JP2009217661A - 違法コンテンツ判定支援システムおよび違法コンテンツ判定支援システムの制御プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信ネットワークに接続されたWEBサイトで公開されているコンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定を支援する。
【解決手段】通信ネットワークNに接続されている検索エンジンに対して、ユーザが使用した検索キーワードを含むWEBサイトを特定する検索要求を行なって、WEBサイトを特定する情報を取得するWEBサイト情報取得部4と、検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報に基づき、該当するWEBサイトにアクセスし、そのWEBサイトからコンテンツを取得するコンテンツ取得部5と、コンテンツ取得部5が取得したコンテンツを格納するコンテンツデータベース6と、コンテンツデータベース6に格納されているコンテンツの内容を判別し、コンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定の対象とするコンテンツを抽出するコンテンツ抽出部7と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信ネットワークに接続されたWEBサイトで公開されているコンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定を支援する技術に関する。
従来から、インターネットにおけるデジタルコンテンツ(音楽・映像など)の流通が盛んに行なわれている。ところが、一般ユーザは、著作権の権利者の許可を得ることなく、著作権による保護がなされている音楽ファイルなどを公開することができるため、多くのユーザが正当な料金を払うことなくコンテンツを利用することができる状態となっている。これは、コンテンツの製作者等にとっては非常に大きな問題となる。このため、著作権により保護されているコンテンツを管理するための方法が、種々提案されている。
(暗号化方式)
コンテンツに暗号化処理をかけておき、正規に購入したユーザのみに復号化のための鍵情報を配布し、この鍵情報を利用してコンテンツを復号化しないと再生ができない方式がある。例えば、特許文献1から3には、この方式が開示されている。
(電子透かし方式)
コンテンツに「電子透かし」と呼ばれる情報を埋め込んでおき、仮に当該コンテンツが非公式に流布されたとしても、当該コンテンツ内の「電子透かし」を解析することにより、そのコンテンツの製作元を明らかにすることができる技術である。例えば、特許文献4にこの方式が開示されている。
また、上記の各方式によって著作権が管理されたコンテンツを、ユーザに対して違法に入手させないための方法として、ユーザのクライアントとコンテンツ提供元サーバ間の通信経路の途中で、当該コンテンツの違法性を判断させる方式がある。例えば、特許文献5は、この方式が開示されている。
上記の暗号化や電子透かしの各方式は、元となるコンテンツに対し、事前に暗号化や電子透かしの埋め込み処理が行なわれていることが前提になっている。このため、例えば、音楽CDから直接作成される電子ファイルの著作権の有無については検出することは困難である。こうしたファイルが対象となる場合、著作権を管理すべきコンテンツ群の中に、当該ファイルが含まれているかどうかを検出する手法が有用である。具体的には、特許文献6に開示されている技術や、非特許文献1の研究論文に開示されている手法がある。
上記の各手法では、例えば、テレビやラジオなどから流れてくる音楽のオーディオ信号を、携帯電話のマイクなどを経由して音楽検索システムに入力し、検索対象音楽データベースに含まれる楽曲との照合を行なうことにより、所望の楽曲に関する情報(タイトル・アーティスト)を検索する。この手法は、例えば、違法と思われるオーディオファイルと、著作権を保護すべき音楽データベースとの間の照合にも応用することができる。
特開2000−358003号公報 特開2001−148156号公報 特開2002−007605号公報 特開2005−057769号公報 特開2003−228550号公報 特開2002−215632号公報 J. Haitsma, T. Kalker: A Highly Robust Audio Fingerprinting System With an Efficient Search Strategy, Journal of New Music Research, Vol 32, Issue 2, pp. 211-221, Jun 2003. Y. Nakajima, Y. Lu, M. Sugano, A. Yoneyama, H. Yanagihara, A. Kurematsu: "A fast audio classification from MPEG coded data", Proc. ICASSP ’99, Vol.6, pp 3005-3008, 1999.
