JP2009219513A - 接触型拡大観察内視鏡の先端部 - Google Patents
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Abstract
【課題】粘膜面がそれ自身の蠕動運動等で動いても、鮮明で良質な顕微鏡的拡大観察像を得ることができる接触型拡大観察内視鏡の先端部を提供すること。
【解決手段】挿入部1の先端に配置された先端部本体2内に拡大観察用対物鏡筒11が配置されて、外表面に当接する被写体の拡大観察像を取り込むための拡大観察用観察窓9が、拡大観察用対物鏡筒11の先端面に設けられた接触型拡大観察内視鏡の先端部において、拡大観察用対物鏡筒11を、その周囲の全方向に偏位自在に弾力性支持部材18,118で先端部本体2に弾力的に支持した。
【選択図】 図1
【解決手段】挿入部1の先端に配置された先端部本体2内に拡大観察用対物鏡筒11が配置されて、外表面に当接する被写体の拡大観察像を取り込むための拡大観察用観察窓9が、拡大観察用対物鏡筒11の先端面に設けられた接触型拡大観察内視鏡の先端部において、拡大観察用対物鏡筒11を、その周囲の全方向に偏位自在に弾力性支持部材18,118で先端部本体2に弾力的に支持した。
【選択図】 図1
Description
この発明は、拡大観察用観察窓の外表面に当接する被写体の顕微鏡的拡大観察像を観察することができるようにした接触型拡大観察内視鏡の先端部に関する。
体内の管腔臓器内を内視鏡で視覚的に観察して病変等の有無を検査する手技が広く一般に行われている。しかし、そのような内視鏡検査で病変を見つけても、その病変が癌であるか否か等の確定診断を行うのは困難な場合が多い。
そこで、内視鏡検査で怪しいと思われた部分については生検鉗子等を用いて組織採取が行われるが、癌でも何でもない場合が大半であるにもかかわらず、単なる検査のために体内の管腔壁の粘膜を損傷させて出血させてしまうことになる。
そこで近年開発された共焦点内視鏡等のような拡大観察内視鏡では、生検組織を採取することなく、1mmに満たない範囲の顕微鏡的拡大像を内視鏡による直接観察だけで観察して、癌であるか否かの確定診断を行えるようになってきている(例えば、特許文献1、2)。
特開2007−202926
特開2007−252835
上述のような拡大観察内視鏡で顕微鏡的拡大観察像を観察する際には、被写体である体内の粘膜面に拡大観察用観察窓を当接させた状態にする必要がある。そこで、特許文献1に記載された発明では、粘膜面との接触状態を検知するための検知手段を拡大観察用観察窓付近に設け、特許文献2に記載された発明では、拡大観察用観察窓が配置された拡大観察用対物鏡筒の先端部分を蛇腹状に形成して、拡大観察用観察窓を粘膜面に容易に押し付けることができるようにしている。
しかし、共焦点内視鏡等のような高倍率の拡大観察内視鏡では、観察視野の全範囲が0.5mm程度のものなので、拡大観察用観察窓に対して粘膜面がそれ自身の蠕動運動等により側方にごく僅かぶれただけで鮮明な画像が得られなくなってしまう。
本発明は、粘膜面がそれ自身の蠕動運動等で動いても、鮮明で良質な顕微鏡的拡大観察像を得ることができる接触型拡大観察内視鏡の先端部を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の接触型拡大観察内視鏡の先端部は、挿入部の先端に配置された先端部本体内に拡大観察用対物鏡筒が配置されて、外表面に当接する被写体の拡大観察像を取り込むための拡大観察用観察窓が、拡大観察用対物鏡筒の先端面に設けられた接触型拡大観察内視鏡の先端部において、拡大観察用対物鏡筒を、その周囲の全方向に偏位自在に弾力性支持部材で先端部本体に弾力的に支持したものである。
なお、拡大観察用対物鏡筒が、先端部本体に貫通形成された鏡筒通し孔内に緩く通された状態に配置されて、弾力性支持部材により鏡筒通し孔の略軸線位置に支持されていてもよい。
弾力性支持部材は、拡大観察用対物鏡筒を軸線に対し垂直方向にあい異なる方向から付勢する少なくとも3個の圧縮コイルスプリングであってもよく、或いは、弾力性支持部材が、鏡筒通し孔と拡大観察用対物鏡筒との間の空間に充填された弾力性のある充填部材であってもよい。
