100は、上記の如く電子メールを各システム1,210,システム2,220に転送する際、各電子メール(すなわち第1の電子メール及び第2の電子メール)に、同一のシーケンシャルな識別子idを付与する。その結果、同一のidを有する第1及び第2の電子メールは同一の内容を有することになる。
システム1,210では、このようにしてメール中継サーバ100から転送された電子メールを受信すると、上記の如くメール中継サーバ100により電子メールに付与されたidとともに、当該電子メールをデータベース213に格納する(ステップS3)。又システム1,210では、このようにしてデータベース213に格納したidを定期的に他のシステム2,220に送信することで通知する。
同様にシステム2,220では、上記の如くメール中継サーバ100から転送された電子メールを受信すると、上記の如くメール中継サーバ100により電子メールに付与されたidとともに、当該電子メールをデータベース223に格納する(ステップS13)。又システム2,220では、このようにしてデータベース223に格納したidを定期的に他のシステム1,210に送信することで通知する。
システム1,210はステップS4にて、他のシステム2,220から前記の如く当該他のシステム2,220のデータベース223に格納されたidが定期的に送信されたものを受信する。
同様にシステム2,220はステップS14にて、他のシステム1,210から前記の如く当該他のシステム1,210のデータベース213に格納されたidが定期的に送信されたものを受信する。
システム1,210はステップS5にて、ステップS4にて他のシステム2,220から受信したidとステップS3にてデータベース213に格納したidとを比較することにより、データベース213に格納したidの全てにつき、それらと一致するidが他のシステム2,220から受信されたか否かを検証する(ステップS6)。
ステップS6における検証の結果、データベース213に格納したidのうち、これと一致するidで他のシステム2,220から受信されていないものがあった場合(このような状態を、以下「抜け有り」状態と称する)、システム1,210は該当するidを有する電子メールをデータベース213から取り出し、これを他のシステム2,220に対し転送する(ステップS7)。
同様にシステム2,220はステップS15にて、ステップS14にて他のシステム1,210から受信したidとステップS13にてデータベース223に格納したidとを比較することにより、データベース223に格納したidの全てにつき、それらと一致するidが他のシステム1,210から受信されたか否かを検証する(ステップS16)。
ステップS16における検証の結果、データベース223に格納したidのうち、これと一致するidで他のシステム1,210から受信されていないものがあった場合(すなわち上記「抜け有り」状態)、システム2,220は該当するidを有する電子メールをデータベース223から取り出し、これを他のシステム1,210に対し転送する(ステップS17)。
ここでメール中継サーバ100が顧客システムから電子メールを受信すると上記の如く同一内容を有する2通の電子メール、すなわち第1の電子メール及び第2の電子メールを準備し、それぞれに同一のidを付与した上で、第1の電子メールをシステム1,210に転送し、第2の電子メールをシステム2,220に転送する。
図3の例では第1の電子メールにidとしてシーケンシャルな番号、1,2,3,4,5を順次付与してシステム1,210に転送し、同様に第2の電子メールにもidとして、これらと同一のシーケンシャルな番号、1,2,3,4,5を順次付与してシステム2,220に転送する。
したがって、id=1の第1の電子メールとid=1の第2の電子メールとは同一の内容を有し、id=2の第1の電子メールとid=2の第2の電子メールとは同一の内容を有し、id=3の第1の電子メールとid=3の第2の電子メールとは同一の内容を有し、以下同様。
平常時、すなわちシステム1,210,システム2,220の双方とも正常に動作している場合、システム1,210においてステップS3〜S6のループが繰り返され、同様にシステム2、220においてステップS13〜S16のループが繰り返される。
すなわち平常時はメール中継サーバ100から中継される電子メールであって、上記の如く各々メール中継サーバによりidとして同一のシーケンシャルな番号、図示の例では1,2,3,4,5が付与された(ステップS2)第1及び第2の電子メールが、それぞれシステム1,210,システム2,220により受信される。
システム1,210では、第1の電子メールを受信すると、そのidとともにデータベース213に格納する(ステップS3)。
したがって上記例の場合、上記id=1,2,3,4,5がデータベース213に格納される。そしてシステム1,210はこれら格納したid=1,2,3,4,5を他のシステム2,220に送信することで通知する。
同様にシステム2,220では、第2の電子メールを受信すると、そのidとともにデータベース223に格納する(ステップS13)。
したがって上記例の場合、上記id=1,2,3,4,5がデータベース223に格納される。そしてシステム2,220はこれら格納したid=1,2,3,4,5を、他のシステム1,210に送信することで通知する。
システム1,210では、システム2,220からこのようにして送信された第2の電子メールのid=1,2,3,4,5を受信すると、データベース213に格納した第1の電子メールのid=1,2,3,4,5のそれぞれと一致するidが全てシステム2,220から受信されたか否かを検証する(ステップS4,5,6)。
ここで平常時は上記の如く、システム1,210及びシステム2,220において、それぞれ第1及び第2の電子メールを全て受信することが出来るため、システム1,210において受信される第1の電子メールと同一の内容を有する第2の電子メールが全てシステム2,220においても受信され、もって、システム1,210において受信される第1の電子メールのそれぞれのid=1,2,3,4,5と、システム2,220において受信される第2の電子メールのそれぞれのid=1,2,3,4,5とは、その全てにおいて相互に一致するはずである。
その結果、システム1,210では、データベース213に格納した第1の電子メールのid=1,2,3,4,5のそれぞれと一致するidが全てシステム2,220から受信されるはずである。
したがってこの場合システム1,210は、ステップS6の検証においてデータベース213に格納したidの全てにつきそれらと一致するidが他のシステム2,220から受信された(このような状態を以下「抜け無し状態」と称する)との判定結果となり、ステップS4に戻り、以降、ステップS6にて「抜け有り」状態との判定がなされるまでステップS4−S6のループが繰り返されることになる。
同様にシステム2,220では、システム1,210から上記の如くに送信された第1の電子メールのid=1,2,3,4,5を受信すると、データベース223に格納した第2の電子メールのid=1,2,3,4,5のそれぞれと一致するidが全てシステム1,210から受信されたか否かを検証する(ステップS14,15,16)。
ここで平常時は上記の如く、システム1,210及びシステム2,220において、それぞれ第1及び第2の電子メールを全て受信することが出来るため、システム2,220において受信される第2の電子メールと同一の内容を有する第1の電子メールが全てシステム1,210においても受信され、もって、システム2,220において受信される第2の電子メールのそれぞれのid=1,2,3,4,5と、システム1,210において受信される第1の電子メールのそれぞれのid=1,2,3,4,5とは、その全てにおいて相互に一致するはずである。
その結果、システム2,220では、データベース223に格納した第2の電子メールのid=1,2,3,4,5のそれぞれと一致するidが全てシステム1,210から受信されるはずである。
したがってこの場合システム2,220は、ステップS16の検証においてデータベース223に格納したidの全てにつきそれらと一致するidが他のシステム1,210から受信された(すなわち上記「抜け無し」状態)との判定結果となり、ステップS14に戻り、以降、ステップS16にて「抜け有り」状態との判定がなされるまでステップS14−S16のループが繰り返されることになる。
次に異常時、すなわちシステム1,210及びシステム2,220のうちの一方が何らかの理由によりシステム停止状態に入りメール中継サーバ100から転送される電子メールを受信できなくなった場合を想定する。
ここでは一例としてシステム2,220が一時的に上記システム停止状態に入り、その後復旧し、その結果上記の如くメール中継サーバから転送されてきた第2の電子メールであってid=1,2,3,4,5を有する電子メールのうち、id=3のみが受信されなかった場合を想定する。
この場合システム2,220は上記受信した第2の電子メールであってid=1,2,4,5を有する電子メールにつき、そのid=1,2,4,5とともにデータベース223に格納する(ステップS13)とともに、これらid=1,2,4,5を他のシステム1,210に送信することで通知する。
一方システム1,210はその間も正常に動作し、もってメール中継サーバ100から転送されてきた第1の電子メールであってid=1,2,3,4,5を有する電子メールを全て受信し、上記受信した第1の電子メールであってid=1,2,3,4,5を有する電子メールにつき、そのid=1,2,3,4,5とともにデータベース213に格納する(ステップS3)。
そしてシステム1,210では、このようにデータベース213に格納したid=1,2,3,4,5と一致するid=1,2,3,4,5の全てが他のシステム2,220から受信されたかを検証する(ステップS5,S6)。
上記の如く他のシステム2,220から受信されるidはid=1,2,4、5でありid=3が抜けている(すなわち欠落している)ため、ステップS6の検証において「抜け有り」状態との判定がなされる。
その場合システム1,210ではステップS7に移行し、当該欠落に係るid=3を有する電子メールをデータベース213から取り出し、これを他のシステム2,220に転送する。
その結果システム2,220では、このようにシステム停止状態によりメール中継サーバ100から受信できなかったid=3の電子メールと同一の内容を有する電子メールがシステム1,210から転送される。
