JP2009219789A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗濯物の乾燥を行うヒートポンプの圧縮機と蒸発器又は凝縮器とを接続した接続パイプの共振振動を、接続パイプの複数の固有振動数について抑制できるようにする。
【解決手段】ヒートポンプ42の圧縮機39と蒸発器36とを接続する接続パイプ41aに、流体の出し入れが可能なホース43を沿わせて設け、接続パイプ41aの固有振動数が圧縮機39の運転範囲内にある場合には、ホース43に流体を流し入れて接続パイプ41aの質量を増すことにより、接続パイプ41aの固有振動数を圧縮機39の運転範囲外にずらす。そして、それに伴い、圧縮機39の運転範囲外にあった接続パイプ41aの固有振動数が圧縮機39の運転範囲内に入るような場合には、ホース43から流体を流し出して接続パイプ41aの質量を減ずることにより、接続パイプ41aの固有振動数が圧縮機39の運転範囲内に入るのを防ぐ。
【選択図】図1

Description

本発明は、洗濯物の乾燥をヒートポンプで行う洗濯乾燥機に関する。
従来より、洗濯乾燥機において、洗濯物の乾燥用にヒートポンプを具えたものは、乾燥性能が良く、エネルギーの省減に効果があるものとして注目されている。このヒートポンプを具えた洗濯乾燥機においては、洗濯物を収容する洗濯槽内の空気を、ヒートポンプの、圧縮機とサイクル接続した蒸発器と凝縮器とを配設した通風路を通して循環させ、そのうちの蒸発器で空気の冷却除湿をし、凝縮器で空気の加熱をして、洗濯槽内に逐次送り込み、そして又、洗濯物から水分を奪った空気を通風路に通すということを繰り返すことで、洗濯物を漸次乾燥させるようにしている。
従って、洗濯物を乾燥させる際に発生する水分を蒸発器で回収し、その折りに回収した潜熱を圧縮機により高温の冷媒状態に変換し、凝縮器で空気を加熱するエネルギーとして再使用する。このようにすることで、外部には僅かな放熱ロスがある以外、ほとんどエネルギーを逃がさず再利用できる。従って、効率の良い乾燥を実現できるのである(例えば特許文献1参照)。
そして、かかる洗濯乾燥機においては、ヒートポンプの圧縮機と蒸発器又は凝縮器とを接続した接続パイプが、圧縮機の運転振動により共振して大きな振動を発生することがあり、それに対して、洗濯乾燥機ではないものの、同様のヒートポンプ(冷凍サイクル)を具える冷蔵庫においては、それらの接続パイプに防振ゴムを設ける考えがある(例えば特許文献2参照)。
特開2006−87484号公報 特開2006−64207号公報
しかしながら、上述のヒートポンプの圧縮機と蒸発器又は凝縮器とを接続した接続パイプに防振ゴムを設ける考えは、要するに、圧縮機の運転範囲内にある接続パイプの固有振動数を、防振ゴムを設けることによる接続パイプの質量の増加によって、運転範囲外にずらすものであり、接続パイプの固有振動数が複数ある場合には、本来運転範囲外にある固有振動数が運転範囲内に入ってしまうことがある。
これを図12で説明すると、接続パイプの固有振動数は、この場合、A,Bの2つがある。それに対して、圧縮機の駆動はインバータで行うため、その運転範囲は駆動初期の例えば100〔Hz〕から駆動終期の例えば50〔Hz〕の周波数域であり、本来、接続パイプの固有振動数Aはその運転範囲内にあり、固有振動数Bは運転範囲外にある。これに対し、接続パイプに防振ゴムを設けることによって接続パイプの固有振動数AをA´で示すように圧縮機の運転範囲外にずらす。これにより、接続パイプが圧縮機の駆動周波数50〔Hz〕近くにおける固有振動数Aにより共振して大きな振動を発生することが避けられる。しかし、その接続パイプの固有振動数Aを圧縮機の運転範囲外にずらしたことに伴い、接続パイプの固有振動数BがB´で示すように圧縮機の運転範囲内に入ってしまう。
その結果、接続パイプが圧縮機の駆動周波数100〔Hz〕近くにおける固有振動数B´により共振して大きな振動を発生してしまい、接続パイプの共振振動を抑制しきれない。
