JP2009220982A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置本体を大型化することなく、シート積載部材の開閉時、確実に検知部材を退避させることのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供する。
【解決手段】装置本体に開閉可能に保持され、開閉に伴ってシート積載位置及び装置本体内の収納位置に移動するシート積載トレイ11に設けられた中板30にシートを積載すると共に、フォトインタラプタ31は、装置本体に回動自在に設けられ、シート積載部材に積載されたシートに当接して回動するシート有無検知レバー32の位置に応じてシート積載部材上のシートの有無を検知する。そして、このシート有無検知レバー32を、シート積載位置から収納位置に移動するシート積載トレイ11により押圧された際、シート積載トレイ11の移動を妨げない位置に移動可能に支持する。
【選択図】図2

Description

本発明は、シート給送装置及び画像形成装置に関し、特に装置本体に開閉可能に設けたシート積載部材に積載されたシートの有無を検知するための検知部材の構成に関する。
従来、複写機、レーザビームプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、給紙カセットに収納された定型サイズのシートを給送するシート給送装置の他、シート給送装置として不定形サイズのシート等を搬送する手差し給送装置を備えたものがある。
このような手差し給送装置では、例えば、画像形成装置の前面または側面に開閉可能に設けたシート積載トレイを開くことで給送ローラ、分離パッドなどの給紙・分離機構が現れるようになっている。そして、手差し給紙を行う場合は、ユーザーがシート積載トレイに回動自在に支持された中板にシートをセットし、この後、シートを給送ローラにより画像形成部へ給送するようにする。なお、手差し給送装置の使用が終了した後は、中板と一体的にシート積載トレイを閉じてプリンタの専有面積を小さくしてもよいし、邪魔にならない場合や手差し給送装置を頻繁に使用する場合は、シート積載トレイを常時開いたままにしておいても良い。
図9は、このような従来の手差し給送装置の構成を示す図である。図9において、30は、装置本体に開放可能に設けられた不図示のシート積載部材であるシート積載トレイに上下方向に回動に設けられた中板であり、この中板30の上に画像を形成するためのシートSが積載される。12は中板30に積載されたシートSの上面に所定の圧で当接して回転することにより中板上のシートSを送り出す手差し給送ローラであり、23は中板30を押し上げて中板上のシートSを手差し給送ローラ12に押し付けるためのバネである。
ここで、中板30はシート積載トレイの開放時や非給送時には下降しており、手差し給送ローラ12から所定距離だけ離間している。また、中板30は給送動作開始時には上昇し、中板30に積載されたシートSを所定の圧で手差し給送ローラ12に押し付けた状態で保持される。そして、このように中板30に積載されたシートSが押し付けられた状態で手差し給送ローラ12が図中時計回り方向のへ回転することにより、シートSが不図示の画像形成部に向けて送り出される。
なお、図9において、20aは手差し給送ローラ12に所定の圧で当接し、シートSを1枚ずつ分離するための分離パッド、20bは分離パッド20aを保持するホルダである。21はホルダ20bを手差し給送ローラ側に付勢するバネであり、このバネ21により分離パッド20は手差し給送ローラ12に圧接する。そして、このように分離パッド20が手差し給送ローラ12に圧接することにより、手差し給送ローラ12によって送り出されたシートを1枚ずつに分離して画像形成部に向けて送り出すことができる。
ところで、このような構成の従来の手差し給送装置においては、中板30上にシートSが積載されているか否かを検知するため、フォトインタラプタ31とシート有無検知レバー32とを有するシート有無検知部33を備えている。
この検知部材であるシート有無検知レバー32は不図示の画像形成装置本体の枠体等を延長して形成された支持部により、揺動軸32bを支点として画像形成装置本体に揺動可能に支持されている。そして、自重、あるいはバネ圧により揺動して図9の(a)に示すように中板上のシートSの上面に、一方の揺動端に設けられた当接部32cを当接させている。
