JP2009224683A - 光デバイスの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の光デバイスが形成されたウエーハにヒートシンクを効率よく接合することができる製造方法を提供する。
【解決手段】基板の表面に光デバイス層によって複数の光デバイスが形成された光デバイスウエーハを、複数の光デバイスを区画するストリートに沿って分割するとともに、各光デバイスにヒートシンクを接合する光デバイスの製造方法であって、ストリートに対応する区画壁によって区画された複数の収容室を備えたヒートシンクケースの複数の収容室にそれぞれ光デバイスの大きさに相当するヒートシンクを表面を上側にして収容し、光デバイス層の表面とヒートシンク配置治具の複数の収容室に収容された複数のヒートシンクの表面とをストリートとヒートシンク配置治具の区画壁を対向して対面させ接合金属層を介して接合し、光デバイス層にヒートシンクが接合された光デバイスウエーハをストリートに沿って切断し個々の光デバイスに分割する。
【選択図】図6

Description

本発明は、基板の表面に光デバイス層によって複数の光デバイスが形成された光デバイスウエーハを、該複数の光デバイスを区画するストリートに沿って分割するとともに、各光デバイスにヒートシンクを接合する光デバイスの製造方法に関する。
光デバイスの製造工程においては、サファイヤ基板や炭化珪素基板等の表面に窒化ガリウム系化合物半導体等の光デバイス層によって複数の光デバイスが形成される。このように光デバイス層によって複数の光デバイスが形成された光デバイスウエーハを、該複数の光デバイスを区画するストリートに沿って分割することによって個々の光デバイスを製造する。
光デバイスウエーハをストリートに沿って分割する方法として、光デバイスウエーハに対して吸収性を有するパルスレーザー光線をストリートに沿って照射することによりレーザー加工溝を形成し、このレーザー加工溝に沿って外力を付与することにより割断する方法が提案されている。(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)
特開平10−305420号公報 特許第449201号公報
一方、光デバイスは発熱することから、放熱するためにヒートシンク部材に接合される。(例えば、特許文献3参照。)
特開昭60−92686号公報
而して、光デバイスは例えば一辺が0.3mm角に形成されており、このように小さい光デバイスに個々のヒートシンクを接合するには手間がかかり、生産性が悪いという問題がある。
また、光デバイスウエーハに対応する大きさを有するヒートシンク材を光デバイス層の表面に接合し、光デバイスウエーハに形成されたストリートに沿ってレーザー光線を照射して、光デバイスウエーハとともにヒートシンク材を切断しようとしても、銅等の金属からなるヒートシンク材からレーザー光線のエネルギーによる熱が逃げてヒートシンク材を切断することができない。
更に、光デバイスウエーハに対応する大きさを有するヒートシンク材を光デバイス層の表面に接合し、切削ブレードによって光デバイスウエーハに形成されたストリートに沿って光デバイスウエーハとともにヒートシンク材を切断しようとしても、脆性が高い光デバイスウエーハと粘り強い銅等の金属からなるヒートシンク材を同時に切断することは困難である。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、基板の表面に光デバイス層によって複数の光デバイスが形成された光デバイスウエーハを、該複数の光デバイスを区画するストリートに沿って分割するとともに、各光デバイスにヒートシンクを効率よく接合することができる光デバイスの製造方法を提供することである。
上記主たる技術課題を解決するため、本発明によれば、基板の表面に光デバイス層によって複数の光デバイスが形成された光デバイスウエーハを、該複数の光デバイスを区画するストリートに沿って分割するとともに、各光デバイスにヒートシンクを接合する光デバイスの製造方法であって、