その結果システム2,220ではメール中継サーバ100から転送された第2の電子メールであってid=1,2,3,4,5のうち、システム停止により受信できなかったid=3の電子メールの補填がなされる。
その結果システム1,210ではメール中継サーバ100から転送された第1の電子メールであってid=1,2,3,4,5の電子メールを保有し、システム2,220ではメール中継サーバ100から転送された第2の電子メールであってid=1,2,4,5の電子メールと上記の如くシステム1,210からの転送により補填された第1の電子メールであってid=3の電子メールと同一の内容を有する電子メールとを保有する。
したがってシステム1,210とシステム2,220の双方がid=1,2,3,4,5の電子メールを保有することとなり、双方が有する電子メールの相互間の整合性が確保される。
尚、上記想定例の場合、システム2,220がシステム停止から復旧後は、上記の如くシステム1,210,システム2,220の双方で受信されるメール中継サーバからの電子メール、すなわち第1の電子メール及び第2の電子メールはそのidが相互間で一致するため「抜け無し」状態が維持され、もってシステム1,210ではステップS4−S6のループが繰り返され、システム2,220ではステップS14−S16のループが繰り返される。
次に図5とともに本発明の実施例2による電子メール中継方法について説明する。
この場合図示の如く、メール中継サーバ100Aにおいて、同じ構成を有する2系統のシステム、すなわちサーバA,110,サーバB、120を設け、それらのうち一方(すなわち主系であって本番系)のサーバを作動させ、他方(すなわち待機系であって予備系)のサーバは、上記一方のサーバと同じ動作を行ないながら待機状態にしておく。すなわち、いわゆるホットスタンバイ方式をとる。
実施例2の場合、サーバA,110或いはサーバB,120が上述の実施例1におけるメール中継サーバ100と同様の機能を果たし、それ以外の構成は全て実施例1の場合と同様であり、その動作も図4とともに上述した実施例1の場合と同様である。図5中、図3に示すものと同様の構成部分には同一の符号を付し重複する説明を省略する。
次に図6、7とともに本発明の実施例3による電子メール中継方法について説明する。
図6は実施例3による電子メール中継方法を実現するためのシステム構成を示す。
図6に示される如く、実施例3による電子メール中継方法では、顧客システムからの電子メールを受信する負荷分散装置50,負荷分散装置50を介して顧客システムからの電子メールを受信する2台のメール中継サーバ、すなわちメール中継サーバ1,100B1及びメール中継サーバ2,100B2を設ける。
負荷分散装置50は顧客システムから受信した電子メールを、これらメール中継サーバ1、100B1,メール中継サーバ2,100B2に分配する。すなわち負荷分散装置50は受信した電子メールにつき、ある場合はこれをメール中継サーバ1,100B1に転送し、他の場合はメール中継サーバ2,100B2に転送する。
このようにして負荷分散装置50は受信した電子メールのうち、ある数量の電子メールを中継サーバ1,100B1に転送し、残りの数量の電子メールを中継サーバ2,100B2に転送する。
このようにしてメール中継サーバ1,100B1及びメール中継サーバ2,100B2は負荷分散装置50によって中継する電子メールが分配されることで、各々電子メールを互いに分担して中継する。このようにして各メール中継サーバ100B1,100B2の負荷が相互に分散される。
各中継サーバ100B1,100B2によって中継される電子メールは、当該電子メールを受信して処理する情報処理装置としての各システム1、210及びシステム2,220Bに転送される。
これら各システム210、220では、このようにして転送されてきた電子メールは一旦メールボックス212、222に格納された後、アプリケーション211、221により処理され、各電子メールの内容がデータベース213、223に蓄積される。
このように各メール中継サーバ100B1,100B2に到着する前に負荷分散装置50により電子メールが分配されるため、中継される電子メールはメール中継サーバ1、10B1及びメール中継サーバ2、100B2のうちのいずれか一方のみによって中継される。
そのため中継を受けるシステム1,210,システム2,210Bでは、2台のメール中継サーバ100B1,100B2のうちのいずれのメール中継サーバの中継による電子メールかを特定する必要がある。
そのため各メール中継サーバ100B1,100B2では、自己が中継する電子メールに付与する前記idとして、2台のメール中継サーバ100B1,100B2のうちのいずれのメール中継サーバが中継したかが区別可能なように、各々別個の体系のidを付す。
すなわちメール中継サーバ1,100B1は第1の体系のidを、中継する電子メールに付し、メール中継サーバ2,100B2は第1の体系とは異なる第2の体系のidを、中継する電子メールに付す。
これら第1の体系、第2の体系のid一例として、本実施例3では、メール中継サーバ2,100B2は各idの先頭に"s"を付け、メール中継サーバ1,100B1は各idの先頭に"s"を付けない。すなわちこの例では、第1の体系のidはシーケンシャルな番号とされ、第2の体系のidはシーケンシャルな番号の先頭に"s"を付けたものとされる。
その結果、各システム210,210において上記「抜け有り」状態が生じた場合、欠落している電子メールが、メール中継サーバ100B1,100B2のうちのいずれのメール中継サーバによる中継に係るものかを特定可能となる。したがって相手側に欠落した電子メールを送信する際、正しい電子メールを送信することが可能となる。
以下図7とともに、本発明の実施例3による電子メール中継方法による処理の流れを説明する。
図7中、負荷分散装置50では、顧客システムから電子メールを受信すると(ステップS31),これをメール中継サーバ100B1,100B2のいずれかに振り分けて転送する(ステップS32)。
メール中継サーバ1,100B1において、負荷分散装置50から転送された電子メールを受信すると(ステップS33),これを中継して各システム1,210,システム2,220に転送する(ステップS34)。
ここでメール中継サーバ1,100B1では負荷分散装置50から転送された電子メールを中継する際、当該電子メールをシステム1,210に転送するとともに、当該電子メールと同一内容の電子メールをシステム2,220にも転送する。すなわち同一内容を有する2通の電子メールを準備し、そのうちの一通(これを第1の電子メールと称する)をシステム1,210に転送し、他の一通(これを第2の電子メールと称する)をシステム2,220に転送する。
尚ステップS34でメール中継サーバ1,100B1は、上記の如く電子メールを各システム1,210,システム2,220に転送する際、各電子メール(すなわち第1の電子メール及び第2の電子メール)に、同一の、第1の体系のシーケンシャルな識別子、idを付与する。その結果同一のidを有する第1及び第2の電子メールは同一の内容を有することになる。
ここでメール中継サーバ1,100B1が電子メールをシステム1,210,システム2,220に転送する際に転送する電子メールに付与する上記第1の体系のidとして、連続番号、すなわちid=1,2,3,4,5,...を付与する。
他方メール中継サーバ2,100B2において、負荷分散装置50から転送された電子メールを受信すると(ステップS43),これを中継して各システム1,210,システム2,220に転送する(ステップS44)。
ここでメール中継サーバ2,100B2においても、負荷分散装置50から転送された電子メールを中継する際、当該電子メールをシステム1,210に転送するとともに、当該電子メールと同一内容の電子メールをシステム2,220にも転送する。
すなわちメール中継サーバ2,100B2では同一内容を有する2通の電子メールを準備し、そのうちの一通(これを第3の電子メールと称する)をシステム1,210に転送し、他の一通(これを第4の電子メールと称する)をシステム2,220に転送する。
尚ステップS44でメール中継サーバ2,100B2は、上記の如く電子メールを各システム1,210,システム2,220に転送する際、各電子メール(すなわち第3の電子メール及び第4の電子メール)に、同一の、第2の体系のシーケンシャルな識別子、idを付与する。その結果、同一のidを有する第3及び第4の電子メールは同一の内容を有することになる。
尚その際メール中継サーバ2,100B2において電子メールをシステム1,210,システム2,220に転送する際に転送する電子メールに付与する第2の体系のidの先頭には上記の如く、メール中継サーバ1,100B1による中継に係るものと区別可能なように、"s"を付する。
すなわちメール中継サーバ2,100B2が電子メールをシステム1,210,システム2,220に転送する際に転送する電子メールに付与する第2の体系のidとして、連続番号の先頭に"s"を付したもの、すなわちid=s1,s2,s3,...を付与する。
システム1,210では、このようにしてメール中継サーバ1,100B1或いはメール中継サーバ2,100B2から転送された第1或いは第3の電子メールを受信すると、上記の如く当該メール中継サーバにより当該電子メールに付与されたidとともに、当該電子メールをデータベース213に格納する(ステップS51)。又システム1,210では、このようにしてデータベース213に格納したidを定期的に他のシステム2,220に送信することで通知する。
同様にシステム2,220では、上記の如くメール中継サーバ100B1或いは100B2から転送された第2又は第4の電子メールを受信すると、上記の如く当該メール中継サーバにより電子メールに付与されたidとともに、当該電子メールをデータベース223に格納する(ステップS61)。又システム2,220では、このようにしてデータベース223に格納したidを定期的に他のシステム1,210に送信することで通知する。
システム1,210はステップS52にて、他のシステム2,220から前記の如く当該他のシステム2,220のデータベース223に格納されたidが定期的に送信されたものを受信する。
同様にシステム2,220はステップS62にて、他のシステム1,210から前記の如く当該他のシステム1,210のデータベース213に格納されたidが定期的に送信されたものを受信する。