なお、このように当接部32cが中板上のシートSの上面に当接した状態のとき、シート有無検知レバー32の他方の揺動端に設けられた遮光部32aがフォトインタラプタ31を遮光する。これにより、フォトインタラプタ31はオフとなり、このフォトインタラプタ31のオフにより、フォトインタラプタ31からの信号が入力される不図示の制御部は、中板30にシートSが積載されていると判断することができる。
一方、図9の(b)は、例えばシート積載トレイが画像形成装置本体から開放された直後で、中板上にはシートが積載されていないときの状態を示している。このとき、シート有無検知レバー32は図中反時計回り方向へ揺動し、当接部32cが中板30に設けられた不図示の穴、あるいは切り欠き30aに落ち込んだ位置に移動する。この状態のとき、遮光部32aはフォトインタラプタ31の光路を遮光しないため、フォトインタラプタ31はオンとなり、このフォトインタラプタ31のオンにより制御部は、中板30にシートSが積載されていないと判断する。
なお、この後、図9の(a)に示すように中板上にシートSが積載されると、当接部32cにシートSが当接し、これに伴いシート有無検知レバー32が時計回り方向へ揺動して遮光部32aがフォトインタラプタ31の光路を遮光する。これにより、フォトインタラプタ31はオフとなり、制御部は、中板30にシートSが積載されていると判断する。
なお、このような構成のシート有無検知部33を備えた画像形成装置において、シート有無検知レバーを支持するため支持部を、画像形成装置本体の枠体等を延長して形成した場合、支持部を設けるためのスペースが必要となり、装置が大型化する。そこで、このような装置の大型化を防ぐため、例えばシート有無検知レバーを手差し給送ローラ支持部材により支持するように構成したものがある(特許文献1参照)。
特開2003‐72985号公報
ところで、このような従来の手差し給送装置を備えた画像形成装置において、シート有無検知レバー32を落ち込ませるための穴形状、あるいは切り欠き形状を中板に設けた場合、中板30の剛性が低下する。そして、このように中板30の剛性が低下すると、シートを手差し給送ローラ12に押し付ける際の圧力が低下し、シートを給送する際に必要な所定の当接圧を得ることができない。
このため、例えば中板に穴形状、あるいは切り欠き形状を形成する代わりに、シート有無検知レバー32と干渉しないように中板30に凹部(逃げ形状)を設ける場合がある。しかし、このように中板30に凹部を設けた場合、シート積載トレイが画像形成装置本体に収納される過程において、中板30の凹部がシート有無検知レバー32と接触(干渉)するおそれがある。
そして、このようにシート有無検知レバー32と接触すると、シート有無検知レバー32には過大は負荷が加わると共に、シート積載トレイの移動が妨げられ、シート積載トレイの画像形成装置本体への収納が困難になる。
ここで、シート積載トレイが収納される過程において、中板30がシート有無検知レバー32と接触しないようにするためには、中板30の凹部の深さを深くする必要がある。しかし、このように中板30の凹部を深くした場合、中板30のサイズ(厚み)が大きくなり、これに伴い中板30の収納軌跡が大きくなり、装置本体サイズの大型化に繋がってしまう。
そこで本発明は、このような現状に鑑みてなされたものであり、装置本体を大型化することなく、かつ検知部材に妨げられることなくシート積載部材を開閉することのできるシート給送装置及び画像形成装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、装置本体に開閉可能に設けられ、シート積載位置及び装置本体内の収納位置に移動可能なシート積載部材を備えたシート給送装置において、前記装置本体に回動自在に設けられ、前記シート積載位置に移動した前記シート積載部材に積載されたシートに当接して回動可能な検知部材と、前記検知部材の位置に応じてシート積載部材上のシートの有無を判断するための信号を出力するセンサと、を備え、前記検知部材を、前記シート積載位置から前記収納位置に移動する前記シート積載部材により押圧された際、前記シート積載部材の移動を妨げない位置に移動可能に支持したことを特徴とするものである。
