JP2009218904A - 無線ネットワークシステム、および、その無線端末、監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池で動作する無線端末をノードとするネットワークシステムにおいて、電池寿命を効率よく推測し、無線端末の電池の保守効率をよくして、電池切れによるシステムダウンを防ぐようにする。
【解決手段】無線端末は、アクセスポイントに向けて、無線端末のアドレス(送信元アドレス)、累計送信時間情報、累計受信時間情報、電池電圧情報を付加したパケットを定期的に送信する。アクセスポイントが当該パケットを受信した際、当該パケットから無線端末のアドレス、累計送信時間情報、累計受信時間情報、電池電圧情報を読み取り、監視装置に通知する。監視装置では、それら通知された情報と予め監視装置内に記録されている各無線端末固有情報(無線端末に付帯される電池種別やセンサ種別等)に基づき、その無線端末における電池寿命を推定する。
【選択図】図6
【解決手段】無線端末は、アクセスポイントに向けて、無線端末のアドレス(送信元アドレス)、累計送信時間情報、累計受信時間情報、電池電圧情報を付加したパケットを定期的に送信する。アクセスポイントが当該パケットを受信した際、当該パケットから無線端末のアドレス、累計送信時間情報、累計受信時間情報、電池電圧情報を読み取り、監視装置に通知する。監視装置では、それら通知された情報と予め監視装置内に記録されている各無線端末固有情報(無線端末に付帯される電池種別やセンサ種別等)に基づき、その無線端末における電池寿命を推定する。
【選択図】図6
Description
本発明は、無線ネットワークシステム、および、その無線端末、監視装置に係り、複数の無線端末、アクセスポイント、監視装置から構成され、無線端末からアクセスポイントにマルチホップ伝送により情報を伝えるシステムであって、特に、各無線端末が電池駆動の場合に好適な無線ネットワークシステム、および、その無線端末、監視装置に関する。
マルチホップ通信は、無線端末同士が直接通信するだけでなく、他の無線端末を経由して情報を中継することが可能な通信形態である。マルチホップ無線ネットワークを構築することにより、端末の近くに基地局やアクセスポイントがなくても通信をおこなえるようになり、低廉な端末であっても広範囲な通信エリア持つことができる。
このマルチホップ無線ネットワークの一つであるメッシュ型無線ネットワークは、複数のルーティングパスを持つことが可能であるため、無線端末の障害や電波伝搬環境の変化により一つのルーティングパスに障害が発生した場合においても他のルーティングパスでパケットをルーティングさせることにより、正常なパケット伝送が可能になる。その結果として、ネットワークシステムの高い信頼性を確保することができる。
メッシュ型無線ネットワークの標準化された規格としては、例えば、ZigBee(登録商標)がある。ZigBeeは、通信速度が低速であり、転送距離が短いが、安価で消費電力が少ないという特徴を持つ。ZigBee端末は、乾電池程度の電力で100日〜数年間稼動し、電源も含めて完全に無配線でネットワークを構築することができ、セキュリティ監視用、プラント監視などの産業用途、家電ネットワークなどの民生用途に広く応用が期待されている。
上記のZigBeeのように、メッシュ型無線ネットワークの構成要素である各無線端末は、システムの構築を安価にし、無線ネットワークの柔軟性を活かすという観点から、電池駆動であることが多い。一般的にアクセスポイントに近い無線端末ほど、他の無線端末よりパケットの中継回数が増えることにより、より電力消費が大きくなることが知られている。このことは、各無線端末が同じ電池容量の電池を用いている場合は、アクセスポイントに近い無線端末ほど電池寿命が短いことを意味する。また、ルーティングパスの一部の回線状態が良好でない場合、特定の端末に多数の再送が発生し、結果として電池寿命を著しく消耗する。さらに、各無線端末は、無線端末に付帯したセンサ種別やセンシング周期、電池種別により単位時間当たりの消費電力が異なる。このようにメッシュ型無線ネットワーク内の各無線端末の電池寿命は、無線端末の設置位置や回線状況、無線端末に付帯される電池種別やセンサ種別により、電池寿命が大きく異なる。
