JP2009222384A - 給排気口 - Google Patents

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Abstract

【課題】天井材に固定した給排気口を外すときに、取り付けねじを緩め過ぎて固定金具が外れることのない施工性の向上した給排気口を提供することを目的とする。
【解決手段】本体フレーム部のフランジ部9とで壁部を挟み込む固定金具33と、固定金具33に螺合される取り付けねじ32と、取り付けねじ32を回転させ、固定金具33を壁部側に移動させて壁部を押圧する締め付け手段と、壁部を押さえ込める位置に保持した状態で前記固定金具を移動させるために形成されるガイド部と、固定金具33とフランジ部9との壁部の挟み込みを解除する場合に、反壁部側に所定の範囲を超える固定金具33の移動を阻止するロック手段とを備えたことにより、取り付けねじ32の緩め過ぎによる外れがなくなり、施工性を向上させることができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、天井や壁の室内側に面した側にグリル部分を配置させ、天井裏や壁裏に備えられたダクトに接続部分を接続し、換気装置に連結することで、室内の汚れた空気を排気したり、新鮮な空気を室内に給気したりする給排気口及びその施工方法に関する。
従来、この種の給排気口は、ダクト接続部が本体に対して直角に設けられたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
以下、その給排気口について図14および図15を参照しながら説明する。
図に示すように、給排気口101は、室内側開口を有するグリル部と、室外側開口と室内側開口の間に通気経路を形成する本体フレーム102と、室外側開口にダクト接続部103とを備えて構成される。このとき、ダクト接続部103は、本体フレーム102に対し直角に形成されているので、天井裏105に予め敷設されているダクト104を天井材106に加工した開口部107から引き出してダクト接続部103にダクト104を接続した後、給排気口101の側面に設けられている固定金具108を手で押さえて所定の位置に保持して給排気口101を斜めにしながら開口部107に挿入した後、水平にもどして室内側から固定金具108に連結している取り付けねじ109を回し固定金具108を回動させ、リブ110に接触させてその回動を止め、固定金具108が天井材106を押さえるまで取り付けねじ109を回し続け、固定金具108を直線的に下降させることにより、給排気口101を天井材106に固定している。
特開平11−14131号公報
このような従来の給排気口では、給排気口101を天井材に取り付ける前に、予め天井裏に敷設されているダクト104を天井材に加工した開口部107から引き出して給排気口101のダクト接続部103にダクト104を接続した後、再び天井材に加工した開口部107に挿入して取り付けるが、ダクト接続部103が通気経路を形成する本体フレーム102に対して直角に固定させているため、天井板の開口部107に挿入しにくいという課題があった。
また、ダクト接続部103が本体フレーム102に固定されており、給排気口101の取付時にダクト104に無理な力が加わり屈曲が生じ、圧力損失を増加させ、設計換気風量を確保できないという課題や、ダクト104に無理な力が加わることでダクトや給排気口のダクト接続部103を痛めてしまうという課題もあった。
また、給排気口101を斜めにしながら開口部107に挿入する際に固定金具108が本体フレーム102の外側側面に沿って閉じた状態で保持できず、固定金具108を手で押さえながら開口部107に挿入しなければならないという施工上の課題があった。
また、天井材に固定した給排気口101を外すときに室内側から取り付けねじ109を回して固定金具108をゆるめることになるが、取り付けねじ109の先端が自由であるため、使用者は、取り付けねじ109をゆるめた度合を判断しにくいという課題があり、ゆるめすぎると固定金具108そのものが外れてしまうという課題もあった。
また、給排気口の風量調整をダクト接続部の近傍で行うため、調整時の開口比率が判りにくいという課題があり、風量調整を判りやすくすることが要求されている。
また、給気口として使用するときでは、供給空気が汚れていると室内空気の清浄度を低下させるという課題があり、給排気口において塵埃等の物質を濾過することが要求されている。
また、給排気口取付後に、グリルの向きを天井材または壁材の目地に対して合わせにくいという課題があり、グリルの向きを微調整できるようにすることが要求されている。
また、給気口として使用するときに、冬季には暖房された居室空気よりも温度の低い空気が導入されるため室内グリル部に結露を生じ水滴が滴下しやすくなるという課題があり、室内グリル部に結露しないようにすることが要求されている。
