JP2009218847A - 通信回路及びこれを備えた視覚再生補助装置 - Google Patents

通信回路及びこれを備えた視覚再生補助装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2009218847A
JP2009218847A JP2008060334A JP2008060334A JP2009218847A JP 2009218847 A JP2009218847 A JP 2009218847A JP 2008060334 A JP2008060334 A JP 2008060334A JP 2008060334 A JP2008060334 A JP 2008060334A JP 2009218847 A JP2009218847 A JP 2009218847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
transmission
signal
harmonic
power
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008060334A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5179228B2 (ja
Inventor
Eiji Yonezawa
栄二 米澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nidek Co Ltd
Original Assignee
Nidek Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nidek Co Ltd filed Critical Nidek Co Ltd
Priority to JP2008060334A priority Critical patent/JP5179228B2/ja
Publication of JP2009218847A publication Critical patent/JP2009218847A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5179228B2 publication Critical patent/JP5179228B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Landscapes

  • Near-Field Transmission Systems (AREA)

Abstract

【課題】 低消費電力駆動の通信回路の提供すること。
【解決手段】 電力を交流信号にて送信する電力送信ユニットを備える送信回路と,前記交流信号を受信する受信ユニットと該受信ユニットにて受信した前記交流信号を整流して直流電力を生成する整流手段とを持つ受信回路と、を備え、一方向又は双方向に所定の制御信号を送るための通信回路において、前記送信回路及び前記受信回路の少なくとも一方の回路には前記交流信号が前記整流手段にて整流される際に発生する前記交流信号の高調波を抽出する高調波抽出手段が備えられ、さらに前記送信回路及び前記受信回路の少なくとも一方の回路には前記抽出される高調波を変調するための変調手段が、備えられ、該変調手段により変調された前記高調波を前記所定の制御信号として用いること。
【選択図】 図3