各無線端末がアクセスポイントに向かってパケットを送信する際に、パケットに当該無線端末の電池電圧情報が付加することにより、監視制御装置はパケットから電池電圧情報を読込み、各無線端末の電池電圧を画面(GUI:Graphical User Interface)上に表示することにより、ユーザに電池の交換時期を知らせるシステムが提案されている。
また、マルチホップ無線ネットワークの経路設定をおこなうシステムとして、例えば、特許文献1には、各無線制御局の通信チャネルの使用状態に応じて通信経路を設定できるマルチホップ通信システムが記載されている。また、例えば、特許文献2には、経路を設定する際に端末の残余電力を考慮し、残余電力の多い端末を優先的に中継する経路を構築できる無線通信システムが記載されている。
上記従来技術では、無線端末を管理する集中管理サーバなどで、無線端末から電池電圧の送信されてくるので、電池電圧が低下した電池が切れる間際の無線端末を把握することができる。
しかしながら、電池電圧は、電池が完全に切れる間際になって急速に消耗するため、予め電池がなくなる前に取り換えるのは困難である。また、無線端末の設置位置や無線端末に付帯される電池種別やセンサ種別により電池寿命が大きく異なるので、現時刻の電池電圧だけでは、電池寿命を精度良く推定することは困難であり、電池交換時期が間に合わなかったり、反対に電池交換時期が早すぎたりするという問題点があった。
さらに、メッシュネットワークの無線端末の電池の管理については、ネットワーク上の配置に影響されるので、特に、留意する必要がある。
以下、それを、図12を用いて説明する。
図12は、メッシュネットワークを模式的に説明した図である。
図12は、メッシュネットワークを模式的に説明した図である。
ここで、各ノードn1,n2,n3,…がアクセスポイントa0に向かってマルチホップ通信をおこなうネットワークを考える。各ノードは、通常、無線端末である。
この配置では、アクセスポイントに近いノードn3は、他のノードn1,n2…のパケットの中継回数が大きくなる。ノードn1,n2は、パケットの中継回数が少ないので、電池寿命が長くなる傾向があるが、ノードn3は、パケットの中継回数が多くなるため電力消費も大きくなり、電池寿命が短くなる。特に、ノードn3が、ダウンした場合には、他のノードの情報がアクセスポイントに中継できなくなるため、影響が大きい。このように、特定のノードについて、電池寿命が尽きてしまい、ネットワーク自体が動作できる寿命が短くなるという問題点があった。
また,ネットワークの全体において地理的に観測データ発生量が異なるセンサネットワークでは,パケット中継の地理的偏りが生じ,各ノードの電力消費が偏るという問題も生じる。
このように、特に、アクセスポイントに近い無線端末では、通信トラフィックが大きくなりがちであり、そのような無線端末がダウンするとシステム全体の無線端末の情報の中継ができなくなるので早急に対処する必要がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、電池で動作する無線端末をノードとするネットワークシステムにおいて、電池寿命を効率よく推測し、無線端末の電池の保守効率をよくして、電池切れによるシステムダウンを防ぐことのできる無線ネットワークシステムを提供することにある。
本発明の無線ネットワークシステムでは、無線端末と、アクセスポイントが無線により通信するシステムにおいて、無線端末は、アクセスポイントに向けて、無線端末のアドレス(送信元アドレス)、累計送信時間情報、累計受信時間情報、電池電圧情報を付加したパケットを定期的に送信する。
アクセスポイントが当該パケットを受信した際、当該パケットから無線端末のアドレス、累計送信時間情報、累計受信時間情報、電池電圧情報を読み取り、監視装置に通知する。
監視装置は、無線端末のアドレス、累計送信時間情報、累計受信時間情報、電池電圧情報と予め監視装置内に記録されている各無線端末固有情報(無線端末に付帯される電池種別やセンサ種別等)を基に、電池寿命を精度よく推定することが可能である。
その結果、電池交換時期が間に合わなかったり、反対に電池交換時期が早すぎたりすることを防ぎ、ユーザーは無線端末の保守点検作業を効率よくおこなうことが可能となる。さらに、監視装置は、電池寿命の推定結果により、電池寿命が早期に訪れると判断した無線端末を中継するルーティングパス制限することにより、中継による電池の消費を防ぐことが可能になる。