本発明は上述の事情に鑑みてなされたものであり、従ってその目的は、洗濯物の乾燥をヒートポンプで行うもののヒートポンプの圧縮機と蒸発器又は凝縮器とを接続した接続パイプの共振振動を、接続パイプの複数の固有振動数について抑制することのできる洗濯乾燥機を提供するにある。
上記目的を達成するために、本発明の洗濯乾燥機においては、洗濯槽と、この洗濯槽内の空気を洗濯槽外の通風路を通して洗濯槽内に戻す循環を行わしめる空気循環装置と、この空気循環装置の前記通風路に蒸発器と凝縮器とを配設して、それらと圧縮機及び絞り器を接続パイプにより接続することにより冷凍サイクルを構成したヒートポンプとを具え、洗濯物の洗濯、脱水を行うほかに、前記空気循環装置と前記ヒートポンプの運転により洗濯物の乾燥を行うものにおいて、前記ヒートポンプの圧縮機と蒸発器又は凝縮器とを接続する接続パイプに、流体の出し入れが可能なホースを沿わせて設けたことを特徴とする(請求項1の発明)。
上記手段によれば、ホースが流体の出し入れが可能な点を活かし、接続パイプの固有振動数が圧縮機の運転範囲内にある場合には、ホースに流体を流し入れて接続パイプの質量を増すことにより、接続パイプの固有振動数を圧縮機の運転範囲外にずらす。そして、それに伴い、圧縮機の運転範囲外にあった接続パイプの固有振動数が圧縮機の運転範囲内に入るような場合には、ホースから流体を流し出して接続パイプの質量を減ずることにより、接続パイプの固有振動数が圧縮機の運転範囲内に入るのを防ぐ。かくして、ヒートポンプの圧縮機と蒸発器又は凝縮器とを接続した接続パイプの共振振動を、接続パイプの複数の固有振動数について抑制することができる。
以下、本発明の第1実施例(第1の実施形態)につき、図1ないし図9を参照して説明する。
まず、図6には、洗濯乾燥機の全体構成を示しており、外箱1の内部に、水槽2を配置している。水槽2は軸方向が前後(図1で左右)の横軸円筒状を成すもので、それを図示しないサスペンションにより弾性支持しており、その支持形態は、この場合、前上がりの傾斜状である。
水槽2の前側(図6で左側)の端面部には開口部3を形成しており、この開口部3を外箱1の前面部に形成した洗濯物出し入れ用の開口部4に環状のベローズ5で連ねており、外箱1の開口部4には扉6を開閉可能に設けている。
一方、水槽2の背部にはモータ7を取付けている。このモータ7は、アウターロータ形であり、更に、この場合、ブラシレスDCモータであって、ロータ7aの中心部に回転軸7bを有し、この回転軸7bを、軸受ブラケット8に内装した複数の軸受9を介して水槽2の背部を回転可能に挿通させ、水槽2の内部に位置させている。
水槽2の内部にはドラム10を配置している。このドラム10は洗濯槽であり、脱水槽及び乾燥槽でもあって、これも軸方向が前後の横軸円筒状を成し、その後端板部の中心部を上記モータ7の回転軸7bに取付けることによって、水槽2と同軸の前上がりの傾斜状に支持している。又、その結果、ドラム10はモータ7により回転軸7bを中心に回転されるようになっており、従って、モータ7は、ドラム10を回転させる駆動装置として機能するようになっている。
ドラム10の前側の端面部には開口部11を形成しており、この開口部11を水槽2の前記開口部3が囲繞している。又、このドラム10の周側部(胴部)には、ほゞ全域に孔13を形成している(一部のみ図示)。この孔13は、洗濯時及び脱水時に通水孔として機能し、乾燥時には通風孔として機能するものである。
更に、水槽2の前側の端面部の上部(前記開口部3より上方の部分)には温風出口14を形成し、後端板部の上部には温風入口15を形成している。又、ドラム10の後端板部の中心部周りには複数の通気口16を形成しており、この通気口16をドラム10の内側で通気カバー17により覆い、ドラム10の外側(後側)では、水槽2の奥部に形成した通気路18で前記温風入口15を連ねている。
外箱1内の最上部には、給水弁19と給水ケース20とを接続管21で接続して配設しており、これらによって水槽2内に給水するようにしている。