システム1,210はステップS53にて、ステップS52にて他のシステム2,220から受信したidとステップS51にてデータベース213に格納したidとを比較することにより、データベース213に格納したidの全てにつき、それらと一致するidが他のシステム2,220から受信されたか否かを検証する(ステップS53,S54)。
なおシステム1,210はステップS53にてidの比較を行う際、他のシステム2,220からステップS52にて受信した第2の電子メールの第1の体系のidと、データベース213に格納した第1の電子メールの第1の体系のidとを比較するとともに、他のシステム2,220からステップS52にて受信した第4の電子メールの第2の体系のidと、データベース213に格納した第3の電子メールの第2の体系のidとを比較する。
ステップS54における検証の結果、データベース213に格納した第1の体系のidのうち、これと一致する第1の体系のidで他のシステム2,220から受信されていないものがあった場合(すなわち上記「抜け有り」状態)、システム1,210は該当する第1の体系のidを有する第1の電子メールをデータベース213から取り出し、これを他のシステム2,220に対し転送する(ステップS55)。
又ステップS54における検証の結果、データベース213に格納した第2の体系のidのうち、これと一致する第2の体系のidで他のシステム2,220から受信されていないものがあった場合(すなわち上記「抜け有り」状態)、システム1,210は該当する第2の体系のidを有する第3の電子メールをデータベース213から取り出し、これを他のシステム2,220に対し転送する(ステップS55)。
同様にシステム2,220はステップS62にて、ステップS61にて他のシステム1,210から受信したidとステップS61にてデータベース223に格納したidとを比較することにより、データベース223に格納したidの全てにつき、それらと一致するidが他のシステム1,210から受信されたか否かを検証する(ステップS63,S64)。
なおシステム2,220はステップS63にてidの比較を行う際、他のシステム1,210からステップS62にて受信した第1の電子メールの第1の体系のidと、データベース223に格納した第2の電子メールの第1の体系のidとを比較するとともに、他のシステム1,210からステップS62にて受信した第3の電子メールの第2の体系のidと、データベース223に格納した第4の電子メールの第2の体系のidとを比較する。
ステップS64における検証の結果、データベース223に格納した第1の体系のidのうち、これと一致する第1の体系のidが他のシステム1,210から受信されていないものがあった場合(すなわち上記「抜け有り」状態)、システム2,220は該当する第1のidを有する第2の電子メールをデータベース223から取り出し、これを他のシステム1,210に対し転送する(ステップS65)。
又ステップS64における検証の結果、データベース223に格納した第2の体系のidのうち、これと一致する第2の体系のidが他のシステム1,210から受信されていないものがあった場合(すなわち上記「抜け有り」状態)、システム2,220は該当する第2のidを有する第4の電子メールをデータベース223から取り出し、これを他のシステム1,210に対し転送する(ステップS65)。
ここでメール中継サーバ100B1及び100B2の各々では、負荷分散装置50から電子メールを受信すると、上記の如く同一内容を有する2通の電子メール、すなわち第1の電子メール及び第2の電子メール、或いは第3の電子メール及び第2の電子メールを準備し、第1及び第2の電子メールには同一の第1の体系のidを付与し、第3及び第4の電子メールには同一の第2の体系のidを付与する。
図7の例では、メール中継サーバ1,100B1は、第1の電子メールに第1の体系のidとしてシーケンシャルな番号、1,2,3,4,5を順次付与してシステム1,210に転送し、同様に第2の電子メールにも第1の体系のidとして、これらと同一のシーケンシャルな番号、1,2,3,4,5を順次付与してシステム2,220に転送する。
したがって、id=1の第1の電子メールとid=1の第2の電子メールとは同一の内容を有し、id=2の第1の電子メールとid=2の第2の電子メールとは同一の内容を有し、id=3の第1の電子メールとid=3の第2の電子メールとは同一の内容を有し、以下同様。
同様にメール中継サーバ2,100B2は、第3の電子メールに第2の体系のidとしてシーケンシャルな番号に"s"を付したs1,s2,s3を順次付与してシステム1,210に転送し、同様に第4の電子メールにも第2の体系のidとして、これらと同一のシーケンシャルな番号に"s"を付したs1,s2,s3を順次付与してシステム2,220に転送する。
したがって、id=s1の第3の電子メールとid=s1の第4の電子メールとは同一の内容を有し、id=s2の第3の電子メールとid=s2の第4の電子メールとは同一の内容を有し、id=s3の第3の電子メールとid=s3の第4の電子メールとは同一の内容を有し、以下同様。
ここで平常時、すなわちシステム1,210,システム2,220の双方とも正常に動作している際は、システム1,210においてステップS52〜S54のループが繰り返され、同様にシステム2、220においてステップS62〜S64のループが繰り返される。
すなわち平常時はメール中継サーバ1,100B1から中継される電子メールであって、上記の如く、各々当該メール中継サーバにより第1の体系のidとして同一のシーケンシャルな番号、1,2,3,4,5が付与された(ステップS34)第1及び第2の電子メールが、それぞれシステム1,210,システム2,220により受信される。
同様にメール中継サーバ2,100B2から中継される電子メールであって、上記の如く、各々当該メール中継サーバにより第2の体系のidとして同一のシーケンシャルな番号に"s"を付したs1,s2,s3が付与された(ステップS44)第3及び第4の電子メールが、それぞれシステム1,210,システム2,220により受信される。
システム1,210では、第1の電子メール或いは第3の電子メールを受信すると、その第1の体系或いは第2の体系のidとともにデータベース213に格納する(ステップS51)。したがって上記例の場合、上記id=1,2,3,4,5或いはid=s1,s2,s3がデータベース213に格納される。そしてシステム1,210はこれら格納したid=1,2,3,4,5或いはid=s1,s2,s3を他のシステム2,220に送信することで通知する。
同様にシステム2,220では第2の電子メール或いは第4の電子メールを受信すると、その第1の体系或いは第2の体系のidとともにデータベース223に格納する(ステップS61)。したがって上記例の場合、上記id=1,2,3,4,5或いはid=s1,s2,s3がデータベース223に格納される。そしてシステム21,220はこれら格納したid=1,2,3,4,5或いはid=s1,s2,s3を、他のシステム1,210に送信することで通知する。
システム1,210では、システム2,220からこのようにして送信された第2の電子メールの第1の体系のid=1,2,3,4,5或いは第4の電子メールの第2の体系のid=s1,s2,s3を受信すると、データベース213に格納した第1の電子メールの第1の体系のid=1,2,3,4,5或いは第4の電子メールの第2のid=s1,s2,s3のそれぞれと一致するidが全てシステム2,220から受信されたか否かを検証する(ステップS52,53,54)。
ここで平常時は上記の如く、システム1,210及びシステム2,220において、それぞれ第1及び第2の電子メール或いは第3及び第4の電子メールを全て受信することが出来る。このため、システム1,210において受信される第1の電子メール或いは第3の電子メールと同一の内容を有する第2の電子メール或いは第4の電子メールが全てシステム2,220においても受信され、もって、システム1,210において受信される第1の電子メールのそれぞれの第1の体系のkid=1,2,3,4,5或いは第3の電子メールのそれぞれの第2の体系のid=s1,s2,s3と、システム2,220において受信される第2の電子メールのそれぞれの第1の体系のid=1,2,3,4,5或いは第4の電子メールのそれぞれの第2の体系のid=s1,s2,s3とは、その全てにおいて相互に一致するはずである。
その結果、システム1,210では、データベース213に格納した第1の電子メールの第1の体系のid=1,2,3,4,5或いは第3の電子メールの第2の体系のid=s1,s2,s3のそれぞれと一致するidが、全てシステム2,220から受信されるはずである。
したがってシステム1,210は、ステップS54の検証において、データベース213に格納した第1の体系のidの全てにつきそれらと一致する第1の体系のidが他のシステム2,220から受信され、又データベース213に格納した第2の体系のidの全てにつきそれらと一致する第2の体系のidが他のシステム2,220から受信された(すなわち「抜け無し」状態)との判定結果となる。
この場合、ステップS52に戻り、以降、ステップS54にて「抜け有り」状態との判定がなされるまで、ステップS51−S54のループが繰り返されることになる。
同様にシステム2,220では、システム1,210から上記の如くに送信された第1の電子メールの第1の体系のid=1,2,3,4,5或いは第3の電子メールの第2の体系のid=s1,s2,s3を受信すると、データベース223に格納した第2の電子メールの第1の体系のid=1,2,3,4,5或いは第4の電子メールの第2の体系のid=s1,s2,s3のそれぞれと一致するidが全てシステム1,210から受信されたか否かを検証する(ステップS62,63,64)。
ここで平常時は上記の如く、システム1,210及びシステム2,220において、それぞれ第1及び第2の電子メール或いは第3及び第4の電子メールを全て受信することが出来る。
このためシステム2,220において受信される第2の電子メール或いは第4の電子メールと同一の内容を有する第1の電子メール或いは第3の電子メールが全てシステム1,210においても受信され、もって、システム2,220において受信される第2の電子メールのそれぞれの第1の体系のid=1,2,3,4,5或いは第4の電子メールの第2の体系のid=s1,s2,s3と、システム1,210において受信される第1の電子メールのそれぞれの第1の体系のid=1,2,3,4,5或いは第3の電子メールの第2の体系のid=s1,s2,s3とは、その全てにおいて相互に一致するはずである。
