JP2009223426A - 情報表示装置及び情報表示方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】機器本体と、機器本体の異なる面にそれぞれ配置される少なくとも一対のパネル状タッチ入力部と、前記少なくとも一対のパネル状タッチ入力部のそれぞれへの入力の組み合わせに応じて表示制御信号を生成する表示制御信号生成部と、生成された表示制御信号による制御を受けて表示パネルに表示をする表示部とを有する情報表示装置及び同装置を利用した情報表示方法を提供する。
【選択図】図1
Description
また、第二の発明は、第一の発明を基礎として、少なくとも一対のパネル状タッチ入力部は、自身の相対向する二面にそれぞれが配置されている情報表示装置を提供する。
また、第三の発明は、第一または第二の発明を基礎として、少なくとも一のパネル状タッチ入力部は、表示パネルである情報表示装置を提供する。
また、第四の発明は、第二または第二の発明を基礎とする第三の発明を基礎として、相対向する二面にそれぞれ配置されたパネル状タッチ入力部は、略同形状同配置である情報表示装置を提供する。
また、第五の発明は、第三または第三の発明を基礎とする第四の発明を基礎として、一面に対する入力に応じて、その一面に相対向する他の面にその入力に応じたシンボルを表示させるためのシンボル表示部を有する情報表示装置を提供する。
また、第六の発明は、第五の発明を基礎として、シンボル表示部は、一面に対する入力として入力座標位置を相対向するタッチパネル上に表示する入力座標点表示手段を有する情報表示装置を提供する。
また、第七の発明は、第二または第二の発明を基礎とする第三から第六のいずれか一の発明を基礎として、機器本体は第一部分筺体と第二部分筺体とからなり、各部分筺体に配置されたパネル状タッチ入力部が相対向するように第一部分筺体と第二部分筺体とを重ね合わせ可能な接続ヒンジを有する情報表示装置を提供する。
また、第九の発明は、第一から第八のいずれか一の発明を基礎として、表示制御信号生成部は、一対のパネル状タッチ入力部に対する拡開移動入力の指示点のうち、いずれか一方の位置が固定である場合には、その固定点を中心として表示を拡大する第二拡大制御信号を生成する第二拡大制御信号生成手段と、一対のパネル状タッチ入力部に対する近寄移動入力の指示点のうち、いずれか一方の位置が固定である場合には、その固定点を中心として表示を縮小する第二縮小制御信号を生成する第二縮小制御信号生成手段とを有する情報表示装置を提供する。
また、第十の発明は、第二または第二の発明を基礎とする第三から第九のいずれか一の発明を基礎として、表示制御信号生成部は、一対のパネル状タッチ入力部のうち表示パネル側への入力を表示を縮小する信号の生成に用い、表示パネルと対向するパネル状タッチ入力部への入力を表示を拡大する信号の生成に用いる表裏拡大縮小手段を有する情報表示装置を提供する。
また、第十一の発明は、第二または第二の発明を基礎とする第三から第十のいずれか一の発明を基礎として、表示制御信号生成部は、一対のパネル状タッチ入力部のうち表示パネル側への入力をポップアップ表示信号の生成に用い、表示パネルと対向するパネル状タッチ入力部への入力をポップアップされた画面内のスクロール信号の生成に用いる表裏ブラウジング手段を有する情報表示装置を提供する。
また、第十三の発明は、第十二の発明を基礎として、表示制御信号生成ステップは、前記第一判断サブステップにおける判断結果が拡開移動入力であるとの判断結果である場合に、一対のパネル状タッチ入力部に対する拡開移動入力の指示点のうち、いずれか一方の位置が固定であるか否か判断する第二判断サブステップと、前記第二判断ステップにおける判断結果が固定であるとの判断結果である場合には、その固定点を中心として表示を拡大する第二拡大制御信号を生成する第二拡大制御信号生成サブステップと、前記第一判断サブステップにおける判断結果が縮小移動入力であるとの判断結果である場合に、一対のパネル状タッチ入力部に対する縮小移動入力の指示点のうち、いずれか一方の位置が固定であるか否か判断する第三判断サブステップと、前記第三判断ステップにおける判断結果が固定であるとの判断結果である場合には、その固定点を中心として表示を縮小する第二縮小制御信号を生成する第二縮小制御信号生成サブステップとを有する情報表示方法を提供する。
また、第十四の発明は、第十二または第十三の発明を基礎として、表示制御信号生成ステップは、一対のパネル状タッチ入力部での入力のうち表示パネル側への入力を用いて表示を拡大する信号を生成する表入力利用表示拡大信号生成サブステップと、一対のパネル状タッチ入力部での入力のうち表示パネルと対向するパネル状タッチ入力部への入力を用いて表示を縮小する信号を生成する裏入力利用表示縮小信号生成サブステップとを有する情報表示方法を提供する。
また、第十五の発明は、第十二から第十四のいずれか一の発明を基礎として、表示制御信号生成ステップは、入力部での入力のうち表示パネル側への入力を用いてポップアップ表示信号を生成する表入力利用ブラウジングサブステップと、一対のパネル状タッチ入力部での入力のうち表示パネルと対向するパネル状タッチ入力部への入力を用いてポップアップされた画面内のスクロール信号を生成する裏入力利用ブラウジングサブステップとを有する情報表示方法を提供する。
本実施例の情報表示装置は、機器本体の異なる面にそれぞれ配置される少なくとも一対のパネル状タッチ入力部のそれぞれへの入力の組み合わせに応じて表示制御信号を生成して表示パネルに表示をするようにした点に特徴を有する。
図2は、本実施例の情報表示装置における機器本体の異なる面の組み合わせを示す。ここでは、説明を簡単にするため、本図(a)に示すような略直方体の形状を有する機器本体0200の異なる面にパネル状タッチ入力部が配置される場合の組み合わせを本図(b)のテーブル0201に示した。その際、各面に配置されるパネル状タッチ入力部の数は考慮せず、1個または複数のパネル状タッチ入力部が配置された異なる面の組み合わせの数を示した。この結果、本図に示すように全部で57通りの組み合わせがあることになる。実際には、この中に各面に配置されるパネル状タッチ入力部の数が異なるものが含まれ、また、本図に示した略直方体の形状と異なるものもあるので、この組み合わせは事実上無数に存在することになる。