本発明によれば、拡大観察用対物鏡筒を、その周囲の全方向に偏位自在に弾力性支持部材で先端部本体に弾力的に支持したことにより、粘膜面がそれ自身の蠕動運動等で動いても、粘膜面に当接する拡大観察用観察窓が粘膜面と共に動くので、その粘膜面の鮮明で良質な顕微鏡的拡大観察像を得ることができる。
挿入部の先端に配置された先端部本体内に拡大観察用対物鏡筒が配置されて、外表面に当接する被写体の拡大観察像を取り込むための拡大観察用観察窓が、拡大観察用対物鏡筒の先端面に設けられた接触型拡大観察内視鏡の先端部において、拡大観察用対物鏡筒を、その周囲の全方向に偏位自在に弾力性支持部材で先端部本体に弾力的に支持する。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1は、接触型拡大観察内視鏡の先端部を示しており、体内に挿入される可撓性の挿入部1の先端に連結された先端部本体2の先端面に、通常観察用観察窓3や図示されていない照明窓等が配置されている。
図1は、接触型拡大観察内視鏡の先端部を示しており、体内に挿入される可撓性の挿入部1の先端に連結された先端部本体2の先端面に、通常観察用観察窓3や図示されていない照明窓等が配置されている。
通常観察用観察窓3内には、広い視野角(例えば100°〜140°程度)を得るための対物光学系4が配置されて、その対物光学系4による被写体の投影位置に固体撮像素子5の撮像面が配置されている。6は、固体撮像素子5で得られた撮像信号を伝送するための信号ケーブルである。
先端部本体2には、通常観察用観察窓3が配置されている先端面からさらに部分的に前方に突出した突出部2aが形成されていて、拡大観察用観察窓9が突出部2aの突端部分に前方に向けて配置されている。
拡大観察用の対物レンズである共焦点光学系10を保持する拡大観察用対物鏡筒11は、略円筒形状に形成されて、先端部本体2に軸線と平行方向に貫通形成された鏡筒通し孔12内に緩く通されている。
鏡筒通し孔12の内周面と拡大観察用対物鏡筒11の外周面との間には、例えば0.3〜0.5mm程度の隙間が形成されている。ただしその隙間は、最先端部近傍位置において極軟質のシリコンゴム等のような極めて柔軟なシール部材13でシールされている。なお、シール部材13は線径の大きなOリング状のものであってもよいが、蛇腹状のもの等であってもよい。
鏡筒通し孔12は先端部本体2の突出部2aの突端面2bに開口していて、拡大観察用観察窓9は拡大観察用対物鏡筒11の先端面に前方に向けて固着されている。拡大観察用観察窓9は平行平面ガラス等で形成されていて、先端部本体2の突出部2aの突端面2bより少し前方に突出する状態に配置されている。
共焦点光学系10に近接してその奥側には、拡大観察用観察窓9の外表面と共焦点の関係になる位置に、光学単ファイバ15(シングルモードファイバ)の先端面15aが前方に向けて配置されている。
光学単ファイバ15の先端面15aは、例えば電磁力等を用いた走査機構16により共焦点光学系10の光軸に対して垂直な平面上で2次元的に走査され、光学単ファイバ15内を伝送されてきてその先端面15aから射出されたレーザ光が拡大観察用観察窓9の外表面に当接する粘膜で焦点を結んでそこから反射されると、その反射光が光学単ファイバ15の先端面15aに焦点を結ぶ。
したがって、光学単ファイバ15内を通って基端側に戻される反射光をその先端面15aの走査運動に対応する位置に表示させることにより、拡大観察用観察窓9の外表面に当接する被写体の1mm以下程度の領域(例えば0.5mmの領域)の鮮明な顕微鏡的拡大観察像を得ることができる。
ただし、拡大観察用観察窓9内の光学系が、光学単ファイバ15の先端面15aをピンホールの代用とする共焦点光学系10を用いていない、いわゆる通常の拡大観察光学系により顕微鏡的拡大観察を行えるようにしたもの等であっても差し支えない。
図1におけるII−II断面を図示する図2にも示されるように、拡大観察用対物鏡筒11は、略90°間隔で軸線と垂直方向に配置されて拡大観察用対物鏡筒11の外周部に外方から当接する4個の圧縮コイルスプリング18(弾力性支持部材)により、弾力的に鏡筒通し孔12の略軸線位置に支持されている。本実施例では、拡大観察用対物鏡筒11の後端側部分も、それと同様の4個の圧縮コイルスプリング18で弾力的に支持されている。