Description

本発明は電力及び情報を通信する通信信回路及び患者の視覚の一部又は全部を再生する視覚再生補助装置に関する。
従来、送信回路と受信回路を用いて、電力及び受信回路側で用いる制御信号等の情報を通信する技術が様々な分野で利用されている(例えば、特許文献1)。また、近年、RFID(Radio Frequency Identification)技術を用いて、非接触状態で、受信装置、送信装置の間で、電力伝送及び情報通信をするものが知られている(例えば、特許文献2参照)。このような装置は、無線ICタグとも呼ばれ、応用範囲が広い。このような装置では、コイルを介して(コイルリンクにて)送信側(装置本体)と受信側(ICタグ側)とが相互に通信することで、適正に情報がやりとりされているかを確認したり、電力伝送が行われる。
また、近年、失明治療方法の一つとして、電極を有する装置を眼球等の体内に埋植し、視覚を形成する細胞を電極からの電気刺激パルスにより刺激して、失われた視覚機能の一部を代行させる視覚再生補助装置の研究がされている。このような視覚再生補助装置は、体内に設置する体内装置を有し、この体内装置には網膜を構成する細胞を電気刺激するための電極と、それを制御する集積回路からなる制御部とが設けられており、コイルリンクを用いて必要な電力を外部(体外)から得たり、外部と情報を送受信することが可能な装置が知られている(特許文献3参照)。
特開平4−266628号公報 特開2000−137779号公報 特開2004−298298号公報
特許文献1に開示されるようにあ通信回路では、電力及び情報を交流信号とし、送信回路側から受信回路側へと送信し、受信回路側で電力及び情報を抽出する。このような装置では、電力等の伝送効率が高いことが望まれている。
また、特許文献2に開示されるような無線ICタグでは、負荷変調通信方式で電力伝送及び通信を行っている。しかしながら、負荷変調方式には、以下に示すように送信電力や受信電力の損失が生じるという問題がある。通信において、負荷変調を行うと本来の負荷(装置の駆動、制御に必要な負荷等)以外に電力を消費させることとなり、通信のために負荷を掛ける分だけ、装置に電力等の損失が生じる。また、負荷変調時には電力の伝送ができないため、送信回路側は受信回路が本来必要な電力に対して、損失分を考慮した大きめの電力を送信しなければならない。
また、特許文献3に示すような視覚再生補助装置では、上述した技術を用いて外部から電力を供給することができるものの、供給された電力を体内装置側にて、できるだけ損失を少なくし、効率よく消費することが望まれている。
上記従来技術の問題点に鑑み、低消費電力駆動の通信回路の提供、さらにはこのような通信回路を有した視覚再生補助装置を提供することを技術課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような構成を備えることを特徴とする。
(1) 電力を交流信号にて送信する電力送信ユニットを備える送信回路と,前記交流信号を受信する受信ユニットと該受信ユニットにて受信した前記交流信号を整流して直流電力を生成する整流手段とを持つ受信回路と、を備え、一方向又は双方向に所定の制御信号を送るための通信回路において、前記送信回路及び前記受信回路の少なくとも一方の回路には前記交流信号が前記整流手段にて整流される際に発生する前記交流信号の高調波を抽出する高調波抽出手段が備えられ、さらに前記送信回路及び前記受信回路の少なくとも一方の回路には前記抽出される高調波を変調するための変調手段が、備えられ、該変調手段により変調された前記高調波を前記所定の制御信号として用いることを特徴とする。
(2) 電力を交流信号にて送信する電力送信ユニットと,前記交流信号に変調を掛けて情報を重畳する変調手段とを備える第1送受信回路と,該交流信号を受信する受信ユニットと該受信ユニットにて受信した前記交流信号を整流して直流電力を生成する整流手段とを備える第2送受信回路とで互いに信号を送受信する通信回路において、
前記第2送受信回路は,前記交流信号が前記整流手段にて整流される際に発生する前記交流信号の高調波を抽出する第2の高調波抽出手段と,該第2の高調波抽出手段にて抽出された高調波から前記第2送受信回路側で利用される情報を取得する第2制御手段と,前記第2の高調波抽出手段にて抽出された高調波又は前記交流信号のいずれかに変調を掛け,前記第1送受信回路で利用される情報を生成する第2変調手段と,を有し、前記第1送受信回路は、前記第2変調手段にて変調された高調波又は交流信号を抽出する抽出手段と,該抽出手段にて抽出された高調波又は交流信号から前記第1送受信回路で利用される情報を取得する第1制御手段と,を有することを特徴とする。
(3) (2)の通信回路において、前記第2送受信回路の第2変調手段は,前記第2の高調波抽出手段にて抽出された高調波の振幅又は位相のいずれかに変調を掛ける高調波変調手段であり,前記第2送受信回路の抽出手段は,前記高調波を抽出する第2の高調波抽出手段であることを特徴とする。
(4) (1)〜(3)のいずれかの通信回路において、前記送信回路又は前記第1送受信回路は1次コイルを備え,前記受信回路又は前記第2送受信回路は2次コイルを備え、前記通信回路は前記1次コイルと前記2次コイルを利用したコイルリンクにて通信を行うことを特徴とする。
(5) (1)〜(4)のいずれかの通信回路において、前記送信回路又は第1送受信回路から送信される前記交流信号の変調方式は前記受信回路又は前記第2送受信回路にて用いられる電力を搬送波とし該搬送波に前記受信回路又は前記第2送受信回路で用いるための情報を重畳させる振幅変調であることを特徴とする。
(6) (1)〜(5)のいずれかの通信回路において、前記高調波抽出手段及び前記第1の高調波抽出手段及び第2の高調波抽出手段にて抽出される高調波は前記交流信号の第3高調波であることを特徴とする。
(7) (2)〜(6)のいずれかの通信回路において、前記高調波変調手段は前記高調波への負荷を変化させるために,前記第2送受信回路の第2高調波抽出手段に接続され,負荷抵抗を略接地させるスイッチ手段を有することを特徴とする。
(8) (2)〜(7)のいずれかの通信回路において、前記高調波抽出手段及び前記第1の高調波抽出手段及び第2の高調波抽出手段は,前記高調波の信号レベルの変化を2値化する2値化回路を備えることを特徴とする。