その結果、システム2,220では、データベース223に格納した第2の電子メールの第1の体系のid=1,2,3,4,5のそれぞれと一致する第1の体系のidが全てシステム1,210からも受信されるはずであり又、第4の電子メールの第2の体系のid=s1,s2,s3のそれぞれと一致する第2の体系のidが全てシステム1,210からも受信されるはずである。
したがってシステム2,220は、ステップS64の検証において、データベース223に格納した第1の体系のidの全てにつきそれらと一致する第1の体系のidが他のシステム1,210から受信され又、データベース223に格納した第2の体系のidの全てにつきそれらと一致する第2の体系のidが他のシステム1,210から受信された(すなわち「抜け無し」状態)との判定結果となり、この場合、ステップS62に戻り、以降、ステップS64にて抜け有り状態との判定がなされるまで、ステップS62−S64のループが繰り返されることになる。
次に異常時、すなわちシステム1,210及びシステム2,220のうちの一方が何らかの理由によりシステム停止状態に入り、メール中継サーバ100B1或いは100B2から転送される電子メールを受信できなくなった場合を想定する。
ここでは一例として、メール中継サーバ2,100B2からシステム1,210,システム2,220の各々に対し、各々が第2の体系のid=s1,s2,s3をそれぞれ有する第3及び第4の電子メールが転送され、その際システム2,220が一時的に上記システム停止状態に入りその後復旧し、その結果上記の如くメール中継サーバ2,100B2から転送されてきた第4の電子メールであって第2の体系のid=s1,s2,s3を有する電子メールのうち、id=s2の電子メールのみがシステム2,220によって受信されなかった場合を想定する。
この場合、システム2,220は、上記受信した第4の電子メールであって第2の体系のid=s1,s3を有する電子メールにつき、そのid=s1,s3とともにデータベース223に格納する(ステップS61)とともに、これらid=s1,s3を他のシステム1,210に送信することで通知する。
一方システム1,210はその間も正常に動作し、もってメール中継サーバ100B2から転送されてきた第3の電子メールであって第1の体系のid=s1,s2,s3を有する電子メールを全て受信し、上記受信した第3の電子メールであってid=s1,s2,s3を有する電子メールにつき、そのid=s1,s2,s3とともにデータベース213に格納する(ステップS51)。
そしてシステム1,210ではこのようにデータベース213に格納した第2の体系のid=s1,s2,s3と一致する第2の体系のid=s1,s2,s3の全てが他のシステム2,220から受信されたかを検証する(ステップS53,S54)。
上記の如く他のシステム2,220から受信された第2の体系のidはid=s1,s3であり、すなわちid=s2が抜けており(すなわち欠落しており)、ステップS54の検証において「抜け有り」状態との判定がなされる。
その場合システム1,210ではステップS55に移行し、当該欠落に係るid=s2を有する第3の電子メールをデータベース213から取り出し、これを他のシステム2,220に転送する。
その結果システム2,220では、このように、システム停止状態によりメール中継サーバ2,100B2から受信できなかった、id=s2の第4の電子メールと同一の内容を有する第3の電子メールがシステム1,210から転送される。その結果システム2,220では、メール中継サーバ2,100B2から転送された第4の電子メールであってid=s1,s2,s3の電子メールのうち、システム停止により受信できなかったid=s2の電子メールの補填がなされたことになる。
その結果、システム1,210ではメール中継サーバ2,100B2から転送された第3の電子メールであってid=s1,s2,s3の電子メールを保有し、システム2,220ではメール中継サーバ2,100B2から転送された第4の電子メールであってid=s1,s3の電子メールと、上記の如くシステム1,210からの転送により補填された、第3の電子メールであってid=s2の第4の電子メールと同一の内容を有する電子メールとを保有することになる。
したがってシステム1,210とシステム2,220の双方が有する電子メールの相互間の整合性が確保される。
尚、上記想定した例の場合、システム2,220がシステム停止から復旧後は、上記の如く、システム1,210,システム2,220の双方で受信される、メール中継サーバ2,100B2或いはメール中継サーバ1,100B1からの電子メール、すなわち第3の電子メール及び第4の電子メール或いは第1の電子メール及び第2の電子メールは、そのidが相互に一致するため「抜け無し」状態が維持され、もってシステム1,210ではステップS52−S54のループが繰り返され、システム2,220ではステップS62−S64のループが繰り返される。
実施例3では上記の如く負荷分散装置50が介在し顧客システムからの電子メールが2台のメール中継サーバ100B1,100B2のいずれかによって中継される。このような構成では当該2台のメール中継サーバ100B1,100B2において全く同様のidが付与された場合、異なる電子メールに対し同一のidが付与されるという事態が生じ得る。そのような事態が生ずるとシステム1,210,システム2,220間で電子メールの整合性を保つために双方が受信した電子メールのidを相互に比較する際に正しい比較が出来なくなり、もってシステム1,210,システム2,220間で電子メールの整合性を保つことが出来なくなる。
このような事態を防止するため実施例3では上述の如く、2台のメール中継サーバ1,2において異なる体系、すなわちそれぞれ第1の体系及び第2の体系のidを付与する。
具体的には、2台のメール中継サーバのうちの一台において、他のメール中継サーバによる中継に係る電子メールとの区別の目的のため、idの先頭に"s"の文字を付す(第2の体系)ものとし、他のメール中継サーバではidの先頭に文字を付さない(第1の体系)。
その結果2台のメール中継サーバのそれぞれの中継に係る電子メールの間でidが重複する事態を避けることが可能となり、もってシステム1,210,システム2,220間で電子メールの整合性を保つために双方が受信した電子メールのidを相互に比較する際に正しい比較がなされるようになり、もってシステム1,210,システム2,220間で電子メールの整合性を確実に保つことが出来るようになる。
尚実施例3では負荷分散装置50が電子メールを振り分けるメール中継サーバは2台であったがこの例に限られず、負荷分散装置50が電子メールを振り分けるメール中継サーバを3台以上とすることも可能である。そのような場合当該3台以上のメール中継サーバのそれぞれが中継する電子メールの間でidの重複が生じないよう、各メール中継サーバが付すidを、それぞれ相互に異なる体系のものとする。
又このように複数のメール中継サーバのいずれかが電子メールを中継する構成において、複数のメール中継サーバ間でidの重複を避けるために相互に異なる体系のものとするための方法は上記の如く文字"s"を付す等の手法に限られない。
図8〜図10とともに、上記各実施例を構成する各構成要素の内部構成について説明する。
図8は上記実施例1による電子メール中継方法を実施するための各構成要素の内部構成を説明するためのブロック図である。
図8に示す如く、メール中継サーバ100はメール受信部11,識別子生成部12及びメール転送部13を有する。
このような構成を有するメール中継サーバ100では、メール受信部11が顧客システムから送信される電子メールを受信し、識別子生成部12が受信した電子メールに付すべき上記識別子idを生成し、当該電子メールのヘッダに付加する。そしてメール転送部13では、各々が識別子生成部12で識別子idが生成されヘッダに付加された電子メールであって同一の内容及び同一の識別子idを有する2通の電子メール、すなわち第1の電子メール及び第2の電子メールを準備し、それらをシステム1,210及びシステム2,220に対しそれぞれ送信する。
システム1,210及びシステム2,220は、それぞれメール受信部21−1,21−2,メール処理部22−1,22−2,データ格納部23−1,23−2,連携転送部24−1,24−2,比較処理部25−1,25−2,比較受信部26−1,26−2,比較通知部27−1,27−2をそれぞれ有する。
各システム210或いは220では、メール受信部21−1,21−2がメール中継サーバ100からの電子メールを受信し、メール処理部22−1,22−2が当該電子メールの内容を解析し、電子メール自体とそのヘッダに付された上記idとをデータ格納部23−1,23−2に格納する。
比較通知部27−1,27−2は、このようにしてデータ格納部23−1,23−2に格納された電子メールのidを他のシステム220或いは210に対し送信し、比較受信部26−1,26−2は他のシステム220或いは210から送信されたidを受信する。
比較処理部25−1,25−2はデータ格納部23−1,23−2に格納されたidと比較受信部26−1,26−2により受信された他のシステム220,210が受信した電子メールのidとを比較し、もって自己が受信した電子メールのidと一致するidの全てが、他のシステムから受信された当該他のシステムが受信した電子メールのidに含まれているか否かを検証する。
この検証の結果自己が受信した電子メールのidと一致するidのうちいずれかのidが他のシステムが受信した電子メールのidに含まれていなかった場合、当該他のシステムが受信した電子メールのidに含まれていなかったidと一致するidを有する電子メールをデータ格納部23−1,23−2から取り出し連携転送部24−1,24−2により他のシステムに転送する。
図9は上記実施例2による電子メール中継方法を実施するための各構成要素の内部構成を説明するためのブロック図である。
実施例2では図9に示す如く、メール中継サーバ100は上記の如くサーバA、110及びサーバB、120を有し、これらサーバA,110,サーバB,120の各々はそれぞれメール受信部11―1,11−2,識別子生成部12―1,12−2及びメール転送部13―1,13−2を有する。
