JP2009220345A - 画像形成装置、画像処理方法、及びそのコンピュータプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像処理方法、及びそのコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】幅の狭い線を含む画像データ(細線、フォント数の小さい文字)において、線太り及び線間隔のつぶれの生じないカラー画像形成装置を提供する。
【解決手段】画像形成装置は、2色以上のトナーを用いて形成される、細線又はサイズの小さい文字を含むカラー画像データの画像を形成する場合、転写するトナー13,14,16〜18の量を、単色トナー(トナー11)により形成する場合に近くなるように削減する。トナー溶融後、定着したトナーの線幅DF2、DF3は、トナーが単色(線幅DF1)の場合に近くなり、線太り又はつぶれが発生する可能性が小さくなる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、フルカラープリントが可能な画像形成装置に関し、特に、幅の狭い線を含む画像データにおける線太り及びつぶれを回避するための技術に関する。
近年、デジタル画像処理技術の進展に伴い、カラー画像をデジタル方式で処理することが可能な画像形成装置の普及が著しい。特に、企業及び団体等では高速印刷が可能な電子写真方式のものが広く利用され、このような画像形成装置に対する高精細化及び高解像度化のニーズは高まる一方である。
しかし、従来の電子写真方式のフルカラー画像形成装置において、印刷に関するいくつかの問題がある。
例えば、エッジ効果とよばれる現象により、ベタ画像について不均一な濃度で印刷されてしまう場合がある。これは、感光体ドラム上の静電潜像を現像装置で可視像化(顕像化)する工程において、電界強度が画像のエッジ部で強くなることにより、周辺部のトナー量が画像中央部より多くなるために生じる。
また、幅の狭い線を含む画像(細線、フォント数の小さい文字)において、特に0.5mm以下の線幅で、かつ、複数のトナーにより異なる色を重ねて印刷されるものは、線太り及び線間隔のつぶれの問題がある。
図1は、線太りを説明するためのものであり、従来の技術による用紙へのトナーの転写及び定着の様子を示す概念図である。画像データの印刷色は、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、及び黒トナーの4色のトナーが用紙上に重ねて転写された後、各トナーが溶融され定着されることで形成される。(A)、(B)及び(C)は、トナーが、それぞれ1色、2色、及び3色の場合を示す。ここで、印刷する画像データは0.5mm以下の線幅であるものとする。
図1(A)を参照して、当該画像データの印刷色が例えばイエロートナーと同色であり、線幅W1の場合、用紙1上にイエロートナー2が線幅W1で転写される。定着後の線画像は線幅WF1であるものとする。
図1(B)を参照して、画像データの線幅W2で、印刷色が2色のトナー(例えばイエロートナー4及びマゼンタトナー5)を使用する場合、各トナーが線幅W2となるように転写される。定着前のトナー量の総和は図1(A)に示す場合の2倍となる。その結果、定着後トナー6の線幅WF2は線幅方向に広がり、所望の線幅よりも太くなってしまう。例えばW2=W1の場合、WF2>WF1となる。
図1(C)を参照して、画像データの線幅W3で、印刷色が3色のトナー(イエロートナー7、マゼンタトナー8及びシアントナー9)を使用する場合も2色の場合と同様である。各トナーが線幅W3となるように転写される。定着前トナー量の総和が1色の場合の3倍となるため、定着後トナー10の線幅WF3は、所望の線幅よりも太い。W3=W1の場合、WF3>WF1となる。またW3=W2の場合にもWF3>WF2となる。
このような線太りのため、線と線との隙間が狭い(例えば0.3mm以下)文字及び線を含む画像データを複数のトナーを使用して印刷する場合、隙間がつぶれてしまう場合がある。
上記した従来の問題を解決するために、特許文献1には、交差する2つの座標軸においてしきい値以上のドット数を有する画像に対し、当該画像のエッジ部近傍の所定領域へのトナーの載り量を調整することによりエッジ効果の補正を行なう技術が開示されている。この技術により、エッジ部のトナー量は画像中央部と同等となり、不均一な画像印刷を回避することが出来る。
特開2005−303882号公報
しかし、特許文献1に開示の技術は、線太り、及び線間隔のつぶれを解決するものではない。具体的には、この技術では、10ドット未満の幅の狭い画像については補正を行なわない。
したがって、本発明の目的は、幅の狭い線を含む画像データ(細線、フォント数の小さい文字)において、線太り及び線間隔のつぶれの生じないカラー画像形成装置を提供することである。
本発明の第1の局面に係る画像形成装置は、複数色のトナーを用いてカラー画像を形成するカラー画像形成装置であって、カラー画像データ内の、2色以上のトナーを用いて形成される、所定値より細い線幅の画像データを判別するためのデータ判別手段と、データ判別手段により、所定値より細い線幅の画像データと判定された画像データの画像を形成するときに使用されるトナー量の総量を、カラー画像データにより指定される量よりも削減するためのトナー量削減手段とを含む。