また、給排気口から換気装置本体の運転音および給排気口における風きり音が給排気口から居室内に聞こえてくるという課題があり、給排気口で音を低減させるようにすることが要求されている。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、無理な力を加えることなく取り付けが出来、施工性を向上することができ、また、ダクトの屈曲による圧力損失の上昇を低減することのでき、また、風量調整を判りやすく容易にすることができ、また、居室への供給空気を清浄にすることができ、また、室内グリルの向きを微調整することができ、また、結露を低減でき、また、騒音を低減できる給排気口を提供することを目的としている。
本発明の給排気口は上記目的を達成するために、鉛直平面に平行に角度が任意に変更できるダクト接続部と、室内側開口を有するグリル部と、ダクト接続部とグリル部を支える内部が空洞の本体フレーム部とを設け、ダクト接続部はダクトを接続する円筒アダプター部と球面スライド部を有し、上部に前記スライド部と同心の球面を有する円筒本体フレーム部に前記ダクト接続部の球面スライド部と前記フレーム上部の球面を一致させて配置したものである。
この手段により、ダクトまたはチューブを接続した後のダクト接続部を天井材に加工した開口部に挿入しやすい角度にすることができる給排気口が得られる。
また、本発明の給排気口は上記目的を達成するために、本体フレーム部を分割し、フレーム上部を上下に分割して上部フレームが水平方向に回転するとしたものである。
この手段により、給排気口取付時にダクトを屈曲せず自然な状態に維持することができ、また、ダクトの屈曲による圧力損失の上昇を抑制できる給排気口が得られる。
また、本発明の給排気口は上記目的を達成するために、下部円筒フレーム部に風量調整手段を設けたものである。
この手段により、室内から容易に風量調整手段の操作と開口比率が判断できる給排気口が得られる。
また、本発明の給排気口は上記目的を達成するために、下部円筒フレーム部に空気浄化手段を設けたものである。
この手段により、給気口として使用するときに、室内への供給空気を清浄にできる給排気口が得られる。
また、本発明の給排気口は上記目的を達成するために、グリル部の着脱手段として磁石を設けたものである。
この手段により、給排気口取付後にグリルの向きを微調整できる給排気口が得られる。
また、本発明の給排気口は上記目的を達成するために、壁部の室内側に面した側に配置されるグリルと、このグリルが取り付けられて室内と連通する通風路が形成され、前記壁部に固定される本体フレーム部とを備えた給排気口であって、前記本体フレーム部を壁部に取り付けるときに前記本体フレーム部に形成されるフランジ部とで前記壁部等を挟み込む固定金具と、室内側からの操作により前記固定金具を前記壁部側に移動させて前記壁部等を押圧する締め付け手段と、前記壁部を押さえ込める位置に保持した状態で前記固定金具を移動させるために形成されるガイド部と、前記固定金具と前記フランジ部とで構成される前記壁部等の挟み込みを解除する場合に、反壁部側に所定の範囲を超える前記固定金具の移動を阻止するロック手段とを備えたものである。
この手段により、使用者または施工者が、締め付け手段を解除したときに固定金具を給排気口から脱落させてしまうことを防止することができる給排気口が得られる。
また、本発明の給排気口は上記目的を達成するために、前記固定金具と螺合する取り付けねじは保持部材により保持され、前記固定金具は室内側から前記取り付けねじを回転操作することにより前記壁部とほぼ垂直な方向に移動して、前記保持部材を前記ロック手段とで挟み込むことでその移動が阻止されるものである。
この手段により、施工者は、固定金具を手などで保持しながら天井材等の壁部にセッティングする必要のない、設置作業性の高い給排気口が得られる。
また、本発明の給排気口は上記目的を達成するために、グリル部に結露防止手段を設けたものである。
この手段により、給気口として使用するときに、冬季暖房時に居室空気よりも温度の低い空気が導入されてもグリル部に結露を生じにくくさせることのできる給排気口が得られる。
また、本発明の給排気口は上記目的を達成するために、グリル部に吸音手段を設けたものである。
この手段により、給排気口からの風きり音を低減できる給排気口が得られる。
本発明によれば天井裏または壁裏の任意の方向からくるダクトに対し、任意に方向が変えられるダクト接続部をもって接続対応するため、該ダクトを無理なくダクト接続部に接続できることとなり、接続が容易となり施工性を向上させるとともに、無理なダクト接続による曲がりが無くなり、ダクトの屈曲による圧力損失上昇を抑えることができる給排気口を提供できる。
また、開口比率が室内から容易に判断して風量調整できる。
また、供給空気を清浄にできる効果のある給排気口を提供できる。
また、取付後にグリルを任意の向きに調整できる給排気口を提供できる。
また、結露しにくい給排気口を提供できる。
また、騒音の低減できる効果のある給排気口を提供できる。
また、このような接続容易な給排気口を使用することで、ダクト接続部が任意に変えられるため、天井板あるいは壁板に開けられた開口からダクトを室内側に引き出して、そのダクトをダクト接続部に接続し、ダクトとダクト接続部と本体フレームをほぼ真っ直ぐな状態にして前記開口を通して天井内あるいは壁内に入れ込むことができるので、給排気口本体の取り付けが容易にできることとなる。