(9) 患者の視覚を形成する視覚神経系を構成する細胞又は組織を電気刺激するために用いられる電力を交流信号にて送信する電力送信ユニットを備える送信回路を持つ体外装置と、前記電力送信ユニットから送信される前記電力を受信する受信ユニットと該受信ユニットにて受信した前記交流信号を整流して直流電力を生成する整流手段とを持つ受信回路と,該受信ユニットよって受信された前記電力又は直流電力を受け取り電気刺激パルス信号として複数の電極から出力する刺激部と、を有する体内装置と、を備える視覚再生補助装置であって,前記送信回路と前記受信回路にて一方向又は双方向に所定の制御信号を送るための通信回路が備えられた視覚再生補助装置において、前記送信回路及び前記受信回路の少なくとも一方の回路には前記交流信号が前記整流手段にて整流される際に発生する前記交流信号の高調波を抽出する高調波抽出手段が備えられ、さらに前記送信回路及び前記受信回路の少なくとも一方の回路には前記抽出される高調波を変調するための変調手段が、備えられ、該変調手段により変調された前記高調波を前記所定の制御信号として用いることを特徴とする。
本発明によれば、通信回路の消費電力を抑えられる。さらには、視覚再生補助装置の消費電力を抑えられる。
本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。なお、本発明通信回路を用いる一つの実施形態として、視覚再生補助装置を例に挙げ、以下に説明する。図1は視覚再生補助装置の外観を示した概略図、図2は実施の形態で使用する視覚再生補助装置における体内装置を示す図、図3は本実施形態の負荷変調通信回路の回路構成図である。
視覚再生補助装置1は、図1及び図2に示すように、外界を撮影するための体外装置10と網膜を構成する細胞に電気刺激を与え、視覚の再生を促す体内装置20とからなる。体外装置10は、患者が掛けるバイザー11と、バイザー11に取り付けられるCCDカメラ等からなる撮影装置12と、外部デバイス13、送信手段(送受信手段)である1次コイル14等にて構成されている。
外部デバイス13には、CPU等の演算処理回路を有するデータ変調手段13a、視覚再生補助装置1(体外装置10及び体内装置20)の電力供給を行うためのバッテリー13bが設けられている。変調手段13aは、撮影装置12にて撮影した像を取得して画像処理し、視覚を再生するための電気刺激パルス用データを生成する処理を行う。また、変調手段13aは、体外高調波抽出回路(第1の高調波抽出手段)80と接続されており、電気刺激パルス用データ及び後述する体内装置20を駆動させるための電力を電磁波とし、体外高調波抽出回路80と接続される1次コイル14を介して体内装置20側に伝送(無線送信)する。ここで、変調手段13aは、電力を搬送波(キャリア)とし、搬送波に対して制御信号である電気刺激パルス用データ等の情報を振幅変調にて重畳する(この信号を駆動信号と定義する)。従って、1次コイル14から伝送される交流信号である電磁波は周波数一定で振幅が電気刺激パルス用データの信号レベルに応じて変動する電磁波とされる。また、1次コイル14の中心には図示なき磁石が取り付けられている。磁石は後述する送受信手段(2次コイル)31との位置固定に使用される。
眼鏡形状をしたバイザー11の前面には撮影装置12が取り付けられ、患者の眼前に装着して使用される。
図2に示す体内装置20は、大別して体外装置10から送信される電気刺激パルス信号用データ及び電力を電磁波により受け取るための受信部30と、患者の視覚を形成する視覚神経系を構成する組織である網膜を構成する細胞を電気刺激するための刺激部40により構成される。なお、受信部30は外部(体外装置10)からの駆動信号(体内装置20で利用される情報を含む)を受け取る役目を有すると共に、体内装置20側から体外装置10側に所定の情報(後述する動作信号)を送信するための送信部としての役目も持つ。受信部30には、体外装置10からの電磁波を受信したり、体外装置10へと体内装置20の情報を送信したりする送受信手段である2次コイル31、制御回路32、体内高調波抽出回路(第2の高調波抽出手段)60を含む体外送受信回路300bを備える制御部100が設けられている。制御回路32は、後述する体内高調波抽出回路60にて得られた電気刺激パルス用データと電力を基に視覚を得るための電気刺激パルス信号及びこの信号に対応する電極を指定する電極指定信号を生成し、刺激部40へ送信する制御手段としての役割を有している。
これら2次コイル31や制御部100は、基板33上に形成されている。なお、受信部30には1次コイル14を位置固定させるための図示なき磁石が設けられている。また、対向電極34は制御部100と接続され、基板33から離れた位置に配置できる構成とされる。
また、刺激部40には、電気刺激パルス信号を出力する複数の電極41、刺激制御回路42が作りこまれた刺激制御部200が設けられている。刺激制御部200は、制御部100から送られてきた電極指定信号に基づいて、対応する電気刺激パルス信号を電極41の各々へ振り分ける制御手段としての役目を果たす。電極41は基板43上に形成され、刺激制御回路42は基板43にフリップチップ実装されている。基板43上に電極41が配置され、さらにリード線43aにて刺激制御回路42(刺激制御部200)と電気的に接続されている。
また、受信部30と刺激部40とはチューブに収められた複数のワイヤー50によって電気的に接続されまた、図示は略すが、このような体内装置20は、電極41と対向電極34の先端以外の構成部分の全てに生体適合性の高いコーティング層が形成されている。
刺激制御部200は、各半導体素子の組合せにより機能を果たす半導体の集積回路であり、詳細な説明は略すが、ハーメチックシール(例えば、貴金属メッキ、セラミックスケースと金属ケースに依るパッケージ等)処理されている。
なお、以上の説明では、1次コイル14及び2次コイルは互いに送受信する手段とされるが、1次コイル14は、電力を交流信号にて送信する電力送信ユニットの役割を持つと共に、2次コイル31は交流信号を受信する受信ユニットの役割を持っていればよい。
次に、本発明の一実施形態としての通信回路300を、体外装置10と体内装置20との間で情報を相互に通信する通信回路を例に挙げて説明をする。ここで、通信回路とは、体外装置10から体内装置20へと振幅変調にて制御信号(電気刺激パルス用データ等)と電力が重畳された駆動信号を送信し、体内装置20の動作情報等を動作信号として負荷変調にて体内装置20から体外装置10へと送信する双方向通信を行う通信回路300とする。
図3は、通信回路300の構成を説明する模式的回路ブロック図である。通信通信回路300は、大別して体外装置10側に設けられる体外送受信回路(送信回路又は第1送受信回路)300aと、体内装置20側に設けられる体内送受信回路(受信回路又は第2送受信回路)300bとから構成される。また、体外送受信回路300aにはデータ変調手段(第1変調手段及び第1制御手段を兼ねる)13aが組み込まれ、体内送受信回路300bには制御回路32等が組み込まれる。なお、説明の簡便のため刺激制御回路42の図示は略した。従って、変調手段13a(体外装置10)と制御回路32(体内装置20)は、通信回路300を介して互いに情報をやりとりすることとなる。