カラー画像データが画像形成装置に入力され、当該カラー画像データに、2色以上のトナーを用いて形成される、所定値より細い線幅の画像データが含まれていた場合、トナー量削減手段は、当該画像データの画像の形成の際に使用されるトナー量の総量を、カラー画像データにより指定される量よりも削減する。
この画像形成装置により、2色以上のトナーを用いて形成される、所定値より細い線幅の画像データの画像の形成において、トナー量が過大になることを避け、その結果、線太り又は線間隔のつぶれが発生する可能性を小さくすることができる。
好ましくは、データ判別手段は、カラー画像データ内の、2色以上のトナーを用いて形成される、所定のドット幅未満の線幅を有する線画像データを判別するための手段を含む。
2色以上のトナーを用いて形成される、所定値より細い線幅の線画像の形成において、トナー量が過大になることを避け、その結果、細い線の画像形成において線太り又は線間隔のつぶれが発生する可能性を小さくすることができる。
より好ましくは、データ判別手段はさらに、カラー画像データ内の、2色以上のトナーを用いて形成される、所定のポイント数以下で大きさが指定されるテキストオブジェクトデータを判別するための手段を含む。
2色以上のトナーを用いて形成される、フォントの小さい文字データについて、トナー量が過大になることを避け、その結果、小さな文字の印刷において線太り又は線間隔のつぶれが発生し文字が読めなくなったり、汚い画像になったりする可能性を小さくすることができる。
好ましくは、トナー量削減手段は、データ判別手段により判別された画像データの画像を形成するときに使用されるトナー量について、カラー画像データにより指定される比率を維持しながら、その総量を、カラー画像データにより指定される量よりも削減するための手段を含む。
2色以上のトナーを用いて形成される、所定値より細い線幅の画像データの画像を形成する際のトナー量の比率を維持しながら、その総量が削減される。この削減により、各トナー量の相互の相対的比率は変わらない。所定値より細い線幅の画像データの画像を形成する際の線太り又は線間隔のつぶれが発生する可能性を小さくでき、同時に、この画像の色味を維持することができる。
好ましくは、トナー量削減手段は、データ判別手段により判別された画像データの画像の形成の際に使用されるトナー量の総量を、カラー画像データにより指定される量よりも少なくなるなるように、かつ同じ線幅で単独のトナーを使用する場合のトナーの総量と同量となるように、削減するための手段を含む。
2色以上のトナーを用いて形成される、所定値より細い線幅の画像データの画像を形成する際に使用されるトナー量の総量が削減され、同じ線幅の画像データの画像を1色のトナーを用いて形成する場合と同量とされる。このことにより、2色以上のトナーを使用して形成される、所定値より細い線幅の画像の線幅が、1色のトナーを使用して形成される画像と同じ線幅で印刷される。すなわち、印刷太さが印刷色によって変化することを防止することができる。
好ましくは、トナー量削減手段は、データ判別手段により判別された画像データの色濃度を低く補正するための色補正手段を含む。
細い線画像の場合、色濃度を下げても人間の目にはその違いは目立たない。その結果、2色以上のトナーを使用して形成される、所定値より細い線幅の画像を、色味を維持しながら、かつ線幅が太くなったり線間隔が狭くなったりする可能性を小さくしながら形成することができる。
さらに好ましくは、色補正手段は、データ判別手段により判別された画像データの色濃度に0より大きく1より小さな定数を乗ずることにより、色濃度を補正するための手段を含む。
この結果、色濃度に定数を乗ずるという簡単な処理により、2色以上のトナーを使用して形成される、所定値より細い線幅の画像を、線幅が太くなったり線間隔が狭くなったりする可能性を小さくしながら形成することができる。
本発明の第2の局面に係る画像処理方法は、カラー画像データ内の、2色以上のトナーを用いて形成される、所定値より細い線幅の画像データを判別するステップと、判別するステップにおいて、所定値より細い線幅の画像データと判定された画像データの画像を形成するときに使用されるトナー量の総量を、カラー画像データにより指定される量よりも削減するステップとを含む。
本発明の第3の局面に係るコンピュータプログラムは、コンピュータを、カラー画像データ内の、2色以上のトナーを用いて形成される、所定値より細い線幅の画像データを判別するためのデータ判別手段と、データ判別手段により、所定値より細い線幅の画像データと判定された画像データの画像を形成するときに使用されるトナー量の総量を、カラー画像データにより指定される量よりも削減するためのトナー量削減手段として機能させる。
以上のように、本発明によれば、2色以上のトナーを用いる、所定値より細い線幅の画像データ(細線、フォント数の小さい文字)の画像の形成において、線太り及び線間隔のつぶれを回避することができる。さらに、印刷時に使用するトナーが1色であっても、複数色であっても、転写する各トナー量の総和を同等とする事によって同じ太さの印刷データを得ることが出来る。加えて、この際の、画像の色味を維持することができる。