本発明の実施の形態1の給排気口の外観を示す斜視図 同給排気口の構成を示す断面図 同給排気口の施工方法を示す概略図 本発明の実施の形態2の給排気口の外観を示す斜視図 同給排気口の取付装置における固定金具の動作を示す平面図 同給排気口の取付装置における固定金具の動作を示す側面図 同給排口の構成を示す断面図 本発明の実施の形態3の給排気口の構成を示す断面図 同給排気口の構成を示す断面図 本発明の実施の形態4の給排気口の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態5の給排気口の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態6の給排気口の構成を示す分解斜視図 本発明の実施の形態7の給排気口の構成を示す分解斜視図 従来の給排気口の外観を示す斜視図 従来の施工方法を示す概略図
本発明の請求項1に記載の給排気口は、本体フレーム部を壁部に取り付けるときに前記本体フレーム部に形成されるフランジ部とで前記壁部等を挟み込む固定金具と、前記固定金具に設けられた雌ねじに螺合され前記固定金具を前記フランジ部とほぼ平行に回動させる取り付けねじと、室内側からの操作により前記取り付けねじを回転させ、前記固定金具を前記壁部側に移動させて前記壁部を押圧する締め付け手段と、前記壁部を押さえ込める位置に保持した状態で前記固定金具を移動させるために形成されるガイド部と、前記固定金具と前記フランジ部とで構成される前記壁部等の挟み込みを解除する場合に、反壁部側に所定の範囲を超える前記固定金具の移動を阻止するロック手段とを備えたものであり、施工者または使用者が固定金具による壁部への固定を解除するときや、天井材等の壁部の厚さが厚い場合に固定金具とフランジ部の間隔をもう少し大きくとる必要があるため固定金具を反壁部側に移動させるときに、電動ドライバーなどで大きなトルクをかけて締め付け手段を解除して固定金具を大きく反壁部側に移動させてしまっても、ロック手段により固定金具はロックされ給排気口から脱落することはなく、また、作業者はどの程度固定金具を反壁部側に移動させればいいか注意する必要もないので、施工作業を迅速に、ミスすることなく確実に行うことができるという作用を有する。
また、本発明の請求項2に記載の給排気口は、請求項1に記載の給排気口において、前記取り付けねじは、その軸径より大きい形状に形成した前記ロック手段をその反壁部側端部に設け、水平方向に形成された保持部材に貫通して保持され、室内側から前記締め付け手段で前記取り付けねじを回転操作することにより前記固定金具を前記壁部に対しほぼ垂直な方向で反壁部側へ移動する際に、前記保持部材を前記ロック手段とで挟み込むことで前記固定金具の移動が阻止される構成としたものであり、保持部材で取り付けねじが保持されているので、取り付けねじの緩締作業が安定、かつ迅速に行うことができ、保持部材をロック手段と固定金具で挟み込んで固定金具がロックされるので、保持部材とロック手段との摩擦力、保持部材と固定金具との摩擦力が働くことにより、固定金具がぐらつくことなくその保持をより確実にでき、施工性が向上するという作用を有する。
また、本発明の請求項3に記載の給排気口は、請求項1または2に記載の給排気口において、前記ロック手段は袋状のナットで構成されるものであり、袋状のナットを組み立て時に強固に締め付けることにより、より確実なロック手段を構成することができ、袋状のナットを取り付けねじの端部に締め付けるだけでロック手段を構成できるので、組み立てを容易にすることができるという作用を有する。
本第1の発明の給排気口は、天井または壁の室内側面に配置されるグリルと、このグリルと風路で連通し一方にダクト接続部を備えた給排気口であって、前記ダクト接続部は天井裏または壁裏に備えられた任意の方向からのダクトに接続するために、その方向が任意に変えられるものであり、天井裏または壁裏に備えられたダクトが任意の方向にむいていても、ダクト接続部の方向とダクトの方向を合わせながら施工しなくてもよいという作用を有する。
また、本第2の発明の給排気口は、天井板または壁板の室内側に面した側にグリルを配置し、このグリルから本体フレーム部を介して前記グリルに風路で連通するダクト接続部を有し、このダクト接続部は前記本体フレームに摺動して方向を変えられ、天井裏または壁裏に配される任意な方向のダクトに接続できるものであり、天井裏または壁裏に備えられたダクトが任意の方向にむいていても、ダクト接続部が摺動して方向を変更できるのでダクトとの接続が容易になるという作用を有する。
また、本第3の発明の給排気口は、ダクトへの接続角度が任意に変更できるダクト接続部と、室内側への給排気のための開口を有するグリル部と、このグリル部と前記ダクト接続部の間に位置し内部が空洞の本体フレーム部とを設けたものであり、ダクト接続部の角度が任意に変更できるので、天井材または壁材に加工した開口部に挿入しやすくなるという作用を有する。
また、本第4の発明の給排気口は、本第2または3の発明の給排気口において、ダクト接続部には、その一方にダクトを接続する円筒アダプター部、他方に球面形状のスライド部を設け、この球面形状のスライド部は本体フレームに設けられた同心の球面形状スライド受け部に係合し、これら球面形状のスライド部と球面形状のスライド受け部を摺動させることで前記ダクト接続部のダクト接続方向を任意にかえることができるものであり、ダクト接続部の角度が任意に変更できるので、天井材または壁材に加工した開口部に挿入しやすくなるとともに内部を通過する空気流れの抵抗を低減させるという作用を有する。