本発明にように、シート積載部材により押圧された際、検知部材がシート積載部材の移動を妨げない位置に移動可能に支持することにより、装置本体を大型化することなく、シート積載部材の開閉時、確実に検知部材を退避させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるカラーレーザビームプリンタの概略構成を示す図である。図1において、1はカラーレーザビームプリンタ、50はカラーレーザビームプリンタ本体(以下、プリンタ本体という)である。
このカラーレーザビームプリンタ1は、画像を形成する画像形成部1A、シート給送部1B、手差し給送装置1C、定着ローラ対8等を備えている。
ここで、画像形成部1Aは、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、シアン(C)、ブラック(Bk)の4色分、並設された4つの画像形成手段であるステーション61〜64を備えている。また、画像形成部1Aは、不図示のスキャナ部、矢印方向に走行する無端状の中間転写体である中間転写ベルト5等を備えている。なお、各ステーション61〜64は、それぞれ回転可能に配置された感光体ドラム61a〜64a、不図示の一次帯電器、マゼンダ、イエロー、シアン、ブラックの各色トナーを収納した現像器、クリーニング部等を備えている。
なお、感光体ドラム61a〜64aは、不図示の駆動モータにより画像形成動作に応じて時計周り方向に回転するようになっており、不図示のスキャナ部による露光により表面に静電潜像が形成されるようになっている。
一方、中間転写ベルト5は、上方に直列状に配置されたステーション61〜64の各感光体ドラム61a〜64aに接触すると共に駆動ローラ5a及びテンションローラ5bにより張設されてカラー画像形成時に反時計周り方向に回転する。そして、この回転により、感光体ドラム61a〜64aに形成されている各色トナー像が転写されるようになっている。
また、この中間転写ベルト5には画像形成時に不図示の1次転写ローラが接触し、この1次転写ローラにより感光体ドラム61a〜64aに形成されている各色トナー像が中間転写ベルト5上に順次転写されるようになっている。さらに、この中間転写ベルト5上の各色トナー像は、2次転写ローラ7及び駆動ローラ5aにより構成される2次転写部によって不図示のシートが挟持搬送される際、シートに転写されるようになっている。
また、定着ローラ対8は、転写されたトナー像をシートに定着させるものであり、シートを加熱する定着ローラ8aと、シートを定着ローラ8aに圧接させるための加圧ローラ8bとを備えている。そして、転写されたトナー像を保持したシートは定着ローラ8aと加圧ローラ8bにより搬送されると共に、定着ローラ対8を通過する際に熱及び圧力が加えられることによりトナー像が表面に定着される。
シート給送部1Bは、画像形成装置本体であるプリンタ本体50に着脱自在に装着された給紙カセット2と、給紙カセット2に収納されたシートを送り出す給送ローラ3を備えている。また、給送ローラ3により送り出されたシートを給送ローラ3と共に分離する分離部材である分離ローラ3aを備えている。
本発明のシート給送装置の一例である手差し給送装置1Cは、プリンタ本体前面側の側壁面に回動軸11aを支点として開放可能に軸支されたシート積載部材であるシート積載トレイ11を備えている。ここで、このシート積載トレイ11は、破線で示すシート積載位置及び実線で示すプリンタ本体内(手差し給送装置本体内)の収納位置に移動可能となっている。
また、手差し給送装置1Cは、シート積載トレイ11に回動自在に支持された後述する図2に示す中板30に積載されたシートを送り出す手差し給送ローラ12を備えている。
さらに、手差し給送装置1Cは、手差し給送ローラ12に圧接し、分離部20Aを構成する分離パッド20aと、給紙カセット2の上方に位置し、搬送ローラ対14,15が配置されたシート搬送ガイドである中間搬送ガイド13を備えている。
この中間搬送ガイド13は、分離部20Aにより分離されたシートが通過するシート搬送路Rを形成するものであり、下部ガイド面13aと、この下部ガイド面13aと対向して設けられた不図示の上部ガイド面とを備えている。また、下部ガイド面13a及び不図示の上部ガイド面には、搬送ローラ対14,15が設けられている。
なお、図1において、16は手差し給送ローラ12により給送された手差しシートの先端を検知する先端検知センサである。そして、不図示の制御部は、先端検知センサ16からのシート先端検出信号に基づき、シート先端が給送ローラ3による給送が可能となる符号17で示す位置に達したとき搬送ローラ対14,15を停止する。これにより、この後、給送ローラ3が回転すると、この手差しシートが給送ローラ3により給送される。