該ストリートに対応する区画壁によって区画された複数の収容室を備えたヒートシンク配置治具の該複数の収容室にそれぞれ該光デバイスの大きさに相当するヒートシンクを表面を上側にして収容するヒートシンク配置工程と、
該光デバイスウエーハの該光デバイス層の表面と該ヒートシンク配置治具の該複数の収容室に収容された該複数のヒートシンクの表面とを該ストリートと該ヒートシンク配置治具の区画壁を対向して対面させ接合金属層を介して接合するヒートシンク材接合工程と、
該光デバイス層に該複数のヒートシンクが接合された該光デバイスウエーハを該ストリートに沿って切断し個々の光デバイスに分割する光デバイスウエーハ分割工程と、を含む、
ことを特徴とする光デバイスの製造方法が提供される。
また、本発明によれば、基板の表面に光デバイス層によって複数の光デバイスが形成された光デバイスウエーハを、該複数の光デバイスを区画するストリートに沿って分割するとともに、各光デバイスにヒートシンクを接合する光デバイスの製造方法であって、
該ストリートに対応する区画壁によって区画された複数の収容室を備えたヒートシンク配置治具の該複数の収容室にそれぞれ該光デバイスの大きさに相当するヒートシンクを表面を上側にして収容するヒートシンク配置工程と、
該光デバイスウエーハの該光デバイス層の表面と該ヒートシンク配置治具の該複数の収容室に収容された該複数のヒートシンクの表面とを該ストリートと該ヒートシンク配置治具の区画壁を対向して対面させ接合金属層を介して接合するヒートシンク材接合工程と、
該光デバイス層に該複数のヒートシンクが接合された該光デバイスウエーハの該基板を該光デバイス層から剥離する基板剥離工程と、
該複数のヒートシンクが接合され該基板が剥離された該光デバイス層を該ストリートに沿って切断し個々の光デバイスに分割する光デバイス層分割工程と、を含む、
ことを特徴とする光デバイスの製造方法が提供される。
上記ヒートシンクは銅によって形成され裏面に磁性材が装着され、上記ヒートシンク配置治具の該複数の収容室の底面には永久磁石が装着されており、上記ヒートシンク配置工程において複数の収容室に収容されるヒートシンクは磁性材が装着された裏面が該永久磁石に吸引されることが望ましい。
本発明による光デバイスの製造方法においては、光デバイスウエーハに形成されたストリートに対応する区画壁によって区画された複数の収容室を備えたヒートシンク配置治具の複数の収容室にそれぞれ光デバイスの大きさに相当するヒートシンクを表面を上側にして収容し(ヒートシンク配置工程)、光デバイスウエーハの光デバイス層の表面とヒートシンク配置治具の複数の収容室に収容された複数のヒートシンクの表面とをストリートとヒートシンク配置治具の区画壁を対向して対面させ接合金属層を介して接合するヒートシンク材接合工程を実施した後に、光デバイスウエーハをストリートに沿って切断し個々の光デバイスに分割する(光デバイスウエーハ分割工程)ので、ヒートシンクが接合された光デバイスを効率よく製造することができる。
また、本発明によれば、上記ヒートシンク配置工程およびヒートシンク接合工程を実施した後に、光デバイス層に複数のヒートシンクが接合された光デバイスウエーハの基板を光デバイス層から剥離する基板剥離工程を実施し、その後複数のヒートシンクが接合され基板が剥離された光デバイス層をストリートに沿って切断し個々の光デバイスに分割する光デバイス層分割工程を実施するので、ヒートシンク材に接合され基板が剥離されて除去された個々の光りデバイスを得ることができる。従って、光デバイスウエーハにおいて基板の表面に光デバイス層が形成された後には機能上不要となる基板が剥離されて除去されているので、デバイス自体がコンパクトで且つ機能的となる。
以下、本発明による光デバイスの製造方法の好適な実施形態について、添付図面を参照して更に詳細に説明する。
図1の(a)および(b)に示す光デバイスウエーハ2は、サファイヤからなる基板21の表面に窒化ガリウム(GaN)等からなる複数の光デバイス22を形成する光デバイス層23が形成されている。そして、光デバイス層23の表面23aには各光りデバイス22を区画する格子状のストリート24が形成されている。また、光デバイスウエーハ2の外周部には、サファイヤ基板21の結晶方位を表すノッチ20が形成されている。