しかしながら、上記の各手法には一定の効果は見込まれるものの、非常に多数の違法コンテンツがインターネット上で閲覧可能となっている現状を鑑みると、十分な対策にはなっていないと考えられる。特許文献1から5に記載されている各手法では、正式に流通・販売される正規のコンテンツには、暗号化や電子透かしなどの情報が埋め込まれていることが前提となっている。しかし、例えば、音楽コンテンツの場合、違法コンテンツを流布しようと考えているユーザは、著作権の管理に必要な暗号化などの処理が施されていないオーディオファイルを容易に作成することができる。従って、暗号化・電子透かし等の情報を前提とするこれらの従来手法では、有効な対策にはならない。
一方、特許文献6、7に記載されている各手法では、音楽の音響的な特徴量に基づいて、コンテンツの合法性を判断する手法であるため、特許文献1から5の各手法で必要となる情報を必要とせず、違法コンテンツを検出することが可能である。しかし、これらの手法では、違法コンテンツと推測されるファイル群を取得することが困難である。
現在、インターネット上に公開されている違法コンテンツを探し出すためには、著作権に関する権利者団体が、自ら、インターネット上に公開されている膨大な情報の中から、違法コンテンツが公開されていると思われるWEBサイトなどを探し出す必要がある。そして、探し出されたWEBサイトから、違法コンテンツの候補となるファイルをダウンロードし、管理下にある著作権付き音楽DBに含まれる楽曲との照合を行なう。そして、違法性が認められる場合は、WEBサイト運営者などへの注意を喚起する対策が採られている。
これらの作業の多くは人手でまかなわれているため、見回ることが可能なWEBサイトが限定されることは明らかである。また、仮に、上記の作業の結果、注意を受けたWEBサイトが閉鎖されたとしても、同WEBサイトの運用者が別のアドレスで類似したWEBサイトを立ち上げることは容易である。従って、これらの手法では、インターネット上に流布されている違法コンテンツのごく一部しか検出することができないと考えられる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、通信ネットワークに接続されたWEBサイトで公開されているコンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定を支援することができる違法コンテンツ判定支援システムおよび違法コンテンツ判定支援システムの制御プログラムを提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の違法コンテンツ判定支援システムは、通信ネットワークに接続されたWEBサイトで公開されているコンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定を支援する違法コンテンツ判定支援システムであって、ユーザが前記通信ネットワークを介して行なった検索履歴情報を取得し、前記検索履歴情報から検索キーワードを抽出し、前記通信ネットワークに接続されている検索エンジンに対して、前記検索キーワードを含むWEBサイトを特定する検索要求を行なって、前記検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報を取得するWEBサイト情報取得部と、前記検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報に基づき、前記通信ネットワークを介して該当するWEBサイトにアクセスし、そのWEBサイトからコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、前記コンテンツ取得部が取得したコンテンツを格納するコンテンツデータベースと、前記コンテンツデータベースに格納されているコンテンツの内容を判別し、コンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定の対象とするコンテンツを抽出するコンテンツ抽出部と、を備えることを特徴としている。
このように、検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報に基づき、通信ネットワークを介して該当するWEBサイトにアクセスし、そのWEBサイトからコンテンツを取得するので、WEB上の膨大な情報の中から効率的にWEBサイトを特定し、コンテンツを取得することが可能となる。また、コンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定の対象とするコンテンツを抽出するので、著作権の抵触判断を効率化させることが可能となる。また、従来技術のようにコンテンツに信号を埋め込む必要が無いため、信号が埋め込まれていないコンテンツについても検出対象とすることが可能となる。
(2)また、本発明の違法コンテンツ判定支援システムにおいて、ユーザが前記通信ネットワークを介して行なった検索履歴情報を格納する検索履歴データベースから、検索キーワードを抽出する検索キーワード抽出部をさらに備えることを特徴としている。
このように、ユーザが通信ネットワークを介して行なった検索履歴情報を格納する検索履歴データベースから、検索キーワードを抽出する機能を有するので、ユーザの検索履歴に基づいたWEBサイトの検索を行なうことが可能となる。