(情報表示装置)
次に、本実施例の情報表示装置の構成について説明する。
図3は、本実施例の情報表示装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の「情報表示装置」0300は、「機器本体」0310と、少なくとも一対の「パネル状タッチ入力部」0320と、「表示制御信号生成部」0330と、「表示部」0340とを有する。また、本図では、表示パネルは外部装置が備えるものを利用する例を示したが、情報表示装置自身が表示パネルを有するものであってもよい。かかる例については後述する。
以下、本発明の情報表示装置の機能ブロックを構成する各部の構成について、順次説明する。
そしてメインメモリ上に展開したプログラムに従ったCPUの演算処理によって、インターフェースを介して入力されメモリやハードディスク上に保持されているデータなどが加工、蓄積されたり、上記各ハードウェアやソフトウェアを制御するための命令が生成されたりする。また、この発明は情報表示装置として実現できるのみでなく、方法としても実現可能である。また、このような発明の一部をソフトウェアとして構成することができる。さらに、そのようなソフトウェアをコンピュータに実行させるために用いるソフトウェア製品、及び同製品を記録媒体に固定した記録媒体も、当然にこの発明の技術的な範囲に含まれる(本明細書の全体を通じて同様である)。
「機器本体」は、情報表示装置の本体部分であって、CPU、メインメモリ、記憶装置などを格納した筺体である。また、情報を表示するための表示パネルを備えたものであってもよい。本発明の情報表示装置の機器本体は、その異なる面に少なくとも一対のパネル状タッチ入力部が配置されている点に特徴がある。
「パネル状タッチ入力部」は、本発明においては一般にタッチパネルと呼ばれるものと同義であり、指、専用ペン等でコンピュータ等の画面に触れて画面上の位置を指定することにより、当該コンピュータ等の機器の操作を行うための入力を受け付ける装置である(以下ではパネル状タッチ入力部をタッチパネルと呼ぶことがある)。
このパネル状タッチ入力部は、少なくとも一対のものが備えられ、また機器本体の異なる面にそれぞれ配置される。「少なくとも一対」とは、最低限異なる二面に各1個が配置されることを意味し、それ以上であれば、配置される面の数や各面に配置されるパネル状タッチ入力部の数は問わない。また、対になるパネル状タッチ入力部は、AとB、CとDというようにそれぞれが独立したペアを組んでいるという必要はなく、AとBが対であると同時にAとCも対であるといった関係でもよい。前出の図1(c)に示したものもこのような例であって、パネル状タッチ入力部A1とパネル状タッチ入力部Bが対であると同時にパネル状タッチ入力部A2とパネル状タッチ入力部Bが対である例である。
かかる観点からは、本実施例の情報表示装置は、少なくとも一対のパネル状タッチ入力部が自身の相対向する二面にそれぞれが配置されていることが望ましく、また、少なくとも一のパネル状タッチ入力部は、表示パネルであることが望ましい。さらに、相対向する二面にそれぞれ配置されたパネル状タッチ入力部は、略同形状同配置であることが一層望ましい。なぜなら、かかる構成とすることで、例えばユーザが裏側のパネルに指を触れているときに、その位置に相当する表側のパネル上の位置を、対向面上の同じ位置とすることができ、この結果、ユーザは、これら両面における操作位置を視覚的に確認しつつ、あたかも一つの面の両側から操作を行うような感覚で容易に操作を行うことが可能となるからである。
また、図5も、本実施例の情報表示装置の機能ブロックの別の一例を示す図であって、かかる好適な一例を示したものである。本図に示す「情報表示装置」0500は、一のパネル状タッチ入力部0521が表示パネルである点に特徴がある。本図の例では、他方のパネル状タッチ入力部0522は表示パネルではない例を示したが、本図の例と異なり、他方のパネル状タッチ入力部も表示パネルであってもよい。即ち、本例の情報表示装置は、少なくとも一対(つまり2個以上)のパネル状タッチ入力部のうち少なくとも1個が表示パネルであるものがすべて含まれる。また、図4、図5には図示されないが、これらの場合において、異なる面にそれぞれ配置されたパネル状タッチ入力部は、好適には略同形状同配置である。
また、ここでいう「面」は平面であることを典型とするが、曲面であってもよい。図6(c)は、一面が機器本体の前面から上面にまたがっており、他の一面がこれと相対向する後面から下面にまたがって配置されている例を示す。さらに、前述のように機器本体自身の形状は略直方体に限られないことから、機器本体の形状図6(d)に示すような略球状のものや、図6(e)に示すような略バーベル状のものであってもよい。このような場合でも、機器本体の概ね対称の位置に互いに背を向けるようにして配置されたものであれば、機器本体自身の相対向する二面にそれぞれが配置されているパネル状タッチ入力部であると観念できる。
なお、本図(a)から(e)に示したパネル状タッチ入力部は、いずれも略同形状同配置の好適例を示したものである。
「表示制御信号生成部」は、前記少なくとも一対のパネル状タッチ入力部のそれぞれへの入力の組み合わせに応じて表示制御信号を生成するように構成されている。
この場合の具体的なユーザによるタッチ操作としては、例えば、ユーザが機器本体の裏側のタッチパネルの一点をタッチしつつ、表側の表示画面を兼ねたタッチパネルを曲線でなぞるといったものが挙げられる。これにより、画面に表示された画像などが、上記一点に相当する位置を中心としてなぞった方向に回転するように表示制御するための表示制御信号が生成される。その際、既述のように、ユーザにとってはパネル状タッチ入力部の座標位置(X,Y)に相当する位置がパネル状タッチ入力部Bのパネル上のどの位置であるのかを視覚的に確認できた方が操作が容易である。そこで、パネル状タッチ入力部Bのパネル上にパネル状タッチ入力部Aの座標位置(X,Y)に相当する位置を表示するようにしてもよい。
「表示部」は、生成された表示制御信号による制御を受けて表示パネルに表示をするように構成されている.