水槽2の底部の最後部には、排水口22を形成しており、この排水口22に水槽2外で排水管23を接続し、該排水管23には排水弁24を設けて、それらにより水槽2内の水を機外に排出するようにしている。
又、水槽2の下方(外箱1の底面上)には、台板25を配置し、この台板25上に通風ダクト26を配置している。この通風ダクト26は、前部を可撓性のある接続ホース27及び還風ダクト28を介して、前記水槽2の温風出口14に接続している。なお、還風ダクト28は前記水槽2の開口部3の左側を迂回するように配管している。
一方、通風ダクト26の後部には循環用送風機29のケーシング30を接続しており、このケーシング30の出口部を、可撓性のある接続ホース31及び給風ダクト32を介して、前記水槽2の温風入口15に接続している。なお、給風ダクト32は前記モータ7の左側を迂回するように配管している。
かくして、還風ダクト28、接続ホース27、通風ダクト26、循環用送風機29のケーシング30、接続ホース31、給風ダクト32により、前記水槽2の温風出口14と温風入口15とを接続する通風路33を設けている。
循環用送風機29は、ケーシング30の内部に図示しない送風羽根車を有しており、この送風羽根車を、ケーシング30の外部に配設したモータ34により回転させるようにしていて、それによる送風作用で、前記ドラム10内の空気を、上記通風路33を通してドラム10外に出した後、ドラム10の通気口16からドラム10内に戻す循環を行わしめるようになっており、もって、通風路33と循環用送風機29とによりドラム10内の空気を循環させる空気循環装置35を構成している。
そして、通風路33中、通風ダクト26の内部には、前部に蒸発器36を配設しており、後部に凝縮器37を配設している。又、通風ダクト26の外部には、通風ダクト26と並べてアキュムレータ38付きの圧縮機39と絞り器(特には電子式の絞り弁もしくはキャピラリチューブ)40、並びにそれらを接続する接続パイプ41とを配設している。
図7は、上記圧縮機39と蒸発器36、凝縮器37、及び絞り器40の、接続パイプ41による接続形態を概略的に示しており、その接続形態は、圧縮機39、凝縮器37、絞り器40、蒸発器36、アキュムレータ38、及び圧縮機39の順にそれらを接続しているもの(冷凍サイクル)であり、かくして、冷凍サイクルから成るヒートポンプ42を組成している。このヒートポンプ42(冷凍サイクル)には、図示しない冷媒を封入しており、圧縮機39の駆動によってその冷媒を循環させるようになっている。
しかして、図1は、上記ヒートポンプ42の圧縮機39と、蒸発器36、並びにそれらの接続をした部分を示しており、接続パイプ41中の、特に圧縮機39と蒸発器36との接続をした接続パイプ41aは、アキュムレータ38の最上部にある入口部38aから上方へ少し延びてより下方へ指向する逆U字状に曲成され、次いで、圧縮機39の中間部よりやゝ下方の部分まで直線状に下方へ(縦に)延びて(縦に延びた部分41a)、その下端部から蒸発器36側へL字状に曲成され、続いて、漸次降下しながら直線状に(横に)延び(横に延びた部分41a)、そして、上方にL字状に曲成され、更に、蒸発器36側にL字状に曲成されて、蒸発器36の出口部36aと連なる形態となっている。
なお、この図1に示すように、蒸発器36は、蛇行状を成す例えば銅製の冷媒流通パイプ36bに、例えばアルミニウム板製の伝熱フィン36cを多数取着して成るフィンドチューブ形のもので、凝縮器37もそれと同様のものであり、それらの伝熱フィンの各間を、前記通風ダクト26内を通る空気が流れるようになっている。
上述の接続パイプ41aには、ホース43を沿わせて設けており、詳細には、接続パイプ41aの縦に延びた部分41aに例えばビニル製のホース43を図2にも示すように螺旋状に巻き付けて沿わせ、接続パイプ41aの横に延びた部分41aには同ホース43を図3にも示すように平行に沿わせて設けている。