これらメール受信部11―1,11−2,識別子生成部12―1,12−2及びメール転送部13―1,13−2は、それぞれ図8とともに上述した実施例1におけるメール受信部11,識別子生成部12及びメール転送部13と同様の構成を有し、同様の機能を有するため、重複する説明を省略する。
又各システム210,220は、図8とともに上述した実施例1の各システム210,220と同様の構成を有し、同様の機能を有する。対応する構成要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図10は上記実施例3による電子メール中継方法を実施するための各構成要素の内部構成を説明するためのブロック図である。
実施例3では図10に示す如く、2台のメール中継サーバ100B1,100B2が設けられ、これら2台のメール中継サーバ100B1,100B2にて分担して電子メールを中継する。
各メール中継サーバ100B1,100B2は、それぞれメール受信部11―1B,11−2B,識別子生成部12―1B,12−2B及びメール転送部13―1B,13−2Bを有する。
これらメール受信部11―1B,11−2B,識別子生成部12―1B,12−2B及びメール転送部13―1B,13−2Bは、それぞれ図8とともに上述した実施例1のメール受信部11,識別子生成部12及びメール転送部13と同様の構成を有し、同様の機能を有するため、重複する説明を省略する。
但し上述の如く、この実施例3においては、各メール中継サーバ100B1,100B2が中継する電子メールに付されるidとして、メール中継サーバ間で区別可能な異なる体系のidとする必要がある。
上記図6の例では、メール中継サーバ1,100B1の識別子生成部12−1Bではシーケンシャルな番号としてid=1,2,3,4,5,...(第1の体系)を付すものとし、メール中継サーバ2,100B2の識別子生成部12−2Bでは、これと区別できるよう、シーケンシャルな番号の先頭に"s"を付した、id=s1,s2,s3,s4,s5,...(第2の体系)を付すものとしている。
又各システム210,220は、図8とともに上述した各システム210,220と同様の構成を有し、同様の機能を有する。各対応する構成要素には同様の符号を付し、重複する説明を省略する。
但し実施例3の場合上述の如く、比較処理部25−1,25−2では、上記異なる体系、すなわち第1の体系及び第2の体系のidにつき、第1の体系のid同士を比較し、第2の体系のid同士を比較することで、いずれかのシステムにおける電子メールの欠落の有無の検証を行う。
図11は、上記各実施例による電子メール中継方法を適用可能な保守管理システムについて説明するためのブロック図である。
図11に示す如く、この保守管理システムは保守管理対象の顧客システムA,顧客システムB及び顧客システムCと、これら顧客システムを保守管理する保守センタとを有する。
保守管理センタには、上記各実施例におけるシステム1,210及びシステム2,220にそれぞれ対応するシステム1及びシステム2が設けられ、これらシステム1,システム2はインターネット等の公衆網を介して顧客システムと接続される。
このような構成の保守管理システムにおいて、各顧客システムには当該システムの現在の状況を示す情報を通知する通知機能が設けられており、当該通知機能により電子メールの形態で前記システムの現在の状況を示す情報が保守管理センタの各システム1,2に送信される。
各システム1,2ではこのようにして顧客システムの現在の状況を示す情報の電子メールによる通知の送信を受けると、その内容をサービス実施者に提示する。サービス実施者はこのようにして顧客システムの現在の状況を把握し、必要に応じ顧客システムに対する保守員の手配、顧客に対する連絡等様々な保守サービスを実施する。
このような保守管理センタ(すなわち上記リモートサポートセンタ)では、顧客システムの状況を24時間365日常時把握する必要がある。他方、顧客システムからの電子メールを受け、情報処理を行う情報処理装置としてのシステム1,2においては、上記の如くハードウェアの保守やファームウェアの改版等の目的からシステム停止が避けられない場合が想定される。そのような場合であっても顧客システムの状況の把握の中断を生じないようにするため、システム1,2は2重化構成とされている。
そしてシステム1,2の間で、それぞれが保有する電子メールの整合性を検証することにより、顧客システムから送信された電子メールが確実に受信され保有されていることが確認出来、もって保守管理センタにおける保守管理業務の信頼性が確保出来る。
このような保守管理センタに上記本発明の各実施例による電子メール中継方法を適用することにより、上記の如く2重化構成のシステム1,2のうちの一方においてシステム停止が生じ顧客システムからの電子メールを受信できない事態が生じシステム1,2の間でその保持する電子メールの整合性が一時的に崩れたような場合でも、図3〜10とともに上述の如くの手順にてそれが自動的に検出され、いずれかのシステムにおいて欠落していた電子メールが補填されることにより整合性が自動的に確保される。
図12は上記各実施例における、システム1,210,システム2,220間の情報のやりとりの具体例について説明するためのシーケンス図である。
図12中、ステップS81,S82にて、各システム210,220はメール中継サーバから電子メールの転送を受け、そのid=1,s1を取得したとする。
ステップS83にて、システム1,210からシステム2,220に対し、自己が受信した電子メールから取得したid=1,s1を送信する。
これを受けたシステム2、220では、自己がメール中継サーバから受信した電子メールのid=1,s1と、ステップS83にてシステム1,210から受信したid=1,s1とを比較する(ステップS84)。
その結果両者は一致する。このため次にシステム2,220は、システム1,210に対し、自己が受信した電子メールから取得したid=1,s1を送信する(ステップS85)。
これを受けたシステム1、210では、自己がメール中継サーバから受信した電子メールのid=1,s1と、ステップS85にてシステム2,220から受信したid=1,s1とを比較する(ステップS86)。
その結果両者は一致する。このため以後、システム1,210及びシステム2,220は、メール中継サーバからの更なる電子メールの転送を待って待機する。
その後メール中継サーバからシステム1,210に対する電子メールとして、id=2を有する電子メールが受信され(ステップS87)、id=3を有する電子メールが受信され(ステップS88)、id=4を有する電子メールが受信されたとする(ステップS89)。
他方、メール中継サーバからシステム2,220に対する電子メールとして、id=2,s2を有する電子メールが受信され(ステップS90)、id=3,s3を有する電子メールが受信され(ステップS91)、id=4,s4を有する電子メールが受信されたとする(ステップS92)。
すなわちこの場合は、メール中継サーバによって中継されたid=2,s2,3,s3,4,s4のそれぞれを有する電子メールの全てがシステム2,220によって受信されたが、何らかの要因にてシステム1,210では、これらのうち、id=2,3,4のそれぞれを有する電子メールが受信されず、id=s2,s3,s4を有する電子メールのみが受信された場合である。
このような場合ステップS93にて、システム1,210からシステム2,220に対し、自己が受信した電子メールから取得したid=2,3,4を送信する。
これを受けたシステム2、220では、自己がメール中継サーバから受信した電子メールのid=2,s2,3,s3、4,s4と、ステップS93にてシステム1,210から受信したid=2,3,4とを比較する(ステップS94)。その結果システム2、220は、自己が受信した電子メールのidのうち、id=s2,s3,s4が、システム1,210から受信されたid=2,3,4に含まれていない点を認識する。
その結果システム2,220では、これらの欠落のid=2,3,4を有する電子メールを自己のデータベースから取り出し、システム1,210に送信する(ステップS95)。
システム1,210では、当該送信された、id=2,3,4の電子メールをデータベースに格納する(ステップS96)。
その結果、システム1,210では、上記の如く何らかの要因で受信できなかったid=2,3,4のそれぞれを有する電子メールがシステム2,220から転送されて補填され、もって両システム210,220の保有する電子メールの内容は、それぞれid=2,s2,3,s3、4,s4を有する電子メールとなり、両者が整合する。
図13は上記各実施例におけるメール中継サーバによる、識別子idの付与方法の詳細を説明するためのブロック図である。
上記の如くメール中継サーバでは、メール受信部11(或いは11−1,11−2、11−1B,11−2B)にて受信した顧客システムからの電子メールに対し、識別子生成部12(或いは12−1,12−2、12−1B,12−2B)にて上記識別子idを付与した上で、メール転送部13(或いは13−1,13−2、13−1B,13−2B)により各システム210,220に転送される。
ここで識別子生成部12(或いは12−1,12−2、12−1B,12−2B)における識別子idの採番方法は例えば以下の通りとされる。
すなわち第1のステップとして識別子生成部12はメール受信部11から受信された電子メールを受けると、第2のステップとして、予め用意された識別子番号の採番管理ファイル14から、最新の識別子番号を取得する。
次に第3のステップとして、上記第1のステップで取得した電子メールのメールヘッダに対し、上記第2のステップで取得した識別子番号を付加する。
次に第4のステップとして、上記第2のステップで取得した識別子番号に1を加え、前記採番管理ファイル14に追記する。
尚識別子番号の初期値は1とする。
又実施例3の場合、上記の如く中継したメール中継サーバを特定できるようにするため、識別子idにおいて、先頭に一意な文字を入れることでidの体系を異なるものとする。
その結果、メール中継サーバ毎にユニークな識別子番号を得ることが出来る。
またこの識別子番号の採番はサイクリック化対応、すなわち、採番可能な番号は有限とされ、その上限に達した場合は1に戻るものとされる。