また、本第5の発明の給排気口は、本第2〜4の発明の給排気口のいずれかにおいて、本体フレームを上部フレーム部と下部フレーム部に分割し、この下部フレーム部に対し上部フレーム部を水平方向に摺動回転できるものであり、天井裏または壁裏に備えられた任意の方向からのダクトに給排気口のダクト接続部の方向を合わせやすく、ダクトを屈曲させず自然な状態に維持する作用を有する。
また、本第6の発明の給排気口は、本第2〜5の発明の給排気口のいずれかにおいて、相互に係合して摺動する摺動面には、一方に凹面、他方に凸面を一箇所または複数箇所設け、それら凹凸面を一対として接触摺動させるものであり、上部フレームと下部フレームの中心がずれることなく摺動するとともに摺動面からの空気漏れを低減する作用を有する。
また、本第7の発明の給排気口は、本第1〜6の発明の給排気口のいずれかにおいて、風量調整手段を設けたものであり、開口比率を容易に確認できる作用を有する。
また、本第8の発明の給排気口は、本第1〜6の発明の給排気口のいずれかにおいて、空気浄化手段を設けたものであり、供給空気を濾過できる作用を有する。
また、本第9の発明の給排気口は、本第1〜6の発明の給排気口のいずれかにおいて、結露防止手段を設けたものであり、グリル部の温度を露点に達しさせない作用を有する。
また、本第10の発明の給排気口は、本第1〜6の発明の給排気口のいずれかにおいて、、吸音手段を設けたものであり、風きり音を吸収する作用を有する。
また、本第11の発明の給排気口は、本第1〜6の発明の給排気口のいずれかにおいて、風量調整手段、空気浄化手段、結露防止手段または吸音手段のうち、一つまたは複数の手段を設けたものであり、開口比率を容易に確認でき、供給空気を濾過でき、グリル部の温度を露点に達しさせず、風きり音を吸収するという作用のうち、一つまたは複数の作用を有する。
また、本第12の発明の給排気口は、本第1〜11の発明の給排気口のいずれかにおいて、グリル部の着脱手段として磁石を設けたものであり、給排気口取付後にグリルの向きを任意に固定できる作用を有する。
また、本第13の発明の給排気口は、一方にダクトを接続するための円筒アダプターを備え、もう一方には給排気口等の本体フレームの開口を塞ぎ、この開口の範囲を摺動可能な摺動面を備え、前記本体フレームの開口の範囲を摺動してダクトの接続方向を変えられるダクト接続部を備えたものであり、ダクトの方向に係わらず、ダクト接続部の向きを容易に変更できる作用を有する。
また、本第14の発明の給排気口は、一方にダクトを接続するための円筒アダプターを有し、もう一方には給排気口等の本体フレームの開口を塞ぎ、この開口の範囲を摺動可能な摺動面を備え、前記本体フレームの開口の範囲を摺動してダクトの接続方向を変えられるダクト接続部を備え、かつ、前記本体フレームは水平方向に回動可能としたものであり、天井裏または壁裏に備えられたダクトの方向に係わらず、ダクト接続部の接続方向を変更できるとともに、施工後ダクトに無理な力を加えて屈曲させることなく自然な状態を維持する事ができる作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
従来例と同じ部分は同一符号を付して説明する。
(実施の形態1)
図1および図2に示すように、給排気口本体1は、上部にダクト104への接続方向が変えられるようになったダクト接続部2、このダクト接続部2の下部にはダクト接続部2を摺動軸支する本体フレーム部3、そして、この本体フレーム部3の下部にグリル4を備えた構成となっている。
ダクト接続部2の一方は、アルミや樹脂材料で造られた円筒のフレキシブルダクト(図示せず)を差込み接続できるように、円筒形状となっており、また、ダクト104の差込み代を示し差し込み過ぎを防止するとともに、テーピングし易くするために、ダクト104を差し込んだ状態で出来るだけ段差が出ないように、円筒の長さ方向の中間に段差を設け、ダクト104の差込み側を小径とした円筒アダプター5としている。
ダクト接続部2のもう一方側は、前記円筒形状の根元から円周方向に拡がり本体フレーム部3の開口を塞ぐとともに本体フレーム部3に係合して摺動できる面と、この面に繋がり一体となり前記面と同様に摺動するとともに本体フレーム部3に軸支され、この軸支点6を中心として垂直方向から水平方向まで約90度の角度変更可能な一部断面半球状の摺動面を備えている。
本体フレーム部3は上部に開口7を有し、中間部分は空洞筒8で、下部にグリル4取り付けのためのフランジ部9を備えた構成となっている。上部の開口7には前記のダクト接続部2の摺動面が開口7全面を塞ぐ形で係合配接されている。本体フレーム部3にはダクト接続部2を軸支する部分があり、ダクト接続部2はこの部分に軸支されて約90度の回転摺動をする。
軸支構成をもう少し詳説する。ダクト接続部2の摺動面の軸支点6には、面から飛び出し相互に対面となる2箇所に1対の凸部がある。本体フレーム部3の軸支点6にはその凸部を嵌入させる凹部又は穴部が有る。すなわち、ダクト接続部2の1対の凸部が本体フレーム部3の1対の凹部に各々嵌まり込んで、そこを支点として回転摺動することになる。なお、ダクト接続部2の軸支点6は本実施の形態では1対の凸部としたが、他の構成として、1対の凸部間に軸を配する構造、凸部を軸に代えてその軸が1対の凸部となって、上記本体フレーム部3の凹部又は穴部に嵌めこまれる構造でも良い。