次に、このように構成されたカラーレーザビームプリンタ1の画像形成動作について説明する。
シートにカラー画像を形成する場合は、まず感光体ドラム61a〜64aを帯電させた後、不図示のコントローラから送信された各色成分の画像信号に基づいてスキャナ部により感光体ドラム61a〜64aに対して露光を行う。これにより、感光体ドラム表面に静電潜像が形成される。
次に、この静電潜像をマゼンダ、イエロー、シアン、ブラックの各色トナーによって現像して感光体ドラム上にトナー像を形成する。そして、この後、トナー像が感光体ドラム61a〜64aの回転に伴って感光体ドラム61a〜64aと中間転写ベルト5とが当接する転写部位に到来すると、1次転写ローラによって1次転写バイアスを印加する。これにより、感光体ドラム上のトナー像が反時計周り方向に回転している中間転写ベルト5へ1次転写される。
ここで、このトナー像は、中間転写ベルト5の回転に伴いマゼンタ、イエロー、シアン、ブラックの順で順次中間転写ベルト上に転写され、これにより中間転写ベルト上にカラー可視画像が形成される。
一方、例えば給紙カセット2に収納されたシートに対して画像が形成されるモードが選択されると、このようなカラー可視画像形成動作に並行して所定のシーケンス制御タイミングにて給紙カセット2からシートが給送ローラ3により送り出される。そして、給送ローラ3に当接する分離ローラ3aにより1枚に分離されたシートは、停止状態のレジストローラ4に搬送され、このレジストローラ4により斜行が補正される。
この後、レジストローラ4は、中間転写ベルト上に形成されたカラー画像の画像に合わせて、回転を始める。これにより、一旦停止したシートは2次転写ローラ7と駆動ローラ5aとにより構成される2次転写部に供給され、2次転写ローラ7に印加される転写バイアスによってカラー可視画像が転写される。
そして、このようにカラー可視画像が転写された後、シートは2次転写部から定着ローラ対8に搬送され、この定着ローラ対8で加熱及び加圧されることによってカラー可視画像が定着される。さらに、トナー像が定着されたシートは、この後、排紙ローラ対9により排紙トレイ10に排紙される。
一方、手差し給送装置1Cにより手差し給紙を行うモードが選択されると、まずシート積載トレイ11をd1方向に開き、手差しで1枚又は複数枚のシートをシート積載トレイ11上に設けられた中板上にセットする。この後、手差しされたシートは、手差し給送ローラ12と分離パッド20aとにより1枚ずつ分離給送され、搬送ローラ対14,15によって中間搬送ガイド13上を給送ローラ3に向けて搬送される。なお、この分離パッド20aは、後述する図2に示すようにバネ21により手差し給送ローラ側に付勢されたホルダ20bの上面に取り付けられており、バネ21によりホルダ20bを介して手差し給送ローラ12に圧接する。
次に、先端検知センサ16によりシート先端位置が検出されると、制御部は、手差しされたシートを、この検出信号に基づいてシート先端位置が給送ローラ3による給送が可能となる位置で止める。この後、給送ローラ3を回転させることにより、シートを再度給送する。この後の動作は上述の給送カセット2からの動作と同様であり、シートは排出トレイ10に排出される。
ここで、既述したように、手差し給送装置1Cにより送り出されたシートを給送ローラ3によって搬送するようにした場合、シートは手差し給送装置1Cから給送されるときに手差し給送ローラ12と分離パッド20とにより構成される分離部20Aを通過する。また、この後、シート給送部1Bの給送ローラ3と分離ローラ3aとにより構成される分離部3Aを通過する。
つまり、手差し給送装置1Cによりシートを給送する場合、このシートは2つの分離部20A、3Aを通過することになる。そして、このように構成にすることにより、手差給送部1Bにおいて重送が発生した場合でも、シート給送部1Bにより、シートは1枚ずつ分離給送されるので、重送を防止することができる。
ところで、シート積載トレイ11には、図2に示すように上下方向に回動可能に中板30が設けられている。また、手差し給送ローラ12のシート給送方向上流側には、中板30上のシートS(シート積載部材上のシート)の有無を検知するため、フォトインタラプタ31と、シート有無検知レバー32とを有するシート有無検知部33が設けられている。