図8は、生成された表示制御信号による制御を受けた表示パネルへの表示の一例を示す。本図は、図7のパターン1に示した表示制御信号に基づく表示の例である。このうち(a)は入力前の画面表示を示す。次に(b)は、ユーザが機器本体の裏側のパネルの座標(X,Y)の一点をタッチしつつ(入力A)、表側のパネルを矢印のように曲線でなぞる動作(入力B)を行った状態(入力イメージ)が示されている。この場合、前述のように裏側のパネルの座標位置(X,Y)に相当する位置が表側のパネルに表示されるようにしてもよい。この結果、かかる入力の組み合わせに応じた入力制御信号が生成され、この制御信号による制御を受けて表示パネルに表示がなされる結果、(c)に示すように、入力後の変化を示す画面として、画像が(a)で表示されていた元の位置(破線で示す)から(b)に示した矢印方向に所定の角度回転した位置に移動した状態が表示される。
なお、表示部は、直接表示制御信号に基づいて表示を行うのではなく、表示制御信号を間接的に利用し、この利用した結果を反映させて表示を行うように構成されていてもよい。例えば、図1(d)に示したようなデジタルカメラ型の情報表示装置において、パネル状タッチ入力部Bをなぞることで生成される表示制御信号を用いてカメラのフォーカス調整のためのレンズ位置の移動を行い、この結果を反映してフォーカスを調整した画面を表示するといったものが考えられる。
次に、本実施例の情報表示装置のハードウェア構成について説明する。
図9は本実施例の情報表示装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本実施例の情報表示装置のパネル状タッチ入力部は、「記憶装置(記録媒体)」0901と、「メインメモリ」0902と、「CPU」0903と、「I/O」0904と、「I/O」を介して接続されている複数の「タッチパネル」0905とからなる。なお、ここでいう「タッチパネル」は、上述の一般的用例と異なり、パネル状タッチ入力部から記憶装置、メインメモリ、CPU、I/Oを除いたパネルそのものを指す。表示制御信号生成部は「記憶装置(記録媒体)」と、「メインメモリ」と、「CPU」とからなる。また、表示部は「記憶装置(記録媒体)」と、「メインメモリ」と、「CPU」と、「I/O」とからなる。さらに、本図に示すように、本実施例の情報表示装置(表示部)は、I/Oを介して表示パネル0906を有していてもよい。
これらは「システムバス」0907などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。記憶装置はCPUによって実行される各種プログラムなどを記憶している。またメインメモリは、プログラムがCPUによって実行される際の作業領域であるワーク領域を提供する。また、このメインメモリや記憶装置にはそれぞれ複数のメモリアドレスが割り当てられており、CPUで実行されるプログラムは、そのメモリアドレスを特定しアクセスすることで相互にデータのやりとりを行い、処理を行うことが可能になっている。本例ではパネル状タッチ入力プログラムと、表示制御信号生成プログラムと、表示キー入力プログラムとが記憶装置に記憶されており、これらのプログラムは例えば電源投入とともに自動的に記憶装置から読み出されてメインメモリに常駐する。
図10は、本実施例の情報表示装置における処理の流れの一例を示す図である。
本図に示すように、まず、処理を開始するか否かの判断ステップS1001において、情報表示装置が処理を開始すると判断した場合、パネル状タッチ入力部1(ここでは異なる面に配置されるパネル状タッチ入力部の一方をいうものとする)への入力を取得する(ステップS1002)。次に、情報表示装置は、パネル状タッチ入力部2(ここでは異なる面に配置されるパネル状タッチ入力部の他の一方をいうものとする)への入力を取得する(ステップS1003)。
次に、情報表示装置は、表示制御信号生成ステップS1004において、前記パネル状タッチ入力部のそれぞれへの入力の組み合わせに応じて表示制御信号を生成する。
次に、情報表示装置は、表示ステップS1005において、生成された表示制御信号による制御を受けて表示パネルに表示をする。
本図に示す処理の流れのうち、ステップS1101からステップS1104までの処理の流れは、図10に示した処理の流れと同じである。
次に、本図の例では、情報処理装置は、前記ステップS1104にて生成した表示制御信号を表示制御に間接的に利用する(ステップS1105)。
次に、情報表示装置は、前記ステップS1105にて利用した結果を反映させて表示を行う(ステップS1106)。
本実施例の発明により、両面タッチパネルをはじめとする異なる面にタッチパネルを有する情報表示装置であって、ユーザが視覚的・直観的に拡大、縮小などの画面操作を容易に行うことができるための手段を備えた情報表示装置及び同装置を利用した情報表示方法を提供することが可能となる。
本実施例の情報表示装置は、実施例1のうち少なくとも一のパネル状タッチ入力部が表示パネルである場合の例と基本的に共通するが、一面に対する入力に応じて、その一面に相対向する他の面にその入力に応じたシンボルを表示させるための手段を有することを特徴とする。また、かかるシンボル表示手段が、一面に対する入力として入力座標位置を相対向するタッチパネル上に表示する手段を有するものも本実施例の情報表示装置に含まれる。
(情報表示装置)
図12は、本実施例の情報表示装置の機能ブロックの一例を示す図である。本図に示すように、本実施例の「情報表示装置」1200は、「機器本体」1210と、少なくとも一対の「パネル状タッチ入力部」1221、1222と、「表示制御信号生成部」1230と、「表示部」1240とを有することに加え、「シンボル表示部」1250を有する。また、本図には示されていないが「シンボル表示部」が「入力座標点表示手段」を有していてもよい。なお、本実施例の少なくとも一の「パネル状タッチ入力部」は、表示パネルであるものに限られる。本図の例では、「パネル状タッチ入力部」1221が表示パネルである。これらのうち「機器本体」、「パネル状タッチ入力部」、「表示制御信号生成部」、「表示部」の構成は実施例1で説明したところと同様であるので省略し、ここでは「シンボル表示部」について説明する。
「シンボル表示部」は、一面に対する入力に応じて、その一面に相対向する他の面にその入力に応じたシンボルを表示させるためのものである。
また、シンボル表示部が「入力座標点表示手段」を有する場合、当該入力座標点表示手段は、一面に対する入力として入力座標位置を相対向するタッチパネル上に表示するように構成される。
