JP2009220750A - Door weather strip - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車のドアフレームに取付けられるドアウエザーストリップに関するものである。 The present invention relates to a door weather strip attached to a door frame of an automobile.
図1乃至図10を参照して説明する。自動車のドアフレーム1には、ドアフレーム1の外周端である取付部1aに取付けられ、中間部分に位置する胴部12と、その室内側に位置し、ボディパネルに弾接する中空シール部13と、胴部12の車外側に位置し、ドアフレーム1に弾接する背面リブ11を備えたウエザーストリップ20が設けられている(図1,図2参照)。
This will be described with reference to FIGS. A door frame 1 of an automobile is attached to a mounting portion 1a, which is an outer peripheral end of the door frame 1, and a
このウエザーストリップ20の背面リブ11は、ドアフレーム1の直線部Sにおいては、ドアフレーム1の縁曲部4(ドアアウターパネル3の折返し部分)に弾接するように形成され、その背面リブ11とドアフレーム1との間のシール性を確保している(図3,4参照。図3の想像線は背面リブ11の先端部を示す。)。これは、縁曲部4が、直線部Sでは充分に大きな折曲げ幅Wで直線状に折り曲げられていることによるものである(図5参照)。
The rear rib 11 of the
しかし、この縁曲部4は、コーナー部Cでは、直線部Sと異なり、その折曲げ幅が短く形成されたり(図6参照)、あるいは、折曲げ幅が短く、かつ浮き上がった状態で形成されている(図7参照)。従って、背面リブ11は、ドアフレーム1のコーナー部Cでは、図3で示したように、縁曲部4とドアインナーパネル2との間に盛り上げ状態に設けたシーラー5を乗り越えて、縁曲部4(縁曲部4の末端4a)から離脱した状態にある。
However, unlike the straight line portion S, the
そのため、背面リブ11はこのシーラー5の二点(P、Q)で持ち上げられ、その各点の両側部分(Pb−Pb,Qb−Qb及びPc−Pc,Qc−Qc),において、背面リブ11と縁曲部4との間(図8参照,Pb−Pb又はQb−Qb)、および背面リブ11とドアインナーパネル2との間(図9参照,Pc−Pc又はQc−Qc)に隙間Gが発生する。特に、ドアインナーパネル2は、縁曲部4より凹んでいるので(背面リブ11との間隔が大きいので)、背面リブ11とドアインナーパネル2との間には、大きな隙間Gが形成される。また、背面リブ11がシーラー5を乗り越えないまでも、乗り上がるのみで(図10参照)、その部分の両側(Pb−Pb,Qb−Qb及びPc−Pc,Qc−Qc)には同様に隙間Gが発生する。
Therefore, the back rib 11 is lifted at two points (P, Q) of the
また、シーラー5は、縁曲部の折曲げ幅が狭くなるコーナー部Cでは、直線部Sと異なり、その接着位置や接着高さにバラツキが発生し易いため、これに背面リブ11のバラツキが加わることによって、背面リブ11とシーラー5との間にも隙間Gが発生する。そして、高水圧洗車時にこれらの隙間Gから浸入水Bが浸入し、水が止水ビード14を乗り越えるといった問題がある。
Further, unlike the straight portion S, the
こうした浸入水Bの室内への浸入を阻止するために、従来のドアウエザーストリップ10では、図2および図8で示したように、止水ビード14に加えて、胴部12の下端部にエプトシーラー16を両面接着テープで貼着している。
In order to prevent such intrusion water B from entering the room, in the conventional
また、上記した問題を解決するための他の手段として、これまでにドアフレーム1のコーナー部Cをカバーテープで覆う手段が創案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、エプトシーラー16を設ける従来技術では、当該エプトシーラー16を別体成形した後、胴部12の下端部に両面接着テープによって貼着する必要があるので、成形コストが嵩むと共に、取付け作業が厄介であり、生産性が悪いといった問題がある。
However, in the prior art in which the
また、コーナー部Cをカバーテープで覆う従来技術は、カバーテープ端面が蛇腹状に形成されているため、見栄えの点で問題がある。 Further, the conventional technique for covering the corner portion C with the cover tape has a problem in appearance because the end face of the cover tape is formed in a bellows shape.