ここで、検知部材であるシート有無検知部33のシート有無検知レバー32の揺動軸32bは、プリンタ本体50の不図示の筐体に設けられたガイド部材40に形成され、上下方向に延びた保持部を構成するガイド溝40aに保持されている。そして、このように揺動軸32bがガイド部材40のガイド溝40aに保持されることにより、シート有無検知レバー32はプリンタ本体50に揺動(回動)自在に、かつ上下方向に移動可能に支持される。
なお、図2は、シート有無検知レバー32の揺動軸32bがガイド溝40aの下端に位置し、シート有無検知レバー32が中板30上のシートSの有無を検知する検知可能位置(ホームポジション)にある状態を示している。また、後述する図4の(a)はシート有無検知レバー32の揺動軸32bがガイド溝40aに沿って上昇し、シート有無検知レバー32が退避位置に移動した状態を示している。
即ち、本実施の形態において、シート有無検知レバー32は、揺動軸32bがガイド溝40aに保持されることにより回動自在に、かつ上下方向に移動して検知可能位置(ホームポジション)と退避位置の2つの位置を移動可能に設けられている。なお、本実施の形態においては、シート有無検知レバー32は自重により検知可能位置に保持される構成であるが、バネ等により付勢されることで、検知可能位置に保持される構成を用いてもよい。
また、このシート有無検知レバー32の一方の揺動端には中板30上に積載されたシートの上面に当接する当接部32cが設けられ、他方の揺動端にはフォトインタラプタ31を遮光するための遮光部32aが設けられている。
ところで、本実施の形態において、中板30の上面のシート有無検知レバー32に臨む箇所には、凹部30bが設けられている。そして、中板上にシートSが積載されていないときには、この凹部30bにシート有無検知レバー32の当接部32cが入り込むことによりシート有無検知レバー32が下方回動する。
これに伴い、遮光部32aにより中板30上のシートの有無を判断するための信号を出力するセンサであるフォトインタラプタ31が遮光されなくなってフォトインタラプタ31がオンとなる。そして、このフォトインタラプタ31のオンにより不図示の制御部は、中板30にシートSが積載されていないと判断する。
なお、図2において、34はストッパ部材であり、シート有無検知レバー32が検知可能位置にあるとき、シート有無検知レバー32はストッパ部材34により凹部30bに当接することがないように回動が規制されている。そして、このようにストッパ部材34によってシート有無検知レバー32が凹部30bに当接しないようにすることにより、検知可能位置にあるときには、シート有無検知レバー32は中板30からの外力Fの影響を受けないようにすることができる。
また、図3に示すように中板30上にシートSが積載されている場合には、当接部32cがシート上面に当接してシート有無検知レバー32は時計回り方向へ揺動するため遮光部32aがフォトインタラプタ31を遮光するようになっている。これに伴い、フォトインタラプタ31がオフとなり、このフォトインタラプタ31のオフにより不図示の制御部は、中板30にシートSが積載されていると判断する。
次に、シート積載トレイ11をプリンタ本体50に対して開閉する際のシート有無検知レバー32の動きについて説明する。
図2のようにシート積載トレイ11が開放された状態のとき、シート有無検知レバー32は揺動軸32bを中心に揺動可能で、不図示のコイルバネによって図中反時計まわり方向へと付勢されている。なお、このときシート有無検知レバー32は、ストッパ部材34により、中板30の凹部30bに当接することがないように回動が規制されている。
ところで、開放されたシート積載トレイ11を閉るためシート積載トレイ11を反時計回りの方向に回動させると、やがて図4の(a)に示すように、シート有無検知レバー32の揺動端が中板30と接触し、中板30から外力を受ける。そして、このように外力を受けると、シート有無検知レバー32の揺動軸32cがガイド溝40aに沿って押し上げられる。これにより、シート有無検知レバー32は、シート積載トレイ11(中板30)に対して逃げる方向、すなわちシート積載トレイ11から離れる方向へと移動(退避)する。