図35は、シンボル表示部の機能を説明するための図である。
本図に示したように、少なくとも一対の「パネル状タッチ入力部」のうち「パネル状タッチ入力部L」3522が表示パネルである場合において、シンボル表示部3550が、少なくとも一対の「パネル状タッチ入力部」のうちの他方の「パネル状タッチ入力部R」3521への入力信号Rを当該パネル状タッチ入力部Rから取得した場合、情報表示装置は実線で示すような処理を実行する。即ち、シンボル表示部は、この入力信号Rを取得する「入力処理R」3551を行い、当該信号に基づいて「シンボル表示信号生成処理」3553を行う。そして、生成されたシンボル表示信号を「パネル状タッチ入力部R」と相対向する面に配置されている「パネル状タッチ入力部L」に表示するために「シンボル表示L」3554として「パネル状タッチ入力部L」に対して送信する。この結果、「パネル状タッチ入力部R」に入力された信号に基づくシンボル表示を、これと相対向する面であり表示パネルでもある「パネル状タッチ入力部L」にて行うことが可能となる。この場合「パネル状タッチ入力部R」は例えば機器本体3510の後面側(裏側)の面であり、「パネル状タッチ入力部L」は前面側(表側)の面である。
図13は、シンボル表示の一例を示す図である。例えば図13(a)に示したのは、左側に示す一面に配置されたパネル状タッチ入力部1311に指で固定的に触れることによる入力が受け付けられた場合に、右側に示す相対向する他の面に配置されたパネル状タッチ入力部1312に十字形状のシンボルが表示される例である。また、図13(b)に示したのは、左側に示す一面に配置されたパネル状タッチ入力部1311に指を直線的に移動させてなされた掃引入力が受け付けられた場合に、右側に示す相対向する他の面に配置されたパネル状タッチ入力部1312に直線矢印形状のシンボルが表示される例である。また、図13(c)に示したのは、左側に示す一面に配置されたパネル状タッチ入力部1311に指を曲線的に移動させてなされた弓状掃引入力が受け付けられた場合に、右側に示す相対向する他の面に配置されたパネル状タッチ入力部1312に略円形矢印形状のシンボルが表示される例である(なお本図において、相対向する他の面は、理解の便宜のために一面と同じ方向の動きとなるように左右を反転させて示した)。
次に、本実施例の情報表示装置のハードウェア構成について説明する。
図15は本実施例の情報表示装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本例の情報表示装置のシンボル表示部は「記憶装置(記録媒体)」1501と、「メインメモリ」1502と、「CPU」1503と、「I/O」1504とからなる。なお、その余の各部の構成は実施例1で説明したところと同様である。
これらは「システムバス」1507などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。記憶装置はCPUによって実行される各種プログラムなどを記憶している。本例では実施例1で示したプログラムに加え、シンボル表示プログラムが記憶装置に記憶されており、このプログラムも例えば電源投入とともに自動的に記憶装置から読み出されてメインメモリに常駐する。
次に、シンボル表示プログラムは、上記で受け付けた入力信号に応じたシンボル表示制御信号を生成する。受け付けた入力と、これに応じたシンボル表示の関係は、例えば図13で示したようなものである。このため。情報表示装置は、予め記憶装置にかかる入力とシンボル表示の関連付けを行ったテーブルを記憶し、これをメインメモリに読み出して利用するようにしてもよい。
図16は、本実施例の情報表示装置における処理の流れの一例を示す図であって、シンボル表示に係る処理の流れの一例を示す。その余の処理の流れは実施例1と同様であるので、図示および説明を省略する。
情報表示装置は、まず機器本体の一の面に配置されるパネルのうち、表示パネルに相対向する面に配置されたパネル状タッチ入力部に対する入力信号の受け付けがあったか否かを判断する(ステップS1601)。
次に、前記判断ステップS1601にての判断結果が、入力信号の受け付けがあったとの判断結果の場合。情報表示装置は、上記で受け付けた入力信号に応じたシンボル表示制御信号を生成する(ステップS1602)。
さらに、情報表示装置は、前記ステップにて生成されたシンボル表示制御信号に基づいて、当該シンボルを相対向する面である表示パネルに表示する(S1603)。
本実施例の発明により、この表示パネルと対向する面における接触位置に相当する位置をシンボルとして表面に表示することで、ユーザがこの位置を視覚的に知ることができ、もって容易に操作を行うことが可能となる。
本実施例の情報表示装置は、基本的に実施例1などの情報表示装置と共通する。ただし、本実施例の情報表示装置は、機器本体が第一部分筺体と第二部分筺体とからなり、各部分筺体に配置されたパネル状タッチ入力部が相対向するように第一部分筺体と第二部分筺体とを重ね合わせ可能な接続ヒンジを有する点に特徴を有する。
(全般)
図17は、本実施例の情報表示装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の「情報表示装置」1700は、「第一部分筺体」1711と「第二部分筺体」1712とからなる。また、本実施例の情報表示装置は、各部分筺体に配置されたパネル状タッチ入力部が相対向するように第一部分筺体と第二部分筺体とを重ね合わせ可能な「接続ヒンジ」1713を有する。
次に、本実施例の情報表示装置のハードウェア構成のうち、接続ヒンジのハードウェア構成について説明する。その余の構成は実施例1などで述べたところと同様である。
図示は省略するが、本実施例の情報表示装置の接続ヒンジは、「メインメモリ」と、「CPU」と、「I/O」と、I/Oを介して接続されている「センサ」とからなる。なお、その余の各部の構成は実施例1で説明したところと同様である。
そして、接続ヒンジは、センサを利用して第一部分筺体と第二部分筺体の重なり状態を検知し、その検知結果をメインメモリに格納する。この結果、各部分筺体に配置されたパネル状タッチ入力部が相対向するように第一部分筺体と第二部分筺体とを重ね合わせられた状態であるとの検知結果が格納されたときは、各部を構成するCPUを用いてそれぞれの処理を行うためのプログラムが、この検知結果を読み取り、それぞれの処理を行うことが可能となる。
本実施例の発明により、折り畳み式携帯電話機のような装置にも本発明に係る情報表示装置を搭載することが可能となる。