(3)また、本発明の違法コンテンツ判定支援システムにおいて、前記コンテンツ抽出部によって抽出されたコンテンツについて、コンテンツの特徴を適法なコンテンツと比較および照合することにより、前記抽出されたコンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定を行なう適法性判定部をさらに備えることを特徴としている。
このように、コンテンツの特徴を適法なコンテンツと比較および照合することにより、抽出されたコンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定を行なうので、違法コンテンツを検出することが可能となる。なお、コンテンツの特徴を適法なコンテンツと比較および照合する場合、特許文献6および非特許文献1に記載されている技術を用いることもできる。
(4)また、本発明の違法コンテンツ判定支援システムは、前記WEBサイト情報取得部が取得した検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報のうち、非公式のWEBサイトを特定する情報のみを抽出し、抽出した非公式のWEBサイトを特定する情報を前記コンテンツ取得部に出力する第1のフィルタ部をさらに備えることを特徴としている。
このように、WEBサイト情報取得部が取得した検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報のうち、非公式のWEBサイトを特定する情報のみを抽出するので、コンテンツ取得部が取得すべきコンテンツの数量を減少させることができる。その結果、著作権に抵触しているか否かについての判定の対象とするコンテンツを少なくし、処理の効率化を図ることが可能となる。
(5)また、本発明の違法コンテンツ判定支援システムは、前記コンテンツ取得部が取得したコンテンツのうち、非公式のWEBサイトから取得したコンテンツのみを抽出し、抽出したコンテンツを前記コンテンツデータベースに格納する第2のフィルタ部をさらに備えることを特徴としている。
このように、コンテンツ取得部が取得したコンテンツのうち、非公式のWEBサイトから取得したコンテンツのみを抽出するので、著作権に抵触しているか否かについての判定の対象とするコンテンツを少なくし、処理の効率化を図ることが可能となる。
(6)また、本発明の違法コンテンツ判定支援システムの制御プログラムは、通信ネットワークに接続されたWEBサイトで公開されているコンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定を支援する違法コンテンツ判定支援システムの制御プログラムであって、検索キーワード抽出部が、ユーザが前記通信ネットワークを介して行なった検索履歴情報を格納する検索履歴データベースから、検索キーワードを抽出する処理と、WEBサイト情報取得部が、前記通信ネットワークに接続されている検索エンジンに対して、前記検索キーワードを含むWEBサイトを特定する検索要求を行なって、前記検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報を取得する処理と、コンテンツ取得部が、前記検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報に基づき、前記通信ネットワークを介して該当するWEBサイトにアクセスし、そのWEBサイトからコンテンツを取得する処理と、コンテンツデータベースが、前記コンテンツ取得部が取得したコンテンツを格納する処理と、コンテンツ抽出部が、前記コンテンツデータベースに格納されているコンテンツの内容を判別し、コンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定の対象とするコンテンツを抽出する処理と、を少なくとも含むことを特徴としている。
このように、検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報に基づき、通信ネットワークを介して該当するWEBサイトにアクセスし、そのWEBサイトからコンテンツを取得するので、WEB上の膨大な情報の中から効率的にWEBサイトを特定し、コンテンツを取得することが可能となる。また、コンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定の対象とするコンテンツを抽出するので、著作権の抵触判断を効率化させることが可能となる。また、従来技術のようにコンテンツに信号を埋め込む必要が無いため、信号が埋め込まれていないコンテンツについても検出対象とすることが可能となる。また、ユーザが通信ネットワークを介して行なった検索履歴情報を格納する検索履歴データベースから、検索キーワードを抽出する機能を有するので、ユーザの検索履歴に基づいたWEBサイトの検索を行なうことが可能となる
本発明によれば、検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報に基づき、通信ネットワークを介して該当するWEBサイトにアクセスし、そのWEBサイトからコンテンツを取得するので、WEB上の膨大な情報の中から効率的にWEBサイトを特定し、コンテンツを取得することが可能となる。また、コンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定の対象とするコンテンツを抽出するので、著作権の抵触判断を効率化させることが可能となる。また、従来技術のようにコンテンツに信号を埋め込む必要が無いため、信号が埋め込まれていないコンテンツについても検出対象とすることが可能となる。