ここで、揺動軸32cが固定されている場合、シート有無検知レバー先端と中板30との摩擦係数をμとすると、反時計回りの方向に回動する中板30から外力Fを受けた際、図2に示すように、シート有無検知レバー32の回動端にはμFの摩擦力が働く。そして、この摩擦力μFにより、シート有無検知レバー32にはシート積載トレイ11が収納されようとする方向(反時計回り)に過大な負荷が加わるようになる。
しかし、本実施の形態のように、シート有無検知レバー32をガイド部材40により、上下方向に移動可能に保持することにより、シート有無検知レバー32が外力Fを受けた場合、シート有無検知レバー32はガイド部材40に沿って押し上げられる。この結果、シート積載トレイ11を閉じる場合において、シート積載トレイ11によりシート有無検知レバー32に加えられる力は軽微となり、シート有無検知レバー32に過大な負荷が加わるのを防ぐことができる。
このように、シート積載トレイ11により押圧された際、シート有無検知レバー32がシート積載トレイ11から離れる方向に移動するように構成することにより、シート有無検知レバー32に過大な負荷が加わるのを防ぐことができる。また、シート積載トレイ11を、シート有無検知レバー32に妨げられることなく、閉じることができる。
一方、この後、図4の(b)に示すように、シート積載トレイ11がプリンタ本体50に完全収納されると、シート有無検知レバー32はシート積載トレイ11と非接触となり、自重によりガイド部材40に沿って下方に移動する。
なお、図4の(b)に示すようにシート積載トレイ11を閉じた状態から、シート積載トレイ11を開放すると、シート積載トレイ11は、破線で示す位置に移動する。ここで、このように移動する際、既述した図4の(a)に示すように、シート有無検知レバー32の揺動端が中板30と接触し、中板30から外力Fを受ける。
しかし、このように外力Fを受けた場合、揺動軸32cがガイド部材40に沿って押し上げられ、これに伴いシート有無検知レバー32はシート積載トレイ11に対して逃げる方向へと退避する。
この結果、シート積載トレイ11によりシート有無検知レバー32に加えられる力は軽微となり、シート有無検知レバー32に過大な負荷が加わるのを防ぐことができる。また、シート有無検知レバー32に妨げられることなくシート積載トレイ11を開放することができる。なお、この後、シート積載トレイ11が開放されると、シート有無検知レバー32は、図2に示すように、当接部32cが中板30の凹部30bに落ち込んだ状態となって停止する。
以上説明したように、本実施の形態ではシート積載トレイ11により押圧された際、シート有無検知レバー32がシート積載トレイ11の移動を妨げない位置に移動可能に支持されている。そして、このように構成することにより、プリンタ本体50を大型化することなく、かつシート有無検知レバー32に妨げられることなくシート積載トレイ11を開閉することができる。
この結果、シート積載トレイ11のコンパクトな収納軌跡を実現できるので、プリンタ本体50の小型化が可能になる。また、中板30に穴形状、あるいは切り欠き形状を設ける必要がないので、必要な中板30の剛性を確保することができ、給紙性能の低下という問題を回避できる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
図5は、本実施の形態に係る手差し給送装置の構成を説明する図である。なお、図5において、図2と同一符号は、同一または相当部分を示している。
図5において、32dはアーム部材である回動アームであり、シート有無検知レバー32は、この回動アーム32dの回動端に、揺動軸32bを介して揺動可能に軸支されている。35は揺動軸32bに取り付けられた付勢部材であるバネであり、このバネ35によって揺動軸32b(軸支部)をストッパ部材側、即ちシート積載トレイ側に付勢することにより、シート有無検知レバー32はストッパ部材34に突き当てられるようになっている。
なお、34aはバネ35により揺動軸32bがストッパ部材34側に付勢された際、回動アーム32dの回動を規制するストッパ部材である。また、本実施の形態において、回動アーム32dとバネ35とにより、シート有無検知レバー32を移動可能に保持する保持部が構成される。
そして、回動アーム32d及びシート有無検知レバー32がストッパ部材34,34aに突き当たった状態のとき、中板30上にシートSが積載されていない場合には、シート有無検知レバー32は、当接部32cが中板30の凹部30bに落ち込むようになる。つまり、本実施の形態においては、シート有無検知レバー32はバネ35による付勢力により、検知可能位置に保持されるようになる。