本体フレーム部3の中間部分は空洞の筒状であって、ダクト接続部2からグリル4に至る通風路になっている。
本体フレーム部3の下部にはフランジ部9がある。このフランジ部9は筒状の本体フレーム部3の最下端の周囲方向に円形状に飛び出したように形成されている。このフランジ部9の天井裏側には2箇所の取り付け装置10が備わっている。
取り付け装置10は、フランジ部9に開けられた孔に室内側からプラス頭ねじを通し、通されたねじに長手方向にねじの直径よりも大きいバカ孔を有した略L字状の押さえ金具を挿入し、押さえ金具を挿入されたねじが、前記ねじ孔の近傍に設けられたガイドにより回転できないようにされた雌ねじ付き平座金にねじ込まれた構造となっている。
このようにセットされた構造において、給排気口本体1を天井板等の孔に挿入するときは、押さえ金具を挿入方向に立ち上げておき、給排気口本体1を挿入したあと室内側からプラスねじを右方向に回すことで平座金で押さえ金具を押さえると、押さえ金具が円周方向に倒れて天井板等に至り、フランジ部9と押さえ金具の間で天井板等が挟まれる形となり、結果的に給排気口本体1が天井板等に取付されるということになる。
次に、本体フレーム部3の下部にはグリル4が設けられている。
グリル4は円盤状で外縁部には立ち上げ部があり、この立ち上げ部は本体フレーム部3のフランジ部9の外縁部に弾性嵌め込み出来る寸法になっている。すなわち、樹脂の容器蓋で弾性を利用して嵌め込む蓋があるが、その方法を利用して取り付けするものである。
グリル4の中央部には円形の開口があり、この開口に格子を設けている。
以上が本実施の形態においての給排気口本体1の構成である。
上記構成において、天井裏あるいは壁裏の任意の方向からのダクト104はダクト接続部2に接続される。ダクト接続部2のダクト差込み部である円筒アダプター5にダクト104を差込み、タッピングねじ3箇所程度でダクトとダクト接続部2を固定し、その後、アルミテープ等で接続部を巻くように貼り付けて取り付け補強をするとともに空気漏れを防止する。ダクトを接続した後、給排気口本体1を天井材106に取り付ける。まず、グリル4を外した状態で天井材106の開口部107に給排気口本体1を入れ込み、フランジ部9を開口部107面に合わせる。次に、フランジ部9に設けられた2箇所の給排気口本体1取り付け装置10の取り付けねじを右側へまわし、押さえ金具が外側へ倒れて天井材106を押さえていることを確認しながら取り付けねじを締め付ける。給排気口本体1が天井材106に取り付き動かなくなったことを確認した後、グリル4を嵌め込んで取り付けが完了する。
このとき、ダクト接続部2が本体フレーム部3の軸支点6を中心に本体フレーム部3に設けた開口7の範囲で鉛直平面に平行に水平から垂直まで動くことになり、ダクト104への接続角度が任意に変わるので、ダクト104をダクト接続部2に取り付けた後、給排気口本体1を天井板の開口部107に入れ込んで取り付け固定するまでの間に、自然な状態でダクト角度が自動調整され、ダクト接続部2に無理な力が掛からないので、ダクト接続部2を傷めることが無く、給排気口本体1のねじ止めも無理な力を要することなく容易に取り付けができるものである。
給排気口本体1の取り付けについて、図を参照しながらもう少し詳しく説明する。
図3に示すように、給排気口本体1を天井材106に取り付けるときに、天井裏105に予め敷設されているダクト104を天井材106に加工した開口部107から引き出した後、ダクト接続部2のダクト差込み部である円筒アダプター5に接続する。このとき円筒アダプター5の角度を本体フレーム部3に対して鉛直としてから、天井材106に加工した開口部107に給排気口本体1を挿入する。このまま挿入していくとダクト104は天井裏105の上部に位置する上層階のスラブまたは梁に当たる。ダクトがスラブ又は梁に当たってダクト接続部2に力が掛かると、その角度が鉛直から水平に変化してダクト104に応力が掛からない自然な位置でダクト接続部2の動きが停止することとなる。
上記構成において、給排気口本体1を天井に取り付けるときには、円筒アダプター5を本体フレーム部3に対して鉛直に向けることで、ダクト接続された円筒アダプター5をそのままスムーズに天井材106に設けた開口部107に挿入することができる。そして、挿入していく過程でダクト104が梁等の障害物に当たると、その力によりダクト接続部2の角度が変化してダクト104やダクト接続部2に掛かる力を逃がし、その損傷を防止するとともに、無理な力を掛けずに取り付けが出来るため、取り付けが容易になるものである。
(実施の形態2)
実施の形態2について図4〜図7を参照しながら説明する。
なお、従来例及び実施の形態1と同様部分は同一符号で示し、その詳細な説明は省略する。
図4〜図7に示すように、本体フレーム部3の下側を円筒形状とし、上側の形状を球状とするとともに、本体フレームを円筒形状部分で上下に2分割して、分割した上側を球状フレーム11とし、分割した下側を円筒フレーム12とする。
