JP2009221890A - 内燃機関の燃焼状態判定方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼室内のイオン電流が閾値以上である期間に基づき燃焼状態を判定する内燃機関の燃焼状態判定方法において、トルクに寄与しない後燃えを前記期間の時間に含むことによって、燃焼状態の誤判定を防ぐ。
【解決手段】点火後最初に発生する主燃焼に基づくイオン電流が閾値以上である主燃焼時間と、主燃焼後に発生する後燃えのうち最後のものに基づくイオン電流が閾値以上である全経過時間と、前記測定開始時点から主燃焼後に発生する後燃えの全てに基づくイオン電流が閾値以上である期間を積算したものと前記主燃焼時間とを合算した燃焼持続時間とをそれぞれ計測し、全経過時間と燃焼持続時間との積の主燃焼時間の2乗に対する比率が所定値を上回る場合に、燃焼状態を判定する基準として全経過時間を選択し、全経過時間と燃焼持続時間との積の主燃焼時間の2乗に対する比率が所定値を下回る場合、判定基準として主燃焼時間を選択する。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の燃焼室内に点火ごとに発生させるイオン電流を検出し、検出したイオン電流を利用して燃焼状態の判定を行う内燃機関の燃焼状態判定方法に関する。
従来より、内燃機関の始動時には、始動時補正により空燃比が理論空燃比よりリッチ側になるように燃料噴射量を増量することが行われてきているが、排気ガス中の炭化水素の排出量を抑える規制に対応すべく、内燃機関の始動後は直ちに空燃比を排気ガス中の炭化水素濃度が最も低くなる理論空燃比前後に変化させるようにする必要が発生している。しかし、このように設定すると、重質燃料が燃料タンクに入れられた際に、O2センサが活性化していない冷間始動時において、燃料が十分気化しないことにより燃焼状態の悪化が発生することがある。そこで、このような燃焼状態の悪化を検知できる方法が求められている。このような方法の一例として、例えば次に述べるようなものが考えられている。すなわち、内燃機関の燃焼室内に点火ごとに発生させるイオン電流を検出し、検出したイオン電流が閾値以上である期間を燃焼状態の持続時間として数回計測し、この持続時間の変動率が所定値以上であった場合に燃焼状態が悪化しているものと判定するものが考えられている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平6−42384号公報
ところで、空燃比が理論空燃比前後であれば、点火後最初に発生する主燃焼の後発生する後燃えは少ない。また、運転に用いられるトルクの大半は点火後最初に発生する主燃焼から得られるものであり、後燃えから得られるトルクは無視できるほど小さい。しかして、特許文献1記載の方法で計測される燃焼状態の持続時間には後燃えの持続時間が含まれる。このような方法を採用すると、考慮すべきでない後燃えまで前記全持続時間に含められることにより持続時間の変動率が大きくなり、燃焼状態が悪化したと誤判定されることがある。
本発明は、このような課題を解決すべく構成するものである。
すなわち本発明に係る内燃機関の燃焼状態判定方法は、内燃機関の燃焼室内に点火ごとに発生させるイオン電流を検出し、検出したイオン電流が閾値以上である期間の時間に基づき燃焼状態を判定する燃焼状態判定方法であって、点火後の上死点を含む所定の測定開始時点から点火後最初に発生する主燃焼に基づくイオン電流が閾値を下回る時点までの主燃焼時間と、前記測定開始時点から主燃焼後に発生する後燃えのうち最後のものに基づくイオン電流が閾値を下回る時点までの全経過時間と、前記測定開始時点から主燃焼後に発生する後燃えの全てに基づくイオン電流が閾値以上である期間を積算したものと前記主燃焼時間とを合算した燃焼持続時間とをそれぞれ計測し、全経過時間と燃焼持続時間との積の主燃焼時間の2乗に対する比率が所定値を上回る場合、燃焼状態を判定する基準として全経過時間を選択し、全経過時間と燃焼持続時間との積の主燃焼時間の2乗に対する比率が所定値を下回る場合、燃焼状態を判定する基準として主燃焼時間を選択することを特徴とする。
このようなものであれば、後燃えの比率が小さく、全経過時間と燃焼持続時間との積の主燃焼時間の2乗に対する比率が所定値を下回る場合には、測定開始点から燃焼終了までの全経過時間でなく主燃焼時間を利用して前記判定を行うことにより、考慮すべきでない後燃えによる影響を除外することによって、燃焼状態が悪化したと誤判定することを防ぐことができる。さらに、検出したイオン電流が閾値以上である期間のクランク角でなく時間に基づき燃焼状態を判定するので、回転数によらず燃焼状態の判定精度を確保できる。加えて、全経過時間と燃焼持続時間との積の主燃焼時間の2乗に対する比率は無次元数であるので、後燃えの比重を判断する際に他のパラメータによる影響を排除してロバスト性を向上できる。