なお、これらの、接続パイプ41aの縦に延びた部分41aに対するホース43の沿設、並びに接続パイプ41aの横に延びた部分41aに対するホース43の沿設の形態は、いずれもホース43が接続パイプ41aに接触するものとしており、特に接続パイプ41aの横に延びた部分41aでは、ホース43を接続パイプ41aに複数の結束バンド44で結束することにより、ホース43が接続パイプ41aに接触する形態を維持するようにしている。そのほか、図3には結束バンド44の留め具44aをも示している。
更に、図4には、接続パイプ41a、特には、この場合、横に延びた部分41aに対して設けた振動センサ45を示しており、この振動センサ45は例えば渦電流式変位センサであって、接続パイプ41aの振動を感知し、振動感知信号を発するようになっている。
ホース43には、図1に矢印で示すように、上端部(接続パイプ41aの縦に延びた部分41aに螺旋状に巻き付けた部分より更に上方の部分)から給水し、下端部(接続パイプ41aの横に延びた部分41aに平行に沿わせた部分より更に下方へ延びた部分)から排水するようにしている。
図5は、かかるホース43に給排水するシステムを示しており、まず、洗濯時や脱水時に前記水槽2から前記排水管23を通じて排出される水Wを、一時貯水部Tに供給する。この場合、一時貯水部Tは水槽2から排水管23を通じて排出される水Wが供給されるのであるから、ホース43より上位にある。
一時貯水部Tに供給された水は、一時貯水部Tより下位に設けた弁Vの閉塞によって、一時貯水部Tに貯留される。このとき、一時貯水部Tに貯留された水の水位を図示しない水位センサで検知してそれ以上の給水を行わないことで、一時貯水部Tから溢水しないように貯水するのが好ましい。但し、この一時貯水部Tへの給水は時限的に行うことでも、溢水しないように貯水することが可能である。
一時貯水部Tに貯留した水は、弁Vの開放によってホース43に供給する。ホース43に供給された水は、ホース43の下位に設けた弁Vの閉塞によって、ホース43に貯留される。このホース43への給水は時限的に行うことで、ホース43内を水で満たすようにすると良い。
ホース43に貯留された水は、弁Vの開放によって排出する。その排水先Dは、この場合、前記ヒートポンプ42の蒸発器36で後述のように前記循環空気の冷却除湿を行うことにより該蒸発器36の表面に結露して滴下する水を受け溜めるように設けたドレンタンク(図示せず)であり、そのドレンタンクからは貯水量が所定水位となるごとに図示しないポンプを作動させて外箱1外に排出するようにしている。
次に、上記構成の洗濯乾燥機の作用を述べる。
上記構成の洗濯乾燥機では、標準的な運転コースが開始されると、「洗濯」、「脱水」、及び「乾燥」の行程順に運転が実行される。「洗濯」行程には洗い運転とすすぎ運転とがあり、洗い運転では、最初に、排水弁24を閉塞させて、給水弁19により給水ケース20を経て水槽2内への給水をし、続いて、モータ7を起動させることにより、ドラム10を低速で正逆両方向に交互に回転させ、ドラム10内に収容した洗濯物(図示せず)のいわゆる叩き洗いが行われる。この洗い運転の最後には、排水弁24を開放させて水槽2内の水を排出する排水が行われる。
次のすすぎ運転では、上記「洗い」行程と同様の動作が行われる。
「脱水」行程では、上記すすぎ運転の最後に開放させた排水弁24を開放させたまま、ドラム10を高速で一方向に回転させる動作が行われる。これにより、ドラム10内の洗濯物が遠心脱水される。
又、これらの「洗濯」行程又は「脱水」行程では、図5に示したように、水槽2から排出される水Wを、一時貯水部Tに供給し貯留する。
「乾燥」行程では、ドラム10を低速で正逆両方向に回転させつつ、循環用送風機29を作動させる。すると、それの送風作用で、図6に矢印で示すように、水槽2内の空気が温風出口14から通風路33の還風ダクト28及び接続ホース27を経て通風ダクト26内に流入される。