本発明によれば、電池で動作する無線端末をノードとするネットワークシステムにおいて、電池寿命を効率よく推測し、無線端末の電池の保守効率をよくして、電池切れによるシステムダウンを防ぐことのできる無線ネットワークシステムを提供することを提供することができる。
以下、本発明に係る各実施形態を、図1ないし図11を用いて説明する。
〔実施形態1〕
以下、本発明に係る第一の実施形態を、図1ないし図6を用いて説明する。
以下、本発明に係る第一の実施形態を、図1ないし図6を用いて説明する。
先ず、図1および図2を用いて本発明の第一の実施形態に係る無線ネットワークシステムのシステム構成について説明する。
図1は、第一の実施形態に係る無線ネットワークシステムのシステム構成図である。
図2は、無線端末からアクセスポイントにパケットを送信するときのパケットの流れの一例を示す図である。
図1は、第一の実施形態に係る無線ネットワークシステムのシステム構成図である。
図2は、無線端末からアクセスポイントにパケットを送信するときのパケットの流れの一例を示す図である。
本実施形態の一台以上、通常、複数台の無線端末100、アクセスポイント200、監視装置300から構成されている。
無線端末100は、他の無線端末100およびアクセスポイント200と相互に通信することが可能である。各無線端末は、他の無線端末から受け取った通信を中継する機能を有する。そして、本実施形態では、各無線端末100は、電池を内蔵しており、電池駆動であるが前提である。この無線端末100は、ZigBeeでいうところのZR(ZigBee Router)がこれに該当する。
アクセスポイント200は、ネットワーク内に通常一台存在し、ネットワークの制御をおこなう通信装置であり、無線端末100から情報を集積する通信装置である。このアクセスポイント200は、ZigBeeでいうところのZC(ZigBee Coordinator)がこれに該当する。
監視装置300は、アクセスポイント200で集積された情報に基づき、ネットワークシステム全体を管理する装置である。特に、本実施形態の場合には、各無線端末100の電池の管理が問題となる。監視装置300は、アクセスポイント200と有線ケーブルまたは無線で接続されており、無線端末100を遠隔監視することが可能である。監視装置300は、専用の装置でもよいし、通常のPC(パーソナルコンピュータ)でもよい。
無線通信のプロトコルは、特に、限定されないが、例えば、物理層、MAC層では、IEEE802.15.4が用いられる。
次に、図2を用いて無線端末100のマルチホッピング通信について説明する。
ここで、無線端末♯1が、パケットをアクセスポイント200に送信するものとする。各無線端末100は、中継機能を有するので、無線端末と♯1アクセスポイント200が直接通信をおこなえる距離ではない場合であっても、他の無線端末を中継する(マルチホッピング)ことにより、無線端末から送信したパケットをアクセスポイント200まで送信することが可能である。図2の場合には、無線端末#1が送信したパケットは、無線端末#2、無線端末#3、無線端末#4を中継することにより、アクセスポイント200まで伝達されていることを示している。
次に、図3ないし図5を用いて本発明の第一の実施形態に係る無線通信システムの各部の構成について説明する。
先ず、図3を用いて無線端末100の構成を説明する。
図3は、本発明の第一の実施形態に係る無線通信システムの無線端末100の構成図である。
図3は、本発明の第一の実施形態に係る無線通信システムの無線端末100の構成図である。
無線端末100は、図3に示されるように、制御部101、受信部102、送信部103、記録部104、カウンタ105、電池電圧測定部106、電池110から構成される。
制御部101は、無線端末100の各部、すなわち、制御部101、受信部102、送信部103、記録部104、カウンタ105、電池電圧測定部106を制御する。
受信部102は、他無線端末100やアクセスポイント200が送信したパケットを受信する。その際、受信パケットが当該無線端末宛の場合は記録部104に保存する。受信パケットが、他無線端末宛やアクセスポイント宛の場合は送信部103に通知する。
送信部103は、受信部102が受信した他無線端末宛パケットやアクセスポイント向けパケットを再送信する機能を有する。各無線端末100がこの機能を有することにより、無線端末100とアクセスクポイント200が直接通信をおこなえる距離ではない場合においても、他の無線端末を中継する(マルチホッピング)ことにより、無線端末100から送信したパケットをアクセスポイント200まで送信することが可能になる。