[第1の実施の形態]
図2は、本願発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置20における、用紙へのトナーの転写及び定着の様子を示す概念図である。図1と同様、(A)、(B)及び(C)は、トナーがそれぞれ1色、2色、及び3色の場合を示す。ここで、印刷する画像データは0.5mm以下の線幅であるものとする。
以下に述べるように、第1の実施の形態では、使用するトナーが複数色の場合、定着後トナーの線幅が太くなるのを避けるため、使用する各トナー量を削減する。該当する印刷データについては、色濃度を一律に1/2とする。具体的には以下のようにトナー量を調整する。
図2(A)を参照して、線幅D1で、使用するトナーが1色の場合(例えばイエロートナー)は図1(A)と同様、用紙1上にイエロートナー11が所定の線幅D1で所定量転写される。定着後のトナー12の線幅DF1は所望の線幅である。
図2(B)を参照して、線幅D2で、2色のトナー(例えばイエロートナー13及びマゼンタトナー14)を使用する場合、オブジェクトデータの色濃度を一律に1/2とする。この場合各トナーは、線幅D2で、しかし、色濃度が1/2となっているため、各トナー量が1色で印刷する場合よりも削減されて用紙1に転写される。その結果、転写されるトナー量の総量は、図1(B)の場合よりも少なく、定着後トナー15は線幅方向にそれほど広がることなくその線幅DF2は、ほぼ所望の線幅となる。
図2(C)を参照して、線幅D3で、3色のトナー(イエロートナー16、マゼンタトナー17及びシアントナー18)を使用する場合も2色の場合と同様である。色濃度が一律に1/2とされるので、各トナーは、線幅D3で、しかし、各トナー量が削減されて用紙1に転写される。その結果、転写されるトナー量の総量は、図1(C)の場合よりも少なく、定着後トナー19は線幅方向にそれほど広がることなく、その線幅DF3はほぼ所望の線幅となる。
−全体構成−
図3は、本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置20の内部構造を説明するための図である。
図3を参照して、本実施の形態に係る画像形成装置20は、タンデム方式のフルカラー画像形成装置である。画像形成装置20は、黒トナー像、シアントナー像、マゼンタトナー像、及びイエロートナー像をそれぞれ形成するための、画像形成ユニット22K、22C、22M、及び22Yを含む。なお、以下の説明において、画像形成ユニット22K、22C、22M及び22Yを総称して「画像形成ユニット22」と呼ぶことがある。画像形成ユニット22の詳細な構成については後述する。
画像形成装置20は、さらに、画像形成ユニット22の下方に設けられ、画像形成ユニット22に対してレーザ走査による露光を行なうためのレーザスキャナーユニット(Laser Scanner Unit。以下「LSU」と呼ぶ。)24を含む。LSU24は、レーザ発振部26、及び、後述する画像データ処理装置の出力を受け、出力された画像データをレーザ発光信号に変換し、当該レーザ発光信号に基づきレーザ発振部26を制御するためのLSU制御装置28を含む。
画像形成装置20は、さらに、画像形成ユニット22の上方に設けられ、画像形成ユニット22の各々で形成された単色トナー像を用紙上に重ねて転写するための、無端ベルト状の中間転写ベルト30と、中間転写ベルト30の内側に左右に間隔を隔てて設けられる、中間転写ベルト30を支持するための2つの支持ローラ32とを含む。中間転写ベルト30は、2つの支持ローラ32に巻き掛けられ、図3において矢印Rにて示す方向に回転するようになっている。中間転写ベルト30の材料としては、ポリイミド又はポリアミド等の樹脂に電子伝導性導電材を適当量含有させたものが使用可能である。以下の説明において、中間転写ベルト30の回転方向に対し、一方の支持ローラ32(図3において右側)を挟んで対をなす、後述する2次転写ローラ34が配置されている2次転写位置を基準として、上流及び下流を表現する。
なお、画像形成ユニット22K、22C、22M、及び22Yは、中間転写ベルト30の回転方向Rの上流側から下流側に向かって、上記順により配置されている。
画像形成装置20は、さらに、中間転写ベルト30の上方に設けられる、画像形成装置20全体を制御するためのシーケンス制御装置36、及び、入力された画像データをスクリーン処理によって所定の階調の画像データに変換してLSU制御装置28に出力するための画像データ処理装置38を含む。シーケンス制御装置36及び画像データ処理装置38の詳細な構成については後述する。
画像形成装置20は、さらに、中間転写ベルト30の内側に、画像形成ユニット22K、22C、22M、及び22Yにそれぞれ対向するように設けられ、画像形成ユニット22K、22C、22M、及び22Yで形成された各単色トナー像を、それぞれ中間転写ベルト30上に転写するための4つの1次転写ローラ40を含む。画像形成ユニット22K、22C、22M、及び22Yで形成された各単色トナー像は、中間転写ベルト30上に重ね合うように転写され、1つのカラー画像を形成する。