又、このときには、ヒートポンプ42の圧縮機39の駆動が開始される。これにより、ヒートポンプ42に封入した冷媒が圧縮機39により圧縮されて高温高圧の冷媒となり、その高温高圧の冷媒が凝縮器37に流れて、通風ダクト26内の空気と熱交換する。その結果、通風ダクト26内の空気が加熱され、反対に、冷媒の温度は低下して液化される。この液化された冷媒が、次に、絞り器40を通って減圧された後、蒸発器36に流入し、気化する。それにより、蒸発器36は通風ダクト26内の空気を冷却する。蒸発器36を通過した冷媒は圧縮機39に戻る。
これらにより、前記水槽2内から通風ダクト26内に流入した空気は、蒸発器36で冷却されて除湿され、その後に凝縮器37で加熱されて温風化される。そして、その温風が接続ホース31、給風ダクト32を経て、温風入口15から水槽2内に供給され、更に、通気口16からドラム10内に供給される。
ドラム10内に供給された温風は洗濯物の水分を奪った後、前記温風出口14から還風ダクト28及び接続ホース27を経て通風ダクト26内に流入する。かくして、蒸発器36と凝縮器37を有する通風ダクト26とドラム10との間を空気が循環することにより、ドラム10内の洗濯物が乾燥される。
ここで、図8は、圧縮機39の駆動周波数と接続パイプ41aの振動との関係を、先の図12と同様に示している。上記「乾燥」行程における圧縮機39の駆動はインバータで行うものであり、最初例えば100〔Hz〕の周波数で駆動し、漸次その駆動周波数を減じて最後には例えば50〔Hz〕の周波数で駆動する。このように圧縮機39を駆動する中で、接続パイプ41aの固有振動数は、この場合、A,Bの2つが前述同様にあり、そのうちの固有振動数Aは本来圧縮機39の運転範囲(駆動周波数域)内、特には駆動終期の50〔Hz〕の周波数付近にあり、固有振動数Bは本来圧縮機39の運転範囲(駆動周波数域)外、特には駆動初期の100〔Hz〕の周波数付近にある。
これに対して、本構成の洗濯乾燥機では、「乾燥」行程の最初には、前記「洗濯」行程又は「脱水」行程で一時貯水部Tに貯留した水Wをホース43に供給することを行わない(ホース内流体なし)。これにより、接続パイプ41aの固有振動数Bは圧縮機39の運転範囲外にあるままであり、この「乾燥」行程初期の圧縮機39の駆動で接続パイプ41aが共振して大きな振動を発生することは避けられる。
しかして、「乾燥」行程の後期には圧縮機39の駆動周波数が接続パイプ41aの固有振動数Aに近づく。このため、接続パイプ41aの振動が大きくなり始める。このとき、本構成の洗濯乾燥機では、振動センサ45が接続パイプ41aの図8に示す所定の振動Sを感知する。その結果、図9に示すように、振動センサ45が発する振動感知信号に基づいて、ホース43に給排水するシステム(図5)の弁Vを開放させ、前記「洗濯」行程又は「脱水」行程で一時貯水部Tに貯留した水Wをホース43に供給し貯留する(図8のホース内流体あり)。
これにより、接続パイプ41aの質量を増加させ、圧縮機39の運転範囲内にある接続パイプの固有振動数Aを運転範囲外にずらすことによって、この「乾燥」行程終期の圧縮機39の駆動で接続パイプ41aが共振して大きな振動を発生することが避けられる。
そして、「乾燥」行程の終了(圧縮機39の停止)後には、ホース43に給排水するシステム(図5)の弁Vを開放させることによって、ホース43に貯留した水Wを排出する。これにより、前述の、「乾燥」行程初期の前記接続パイプ41aの固有振動数Bが圧縮機39の運転範囲内に入ることを防ぎ、「乾燥」行程初期の圧縮機39の駆動で接続パイプ41aが共振して大きな振動を発生することを避ける。又、この場合、洗濯乾燥機の使用後もホース43に水が貯留されたままとなることも避けることができる。
このように本構成のものでは、接続パイプ41aの固有振動数が圧縮機39の運転範囲内にある場合には、接続パイプ41aに沿わせて設けたホース43に流体(この場合、水)を流し入れて接続パイプ41aの質量を増すことにより、接続パイプ41aの固有振動数を圧縮機39の運転範囲外にずらす。そして、それに伴い、圧縮機39の運転範囲外にあった接続パイプ41aの固有振動数が圧縮機39の運転範囲内に入るような場合には、ホース43から流体を流し出して接続パイプ41aの質量を減ずることにより、接続パイプ41aの固有振動数が圧縮機39の運転範囲内に入ることを防ぐ。