本実施例の情報表示装置は、基本的に実施例1などの情報表示装置と共通する。ただし、本実施例の情報表示装置は、表示制御信号生成部が、一対のパネル状タッチ入力部での指示点の入力が拡開移動入力である場合には表示を拡大するように、近寄移動入力である場合には表示を縮小するように制御信号を生成する点に特徴を有する。
(全般)
図19は、本実施例の情報表示装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の「情報表示装置」1900は、「機器本体」1910と、少なくとも一対の「パネル状タッチ入力部」1920と、「表示制御信号生成部」1930と、「表示部」1940とを有する.この点は実施例1の情報表示装置と共通するが、本実施例の装置は「表示制御信号生成部」が、「第一拡大制御信号生成手段」1931と「第一縮小制御信号生成手段」1932とを有する。以上のうち、機器本体、パネル状タッチ入力部、表示部の構成は実施例1で説明したところと同様であるので、ここでは、表示制御信号生成部の構成について説明する。
「表示制御信号生成部」の「第一拡大制御信号生成手段」は、一対のパネル状タッチ入力部での指示点の入力が拡開移動入力である場合には表示を拡大する第一拡大制御信号を生成するように構成されている。また、「表示制御信号生成部」の「第一縮小制御信号生成手段」は、一対のパネル状タッチ入力部での指示点の入力が近寄移動入力である場合には表示を縮小する第一縮小制御信号を生成するように構成されている。
本図(b)は、参考までに操作前の表示画面と拡大された操作後の画面とを比較して示したものである。
また、本図の例と異なり、本図(a)に示した状態から近寄移動入力として右手人差し指を左方向に、左手人差し指を右方向にスライドさせる動作を行えば、操作後の状態として画面の表示が縮小される。また、これらの場合に、両面でのスライド距離の合計に応じて拡大率や縮小率を変化させるようにしてもよい。
なお、拡開移動入力の場合に表示を拡大し、近寄移動入力の場合に表示を縮小するように構成した理由は、ユーザが指で画面を広げるような操作をすれば画面が拡大し、ユーザが指で画面を縮めるような操作をすれば画面が縮小することで、ユーザが視覚的・直観的に操作を行えるようにするためである。
次に、本実施例の情報表示装置のハードウェア構成について説明する。
図21は本実施例の情報表示装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例の情報表示装置の各部の構成自体は、実施例1の情報表示装置と同様である。
これらは「システムバス」2107などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。記憶装置はCPUによって実行される各種プログラムなどを記憶している。本例では実施例1で示したプログラムに加え、第一判断プログラムが記憶装置に記憶されている。この第一判断プログラムは、一対のパネル状タッチ入力部での指示点の入力が拡開移動入力であるのか近寄移動入力であるのかを判断するためのプログラムである。このプログラムも例えば電源投入とともに自動的に記憶装置から読み出されてメインメモリに常駐する。
図22は、本実施例の情報表示装置における処理の流れの一例を示す図であって、全体の処理の流れのうち表示制御信号生成及び表示に係る処理の流れの一例を示した図である。なお、その余の処理の流れは実施例1において図10で示した処理の流れと同様であるので、図示および説明を省略する。
本図に示す処理の流れは、表示制御信号生成ステップS2201と表示ステップS2205とからなる。このうち、表示制御信号生成ステップは、以下の各サブステップを有する。
まず、パネル状タッチ入力部での指示点の入力が拡開移動入力か近寄移動入力かの判断ステップS2202において、情報表示装置は当該判断を行う。
次に、前記ステップでの判断結果が拡開移動入力であるとの判断結果である場合には、情報表示装置は、表示を拡大する信号である第一拡大制御信号を生成する(ステップS2203)。
一方、前記ステップでの判断結果が近寄移動入力であるとの判断結果である場合には、情報表示装置は、表示を縮小する信号である第一縮小制御信号を生成する(ステップS2204)。
さらに、情報表示装置は、表示ステップS2205において、前記各ステップS2203、S2204にて生成された制御信号に基づいて表示を行う。
本実施例の発明により、ユーザが指で画面を広げるような操作をすれば画面が拡大し、ユーザが指で画面を縮めるような操作をすれば画面が縮小することで、ユーザが視覚的・直観的に操作を行えるようにできるための手段を備えた情報表示装置及び同装置を利用した情報表示方法を提供することが可能となる。
本実施例の情報表示装置は、基本的に実施例1などの情報表示装置と共通する。ただし、本実施例の情報表示装置は、表示制御信号生成部が、一対のパネル状タッチ入力部に対する拡開移動入力の指示点のうちいずれか一方の位置が固定である場合にはその固定点を中心として表示を拡大し、一対のパネル状タッチ入力部に対する近寄移動入力の指示点のうちいずれか一方の位置が固定である場合にはその固定点を中心として表示を縮小する制御信号をそれぞれ生成する点に特徴を有する。
(全般)
図23は、本実施例の情報表示装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の「情報表示装置」2300は、「機器本体」2310と、少なくとも一対の「パネル状タッチ入力部」2320と、「表示制御信号生成部」2330と、「表示部」2340とを有する.この点は実施例1や実施例4の情報表示装置と共通するが、本実施例の装置は「表示制御信号生成部」が、「第二拡大制御信号生成手段」2333と「第二縮小制御信号生成手段」2334とを有する。以上のうち、機器本体、パネル状タッチ入力部、表示部の構成は実施例1で説明したところと同様であるので、ここでは、表示制御信号生成部の構成について説明する。
「表示制御信号生成部」の「第二拡大制御信号生成手段」は、一対のパネル状タッチ入力部に対する拡開移動入力の指示点のうち、いずれか一方の位置が固定である場合には、その固定点を中心として表示を拡大する第二拡大制御信号を生成するように構成されている。また、「表示制御信号生成部」の「第二縮小制御信号生成手段」は、一対のパネル状タッチ入力部に対する近寄移動入力の指示点のうち、いずれか一方の位置が固定である場合には、その固定点を中心として表示を縮小する第二縮小制御信号を生成するように構成されている。