本発明はこうした点に鑑み創案されたもので、ドアフレームのコーナー部から浸入水が室内に浸入することがなく、かつ、生産性および見栄えに優れるドアウエザーストリップを提供することを課題とする。 The present invention has been devised in view of these points, and it is an object of the present invention to provide a door weather strip that does not allow intrusion of water into the room from the corner portion of the door frame and is excellent in productivity and appearance.
図1、図11および図12を参照して説明する。請求項1に記載のドアウエザーストリップ10は、自動車のドアフレーム1の取付部1aに取付けられる取付用底面部10aと、中央部に位置する胴部12と、当該胴部12の室内側に位置し、ボディパネルに弾接する中空シール部13と、前記胴部12の車外側に位置し、ドアフレーム1に弾接する背面リブ11と、前記取付用底面部10aと背面リブ11との間に設けられ、前記ドアフレーム1に弾接する止水ビード14と、を備えたものである。
This will be described with reference to FIGS. 1, 11 and 12. The
そして、前記ドアフレーム1のコーナー部Cに取付けられるヒレ部Fの取付面(ドアインナーパネル2に対向する面)において、その角部F1の内周側に、前記ドアフレーム1に弾接する突出高さを有し、前記背面リブ11水平部から連続して垂下すると共に、下端部が前記止水ビード14に近接し、当該止水ビード14との間に排出凹部19を形成する長さの壁部17を一体成形によって設ける。
And in the attachment surface (surface facing the door inner panel 2) of the fin part F attached to the corner part C of the door frame 1, the protrusion height which elastically contacts the door frame 1 on the inner peripheral side of the corner part F1 And a wall having a length that hangs continuously from the horizontal portion of the back rib 11 and has a lower end adjacent to the
これにより、前記ドアフレーム1のコーナー部Cと背面リブ11とのすき間Gから浸入した浸入水Bを、前記ヒレ部Fに設けた壁部17で阻止することができる。
Thereby, the intrusion water B that has entered from the gap G between the corner portion C of the door frame 1 and the back rib 11 can be blocked by the
請求項2に記載のドアウェザーストリップ10は、請求項1の構成に加えて、ドアフレーム1のコーナー部とヒレ部Fとの間から浸入した浸入水Bを、前記ヒレ部Fに設けた背面リブ11垂直部の下端部と、前記止水ビード14との間に形成した排出溝部18から車外へ排出し、かつ、前記壁部17を乗り越えた浸入水Bを、前記止水ビード14で阻止し、該止水ビード14沿いに前記排出凹部19から車外へ排出してなるものである。
In addition to the structure of claim 1, the
請求項3に記載のドアウエザーストリップ10は、自動車のドアフレーム1の取付部1aに取付けられる取付用底面部10aと、中央部に位置する胴部12と、該胴部12の室内側に位置し、ボディパネルに弾接する中空シール部13と、前記胴部12の車外側に位置し、ドアフレーム1に弾接する背面リブ11と、前記取付用底面部10aと背面リブ11との間に設けられ、前記ドアフレーム1に弾接する止水ビード14と、を備えている。
The
そして、前記ドアフレーム1のコーナー部Cに取付けられるヒレ部Fの取付面において、その角部F1の内周側に、前記ドアフレーム1に弾接する突出高さを有し、前記背面リブ11水平部から連続して垂下すると共に、下端部が前記止水ビード14に近接し、当該止水ビード14との間に排出凹部19を形成する長さの壁部17を、前記ヒレ部Fに形成したクリップ孔Hの外側に一体成形によって設けている。