また、送信部103は、定期的にアクセスポイント200に向けてパケットを送信する。当該パケットには累計送信時間情報、累計受信時間情報、電池電圧情報が付加されているものとする。送信パケットのフォーマットは、後に図6を用いて説明する。
カウンタ105は、累計送信時間と累計受信時間をカウントする。カウントされた情報は、それぞれ累計送信時間情報と累計受信時間情報として記録部104に保存される。
電池電圧測定部106は、内蔵されている電池の電池電圧を測定する。測定結果は、電池電圧情報として記録部104に保存される。
電池は当該無線端末100の駆動用電源である。電池は、例えば、アルカリマンガン乾電池やリチウムイオン電池などだけではなく、太陽電池、もしくは太陽電池と充電可能な電池の組み合わせなど、無線端末の駆動することができれば、どんなものでもよいものとする。
記録部104は、累計送信時間情報、累計受信時間情報、電池電圧情報を記録し、受信部102が受信したパケットを他無線端末100に送信するために一時的にパケットを保存するためのメモリである。
次に、図4を用いてアクセスポイント200の構成について説明する。
図4は、本発明の第一の実施形態に係る無線通信システムのアクセスポイント200の構成図である。
図4は、本発明の第一の実施形態に係る無線通信システムのアクセスポイント200の構成図である。
アクセスポイント200は、図4に示されるように、制御部201、受信部202、送信部203、監視装置インタフェース部204から構成される。
制御部201は、アクセスポイント200の各部、すなわち、受信部202、送信部203、監視装置インタフェース部204を制御する。
受信部202は、無線端末100や他アクセスポイント200が送信したパケットを受信する。その際、受信パケットが当該アクセスポイント向けの場合は、必要な上を読み込んだ後、監視装置インタフェース部204を介して監視部300に通知する。
送信装置203は、無線端末100や他アクセスポイント200にパケットを送信する。なお、このアクセスポイント200が無線端末100からパケットを受信するだけの機能のみのときには、この送信装置203は、必須ではないが、アクセスポイント200自身に中継機能を実装するときには、この送信装置203が、必須となる。
監視装置インタフェース部204は、受信部202により受信したパケットを監視装置まで伝達するためのインタフェースを司る部分である。
次に、図5を用いて監視装置300の構成について説明する。
図5は、本発明の第一の実施形態に係る無線通信システムの監視装置300の構成図である。
図5は、本発明の第一の実施形態に係る無線通信システムの監視装置300の構成図である。
監視装置300は、制御部301、アクセスポイントインタフェース部302、記録部303、電池寿命算出部304、表示部305、外部表示インタフェース部306から構成される。
制御部は、監視装置300の各部、すなわち、制御部301、アクセスポイントインタフェース部302、記録部303、電池寿命算出部304、表示部305、外部表示インタフェース部306を制御する。
アクセスポイントインタフェース部302は、ネットワークにより接続されたアクセスポイント200とのインタフェースを司り、アクセスポイント200が受信したパケットを伝達させる。
記録部303は、各無線端末固有情報(電池の種別等)、および、各無線端末から送信されたパケットに付加される累計送信時間情報、累計受信時間情報、電池電圧情報を記録する(後述)。
電池寿命算出部304は、記録部303に記録されている各無線端末固有情報、累計送信時間情報、累計受信時間情報、電池電圧情報から各無線端末の電池寿命を推定し、算出する機能を有する。
表示部305は、電池寿命算出部304により算出した推定電池寿命を表示する機能を有する。ここで表示部305は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)やLED(Light Emitting Diode)である。また、このような視覚による表示だけではなく、例えば、音による電池寿命の表示でもよいものとする。さらに、監視装置300は外部表示インタフェース部306を有し、外部表示インタフェース部306を介して外部表示装置と接続し、推定電池寿命を表示してもよい。