画像形成装置20は、さらに、画像形成ユニット22Yよりも中間転写ベルト30の下流側に設けられる、中間転写ベルト30上に形成されたカラー画像を用紙に転写するための上記した2次転写ローラ34と、2次転写ローラ34よりも下流側に設けられる、中間転写ベルト30の表面をクリーニングするためのベルトクリーニングユニット42とを含む。
ベルトクリーニングユニット42は、中間転写ベルト30に接触する、中間転写ベルト30に残るトナーを取除くためのベルトクリーニングブラシ44及びベルトクリーニングブレード46を含む。ベルトクリーニングブレード46は、ベルトクリーニングブラシ44より中間転写ベルト30の回転方向Rの下流側に配置される。
画像形成装置20は、さらに、LSU24の下方に設けられる、用紙を収容するトレー48と、トレー48内の用紙を搬送するための、複数組(本実施の形態においては4組)の給紙ローラ対54とを含む。トレー48内の用紙は、給紙ローラ対54により2次転写ローラ34が中間転写ベルト30と対向する2次転写位置まで搬送される。なお、用紙の搬送方向を矢印Fで示す。
画像形成装置20は、さらに、2次転写ローラ34よりも用紙搬送方向Fの下流側に設けられる、用紙に転写されたカラー画像を用紙上に定着するための定着ユニット50と、定着ユニット50の更に下流側に設けられ、カラー画像が定着された用紙を画像形成装置20から排出するための排紙ローラ52とを含む。
画像形成装置20において、画像形成ユニット22K、22C、22M、及び22Yで形成された各単色トナー像は、中間転写ベルト30上へ順次転写されて、中間転写ベルト30上にカラー画像が形成される。中間転写ベルト30上のカラー画像は、2次転写位置において給紙ローラ対54により搬送される用紙へ2次転写され、その後、定着ユニット50にて用紙に定着される。カラー画像が定着された用紙は、排紙ローラ52にて画像形成装置20から排出される。一方、2次転写後、用紙に転写されないまま中間転写ベルト30上に残ったトナーは、ベルトクリーニングユニット42にて取除かれる。
−画像形成ユニット22の構成―
図4は、画像形成ユニット22の内部構造を説明するための図である。なお、画像形成ユニット22K、22C、22M、及び22Yの内部構造は同一である。したがって、以下、画像形成ユニット22Kの構成のみを説明する。
図4を参照して、画像形成ユニット22Kは、感光体ドラム60と、感光体ドラム60の周囲に、感光体ドラム60の回転方向Rdに沿って以下の順でそれぞれ設けられる、感光体ドラム60を帯電するための帯電器62、及び、感光体ドラム60上の静電潜像を可視化するための現像装置64とを含む。
帯電器62は、例えば、スコロトロン帯電器からなり、感光体ドラム60に対しコロナ放電を行なって感光体ドラム60を所定の電位に帯電させる。帯電器62として、コロトロン帯電器、又は帯電ローラ若しくは帯電ブラシを用いた接触型帯電器を適用することもできる。帯電器62にて所定の電位に帯電された感光体ドラム60の外周面上には、図1に示すレーザ発振部26のレーザ走査による露光が行なれ、静電潜像が感光体ドラム60上に形成される。
ここで、LSU24が感光体ドラム60にレーザ光を書込む解像度としては、例えば、1200dpi(dot per inch)である。露光光源は半導体レーザを用いる。当該半導体レーザのレーザパワーはPWM(Pulse Width Modulation)制御により32段階に変化させることができる。レーザパワーの変更可能範囲は0.20mW〜0.60mWとしており、標準レーザパワーは、線画像を印刷することを前提として、感光体ドラム60上で0.30mWになるように調整されている。
PWM制御により、レーザの点灯時間(以下これを「DUTY」と呼ぶ。)は256段階に設定されている。各画素の露光において、DUTYの調整により各トナー色の階調を再現する。例えば、DUTY=0は1画素に対する点灯時間が「0」で印刷しない状態を意味し、DUTY=255は1画素相当分の時間全てを点灯することを意味する。感光体ドラム60は、帯電器62により一様に帯電されるが、基準となる表面電位は−600Vに設定されている。
現像装置64は、2成分現像剤を収容するための現像槽68を含み、感光体ドラム60の外周面に臨む位置に開口部70を有する。
ここでは、2成分現像剤は、平均粒径6.5μmのトナーと平均粒径45μmのフェライトキャリアとからなるものとする。2成分現像剤中のトナー濃度は、6%を基準として調整している。
現像装置64は、さらに、現像槽68内部の開口部70に臨む位置であって、感光体ドラム60の外周面に対し所定間隙を隔てて配置され、その外周面に現像剤を担持して搬送することで感光体ドラム60に2成分現像剤を供給し、上記の静電潜像を現像(可視化)するための現像ローラ72を含む。現像ローラ72は、感光体ドラム60との接点において感光体ドラム60と同じ方向に回転する。現像ローラ72の現像バイアス電圧は、ここでは−450Vに設定してある。現像バイアス電圧は、周辺環境及びプロセス条件の変化、並びに感光体ドラム60及び現像剤等の経時変化が発生しても、常に感光体ドラム60の表面電位との差が150Vに保持されるよう、シーケンス制御装置36の制御によるプロセスコントロール処理により調整される。このため、常に初期時の画像濃度を維持安定させることができる。
