JP2009218631A - 通信制御方法およびゲートウエイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】セッションリソースの効率的な利用を実現する通信制御方法を得ること。
【解決手段】本発明にかかる通信制御方法では、たとえば、ゲートウエイ装置(12)が、配下の通信装置(21,22)から発行された、ゲートウエイ装置(14)配下の通信装置(41)宛の呼制御用メッセージを複数検出した場合、検出した呼制御用メッセージの一部または全部を集約して新たな呼制御用メッセージを生成し、さらに、生成した呼制御用メッセージをゲートウエイ装置(14)へ送信するメッセージ送信ステップと、ゲートウエイ装置(14)が、受信した呼制御用メッセージに基づいて、集約される前の各呼制御用メッセージを復元し、その宛先通信装置(41)へ配信するメッセージ受信ステップと、を含み、1回の呼制御動作を実行することにより、新たな呼制御用メッセージに集約された呼制御用メッセージの数と同数のコネクションを確立させるようにしている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、次世代通信ネットワークにおける通信制御方法に関し、特に、コネクション(呼)を確立するための通信制御方法およびこれを実現するゲートウエイ装置に関する。
現在ITU(International Telecommunication Union)で検討が進められているNGN(次世代ネットワーク:Next Generation Network)は、主にSIP(Session Initiation Protocol)による通信開始手順を広くIP通信に適用し、QoSなどの高度なサービスをIP接続ごとに提供することが可能なネットワークである。このNGNではIP接続を確立するに当たり、通信開始手順を実施してネットワークに接続を行うという一定の手続きを経て初めてNGN固有のサービスが適用され、あるいはIP接続そのものも、この手続きを経て初めて可能になる場合がある。このとき、通信開始手順のためのリソース、並びにIP接続数のリソースは制限されることが十分に考えられる。サービス提供者にとっては、無制限にしてしまうと簡単に攻撃対象にもなり得るため、サービス内容に応じた制限を設けるのが最も一般的な提供条件となることは想像に難くない。
一方、通信開始手順そのものの接続(これ以降、呼、またはセッションと表記)と、通信開始手順によって実際に接続された通信(これ以降、接続、またはコネクションと表記)は、1対1の関係のみならず、1対多の関係になる場合もある。これは、1回の呼制御、つまり通信開始手順によって複数の接続を確立することが可能であることを意味しており、この点に関してはSIPも例外ではない。実際、SIPを利用して接続を確立するアプリケーションとして、VoD(Video on Demand、RTSP(Real-Time Streaming Protocol)を用いることが多い)や電話(いわゆるIP電話,VoIP(Voice over IP)を利用する)、テレビ電話などが実用化されているが、これらは音声と映像の2つのコネクションを一回の通信開始手順によって確立する。実際には更に、メディアデータを転送するためのプロトコルであるRTP(Real-Time Protocol)を利用するに当たって、RTCP(Real-Time Control Protocol)のコネクションを伴うことが一般的であるため、コネクション数で見ると更にその倍以上となる。このような使われ方が最も多いと予想されるため、サービス提供時の制限として、同時確立可能セッション数の2倍から数倍程度のコネクション数が設定される(に制限される)と予想される。従って、一回の通信開始手順で複数のコネクションを確立可能にすることは、通信開始手順を制御する上で重要である。さらに課金についても、その管理負荷軽減のため、コネクションよりもセッション単位になることも考えられ、セッション数を節約することはこうした面でも有効になる可能性がある。
現在NGNへ適用されつつあるアプリケーションは、上述したVoDや電話、テレビ電話が挙げられるが、SIPにおける基本的な規定である下記非特許文献1〜3に従い、以下に示す動作を実行する。なお、以下に示す手順では、下記非特許文献1に記載されているSIPの基本規定の他、特にセッションの更新に関する規定のみを抜粋した。実際のSIP手順は、以下に示した文献のみで規定されるものではない。
VoDで最も一般的なRTSPにおける動作を示す。RTSPは元々図8に示すような手順を取るが、図8に示したRTSP制御コネクション(RTSPセッション)の確立前、並びにメディアストリーム開始前に一回ずつ主なSIP手順が実施される。図9は、そのSIP手順を示したものであり、VoD端末とVoDサーバとの間で次の手順が実行される。
1.RTSP制御用のコネクションをNGNで確立するためのSIP手順を実施する。
2.RTSP制御コネクション(TCP/IP)を確立する。
3.RTSP制御情報をやりとりしてメディアストリームのコネクション情報を決定する。
4.決定したコネクション情報を元に、メディアストリームの情報を付加したSIP手順(UPDATE)を実施する。
5.メディアストリーム(VoDサーバからVoD端末へのアプリケーションデータの配信)を開始する。
ここで、UPDATEは、基本的には通信開始手順によって確立されたセッションの維持通知に利用される手順であるが、このようにコネクション情報そのものを追加・更新することも可能である。このとき下記非特許文献3にて規定されたSDPのOffer/Answerモデルが利用される。これ自体、複数のコネクションを1つのセッションに集約しており、セッションリソースの節約に寄与している。
また、テレビ電話においては、図9に示した手順からRTSP制御コネクションの確立手順とUPDATE手順を削除した手順でセッションおよびコネクションが確立される。テレビ電話の場合、音声ストリームのコネクション情報の他に映像ストリームのコネクション情報も併せて最初のSIP手順でやりとりされ、1つのセッションで2つのメディアストリーム(コネクション)を確立している。これもセッションリソースの節約になっている。
ここで、上述したVoDでのセッション制御においては、専用のアプリケーションを利用することによりセッションリソースの節約を実現している。すなわち、一連の動作がアプリケーションの動作として確立しているものである。そのため、例えばRTSPでは動作しているが、FTP(File Transport Protocol)でも動作させようとすると、FTPの制御コネクションの中身からUPDATE手順を発行するための専用のFTPクライアントを新たに構築しなければならない。さらにサーバ側の対応も必須である。同様に、テレビ電話の場合においては、PC同士のテレビ電話であれば、さらにホワイトボード情報をやりとりするためのコネクションを確立して、ホワイトボードを共有するようなことも可能であるが、このアプリケーションに更にその機能を追加する必要があり、セッションリソースを節約する手段としては、各アプリケーションで閉じていて、汎用的ではない。逆に専用であることが重要で、汎用性は不要な世界であるともいうことができる。