なお、本実施形態では、アクセスポイント200と監視装置300を別の装置として記述したが、一つの統合された装置であってもよい。
次に、図6を用いて無線端末100から発信される送信パケットのフォーマットを説明する。
図6は、本発明の第一の実施形態に係る無線通信システムの無線端末100から発信される送信パケットのフォーマットを示す図である。
図6は、本発明の第一の実施形態に係る無線通信システムの無線端末100から発信される送信パケットのフォーマットを示す図である。
各無線端末100は、定期的に図6に示されるパケットをアクセスポイント200に向けて送信するものとする。
パケットは、大別してヘッダ部とペイロード部から構成される。さらに、ヘッダ部は、宛先アドレスを記述する領域、送信元アドレスを記述する領域、累計送信時間を記述する領域、累計受信時間を記述する領域、電池電圧情報を記述する領域から構成される。ペイロード部は、センシングデータが記述されている。
パケットに記述された宛先アドレスは、当該パケットの送信先であるアクセスポイント200のアドレスを示している。
パケットに記述された送信元アドレスは、当該パケットの送信元である無線端末のアドレスを示しいる。
パケットに記述された送信時間累計情報は、当該パケットの送信元である無線端末の累計送信時間を示している。
パケットに記述された累計受信時間情報は、当該パケットの送信元である無線端末の累計受信時間を示している。
パケットに記述された電池電圧情報は、当該パケットの電池電圧を示している。
各無線端末100はパケットを中継する機能を有するが、パケットを中継する場合はパケットをそのまま中継するものとする。
次に、電池寿命の推定について説明する。
電池寿命の推定は、図1に示されるように、無線端末100からアクセスポイント200を経由して、監視装置300に図6に示されたパケットが送られ、パケットのペイロードの情報に基づき、電池寿命算出部304が、以下の表1の要素から算出する。
電池種別情報とは、電池の特性を記述した情報である。電池の特性とは、公称電圧、放電特性、電池容量、使用温度範囲等を意味する。
センサ種別情報とは、センサの特性を記述した情報である。センサの特性とは、定格入力電圧、定格消費電力、使用温度範囲等を意味する
監視装置300は、各端末から通知される無線端末のアドレス、累計送信時間情報、累計受信時間情報、電池電圧情報を、いったん、監視装置内の記憶部303に保存する。
監視装置300は、各端末から通知される無線端末のアドレス、累計送信時間情報、累計受信時間情報、電池電圧情報を、いったん、監視装置内の記憶部303に保存する。
そして、監視装置300の記録部303に保存されている無線端末のアドレス、累計送信時間情報、累計受信時間情報、電池電圧情報、電池種別情報やセンサ種別情報等に基づき電池寿命算出部304にて電池寿命を推定する。
ここで、累計送信時間情報、累計受信時間情報、電池電圧情報は、各無線端末100から定期的に通知される情報であり、無線端末のアドレス、電池種別情報やセンサ種別情報等は予めユーザが登録しておく情報である。
これらの情報は、無線端末100ごとに記録部104にて保存されている。
電池寿命の推定は、例えば、以下の(式1)のように、電池電圧が一定のしきい値より大きいときには、電池使用時間から累計送信時間と、累計受信時間とを考慮し、残りの電池寿命を定数から一次式で近似したものを用いることができる。
ただし、これ以外のより精密な電池寿命の推定式を用いてもよい。
以下、本発明に係る第二の実施形態を、図7を用いて説明する。
図7は、本発明の第二の実施形態に係る無線通信システムの無線端末100から発信される送信パケットのフォーマットを示す図である。
本実施形態では、第一の実施形態のパケットにより送信される情報を変えたものであり、システム構成、各装置の構成は、同様である。
第一の実施形態では、無線端末において送信時の消費電力と受信時の消費電力に大きな差がある場合を想定し、累計送信時間情報と、累計受信時間情報を別々にパケットにより送信した。しかしながら、送信電力が低出力の場合、送信時の消費電力と受信時の消費電力に、ほとんど差異がない場合もある。その場合は、累計送信時間と累計受信時間を分けて監視装置300に通知する必要は無く、図7(a)に示されように、累計送信時間と累計受信時間の総和と電池電圧をパケットへ付加しアクセスポイント200へ送信すればよい。累計送信時間と累計受信時間の総和情報とは、当該無線端末の累計送信時間と累計受信時間の総和を示す情報である。