現像装置64は、さらに、現像ローラ72の表面に対して所定間隙を隔てて配置され、現像ローラ72の表面に担持されて搬送される2成分現像剤の層厚を規制するための規制ブレード74と、現像槽68内に配置され、現像槽68内に収容された2成分現像剤を攪拌するためのアジテータ76を含む。
画像形成ユニット22は、さらに、1次転写後に感光体ドラム60上に残留するトナーを含む残留物を除去するための感光体ドラムクリーナ66を含む。
感光体ドラムクリーナ66は、感光体ドラム60表面の残留物を掻き取るためのクリーニングブレード78と、クリーニングブレード78により掻き取られた残留物等を保持し、その飛散を防ぐためのクリーナハウジング80及びシール82を含む。クリーニングブレード78は、そのエッジ部84が感光体ドラム60の回転運動の方向が下向きとなる位置において感光体ドラム60の回転方向Rdに対してカウンタ方向(感光体ドラム60の回転方向と逆方向)に圧接するように、クリーナハウジング80内に配置されている。このことにより当該エッジ部84において残留物が掻き取られる。
−機能的構成−
図5に画像形成装置20の機能的構成を一部のハードウェアとともにブロック図形式で示す。
図5を参照して、この画像形成装置20は、ネットワーク94に接続されて使用される。ネットワーク94には図示しないクライアントPC(Personal Computer)等の、図形描画ツール、ワードプロセッサ等のアプリケーションプログラムを使用する外部機器が接続される。画像形成装置20はこれら外部機器との通信を行なうことが出来る。クライアントPCにはプリンタドライバがインストールされており、プリンタドライバは、アプリケーションプログラムからの印刷データをプリンタ記述言語に変換して画像形成装置20に対する入力画像データとして送信する。
画像形成装置20は、画像形成ユニット22、LSU制御装置28、シーケンス制御装置36及び画像データ処理装置38の他に、画像形成ユニット22、LSU制御装置28、シーケンス制御装置36及び画像データ処理装置38にそれぞれ接続される、双方向のバス90と、ネットワーク94及びバス90に接続され、外部機器との通信を行なうためのNIC(Network Interface Card)96とを含む。
シーケンス制御装置36は、実質的にはコンピュータであり、ネットワーク94及びバス90を介して受信した外部機器からの入力画像データに基づき、画像データ処理装置38及びLSU制御装置28を制御することで、画像形成装置としての機能を実現する。
−画像処理系の構成−
図6は、クライアントPCであるコンピュータ92、画像データ処理装置38及びLSU制御装置28による画像データ処理の流れをブロックダイアグラム形式で示す。
図6を参照して、コンピュータ92は、ワードプロセッサ及び図形描画ツール等のアプリケーションプログラムを使用するユーザ指示に基づいて、これらアプリケーションプログラムで作成された文字データ及び図形データ等を含む印刷用の画像データを生成する。コンピュータ92のプリンタドライバがこの画像データをプリンタ記述言語に変換して画像形成装置20に対する入力画像データとして送信する。この入力画像データには、テキストデータ、ベクターデータ及びラスターデータの3種のオブジェクトデータが混在している。
画像データ処理装置38は、実質的にはコンピュータであり、何れも図示しないMPU(Micro Processing Unit)、ROM、RAM及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等を含む。画像データ処理装置38は、コンピュータ92とのインターフェースをとるための通信ポート100と、後述するプログラムにより実現され、通信ポート100より入力された入力画像データに含まれるオブジェクトデータのうち、テキストデータのフォント数、ベクターデータの線幅、及びオブジェクトデータの印刷時に使用するトナーの色数に関して、それぞれ、予め定められた条件が成立しているか否かを判定するための線種判定部116と、画像データに含まれるオブジェクトデータのうち、線種判定部116において予め定められた条件が成立していると判定されたオブジェクトデータに対し、当該オブジェクトデータの印刷時におけるトナー量を削減するため、色濃度を一律に1/2するよう補正を行ないながら、一般的な色補正処理を行なう色補正部118とを含む。
画像データ処理装置38は、さらに、色補正部118から入力された画像データのうち、ラスターデータ以外のオブジェクトデータ(文字コードを含むテキストデータ、及び線分を座標表示してコード化されたベクターデータ)をラスターデータに変換するためのラスタライズ部102とを含む。変換後の画像データの各画素は、RGB(R:赤、G:緑、B:青)の3色のカラーデータである。各色には8ビットが割当てられるので、各画素は24ビットのフルカラーを表現する。
画像データ処理装置38は、さらに、ラスタライズ部102の出力するRGB信号に対し、カラーバランスを整えると同時に下地濃度の除去又はコントラスト等の画質調整処理を施すための入力階調補正部104と、入力階調補正部104から入力されるRGB信号にしたがって補正後のRGB信号をYMCK信号に変換するための色変換部106とを含む。