かくして、ヒートポンプ42の圧縮機39と蒸発器36とを接続した接続パイプ41aの共振振動を、接続パイプ41aの複数の固有振動数について抑制することができ、いずれの固有振動数についても、圧縮機39の駆動で接続パイプ41aが共振して大きな振動を発生するのを避けることができる。
又、特に本構成のものでは、ホース43に出し入れする流体を、洗濯又は脱水時に排出される水としており、それによって、洗濯又は脱水時に排出される水を接続パイプ41aの振動抑制のために有効に使用でき、別途流体を必要としないから、節液効果が得られる。
更に、本構成のものでは、ホース43を、接続パイプ41aに螺旋状に巻き付けて沿わせており、それによって、ホース43に入れる流体による接続パイプ41aの質量の増大変化を大きくできて、接続パイプ41aの固有振動数の変化を大きくでき、もって、接続パイプ41aの振動抑制の効果がより確実に得られる。
しかも、その場合、ホース43を、接続パイプ41aの縦に延びた部分41aに螺旋状に巻き付けて沿わせ、接続パイプ41aの横に延びた部分41aには平行に沿わせており、それによって、ホース43を螺旋状に巻き付けた部分41aでも、それが縦に延びていることにより、ホース43に入れた流体の抜けが良くなってその排出が確実にでき、且つ、接続パイプ41aの横に延びた部分41aにはホース43を平行に沿わせている(螺旋状に巻き付けていない)から、これもホース43に入れた流体の抜けが良くなってその排出が確実にできる。これらにより、ホース43から流体を排出するときに流体を残さず、前記「乾燥」行程初期の接続パイプ41aの固有振動数Bが圧縮機39の運転範囲内に入ることを防ぐための接続パイプ41aの質量変化(減量)が確実にでき、接続パイプ41aの振動をより確実に防ぐことができる。又、洗濯乾燥機の使用後、ホース43に水が貯留されたままとなることも、より確実に避けることができる。
加えて、本構成のものでは、接続パイプ41aに対して、それの振動を感知する振動センサ45を設け、その振動感知信号に基づいてホース43に流体を流入させるようにしており、それによって、接続パイプ41aの実際の振動の発生に合わせ、共振振動の発生をより確実に防ぐことができる。
但し、ホース43への流体の流入は、上記振動センサ45による振動の感知に基づかず、単に圧縮機39の駆動初期に行わず、駆動終期にのみ行うだけでも良い。
以上に対して、図10及び図11は本発明の第2及び第3実施例(第2及び第3の実施形態)を示すもので、それぞれ、第1実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ述べる。
[第2実施例]
図10に示す第2実施例においては、ホース43に給排水するシステムを変更しており、具体的には、乾燥時に前記蒸発器36の表面に結露して滴下排出される水W´を一時貯水部T´に供給する。この場合、一時貯水部T´は蒸発器36から滴下して排出される水W´が供給されるのであるから、第1実施例とは反対にホース43より下位にある。
一時貯水部T´に供給された水は、一時貯水部T´に貯留された後、一時貯水部T´に付設したポンプPの作動によって、一時貯水部T´より上位にあるホース43に供給される。
そのほか、ホース43に供給された水が、ホース43の下位に設けた弁Vの閉塞によって、ホース43に貯留され、ホース43に貯留された水が、弁Vの開放によって排出される点は第1実施例と同様である。
このようにしても、ホース43に対する流体(この場合も水)の出し入れが第1実施例と同様にできる。又、乾燥時に排出される水を接続パイプ41aの振動抑制のために有効に使用でき、別途流体を必要としないので、節液効果も第1実施例と同様に得られる。
[第3実施例]