具体的には、例えば識別子番号のデータ幅を9バイトとすると、その先頭の1桁を上記メール中継サーバを特定するための一意な文字とし、他の8桁をサイクリック化対応のシーケンシャルな番号とする。
この例の場合、シーケンシャルな番号の部分が8バイトとされているため、"99999999"までの採番が可能となる。
図14は上述の本発明の各実施例による電子メール中継方法を実現するための構成におけるメール中継サーバ、システム210及びシステム220の各々をコンピュータで実現する場合について説明するための、コンピュータの構成例を示すブロック図である。
図14に示すごとく、同コンピュータ1500は、与えられたプログラムに記載の命令を実行することによって様々な動作を実行するためのCPU1501と、キーボード、マウス等よりなりユーザが操作内容又はデータを入力するための操作部1502と、ユーザにCPU1501による処理経過、処理結果等を表示するCRT、液晶表示器等よりなる表示部1503と、ROM、RAM等よりなりCPU1504が実行するプログラム、データ等を記憶したり作業領域として使用されるメモリ1504と,プログラム、データ等を格納するハードディスク装置1505と、CD−ROM1507を媒介として外部からプログラムをロードしたりデータをロードするためのCD−ROMドライブ1506と、インターネット、LAN等の通信網1509を介して外部サーバからプログラムをダウンロード等するためのモデム1508とを有する。
同コンピュータ1500はCD−ROM1507を媒介として、あるいは通信ネットワーク1509を媒介として、図3〜10とともに上述した本発明の各実施例による電子メール中継方法を実現するための構成におけるメール中継サーバ、システム210及びシステム220の各々が実行する動作をCPU1501に実行させるための命令よりなるプログラムをロードあるいはダウンロードする。そしてこれをハードディスク装置1505にインストールし、適宜メモリ1504にロードしてCPU1501が実行する。その結果、同コンピュータ1500によりメール中継サーバ、システム210及びシステム220の各々の機能が実現される。
尚上記各実施例では、各システム210,220において、自己のデータベースに格納された、自己がメール中継サーバから受信した電子メールのidを基準とし、相手側から通知された、当該相手側がメール中継サーバから受信した電子メールのidを検証する構成を有するが、必ずしもこの構成にとらわれる必要はない。
すなわち、各システム210,220において、相手側から通知された、当該相手側がメール中継サーバから受信した電子メールのidを基準とし、自己のデータベースに格納された、自己がメール中継サーバから受信した電子メールのidを検証する構成としてもよい。このような構成の場合、各システム210,220において、相手側から通知された、当該相手側がメール中継サーバから受信した電子メールのidと一致するidのうちのいずれかのidが自己のデータベースに格納された、自己がメール中継サーバから受信した電子メールのidに含まれていなかった場合、当該含まれていなかったidを有する電子メール、すなわち欠落している電子メールを相手側から送信してもらう必要がある。そのため相手側に対し、当該欠落している電子メールを送信してもらうよう依頼する。そして該当する電子メールが相手側から受信された場合、これを自己のデータベースに格納する。その結果双方のシステム間の電子データの整合性が確保できる。
本発明は以下の付記の各々に記載の構成とり得る。
(付記1)
受信した電子メールを中継する中継装置と、前記中継装置に接続された第1及び第2の情報処理装置とを有する電子メール中継システムにおいて、
前記中継装置は、受信した電子メールに識別子を付与した第1の電子メールを前記第1の情報処理装置に中継するとともに、前記受信した電子メールに前記識別子と同一の識別子を付与した第2の電子メールを前記第2の情報処理装置に中継し、
前記第1の情報処理装置は、前記第1の電子メールを受信して、第1の記憶装置に格納するとともに、受信した前記第1の電子メールの識別子を前記第2の情報処理装置に通知し、
前記第2の情報処理装置は、前記第2の電子メールを受信して、前記第2の電子メールの識別子とともに第2の記憶装置に格納し、前記第1の情報処理装置が通知した前記第1の電子メールの識別子と前記記憶装置に格納した前記第2の電子メールの識別子とを比較し、前記記憶装置に格納された第2の電子メールの識別子のうち、対応する第1の電子メールの識別子が通知されない場合には、当該第1の電子メールの識別子と等しい識別子を有する第2の電子メールを前記第2の記憶装置から取り出して前記第1の情報処理装置に転送することを特徴とする電子メール中継システム。
(付記2)
前記第2の情報処理装置はさらに、受信した前記第2の電子メールの識別子を前記第1の情報処理装置に通知し、
前記第1の情報処理装置はさらに、受信した前記第1の電子メールを前記第1の記憶装置に格納する場合に、前記第1の電子メールの識別子とともに格納し、前記第2の情報処理装置が通知した前記第2の電子メールの識別子と前記記憶装置に格納した前記第1の電子メールの識別子とを比較するとともに、前記第1の記憶装置に格納された第1の電子メールの識別子のうち、対応する第2の電子メールの識別子が通知されない場合には、当該第2の電子メールの識別子と等しい識別子を有する第1の電子メールを前記第1の記憶装置から取り出して前記第2の情報処理装置に転送することを特徴とする付記1記載の電子メール中継システム。
(付記3)
前記中継装置は、互いに二重化された第1及び第2の中継装置を有し、
前記第1の中継装置が電子メールの中継を停止した場合に、前記第2の中継装置が電子メールの中継を開始することを特徴とする付記1又は2記載の電子メール中継システム。
(付記4)
前記識別子は、連続する番号であることを特徴とする付記1~3のいずれかに記載の電子メール中継システム。
(付記5)
受信した電子メールを分散して中継する負荷分散装置と、前記負荷分散装置が中継した電子メールを中継する第1の中継装置と、前記負荷分散装置が中継した電子メールのうち前記第1の中継装置が中継した電子メール以外の電子メールを中継する第2の中継装置と、前記第1及び第2の中継装置にそれぞれ接続された第1及び第2の情報処理装置とを有する電子メール中継システムにおいて、
前記第1の中継装置は、前記負荷分散装置から受信した電子メールに前記第1の中継装置が受信したことを表す第1の体系の識別子を付与した第1の電子メールを前記第1の情報処理装置に中継するとともに、前記受信した電子メールに前記第1の体系の識別子と同一の第1の体系の識別子を付与した第2の電子メールを前記第2の情報処理装置に中継し、
前記第2の中継装置は、前記負荷分散装置から受信した電子メールに前記第2の中継装置が受信したことを表す第2の体系の識別子を付与した第3の電子メールを前記第1の情報処理装置に中継するとともに、前記受信した電子メールに前記第2の体系の識別子と同一の第2の体系の識別子を付与した第4の電子メールを前記第2の情報処理装置に中継し、
前記第1の情報処理装置は、前記第1及び第3の電子メールをそれぞれ受信して、第1の記憶装置にそれぞれ格納するとともに、受信した前記第1の電子メールの第1の体系の識別子及び前記第3の電子メールの第2の体系の識別子を前記第2の情報処理装置にそれぞれ通知し、
前記第2の情報処理装置は、前記第2の電子メールを受信して、前記第2の電子メールの第1の体系の識別子とともに第2の記憶装置に格納し、前記第1の情報処理装置が通知した前記第1の電子メールの第1の体系の識別子と前記第2の記憶装置に格納した前記第2の電子メールの第1の体系の識別子とを比較し、前記第2の記憶装置に格納された第2の電子メールの第1の体系の識別子のうち、対応する第1の電子メールの第1の体系の識別子が通知されない場合には、当該第1の電子メールの第1の体系の識別子と等しい第1の体系の識別子を有する第2の電子メールを前記第2の記憶装置から取り出して前記第1の情報処理装置に転送することを特徴とする電子メール中継システム。
(付記6)
前記第2の情報処理装置はさらに、前記第4の電子メールを受信して、前記第4の電子メールの第2の体系の識別子とともに前記第2の記憶装置に格納し、前記第1の情報処理装置が通知した前記第3の電子メールの第2の体系の識別子と前記第2の記憶装置に格納した前記第4の電子メールの第2の体系の識別子とを比較し、前記第2の記憶装置に格納された第4の電子メールの第2の体系の識別子のうち、対応する第3の電子メールの第2の体系の識別子が通知されない場合には、当該第3の電子メールの第2の体系の識別子と等しい第2の体系の識別子を有する第4の電子メールを前記第2の記憶装置から取り出して前記第1の情報処理装置に転送することを特徴とする付記5記載の電子メール中継システム。
(付記7)
前記第2の情報処理装置はさらに、受信した前記第2の電子メールの第1の体系の識別子を前記第1の情報処理装置に通知し、
前記第1の情報処理装置はさらに、受信した前記第1の電子メールを前記第1の記憶装置に格納する場合に、前記第1の電子メールの第1の体系の識別子とともに格納し、前記第2の情報処理装置が通知した前記第2の電子メールの第1の体系の識別子と前記記憶装置に格納した前記第1の電子メールの第1の体系の識別子とを比較するとともに、前記第1の記憶装置に格納された第1の電子メールの第1の体系の識別子のうち、対応する第2の電子メールの第1の体系の識別子が通知されない場合には、当該第2の電子メールの第1の体系の識別子と等しい第1の体系の識別子を有する第1の電子メールを前記第1の記憶装置から取り出して前記第2の情報処理装置に転送することを特徴とする付記5又は6記載の電子メール中継システム。
(付記8)
前記第2の情報処理装置はさらに、受信した前記第4の電子メールの第2の体系の識別子を前記第1の情報処理装置に通知し、
前記第1の情報処理装置はさらに、受信した前記第3の電子メールを前記第1の記憶装置に格納する場合に、前記第3の電子メールの第2の体系の識別子とともに格納し、前記第2の情報処理装置が通知した前記第4の電子メールの第2の体系の識別子と前記記憶装置に格納した前記第3の電子メールの第2の体系の識別子とを比較するとともに、前記第1の記憶装置に格納された第3の電子メールの第2の体系の識別子のうち、対応する第4の電子メールの第2の体系の識別子が通知されない場合には、当該第4の電子メールの第2の体系の識別子と等しい第2の体系の識別子を有する第3の電子メールを前記第1の記憶装置から取り出して前記第2の情報処理装置に転送することを特徴とする付記5〜7のいずれかに記載の電子メール中継システム。