さらに、累計送信時間と累計受信時間の総和が無線端末100の駆動時間と同じ場合は、図7(b)に示されるように、駆動動作時間の総和と、電池電圧をパケットへ付加すればよい。総駆動時間情報とは、当該無線端末の累計駆動時間の総和を示す情報である。
第一の実施形態と同様に、本実施形態でも、各無線端末100は、定期的に図7に示すパケットをアクセスポイント200に向けて送信する。
〔実施形態3〕
以下、本発明に係る第三の実施形態を、図8ないし図10を用いて説明する。
図8は、本発明の第三の実施形態に係る無線通信システムの無線端末100の構成図である。
図9は、本発明の第三の実施形態に係る無線通信システムの監視装置300の構成図である。
図10は、本発明の第一の実施形態に係る無線通信システムの無線端末100から発信される送信パケットのフォーマットを示す図である。
以下、本発明に係る第三の実施形態を、図8ないし図10を用いて説明する。
図8は、本発明の第三の実施形態に係る無線通信システムの無線端末100の構成図である。
図9は、本発明の第三の実施形態に係る無線通信システムの監視装置300の構成図である。
図10は、本発明の第一の実施形態に係る無線通信システムの無線端末100から発信される送信パケットのフォーマットを示す図である。
第一の実施形態では、各無線端末100がアクセスポイント200(監視装置300)に累計送信時間、累計受信時間、電池電圧情報を送信し、監視装置300はそれらの情報と記録部303に記述されている各無線端末固有の情報(センサの種別や電池種別)により、監視部300内の電池寿命算出部304により当該無線端末100の電池寿命を推定するものであった。
本実施形態は、図8に示されるように、各無線端末100内に記録部104に、累計送信時間、累計受信時間、電池電圧情報、本無線端末の固有の情報(センサの種別や電池種別)を格納しておき、電池寿命算出部107により、電池寿命を推定する。そして、推定された推定電池寿命情報を付加した図10に示されるパケットをアクセスポイント200に送信するものである。監視装置300は、推定電池寿命情報を読み込み、表示部305に推定電池寿命を表示する。本実施形態の監視装置100は、図9に示されるように、電池寿命推定部304は不要になる。
〔実施形態4〕
以下、本発明に係る第四の実施形態を、図11を用いて説明する。
図11は、監視装置300が、無線装置100からのパケットの流れを制御する例を示す図である。
以下、本発明に係る第四の実施形態を、図11を用いて説明する。
図11は、監視装置300が、無線装置100からのパケットの流れを制御する例を示す図である。
上記の第一ないし第三の実施形態により、監視装置300は、各無線端末100の電池寿命を推定する。電池寿命の推定結果から、電池寿命が早期に訪れると判断された無線端末は、図11に示されるように、その無線端末を中継するルーティングパス制限することにより、中継による電池の消費を防ぐことができる。
100…無線端末、101…制御部、102…受信部、103…送信部、104…記録部、105…カウンタ、106…電池電圧測定部、107…電池寿命算出部、110…電池。
200…アクセスポイント、201…制御部、202…受信部、203…送信部、204…監視装置インタフェース部。
300…監視装置は、301…制御部、302…アクセスポイントインタフェース部、303…記録部、304…電池寿命算出部、305…表示部、306…外部表示インタフェース部。
Claims (7)
- 一つ以上の無線端末と、アクセスポイントと、前記アクセスポイントに接続され前記各無線端末の状態を監視する監視装置とにより構成される無線ネットワークシステムにおいて、
前記無線端末は、電池で駆動され、
前記無線端末から発信されたパケットは、他の無線端末を中継して定期的に前記アクセスポイントに送信され、
前記パケットは、送信元アドレスと、電池電圧情報と、パケットの累計送信時間情報と、パケットの累計受信時間情報とを含み、
前記監視装置は、前記パケットに含まれる前記送信元アドレスと、前記電池電圧情報と、パケットの累計送信時間情報と、パケットの累計受信時間情報とに基づき、前記送信元アドレスを有する無線端末の電池寿命を推定することを特徴とする無線ネットワークシステム。 - アクセスポイントに無線により接続され、他の無線端末からのパケットを中継する無線端末において、