以下、上記光デバイスウエーハ2を複数の光デバイス22を区画するストリート24に沿って分割するとともに、各光デバイス22にヒートシンクを接合する光デバイスの製造方法の第1の実施形態について説明する。
本発明による光デバイスの製造方法においては、図2に示すヒートシンク3を複数個用意する。このヒートシンク3は銅等の熱伝導率の高い金属材料によって上記光デバイス22の大きさに相当する直方体状に形成されており、表面に金等の接合金属を蒸着した接合金属層4が形成されているとともに、裏面にはニッケル等の磁性材5が装着されている。
また、本発明による光デバイスの製造方法においては、図3の(a)および(b)に示すヒートシンク配置治具6を用意する。このヒートシンク配置治具6は、上記光デバイスウエーハ2に対応する大きさ有しストリート24と対応する区画壁61によって区画された複数の収容室62を備えている。従って複数の収容室62は、上記ヒートシンク3を収容することができる大きさに形成される。なお、複数の収容室62の深さは、上記ヒートシンク3の厚みより小さい値に設定されている。また、図示の実施形態におけるヒートシンク配置治具6は、図3の(b)に拡大して示すように複数の収容室62の底面に621にそれぞれ永久磁石63が装着されている。また、ヒートシンク配置治具6の外周面には、上記光デバイスウエーハ2の外周部に形成されたノッチ20と対応する合マーク60が形成されている。
上記複数個のヒートシンク3とヒートシンク配置治具6を用意したならば、ヒートシンク配置治具6の複数の収容室62にそれぞれヒートシンク3を表面(接合金属層4が形成されている側)を上側にして収容するヒートシンク配置工程を実施する。このとき、ヒートシンク3の裏面にはニッケル等の磁性材5が装着されており、またヒートシンク配置治具6の複数の収容室62の底面には621には永久磁石63が装着されているので、ヒートシンク3は磁性材5が装着されている裏面が永久磁石63に吸着され、図4(a)おとび(b)に示すように接合金属層4が形成されている表面を上側にして収容室62に収容される。このようにヒートシンク配置治具6の複数の収容室62に収容された複数のヒートシンク3は、図4の(b)に示すようにヒートシンク配置治具6の区画壁61の上面より突出した状態で配置される。
上述したヒートシンク配置工程を実施したならば、光デバイスウエーハ2の光デバイス層23の表面23aとヒートシンク配置治具6の複数の収容室62に収容された複数のヒートシンク3の表面とをストリート24とヒートシンク配置治具6の区画壁61を対向して対面させ接合金属層を介して接合するヒートシンク材接合工程を実施する。このヒートシンク接合工程は、図5の(a)に示すように光デバイスウエーハ2の光デバイス層23の表面23aに金等の接合金属を蒸着してそれぞれ接合金属層4を形成する。そして、図5の(b)および(c)に示すように光デバイスウエーハ2の光デバイス層23の表面23aに形成された接合金属層4と上記ヒートシンク配置治具6に配置された複数のヒートシンク3の表面に形成された接合金属層4とを対面させ圧着することにより光デバイスウエーハ2の光デバイス層23の表面23aに形成された接合金属層4とヒートシンク3の表面に形成された接合金属層4が接合される。このとき、図5の(b)に示すように光デバイスウエーハ2に形成されたノッチ20とヒートシンク配置治具6の外周面に形成された合マーク60を合致させることにより、光デバイスウエーハ2の光デバイス層23に形成されたストリート24とヒートシンク配置治具6の区画壁61を対向して対面させることができる。