なお、検知可能位置にあるとき、シート有無検知レバー32は中板30と接触しないようになっている。また、シート有無検知レバー32は中板30上にシートSが積載されている場合には、バネ35による付勢力により検知可能位置に保持された状態で、図6に示すように当接部32cがシート上面に当接する。これにより、シート有無検知レバー32は揺動軸32bを支点として揺動し、フォトインタラプタ31を遮光する。
一方、例えばシート積載トレイ11を閉るためシート積載トレイ11を反時計回りの方向に回動させると、やがてシート有無検知レバー32の揺動端が中板30と接触し、中板30から外力を受ける。そして、このように外力を受け、この外力がバネ35による付勢力よりも大きくなると、図7の(a)に示すように揺動軸32bがバネ35を伸ばしながら、かつ回動アーム32dを回動させながらシート積載トレイ11から離間する方向に移動する。
つまり、シート積載トレイ11を閉じると、シート積載トレイ11により押圧されてシート有無検知レバー32は揺動軸32bを移動させながらシート積載トレイ11から離間する方向に移動する。この結果、シート積載トレイ11によりシート有無検知レバー32に加えられる力は軽微となり、シート有無検知レバー32に過大な負荷が加わるのを防ぐことができる。
一方、この後、図7の(b)に示すように、シート積載トレイ11がプリンタ本体50に完全収納された後では、シート有無検知レバー32はシート積載トレイ11と非接触となる。これにより、シート有無検知レバー32は、自重により、シート積載トレイ11と接触しない位置に移動する。また、このときバネ35は元の状態に戻っている。
なお、図7の(b)に示すシート積載トレイ11を閉じた状態から、シート積載トレイ11を開放すると、シート積載トレイ11は、破線で示す位置に移動する。ここで、このように移動する際、既述した図7の(a)に示すように、シート有無検知レバー32の揺動端が中板30と接触し、中板30から外力を受ける。
そして、このように外力を受けると、シート有無検知レバー32は、バネ35を伸ばしながら、かつ回動アーム32dを回動させながら回動アーム32dの回動軸を中心に回動する。この結果、シート積載トレイ11によりシート有無検知レバー32に加えられる力は軽微となり、シート有無検知レバー32に過大な負荷が加わるのを防ぐことができる。なお、この後、シート積載トレイ11が開放されると、シート有無検知レバー32は、図5に示すように、当接部32cが中板の凹部30bに落ち込んで停止する。
このように、本実施の形態では、シート積載トレイ11により押圧された際には、シート有無検知レバー32を、バネ35に抗して回動アーム32dと共に揺動軸32bをシート積載トレイ11から離れる方向に移動させながら移動させるようにしている。これにより、本実施の形態においても、既述した第1の実施の形態と同様、シート積載トレイ開閉時、プリンタ本体50を大型化することなく、確実にシート有無検知レバー32を退避させることができる。
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
図8は、本実施の形態に係る手差し給送装置の構成を示す図である。なお、図8において、図2と同一符号は、同一または相当部分を示している。
図8において、L1はシート有無検知レバー32の揺動軸(回動軸)32bの中心とシート有無検知レバー32の先端とを結ぶ直線である。θは、直線L1と、中板30のシート積載面の法線L2との成す角θである。そして、本実施の形態においては、シート有無検知レバー32の先端と中板30との摩擦係数μの関係が常にtan(θ)>μを満たすように構成している。
ここで、既述したように反時計回りの方向に回動する中板30から外力Fを受けた際、図2に示すように、シート有無検知レバー32の回動端にはμFの摩擦力が働く。そして、この摩擦力μFにより、シート有無検知レバー32にはシート積載トレイ11が収納されようとする方向(反時計回り)に過大な負荷が加わるようになる。
しかし、本実施の形態のようにtan(θ)>μを満たすように、L1、L2、μの少なくとも1つを設定するようにすれば、シート有無検知レバー32はシート積載トレイ11に対して逃げる方向へと退避することができる。この結果、シート積載トレイ開閉時、プリンタ本体50を大型化することなく、確実にシート有無検知レバー32を退避させることができる。