その結果、拡大観察用対物鏡筒11は、その周囲の全方向に偏位自在に先端部本体2に弾力的に支持された状態になっており、拡大観察用対物鏡筒11に軸線と垂直方向に外力が作用すると、それによって拡大観察用対物鏡筒11が鏡筒通し孔12の軸線位置から偏位し、外力が除かれると元の位置に戻る。
したがって、拡大観察用観察窓9が押し付けられた粘膜面が蠕動運動等で動くと、拡大観察用対物鏡筒11の先端面に固着された拡大観察用観察窓9が粘膜面と共に動くので、拡大観察画面内で被写体である粘膜面が移動せず、鮮明で良質な顕微鏡的拡大観察像を得ることができる。
なお、圧縮コイルスプリング18は必ずしも4個設ける必要はなく、拡大観察用対物鏡筒11を軸線に対し垂直方向にあい異なる方向から(ただし、できるだけ均等な間隔で)付勢するように、少なくとも3個の圧縮コイルスプリング18を設ければよい。
また、圧縮コイルスプリング18に代えて他の弾力性支持部材を用いてもよく、例えば図3に示されるように、弾力性に富む軟質のゴム材等からなる全体として円筒形状に形成された充填部材118等を、鏡筒通し孔12と拡大観察用対物鏡筒11との間の空間に充填配置してもよい。
1 挿入部
2 先端部本体
9 拡大観察用観察窓
10 共焦点光学系
11 拡大観察用対物鏡筒
12 鏡筒通し孔
13 シール部材
18 圧縮コイルスプリング(弾力性支持部材)
118 充填部材(弾力性支持部材)
2 先端部本体
9 拡大観察用観察窓
10 共焦点光学系
11 拡大観察用対物鏡筒
12 鏡筒通し孔
13 シール部材
18 圧縮コイルスプリング(弾力性支持部材)
118 充填部材(弾力性支持部材)
Claims (4)
- 挿入部の先端に配置された先端部本体内に拡大観察用対物鏡筒が配置されて、外表面に当接する被写体の拡大観察像を取り込むための拡大観察用観察窓が、上記拡大観察用対物鏡筒の先端面に設けられた接触型拡大観察内視鏡の先端部において、
上記拡大観察用対物鏡筒を、その周囲の全方向に偏位自在に弾力性支持部材で上記先端部本体に弾力的に支持したことを特徴とする接触型拡大観察内視鏡の先端部。 - 上記拡大観察用対物鏡筒が、上記先端部本体に貫通形成された鏡筒通し孔内に緩く通された状態に配置されて、上記弾力性支持部材により上記鏡筒通し孔の略軸線位置に支持されている請求項1記載の接触型拡大観察内視鏡の先端部。
- 上記弾力性支持部材が、上記拡大観察用対物鏡筒を軸線に対し垂直方向にあい異なる方向から付勢する少なくとも3個の圧縮コイルスプリングである請求項2記載の接触型拡大観察内視鏡の先端部。
- 上記弾力性支持部材が、上記鏡筒通し孔と上記拡大観察用対物鏡筒との間の空間に充填された弾力性のある充填部材である請求項2記載の接触型拡大観察内視鏡の先端部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008063857A JP2009219513A (ja) | 2008-03-13 | 2008-03-13 | 接触型拡大観察内視鏡の先端部 |
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Publications (1)
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JP (1) | JP2009219513A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2012127549A1 (ja) * | 2011-03-22 | 2012-09-27 | パナソニック株式会社 | 内視鏡 |
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2008
- 2008-03-13 JP JP2008063857A patent/JP2009219513A/ja active Pending
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