JP2009222374A - 煙突に内貼されたライニング材の撤去方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来、煙突内ライニング材の除去・撤去方法は人力による方法、高圧ウオータージェットによる方法、回転切削工具で削り取る方法等がとられているが、安全性、省力化、水処理が必要、取り残しが出る、高コスト、等の問題で、改善が課題になっていた。
【解決手段】今回の発明は、煙突内部に昇降装置で、切開装置を吊るして挿入し、煙突ライニング材にまず、円周部部に縦に溝、または、切り目を入れ、次の作業で、撤去装置に付け替えて挿入し、その部分の煙突母材とライニング材の接合部の後側に、上部より剥がし工具を垂直下方向に挿入して行くことにより、ライニング材の相互の縁を切って、剥がし落とす撤去方法及び装置を提供する。
【選択図】図3
【解決手段】今回の発明は、煙突内部に昇降装置で、切開装置を吊るして挿入し、煙突ライニング材にまず、円周部部に縦に溝、または、切り目を入れ、次の作業で、撤去装置に付け替えて挿入し、その部分の煙突母材とライニング材の接合部の後側に、上部より剥がし工具を垂直下方向に挿入して行くことにより、ライニング材の相互の縁を切って、剥がし落とす撤去方法及び装置を提供する。
【選択図】図3
Description
煙突の内部のライニングの撤去方法、装置に関する。
年代の古い煙突ライニング材には、健康に悪い影響を与える発がん性のアスベストが耐火・断熱材として含まれている。
このまま、煙突を使用したり、解体した場合には、アスベストが自然界に飛散したり、人体に吸引されて、健康障害を引き起こす。
かかるアスベスト含有ライニングの撤去方法は、従来は、煙突径が大きい場合は、人が内部に入って、除去したり、また、高圧ウオータージェットで除去する方法、また、機械的に回転する刃物で削り落とす方法等が取られている。
人力による方法は、能率が悪く、作業の安全上も問題があり、ウオータージェットによる方法は多量の水をつかうため、水処理が必要となり、また、排出廃材が多目に増加し、産廃処理経費も増加し、さらに、大型設備が必要となり、経済性に問題が残る。
また、機械的回転切削の方法も大型設備が必要となること、煙突内面にどうしても、取り残し部が出てくること、さらに、円形断面の煙突以外に適用不可であること、コストも高くなるといわれている。
このまま、煙突を使用したり、解体した場合には、アスベストが自然界に飛散したり、人体に吸引されて、健康障害を引き起こす。
かかるアスベスト含有ライニングの撤去方法は、従来は、煙突径が大きい場合は、人が内部に入って、除去したり、また、高圧ウオータージェットで除去する方法、また、機械的に回転する刃物で削り落とす方法等が取られている。
人力による方法は、能率が悪く、作業の安全上も問題があり、ウオータージェットによる方法は多量の水をつかうため、水処理が必要となり、また、排出廃材が多目に増加し、産廃処理経費も増加し、さらに、大型設備が必要となり、経済性に問題が残る。
また、機械的回転切削の方法も大型設備が必要となること、煙突内面にどうしても、取り残し部が出てくること、さらに、円形断面の煙突以外に適用不可であること、コストも高くなるといわれている。
簡単な設備で、確実にライニング材が除去出来るよう、ライニング材の付着状況に合せた除去・撤去を採るべく、ライニング材を切開して、ライニング材間の束縛を取り去り、さらに、その部分を煙突母材より剥がし落とす二段階撤去方法を採用する。
また、煙突径は300mm位までの小径のものまで適用できる経済的に安価な、高能率で、確実な撤去方法・装置を提供する。
また、煙突径は300mm位までの小径のものまで適用できる経済的に安価な、高能率で、確実な撤去方法・装置を提供する。
煙突頂部より中心部に上下動自在に吊り下げる昇降装置を設置する。この昇降装置には、内部に下ろした距離が検出できるモニター機能を持たせる。
また、先端には、その下に、装置を吊るすためのフックをつける。
また、先端には、その下に、装置を吊るすためのフックをつける。
上記昇降装置のフックに、煙突ライニングの内部に吊り下げられ、煙突内面に当接する複数個の脚を持つ煙突中心部用固定脚と、ライニング材円周部に上下に幅を持って、垂直方向に複数個の溝または、切り目をつける複数個の工具を煙突母材に当接するまで水平方向に拡幅して押し出されるようにした両方向作動ダブルアクティングシリンダーとを複数個対取り付ける。