本発明に係る燃焼状態判定方法によれば、後燃えの比率が小さくなることにより、全経過時間と燃焼持続時間との積の主燃焼時間の2乗に対する比率が所定値を下回る場合には、後燃えは無視できるものと見なして、全経過時間でなく主燃焼時間を利用して燃焼状態の判定を行うことにより考慮すべきでない後燃えによる影響を除外することによって、燃焼状態が悪化したと誤判定することを防ぐことができる。さらに、検出したイオン電流が閾値以上である期間のクランク角でなく時間に基づき燃焼状態を判定するので、回転数によらず燃焼状態の判定精度を確保できる。加えて、全経過時間と燃焼持続時間との積の主燃焼時間の2乗に対する比率は無次元数であるので、後燃えの比重を判断する際に他のパラメータによる影響を排除してロバスト性を向上できる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
図1に概略的に示した内燃機関たるエンジン100は自動車用の4気筒のもので、その吸気系1には図示しないアクセルペダルに応動して開閉するスロットルバルブ2が配設され、その下流側にはサージタンク3が設けられている。サージタンク3に連通する吸気系1の吸気マニホルド4の、シリンダ10に吸気弁10aを介して連通する一方の端部近傍には、さらに燃料噴射弁5が設けてあり、この燃料噴射弁5を、電子制御装置6により各気筒毎に独立して噴射すべく制御するようにしている。また排気系20には、排気ガス中の酸素濃度を測定するための空燃比センサであるO2センサ21が、図示しないマフラに至るまでの管路に配設された三元触媒22の上流の位置に取り付けられている。このO2センサ21は通常のO2センサとして周知のものとほぼ同様の構成を有している。
電子制御装置6は、中央演算処理装置7と、記憶装置8と、入力インターフェース9と、出力インターフェース11とを具備してなるマイクロコンピュータシステムを主体に構成されており、その入力インターフェース9には、サージタンク3内の吸気圧PMTPBを検出するための吸気圧センサ13からの吸気圧信号a、エンジン100の回転状態を検出するためのカムポジションセンサ14から出力されるクランク角度基準位置信号Gとエンジン回転数信号b、車速を検出するための車速センサ15からの車速信号c、スロットルバルブ2の開閉状態を検出するためのアイドルスイッチ16からのLL信号d、エンジンの冷却水温を検出するための水温センサ17からの水温信号e、上記したO2センサ21からの電流信号hなどが入力される。一方、出力インターフェース11からは、燃料噴射弁5に対して燃料噴射信号fが、またスパークプラグ18に対してイグニッションパルスgが出力されるようになっている。
このスパークプラグ18には、イオン電流Iを測定するためのバイアス用電源24が接続され、入力インターフェース9とこのバイアス電源24との間にはイオン電流測定用回路25が接続されている。バイアス用電源24は、イグニションパルスgが消滅した時点でスパークプラグ18にイオン電流測定のためのバイアス電圧を印加するものである。そして、電圧の印加により、スパークプラグ18の電極間に流れたイオン電流Iionは、イオン電流測定用回路25により測定される。また、イオン電流測定用回路25は、後述する波形整形回路たるコンパレータ25aを有し、電子制御装置6の入力インターフェース9に電気的に接続され、電圧の印加により発生したアナログ信号であるイオン電流を、方形波(パルス)状に波形整形して出力する。コンパレータ25aは、図2に示すように、あらかじめ設定されたイオン電流Iionの閾値に対応する強さの所定電流値Irefとバイアス用電源24を介して入力されるイオン電流Iionとを比較し、イオン電流Iionが前記所定電流値Irefを上回った場合に出力信号Ioutを出力する。すなわち、出力信号Ioutは、前記所定電流値Irefを上回った時点で立ち上がり(オンし)、下回った時点で立ち下がる(オフする)方形波となる。このコンパレータ25aの出力端は、イオン電流Iionの持続時間を計測するために入力インターフェース9を介して中央演算処理装置7に接続される。このようなバイアス用電源24とイオン電流測定用回路25とは、当該分野でよく知られている種々のものを適用することができる。
電子制御装置6には、吸気圧センサ13から出力される吸気圧信号aと回転数センサ14から出力される回転数信号bとを主な情報とし、エンジン状況に応じて決まる各種の補正係数で基本噴射時間を補正して燃料噴射弁開成時間すなわちインジェクタ最終通電時間Tを決定し、その決定された通電時間により燃料噴射弁5を制御して、エンジン負荷に応じた燃料を該燃料噴射弁5から吸気系1に噴射させるためのプログラムが内蔵している。