次に、光デバイス層23にヒートシンク3が接合された光デバイスウエーハ2をストリート24に沿って切断し個々の光デバイス22に分割する光デバイスウエーハ分割工程を実施する。この光デバイスウエーハ分割工程は、図6の(a)に示す切削装置7を用いて実施する。図6の(a)に示す切削装置7は、被加工物を保持するチャックテーブル71と、切削ブレード721を備えた切削手段72と、撮像手段73を具備している。なお、撮像手段73は、図示の実施形態においては可視光線によって撮像する通常の撮像素子(CCD)の外に、被加工物に赤外線を照射する赤外線照明手段と、該赤外線照明手段によって照射された赤外線を捕らえる光学系と、該光学系によって捕らえられた赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成されており、撮像した画像信号を図示しない制御手段に送る。また、切削装置7は、チャックテーブル71を矢印Xで示す切削送り方向に移動せしめる切削送り手段や切削手段72を切削送り方向Xと直交する矢印Yで示す割り出し送り方向に移動せしめる割り出し送り手段および切削手段72を矢印Zで示す切り込み送り方向に移動せしめる切り込み送り手段を備えており、これらは図示しない制御手段によって制御されるようになっている。
図6の(a)に示す切削装置7を用いて上記光デバイスウエーハ分割工程を実施するには、図6の(a)に示すようにチャックテーブル71上に光デバイスウエーハ2の光デバイス層23に接合された複数のヒートシンク3を収容したヒートシンク配置治具6を載置し、図示しない吸引手段を作動することによりチャックテーブル71上にヒートシンク配置治具6を介して複数のヒートシンク3が接合された光デバイスウエーハ2を吸引保持する。従って、ヒートシンク配置治具6に配置された複数のヒートシンク3が接合された光デバイスウエーハ2は、基板21の裏面21bが上側となる。このようにして、ヒートシンク配置治具6を介して複数のヒートシンク3が接合された光デバイスウエーハ2を吸引保持したチャックテーブル71は、図示しない切削送り機構によって撮像手段73の直下に位置付けられる。
チャックテーブル71が撮像手段73の直下に位置付けられると、撮像手段73および図示しない制御手段によって光デバイスウエーハ2の切断すべき切削領域を検出するアライメント作業を実行する。即ち、撮像手段73および図示しない制御手段は、光デバイスウエーハ2の所定方向に形成されているストリート24と、切削ブレード721との位置合わせを行うためのパターンマッチング等の画像処理を実行し、切削領域のアライメントを遂行する(アライメント工程)。また、光デバイスウエーハ2に形成されている上記所定方向に対して直角に延びるストリート24に対しても、同様に切削領域のアライメントが遂行される。このとき、光デバイスウエーハ2を構成する光デバイス層23の複数のストリート24が形成されている表面は下側に位置しているが、撮像手段73が上述したように赤外線照明手段と赤外線を捕らえる光学系および赤外線に対応した電気信号を出力する撮像素子(赤外線CCD)等で構成された撮像手段を備えているので、基板21側から透かしてストリート24を撮像することができる。
以上のようにしてチャックテーブル71上にヒートシンク配置治具6を介して吸引保持された複数のヒートシンク3が接合された光デバイスウエーハ2の切削領域のアライメントが行われたならば、チャックテーブル71を切削領域の切削開始位置に移動する。そして、脆性材料の切削に適した例えばダイヤモンド砥粒をニッケルメッキで固めた切削ブレード721を図6の(a)において矢印721aで示す矢印Zで示す切り込み送り方向である下方に移動して所定量の切り込み送りを実施する。この切り込み送り位置は、切削ブレード721の外周縁が光デバイスウエーハ2を構成する光デバイス層23の表面に達する深さ位置に設定されている。このようにして、切削ブレード721の切り込み送りを実施したならば、切削ブレード721を回転しつつチャックテーブル71を図6の(a)において矢印Xで示す方向に切削送りすることによって、図6の(b)に示すようにヒートシンク3に接合された光デバイスウエーハ2はストリート24に沿って切削された切断溝25によって切断され、個々の光デバイス22に分割される。このとき、ストリート24の直下に位置するヒートシンク配置治具6の区画壁61の上面との間には間隙があるので、光デバイスウエーハ2を効果的に分割することができる。この光デバイスウエーハ分割工程を光デバイスウエーハ2に形成された全てのストリート24に沿って実施する。