And in the attachment surface of the fin part F attached to the corner part C of the said door frame 1, it has the protrusion height which elastically contacts the said door frame 1 in the inner peripheral side of the corner part F1, and the said back rib 11 horizontal
これにより、前記ドアフレーム1のコーナー部Cと背面リブ11とのすき間Gから浸入した浸入水Bを、前記ヒレ部Fに設けた前記壁部17で阻止することができる。
Thereby, the intrusion water B that has entered from the gap G between the corner portion C of the door frame 1 and the back rib 11 can be blocked by the
請求項4に記載のドアウェザーストリップ10は、請求項3の構成に加えて、ドアフレーム1のコーナー部とヒレ部Fとの間から浸入した浸入水Bを、前記ヒレ部Fに設けた背面リブ11垂直部の下端部と、前記止水ビード14との間に形成した排出溝部18から車外へ排出し、かつ、前記壁部17を乗り越えた浸入水Bを、前記止水ビード14で阻止し、該止水ビード14沿いに前記排出凹部19から車外へ排出するものである。
In addition to the structure of
請求項1に記載のドアウエザーストリップ10は、ドアフレーム1のコーナー部Cに取付けられるヒレ部Fの取付面において、その角部F1の内周側に、ドアフレーム1に弾接する突出高さを有し、背面リブ11水平部から連続して垂下すると共に、下端部が止水ビード14に達する長さの壁部17を一体成形によって設けたので、ドアフレーム1のコーナー部Cとヒレ部Fの背面リブ11とのすき間Gから浸入した浸入水Bを、前記壁部17で阻止することができる。
The
請求項2に記載のドアウエザーストリップ10は、当該壁部17と前記背面リブ11垂直部の間を通して、ヒレ部Fに設けた背面リブ11垂直部の下端部と、止水ビード14との間に形成した排出溝部18から車外へ排出することができる。また、高水圧洗車時でも、壁部17により減圧されているので、たとえ壁部17を乗り越えた浸入水Bも、止水ビード14を乗り越えることはなく、排出凹部19から車外へ排出することができる。
The
これらにより、浸入水Bが室内へ浸入するのを確実に未然に防止することができる。また、浸入水Bを、壁部17でせき止め、背面リブ11垂直部とで形成した排出溝部18より排出させ、万一、壁部17を乗り越えた水は止水ビード14でせき止め、壁部17と止水リブ14とで形成した排出凹部19より排出させて、室内への浸入を防止するので、従来必要としていたエプトシーラー16を設ける必要がない。従って、エプトシーラー16を別体成形して、両面接着テープで取付ける必要がないので、生産性の向上を図ることができる。
Accordingly, it is possible to reliably prevent the intrusion water B from entering the room. Further, the intruding water B is dammed by the
また、この壁部17は、ヒレ部Fの取付面(ドアフレーム1に対向する面)に設けるので、ドアフレーム1に取付けた後は、自動車の車外側および室内側のいずれからも視覚されない。従って、見栄えを良好に保つことができる。
Moreover, since this
請求項3又は4に記載のドアウエザーストリップ10は、請求項1又は2に記載の発明と同様に、浸入水Bが室内へ浸入するのを確実に防止することができると共に、生産性を高めて、見栄えを良好に保つことができる。
Similarly to the invention according to
また、壁部17を、ヒレ部Fに形成したクリップ孔Hの外周側に設けたので、浸入水Bがクリップ孔Hに浸入してウエザーストリップの内部に溜まり、当該ウエザーストリップを劣化させるなどの問題を生じさせない。
Further, since the
本発明に係るドアウエザーストリップ10の実施形態を、図1、図11および図12に示す。これは、取付用底面部10aを自動車の左側フロントドアのドアフレーム1の外周端部に形成した取付部1aに取付けられるもので、胴部12、中空シール部13、背面リブ11、止水ビード14を備える。
An embodiment of a
胴部12は、ウエザーストリップのほぼ中央部に位置する中実状のものである。中空シール部13は、胴部12の室内側に位置し、ボディパネルに弾接してボディパネルとドアフレーム1との間をシールする。背面リブ11は、胴部12の車外側に位置し、ドアフレーム1に弾接する。止水ビード14は、胴部12の車外側壁面に連設され、取付用底面部10aと背面リブ11との間に位置し、ドアフレーム1の背面リブ11が弾接する部分より内周側に弾接する。また、このドアウエザーストリップ10は、ルーフ側において、ボディパネルのドア開口縁部に弾接するシールリップ15を備える。