まず、体外送受信回路300aの構成を説明する。1次コイル14の一端が略接地され、他端にはコンデンサ81が接続される。1次コイル14と接続されたコンデンサ81の反対の一端(図では下端)にはコイル82と可変コンデンサ83が並列に接続される。コイル82及び可変コンデンサ83のコンデンサ81と反対側の接続端にはコイル84及び抵抗85が並列に接続され、コイル84及び抵抗85の他端は略接地される。また、コンデンサ81が接続されている1次コイル14の一端には、コイル86と可変コンデンサ87が並列に接続され、その他端には変調手段13aが接続される。コイル82と抵抗85(可変コンデンサ83とコイル84)の間には検波回路(検出回路)90が接続され、この検波回路90の出力線は変調手段13aに接続される。
コイル82と可変コンデンサ83とが、並列に接続されていることにより、共振回路が構成される。この共振回路は、搬送波(の周波数)で並列共振するように調整される。この共振回路により、検波回路90に到達する搬送波(と同じ周波数の信号)の信号レベルが抑制される。同様に、コイル86と可変コンデンサ87が並列に接続されることにより共振回路が構成され、搬送波の高調波(ここでは、第3高調波(3次高調波))に共振するように調整される。これにより、体内送受信回路300bからの第3高調波が変調手段13aに吸収抑制されることなく検波回路90で効率よく検出される構成となる。コンデンサ81は第3高調波に共振するように値が設定されており、第3高調波が検波回路90に多く受信される。抵抗85は抽出される第3高調波のレベルを適性値にする役割を持つ。検波回路90は第3高調波の信号を2値化してデジタル信号に変換している(詳細は後述する)。このようにして、前述の3つの共振回路と検波回路90にて体外高調波抽出回路80が構成される。
次に、体内送受信回路300bの構成を説明する。2次コイル31の一端は略接地され、他端にはコンデンサ73が接続され、搬送波に並列共振する構成とされる。2次コイル31にはさらに、コイル62と可変コンデンサ63が並列に接続される。また、コイル62及び可変コンデンサ63の一端(2次コイル31と反対側の接続端)には、コイル64及び抵抗65が並列に接続され、コイル64及び抵抗65の他端は略接地される。また、2次コイル31には、さらにコイル69と抵抗66が並列に接続される。また、コイル69と抵抗66の一端(2次コイル31と反対側の接続端)にはダイオード(整流ダイオード)67のアノード側が直列に接続される。ダイオード67のカソード側には一端を略接地したコンデンサ68の他端が接続される共に、制御回路32が接続される。コイル62と抵抗65(可変コンデンサ63とコイル64)の間には、検波回路(検出回路)70が接続され、検波回路70の出力線は制御回路32に接続される。また、コイル62と抵抗65(可変コンデンサ63と抵抗64)との間には抵抗(負荷抵抗)71が接続され、抵抗71の他端には、一端を略接地したスイッチ手段であるFET72が接続される。ここで、FET72のゲートは、制御回路(第2制御手段)32に接続される。従って、制御回路32の制御によってFET72のオン・オフ状態が変更される。なお、FET72は、制御回路32の制御によって動作するスイッチ手段であれば、いずれの回路素子と置き換えてもよい。このように、抵抗71とFET72で負荷回路(高調波の変調を行う第2変調手段)が構成される。
コイル62と可変コンデンサ63が並列に接続されて共振回路が構成され、搬送波に対して並列共振する構成とされる。この共振回路により、検波回路70に到達する搬送波(と同じ周波数の信号)の信号レベルが抑制される。
コイル64は第3高調波に共振する値に設計されている。この共振回路により第3高調波が抽出され、検波回路70へと入力される(第3高調波が検波回路70で多く受信される)。このとき、抵抗65は、検波回路70に抽出される第3高調波のレベルを適性値にする役割を持つ。検波回路70では、第3高調波の信号レベルを検知する役割とその信号を2値化する役割を有す(詳細は後述する)。
2次コイル31の一端に接続されるコイル69と抵抗66を介して接続されるダイオード67はコンデンサ68と整流手段(整流回路)を構成し、コンデンサ68に接続される制御回路32で利用される電力(直流電力)となる直流電圧が生成され、体内送受信回路300b側(体内装置20)の制御部100、刺激制御部200で用いられる。このようにして、前述の3つの共振回路と検波回路70、整流回路、負荷回路(変調手段)にて体内高調波抽出回路60が構成される。
なお、この整流動作において、非線形素子であるダイオード67を交流の信号が通ることで、搬送波(信号)の高調波が発生する。このとき、高調波の中で第3高調波の信号レベルの変化は整流された電力の変化にほぼ比例し、搬送波のレベル変化に対して同様にレベル変化する。このため、第3高調波を検波回路70、体外送受信回路300a側の検波回路90で検波する構成とすることで、第3高調波の元の信号(搬送波)の信号レベルの変化が検知できる。
検波回路70、90は、具体的には、受信した第3高調波の信号レベルを所定の閾値で2値化する2値化回路で構成される。これにより、検波回路70、90の後段の制御回路32、変調手段13aには、それぞれ0/1のデジタル信号が送られ、制御回路32では第3高調波から抽出された制御信号が、変調手段13aでは第3高調波から抽出された動作信号が利用されることとなる。なお、検波回路90は、体内送受信回路300bで発生した第3高調波を検出(受信)するための役割を有している。
このような構成(体内送受信回路300b等)を備える体内装置20は、患者の体内の所定位置に設置される。図4は患者眼Eに刺激部40を設置する一例を示す図である。図示するように、基板43上に形成される電極41を脈絡膜E2に接触させた状態で、基板43の一部が強膜E3と脈絡膜E2との間に設置される。また、基板43の刺激制御部200部分は、強膜E3の外側に置かれる。この基板43の設置は、強膜E3の一部を切開して強膜ポケットを形成させておき、この強膜ポケット内(脈絡膜E2の外側)に基板43の電極部分を挿入することにより行われる。
なお、対向電極34は図示するように眼内中央の前眼部よりの位置に置かれることによって、網膜E1は電極41と対向電極34(不関電極、帰還電極)との間に位置することとなる。
一方、2次コイル31は、体外装置10に設けられた1次コイル14からの信号(電気刺激パルス用データ信号及び電力)を受信可能な生体内の所定位置に設置される。例えば、患者の側頭部の皮膚の下に受信部30(図では2次コイル31のみ示す)を埋め込み皮膚を介して受信部30と対向する位置に1次コイル14とを設置しておく(図1参照)。受信部30には、1次コイル14と同様に磁石が取り付けられているため、1次コイル14と受信部30とが引き合い、1次コイル14が側頭部に保持されることとなる。