(付記9)
前記第1及び第2の体系の識別子は、それぞれの体系において連続する番号であることを特徴とする付記5又は6記載の電子メール中継システム。
(付記10)
受信した電子メールを中継する中継装置と、前記中継装置に接続された第1及び第2の情報処理装置とを有する電子メール中継システムの制御方法において、
前記中継装置が、受信した電子メールに識別子を付与した第1の電子メールを前記第1の情報処理装置に中継するとともに、前記受信した電子メールに前記識別子と同一の識別子を付与した第2の電子メールを前記第2の情報処理装置に中継するステップと、
前記第1の情報処理装置が、前記第1の電子メールを受信して、第1の記憶装置に格納するとともに、受信した前記第1の電子メールの識別子を前記第2の情報処理装置に通知するステップと、
前記第2の情報処理装置が、前記第2の電子メールを受信して、前記第2の電子メールの識別子とともに第2の記憶装置に格納し、前記第1の情報処理装置が通知した前記第1の電子メールの識別子と前記記憶装置に格納した前記第2の電子メールの識別子とを比較し、前記記憶装置に格納された第2の電子メールの識別子のうち、対応する第1の電子メールの識別子が通知されない場合には、当該第1の電子メールの識別子と等しい識別子を有する第2の電子メールを前記第2の記憶装置から取り出して前記第1の情報処理装置に転送するステップを有することを特徴とする電子メール中継システムの制御方法。
(付記11)
前記電子メール中継システムの制御方法はさらに、
前記第2の情報処理装置が、受信した前記第2の電子メールの識別子を前記第1の情報処理装置に通知するステップと、
前記第1の情報処理装置が、受信した前記第1の電子メールを前記第1の記憶装置に格納する場合に、前記第1の電子メールの識別子とともに格納し、前記第2の情報処理装置が通知した前記第2の電子メールの識別子と前記記憶装置に格納した前記第1の電子メールの識別子とを比較するとともに、前記第1の記憶装置に格納された第1の電子メールの識別子のうち、対応する第2の電子メールの識別子が通知されない場合には、当該第2の電子メールの識別子と等しい識別子を有する第1の電子メールを前記第1の記憶装置から取り出して前記第2の情報処理装置に転送するステップを有することを特徴とする付記10記載の電子メール中継システムの制御方法。
(付記12)
前記中継装置は、互いに二重化された第1及び第2の中継装置を有し、
前記電子メール中継システムの制御方法はさらに、
前記第1の中継装置が電子メールの中継を停止した場合に、前記第2の中継装置が電子メールの中継を開始するステップを有することを特徴とする付記10又は11記載の電子メール中継システムの制御方法。
(付記13)
前記識別子は、連続する番号であることを特徴とする付記10〜12のいずれかに記載の電子メール中継システムの制御方法。
(付記14)
受信した電子メールを分散して中継する負荷分散装置と、前記負荷分散装置が中継した電子メールを中継する第1の中継装置と、前記負荷分散装置が中継した電子メールのうち前記第1の中継装置が中継した電子メール以外の電子メールを中継する第2の中継装置と、前記第1及び第2の中継装置にそれぞれ接続された第1及び第2の情報処理装置とを有する電子メール中継システムの制御方法において、
前記第1の中継装置が、前記負荷分散装置から受信した電子メールに前記第1の中継装置が受信したことを表す第1の体系の識別子を付与した第1の電子メールを前記第1の情報処理装置に中継するとともに、前記受信した電子メールに前記第1の体系の識別子と同一の第1の体系の識別子を付与した第2の電子メールを前記第2の情報処理装置に中継するステップと、
前記第2の中継装置が、前記負荷分散装置から受信した電子メールに前記第2の中継装置が受信したことを表す第2の体系の識別子を付与した第3の電子メールを前記第1の情報処理装置に中継するとともに、前記受信した電子メールに前記第2の体系の識別子と同一の第2の体系の識別子を付与した第4の電子メールを前記第2の情報処理装置に中継するステップと、
前記第1の情報処理装置が、前記第1及び第3の電子メールをそれぞれ受信して、第1の記憶装置にそれぞれ格納するとともに、受信した前記第1の電子メールの第1の体系の識別子及び前記第3の電子メールの第2の体系の識別子を前記第2の情報処理装置にそれぞれ通知するステップと、
前記第2の情報処理装置が、前記第2の電子メールを受信して、前記第2の電子メールの第1の体系の識別子とともに第2の記憶装置に格納し、前記第1の情報処理装置が通知した前記第1の電子メールの第1の体系の識別子と前記第2の記憶装置に格納した前記第2の電子メールの第1の体系の識別子とを比較し、前記第2の記憶装置に格納された第2の電子メールの第1の体系の識別子のうち、対応する第1の電子メールの第1の体系の識別子が通知されない場合には、当該第1の電子メールの第1の体系の識別子と等しい第1の体系の識別子を有する第2の電子メールを前記第2の記憶装置から取り出して前記第1の情報処理装置に転送するステップを有することを特徴とする電子メール中継システムの制御方法。
(付記15)
前記電子メール中継システムの制御方法はさらに、
前記第2の情報処理装置が、前記第4の電子メールを受信して、前記第4の電子メールの第2の体系の識別子とともに前記第2の記憶装置に格納し、前記第1の情報処理装置が通知した前記第3の電子メールの第2の体系の識別子と前記第2の記憶装置に格納した前記第4の電子メールの第2の体系の識別子とを比較し、前記第2の記憶装置に格納された第4の電子メールの第2の体系の識別子のうち、対応する第3の電子メールの第2の体系の識別子が通知されない場合には、当該第3の電子メールの第2の体系の識別子と等しい第2の体系の識別子を有する第4の電子メールを前記第2の記憶装置から取り出して前記第1の情報処理装置に転送するステップを有することを特徴とする付記14記載の電子メール中継システムの制御方法。
(付記16)
前記電子メール中継システムの制御方法はさらに、
前記第2の情報処理装置が、受信した前記第2の電子メールの第1の体系の識別子を前記第1の情報処理装置に通知するステップと、
前記第1の情報処理装置が、受信した前記第1の電子メールを前記第1の記憶装置に格納する場合に、前記第1の電子メールの第1の体系の識別子とともに格納し、前記第2の情報処理装置が通知した前記第2の電子メールの第1の体系の識別子と前記記憶装置に格納した前記第1の電子メールの第1の体系の識別子とを比較するとともに、前記第1の記憶装置に格納された第1の電子メールの第1の体系の識別子のうち、対応する第2の電子メールの第1の体系の識別子が通知されない場合には、当該第2の電子メールの第1の体系の識別子と等しい第1の体系の識別子を有する第1の電子メールを前記第1の記憶装置から取り出して前記第2の情報処理装置に転送するステップを有することを特徴とする付記14又は15記載の電子メール中継システムの制御方法。
(付記17)
前記電子メール中継システムの制御方法はさらに、
前記第2の情報処理装置が、受信した前記第4の電子メールの第2の体系の識別子を前記第1の情報処理装置に通知するステップと、
前記第1の情報処理装置が、受信した前記第3の電子メールを前記第1の記憶装置に格納する場合に、前記第3の電子メールの第2の体系の識別子とともに格納し、前記第2の情報処理装置が通知した前記第4の電子メールの第2の体系の識別子と前記記憶装置に格納した前記第3の電子メールの第2の体系の識別子とを比較するとともに、前記第1の記憶装置に格納された第3の電子メールの第2の体系の識別子のうち、対応する第4の電子メールの第2の体系の識別子が通知されない場合には、当該第4の電子メールの第2の体系の識別子と等しい第2の体系の識別子を有する第3の電子メールを前記第1の記憶装置から取り出して前記第2の情報処理装置に転送するステップを有することを特徴とする付記14〜16のいずれかに記載の電子メール中継システムの制御方法。
(付記18)
前記第1及び第2の体系の識別子は、それぞれの体系において連続する番号であることを特徴とする付記14又は15記載の電子メール中継システムの制御方法。
従来の一例の電子メール中継システムについて説明するための図である。 従来の他の例の電子メール中継システムについて説明するための図である。 本発明の実施例1による電子メール中継方法を実現するための電子メール中継システムの構成について説明するためのブロック図である。 図3の電子メール中継システムにおける処理の流れを説明するためのフローチャートである。 本発明の実施例2による電子メール中継方法を実現するための電子メール中継システムの構成について説明するためのブロック図である。 本発明の実施例3による電子メール中継方法を実現するための電子メール中継システムの構成について説明するためのブロック図である。 図6の電子メール中継システムにおける処理の流れを説明するためのフローチャートである。 上記本発明の実施例1による電子メール中継システムを構成する各装置の構成を説明するためのブロック図である。 上記本発明の実施例2による電子メール中継システムを構成する各装置の構成を説明するためのブロック図である。 上記本発明の実施例3による電子メール中継システムを構成する各装置の構成を説明するためのブロック図である。 上記本発明の各実施例の適用分野について説明するための図である。 上記本発明の各実施例における、システム間の情報のやりとりの実例について説明するためのシーケンス図である。 上記本発明の各実施例におけるメール中継サーバにおける、識別子の付与方法及び制御の実例について説明するためのブロック図である。 上記本発明の各実施例を構成する各装置をコンピュータにて構成する際について説明するための、コンピュータのハードウェアブロック図である。
符号の説明
11、11−1,11−2、11−1B,11−2B メール受信部
12、12−1,12−2、12−1B,12−2B 識別子生成部
13、13−1,13−2、13−1B,13−2B メール転送部
21−1,21−2 メール受信部
22−1,22−2 メール処理部
23−1,23−2 データ格納部
24−1,24−2 連携転送部
25−1,25−2 比較処理部
26−1,26−2 比較受信部
27−1,27−2 比較通知部
100、100B1,100B2 メール中継サーバ
210 システム1