画像データ処理装置38は、さらに、色変換部106の出力するYMCK信号を、LSU制御装置28の特性値である網点面積率に変換する出力階調補正処理を行なうための出力階調補正部108と、YMCK信号の画像データに対して、最終的に画像を画素に分離してそれぞれの階調を再現できるように処理する中間調生成処理を施し、処理後の画像データをLSU制御装置28に出力するための中間調生成部110とを含む。
画像データ処理装置38は、さらに、線種判定部116、色補正部118、ラスタライズ部102、入力階調補正部104、色変換部106、出力階調補正部108及び中間調生成部110を統括的に制御して各種の処理を実行するための制御部112と、制御部112が実行する処理のワーキングメモリとして機能し、処理中及び処理後の各種のデータを保存するための記憶部114とを含む。
図7は、図6に示す線種判定部116及び色補正部118の機能を実現するためのプログラムの制御構造を示すフローチャートである。
図7を参照して、このプログラムは、入力画像データに含まれる全てのオブジェクトデータについて、以下の一連のステップを行なう処理を含む。すなわち、このプログラムは、処理対象のオブジェクトデータの種類が、テキスト、ベクター、及びその他のいずれかを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐させるステップ(以下「S」と呼ぶ。)10と、S10でそのデータがテキストであると判定されたことに応答して実行され、そのデータのフォントの、ポイント数で表した大きさがしきい値a(ここではしきい値aは12ポイントであるものとする。)未満か否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐するS12と、S12においてこのフォントの大きさが12ポイント未満であると判定されたことに応答して実行され、当該データを印刷するために必要なトナーの色数が2色以上か否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐するS14と、S14において必要なトナーの色数が2色以上であると判定されたことに応答して実行され、そのデータを印刷する際のトナーの使用量を削減するために、そのデータの色濃度を1/2に変更する処理を行なってこのオブジェクトデータに対する処理を終了するS16とを含む。S12又はS14における判定結果がNOの場合にもそのオブジェクトデータに対する処理は終了する。
このプログラムは、さらに、S10において、処理対象のオブジェクトデータがベクターであると判定されたことに応答して実行され、そのデータの、ドット数で表した線幅がしきい値b(ここではしきい値bは10ドットであるものとする。)未満か否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐するS18と、S18においてそのデータの線幅が10ドット未満であると判定されたことに応答して実行され、そのデータの印刷時に必要なトナーの色数が2色以上か否かを判定し、判定結果に応じて制御の流れを分岐するS20と、S20において必要なトナーの色数が2色以上であると判定されたことに応答して実行され、そのデータを印刷するときのトナーの使用量を削減するために、そのデータの色濃度を1/2に変更する処理を行って、そのオブジェクトデータに対する処理を終了するS22とを含む。S18又はS20における判定結果がNOのときにもそのオブジェクトデータに対する処理は終了する。
なお、S10において当該オブジェクトデータがテキストでもベクターでもないと判定された場合、当該オブジェクトデータに対する処理は終了する。
本プログラムは、入力画像データに含まれる全てのオブジェクトに対して上述の一連の処理を実行する。
−動作−
以上に構成を説明した画像形成装置20は、以下のように動作する。
図5を参照して、NIC96が、ネットワーク94に接続されるクライアントPCから印刷要求と共に、印刷対象の画像データ(入力画像データ)を受信したものとする。シーケンス制御装置36は、バス90を介して入力画像データを画像データ処理装置38に与える。
図6を参照して、画像データ処理装置38の通信ポート100が入力画像データを受信すると、これに応答して、以下のプログラムが画像データ処理装置38において実行される。
すなわち、入力画像データに含まれる全てのオブジェクトデータに対して、そのオブジェクトデータ種が、テキスト、ベクター、又はその他かを判定する(図7のS10)。
オブジェクトデータがテキストであれば、さらにそのフォントの大きさが12ポイント未満か否かを判定し(図7のS12)、12ポイント未満であればさらに、印刷に必要なトナーの色数が2色以上か否かを判定する(図7のS14)。必要なトナーの色数が2色以上であればこのデータの色濃度を1/2とする処理を行なう(図7のS12)。それ以外の場合には、このオブジェクトデータに対する処理を終了する。
一方、オブジェクトデータがベクターである場合には、その線幅が10ドット未満か否かを判定し(S18)、10ドット未満ならさらに印刷時に必要なトナーの色数が2色以上か否かを判定する(S20)。色数が2色以上であればこのデータの色濃度を1/2とする処理を行なう(図7のS22)。それ以外の場合には、このオブジェクトデータに対する処理を終了する。