(第1の実施形態)
次に、本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る違法コンテンツ判定支援システムの概略構成を示す図である。この違法コンテンツ判定支援システム1は、検索履歴データベース2において、一般ユーザがインターネットなどの通信ネットワークNを介して行なった検索履歴情報を格納する。検索キーワード抽出部3は、検索履歴データベース2から、違法コンテンツを公開している可能性のあるWEBサイトを検索するために有効と考えられる検索キーワードを抽出する。この検索キーワードは、例えば、アーティスト名、楽曲名のようにコンテンツを特定するものの他、「着うた(登録商標)」などの関連キーワードなどを含む。
WEBサイト情報取得部4は、検索キーワード抽出部3が抽出した検索キーワードを用いて、通信ネットワークNに接続されている検索API(Application Program Interface)10を介して、検索エンジン11に対し、検索キーワードを含むWEBサイトを特定する検索要求を行なう。そして、WEBサイト情報取得部4は、WEB検索エンジン11から検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報を取得する。これにより、違法コンテンツが公開されている可能性が高いWEBサイトの情報を取得することができる。具体的には、「Google(登録商標)」や「Yahoo!(登録商標)」などのWEB検索サイトが公開している検索APIを利用することにより、検索キーワードを含むWebサイト一覧を取得する。また、対象サイトの情報をより網羅的に収集するため、例えば、検索APIから得られたWEBサイトのコンテンツを解析し、当該サイトからリンクが張られているWEBサイトの情報を併せて入手する機能を実装してもよい。
ここで、第1のフィルタ部4aにおいて、WEBサイト情報取得部4が取得したWEBサイトを特定する情報のうち、非公式のWEBサイトを特定する情報のみを抽出するように構成しても良い。そして、抽出した非公式のWEBサイトを特定する情報のみをコンテンツ取得部5に出力するのである。これにより、コンテンツ取得部5が取得すべきコンテンツの数量を減少させることができる。その結果、著作権に抵触しているか否かについての判定の対象とするコンテンツを少なくし、処理の効率化を図ることが可能となる。
次に、コンテンツ取得部5は、WEBサイト情報取得部4が取得した検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報に基づき、通信ネットワークNを介して、検索対象となるサイト12にアクセスする。図1では、一つの例として、検索対象サイトは、12a〜12cの3つである場合を示している。そして、コンテンツ取得部5は、該当するWEBサイトにアクセスし、そのWEBサイトからコンテンツ群F1を取得する。すなわち、コンテンツ取得部5は、WEBサイト情報取得部4が取得したWebサイト一覧に含まれるWEBサイトのコンテンツを解析し、各サイト上に公開されているファイルのうち、違法コンテンツ検出の対象となるファイルをダウンロードする。具体的には、適法性判定の対象となるコンテンツ種別に適合した形式のファイルをダウンロードする。例えば、音楽コンテンツが対象である場合、オーディオファイルの代表的な形式であるMP3、3g2、WMAなどに該当するファイルを選択し、ダウンロードする。ファイル種別の識別方法としては、例えば、ファイルの拡張子を参照する方法を実装することができる。コンテンツ取得部5によってダウンロード(取得)されたコンテンツは、コンテンツデータベース6に格納される。
ここで、第2のフィルタ部4bにおいて、コンテンツ取得部5が取得したコンテンツのうち、非公式のWEBサイトから取得したコンテンツのみを抽出するように構成しても良い。そして、抽出したコンテンツをコンテンツデータベース6に格納するのである。これにより、著作権に抵触しているか否かについての判定の対象とするコンテンツを少なくし、処理の効率化を図ることが可能となる。
次に、コンテンツ抽出部7は、コンテンツデータベース6に格納されているコンテンツの内容を判別し、コンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定の対象とするコンテンツを抽出する。すなわち、コンテンツ抽出部7は、コンテンツ取得部5によってダウンロードされ、コンテンツデータベース6に格納されたコンテンツ群の中から、後述する適法性判定部8において著作権の抵触の有無を判定するコンテンツを絞り込む。このコンテンツ抽出部7は、コンテンツ取得部5が取得したコンテンツ数、またはコンテンツデータベース6に格納されているコンテンツ数が膨大である場合、著作権の抵触判定の対象となるコンテンツを絞り込むことにより、著作権の抵触判定処理の効率を向上させる。例えば、著作権の抵触判定の対象となるコンテンツが音楽である場合、コンテンツデータベース6に格納されているオーディオファイルの中から、楽曲である可能性が高いファイル群を抽出する処理を行なう。この処理は、例えば、非特許文献2に開示されているオーディオ分類手法を適用することができる。