球状フレーム11にはダクト接続部15が有り、ダクト接続部15が軸支点16を中心に垂直方向から水平方向まで約90度の回転摺動し角度変化が可能なように開口17を設けてある。
また、球状フレーム11とその下部の円筒フレーム12の分割部分は水平方向に回転可能となっている。すなわち、ダクト接続部15は縦方向に約90度の摺動回転と水平方向に360度回転できることとなり、ダクト104への接続方向が全方位可能となり、どの方向からのダクト104であっても接続可能となる。
また、円筒フレーム12には分割部の外径円周上の全周に1本の凸形状嵌合部13を備え、球状フレーム11の分割部の内径円周上の全周には、円筒フレーム12に備えた凸形状嵌合部13に係合する1本の凹形状嵌合部14を備える。
上記の各々の凹凸嵌合部は凹凸にして嵌め合わせることで空気漏れを防止するとともに、水平方向の回転をスムーズにするものである。この実施の形態では1本1対の凹凸としているが、2本2対、3本3対等、複数の凹凸嵌合部にしても良い。また、円筒フレームに凸形状嵌合部、球状フレームに凹形状嵌合部を備える形としたが、円筒フレームに凹形状嵌合部、球状フレームに凸形状嵌合部を備えた形でも良い。要は凹凸1対の嵌合部にすることで回転と空気漏れの防止が出来ればよい。
また、ダクト接続部15はダクト接続用の円筒アダプター5と球状フレーム11の球面と同心の球面スライド部18とを備える。
上記構成において、円筒アダプター5の可動範囲が大きくなり、ダクト104に接続するときに、給排気口本体1の向きを考えずに取付作業をしてもよく施工性の向上がはかれる。
なお、実施の形態1では、ダクト接続部15の角度を鉛直から水平まで変更させるために軸支点を中心に回転させる方式を用いたが、その方式にかえて本体フレームの内側にダクト接続部のスライド部の形状に沿ったレール状の突起を用いてもよく、その作用効果に差異を生じない。
図4〜図6に示すように、円筒フレーム12の側方に、開口を設けた天井材等の壁部を円筒フレーム12のフランジ部9と固定金具33とで挟み込むことにより給排気口本体1を固定する取り付け装置29を円筒フレーム12の中心軸を対称として複数個設けている。
取り付け装置29は、天井材等の壁部を押圧して給排気口本体1を天井材等の壁部に固定するための固定金具33と、固定金具33をフランジ部9とほぼ平行に回動させるために固定金具33に設けられた雌ねじ部に螺合される取り付けねじ32と、固定金具33の回動を規制し天井材等の壁部裏側から壁部を押さえ込める位置に固定金具33を保持した状態で固定金具33をフランジ部9に対してほぼ垂直方向に壁部側に移動させるためのガイド部と、取り付けねじ32を回動させることによりフランジ部9に対してほぼ垂直方向で円筒フレーム12に沿うように固定金具33を移動させて天井材等の壁部を押圧させ、または押圧する力を調整することができる締め付け手段と、取り付けねじ32の一方側には固定金具33の反壁部方向の所定範囲を超える移動を阻止するロック手段とを含んで構成されている。
固定金具33は、天井材等の壁部を押さえ込む押さえ部33aを一方側に有し、他方側は取り付けねじ32と螺合する雌ねじ部を備えた支持部33bを有している。
押さえ部33aと支持部33bは、図6に示すように、同一平面上になく、段差を有して連結されているので、押さえ部33aが壁部を押さえる位置から支持部33bがロック手段によりその移動を阻止される位置まで固定金具33の移動距離を小さくすることができ、施工者が取り付けねじ32を移動させる労力を軽減できることとなる。また、押さえ部33aの下面には壁部をグリップするための突起を設けてもよい。
ガイド部は取り付けねじ32に平行に形成される垂直リブ31で構成され、その反フランジ部9方向の一方側で、フランジ部9とほぼ平行な水平リブ30と連結されている。
取り付けねじ32は固定金具33と螺合するような雄ねじがほぼ全長にわたって形成されており、その範囲で固定金具33は移動することが可能である。また、雄ねじを形成している部分の長さはフランジ部9の端面から水平リブ30に至る距離より長く、施工者が室内側から取り付けねじ32を室外側に向ってドライバーなどで緩締操作の際に押し上げると、取り付けねじ32の雌ねじ部分が水平リブ30から突出することになる。
水平リブ30は取り付けねじ32が貫通する程度の大きさの孔を有しており、給排気口の壁部への着脱における作業時に電動ドライバーによる大きなトルクがかかる取り付けねじ32を保持し、取り付けねじ32の緩締操作性を向上させる機能を有する。
ロック手段は、取り付けねじ32の反壁部側の端部に設けられ、取り付けねじ32を回転させると取り付けねじ32と一体的に回転するように構成され、取り付けねじ32に螺合された固定金具33が抜けないように取り付けねじ32の軸径よりも大きい形状で構成されている。本実施の形態では、取り付け装置29の組み立て性を考慮して、取り付けねじ32の端部に、内部に雌ねじ部を有し一端側が閉じられた形状の袋ナット34を容易に緩むことがないように締め付けて構成している。