オブジェクトデータがテキストでもベクターでもないときには、このオブジェクトに対しては何もしない。
この処理を全てのオブジェクトデータに対して実行した後、通常の色補正処理を行なってからラスタライズ処理(ラスタライズ部102)を行なう。
ラスタライズ部102以後、入力階調補正部104、色変換部106、出力階調補正部108及び中間調生成部110による処理は従来の画像形成装置によるものと全く同様であり、その結果得られた画像データはLSU制御装置28に与えられる。
LSU制御装置28は入力された当該画像データをレーザ発光信号に変換する。レーザ発振部26は、各画像形成ユニット22Y,22M,22C,22Kに対して、レーザ発光信号に応じたレーザ走査による露光を行ない、静電潜像を感光体ドラム60上に形成する。
静電潜像は現像装置64で可視化され、現像されたトナーは、中間転写ベルト30を介して用紙に転写・定着される。このとき、テキストオブジェクトでその大きさが12ポイント未満、かつ印刷に使用されるトナーの色数が2色以上のものについては、使用されるトナー量が削減されているため、線幅が広がる可能性が小さくなる。その結果、文字がつぶれてしまう可能性も小さくなる。同様に、ベクターオブジェクトでその線幅が10ドット未満、かつ印刷に使用されるトナーの色数が2色以上のものについては、使用されるトナー量が削減されているため、線幅が広がる可能性が小さくなる。その結果、ベクターデータを構成する線の間の間隔が小さくなったり、他の線と重なったりしてつぶれてしまう可能性も小さくなる。
以上のように、本発明によれば、幅の狭い線を含む画像データ(細線、フォント数の小さい文字)の印刷において、線太り及び線間隔のつぶれを回避することができる。また、色濃度を一律に1/2に補正して、印刷に使用されるトナー量を削減するので、各色のトナー量の相対的な比率が維持され、印刷される線及び文字の色味の変化を抑えることができる。
なお、このように色濃度を一律に下げることにより、画像形成後の該当部分の濃度は下がることになる。しかし、細線等の画像濃度については人間にはわかりにくく、違和感が生ずるおそれは少ない。ただし、このように色濃度を一律に変更することが好ましくない場合もあり得るし、好みの問題もあるので、上記した色濃度の補正を行なうか否かを選択できるようにしたり、色濃度を下げる際の比率を別の値に変更可能としたりしてもよい。
[変形例]
上記実施の形態では、しきい値を、テキストデータに対して12ポイント、及び、ベクターデータに対して10ドットと設定した。しかし、しきい値はこれに限定されず、画像形成装置の特性に応じて、線太り及びつぶれが生じる値と生じない値の境界程度の値であって、線太り及びつぶれが生じない値の最小値付近に設定されるのが好ましい。
上記実施の形態では、オブジェクトデータについてトナーを削減する場合、当該オブジェクトの色濃度を一律に定数(1/2)に補正している。しかし、本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば必要トナーの色種類の数と、各トナーの相対的比率が変わらないように、かつそのときの各トナー色のトナーの使用量の合計が1色のトナーで同じ線幅の線を印刷するときのトナー量と同量となるように、テキスト又はベクターを構成する線の色情報に応じて色濃度を補正しても良い。
以下、図2を再度参照して具体例を説明する。すなわち、ある一定の線幅の線画像を形成しようとする場合、図2(A)に示すように1色のトナーのみで線画像を印刷する場合のトナー量と、図2(B)に示されるように2色のトナーを使用して線画像を形成する場合の、これら2色のトナーの合計量と、図2(C)に示されるように3色のトナーを使用して線画像を形成する場合の、これら3色のトナーの合計量とが、互いに一致するように各オブジェクトの色濃度を補正する。このように色濃度を補正する事により、図2(A)、図2(B)及び図2(C)の場合にそれぞれ使用される全トナー量は互いに同等となる。定着後のトナー12、15及び19による線画像の線幅DF1、DF2及びDF3も同等で、ほぼ所望の線幅となる。
なお、上記実施の形態では図7に示す処理において最初にオブジェクトの種類を判定し、その後にオブジェクトの種類ごとに条件が充足されているか否かを判定している。しかし本発明はそのような実施の形態には限定されない。例えば、最初に使用するトナー色が2色以上か否かを判定し、2色以上の場合にのみさらにオブジェクトの種類、及びフォントの大きさ又は線幅等の条件を判定するようにしてもよい。又は、最初にオブジェクトの種類を判定し、テキスト又はベクターの場合にはさらにトナーを2色以上使用するか否かを判定した後に、フォントの大きさ又は線幅などの条件を判定するようにしてもよい。
また、細線等について、人間が感じる色味の変化をできるだけ抑えるために、必要であれば印刷に使用するトナー量の比率を変更するようにしてもよい。ただしこの場合には、どのような比率で印刷すると人間がどのような色味として知覚するかについて、予め調べておき、その結果に応じて適切に使用トナー量の比率を定めておくことが必要である。