一方、こうしたアプローチで各種アプリケーションをNGNへ適用可能にしていくには、膨大なソフトウエア開発コストがかかることが予想される。オープンソース等での実施に期待することもできるが、NGNが一般化し、価格的にもリーズナブルになってこない限り適用は進まないと予想される。一方、それを避けて既存のアプリケーションでもNGNで利用可能にするためのアプローチが検討されている(たとえば、下記特許文献1参照)。下記特許文献1では、NGNにおける通信開始手順と端末に実装されている通信開始手順が異なるシステム構成において、端末を収容し、NGNに接続するためのゲートウエイ装置が、NGNの通信開始手順と呼制御の通信開始手順の差異を吸収することにより収容している端末のNGNを介した通信を実現している。
国際公開第06/051594号パンフレット SIP:Session Initiation Protocol, RFC(Request for Comments)3261, IETF(Internet Engineering Task Force), http://www.ietf.org/rfc/rfc3261.txt An Offer/Answer Model with the Session Description Protocol(SDP), RFC3264, IETF, http://www.ietf.org/rfc/rfc3264.txt The Session Initiation Protocol(SIP) UPDATE Method, RFC3311, IETF, http://www.ietf.org/rfc/rfc3311.txt
たとえば、HTTP(Hyper Text Transfer Protocol)によるWWW(World Wide Web)などのアプリケーションでは、1つのページに複数の表示要素(画像、アイコンなど)があると、それぞれHTTP/TCPコネクションを並行して確立し、サーバから取得する。そのため、1つのTCPコネクションに対して1つの通信開始手順のセッションが必要となり、場合によっては同時セッション数制限にかかってコネクションを確立できず、また全てのコネクション1つ1つの確立/切断に通信開始手順を伴うため、ホームページを表示するまでの時間がNGNを利用しているにも拘わらずかえって増大してしまう、という問題があった。
その他、場合によっては複数のRTSPのリクエストによるセッションが、同一の端末とサーバの間で確立される場合もあるが(ある家庭内の2つのテレビから同じVoDサービスを利用するような場合)、従来、各RTSPセッションを1つのセッションにまとめるような制御は行われておらず、セッション毎にリソースを必要としていた。すなわち、セッションリソースの効率的な利用が実現できていない、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、セッションリソースの効率的な利用を実現する通信制御方法およびゲートウエイ装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、単一のキャリアネットワークと、当該キャリアネットワークに接続された複数のゲートウエイ装置と、を含んだ通信システムにおいて、互いに異なるゲートウエイ装置に収容された通信装置同士がコネクションを確立した上で通信を行う場合の通信制御方法であって、前記複数のゲートウエイ装置の中の1つである第1のゲートウエイ装置が、配下の通信装置から発行された、自身とは異なる第2のゲートウエイ装置配下の通信装置宛の呼制御用のメッセージ、を複数検出した場合、当該検出した複数の呼制御用メッセージの一部または全部を集約して新たな呼制御用メッセージを生成し、さらに、当該生成した呼制御用メッセージを当該第2のゲートウエイ装置宛に送信するメッセージ送信ステップと、前記第2のゲートウエイ装置が、前記第1のゲートウエイ装置から自装置宛に送信された前記呼制御用メッセージに基づいて、前記第1のゲートウエイ装置により集約される前の各呼制御用メッセージを復元し、当該復元した各呼制御用メッセージをその宛先通信装置へ配信するメッセージ受信ステップと、を含み、前記第1のゲートウエイ装置と前記第2のゲートウエイ装置との間で1回の呼制御動作を実行することにより、前記新たな呼制御用メッセージに集約された呼制御用メッセージの数と同数のコネクションを、前記第1のゲートウエイ装置配下の通信装置と前記第2のゲートウエイ装置配下の通信装置との間で確立させることを特徴とする。
この発明によれば、複数のアクセスが発生した場合、それらの制御のためにほぼ同じタイミングで発行される同じ種類のメッセージを送信側のゲートウエイ装置が集約して対向するゲートウエイ装置宛に送信し、集約されたメッセージを受け取ったゲートウエイ装置は、集約される前の各メッセージを復元して宛先の通信装置へ配信することとしたので、各ゲートウエイ装置の間(すなわち次世代通信ネットワーク)におけるセッション接続数を節約することができ、セッションリソースの効率的な利用が実現できる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる通信制御方法およびゲートウエイ装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
本実施の形態では、メディアストリームを提供するVoDサーバとメディアストリームの提供を受けるクライアント(VoD端末)との間におけるセッション制御動作の例について説明する。
図1は、本発明にかかる通信制御方法を適用した通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。この通信システムは、ゲートウエイ装置12、13および14と、VoD端末21、22、31および32と、VoDサーバ41と、を含んでいる。各ゲートウエイ装置は、自身が管理するネットワークとNGN(キャリアネットワーク)100とを接続する。具体的には、ゲートウエイ装置12は、自身が管理するネットワーク200とNGN100とを接続し、ゲートウエイ装置13は、自身が管理するネットワーク300とNGN100とを接続し、ゲートウエイ装置14は自身が管理するネットワーク400とNGN100とを接続する。また、VoD端末21および22はゲートウエイ装置12に管理されたネットワーク200に属し、VoD端末31および32はゲートウエイ装置13に管理されたネットワーク300に属している。VoDサーバ41はネットワーク400に属している。