加えて、前記電子制御装置6には、点火から所定時間の間、点火後の上死点を含む所定の測定開始時点から点火後最初に発生する主燃焼に基づくイオン電流Iionが閾値を下回る時点までの主燃焼時間atdcと、前記測定開始時点から主燃焼後に発生する後燃えのうち最後のものに基づくイオン電流Iionが閾値を下回る時点までの全経過時間atdcmaxと、前記測定開始時点から主燃焼後に発生する後燃えの全てに基づくイオン電流Iionが閾値以上である期間を積算したものと前記主燃焼時間atdcとを合算した燃焼持続時間atdcintとを計測し、全経過時間atdcmax又は主燃焼時間atdcの一方を燃焼判定時間atcombl5として選択し、選択された燃焼判定時間atcombl5に基づき燃焼状態を判定する燃焼状態判定プログラムも内蔵している。
ここで、主燃焼時間atdc、全経過時間atdcmax、及び燃焼持続時間atdcintの計測は、コンパレータ25aからの出力信号Ioutが、イオン電流Iionが閾値に対応する前記所定電流値Irefを上回った時点で立ち上がり(オンし)、閾値に対応する前記所定電流値Irefを下回った時点で立ち下がることを利用して行う。
また、前記燃焼判定時間atcombl5の選択は、全経過時間atdcmaxの燃焼時間atdcに対する比率、及び燃焼持続時間atdcintの主燃焼時間atdcに対する比率の積、すなわち全経過時間atdcmaxと燃焼持続時間atdcintとの積の主燃焼時間atdcの2乗に対する比率R4に基づいて行う。すなわち、この比率R4が所定値Lbを上回らない場合は後燃えは無視できるとして主燃焼時間atdcを燃焼判定時間atcombl5として選択し、前記比率R4が所定値Lbを上回る場合は全経過時間atdcmaxを燃焼判定時間atcombl5として選択し、する。そして、選択された燃焼判定時間atcombl5が燃焼状態悪化判定閾値Lより長いか否かを判定することにより燃焼状態が悪化しているか否かを判定するようにしている。なお、前記燃焼状態悪化判定閾値Lは、空燃比が理論空燃比近傍である際の平均的な主燃焼時間atdcよりも十分長い値に設定している。また、前記所定値Lbは、後燃えのトルクへの寄与が無視できるほど小さいと判定できる程度に全経過時間atdcmax及び燃焼持続時間atdcintが主燃焼時間atdcと比較して長くないと判定できる限度の値として、予め実験的に求められる。
次いで、燃焼状態判定プログラムによる制御の流れをフローチャートである図3を参照しつつ以下に述べる。
ステップS1では、主燃焼時間atdc、全経過時間atdcmax、及び燃焼持続時間atdcintを計測する。それから、ステップS2に進む。
ステップS2では、全経過時間atdcmaxと燃焼持続時間atdcintとの積の主燃焼時間atdcの2乗に対する比率R4を求め、その後ステップS3に進む。
ステップS3では、前記比率R4が所定値Lbを上回るか否かを判定する。前記比率R4が所定値Lbを上回る場合は、ステップS4に進む。そうでない場合は、ステップS5に進む。
ステップS4では、全経過時間atdcmaxを燃焼判定時間atcombl5とし、ステップS6に進む。
ステップS5では、主燃焼時間atdcを燃焼判定時間atcombl5とし、ステップS6に進む。
ステップS6では、燃焼判定時間atcombl5が燃焼状態悪化判定閾値Lを上回るか否かを判定する。燃焼判定時間atcombl5が燃焼状態悪化判定閾値Lを上回る場合は、ステップS7に進む。そうでない場合は、ステップS8に進む。
ステップS7では、燃焼状態は悪化していると判定する。
ステップS8では、燃焼状態は良好であるものと判定する。
すなわち、このような構成においては、後燃えが発生しにくいので、図4の(a)に示すように、全経過時間atdcmaxと燃焼持続時間atdcintとの積の主燃焼時間atdcの2乗に対する比率R4は小さくなる。すなわち、ステップS3で前記比率R4が所定値Lbを上回らないと判定されるので、ステップS5で主燃焼時間atdcを燃焼判定時間atcombl5として選択し、その後ステップS6の処理を行う。そして、上述したように主燃焼時間atdcは前記燃焼状態悪化判定閾値Lより十分短いため、ステップS8で燃焼状態は良好であると判定する処理を行い、燃焼状態判定プログラムを終了する。すなわち、ステップS1→S2→S3→S5→S6→S8の処理を順次行う。その際、上述したように主燃焼時間atdcは前記燃焼状態悪化判定閾値Lより十分短いため、燃料噴射量を増加させずに燃焼状態判定プログラムを終了する。一方、空燃比が理論空燃比よりリーン側である場合は後燃えが発生しやすく、図4の(b)に示すように、全経過時間atdcmaxと燃焼持続時間atdcintとの積の主燃焼時間atdcの2乗に対する比率R4が所定値Lbを上回ることがある。このような場合、ステップS3での判定の後はステップS4に進んで全経過時間atdcmaxを燃焼判定時間atcombl5として選択し、その後ステップS6の処理を行う。そして、全経過時間atdcmaxが前記燃焼状態悪化判定閾値Lを上回る場合は、ステップS7で燃焼状態は悪化したものと判定する処理を行う。すなわち、ステップS1→S2→S3→S4→S6→S7の処理を順次行う。