電池で駆動され、
前記電池の電池電圧を測定する手段と、
パケットの累計送信時間を測定する手段と、
パケットの累計受信時間を測定する手段とを備え、
自分のアドレスと、前記電池の電池電圧を測定する手段により測定された電池電圧情報と、前記パケットの累計送信時間を測定する手段により測定されたパケットの累計送信時間情報と、前記パケットの累計受信時間を測定する手段により測定されたパケットの累計受信時間情報を含んだパケットを送信することを特徴とする無線端末。 - 一つ以上の電池で駆動される無線端末と、アクセスポイントとにより構成される無線ネットワークシステムの各無線端末の状態を監視する監視装置において、
前記アクセスポイントに接続され、
前記無線端末からのパケットに含まれる送信元アドレスと、電池電圧情報と、パケットの累計送信時間情報と、パケットの累計受信時間情報を受け取り、
前記パケットに含まれる前記送信元アドレスと、前記監視装置電池電圧情報と、パケットの累計送信時間情報と、パケットの累計受信時間情報と前記送信元アドレスを有する無線端末の固有情報とに基づき、前記送信元アドレスを有する無線端末の電池寿命を推定することを特徴とする監視装置。 - アクセスポイントに無線により接続され、他の無線端末からのパケットを中継する無線端末において、
電池で駆動され、
前記電池の電池電圧を測定する手段と、
パケットの累計送信時間と累計受信時間との総和を測定する手段とを備え、
自分のアドレスと、前記電池の電池電圧を測定する手段により測定された電池電圧情報と、前記パケットの累計送信時間と累計受信時間との総和を測定する手段により測定されたパケットの累計送信時間情報と累計受信時間との総和情報とを含んだパケットを送信することを特徴とする無線端末。 - アクセスポイントに無線により接続され、他の無線端末からのパケットを中継する無線端末において、
電池で駆動され、
前記電池の電池電圧を測定する手段と、
駆動時間を測定する手段とを備え、
自分のアドレスと、前記電池の電池電圧を測定する手段により測定された電池電圧情報と、前記駆動時間を測定する手段により測定された駆動時間情報とを含んだパケットを送信することを特徴とする無線端末。 - アクセスポイントに無線により接続され、他の無線端末からのパケットを中継する無線端末において、
電池で駆動され、
前記電池の電池電圧を測定する手段と、
パケットの累計送信時間を測定する手段と、
パケットの累計受信時間を測定する手段と、
端末固有仕様の情報を記録する記録部と、
電池寿命算出部とを備え、
前記電池の電池電圧を測定する手段により測定された電池電圧情報と、前記パケットの累計送信時間を測定する手段により測定されたパケットの累計送信時間情報と、前記パケットの累計受信時間を測定する手段により測定されたパケットの累計受信時間情報と、前記記録部に記録された端末固有仕様の情報とに基づき、前記電池寿命算出部が電池寿命を推定し、自分のアドレスと推定された推定電池寿命情報とを含んだパケットを送信することを特徴とする無線端末。 - 前記監視装置は、各無線端末の推定された電池寿命に基づき、電池寿命の短い無線端末をルーティングしないように制御することを特徴とする請求項1記載の無線通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008061133A JP2009218904A (ja) | 2008-03-11 | 2008-03-11 | 無線ネットワークシステム、および、その無線端末、監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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ID=41190334
Family Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
2008
- 2008-03-11 JP JP2008061133A patent/JP2009218904A/ja active Pending
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