なお、ワイヤー50は、側頭部に埋め込まれた受信部30から側頭部に沿って皮膚下を患者眼に向かって延び、患者の上まぶたの内側を通して眼窩に入れられる。眼窩に入れられたワイヤー50は、図4に示すように強膜E3の外側を通り、基板43に設置された刺激制御回路42に接続される。
なお、本実施形態では、体内装置20(刺激部40)の設置位置を強膜E3側に位置させて、強膜側(脈絡膜側)から網膜E1を構成する細胞を電気刺激する構成としたが、これに限るものではない。患者眼の網膜を構成する細胞を好適に刺激することが可能な位置に電極を設置することができればよい。例えば、体内装置を患者眼の眼内(網膜上や網膜下)に置き、電極が形成されている基板先端部分を網膜下(網膜と脈絡膜との間)や網膜上に設置させるような構成とすることもできる。
以上のような構成を備える視覚再生補助装置1において、その動作を図3の通信回路300の動作を中心に、図5に示す制御系のブロック図を参照して説明する。図5では、説明の簡便のためコーティングは図示を略した。
1次側(体外装置10、体外送受信回路300a側)から2次側(体内装置20、体内送受信回路300b側)に制御信号(電気刺激パルス用データ)と電力を重畳した駆動信号を送信し、2次側でその信号を受信し、利用する動作を説明する。
撮影装置12により撮影された被写体の撮影データは、データ変調手段13aに送られる。変調手段13aは、被写体を患者が認識するために必要となる電気刺激パルス用データに変換し、バッテリー13bから供給される電力を交流の搬送波として、振幅変調にて電力に電気刺激パルス用データを重畳して駆動信号を生成する。そして、駆動信号は1次コイル14を介して体内装置20側(2次コイル31)に電磁波として送信される。
体内装置20側では、体外装置10より送られてくる電磁波が2次コイル31にて受け取られ、受信された電磁波は体内装置20の駆動信号として体内送受信回路で処理される。駆動信号はダイオード67、コンデンサ68にて整流され、直流電圧が制御回路32に供給される。このとき、ダイオード67で駆動信号(搬送波)の高調波が発生される。ここで、第3高調波が、コイル64、コイル31とコンデンサ73、可変コンデンサ63とコイル62、で構成されるそれぞれの共振回路により抽出され、検波回路70で受信される。検波回路70では、受信した第3高調波が2値化され、デジタル信号となった電気刺激パルス用データが制御回路32へと送られる。このとき、前述のコイル62と可変コンデンサ63で構成される共振回路によって搬送波の信号レベルが抑えられることで、検波回路70には搬送波が到達しにくく、到達したとしても信号レベルの低い信号となるので、検波回路70は第3高調波を効率的に受信でき、2値化処理が効率的に行える。
制御回路32は、受け取った電力と電気刺激パルス用データに基づいて電気刺激パルス信号及び電極指定信号を生成し、刺激制御部200へと送る。また、刺激制御部200用の電力も送る。
刺激制御部200では、刺激制御回路42が電力、電気刺激パルス信号、電極指定信号を受信し、電極指定信号等に基づいて各電極41から電気刺激パルス信号を出力させる。各電極41から出力する電気刺激パルス信号によって網膜を構成する細胞が電気刺激され、患者は視覚(光覚)を得る。
次に、2次側(体内装置20、体内送受信回路300b)から1次側(体外装置10、体外送受信回路300a)に体内装置20の動作情報を伝送する動作を説明する。前述のような、網膜を構成する細胞を刺激する一連の動作の途中等に制御部100(制御回路32)は体内装置20が正常に動作しているかどうかの動作信号(動作情報)を体外装置10へと送る。
制御回路32はFET72のスイッチをオンにすることで、抵抗71の一端が略接地され、体内送受信回路300b内の第3高調波に負荷が掛けられる。これにより、第3高調波の信号レベルは抵抗71の抵抗値に応じて低下する。このため、コイルリンクにより1次コイル14からみた2次コイル31の第3高調波の信号レベルも低下することとなり、検波回路90では、第3高調波の信号レベルの低下が検知される。従って、検波回路90から変調手段13aへと送られる信号がFET72のオン・オフ状態により変化することとなり、2次側の動作信号が変調手段13aにて受信されることとなる。ここでは、第3高調波が動作信号として扱われる。
このようにして、2次コイル31側から1次コイル14側、つまり、体内装置20から体外装置10へと動作状況が送られたこととなる。体内装置20から定期的に動作状況を体外装置10へと送っているため、体外装置10が規定の時間が経っても、体内装置20の動作状況を取得できない場合は、体内装置20若しくは体外装置10に不具合があるとして、図示なきブザーやライト等で患者や周辺の人に知らせる。
以上のようにして、2次側(体内装置20)の動作情報は、駆動信号(搬送波)の第3高調波に、負荷変調が掛けられ生成された動作信号により、1次側(体外装置10)へ送信される。これにより、駆動信号の整流により発生する本来不要な高調波(ここでは、第3高調波)に負荷変調を掛けることで、駆動信号への負荷変調の影響(信号レベル低下等)がほぼ無視できるようになり効率的な負荷変調通信ができる。つまり、負荷変調通信による電力の損失を低減できる。
なお、以上説明した本実施形態では、検波回路70、90では2値化(デジタル化)機能を有していたが、この構成に限るものではない。検波機能、2値化機能をそれぞれ制御回路32、変調手段13aが持つものとしてもよい。
なお、以上説明した本実施形態では、第2の高調波抽出回路60にて抽出された高調波に負荷変調を掛ける構成としたが、これに限るものではない。第2送受信回路300b内で発生する高調波に変調が掛けられればよい。以下にその例を挙げる。
例えば、コンデンサ68と2次コイル31の間に、前述の抵抗71とFET72が接続される構成でもよい。この場合でも、高調波に負荷変調が掛けられる。また、ダイオード67に並列に変調回路を接続し、ダイオード67に入力される交流電力(交流信号)の変調する構成としてもよい。例えば、ダイオード67に流れる電流の振幅を変調する構成とすれば、整流に際してダイオード67で発生された高調波の振幅が変化されることとなる。また、ダイオード67に直列に変調回路を接続し、ダイオード67を流れる電流波形を変化させる(信号レベルを変化させる)構成でもよい。この場合、電流波形の変化によって高調波が変調される(振幅又は位相が変えられる)こととなる。また、体内高調波抽出回路60のフィルタ特性を可変とすることにより高調波の波形を変化させる構成としてもよい。例えば、抵抗65の値を可変させる構成とする。これにより、体外送受信回路300a側で受信する高調波の波形(振幅又は位相)が変化されることとなる。