上記昇降装置に別途、煙突内部に吊り下げられ、上記と同様に、煙突内面に当接する複数個の脚を持つ煙突中心部用駆動固定脚と、溝、または、切り目が付けられた上記ライニング材背面に、今度は、煙突母材とライニング材との接合部に垂直下向きに、複数個の剥がし工具を煙突母材とライニング材の接合部に、くさび状に挿入できるよう、複数個のシリンダー機構または、機械的送り込み機構とを取り付ける。
上記課題解決手段による作用は次の通である。
すなわち、ライニング材に溝、または、切り目を入れ、その部分を次の工程で煙突母材とライニング材の煙突との接合面に剥がし工具を、くさび状に押し込んで行けば、ライニング材は、その溝または、切り目できり離され、ばらばらになって、煙突内部に剥がれ落ちてきて、撤去される。これを、煙突頂部より、底部に向かって順次作業して行けば、煙突全体のライニング材が撤去される。
すなわち、ライニング材に溝、または、切り目を入れ、その部分を次の工程で煙突母材とライニング材の煙突との接合面に剥がし工具を、くさび状に押し込んで行けば、ライニング材は、その溝または、切り目できり離され、ばらばらになって、煙突内部に剥がれ落ちてきて、撤去される。これを、煙突頂部より、底部に向かって順次作業して行けば、煙突全体のライニング材が撤去される。
ライニング材の円周部分に縦方向垂直面に溝または、切り目を付けた後、その部分の煙突母材に接しているところを、上からその接合部に、くさび状に剥がし工具を下向きに差し込んで行けば、ライニング材は、互いの束縛を失い、容易に剥がれ落ち、落下し、撤去される。
煙突内部に、多少の突起物がせり出している場合でも、装置に取り付けられた固定脚、作業工具類が引っ込められる構造になっているため、ライニング材の除去作業が続行出来る。
撤去されたライニング材は飛散を防止するため、多少湿潤状態になっているが、パウダー状でもなく、多量の水との混合状態だはないため、撤去されたライニング材の見掛けの量が増えず、搬出時の取り扱い等が簡単になる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図4に基ずいて説明する。
煙突7内部に、頂部よりフック2を持つ昇降装置1を吊り下げ、その先端フックに、複数対の固定脚4、および、溝、または、切り目入れ用の複数個の切開工具6と、それと一体になって、水平方向に、拡縮できる複数個のダブルアクティングシリンダー5が取り付けられた切開装置3を連結する。
最初に、工具6はライニング材に円周部垂直方向に縦に溝、または、切り目を入れるように、空圧または、油圧シリンダー5で外部より供給されるエアー源、または、油圧源(いずれも図示されてない)によって、煙突母材表面まで拡がる。作業後縮む構造を持つ。
なを、この作業を始めるまえに、切開装置3を固定脚4で煙突内壁に固定する。この固定脚4の作動も、外部より、別途供給される空圧、または、油圧源(いずれも図示されず)によって、その固定脚4と一体となっている往復動シリンダーにより行われる。
なを、この作業を始めるまえに、切開装置3を固定脚4で煙突内壁に固定する。この固定脚4の作動も、外部より、別途供給される空圧、または、油圧源(いずれも図示されず)によって、その固定脚4と一体となっている往復動シリンダーにより行われる。
切開装置3によって、煙突全体のライニング材に溝または、切り目が付けられた後、この装置3を外部に取り出し、替わりに、撤去装置9を昇降装置1のフックに付け替え、煙突内部中心部に上記切開装置3の固定脚4とほぼ同じ方法で固定でき、先端部に、縦方向に上下駆動出来る駆動輪を持つ複数対の駆動固定脚10と、下部に、複数対のリンク付き往復動シリンダー13、リンク付き連結アーム11、および、その先端部に剥がし工具12、とを持つ剥離装置9を連結する。
剥離装置9を上記切開装置3と同様の方法で煙突内壁へ固定し、シリンダー13を作動して、その下部に位置するリンク機構でつながる連結アーム11、剥がし工具12が丁度、煙突内壁母材とライニング材の接合部に下向きに位置して、くさび状に垂直方向に挿入出来る状態に設定する。
次に、駆動固定脚10についている駆動輪を駆動して、剥離装置9全体を下方に移動させることで、剥がし工具12がライニング材にくさび状に挿入され、ライニング材をはがし落として撤去する。
この作業を頂部より、順次底部に向かって行い、煙突全体のライニング材を撤去することが出来る。