なお、上記光デバイスウエーハ分割工程は、光デバイスウエーハ2のストリート24に沿ってレーザー光線を照射することにより、光デバイスウエーハ2をストリート24に沿って切断し、個々のデバイス22に分割してもよい。
上述した光デバイスウエーハ分割工程を実施したならば、ヒートシンク配置治具6からヒートシンク3が接合された光デバイス22を取り出すことにより(デバイス取り出し工程)、図7に示すようにヒートシンク3が接合された個々のデバイス22を得ることができる。
以上のように、本発明の第1の実施形態においては、光デバイスウエーハ2に形成されたストリート24に対応する区画壁61によって区画された複数の収容室62を備えたヒートシンク配置治具6の複数の収容室62にそれぞれ光デバイス22の大きさに相当するヒートシンク3を表面を上側にして収容し(ヒートシンク配置工程)、光デバイスウエーハ2の光デバイス層23の表面とヒートシンク配置治具6の複数の収容室62に収容された複数のヒートシンク3の表面とをストリート24とヒートシンク配置治具6の区画壁61を対向して対面させ接合金属層を介して接合するヒートシンク材接合工程を実施した後に、光デバイスウエーハ2をストリート24に沿って切断し個々の光デバイス22に分割する(光デバイスウエーハ分割工程)ので、ヒートシンクが接合された光デバイスを効率よく製造することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。
第2の実施形態は、光デバイスウエーハ2を構成する基板21と光デバイス層23を剥離して基板21を除去し、光デバイス層23のみからなる光デバイスにヒートシンクを接合する方法である。
第2の実施形態においても、上記第1の実施形態におけるヒートシンク配置工程およびヒートシンク接合工程を実施する。そして、上述したヒートシンク配置工程およびヒートシンク接合工程を実施したならば、複数のヒートシンク3が接合された光デバイスウエーハ2の基板21を光デバイス層23から剥離する基板剥離工程を実施する。この基板剥離工程は、例えば図8の(a)および(b)に示すように上記光デバイスウエーハ2を製造する際に基板21と光デバイス層23の間にAlGaN層等からなるリフトオフ層230を形成しておき、このリフトオフ層230に応力を付与することにより、基板21と光デバイス層23を分離する。このように基板と光デバイス層を分離する基板剥離工程は、例えば特開2000−101139号公報に開示されている方法によって実施することができる。
上記基板剥離工程を実施したならば、基板21が剥離された光デバイスウエーハ2の光デバイス層23をストリート24に沿って切断し個々の光デバイス22に分割する光デバイス分割工程を実施する。この光デバイス分割工程は、上記図6の(a)に示す切削装置7を用いて上記第1の実施形態における光デバイス分割工程と同様に実施する。この結果、図9に示すようにヒートシンク材3に接合され基板が剥離されて除去された光デバイス層23はストリート24に沿って切削された切断溝25によって切断され、個々の光デバイス22に分割される。
上述した光デバイス分割工程を実施したならば、ヒートシンク配置治具6からヒートシンク3が接合された光デバイス22を取り出すことにより(デバイス取り出し工程)、図10に示すようにヒートシンク3が接合され基板が剥離されて除去された個々のデバイス22を得ることができる。このように第2の実施形態によって製造されるヒートシンク3が接合された個々のデバイス22は、光デバイスウエーハ2においてサファイヤや炭化珪素からなる基板21の表面に光りデバイス層23が形成された後には機能上不要となる基板21が剥離されて除去されているので、デバイス自体がコンパクトで且つ機能的となる。