図11に示す第3実施例においては、接続パイプ41中の、圧縮機39と凝縮器37との接続をした接続パイプ41bを対象に、該接続パイプ41bにホース43を沿わせて設けるようにしており、接続パイプ41bの外周には断熱材51を被装することにより、接続パイプ41bとホース43との間に断熱材51を介在させるようにしている。
これにより、圧縮機39と凝縮器37との接続をした接続パイプ41bの振動を、ホース43に対する流体の出し入れで防ぐことができると共に、圧縮機39から凝縮器37に高温の冷媒を通す接続パイプ41bの熱がホース43に悪影響を及ぼさないようにできて、ホース43の熱劣化を防ぐことができる。
なお、この断熱材51は、圧縮機39と蒸発器36との接続をした前述の接続パイプ41aの外周に被装することによって、該接続パイプ41aとホース43との間に介在させるようにしても良く、この場合には、蒸発器36から圧縮機39に低温の冷媒を通す接続パイプ41aの熱がホース43に悪影響を及ぼさないようにできて、やはり、ホース43の劣化を防ぐことができる。
又、洗濯乾燥機全体としても、ドラム式には限られず、洗濯槽を縦軸状に有するものであっても良く、更に洗濯槽は回転しないものであっても良い。
加えて、ホース43に出し入れする流体は、水に限られず、他の質量ある流体であっても良い。
そのほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変更して実施し得る。
本発明の第1実施例を示す主要部分の斜視図 図1のX部の拡大縦断面図 図1のY部の拡大縦断面図 接続パイプの振動の感知をする部分の縦断面図 ホースに給排水するシステムの概略構成図 洗濯乾燥機全体の縦断側面図 ヒートポンプのサイクル構成図 圧縮機の駆動周波数と接続パイプの振動との関係を制御及び無制御の両態様で示す図 接続パイプの振動の発生から感知及び制御をする順序を示す図 本発明の第2実施例を示す図5相当図 本発明の第3実施例を示す接続パイプの一部の縦断面図 従来例を示す図8相当図
符号の説明
図面中、10はドラム(洗濯槽)、33は通風路、35は空気循環装置、36は蒸発器、37は凝縮器、39は圧縮機、40は絞り器、41,41a,41bは接続パイプ、41aは接続パイプの縦に延びた部分、41aは接続パイプの横に延びた部分、42はヒートポンプ、43はホース、45は振動センサを示す。

Claims (5)

  1. 洗濯槽と、
    この洗濯槽内の空気を洗濯槽外の通風路を通して洗濯槽内に戻す循環を行わしめる空気循環装置と、
    この空気循環装置の前記通風路に蒸発器と凝縮器とを配設して、それらと圧縮機及び絞り器を接続パイプにより接続することにより冷凍サイクルを構成したヒートポンプとを具え、
    洗濯物の洗濯、脱水を行うほかに、前記空気循環装置と前記ヒートポンプの運転により洗濯物の乾燥を行うものにおいて、
    前記ヒートポンプの圧縮機と蒸発器又は凝縮器とを接続する接続パイプに、流体の出し入れが可能なホースを沿わせて設けたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. ホースに出し入れする流体を、洗濯、脱水又は乾燥時に排出される水としたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  3. ホースを、接続パイプに螺旋状に巻き付けて沿わせたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  4. ホースを、接続パイプの縦に延びた部分に螺旋状に巻き付けて沿わせ、接続パイプの横に延びた部分には平行に沿わせたことを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
  5. 接続パイプに対して、それの振動を感知する振動センサを設け、その振動感知信号に基づいてホースに流体を流入させることを特徴とする請求項1記載の洗濯乾燥機。
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