図1に示した通信システムでは、各VoD端末(VoD端末21,22,31,32)およびVoDサーバ41がSIP制御機能を有しており、各通信装置(VoD端末,VoDサーバ)間の通信開始手順はどれもSIPで行うものとする。また、各ゲートウエイ装置(ゲートウエイ装置12、13および14)は、配下の各通信装置(VoD端末やVoDサーバなど)から発行されたNGN(NGN内に存在する図示していないSIPサーバ)への端末登録手順(REGISTER手順)を捕捉し、登録情報(REGISTER情報)を保持しておく機能を有しているものとする。なお、図1では各VoD端末がPCのイメージになっているが、一般的にはSTB(Set-top Box)とテレビの組合せである。
つづいて、図1に示した通信システムにおけるセッション制御動作について図2を参照しながら説明する。なお、図2は、実施の形態1における通信制御手順の一例を示すシーケンス図である。また、VoD端末を収容しているゲートウエイ装置12および13では、VoDサーバ41へのアクセスを集約対象としているものとする。
図2に示したように、VoD端末21および22からほぼ同時にVoDサーバ41へのアクセスが発生した場合(発生時刻の差が規定の範囲内にある場合)、これらの端末を収容しているゲートウエイ装置12は、受信した各通信開始手順メッセージ(INVITEメッセージ)を集約し、新たなINVITEメッセージを生成してNGN100に含まれるSIPサーバ(図示せず)へ送信する。たとえば、ゲートウエイ装置12は、INVITEメッセージを最初に検出してから一定時間が経過するまでの間、配下のVoD端末から他のINVITEメッセージが発行されたかどうかを監視し、一定時間が経過した時点で最初に検出したものを含む複数のINVITEメッセージを検出した場合、検出した各INVITEメッセージを集約して新たなINVITEメッセージを生成する。
INVITEメッセージを集約するにあたって、厳密な実装にはSIPの多くのヘッダ情報の処理が課題となるが、VoDでは特別な機能は必要なく、またどちらの通信も同一のネットワークにアクセスに行くことから、そうした問題を起こすようなヘッダは適用されていないものとする。ここで、SIP/SDPにおいては、ゲートウエイ装置12は以下の処理を実行する。
(1−1)受信した各INVITEメッセージからToヘッダ情報(メッセージの宛先の情報)を抽出し、新たに生成するメッセージのSDPへ展開する。
(1−2)各ヘッダを一本化して、新たに生成するメッセージのヘッダに記述する。また、記述しないヘッダについては記憶しておく。具体的には、Via,Max-Forwards,Call-ID,From,CSeq,Contact,Allow等の情報を記憶する。なお、ヘッダを一本化するにあたっては、最初に検出したINVITEメッセージのヘッダをそのまま利用し、後から検出したINVITEメッセージのヘッダを記憶するようにしてもよい。
(1−3)各INVITEメッセージからSDPを抽出し、新たに生成するメッセージのSDP内の先頭部分に設定するパラメータ群(具体的には、v値,o値,s値,c値,t値)を一本化する。たとえば、抽出したSDPの中のいずれか一つについての上記パラメータ群を新たに生成するメッセージのパラメータ群として採用する。また、一本化するにあたって採用しなかったSDPのパラメータ群については記憶しておく。
(1−4)上記抽出した各SDP内のm値とこれに続いて設定されているパラメータであるc値,a値,b値などを、検出した順番通りに、新たに生成するメッセージのSDPへ記述する。ここで、m値毎に「a=x-aggregation-to-hdr:<sip:xxxxxx@melco.co.jp>」というパラメータを追加し、宛先との対応付けを行っている。なお、このa値はあくまでも一例である。
ここで、上述した処理を実行して新たに生成したINVITEメッセージ(集約されたINVITEメッセージ)のSDPの記述例を図3に示す。
VoD端末21および22から発行されたINVITEメッセージに基づいてゲートウエイ装置12により新たに生成されたINVITEメッセージ(集約されたINVITEメッセージ)は、NGN100のSIPサーバを経由して、最終的にゲートウエイ装置14に到達する。ゲートウエイ装置14は、集約されたINVITEメッセージを受け取ると、その内容に基づいて、送信側のゲートウエイ装置12で集約される前の各INVITEメッセージ(VoD端末21および22から発行されたINVITEメッセージ)を復元し、それぞれの宛先へ配信する。
ここで、上述したように、ゲートウエイ装置14は、配下のVoDサーバ41が発行するNGNへの端末登録手順(REGISTER手順)を捕捉し、登録情報を保持しておく機能を有している。そのため、集約されたINVITEメッセージを受信した際、そのSDPに記述されたパラメータ「a=x-aggregation-to-hdr:<sip:xxxxxx@melco.co.jp>」から、復元した各INVITEメッセージをどのVoDサーバに振り分ければよいかを把握できる。すなわち、当該電話番号(上記パラメータの“xxxxxx”部分に相当)をキーとしてREGISTER情報(登録情報)を検索することにより、VoDサーバのContact先およびIPアドレスを取得できる。また、その他のヘッダ情報は、受信側(SIP-UAS側)ではCall-IDと各種のセッションIDを示す値(tag,transactionなど)を除いてそのままコピーして振り分けることが可能である。この例では、振分け先のVoDサーバが1つであるため、2つのSIP手順(VoD端末21および22に対応する2つの手順)に振り分けられるものの、復元されたINVITEメッセージの宛先は同一となる。したがって、対応が取れるよう保持しておき、ユニークになるようにすれば、これらの値(上記Call-IDと各種のセッションIDを示す値を除いた、その他のヘッダ情報)はゲートウエイ装置14で適当に決めることが可能である。
ゲートウエイ装置14からINVITEメッセージを受け取ったVoDサーバ41は、受信した各セッションに対する応答を返す。すべてのセッションについてOKであれば、コネクション情報を記述したSDPと共に「200 OKメッセージ」(以下、単に「OKメッセージ」と記載)を返す。OKでなければ各種のエラーを返す。そして、VoDサーバ41から応答を受け取ったゲートウエイ装置14は、以下の動作を実行する。
(2−1)各INVITEメッセージに対する応答メッセージがすべてOKメッセージであった場合、各応答メッセージのSDPを集約して網から受け取ったSIPメッセージ(上記SIPサーバを介してゲートウエイ装置12から受け取った集約されたINVITEメッセージ)のヘッダ情報を適用したOKメッセージを生成し、SIPサーバ経由でゲートウエイ装置12へ送信する。
(2−2)各INVITEメッセージに対する応答メッセージの一方がエラーメッセージで、他方がOKメッセージだった場合、エラーだった方のSDP記述において、ポート番号(m値パラメータの2番目の数値)を‘0’に設定したOKメッセージを生成し、SIPサーバ経由でゲートウエイ装置12へ送信する。なお、セッションを3つ以上集約した場合であって、その中の一部がエラーの場合、エラーとなったセッションに対応するSDP記述のポート番号を‘0’に設定する。
(2−3)各応答メッセージがすべてエラーだった場合、例えば重要度の高いエラーコードを選択してエラーメッセージを生成し、SIPサーバ経由でゲートウエイ装置12へ送信する。なお、エラーコードの伝達についても、先の宛先情報の伝達において、新たに「x-aggregation-to-hdr」というパラメータを追加することによって対応付けを行ったのと同様に、例えば「x-aggregation-response」というパラメータを追加し、m値毎に「a=x-aggregation-response:404 Not Found」などと記述することで、各応答メッセージに記載されたエラーコードを発呼元へそれぞれ伝達することが可能になる。もちろん、本パラメータを上記手順(2−2)にて生成するOK応答メッセージにおいて、エラーとなった方のSDP記述に含めるようにしてもよい。
以上の動作により、RTSP制御セッションをどちらが受け入れ可能で、あるいはどちらも受け入れ可能でないかを発呼側(ゲートウエイ装置12側)に伝えることができる。
そして、応答メッセージを受け取った発呼側のゲートウエイ装置12では、受け取った応答メッセージを適切に正しいVoD端末に振り分ける。応答メッセージの振り分けを行うにあたっては、受け取った応答メッセージ内の情報と、上述したINVITEメッセージを集約する処理にて記憶しておいた情報とを利用して各VoD端末に対応する応答メッセージを復元する。このとき、応答メッセージ内のSDPに含まれるm値のポート番号が‘0’でエラーであればエラーメッセージを生成し、一方、有効な値であればOKメッセージを生成し、それぞれの宛先(VoD端末)へ送信する。この時点で、正確にRTSPコネクションの確立可否がVoD端末に伝えられる。SIP手順としては、それぞれの端末がさらにACKメッセージを返すので、上述したINVITEメッセージを受信した場合と同様に、送信側のゲートウエイ装置12が各ACKメッセージを集約して送信し、受信側のゲートウエイ装置14が受け取った集約されたACKメッセージから元のACKメッセージを復元してVoDサーバに分配する。なお、一般に、ACKメッセージにはSDPが存在しないため、INVITEメッセージの集約処理に含まれるSDPに関する処理はACKメッセージの集約処理において実施しない。
こうして、本来ならNGNからみて複数(上述した例では2つ)のセッションになるはずのVoDセッションが1つのセッションに集約される。この後は、以下の手順が実行される。
(3−1)それぞれのRTSP制御コネクションが確立され、メディアストリームの各種情報がやりとりされる。
(3−2)PLAY等のコマンドが実行されると、それ以前に収集したメディアストリーム情報をUPDATEメッセージのSDPに展開してリクエストを送信する。UPDATEはクライアントから発行される場合もサーバから発行される場合もある。ここではクライアントから発行された場合について説明する。UPDATE手順は、各クライアントから任意のタイミングで発行されるが、UPDATEは更新手順なので2つのVoD端末からのUPDATEを集約する必要はない。網側のヘッダ情報、セッション情報に正しく置き換えつつ、それぞれのタイミングでUPDATEのリクエストを行えばよい。
(3−3)切断も各クライアントから任意のタイミングで発行される。従って、切断時の実装の仕方はいくつかのパターンが考えられる。たとえば、以下の実装が考えられる。なお、以下の方法は、2つのVoD端末とも無事にVoDサービスを受けている場合であり、このときのシーケンスは図2の下の方に示されている。
(3−3a)最初のBYEメッセージを受け取ると、UPDATEによって該当するRTSPおよびメディアコネクションを切断する。具体的には、ゲートウエイ装置12が、受け取ったBYEメッセージに含まれる情報をUPDATEメッセージのSDPに展開して送信する。そしてUPDATEメッセージを受け取ったゲートウエイ装置14がその中に含まれる情報に基づいて元のBYEメッセージを復元して宛先のVoDサーバへ配信する。
(3−3b)次のBYEメッセージを受け取り、残りがそれ自身のコネクション(残っていた最後のコネクション)だと判定すると、通常通りに、NGNに対してもBYEを発行して、セッションを切断する。
このように、本実施の形態では、SIP制御機能を有する通信装置(VoD端末,VoDサーバなど)を収容したゲートウエイ装置の間で複数のアクセスが発生した場合、それらの制御のためにほぼ同じタイミングで発行される同じ種類のメッセージを送信側のゲートウエイ装置が集約して対向する(受信側の)ゲートウエイ装置宛に送信し、集約されたメッセージを受け取ったゲートウエイ装置は、集約される前の各メッセージを復元して宛先の通信装置へ配信することとした。これにより、各ゲートウエイ装置の間におけるセッション接続数を節約することができ、特に、VoDサービスのセッション接続数を節約することができる。たとえば、企業における教育などでVoDを利用する場合、「多くの人が合図と共に一斉に見始める」という特性を考えただけでも効果が大きいことが想像される。したがって、セッション数ごとに課金が発生するサービスの提供を受ける場合において、セッション数を抑えた契約とし、経費を節約することができる。
なお、上記説明では、予め集約対象として選択されていたVoDサーバ41へのアクセスのみを検出した場合について説明したが、実際には、他のアクセスも検出される。したがって、ゲートウエイ装置は、配下の通信装置から通信開始手順メッセージであるINVITEメッセージを検出した場合、その中に含まれるメッセージごとの個別情報(プロトコル情報、宛先端末(通信装置)のアドレス情報、送信元端末(通信装置)のアドレス情報、宛先アプリケーション情報など)を利用して、検出したメッセージが集約対象のメッセージかどうかを判定し、集約対象と判定した場合、それらの集約処理を実行する。集約対象かどうかの判定を行うにあたっては、上記個別情報に含まれるすべてを利用してもよいし一部を利用してもよい。
実施の形態2.
つづいて、実施の形態2の通信制御方法について説明する。上述した実施の形態1で示した通信制御方法は、IP電話アプリケーションへの適用を考えた場合、あまり現実的ではない。すなわち、SIP手順がいわゆる接続確立に徹していないアプリケーションでは現実的ではない。そこで、本実施の形態では、NGN経由で通信を行う通信装置(端末)の通信開始手順とNGNの通信開始手順が異なり、ゲートウエイ装置がそれを吸収しているような環境における通信制御方法について説明する。ここでは、上述した特許文献1に記載されたSIPアダプテーション機能を各ゲートウエイ装置が有している(各ゲートウエイ装置が配下の装置に代わってSIP制御を行う)ものとする。
図4は、実施の形態2の通信制御方法を適用した通信システムの構成例を示す図である。この通信システムは、実施の形態1の通信システム(図1参照)と同じネットワークおよびゲートウエイ装置を含み、各ゲートウエイ装置に収容された通信装置の構成が実施の形態1の通信システムと異なる。具体的には、ネットワーク200が映像サーバ(ネットワークカメラ)23〜25を収容し、ネットワーク300が映像サーバ(ネットワークカメラ)33〜35を収容している。また、ネットワーク400が映像表示端末42を収容している。なお、NGN100ではSIPによるセッション制御が要求され、一方ネットワーク200、300および400では、IPベースのセッション制御が要求される。
上記各ネットワークカメラは、電源が入り、自らのセットアップが終了すると、あらかじめ設定されている内容に従って動作を開始する。ここではその動作はUDPユニキャストパケットに含まれる制御情報に従い、カメラ映像ストリーム(RTP)を送信するものとする。具体的には、制御情報が示すIPアドレス、ポート番号へカメラ映像ストリームを送信するものとする。
また、ゲートウエイ装置12および13には、以下のようなグループエントリが設定されているものとする。
○ゲートウエイ装置12に設定されたグループエントリ
宛先IPアドレス/ポート 集約番号 タイムアウト
a.映像表示端末42/9011 12 5
b.映像表示端末42/9021 12 5
c.映像表示端末42/9031 12 5
○ゲートウエイ装置13に設定されたグループエントリ
宛先IPアドレス/ポート 集約番号 タイムアウト
a.映像表示端末42/9012 13 3
b.映像表示端末42/9022 13 3
c.映像表示端末42/9032 13 3
ここで、グループエントリ内の集約番号は各セッションをグループ分けしたものであり、ゲートウエイ装置は、この番号に基づいて、ほぼ同じタイミングで発生したセッション同士を集約できるかどうかを判定する。すなわち、異なるエントリであっても同一の番号であればセッション集約の対象とすること示す。またタイムアウトは、当該エントリに一致するコネクション要求(コネクションの確立を要求する情報)を最初に検出した場合、当該コネクション要求と同一の通信開始手順に集約するコネクション要求をここに指定した時間まで待つということを表す。たとえば、ゲートウエイ装置12では、各エントリにヒットする最初のコネクション要求があってから5秒間は他の集約すべきコネクション要求を待つようにしている。5秒間待っても何も来なかった(集約すべきコネクション要求すなわち集約番号が同じコネクション要求を受け取らなかった)場合は、最初に検出したコネクション要求1つで通信開始手順1つ分のリソースを占有する。
なお、各カメラのQoS情報は、上記特許文献1で示したQoSテーブルにエントリとして設定されているものとする。ここで、QoSテーブルとは、ゲートウエイ装置が収容している通信装置から発行されるTCP、UDPなどの個別のIP通信セッションを特徴づけるセッション情報(プロトコル番号、IPアドレス、プロトコルに対応したポート番号、TOS(Type of Service)値など)と、当該セッションを呼制御ネットワークに通すに当たって呼制御ネットワーク上に確保したいリソース情報としてのQoS情報(ピークレート、平均レート、バーストサイズ、遅延レベルなど)との対応を定義したものであり、ゲートウエイ装置が保持している情報テーブルである。実装時、グループ設定エントリはQoSテーブルに取り込んでいくのが望ましい。本実施の形態の通信制御方法は、QoSテーブルに集約番号とタイムアウトの項目を追加するだけでとりあえず実現可能である。
またここで、各カメラには以下の映像ストリームの宛先(宛先IPアドレス/ポート番号)設定および映像帯域設定が適用されているものとする。
カメラ(映像サーバ)23:映像表示端末42/9011,8000Kb/s
カメラ(映像サーバ)24:映像表示端末42/9021,2400Kb/s
カメラ(映像サーバ)25:映像表示端末42/9031,4000Kb/s
カメラ(映像サーバ)33:映像表示端末42/9012,4000Kb/s
カメラ(映像サーバ)34:映像表示端末42/9022,2400Kb/s
カメラ(映像サーバ)35:映像表示端末42/9032,4000Kb/s
カメラはいくつか種類があり、図5に示したタイミングでUDPストリームメディア(映像ストリーム)を流し始めたとすると、各ゲートウエイ装置はカメラからの映像ストリーム(UDPパケット)受信する。このとき、上記設定に従った動作を行うことにより、各ゲートウエイ装置では、それぞれ以下の集約結果となる。
○ゲートウエイ装置12での集約結果
映像サーバ3台を1つのSIPセッションに集約する。
○ゲートウエイ装置13での集約結果
映像サーバ33の集約は行わずに単独で1つのSIPセッションを使用し、
また、映像サーバ34および35を1つのセッションに集約する。
図6は、実施の形態2のゲートウエイ装置12におけるSIPシーケンスの一例を示す図である。本実施の形態のシーケンスでは、ゲートウエイ装置12は、基本的に、各映像サーバからUDPストリームメディアが流されてくるのを待つだけであり、RTSPと比較して、非常にシンプルな手順となっている。また、図7は、本実施の形態のセッション制御におけるSDP記述例(集約されたINVITEメッセージのSDPの記述例)を示す図である。この記述例では、到着したUDPメッセージ順に従い各パラメータ(m値からa値まで)が設定されている。また、SIPアダプテーション環境では、集約されたSDPで直接宛先のアドレス情報を伝達する必要がある。そのため以下の拡張パラメータを追加している。
a=x-dest-host:1.0.0.1
a=x-dest-port:9021
上記パラメータは、名前の通り、一方は宛先IPアドレス、もう一方はポート番号を示している。FW(Fire Wall)等があれば、受信側ゲートウエイ装置ではこのポート、アドレスについてFWに穴を開けるなどの処理が必要になる。また、SDPのm値に適用されているポート番号(2番目の数値)は、ストリームパケットのUDPソースポート番号に相当する。
なお、上記はグローバルアドレスの場合についての例であるが、近年もっとも適用が進んでいるNAPT(Network Address Port Translation)環境での例を以下に示す。このNAPT環境においては、上述したグローバルアドレスの場合と比較して、以下の違いが生ずる。
(I)発呼側のゲートウエイ装置では、m値に指定するポート番号は、ゲートウエイ装置が動的NAPTで決定した、NAPT変換後のポート番号を適用する。
(II)着呼側のゲートウエイ装置では、以下の2種類の動作が可能となる。
(a)x-dest-hostパラメータおよびx-dest-portパラメータを利用する。
この場合、着呼側のゲートウエイ装置は、これらのパラメータを利用して、空きのグローバルポート番号を自動的に算出し、そのグローバルポート番号と当該情報に示された宛先アドレスで静的NAPTを設定する。OKメッセージのSDPに載せるm値のポート番号には、ここで算出したグローバルポート番号を適用する。
(b)あらかじめNAPT設定を行っておく。
この場合、着呼側のゲートウエイ装置は、あらかじめNAPT設定を行っておき、x-dest-portパラメータのみを利用する。この動作を適用した場合、NAPT設定がない場合にはエラーとして受け付けないようにすることで、セキュリティを高められる。
なお、上記(a)では、着呼側端末におけるアプリケーションのポート番号だけでなくローカルIPアドレスを発呼側であらかじめ知っておく必要があるため、上記(b)の方がより現実的である。上記(b)では、アプリケーションがUPnP等と連係することにより、発呼側が着呼側端末のローカルIPアドレスを知らなくても、ポート番号だけを知っていれば接続が可能である。
また、上記(b)では、isubパラメータを利用するようにして、拡張を伴わない(x-dest-hostパラメータのみならずx-dest-portパラメータも利用しない)実施を実現することも可能である。isubは一般に19桁までの数値のみ指定可能であるため、特にグループ化を伴う場合はポート番号の指定範囲に制限が生じてしまうが、それでも拡張の必要性がないというのは大きなメリットである。
isubパラメータを利用する場合の一例として、SDPに記述した各コネクションと同じ順番で各ポート番号を集約し、4桁ずつを1つのポート番号とする場合を示す。たとえば、図6に示したシーケンスにおけるINVITEメッセージに対してisubパラメータを利用する方式を適用した場合、isub値は「isub=902190119031」となる。
そして、isubパラメータを利用する場合、着呼側のゲートウエイ装置は、記述されたSDPのm値毎に、isub値の先頭から4桁ずつを抽出してグローバルポート番号として扱う。その対応関係は以下のようになる。
1)m=video 38021 RTP/AVP 26 に対しては 9021
2)m=video 38011 RTP/AVP 26 に対しては 9011
3)m=video 38031 RTP/AVP 26 に対しては 9031
なお、この例ではm値指定のポート番号がきれいにそろっているが、実際には動的NAPTで自動算出するため無作為な値となる。
監視カメラの需要は近年急速に高まってきており、遠隔の拠点から映像を配信するとコストもかかるようになる。そして元々のSIPアダプテーション機能では、1メディアストリームに1セッションを消費してしまう。そのため、本実施の形態で示したグループ化機能(セッションを集約する機能)によってコネクション数および予約帯域を維持していながらセッション数を減らすことが可能となり、品質を維持したままコスト削減に貢献することができる。
このように、本実施の形態では、SIP制御機能を有していない通信装置(映像サーバ,映像表示装置など)を収容し、収容している通信装置に代わってSIPによるセッション制御を実行するゲートウエイ装置を含んだ通信システムにおいて、第1のゲートウエイ装置から第2のゲートウエイ装置に向けた複数のアクセスがほぼ同じタイミングで発生した場合、第1のゲートウエイ装置では、これら複数のセッションに関する情報を1つのメッセージのSDPへ集約して第2のゲートウエイ装置宛に送信し、集約された情報が搭載されたメッセージを受け取った第2のゲートウエイ装置は、受信した情報(集約された情報)に基づいて、上記の各アクセスを集約したセッションの制御を行うこととした。これにより、各ゲートウエイ装置の間におけるセッション接続数を節約することができる。この結果、同時に確立されるセッション数を削減して、規定のセッション数制限の中で提供されるサービスを最大限に利用することが可能となる。
以上のように、本発明にかかる通信制御方法は、次世代通信ネットワーク(NGN)を介してサービス提供を受ける場合の通信制御に有用であり、特に、利用可能なセッション数が制限されたネットワークにおいて同時に確立するセッション数が増加するのを防止してセッションリソースの効率的な利用を実現する通信制御方法に適している。
本発明にかかる通信制御方法を適用した通信システムの実施の形態1の構成例を示す図である。 実施の形態1における通信制御手順の一例を示すシーケンス図である。 RTSP制御コネクションリクエストのSDP集約結果の一例を示す図である。 実施の形態2の通信制御方法を適用した通信システムの構成例を示す図である。 各映像サーバがUDPストリームメディアを流し始めるタイミングの一例を示す図である。 実施の形態2のゲートウエイ措置におけるSIPシーケンスの一例を示す図である。 実施の形態2のゲートウエイ措置への映像ストリームの入力タイミングの一例を示す図である。 従来技術を説明するための図である。 従来技術を説明するための図である。
符号の説明
12、13、14 ゲートウエイ措置
21、22、31、32 VoD端末
23、24、25、33、34、35 映像サーバ(ネットワークカメラ)
41 VoDサーバ
42 映像表示端末
100 NGN(キャリアネットワーク)
200、300、400 ネットワーク

Claims (17)

  1. 単一のキャリアネットワークと、当該キャリアネットワークに接続された複数のゲートウエイ装置と、を含んだ通信システムにおいて、互いに異なるゲートウエイ装置に収容された通信装置同士がコネクションを確立した上で通信を行う場合の通信制御方法であって、
    前記複数のゲートウエイ装置の中の1つである第1のゲートウエイ装置が、配下の通信装置から発行された、自身とは異なる第2のゲートウエイ装置配下の通信装置宛の呼制御用のメッセージ、を複数検出した場合、当該検出した複数の呼制御用メッセージの一部または全部を集約して新たな呼制御用メッセージを生成し、さらに、当該生成した呼制御用メッセージを当該第2のゲートウエイ装置宛に送信するメッセージ送信ステップと、
    前記第2のゲートウエイ装置が、前記第1のゲートウエイ装置から自装置宛に送信された前記呼制御用メッセージに基づいて、前記第1のゲートウエイ装置により集約される前の各呼制御用メッセージを復元し、当該復元した各呼制御用メッセージをその宛先通信装置へ配信するメッセージ受信ステップと、
    を含み、
    前記第1のゲートウエイ装置と前記第2のゲートウエイ装置との間で1回の呼制御動作を実行することにより、前記新たな呼制御用メッセージに集約された呼制御用メッセージの数と同数のコネクションを、前記第1のゲートウエイ装置配下の通信装置と前記第2のゲートウエイ装置配下の通信装置との間で確立させることを特徴とする通信制御方法。
  2. 前記メッセージ送信ステップでは、最初に呼制御用メッセージを検出した時点から規定時間が経過し、かつその時点で複数の呼制御用メッセージを検出していた場合に、それまでに検出した呼制御用メッセージを集約して新たな呼制御用メッセージを生成することを特徴とする請求項1に記載の通信制御方法。
  3. 前記メッセージ送信ステップでは、検出した呼制御用メッセージが規定数に達した場合、それまでに検出した呼制御用メッセージを集約して新たな呼制御用メッセージを生成することを特徴とする請求項1または2に記載の通信制御方法。
  4. 前記メッセージ送信ステップでは、さらに、前記検出した各呼制御用メッセージに含まれるプロトコル情報、宛先通信装置アドレス情報、送信元端末アドレス情報および宛先アプリケーション情報の少なくともいずれか一つに基づいて、当該各呼制御用メッセージの中から集約対象とする呼制御メッセージを選択し、集約対象として選択した呼制御用メッセージに基づいて新たな呼制御用メッセージを生成することを特徴とする請求項1、2または3に記載の通信制御方法。
  5. 前記新たに生成する呼制御用メッセージをSIPによる呼制御で使用するメッセージとすることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の通信制御方法。
  6. 前記第2のゲートウエイ装置は、配下の通信装置から前記キャリアネットワーク内のSIPサーバ宛に発行されたREGISTERメッセージを検出した場合、当該検出したREGISTERメッセージ内の情報を保持しておき、
    前記メッセージ受信ステップでは、前記第1のゲートウエイ装置から受信した呼制御用メッセージおよび前記REGISTERメッセージを受信した際に保持しておいた情報に基づいて、当該第1のゲートウエイ装置により集約される前の各呼制御用メッセージを復元することを特徴とする請求項5に記載の通信制御方法。
  7. 前記メッセージ送信ステップでは、呼制御用メッセージの1つであるINVITEメッセージを複数検出した場合、当該検出した複数のINVITEメッセージの一部または全部を集約して新たなINVITEメッセージを生成し、さらに、当該生成した新たなINVITEメッセージを前記第2の特定のゲートウエイ装置宛に送信し、
    前記メッセージ受信ステップでは、前記第1のゲートウエイ装置から自装置宛に送信された新たなINVITEメッセージに基づいて、当該第1のゲートウエイ装置により集約される前の各INVITEメッセージを復元し、当該復元した各INVITEメッセージをその宛先通信装置へ配信することを特徴とする請求項5または6に記載の通信制御方法。
  8. さらに、
    前記第1のゲートウエイ装置または前記第2のゲートウエイ装置が、1回の呼制御動作を実行して確立させた複数のコネクションの中の1つを切断するためのBYEメッセージを配下の通信装置から受信し、かつ当該BYEメッセージが切断対象とするコネクションが前記複数のコネクションの中で最後に切断するコネクションとは異なる場合、当該BYEメッセージの切断対象であるコネクションを切断対象としてUPDATEメッセージの中に展開し、対向するゲートウエイ装置へ送信する第1の切断処理ステップと、
    前記BYEメッセージが展開されたUPDATEメッセージを受信したゲートウエイ装置が、当該UPDATEメッセージに基づいて、当該UPDATEメッセージに展開される前のBYEメッセージを復元し、当該復元したBYEメッセージをその宛先通信装置へ配信する第2の切断処理ステップと、
    を含むことを特徴とする請求項7に記載の通信制御方法。
  9. 第1の制御手順によりコネクションを確立した上での通信を必須とする第1のネットワークと、当該第1の制御手順とは異なる第2の制御手順によりコネクションを確立した上での通信またはコネクションを確立せずに行う通信が可能な複数の第2のネットワークと、当該第1のネットワークと当該第2のネットワークを接続する複数のゲートウエイ装置と、を含んだ通信システムにおける通信制御方法であって、
    前記複数のゲートウエイ装置の中の1つである第1のゲートウエイ装置が、配下の通信装置から発行された、自身とは異なる第2のゲートウエイ装置配下の通信装置との通信開始を示すメッセージ、を複数検出した場合、当該検出した複数のメッセージの一部または全部を選択し、選択した各メッセージに基づいて、前記第1のネットワーク上でコネクションを確立するため呼制御用メッセージを生成し、さらに、当該生成した呼制御用メッセージを当該第2のゲートウエイ装置宛に送信する呼制御用メッセージ送信ステップと、
    前記第2のゲートウエイ装置が、前記第1のゲートウエイ装置から自装置宛に送信された前記呼制御用メッセージに基づいて、前記第1のゲートウエイ装置に選択された各メッセージを一まとめにして通過させるためのコネクションを前記第1のネットワーク内で確立させるコネクション確立ステップと、
    を含み、
    前記コネクション確立ステップを実行後、前記第1のゲートウエイ装置により選択された各メッセージの送信元通信装置および宛先通信装置の間の通信では、前記確立させたコネクション経由でメッセージをやりとりすることを特徴とする通信制御方法。
  10. 前記呼制御用メッセージ送信ステップでは、最初に通信開始を示すメッセージを検出した時点から規定時間が経過し、かつその時点で複数の通信開始を示すメッセージを検出していた場合に、それまでに検出した通信開始を示すメッセージに含まれる制御情報に基づいて、前記呼制御用メッセージを生成することを特徴とする請求項9に記載の通信制御方法。
  11. 前記呼制御用メッセージ送信ステップでは、検出した通信開始を示すメッセージが規定数に達した場合、それまでに検出した通信開始を示すメッセージに含まれる制御情報に基づいて、前記呼制御用メッセージを生成することを特徴とする請求項9または10に記載の通信制御方法。
  12. 前記第1のゲートウエイ装置は、通信開始を示すメッセージをグループ分けするための情報であるグループ管理情報を保持し、
    前記呼制御用メッセージ送信ステップでは、通信開始を示すメッセージを検出した場合、前記グループ管理情報および検出したメッセージに含まれる制御情報に基づいて当該検出したメッセージのグループ分けを行い、次に、各グループ内のメッセージに基づいて各グループに対応する呼制御用メッセージを複数生成し、さらに、当該生成した各呼制御用メッセージを当該第2のゲートウエイ装置宛に送信し、
    前記コネクション確立ステップでは、前記第1のゲートウエイ装置から自装置宛に送信された呼制御用メッセージの数と同数の前記コネクションを前記第1のネットワーク内で確立させ、
    以降、前記各グループに属する各メッセージの送信元通信装置および宛先通信装置の間の通信では、前記グループ管理情報および処理対象のメッセージに含まれる制御情報に基づいて特定される、前記コネクションの中の一つを経由してメッセージをやりとりすることを特徴とする請求項9、10または11に記載の通信制御方法。
  13. 前記第1の制御手順をSIPによる制御手順とすることを特徴とする請求項9〜12のいずれか一つに記載の通信制御方法。
  14. 前記第2の制御手順をTCP/IPによる制御手順とすることを特徴とする請求項13に記載の通信制御方法。
  15. 前記呼制御用メッセージ送信ステップでは、前記選択した各メッセージの宛先通信装置を示すアドレス情報と、ポート番号情報と、をSDPに記述したINVITEメッセージを前記呼制御用メッセージとして生成することを特徴とする請求項13または14に記載の通信制御方法。
  16. 前記呼制御用メッセージ送信ステップでは、前記選択した各メッセージの宛先通信装置が同一である場合、当該宛先通信装置の電話番号を「toヘッダ」情報内の「宛先パラメータ」に設定し、さらに各メッセージに含まれるポート番号情報を集約して生成した情報を「toヘッダ」情報内の「isubパラメータ」に設定したINVITEメッセージを前記呼制御用メッセージとして生成することを特徴とする請求項13または14に記載の通信制御方法。
  17. 請求項1〜16のいずれか一つに記載の通信制御方法を実現することを特徴とするゲートウエイ装置。
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