光デバイスウエーハの斜視図および要部拡大断面図。 本発明による光デバイスの製造方法に用いるヒートシンクの斜視図。 図2に示すヒートシンクを複数個収容するヒートシンク配置治具の斜視図。 本発明による光デバイスの製造方法の第1の実施形態におけるヒートシンク配置工程の説明図。 本発明による光デバイスの製造方法の第1の実施形態におけるヒートシンク材接合工程の説明図。 本発明による光デバイスの製造方法の第1の実施形態における光デバイスウエーハ分割工程の説明図。 本発明による光デバイスの製造方法の第1の実施形態によって製造された光デバイスの斜視図。 本発明による光デバイスの製造方法の第2の実施形態における基板剥離工程の説明図。 本発明による光デバイスの製造方法の第2の実施形態における光デバイス層分割工程が実施された光デバイスウエーハの要部拡大断面図。 本発明による光デバイスの製造方法の第2の実施形態によって製造された光デバイスの斜視図。
符号の説明
2:光デバイスウエーハ
21:基板
22:光デバイス
23:光デバイス層
24:ストリート
25:切断溝
3:ヒートシンク
4:接合金属層
5:磁性材
6:ヒートシンク配置治具
61:区画壁
62:収容室
63:永久磁石
7:切削装置
71:切削装置のチャックテーブル
72:切削手段

Claims (4)

  1. 基板の表面に光デバイス層によって複数の光デバイスが形成された光デバイスウエーハを、該複数の光デバイスを区画するストリートに沿って分割するとともに、各光デバイスにヒートシンクを接合する光デバイスの製造方法であって、
    該ストリートに対応する区画壁によって区画された複数の収容室を備えたヒートシンク配置治具の該複数の収容室にそれぞれ該光デバイスの大きさに相当するヒートシンクを表面を上側にして収容するヒートシンク配置工程と、
    該光デバイスウエーハの該光デバイス層の表面と該ヒートシンク配置治具の該複数の収容室に収容された該複数のヒートシンクの表面とを該ストリートと該ヒートシンク配置治具の区画壁を対向して対面させ接合金属層を介して接合するヒートシンク材接合工程と、
    該光デバイス層に該複数のヒートシンクが接合された該光デバイスウエーハを該ストリートに沿って切断し個々の光デバイスに分割する光デバイスウエーハ分割工程と、を含む、
    ことを特徴とする光デバイスの製造方法。
  2. 該ヒートシンクは銅によって形成され裏面に磁性材が装着され、該ヒートシンク配置治具の該複数の収容室の底面には永久磁石が装着されており、該ヒートシンク配置工程において該複数の収容室に収容される該ヒートシンクは磁性材が装着された裏面が該永久磁石に吸引される、請求項1記載の光デバイスの製造方法。
  3. 基板の表面に光デバイス層によって複数の光デバイスが形成された光デバイスウエーハを、該複数の光デバイスを区画するストリートに沿って分割するとともに、各光デバイスにヒートシンクを接合する光デバイスの製造方法であって、
    該ストリートに対応する区画壁によって区画された複数の収容室を備えたヒートシンク配置治具の該複数の収容室にそれぞれ該光デバイスの大きさに相当するヒートシンクを表面を上側にして収容するヒートシンク配置工程と、
    該光デバイスウエーハの該光デバイス層の表面と該ヒートシンク配置治具の該複数の収容室に収容された該複数のヒートシンクの表面とを該ストリートと該ヒートシンク配置治具の区画壁を対向して対面させ接合金属層を介して接合するヒートシンク材接合工程と、
    該光デバイス層に該複数のヒートシンクが接合された該光デバイスウエーハの該基板を該光デバイス層から剥離する基板剥離工程と、
    該複数のヒートシンクが接合され該基板が剥離された該光デバイス層を該ストリートに沿って切断し個々の光デバイスに分割する光デバイス層分割工程と、を含む、
    ことを特徴とする光デバイスの製造方法。
  4. 該ヒートシンクは銅によって形成され裏面に磁性材が装着され、該ヒートシンク配置治具の該複数の収容室の底面には永久磁石が装着されており、該ヒートシンク配置工程において該複数の収容室に収容される該ヒートシンクは磁性材が装着された裏面が該永久磁石に吸引される、請求項3記載の光デバイスの製造方法。
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