なお、以上説明した本実施形態では、抵抗71は、共振回路(可変コンデンサ63、コイル64等)を介して2次コイル31と接続され、共振回路で抽出された第3高調波に負荷を掛けて動作信号を生成する構成としたがこれに限るものではない。2次側から1次側に負荷変調にて動作信号(2次側の動作情報)を送信できる構成であればよく、抵抗71、FET72を2次コイル31に接続する構成としてもよい。この場合、FET72のオン・オフにより駆動信号そのものに負荷変調がかかって振幅が変化し、結果として整流回路で発生する高調波が変調されることになり、この変調が体外送受信回路で抽出され変調手段13aに到ることとなる。また、FET72と抵抗71により、搬送波に変調を掛ける構成であってもよい。この場合、変調手段13aを搬送波の周波数を抽出する抽出手段とし、他の高調波抽出回路を使わずに、2次側の動作を検知するする。
従来の負荷変調通信回路では電力の送信が中断するほど大きな負荷変調をかけなければ1次側で充分な信号検出ができなかったが。つまり、駆動信号を負荷変調したことにより駆動信号の信号レベル(振幅)が低下する度合が大きかった。しかしながら、前述の実施形態では高調波の信号レベルが充分に変化すればよいため、つまり、高調波の信号レベルを通信に充分な程度に変調(例えば、低下)させればよい。従って、高調波の変調時の電力がわずかに変化する程度の負荷変調で充分な通信が行える。このため、1次側と2次側の駆動信号の伝送での電力低下が抑制でき、2次側は安定的に電力を利用できる。逆にいえば、負荷変調による2次側での電力低下を抑制できるため、1次側の駆動信号の搬送波(電力)の振幅を小さく設定できる。これにより、低消費電力での負荷変調通信ができる。また、また、2次側から1次側への通信において、駆動信号の信号レベルの低下が少なくできるため、1次側から2次側の通信及び電力伝送時に2次側から1次側へ情報を送ることができる。
また、本実施形態の視覚再生補助装置は、無線ICタグ等で用いられ、電力の供給が充分である据え付け型の読み取り装置を用いた実施形態とは異なる。このため、バッテリー13b等が小型で、長時間使用できる構成が好まれる視覚再生補助装置にとって本発明の効果が高い。
なお、以上説明した本実施形態では、検波回路70(抵抗65の接地端の反対の接続端)に抵抗71及び一端を接地したFET72を直列に接続する構成としたが、これに限るものではない。負荷変調をダイオード67とコンデンサ68の間に抵抗71とFET72を並列に挿入してFET72によって抵抗71の両端を短絡/解放することによって行ってもよい。この場合、抵抗71が挿入された状態では整流電流がわずかに減少するが高調波は大きく減少するためわずかな電力損失で負荷変調通信ができる。
なお、以上説明した本実施形態では、患者眼の強膜E3に基板43を設置し、強膜E3を介して網膜E1を電気刺激する構成としたが、これに限るものではない。患者の視覚を形成する視覚神経系を構成する細胞又は組織を電気的に刺激する構成であればよい。例えば、電気刺激パルス信号を出力する電極を有する刺激部を眼内の視神経乳頭部や眼外の視神経部分に配置し、刺激部への電力供給や指令信号を送る送信部を患者の皮下等の離れた場所に配置して、視神経を電気刺激する構成としてもよい。また、電極を有する刺激部を視交叉や外側膝状体、大脳皮質等の視覚神経系の高次視覚処理を行う組織に配置し、それぞれの組織を構成する細胞を刺激する構成としてもよい。例えば、大脳皮質の後頭葉であれば、錐体細胞等を刺激する又は視覚野V1、V2等を刺激する等である。
なお、以上説明した本実施形態では、第1送受信回路と第2送受信回路で相互に情報が通信される構成としたが、これに限るものではない。送信回路から受信回路へ電力及び情報が伝送される構成であればよく、具体的には、情報の通信に高調波が用いられる構成であればよい。
なお、以上説明した本実施形態では、1次コイル14と2次コイル31を用いたコイルリンクにて通信する通信回路としたが、これに限るものではない。送信回路と受信回路(第1及び第2送受信回路)で電力及び制御信号等の情報が通信される構成であればよく、例えば、第1及び第2送受信回路が電力等を伝送するケーブルで接続される構成であってもよい。具体的には、有線ネットワークで接続される個別の装置がケーブルで通信される構成が挙げられる。
なお、以上説明した本実施形態では、第2送受信回路から第1送受信回路への情報の送信を、第2送受信回路側で抽出した高調波か、又は第2送受信回路で取得した駆動信号(搬送波)に負荷を掛ける構成としたが、これに限るものではない。高調波等の波形を変えることにより、第1送受信回路側に情報を送る構成であればよい。例えば、高調波の位相を変える構成としてもよい。
なお、以上説明した本実施形態では、1次側(体外装置10、体外送受信回路300a)と2次側(体内装置20、体内送受信回路300b)との間で双方向に通信を行う構成としたが、これに限るものではない。1次側から2次側へ電力を供給する構成とし、1次側から2次側への情報(制御信号等)を送信するか、又は2次側から1次側へ情報を送信する一方向送信(情報に関して)の構成としてもよい。
例えば、前者の構成であれば、1次側から2次側への交流信号に変調(例えば、振幅変調)をかけることで情報が重畳され、2次側ではその交流信号の整流により電力を得ると共に整流時に発生する高調波の振幅の変化から元の情報を抽出できる構成となる。これにより、1次側から2次側への一方向の通信において、復調回路の構成を簡略化できると共に、高調波の変化(ここでは、振幅)に情報が含まれるため、1次側と2次側で消費される電力が低減できる。
また、後者の構成であれば、本発明を、電極、撮像素子、制御回路等が体内装置とされ、体内に設置される構成(体内撮像型という)の視覚再生補助装置に適用できる。具体的には、体内撮像型の視覚再生補助装置において、電力のみが体外装置から供給され、体内装置の動作信号が体外装置に伝送される構成が考えられる。
本発明の実施形態における視覚再生補助装置1の外観を示した概略図である。 視覚再生補助装置1の体内装置20を示した概略図である。 負荷変調通信回路の模式的回路構成図である。 刺激部40を体内に設置した状態を示した図である。 本実施形態における視覚再生補助装置1の制御系を示したブロック図である。
符号の説明
1 視覚再生補助装置
10 体外装置
14 1次コイル
20 体内装置
30 受信部
31 2次コイル
32 制御回路
34 対向電極
40 刺激部
41 電極
42 刺激制御回路
43 基板
72 FET
100 制御部
200 刺激制御部
300 通信回路