すなわち本実施形態に係る燃焼状態判定方法を採用すれば、後燃えが無視できるほど小さい場合、全経過時間atdcmaxは主燃焼時間atdcと比較してあまり長くならず、さらに燃焼持続時間atdcintも主燃焼時間atdcと比較してあまり長くならず、従って全経過時間atdcmaxと燃焼持続時間atdcintとの積の主燃焼時間atdcの2乗に対する比率R4が所定値Lbを上回らない場合には、主燃焼時間atdcを燃焼判定時間atcombl5として選択し、この燃焼判定時間atcombl5に基づき燃焼状態の判定を行うことにより、考慮すべきでない後燃えによる影響を除外し、燃焼状態が悪化したと誤判定することを防ぐことができる。さらに、検出したイオン電流Iionが閾値以上である期間のクランク角でなく時間に基づき燃焼状態を判定するので、回転数によらず燃焼状態の判定精度を確保できる。加えて、全経過時間atdcmaxと燃焼持続時間atdcintとの積の主燃焼時間atdcの2乗に対する比率R4は無次元数であるので、後燃えの比重を判断する際に他のパラメータによる影響を排除してロバスト性を向上できる。
なお、本発明は以上に述べたような実施形態に限らない。
例えば、上述した実施形態の燃焼状態判定プログラムにおいて、ステップS1において主燃焼時間atdc、全経過時間atdcmax、及び燃焼持続時間atdcintを計測した後、ステップS3において全経過時間atdcmaxと燃焼持続時間atdcintとの積の主燃焼時間atdcの2乗に対する比率R4が所定値を上回るか否か判定するより前に、主燃焼時間atdcが0であるか否かの判定、及び、イオン電流Iionにノイズが多く含まれるか否かの判定を行うとともに、主燃焼時間atdcが所定値を下回る、又はイオン電流Iionにノイズが多く含まれると判定された場合、以下の燃焼状態判定プログラムには移らず、燃焼状態が悪化したものと判定して燃料噴射量を所定量だけ増加させる制御を行うようにするか、全経過時間atdcmaxを燃焼判定時間atcombl5として選択するとなおよい。ここで、イオン電流Iionにノイズが多く含まれるか否かの判定は、例えば、前記コンパレータ25aから出力信号Ioutの立ち上がり又は立ち下がりが入力された回数に基づき、この回数が所定値を上回る場合にイオン電流Iionにノイズが多く含まれると判定する態様等を用いるとよい。
また、上述した実施形態における燃焼時間測定プログラムにおいて、全経過時間atdcmax及び主燃焼時間atdcの測定開始時点は、上死点ではなく、上死点近傍の他の時点に設定するようにしてもよい。
加えて、本発明に係る燃焼状態判定方法は、冷間始動時に限らず、O2センサが故障し空燃比のフィードバック制御が不可能な場合にも利用してよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
本発明の一実施形態に係るエンジンを示す概略図。 同実施形態に係る燃焼時間測定プログラムにおける制御の流れを示すフローチャート。 同実施形態に係る燃焼状態判定プログラムにおける制御の流れを示すフローチャート。 同実施形態に係る作用説明図。
符号の説明
100…エンジン
6…制御装置
18…スパークプラグ

Claims (1)

  1. 内燃機関の燃焼室内に点火ごとに発生させるイオン電流を検出し、検出したイオン電流が閾値以上である期間の時間に基づき燃焼状態を判定する燃焼状態判定方法であって、
    点火後の上死点を含む所定の測定開始時点から点火後最初に発生する主燃焼に基づくイオン電流が閾値を下回る時点までの主燃焼時間と、前記測定開始時点から主燃焼後に発生する後燃えのうち最後のものに基づくイオン電流が閾値を下回る時点までの全経過時間と、前記測定開始時点から主燃焼後に発生する後燃えの全てに基づくイオン電流が閾値以上である期間を積算したものと前記主燃焼時間とを合算した燃焼持続時間とをそれぞれ計測し、
    全経過時間と燃焼持続時間との積の主燃焼時間の2乗に対する比率が所定値を上回る場合、燃焼状態を判定する基準として全経過時間を選択し、
    全経過時間と燃焼持続時間との積の主燃焼時間の2乗に対する比率が所定値を下回る場合、燃焼状態を判定する基準として主燃焼時間を選択することを特徴とする内燃機関の燃焼状態判定方法。
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