The trunk |
そして、ドアフレーム1のコーナー部C(本実施形態ではフロントドアのリヤ側のコーナー部)に取付けられるヒレ部Fの取付面(ドアフレーム1に対向する面)において、その角部F1の内周側(前方側)に壁部17を一体成形によって設けている。この壁部17は、ドアフレーム1に弾接する突出高さを有し、また、ヒレ部Fにおいて略逆L字状をした背面リブ11の水平部から連続して垂下して、下端部が止水ビード14に近接し、止水ビード14との間に排出凹部19を形成する長さを有する。なお、このウエザーストリップのコーナー部Cに取付けられる部分(ヒレ部Fを含む)は型成形で形成し、直線部Sに取付けられる部分は押出成形で形成している。図11において示す三角印は、白抜き側が押出成形部黒く塗り潰した側が型成形部を示している。
And, in the mounting surface (surface facing the door frame 1) of the fin portion F attached to the corner portion C of the door frame 1 (in this embodiment, the corner portion on the rear side of the front door), the inner periphery of the corner portion F1 The
これにより、ドアフレーム1のコーナー部Cとヒレ部Fとの間から浸入した浸入水Bの殆どを、略逆L字状をした背面リブ11の垂直部と壁部17との間を通過させて排出溝部18から車外へ排出することができる。また、高水圧洗車時に発生する壁部17を乗り越えた僅かな浸入水Bは、止水ビード14に沿って流下させ、当該止水ビード14と壁部17の下端部との間に形成した排出凹部19から車外へ排出することができる。これにより、浸入水Bの室内への浸入を未然に防止することができる。なお、排出溝部18は、背面リブ11垂直部の下端部を止水ビード14に達するまで設けず、それによって両者の間に形成される凹部によって形成している。
As a result, most of the intrusion water B that has entered from between the corner portion C and the fin portion F of the door frame 1 is allowed to pass between the vertical portion of the back rib 11 having a substantially inverted L shape and the
このように、壁部17と背面リブ11との間(排出溝部18)、および壁部17と止水ビード14との間(排出凹部19)の二箇所において、浸入水Bを車外へ排出することができるので、別体成形して取付ける必要のあったエプトシーラーを必要としない。これにより、生産性を大幅に高めることができる。
In this way, the intrusion water B is discharged outside the vehicle at two locations, between the
また、この壁部17は、ヒレ部Fの取付面(ドアフレーム1に対向する面)に設けているので、ドアフレーム1に取付けた後は、自動車の車外側および室内側あるいはそれ以外のいずれからも視覚されない。従って、良好な見栄えを確保することができる。
Moreover, since this
なお、本実施形態では、壁部17を、ヒレ部Fに形成したクリップ孔Hの外周側(後方側)に設けている。これにより、浸入水Bがクリップ孔Hに浸入してウエザーストリップの内部に溜まり、当該ウエザーストリップを劣化させるなどの問題を生じさせることがない。
In the present embodiment, the
なお、エプトシテラーを付設してもよい。 In addition, you may attach an epochiteler.
1 ドアフレーム
1a 取付部
2 ドアインナーパネル
3 ドアアウターパネル
4 縁曲部
4a 縁曲部の末端
5 シーラー
10 ドアウエザーストリップ
10a 取付用底面部
11 背面リブ
12 胴部
13 中空シール部
14 止水ビード
15 シールリップ
16 エプトシーラー
17 壁部
18 排出溝部
19 排出凹部
20 ドアウエザーストリップ
B 浸入水
C コーナー部
F ヒレ部
F1 角部
G 隙間
H クリップ孔
S 直線部
W 折曲げ幅
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Door frame
W Folding width
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