そして、施工者などが取り付けねじ32を左回り(ねじを緩める方向)に回していくと固定金具33が水平リブ30側に移動していき、十分に移動しきった場合には、固定金具33の支持部33bとロック手段とで水平リブ30が挟み込まれて固定金具33の移動が停止することになる。このとき、施工者が電動式ドライバーなどを使用して取り付けねじ32を左回りに回す場合には、手締め作業と比較して取り付けねじ32に大きなトルク力がかかるがこのようなときでも、取り付けねじ32の緩締操作性を安定させることができ、また、施工者は、回し過ぎによる取り付けねじ32の脱落を心配することがなくなり安心して施工作業を行うことができる。
取り付け装置29は、フランジ部9に開けられた孔とフランジ部9に対して垂直方向上方に対応する位置に開けられた孔を有する水平リブ30と水平リブ30の側方に垂直リブ31を有し、フランジ部9に開けられた孔に室内側からプラスまたはマイナスのねじ頭を備えた取り付けねじ32を通し、固定金具33に開けた雌ねじ部にねじ込み、水平リブ30に開けられた孔から取り付けねじ32の先端を出した後、袋ナット34をねじ込んで組み立てられる。
この構成により、図6に示すように、取り付けねじ32を左回りに回すことで固定金具33の支持部側側部35が円筒フレーム12の側面に接触するとともに固定金具33の支持部側上面36が水平リブ30の下面に接触し、さらにねじを左回りに回していくことで、固定金具33の上昇が水平リブ30により規制されているため袋ナット34が下降してきて、最終的に固定金具33の支持部側上面36と袋ナット34の下面によって水平リブ30が挟み込まれることになり、固定金具33の支持部側上面36と水平リブ30と袋ナット34の下面による摩擦力により固定金具33が円筒フレーム12の側面の形状に沿った状態で保持されることになる。給排気口本体1を天井材等の壁部に設置するときには、このように固定金具33が容易に移動することなく保持された状態で給排気口本体1を天井材等に加工した開口に挿入した後、室内側から取り付けねじ32を右回りに回すことで、固定金具33の支持部側上面36と水平リブ30と袋ナット34の下面による摩擦力に抗する外力が働きロック手段によるロックが解除され固定金具33が取り付けねじ32と同方向に回り、垂直リブ31に接触してその回動が止まり、固定金具33は垂直リブ31に接触した状態のままでフランジ部9と固定金具33の押さえ部33aにより天井材等が挟み込まれるまで下降して、給排気口本体1は天井材等に固定されることになる。このようにして固定金具33が施工時にぐらつくことなく所定の位置に保持されて移動するので、給排気口本体1を天井材等の壁部に着脱する作業性を向上させることができる。
また、給排気口本体1を天井材等の壁部から外そうとしたときに、室内側から取り付けねじ32を左回りに回すことで、固定金具33が円筒フレーム12の側面に向かって回り、円筒フレーム12の側面に接触して固定金具33の回動が止まり、さらに円筒フレーム12の側面に接触したままで円筒フレーム12の側面に沿って上昇するため、固定金具33とフランジ部9により挟み込まれていた天井材等の壁部が開放されることになる。このとき、室内側から取り付けねじ32を回しているため、固定金具33の状態は使用者には見えずどのような状態になっているのか分かりにくいが、さらに取り付けねじ32を回していくと水平リブ30により固定金具33の上昇が停止するとともに袋ナット34が下降してくるため、水平リブ30を固定金具33と袋ナット34により挟み込んで取り付けねじ32が回らなくなる。このとき施工者は、固定金具33が最大まで上方に移動したことが分かるとともに固定金具33が取り付けねじ32の回し過ぎにより取り付けねじ32から外れてしまうことを防止することができる。また、固定金具33が円筒フレーム12の側面に沿った状態で保持されるため、天井材等の壁部に引っかかることなく外すことができるようになる。
このように、給排気口本体1を天井材等の壁部に取り付けたり外したりするときに固定金具33が円筒フレーム12の側面に沿って保持され、取り付けねじ32を最大に緩めたときでもロック手段により固定金具33が取り付けねじ32から外れることがないので、とりわけ高所での給排気口の施工性を向上させることができる。
(実施の形態3)
実施の形態3について図8および図9を参照しながら説明する。
なお、以下に示す符号の構成要素を除いて、他の構成要素は従来例及び実施の形態1及び2と同様であり、その詳細な説明は省略する。
図8および図9に示すように、風量調整手段として等間隔に4個の開口を有する円錐形状の固定仕切り板19を円筒フレーム12の内側に、円錐形状の固定仕切り板19の室内側に固定仕切り板19に等間隔に設けた開口を塞ぐ面積を有する円錐形状の可動仕切り板20を備える。
円錐形状の固定仕切り板19の中心には丸穴21が開いており、また、可動仕切り板20の中心には固定仕切り板19の中心に開けた丸穴21と嵌合するツメを有するボス22が設けられている。これにより、固定仕切り板19の中心の丸穴21に可動仕切り板20のツメを有するボス22を押し込むことで可動仕切り板20が保持される。
上記構成において、室内側に位置する可動仕切り板20を回転させることで、固定仕切り板19に設けた開口の面積を変化させ、通過風量の調整ができる。
(実施の形態4)
実施の形態4について図面を参照しながら説明する。
なお、以下に示す符号の構成要素を除いて、他の構成要素は従来例及び実施の形態1〜3と同様であり、その詳細な説明は省略する。