また、本図の例と異なり、本図(a)に示した状態から近寄移動入力として右手人差し指を左方向に、左手人差し指を右方向にスライドさせる動作を行えば、操作後の状態として画面の表示が縮小される。また、これらの場合に、前面でのスライド距離に応じて拡大率や縮小率を変化させるようにしてもよい。
なお、拡開移動入力の場合に表示を拡大し、近寄移動入力の場合に表示を縮小するように構成した理由がユーザが視覚的、直観的に操作を行えるようにするためである点は、前実施例と同様である。
次に、本実施例の情報表示装置のハードウェア構成について説明する。
図25は本実施例の情報表示装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例の情報表示装置の各部の構成自体は、実施例1などの情報表示装置と同様である。
これらは「システムバス」2507などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。記憶装置はCPUによって実行される各種プログラムなどを記憶している。本例では実施例1で示したプログラムに加え、第二判断プログラムが記憶装置に記憶されている。この第二判断プログラムは、一対のパネル状タッチ入力部での指示点の入力が拡開移動入力であるのか近寄移動入力であるのかを判断するとともに、当該拡開移動入力もしくは近寄移動入力の指示点のうち、いずれか一方の位置が固定であるか否かを判断するためのプログラムである。このプログラムも例えば電源投入とともに自動的に記憶装置から読み出されてメインメモリに常駐する。
図26は、本実施例の情報表示装置における処理の流れの一例を示す図であって、全体の処理の流れのうち表示制御信号生成及び表示に係る処理の流れの一例を示した図である。なお、その余の処理の流れは実施例1において図10で示した処理の流れと同様であるので、図示および説明を省略する。
本図に示す処理の流れは、表示制御信号生成ステップS2601と表示ステップS2607とからなる。このうち、表示制御信号生成ステップは、以下の各サブステップを有する。
まず、パネル状タッチ入力部での指示点の入力が拡開移動入力か近寄移動入力かの判断ステップS2602において、情報表示装置は当該判断を行う。
次に、前記ステップでの判断結果が拡開移動入力であるとの判断結果である場合には、情報表示装置は、さらに指示点の一方の位置が固定であるか否かの判断を行う(ステップS2603)。その結果、固定であると判断された場合には、その固定点を中心として表示を拡大する信号である第二拡大制御信号を生成する(ステップS2604)。
一方、前記ステップS2602での判断結果が近寄移動入力であるとの判断結果である場合には、情報表示装置は、さらに指示点の一方の位置が固定であるか否かの判断を行う(ステップS2605)。その結果、固定であると判断された場合には、その固定点を中心として表示を縮小する信号である第二縮小制御信号を生成する(ステップS2606)。
さらに、情報表示装置は、表示ステップS2607において、前記各ステップS2604、S2606にて生成された制御信号に基づいて表示を行う。
本実施例の発明により、後面で押さえられる点が固定されたまま、ユーザが指で画面を広げるような操作をすれば画面が拡大し、ユーザが指で画面を縮めるような操作をすれば画面が縮小することで、ユーザが視覚的・直観的に操作を行えるようにできるための手段を備えた情報表示装置及び同装置を利用した情報表示方法を提供することが可能となる。
本実施例の情報表示装置は、基本的に実施例1などの情報表示装置(ただし、少なくとも一対のパネル状タッチ入力部が自身の相対向する二面にそれぞれが配置されているものに限られる)と共通する。ただし、本実施例の情報表示装置は、表示制御信号生成部が、一対のパネル状タッチ入力部のうち表示パネル側への入力を表示を縮小する信号の生成に用い、表示パネルと対向するパネル状タッチ入力部への入力を表示を拡大する信号の生成に用いるようにされている点に特徴を有する。
(全般)
図27は、本実施例の情報表示装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の「情報表示装置」2700は、「機器本体」2710と、少なくとも一対の「パネル状タッチ入力部」2720と、「表示制御信号生成部」2730と、「表示部」2740とを有する.この点は実施例1などの情報表示装置と共通するが、本実施例の装置は「表示制御信号生成部」が、「表裏拡大縮小手段」2735を有する点に特徴がある。以上のうち、機器本体、パネル状タッチ入力部、表示部の構成は実施例1で説明したところと同様であるので、ここでは、表示制御信号生成部の構成について説明する。
「表示制御信号生成部」の「表裏拡大縮小手段」は、一対のパネル状タッチ入力部のうち表示パネル側への入力を表示を縮小する信号の生成に用い、表示パネルと対向するパネル状タッチ入力部への入力を表示を拡大する信号の生成に用いるように構成されている。かかる構成は、表示パネル側への入力があった場合には表示パネルの表示が拡大され、表示パネルと対向する側への入力があった場合には表示パネルの表示が縮小されるようにするためのものであるが、これは、表示パネル側に入力する場合は、ユーザにとってこちら側から向こう側へ押し込む感覚で操作がなされ、対向側に入力する場合は向こう側からこちら側に引き出す感覚で操作がなされるので、ユーザにとって視覚的に操作が容易になるようにするためのものである。
また、本図の例と異なり、指で前面のパネル状タッチ入力部の一点をたたいた場合には、操作後の状態として画面の表示が縮小される。また、これらの場合に、たたく度に所定の倍率で拡大・縮小を行うようにしてもよいし、パネル状タッチ入力部に一定時間指が接触し続けるようにしてたたき、その接触中は所定の拡大速度で拡大・縮小を行うようにしてもよい。
なお、本例では後面をたたくと表示が拡大し、前面をたたくと表示が縮小する例で示したが、逆でもよい。ただし、本例の方が、後面をたたくと画面が手前に押し出され、前面をたたくと画面が後方に押し込まれる感覚で操作ができることから、ユーザが視覚的・直観的に操作を行えるという点ではより好適である。
次に、本実施例の情報表示装置のハードウェア構成について説明する。
図29は本実施例の情報表示装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例の情報表示装置の各部の構成自体は、実施例1などの情報表示装置と同様である。
これらは「システムバス」2907などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。記憶装置はCPUによって実行される各種プログラムなどを記憶している。本例では、実施例1の情報表示装置と同様のプログラムが記憶されている。