本発明の第1の実施の形態に係るシート給送装置を備えた画像形成装置の一例であるカラーレーザビームプリンタの概略構成を示す図。 上記シート給送装置の一例である手差し給送装置の構成を説明する図。 上記手差し給送装置のシート積載トレイにシートが積載されたときの状態を示す図。 上記手差し給送装置に設けられたシート有無検知レバーの動きを説明する図。 本発明の第2の実施の形態に係る手差し給送装置の構成を説明する図。 上記手差し給送装置のシート積載トレイにシートが積載されたときの状態を示す図。 上記手差し給送装置に設けられたシート有無検知レバーの動作を説明する図。 本発明の第3の実施の形態に係るシート給送装置の構成を説明する図。 従来の手差し給送装置の構成を示す図。
符号の説明
1 カラーレーザビームプリンタ
1A 画像形成部
1C 手差し給送装置
11 シート積載トレイ
11a 回動軸
12 手差し給送ローラ
30 中板
30b 凹部
31 フォトインタラプタ
32 シート有無検知レバー
32a 遮光部
32b 揺動軸
32c 当接部
32d 回動アーム
33 シート有無検知部
34 ストッパ部材
35 バネ
40 ガイド部材
40a ガイド溝
50 カラーレーザビームプリンタ本体(プリンタ本体)
L1 シート有無検知レバーの揺動軸の中心と先端とを結ぶ直線
L2 中板のシート積載面の法線
S シート
θ L1とL2との成す角

Claims (6)

  1. 装置本体に開閉可能に設けられ、シート積載位置及び装置本体内の収納位置に移動可能なシート積載部材を備えたシート給送装置において、
    前記装置本体に回動自在に設けられ、前記シート積載位置に移動した前記シート積載部材に積載されたシートに当接して回動可能な検知部材と、
    前記検知部材の位置に応じてシート積載部材上のシートの有無を判断するための信号を出力するセンサと、を備え、
    前記検知部材を、前記シート積載位置から前記収納位置に移動する前記シート積載部材により押圧された際、前記シート積載部材の移動を妨げない位置に移動可能に支持したことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記検知部材を移動可能に保持する保持部を備え、
    前記検知部材が前記シート積載位置から前記収納位置に移動する前記シート積載部材により押圧された際、前記シート積載部材の移動を妨げないよう前記検知部材を前記保持部により前記シート積載部材から離れる方向に移動させることを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  3. 前記保持部は、前記検知部材を回動させるための回動軸を移動可能に保持し、前記シート積載部材により押圧された際には、前記検知部材の回動軸を前記シート積載部材から離れる方向に移動させるガイド溝であることを特徴とする請求項2記載のシート給送装置。
  4. 前記保持部は、前記装置本体に回動自在に設けられ、回動端に前記検知部材を回動可能に軸支するアーム部材と、前記アーム部材に保持された前記検知部材の軸支部を前記シート積載部材の方向に付勢する付勢部材とにより構成され、
    前記検知部材は、前記シート積載部材により押圧された際には、前記付勢部材に抗して前記アーム部材と共に前記検知部材の軸支部を移動させながら前記シート積載部材の移動を妨げない位置に移動することを特徴とする請求項2記載のシート給送装置。
  5. 前記検知部材の回動軸の中心と前記検知部材の先端を結ぶ直線と、前記シート積載部材のシート積載面の法線との成す角θ及び前記検知部材の先端と前記シート積載部材との摩擦係数μの関係が常にtan(θ)>μとなるように構成したことを特徴とする請求項1記載のシート給送装置。
  6. 画像形成部と、前記画像形成部にシートを給送する前記請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート給送装置とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
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