Claims (9)

  1. 電力を交流信号にて送信する電力送信ユニットを備える送信回路と,前記交流信号を受信する受信ユニットと該受信ユニットにて受信した前記交流信号を整流して直流電力を生成する整流手段とを持つ受信回路と、を備え、一方向又は双方向に所定の制御信号を送るための通信回路において、
    前記送信回路及び前記受信回路の少なくとも一方の回路には前記交流信号が前記整流手段にて整流される際に発生する前記交流信号の高調波を抽出する高調波抽出手段が備えられ、
    さらに前記送信回路及び前記受信回路の少なくとも一方の回路には前記抽出される高調波を変調するための変調手段が、備えられ、
    該変調手段により変調された前記高調波を前記所定の制御信号として用いることを特徴とする通信回路。
  2. 電力を交流信号にて送信する電力送信ユニットと,前記交流信号に変調を掛けて情報を重畳する変調手段とを備える第1送受信回路と,該交流信号を受信する受信ユニットと該受信ユニットにて受信した前記交流信号を整流して直流電力を生成する整流手段とを備える第2送受信回路とで互いに情報を送受信する通信回路において、
    前記第2送受信回路は,
    前記交流信号が前記整流手段にて整流される際に発生する前記交流信号の高調波を抽出する第2の高調波抽出手段と,該第2の高調波抽出手段にて抽出された高調波から前記第2送受信回路側で利用される情報を取得する第2制御手段と,前記第2の高調波抽出手段にて抽出された高調波又は前記交流信号のいずれかに変調を掛け,前記第1送受信回路で利用される情報を生成する第2変調手段と,を有し、
    前記第1送受信回路は、前記第2変調手段にて変調された高調波又は交流信号を抽出する抽出手段と,該抽出手段にて抽出された高調波又は交流信号から前記第1送受信回路で利用される情報を取得する第1制御手段と,を有する
    ことを特徴とする通信回路。
  3. 請求項2の通信回路において、
    前記第2送受信回路の第2変調手段は,前記第2の高調波抽出手段にて抽出された高調波の振幅又は位相のいずれかに変調を掛ける高調波変調手段であり,
    前記第2送受信回路の抽出手段は,前記高調波を抽出する第2の高調波抽出手段である
    ことを特徴とする通信回路。
  4. 請求項1〜3のいずれかの通信回路において、前記送信回路又は前記第1送受信回路は1次コイルを備え,前記受信回路又は前記第2送受信回路は2次コイルを備え、前記通信回路は前記1次コイルと前記2次コイルを利用したコイルリンクにて通信を行うことを特徴とする通信回路。
  5. 請求項1〜4のいずれかの通信回路において、前記送信回路又は第1送受信回路から送信される前記交流信号の変調方式は前記受信回路又は前記第2送受信回路にて用いられる電力を搬送波とし該搬送波に前記受信回路又は前記第2送受信回路で用いるための情報を重畳させる振幅変調であることを特徴とする通信回路。
  6. 請求項1〜5のいずれかの通信回路において、前記高調波抽出手段及び前記第1の高調波抽出手段及び第2の高調波抽出手段にて抽出される高調波は前記交流信号の第3高調波であることを特徴とする通信回路。
  7. 請求項2〜6のいずれかの通信回路において、前記高調波変調手段は前記高調波への負荷を変化させるために,前記第2送受信回路の第2高調波抽出手段に接続され,負荷抵抗を略接地させるスイッチ手段を有することを特徴とする通信回路。
  8. 請求項2〜7のいずれかの通信回路において、前記高調波抽出手段及び前記第1の高調波抽出手段及び第2の高調波抽出手段は,前記高調波の信号レベルの変化を2値化する2値化回路を備えることを特徴とする通信回路。
  9. 患者の視覚を形成する視覚神経系を構成する細胞又は組織を電気刺激するために用いられる電力を交流信号にて送信する電力送信ユニットを備える送信回路を持つ体外装置と、
    前記電力送信ユニットから送信される前記電力を受信する受信ユニットと該受信ユニットにて受信した前記交流信号を整流して直流電力を生成する整流手段とを持つ受信回路と,該受信ユニットよって受信された前記電力又は直流電力を受け取り電気刺激パルス信号として複数の電極から出力する刺激部と、を有する体内装置と、を備える視覚再生補助装置であって,前記送信回路と前記受信回路にて一方向又は双方向に所定の制御信号を送るための通信回路が備えられた視覚再生補助装置において、
    前記送信回路及び前記受信回路の少なくとも一方の回路には前記交流信号が前記整流手段にて整流される際に発生する前記交流信号の高調波を抽出する高調波抽出手段が備えられ、
    さらに前記送信回路及び前記受信回路の少なくとも一方の回路には前記抽出される高調波を変調するための変調手段が、備えられ、
    該変調手段により変調された前記高調波を前記所定の制御信号として用いる
    ことを特徴とする視覚再生補助装置。
JP2008060334A 2008-03-10 2008-03-10 通信回路及びこれを備えた視覚再生補助装置 Expired - Fee Related JP5179228B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008060334A JP5179228B2 (ja) 2008-03-10 2008-03-10 通信回路及びこれを備えた視覚再生補助装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008060334A JP5179228B2 (ja) 2008-03-10 2008-03-10 通信回路及びこれを備えた視覚再生補助装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009218847A true JP2009218847A (ja) 2009-09-24
JP5179228B2 JP5179228B2 (ja) 2013-04-10