適法性判定部8は、コンテンツ抽出部7によって抽出されたコンテンツについて、コンテンツの特徴を、適法なコンテンツと比較および照合することにより、抽出されたコンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定を行なう。具体的には、著作権を管理すべきコンテンツ群と、コンテンツ抽出部7によって抽出されたコンテンツの特徴を比較・照合し、違法コンテンツの検出を行なう。このように、コンテンツの特徴を適法なコンテンツと比較および照合することにより、抽出されたコンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定を行なうので、違法コンテンツを検出することが可能となる。なお、コンテンツの特徴を適法なコンテンツと比較および照合する場合、特許文献6および非特許文献1に記載されている技術を用いることもできる。
図2は、第1の実施形態に係る違法コンテンツ判定支援システムの動作を示すフローチャートである。まず、検索キーワード抽出部3において、ユーザが通信ネットワークNを介して行なった検索履歴情報を格納する検索履歴データベース2から、検索キーワードを抽出する(ステップS1)。次に、WEBサイト情報取得部4において、通信ネットワークNに接続されている検索エンジン11に対して、検索キーワードを含むWEBサイトを特定する検索要求を行なって(ステップS2)、検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報を取得する(ステップS3)。次に、第1のフィルタ部4aにおいて、WEBサイト情報取得部4が取得したWEBサイトを特定する情報のうち、非公式のWEBサイトを特定する情報のみを抽出する(ステップS4)。なお、このステップS4は、必ずしも行なわなくても良い。
次に、コンテンツ取得部5において、検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報に基づき、通信ネットワークNを介して、該当するWEBサイトにアクセスし、そのWEBサイトからコンテンツを取得する(ステップS5)。次に、第2のフィルタ部4bにおいて、コンテンツ取得部5が取得したコンテンツのうち、非公式のWEBサイトから取得したコンテンツのみを抽出する(ステップS6)。なお、このステップS6は、必ずしも行なわなくても良い。コンテンツ取得部5が取得したコンテンツは、コンテンツデータベース6に格納される(ステップS7)。
次に、コンテンツ抽出部7において、コンテンツデータベース6に格納されているコンテンツの内容を判別し、著作権の抵触判定の対象となるコンテンツを抽出する(ステップS8)。次に、適法性判定部8において、コンテンツ抽出部7によって抽出されたコンテンツについて、コンテンツの特徴を、適法なコンテンツと比較および照合することにより、抽出されたコンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定を行なう(ステップS9)。具体的には、著作権を管理すべきコンテンツ群と、コンテンツ抽出部7によって抽出されたコンテンツの特徴を比較・照合し、違法コンテンツの検出を行なう。
(第2の実施形態)
図3は、本発明の第2の実施形態に係る違法コンテンツ判定支援システムの概略構成を示す図である。図3に示す第2の実施形態に係る違法コンテンツ判定支援システム100では、第1の実施形態における「適法性判定部8」が外されている。そして、コンテンツ抽出部7が抽出したコンテンツをデータファイルF2として出力する。その他の構成は、第1の実施形態と同様である。
特に音楽を対象とした違法コンテンツを検出しようとする場合、著作権に抵触しているか否かの判断を行なうべき権利者が複数存在している場合がある。また、本発明において利用される検索履歴DBの提供元(例えば、携帯ネットワークサービスを管理する通信キャリア)と、配信コンテンツの提供元(例えば、音楽配信業者やレコード会社)が別個である場合が多い。このような場合、第1の実施形態における「適法性判定部8」の機能、すなわち、コンテンツ抽出部7によって抽出されたコンテンツ群についての著作権の抵触判定は、コンテンツ著作権の権利元で実施する手法が望ましいと考えられる。
第2の実施形態では、このような手法を行なう場合の違法コンテンツ判定支援システムの構成を提案する。図3に示す構成例では、コンテンツ抽出部7によって抽出されるコンテンツ群が、データとして出力され、権利元に送信される。この場合、コンテンツそのものを出力しても良いし、コンテンツリストのみを出力しても良い。あるいは、両方を権利元へ送信する構成を採っても良い。
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報に基づき、通信ネットワークNを介して該当するWEBサイトにアクセスし、そのWEBサイトからコンテンツを取得するので、WEB上の膨大な情報の中から効率的にWEBサイトを特定し、コンテンツを取得することが可能となる。また、コンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定の対象とするコンテンツを抽出するので、著作権の抵触判断を効率化させることが可能となる。また、従来技術のようにコンテンツに信号を埋め込む必要が無いため、信号が埋め込まれていないコンテンツについても検出対象とすることが可能となる。
第1の実施形態に係る違法コンテンツ判定支援システムの概略構成を示す図である。 第1の実施形態に係る違法コンテンツ判定支援システムの動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る違法コンテンツ判定支援システムの概略構成を示す図である。
符号の説明
1 違法コンテンツ判定支援システム
2 検索履歴データベース
3 検索キーワード抽出部
4 WEBサイト情報取得部
4a 第1のフィルタ部
4b 第2のフィルタ部
5 コンテンツ取得部
6 コンテンツデータベース
7 コンテンツ抽出部
8 適法性判定部
10 検索API
11 検索エンジン
12、12a〜12c 検索対象サイト

Claims (6)

  1. 通信ネットワークに接続されたWEBサイトで公開されているコンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定を支援する違法コンテンツ判定支援システムであって、
    ユーザが前記通信ネットワークを介して行なった検索履歴情報を取得し、前記検索履歴情報から検索キーワードを抽出し、前記通信ネットワークに接続されている検索エンジンに対して、前記検索キーワードを含むWEBサイトを特定する検索要求を行なって、前記検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報を取得するWEBサイト情報取得部と、
    前記検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報に基づき、前記通信ネットワークを介して該当するWEBサイトにアクセスし、そのWEBサイトからコンテンツを取得するコンテンツ取得部と、
    前記コンテンツ取得部が取得したコンテンツを格納するコンテンツデータベースと、
    前記コンテンツデータベースに格納されているコンテンツの内容を判別し、コンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定の対象とするコンテンツを抽出するコンテンツ抽出部と、を備えることを特徴とする違法コンテンツ判定支援システム。
  2. ユーザが前記通信ネットワークを介して行なった検索履歴情報を格納する検索履歴データベースから、検索キーワードを抽出する検索キーワード抽出部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の違法コンテンツ判定支援システム。
  3. 前記コンテンツ抽出部によって抽出されたコンテンツについて、コンテンツの特徴を適法なコンテンツと比較および照合することにより、前記抽出されたコンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定を行なう適法性判定部をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2記載の違法コンテンツ判定支援システム。
  4. 前記WEBサイト情報取得部が取得した検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報のうち、非公式のWEBサイトを特定する情報のみを抽出し、抽出した非公式のWEBサイトを特定する情報を前記コンテンツ取得部に出力する第1のフィルタ部をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の違法コンテンツ判定支援システム。
  5. 前記コンテンツ取得部が取得したコンテンツのうち、非公式のWEBサイトから取得したコンテンツのみを抽出し、抽出したコンテンツを前記コンテンツデータベースに格納する第2のフィルタ部をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の違法コンテンツ判定支援システム。
  6. 通信ネットワークに接続されたWEBサイトで公開されているコンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定を支援する違法コンテンツ判定支援システムの制御プログラムであって、
    検索キーワード抽出部が、ユーザが前記通信ネットワークを介して行なった検索履歴情報を格納する検索履歴データベースから、検索キーワードを抽出する処理と、
    WEBサイト情報取得部が、前記通信ネットワークに接続されている検索エンジンに対して、前記検索キーワードを含むWEBサイトを特定する検索要求を行なって、前記検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報を取得する処理と、
    コンテンツ取得部が、前記検索キーワードを含むWEBサイトを特定する情報に基づき、前記通信ネットワークを介して該当するWEBサイトにアクセスし、そのWEBサイトからコンテンツを取得する処理と、
    コンテンツデータベースが、前記コンテンツ取得部が取得したコンテンツを格納する処理と、
    コンテンツ抽出部が、前記コンテンツデータベースに格納されているコンテンツの内容を判別し、コンテンツが著作権に抵触しているか否かについての判定の対象とするコンテンツを抽出する処理と、を少なくとも含むことを特徴とする違法コンテンツ判定支援システムの制御プログラム。
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