図10に示すように、円筒フレーム12の内側に設けた風量調整手段である固定仕切り板19と可動仕切り板20とグリル4で形成される空間に空気浄化手段としてフィルター23を備えたものである。
上記構成において、給排気口を給気口として使用するときに、供給空気はフィルター23により濾過されて室内に給気され、供給空気が汚れていても、室内には常に清浄な空気として供給することができる。
(実施の形態5)
実施の形態5について図面を参照しながら説明する。
なお、以下に示す符号の構成要素を除いて、他の構成要素は従来例及び実施の形態1〜4と同様であり、その詳細な説明は省略する。
図11に示すように、着脱手段として、グリル4の内側で流路を阻害しない部分に同心円上に4個の永久磁石24を4個備え、円筒フレーム12のフランジ部25には、グリル4に同心円上に等間隔に配置した4個の永久磁石24に相対する位置で、環状に成形した鋼板製のプレート26を備えたものである。
上記構成において、グリル4の内側で流路を阻害しない部分に同心円上に等間隔に配置した4個の永久磁石24が円筒フレーム12のフランジ部25のグリル4に同心円上に等間隔に配置した4個の永久磁石24に相対する位置に配置した環状の鋼板製のプレート26とくっつくことでグリル4が保持される。また、永久磁石24と鋼板製のプレート26が同心円上に相対して配置されているため、任意の向きにグリル4を固定することができる。
(実施の形態6)
実施の形態6について図面を参照しながら説明する。
なお、以下に示す符号の構成要素を除いて、他の構成要素は従来例及び実施の形態1〜5と同様であり、その詳細な説明は省略する。
図12に示すように、グリル4の内側で流路を阻害しない部分に結露防止手段として独立発泡樹脂材料で成形させる断熱材27を備えたものである。
上記構成において、冬季暖房時に室温よりも低温の空気が供給されてもグリル4の内側には断熱材27が設けられているため、低温の空気からグリル4への熱伝導が低減され、グリル4の温度が室内空気の結露温度まで低下することがなく、グリル4の表面において結露の発生が低減され、室内に滴下しにくくすることができる。
(実施の形態7)
実施の形態7について図面を参照しながら説明する。
なお、以下に示す符号の構成要素を除いて、他の構成要素は従来例及び実施の形態1〜6と同様であり、その詳細な説明は省略する。
図13に示すように、円筒フレーム12の内側に吸音手段として多孔質材料からなる樹脂製の吸音材28を備えたものである。
上記構成において、ダクト104を通じて伝播してきた換気装置の運転音やフレーム内部での風きり音を多孔質材料からなる樹脂製の吸音材28が吸収し、室内に音が伝わることを低減することができる。
ダクト接続部が任意の方向に動くことで、給排気口本体の取り付けの際にダクトやダクト接続部に無理な力が加わらないので、それら部分の損傷も無く、給排気口本体を楽に取り付けできるので、ダクト接続を要するもので天井や壁取り付けの換気口や換気装置のダクト接続部にも適用できる。
1 給排気口本体
2 ダクト接続部
3 本体フレーム部
4 グリル
5 円筒アダプター
6 軸支点
7 開口
8 空洞筒
9 フランジ部
10 取り付け装置
11 球状フレーム
12 円筒フレーム
13 凸形状嵌合部
14 凹形状嵌合部
15 ダクト接続部
16 軸支点
17 開口
18 球面スライド部
19 固定仕切り板
20 可動仕切り板
21 丸穴
22 ボス
23 フィルター
24 永久磁石
25 フランジ部
26 プレート
27 断熱材
28 吸音材
29 取り付け装置
30 水平リブ
31 垂直リブ
32 取り付けねじ
33 固定金具
34 袋ナット
35 支持部側側部
36 支持部側上面

Claims (3)

  1. 壁部の室内側に面した側に配置されるグリルと、このグリルが取り付けられて室内と連通する通風路が形成され、前記壁部に固定される本体フレーム部とを備えた給排気口であって、前記本体フレーム部を壁部に取り付けるときに前記本体フレーム部に形成されるフランジ部とで前記壁部等を挟み込む固定金具と、前記固定金具に設けられた雌ねじに螺合され前記固定金具を前記フランジ部とほぼ平行に回動させる取り付けねじと、室内側からの操作により前記取り付けねじを回転させ、前記固定金具を前記壁部側に移動させて前記壁部を押圧する締め付け手段と、前記壁部を押さえ込める位置に保持した状態で前記固定金具を移動させるために形成されるガイド部と、前記固定金具と前記フランジ部とで構成される前記壁部等の挟み込みを解除する場合に、反壁部側に所定の範囲を超える前記固定金具の移動を阻止するロック手段とを備えたことを特徴とする給排気口。
  2. 前記取り付けねじは、その軸径より大きい形状に形成した前記ロック手段をその反壁部側端部に設け、水平方向に形成された保持部材に貫通して保持され、室内側から前記締め付け手段で前記取り付けねじを回転操作することにより前記固定金具を前記壁部に対しほぼ垂直な方向で反壁部側へ移動する際に、前記保持部材を前記ロック手段とで挟み込むことで前記固定金具の移動が阻止される構成としたことを特徴とする請求項1記載の給排気口。
  3. 前記ロック手段は袋状のナットで構成されることを特徴とする請求項1または2記載の給排気口。
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