図30は、本実施例の情報表示装置における処理の流れの一例を示す図であって、全体の処理の流れのうち表示制御信号生成及び表示に係る処理の流れの一例を示した図である。なお、その余の処理の流れは実施例1において図10で示した処理の流れと同様であるので、図示および説明を省略する。
本図に示す処理の流れは、表示制御信号生成ステップS3001と表示ステップS3005とからなる。このうち、表示制御信号生成ステップは、以下の各サブステップを有する。
まず、パネル状タッチ入力部での入力が表示パネル側か対向側かの判断ステップS3002において、情報表示装置は当該判断を行う。
次に、前記ステップでの判断結果が表示パネル側での入力であるとの判断結果である場合には、情報表示装置は、表示を縮小する表示制御信号を生成する(ステップS3003)。
一方、前記ステップS3002での判断結果が対向側でのあるとの判断結果である場合には、情報表示装置は、表示を拡大する表示制御信号を生成する(ステップS3004)。
さらに、情報表示装置は、表示ステップS3005において、前記各ステップS3003、S3004にて生成された制御信号に基づいて表示を行う。
本実施例の発明により、表示パネル側に入力する場合はユーザにとってこちら側から向こう側へ押し込む感覚で操作がなされ、対向側に入力する場合は向こう側からこちら側に引き出す感覚で操作がなされることで、ユーザが視覚的・直観的に操作を行えるようにできるための手段を備えた情報表示装置及び同装置を利用した情報表示方法を提供することが可能となる。
本実施例の情報表示装置は、基本的に実施例1などの情報表示装置(ただし、少なくとも一対のパネル状タッチ入力部が自身の相対向する二面にそれぞれが配置されているものに限られる)と共通する。ただし、本実施例の情報表示装置は、表示制御信号生成部が、一対のパネル状タッチ入力部のうち表示パネルと対向するパネル状タッチ入力部への入力をポップアップ表示信号の生成に用い、表示パネル側への入力をポップアップされた画面内のスクロール信号の生成に用いるようにされている点に特徴を有する。
(全般)
図31は、本実施例の情報表示装置の機能ブロックの一例を示す図である。本実施例の「情報表示装置」3100は、「機器本体」3110と、少なくとも一対の「パネル状タッチ入力部」3120と、「表示制御信号生成部」3130と、「表示部」3140とを有する.この点は実施例1などの情報表示装置と共通するが、本実施例の装置は「表示制御信号生成部」が、「表裏ブラウジング手段」3136を有する。以上のうち、機器本体、パネル状タッチ入力部、表示部の構成は実施例1で説明したところと同様であるので、ここでは、表示制御信号生成部の構成について説明する。
「表示制御信号生成部」の「表裏ブラウジング手段」は、一対のパネル状タッチ入力部のうち表示パネルと対向するパネル状タッチ入力部への入力をポップアップ表示信号の生成に用い、表示パネル側への入力をポップアップされた画面内のスクロール信号の生成に用いるように構成されている。
この他、例えば前面のパネル状タッチ入力部のうちポップアップ画面が表示されている箇所をダブルタッチ(ここでは、PCのマウス操作におけるダブルクリックのように高速で2度タッチすることをいう)することにより、当該番組を選局して視聴画面に切り替えるといったように、パネル状タッチ入力部へのタッチ動作を他の操作と連動させるようにしてもよい。
なお、本例の後面にタッチするとポップアップ画面が表示されるという構成も、これまでに説明した例と同様に、ユーザが視覚的・直観的に操作を行えるようにしたものである。
なお、本例では後面のタッチをポップアップ操作、前面のタッチをスクロール操作として機能させる例を示したが、反対に前面のタッチをポップアップ操作、後面のタッチをスクロール操作として機能させてもよい。
次に、本実施例の情報表示装置のハードウェア構成について説明する。
図33は本実施例の情報表示装置のハードウェア構成の一例を示す概略図である。本図に示すように、本例の情報表示装置の各部の構成自体は、実施例1などの情報表示装置と同様である。
これらは「システムバス」3307などのデータ通信経路によって相互に接続され、情報の送受信や処理を行う。記憶装置はCPUによって実行される各種プログラムなどを記憶している。本例では、実施例1の情報表示装置と同様のプログラムが記憶されている。
図34は、本実施例の情報表示装置における処理の流れの一例を示す図であって、全体の処理の流れのうち表示制御信号生成及び表示に係る処理の流れの一例を示した図である。本図に示す処理の流れは、以下のとおりである。なお、その余の処理の流れは実施例1において図10で示した処理の流れと同様であるので、図示および説明を省略する。
本図の処理の流れは、表示制御信号生成ステップS3401とポップアップ表示ステップS3404とスクロール表示ステップS3407とからなる。このうち、表示制御信号生成ステップは、以下の各サブステップを有する。
まず、パネル状タッチ入力部での入力が表示パネル側への入力か表示パネルと対向するパネル状タッチ入力部への入力かの判断ステップS3402において、情報表示装置は当該判断を行う。
次に、前記ステップでの判断結果が表示パネルと対向するパネル状タッチ入力部への入力であるとの判断結果である場合には、情報表示装置は、当該表示パネルと対向するパネル状タッチ入力部への入力を用いてポップアップ表示制御のための表示制御信号を生成する(ステップS3403)。
一方、前記ステップS3402での判断結果が表示パネル側への入力であるとの判断結果である場合には、情報表示装置は、スクロール画面(ポップアップ画面及びそのスクロールバー)があるかどうかの判断を行う(ステップS3405)。
この結果、スクロール画面があるとの判断結果が得られた場合には、情報表示装置は、当該スクロール画面のスクロール表示制御のための表示制御信号を生成する(ステップS3406)。
さらに、情報表示装置は、以上の表示制御信号生成ステップS3401において生成された表示制御信号に基づいて表示を行う。即ち、ポップアップ表示制御信号が生成された場合には、当該表示制御信号に基づいてポップアップ表示を行う(ステップS3404)。
一方、スクロール表示制御信号が生成された場合には、当該表示制御信号に基づいてスクロール表示を行う(ステップS3407)。
本実施例の発明により、表示パネル側への入力をポップアップ表示信号の生成に用い、表示パネルと対向するパネル状タッチ入力部への入力をポップアップされた画面内のスクロール信号の生成に用いることで、ユーザが視覚的・直観的に操作を行えるようにできるための手段を備えた情報表示装置及び同装置を利用した情報表示方法を提供することが可能となる。