Family

ID=41190285

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008060334A Expired - Fee Related JP5179228B2 (ja) 2008-03-10 2008-03-10 通信回路及びこれを備えた視覚再生補助装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5179228B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012179206A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Nidek Co Ltd 視覚再生補助装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007208935A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Nidek Co Ltd 負荷変調通信回路及びこれを備えた視覚再生補助装置
JP2007219585A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Seiko Epson Corp 非接触通信方式および非接触通信システム
JP2008022045A (ja) * 2006-07-10 2008-01-31 Ricoh Co Ltd 受信機、送信機及びデータ通信システム

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007208935A (ja) * 2006-02-06 2007-08-16 Nidek Co Ltd 負荷変調通信回路及びこれを備えた視覚再生補助装置
JP2007219585A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Seiko Epson Corp 非接触通信方式および非接触通信システム
JP2008022045A (ja) * 2006-07-10 2008-01-31 Ricoh Co Ltd 受信機、送信機及びデータ通信システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012179206A (ja) * 2011-03-01 2012-09-20 Nidek Co Ltd 視覚再生補助装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5179228B2 (ja) 2013-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4767571B2 (ja) 視覚再生補助装置
JP4970069B2 (ja) 視覚再生補助装置
US11393247B2 (en) Face detection tracking and recognition for a visual prosthesis
CN107148296B (zh) 用于具有由外部电池供电的外部充电线圈的可植入医疗装置系统的外部控制器
JP2002539859A (ja) 色覚回復用の網膜の人工色補装具
EP3310430B1 (en) External unit for an implantable neuro stimulator system
JP2007208935A (ja) 負荷変調通信回路及びこれを備えた視覚再生補助装置
US20060058857A1 (en) Artificail vision system
EP2900316B1 (en) Medical device comprising an implantable coil, an external coil and a signal strength indicator
JP5405848B2 (ja) 視覚再生補助装置
EP2460559B1 (en) Living tissue stimulation apparatus
JP5179228B2 (ja) 通信回路及びこれを備えた視覚再生補助装置
JP5396634B2 (ja) 電力伝送回路及びこれを備えた視覚再生補助装置
JP2020081720A (ja) 視覚再生補助装置
JP2011239030A (ja) 通信回路、及び該通信回路を有した視覚再生補助装置
CN212817627U (zh) 射频信号检测装置及视网膜刺激器
JP2016193069A (ja) 通信回路、及び該通信回路を有した体内埋植装置
JP2019181166A (ja) 生体刺激装置
JP2016193068A (ja) 視覚再生補助装置
JP5242177B2 (ja) 視覚再生補助装置
JP2005080360A (ja) 視覚再生補助装置
JP2009066237A (ja) 視覚再生補助装置
JP2007097630A (ja) 視覚再生補助装置
CN117653907A (zh) 一种基于眼动追踪的电刺激抑颤方法及装置
Liu et al. Development of an Intraocular Retinal Prosthesis to Benefit the Visually Impaired

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120607

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120619

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120820

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121211

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130109

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees