JP2009220166A - 管の溶接方法及び該方法に用いる定規 - Google Patents

管の溶接方法及び該方法に用いる定規 Download PDF

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Abstract

【課題】目違い調整用のクランプ治具を取り付けた状態でも管同士の角度を確認できるようにして作業効率を向上できる溶接方法及び該方法に用いる定規を提供することを目的する。
【解決手段】2本の管を所定の角度に溶接する溶接方法において、一方の管に目違い調整用のクランプ治具13を取り付け、クランプ治具13によって目違いを調整した後、クランプ治具13を回避できる屈曲部5を有する定規1を用いて前記所定の角度を確認する工程を有することを特徴とする管の溶接方法。
【選択図】 図1

Description

本発明は、管の溶接方法及び該方法に用いる定規に関する。
所定の角度に屈曲するエルボを一方の管に溶接した後、該エルボにさらに直管を溶接する場合の溶接方法は、通常以下のように行なわれる。
はじめにエルボを溶接した直管と、これに溶接する直管を作業台の上に置き、開先部の各部のルート間隔が均等になるように位置調整をする。次に直管と直管の交わる角度が直角であることを大型の直角定規を使って測定確認する。ルート間隔も均等で角度も直角であれば、開先部の全周に3箇所以上の仮着溶接を行って形状を確認する。形状を固定した配管は続いて溶接工程に送り、開先部の全周を本溶接し、組み立てを完了する(特許文献1の従来技術参照)。
なお、直角定規の例としては、例えば特許文献2に開示された直角度測定定規がある。特許文献2に記載された直角度測定定規は、その第1図に示されるように、延長線が直交する2辺を傾斜辺で連結することにより、直角度測定定規の外縁を2本の管の側面に当てたときにエルボ部を回避できるようにしている。
特開昭63―47585号公報 実開昭57−162501号公報
上記のように、2本の管を所定の角度、例えば直角に溶接するには両者の目違いやルート間隔を調整すると共に両者が直角になっているかどうかを定規で確認する必要がある。
しかしながら、一般にこのような定規は特許文献2に記載のもののように、定規を管に当てたときにエルボを回避できるようにしているのみであり、目違い調整用のクランプ治具を取り付けた状態では管に定規を当てることができない。
そのため、目違い調整用のクランプ治具を用いることができず、あるいは用いたとしても直角を定規で確認する際には一旦クランプ治具を取り外す必要があり、作業効率が悪いという問題がある。
本発明はかかる課題を解決するためになされたものであり、目違い調整用のクランプ治具を取り付けた状態でも管同士の角度を確認できるようにして作業効率を向上できる溶接方法及び該方法に用いる定規を提供することを目的としている。
(1)本発明に係る管の溶接方法は、2本の管を所定の角度に溶接する溶接方法において、一方の管に目違い調整用のクランプ治具を取り付け、該クランプ治具によって目違いを調整した後、該クランプ治具を回避できる屈曲部を有する定規を用いて前記所定の角度を確認する工程を有することを特徴とするものである。
クランプ治具を回避できるというのは、定規と当てたときに定規とクランプ治具が干渉しないようにできることを意味する。
(2)また、目違い調整用のクランプ治具を一方の管の端部に取り付け、該端部を他方の管の端部に対向配置する工程と、前記クランプ治具によって両管の目違いを調整すると共にルートギャップを調整する工程と、両管の角度が所定の角度になっているかどうかを前記クランプ治具を回避できる屈曲部を有する定規を用いて確認する工程と、所定の角度になっていることを確認した後で仮溶接する工程と、前記クランプ治具を取り外して本溶接する工程とを特徴とするものである。
(3)また、上記(1)または(2)に用いられる定規は、延長線が所定角度で交差する2つの辺部と、該辺部の連結部において該辺部で挟まれる側に屈曲する屈曲部を有し、該屈曲部と前記2つの辺部の外縁の延長線で形成される空間にクランプ治具の取付部が収容されるように形成されていることを特徴とするものである。
屈曲とは必ずしも何らかの角度をもって曲ることを意味するのではなく、円弧状に曲る場合を含む趣旨である。
(4)本発明に係る溶接方法に用いる定規は、2本の管を所定の角度に溶接する溶接方法に用いる定規であって、延長線が所定角度で交差する2つの辺部と、該辺部の連結部において該辺部で挟まれる側に屈曲する屈曲部を有し、該屈曲部と前記2つの辺部の外縁の延長線で形成される空間にクランプ治具の取付部が収容されるように形成されていることを特徴とするものである。
本発明においては、2本の管を所定の角度に溶接する溶接方法において、一方の管に目違い調整用のクランプ治具を取り付け、該クランプ治具によって目違いを調整した後、該クランプ治具を回避できる屈曲部を有する定規を用いて前記所定の角度を確認する工程を有するので、クランプ治具を取り付けたままで所定角度を確認でき、作業効率が格段に向上する。
図1は本発明の一実施の形態に係る溶接方法に用いる定規の説明図、図2、図3は同じく本実施の形態に係る溶接方法に用いる目違い調整用のクランプ治具の説明図である。
まず、図1〜図3に基づいて定規とクランプ治具について説明する。
<定規>
本実施の形態に用いる定規1は、図1に示すように、延長線が互いに直交する第1辺部2及び第2辺部3と、これら2つの辺部の連結部においてこれら2つの辺部で挟まれる側に屈曲する屈曲部5を有している。屈曲部5は、第1辺部2から第2辺部3に平行になるように直角に屈曲する第1屈曲辺部7と、第1屈曲辺部7から直角に屈曲して第2辺部3に直交して連結される第2屈曲辺部9から構成されている。この屈曲部5が形成されることによって、2つの辺部の延長線と屈曲部5の外縁との間に空間11が形成され、この空間11に後述するクランプ治具13の取付部21が収容される。逆に言えば、この空間11によってクランプ治具13の取付部21を収容できるように屈曲部5が形成されている。
<クランプ治具>
クランプ治具13は、図2、図3に示すように、管を抱え込むように挟持する一対の脚部15と、管の上面を押圧する押圧部17と、押圧部17に押圧力を付与する押圧ネジ部19とを有し、これら一対の脚部15、押圧部17及び押圧ネジ部19が複数のリンクによって連結されている。そして、脚部15の下端には平面視で矩形状の取付部21が設けられ、この取付部21が管を挟持することによりクランプ治具13は管に取り付けられる。また、取付部21の端部には目違い調整用の調整ネジ23が設けられている。さらに、押圧部17にも目違い調整用の調整ネジ23が設けられている(図3参照)。
上記のように構成されたクランプ治具13は溶接する側の管の端部に取り付けることになるが、その方法は以下のようにする。
一対の脚部15の間に管の端部を挿入し、押圧ネジ部19を回転させて押圧部17を下方に移動させることにより、押圧部17が管上面を押圧すると共に一対の脚部15の間隔が狭くなって管を挟持する。このクランプ治具13の取付状態においては、調整ネジ23が管端部の外方に延出するようにする。このようにしておくことで、管を、例えば該管を溶接するエルボに対向配置したときに、調整ネジ23がエルボ側に延出して調整ネジ23でエルボを押圧するが可能になり、その反力でクランプ治具13を取り付けた管の位置を微調整して目違いを矯正できる。
<溶接方法>
図4は上記のような定規1とクランプ治具13を用いて管を溶接する方法の説明図、図5は図4に示す状態を別の角度から見た拡大図である。
図4、図5に示す溶接方法は、T字型の継ぎ手であるチーズ25を一方の管27に溶接した後、該チーズ25にさらに直管29を溶接する場合を示している。
以下、図4、図5に基づいて本実施の形態の溶接方法を説明する。
(1)上述した方法によって、直管29にクランプ治具13を取り付ける。このとき、調整ネジ23が直管29の端部よりも外方に延出するようにする。
(2)クランプ治具13を取り付けた直管29を、直管29が溶接されるチーズ25の端部に対向配置し、調整ネジ23がチーズ25側に配置されるようにする。
(3)そして、調整ネジ23を調整することで直管29とチーズ25の目違いを調整し、さらにルートギャップを調整する。
(4)クランプ治具13を付けた状態で、図4、図5に示すように定規1を直管29及び管27に当接させて直角になっているかどうかの確認を行なう。このとき、定規1の屈曲部5によって形成される空間11にクランプ治具13の取付部21が収容されるので、定規1とクランプ治具13との干渉が防止される。
直角の確認により直角になっていないと判断された場合には、調整ネジ23によって再調整を行い、再調整の後でもう一度定規1によって直角になっているかどうかを確認する。
このように、クランプ治具13を取り付けた状態で直角の確認ができるので、直角にするための再調整の作業を極めて円滑に行なうことができ、作業効率が格段に向上する。
(5)直角の確認が終了すると、直管29とチーズ25を仮溶接する。
(6)仮溶接終了後にクランプ治具13を取外して、本溶接をして溶接を完了する。
以上のように本実施の形態によれば、クランプ治具13を取り付けた状態で直角の確認をすることができるので、直角にするための再調整の作業が極めて円滑に行なうことができ、作業効率が格段に向上する。
なお、上記の説明では溶接する2本の管を直角に溶接する場合を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、2本の管を直角以外の予め決められた角度に溶接する場合にも適用でき、その場合には定規1の角度を当該角度に設定すればよい。
本発明の一実施の形態の溶接方法に用いる定規の説明図である。 本発明の一実施の形態の溶接方法に用いるクランプ治具の説明図である。 本発明の一実施の形態の溶接方法に用いるクランプ治具の説明図である。 本発明の一実施の形態の溶接方法の説明図である。 図4に示した状態を別の角度から拡大して示す拡大図である。
符号の説明
1 定規
2 第1辺部
3 第2辺部
5 屈曲部
7 第1屈曲辺部
9 第2屈曲辺部
11 空間
13 クランプ治具
15 脚部
17 押圧部
19 押圧ネジ部
21 取付部
23 調整ネジ
25 チーズ
27 管
29 直管