220 システム2

Claims (8)

  1. 受信した電子メールを中継する中継装置と、前記中継装置に接続された第1及び第2の情報処理装置とを有する電子メール中継システムにおいて、
    前記中継装置は、受信した電子メールに識別子を付与した第1の電子メールを前記第1の情報処理装置に中継するとともに、前記受信した電子メールに前記識別子と同一の識別子を付与した第2の電子メールを前記第2の情報処理装置に中継し、
    前記第1の情報処理装置は、前記第1の電子メールを受信して、第1の記憶装置に格納するとともに、受信した前記第1の電子メールの識別子を前記第2の情報処理装置に通知し、
    前記第2の情報処理装置は、前記第2の電子メールを受信して、前記第2の電子メールの識別子とともに第2の記憶装置に格納し、前記第1の情報処理装置が通知した前記第1の電子メールの識別子と前記記憶装置に格納した前記第2の電子メールの識別子とを比較し、前記記憶装置に格納された第2の電子メールの識別子のうち、対応する第1の電子メールの識別子が通知されない場合には、当該第1の電子メールの識別子と等しい識別子を有する第2の電子メールを前記第2の記憶装置から取り出して前記第1の情報処理装置に転送することを特徴とする電子メール中継システム。
  2. 前記第2の情報処理装置はさらに、受信した前記第2の電子メールの識別子を前記第1の情報処理装置に通知し、
    前記第1の情報処理装置はさらに、受信した前記第1の電子メールを前記第1の記憶装置に格納する場合に、前記第1の電子メールの識別子とともに格納し、前記第2の情報処理装置が通知した前記第2の電子メールの識別子と前記記憶装置に格納した前記第1の電子メールの識別子とを比較するとともに、前記第1の記憶装置に格納された第1の電子メールの識別子のうち、対応する第2の電子メールの識別子が通知されない場合には、当該第2の電子メールの識別子と等しい識別子を有する第1の電子メールを前記第1の記憶装置から取り出して前記第2の情報処理装置に転送することを特徴とする請求項1記載の電子メール中継システム。
  3. 受信した電子メールを分散して中継する負荷分散装置と、前記負荷分散装置が中継した電子メールを中継する第1の中継装置と、前記負荷分散装置が中継した電子メールのうち前記第1の中継装置が中継した電子メール以外の電子メールを中継する第2の中継装置と、前記第1及び第2の中継装置にそれぞれ接続された第1及び第2の情報処理装置とを有する電子メール中継システムにおいて、
    前記第1の中継装置は、前記負荷分散装置から受信した電子メールに前記第1の中継装置が受信したことを表す第1の体系の識別子を付与した第1の電子メールを前記第1の情報処理装置に中継するとともに、前記受信した電子メールに前記第1の体系の識別子と同一の第1の体系の識別子を付与した第2の電子メールを前記第2の情報処理装置に中継し、
    前記第2の中継装置は、前記負荷分散装置から受信した電子メールに前記第2の中継装置が受信したことを表す第2の体系の識別子を付与した第3の電子メールを前記第1の情報処理装置に中継するとともに、前記受信した電子メールに前記第2の体系の識別子と同一の第2の体系の識別子を付与した第4の電子メールを前記第2の情報処理装置に中継し、
    前記第1の情報処理装置は、前記第1及び第3の電子メールをそれぞれ受信して、第1の記憶装置にそれぞれ格納するとともに、受信した前記第1の電子メールの第1の体系の識別子及び前記第3の電子メールの第2の体系の識別子を前記第2の情報処理装置にそれぞれ通知し、
    前記第2の情報処理装置は、前記第2の電子メールを受信して、前記第2の電子メールの第1の体系の識別子とともに第2の記憶装置に格納し、前記第1の情報処理装置が通知した前記第1の電子メールの第1の体系の識別子と前記第2の記憶装置に格納した前記第2の電子メールの第1の体系の識別子とを比較し、前記第2の記憶装置に格納された第2の電子メールの第1の体系の識別子のうち、対応する第1の電子メールの第1の体系の識別子が通知されない場合には、当該第1の電子メールの第1の体系の識別子と等しい第1の体系の識別子を有する第2の電子メールを前記第2の記憶装置から取り出して前記第1の情報処理装置に転送することを特徴とする電子メール中継システム。
  4. 前記第2の情報処理装置はさらに、前記第4の電子メールを受信して、前記第4の電子メールの第2の体系の識別子とともに前記第2の記憶装置に格納し、前記第1の情報処理装置が通知した前記第3の電子メールの第2の体系の識別子と前記第2の記憶装置に格納した前記第4の電子メールの第2の体系の識別子とを比較し、前記第2の記憶装置に格納された第4の電子メールの第2の体系の識別子のうち、対応する第3の電子メールの第2の体系の識別子が通知されない場合には、当該第3の電子メールの第2の体系の識別子と等しい第2の体系の識別子を有する第4の電子メールを前記第2の記憶装置から取り出して前記第1の情報処理装置に転送することを特徴とする請求項3記載の電子メール中継システム。
  5. 受信した電子メールを中継する中継装置と、前記中継装置に接続された第1及び第2の情報処理装置とを有する電子メール中継システムの制御方法において、
    前記中継装置が、受信した電子メールに識別子を付与した第1の電子メールを前記第1の情報処理装置に中継するとともに、前記受信した電子メールに前記識別子と同一の識別子を付与した第2の電子メールを前記第2の情報処理装置に中継するステップと、
    前記第1の情報処理装置が、前記第1の電子メールを受信して、第1の記憶装置に格納するとともに、受信した前記第1の電子メールの識別子を前記第2の情報処理装置に通知するステップと、
    前記第2の情報処理装置が、前記第2の電子メールを受信して、前記第2の電子メールの識別子とともに第2の記憶装置に格納し、前記第1の情報処理装置が通知した前記第1の電子メールの識別子と前記記憶装置に格納した前記第2の電子メールの識別子とを比較し、前記記憶装置に格納された第2の電子メールの識別子のうち、対応する第1の電子メールの識別子が通知されない場合には、当該第1の電子メールの識別子と等しい識別子を有する第2の電子メールを前記第2の記憶装置から取り出して前記第1の情報処理装置に転送するステップを有することを特徴とする電子メール中継システムの制御方法。
  6. 前記電子メール中継システムの制御方法はさらに、
    前記第2の情報処理装置が、受信した前記第2の電子メールの識別子を前記第1の情報処理装置に通知するステップと、
    前記第1の情報処理装置が、受信した前記第1の電子メールを前記第1の記憶装置に格納する場合に、前記第1の電子メールの識別子とともに格納し、前記第2の情報処理装置が通知した前記第2の電子メールの識別子と前記記憶装置に格納した前記第1の電子メールの識別子とを比較するとともに、前記第1の記憶装置に格納された第1の電子メールの識別子のうち、対応する第2の電子メールの識別子が通知されない場合には、当該第2の電子メールの識別子と等しい識別子を有する第1の電子メールを前記第1の記憶装置から取り出して前記第2の情報処理装置に転送するステップを有することを特徴とする請求項5記載の電子メール中継システムの制御方法。
  7. 受信した電子メールを分散して中継する負荷分散装置と、前記負荷分散装置が中継した電子メールを中継する第1の中継装置と、前記負荷分散装置が中継した電子メールのうち前記第1の中継装置が中継した電子メール以外の電子メールを中継する第2の中継装置と、前記第1及び第2の中継装置にそれぞれ接続された第1及び第2の情報処理装置とを有する電子メール中継システムの制御方法において、
    前記第1の中継装置が、前記負荷分散装置から受信した電子メールに前記第1の中継装置が受信したことを表す第1の体系の識別子を付与した第1の電子メールを前記第1の情報処理装置に中継するとともに、前記受信した電子メールに前記第1の体系の識別子と同一の第1の体系の識別子を付与した第2の電子メールを前記第2の情報処理装置に中継するステップと、
    前記第2の中継装置が、前記負荷分散装置から受信した電子メールに前記第2の中継装置が受信したことを表す第2の体系の識別子を付与した第3の電子メールを前記第1の情報処理装置に中継するとともに、前記受信した電子メールに前記第2の体系の識別子と同一の第2の体系の識別子を付与した第4の電子メールを前記第2の情報処理装置に中継するステップと、
    前記第1の情報処理装置が、前記第1及び第3の電子メールをそれぞれ受信して、第1の記憶装置にそれぞれ格納するとともに、受信した前記第1の電子メールの第1の体系の識別子及び前記第3の電子メールの第2の体系の識別子を前記第2の情報処理装置にそれぞれ通知するステップと、
    前記第2の情報処理装置が、前記第2の電子メールを受信して、前記第2の電子メールの第1の体系の識別子とともに第2の記憶装置に格納し、前記第1の情報処理装置が通知した前記第1の電子メールの第1の体系の識別子と前記第2の記憶装置に格納した前記第2の電子メールの第1の体系の識別子とを比較し、前記第2の記憶装置に格納された第2の電子メールの第1の体系の識別子のうち、対応する第1の電子メールの第1の体系の識別子が通知されない場合には、当該第1の電子メールの第1の体系の識別子と等しい第1の体系の識別子を有する第2の電子メールを前記第2の記憶装置から取り出して前記第1の情報処理装置に転送するステップを有することを特徴とする電子メール中継システムの制御方法。
  8. 前記電子メール中継システムの制御方法はさらに、
    前記第2の情報処理装置が、前記第4の電子メールを受信して、前記第4の電子メールの第2の体系の識別子とともに前記第2の記憶装置に格納し、前記第1の情報処理装置が通知した前記第3の電子メールの第2の体系の識別子と前記第2の記憶装置に格納した前記第4の電子メールの第2の体系の識別子とを比較し、前記第2の記憶装置に格納された第4の電子メールの第2の体系の識別子のうち、対応する第3の電子メールの第2の体系の識別子が通知されない場合には、当該第3の電子メールの第2の体系の識別子と等しい第2の体系の識別子を有する第4の電子メールを前記第2の記憶装置から取り出して前記第1の情報処理装置に転送するステップを有することを特徴とする請求項7記載の電子メール中継システムの制御方法。
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