今回開示された実施の形態は単に例示であって、本発明が上記した実施の形態のみに制限されるわけではない。本発明の範囲は、発明の詳細な説明の記載を参酌した上で、特許請求の範囲の各請求項によって示され、そこに記載された文言と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含む。
従来の技術におけるトナーの転写及び定着の様子を示す模式図である。 本発明の第1の実施の形態に係る画像形成装置20におけるトナーの転写及び定着の様子を示す模式図である。 第1の実施の形態に係る画像形成装置20の内部構造を説明するための図である。 図3に示す画像形成ユニット22Kの内部構造を説明するための図である。 画像形成装置20の概略ブロック図である。 図5に示すコンピュータ92、画像データ処理装置38及びLSU制御装置28による画像データ処理の流れのブロックダイアグラム図である。 画像形成装置20により実行される色補正メイン制御プログラムの制御構造を示すフローチャートである。
符号の説明
20 画像形成装置
22 画像形成ユニット
28 LSU制御装置
36 シーケンス制御部
38 画像データ処理装置
94 ネットワーク
92 コンピュータ
116 線種判定部
118 色補正部

Claims (10)

  1. 複数色のトナーを用いてカラー画像を形成するカラー画像形成装置であって、
    カラー画像データ内の、2色以上のトナーを用いて形成される、所定値より細い線幅の画像データを判別するためのデータ判別手段と、
    前記データ判別手段により、前記所定値より細い線幅の画像データと判定された画像データの画像を形成するときに使用されるトナー量の総量を、前記カラー画像データにより指定される量よりも削減するためのトナー量削減手段とを含む、
    画像形成装置。
  2. 前記データ判別手段は、前記カラー画像データ内の、2色以上のトナーを用いて形成される、所定のドット幅未満の線幅を有する線画像データを判別するための手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記データ判別手段はさらに、前記カラー画像データ内の、2色以上のトナーを用いて形成される、所定のポイント数以下で大きさが指定されるテキストオブジェクトデータを判別するための手段を含む、請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記データ判別手段は、前記カラー画像データ内の、2色以上のトナーを用いて形成される、所定のポイント数以下で大きさが指定されるテキストオブジェクトデータを判別するための手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記トナー量削減手段は、前記データ判別手段により判別された画像データの画像を形成するときに使用されるトナー量について、前記カラー画像データにより指定される比率を維持しながら、その総量を、前記カラー画像データにより指定される量よりも削減するための手段を含む、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記トナー量削減手段は、前記データ判別手段により判別された画像データの画像を形成するときに使用されるトナー量の総量を、前記カラー画像データにより指定される量よりも少なくなるように、かつ同じ線幅で単独のトナーを使用する場合のトナーの総量と同量となるように、削減するための手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  7. 前記トナー量削減手段は、前記データ判別手段により判別された画像データの色濃度を低く補正するための色補正手段を含む、請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記色補正手段は、前記データ判別手段により判別された画像データの色濃度に0より大きく1より小さな定数を乗ずることにより、色濃度を補正するための手段を含む、請求項7に記載の画像形成装置。
  9. カラー画像データ内の、2色以上のトナーを用いて形成される、所定値より細い線幅の画像データを判別するステップと、
    前記ステップにおいて、前記所定値より細い線幅の画像データと判定された画像データの画像を形成するときに使用されるトナー量の総量を、前記カラー画像データにより指定される量よりも削減するステップとを含む、画像処理方法。
  10. コンピュータを、
    カラー画像データ内の、2色以上のトナーを用いて形成される、所定値より細い線幅の画像データを判別するためのデータ判別手段と、
    前記データ判別手段により、前記所定値より細い線幅の画像データと判定された画像データの画像を形成するときに使用されるトナー量の総量を、前記カラー画像データにより指定される量よりも削減するためのトナー量削減手段として機能させる、コンピュータプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014038216A (ja) * 2012-08-16 2014-02-27 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置及びプログラム

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