Claims (4)

  1. 2本の管を所定の角度に溶接する溶接方法において、一方の管に目違い調整用のクランプ治具を取り付け、該クランプ治具によって目違いを調整した後、該クランプ治具を回避できる屈曲部を有する定規を用いて前記所定の角度を確認する工程を有することを特徴とする管の溶接方法。
  2. 目違い調整用のクランプ治具を一方の管の端部に取り付け、該端部を他方の管の端部に対向配置する工程と、前記クランプ治具によって両管の目違いを調整すると共にルートギャップを調整する工程と、両管の角度が所定の角度になっているかどうかを前記クランプ治具を回避できる屈曲部を有する定規を用いて確認する工程と、所定の角度になっていることを確認した後で仮溶接する工程と、前記クランプ治具を取り外して本溶接する工程とを特徴とする管の溶接方法。
  3. 定規は、延長線が所定角度で交差する2つの辺部と、該辺部の連結部において該辺部で挟まれる側に屈曲する屈曲部を有し、該屈曲部と前記2つの辺部の外縁の延長線で形成される空間にクランプ治具の取付部が収容されるように形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の管の溶接方法。
  4. 2本の管を所定の角度に溶接する溶接方法に用いる定規であって、延長線が所定角度で交差する2つの辺部と、該辺部の連結部において該辺部で挟まれる側に屈曲する屈曲部を有し、該屈曲部と前記2つの辺部の外縁の延長線で形成される空間にクランプ治具の取付部が収容されるように形成されていることを特徴とする溶接方法に用いる定規。
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CN101806566A (zh) * 2010-03-10 2010-08-18 安徽中鼎金亚汽车管件制造有限公司 管件位置测量尺
CN104697412A (zh) * 2015-03-26 2015-06-10 中国人民解放军驻国营三〇七厂军事代表室 一种管路焊接错位快速检验工具及方法

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