この作業を頂部より、順次底部に向かって行い、煙突全体のライニング材を撤去することが出来る。
なを、上記で、固定された駆動固定脚10をシリンダー縮めて、フリーにして、剥がし工具12の設定はそのままの状態で、剥離装置9全体を昇降装置1を煙突内部で、ある位置までつり上げ、一気に、昇降装置1を自然落下させると、駆動固定脚10の駆動輪の動力を使わずに、ライニング材を順次撤去することもできる。
昇降装置1に距離計モニター付いて入れば、切開装置3、または、剥離装置9の煙突内の位置が把握出来るので作業上便利である。
1は走行装置
2はフック
3は切開装置
4は固定脚(複数個)
5はダブルアクティングシリンダー(複数個)
6は切開工具(複数個)
7は煙突母材
8はライニング材
9は撤去装置
10は駆動固定脚(複数個)
11は連結アーム(リンク付き、複数個)
12は剥がし工具(複数個)
13は復動シリンダー(リンク付き、複数個)
2はフック
3は切開装置
4は固定脚(複数個)
5はダブルアクティングシリンダー(複数個)
6は切開工具(複数個)
7は煙突母材
8はライニング材
9は撤去装置
10は駆動固定脚(複数個)
11は連結アーム(リンク付き、複数個)
12は剥がし工具(複数個)
13は復動シリンダー(リンク付き、複数個)
Claims (2)
- 煙突内部中心部に上下動自在に吊り下げる昇降装置に、煙突内面に当接する複数個の脚を持つ固定部で煙突中心部に固定した上で、煙突に内貼りされたライニング材の円周部垂直方向に、複数個の溝または、切り目を入れる作業工具を備えた装置を吊り下げながら、順次頂部より底部に向かって、ライニング材を切快開して行くことを特徴とする煙突内部ライニング材の切開装置
- 煙突内部中心部に上下動自在に吊り下げ昇降する請求項1記載の昇降装置に、やはり、煙突内面に当接する複数個の脚を持つ固定部で固定した上で、請求項1のライニング材切開装置にて切開部が付けられたライニング材の煙突母材との接合部に、上部より下方垂直方向にライニング剥がし落とし用の剥がし工具を、くさび状に挿入して、その箇所にあるライニング材を内部方向に剥がして、はつり落とすことが出来る別の装置を吊り下げ、当該ライニング材を剥がし落とすことを特徴とする煙突ライニングの撤去装置
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008104114A JP2009222374A (ja) | 2008-03-15 | 2008-03-15 | 煙突に内貼されたライニング材の撤去方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008104114A JP2009222374A (ja) | 2008-03-15 | 2008-03-15 | 煙突に内貼されたライニング材の撤去方法及び装置 |
Publications (1)
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JP2009222374A true JP2009222374A (ja) | 2009-10-01 |
Family
ID=41239342
Family Applications (1)
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JP2008104114A Pending JP2009222374A (ja) | 2008-03-15 | 2008-03-15 | 煙突に内貼されたライニング材の撤去方法及び装置 |
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JP (1) | JP2009222374A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110091341A (zh) * | 2019-05-16 | 2019-08-06 | 成都南方电子仪表有限公司 | 一种液压机电机械手 |
-
2008
- 2008-03-15 JP JP2008104114A patent/JP2009222374A/ja active Pending
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