0101 パネル状タッチ入力部A
0101a パネル状タッチ入力部A1
0101b パネル状タッチ入力部A2
0102 パネル状タッチ入力部B
0300 情報表示装置
0310 機器本体
0320 パネル状タッチ入力部
0330 表示制御信号生成部
0340 表示部
Claims (15)
- 機器本体と、
機器本体の異なる面にそれぞれ配置される少なくとも一対のパネル状タッチ入力部と、
前記少なくとも一対のパネル状タッチ入力部のそれぞれへの入力の組み合わせに応じて表示制御信号を生成する表示制御信号生成部と、
生成された表示制御信号による制御を受けて表示パネルに表示をする表示部と、
を有する情報表示装置。 - 少なくとも一対のパネル状タッチ入力部は、自身の相対向する二面にそれぞれが配置されている請求項1に記載の情報表示装置。
- 少なくとも一のパネル状タッチ入力部は、表示パネルである請求項1または2に記載の情報表示装置。
- 相対向する二面にそれぞれ配置されたパネル状タッチ入力部は、略同形状同配置である請求項2または請求項2に従属する請求項3に記載の情報表示装置。
- 一面に対する入力に応じて、その一面に相対向する他の面にその入力に応じたシンボルを表示させるためのシンボル表示部を有する請求項3または請求項3に従属する請求項4に記載の情報表示装置。
- シンボル表示部は、一面に対する入力として入力座標位置を相対向するタッチパネル上に表示する入力座標点表示手段を有する請求項5に記載の情報表示装置。
- 機器本体は第一部分筺体と第二部分筺体とからなり、各部分筺体に配置されたパネル状タッチ入力部が相対向するように第一部分筺体と第二部分筺体とを重ね合わせ可能な接続ヒンジを有する請求項2または請求項2に従属する請求項3から6のいずれか一に記載の情報表示装置。
- 表示制御信号生成部は、
一対のパネル状タッチ入力部での指示点の入力が拡開移動入力である場合には表示を拡大する第一拡大制御信号を生成する第一拡大制御信号生成手段と、
一対のパネル状タッチ入力部での指示点の入力が近寄移動入力である場合には表示を縮小する第一縮小制御信号を生成する第一縮小制御信号生成手段と、
を有する請求項1から7のいずれか一に記載の情報表示装置。 - 表示制御信号生成部は、
一対のパネル状タッチ入力部に対する拡開移動入力の指示点のうち、いずれか一方の位置が固定である場合には、その固定点を中心として表示を拡大する第二拡大制御信号を生成する第二拡大制御信号生成手段と、
一対のパネル状タッチ入力部に対する近寄移動入力の指示点のうち、いずれか一方の位置が固定である場合には、その固定点を中心として表示を縮小する第二縮小制御信号を生成する第二縮小制御信号生成手段と、
を有する請求項1から8のいずれか一に記載の情報表示装置。 - 表示制御信号生成部は、
一対のパネル状タッチ入力部のうち表示パネル側への入力を表示を縮小する信号の生成に用い、表示パネルと対向するパネル状タッチ入力部への入力を表示を拡大する信号の生成に用いる表裏拡大縮小手段を有する請求項2または請求項2に従属する請求項3から9のいずれか一に記載の情報表示装置。 - 表示制御信号生成部は、
一対のパネル状タッチ入力部のうち表示パネルと対向するパネル状タッチ入力部への入力をポップアップ表示信号の生成に用い、表示パネル側への入力をポップアップされた画面内のスクロール信号の生成に用いる表裏ブラウジング手段を有する請求項2または請求項2に従属する請求項3から10のいずれか一に記載の情報表示装置。 - 機器本体と、機器本体の異なる面にそれぞれ配置される少なくとも一対のパネル状タッチ入力部とを有する情報表示装置を利用した情報表示方法であって、
前記少なくとも一対のパネル状タッチ入力部のそれぞれへの入力の組み合わせに応じて表示制御信号を生成する表示制御信号生成ステップと、
生成された表示制御信号による制御を受けて表示パネルに表示をする表示ステップと
を有し、
表示制御信号生成ステップは、
一対のパネル状タッチ入力部での指示点の入力が拡開移動入力であるか近寄移動入力であるか判断する第一判断サブステップと、
前記第一判断サブステップにおける判断結果が拡開移動入力であるとの判断結果である場合には表示を拡大する第一拡大制御信号を生成する第一拡大制御信号生成サブステップと、
前記第一判断サブステップにおける判断結果が近寄移動入力であるとの判断結果である場合には表示を縮小する第一縮小制御信号を生成する第一縮小制御信号生成サブステップと
を有する情報表示方法。 - 表示制御信号生成ステップは、
前記第一判断サブステップにおける判断結果が拡開移動入力であるとの判断結果である場合に、一対のパネル状タッチ入力部に対する拡開移動入力の指示点のうち、いずれか一方の位置が固定であるか否か判断する第二判断サブステップと、
前記第二判断ステップにおける判断結果が固定であるとの判断結果である場合には、その固定点を中心として表示を拡大する第二拡大制御信号を生成する第二拡大制御信号生成サブステップと、
前記第一判断サブステップにおける判断結果が縮小移動入力であるとの判断結果である場合に、一対のパネル状タッチ入力部に対する縮小移動入力の指示点のうち、いずれか一方の位置が固定であるか否か判断する第三判断サブステップと、
前記第三判断ステップにおける判断結果が固定であるとの判断結果である場合には、その固定点を中心として表示を縮小する第二縮小制御信号を生成する第二縮小制御信号生成サブステップと、
を有する請求項12に記載の情報表示方法。 - 表示制御信号生成ステップは、
一対のパネル状タッチ入力部での入力のうち表示パネル側への入力を用いて表示を縮小する信号を生成する表入力利用表示縮小信号生成サブステップと、
一対のパネル状タッチ入力部での入力のうち表示パネルと対向するパネル状タッチ入力部への入力を用いて表示を拡大する信号を生成する裏入力利用表示拡大信号生成サブステップと
を有する請求項12または13に記載の情報表示方法。 - 表示制御信号生成ステップは、
一対のパネル状タッチ入力部での入力のうち表示パネルと対向するパネル状タッチ入力部への入力を用いてポップアップ表示信号を生成する表入力利用ブラウジングサブステップと、
一対のパネル状タッチ入力部での入力のうち表示パネル側への入力を用いてポップアップされた画面内のスクロール信号を生成する裏入力利用ブラウジングサブステップと
を有する請求項12から14のいずれか一に記載の情報表示方法。
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