JP2009217505A - 計算機システム、計算機制御方法及び計算機制御プログラム - Google Patents

計算機システム、計算機制御方法及び計算機制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】復旧する計算機に同じ処理を行なわせる際に、稼動中の計算機での周期駆動ソフトウェアの周期抜け、及び通信駆動ソフトウェアの受信抜けを発生させない。
【解決手段】外部ネットワーク53に接続される各計算機51、52は、周期駆動ソフトウェア61、71と、通信駆動ソフトウェア63、73と、これらソフトウェアの駆動による処理データ65、75を記憶するメモリ64、74とを備える。さらに、計算機51は、メモリ64に記憶された処理データ65を計算機52に転送することにより、計算機51、52に共通化した処理内容で複数の機能を開始させるメモリ一致化機構69、79、タイマ一致化機構66、76、受信一致化機構67、77を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、例えば、複数台の計算機に同じ処理を多重化して行なわせるフォールトトレラントシステムに適用可能な計算機システム、計算機制御方法及び計算機制御プログラムに関するものである。
1台の計算機に障害が発生した際にも、他の計算機が切り替わって処理をすることで計算機の処理を継続させる多重化システムやフォールトトレラントシステムが知られている(特許文献1参照)。
これらのシステムでは、他の計算機が切り替わる際の時間を短縮するために、複数の計算機にて同じ処理を行ない、切り替わる際には処理結果などを他の計算機に引継ぐという処理を無くしている。
特開2007−72980号公報
上述した特許文献1に記載の技術のように、複数の計算機にて同じ処理を行なうシステムにて、ハードウェア障害などにより1台の計算機が停止し、残りの計算機にて処理を継続している場合、以下のような復旧処理を行う。
すなわち、障害が発生した計算機は、障害要因を特定し、ハードウェア交換等の処置を行なった後、その計算機を起動し、再度、継続していた処理と同じ処理を行なうようにする必要がある。
このため、残りの計算機は、現在実行中の処理を停止し、最新の処理データを復旧する計算機へコピーする。その後、全ての計算機で処理を一斉に起動することで、同じ処理をすることが可能となる。
しかし、計算機で処理するソフトウェアが、周期駆動ソフトウェアのように一定周期で常に行なわれる処理であった場合、この処理を一度停止して、再度処理を開始することとなる。このため、処理データのコピー時間によっては、常に一定周期で行なわれるはずの処理が行なわれない場合に、周期抜けが発生してしまう。
また、通信駆動ソフトウェアのように外部装置からの受信データによって処理をする必要があった場合、このソフトウェアが停止中に外部装置から通信を送信されてきた時に受信することができず、受信抜けが発生してしまう。
そこで、本発明は、復旧する計算機に同じ処理を行なわせるようにする際に、稼動中の計算機で行なわれている周期駆動ソフトウェアの周期抜け、及び通信駆動ソフトウェアの受信抜けが発生しないような計算機システムを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するために、本発明の計算機システムでは、ネットワークに接続される複数台の計算機における各計算機は、複数の機能を駆動させる複数の駆動ソフトウェアと、複数の駆動ソフトウェアの駆動による処理データを記憶するメモリとを備えている。
さらに、各計算機は、メモリに記憶された処理データを他の計算機に転送することにより、複数台の計算機に共通化した処理内容で複数の機能を開始させる一致化機構を備え、複数台の計算機に同じ処理を多重化して行なわせることを特徴とする。
また、本発明の計算機制御方法では、ネットワークに接続される複数台の計算機における各計算機の処理は、複数の機能を複数の駆動ソフトウェアにより駆動させる駆動ステップと、複数の駆動ソフトウェアの駆動による処理データをメモリに記憶する記憶ステップとを含んでいる。
さらに、各計算機の処理は、メモリに記憶された処理データを他の計算機に転送することにより、複数台の計算機に共通化した処理内容で複数の機能を開始させる一致化ステップを含み、複数台の計算機に同じ処理を多重化して行なわせることを特徴とする。
また、本発明の計算機制御プログラムは、ネットワークに接続される複数台の計算機における各計算機のコンピュータに対して、複数の機能を複数の駆動ソフトウェアにより駆動させる駆動機能と、複数の駆動ソフトウェアの駆動による処理データをメモリに記憶する記憶機能とを実現させる。
さらに、計算機制御プログラムは、各計算機のコンピュータに対して、メモリに記憶された処理データを他の計算機に転送することにより、複数台の計算機に共通化した処理内容で複数の機能を開始させる一致化機能を実現させる。これにより、複数台の計算機に同じ処理を多重化して行なわせることを特徴とする。
本発明によれば、複数の計算機にて同じ処理を行なうシステムで障害復旧する際、稼動中の計算機で行なわれている周期駆動ソフトウェアの周期抜けや、通信駆動ソフトウェアの受信抜けを起こさないようにすることができるという効果を奏する。
このため、復旧する計算機に稼動中の計算機と連続した同じ処理を行なわせることが可能となるという効果が得られる。
以下、本発明の一実施の形態を、図1〜12を参照して説明する。
図1は、本実施の形態例のシステム構成例を示している。
図1において、本実施の形態例の計算機システム10は、演算処理を行なうCPU(Central Processing Unit)ノード11〜14と、演算処理の結果を照合する照合ノード21〜28を備えている。
2n(nは2以上の自然数)台からなる複数のCPUノード11〜14は、それぞれ多重化ネットワーク1に接続し、2m(mは2以上の自然数)台からなる複数の照合ノード21〜28は、それぞれ多重化ネットワーク1と外部ネットワーク2に接続している。
各CPUノード11〜14及び各照合ノード21〜28は、それぞれ“CPU1”〜“CPU2n”、“照合1”〜“照合2m”のシステム全体でユニークとなるノード番号が割り振られている。ただし、同じノード番号は存在しないものとする。
なお、多重化ネットワーク1は、二重化以上の多重化ネットワークであり、外部ネットワーク2は、二重化以上の多重化ネットワークでも可能とする。また、この2つのネットワークはネットワークに限定しない。すなわち、バス状でもスター状でもよい。
図1は、多重化ネットワーク1をLAN(Local Area Network)1系3、LAN2系4で構成された二重化ネットワークとし、外部ネットワーク2を単一のネットワークとする構成例である。なお、図1に示すLANの代わりに、イーサネット(登録商標)(Ethernet(登録商標))で構成することもできる。
各照合ノード21〜28は2台のノードで1つのペアを組むように構成されており、図1においては、m組の照合ノードペア31〜34がとして構成されている。照合ノードペア31〜34のうち、1組のペアが主系ペア31となった場合、他の(m−1)組の照合ノードペアは従系ペア32〜34となる。このように、照合ノードペア間において、主従関係を持つように構成される。
主系ペア31には、“主系”のペア番号40が割り振られており、各従系ペア32〜34はそれぞれ“従系1”〜“従系(m−1)”のペア番号41〜43が割り振られている。すなわち、図1では、主系ペア40、従系ペア41〜43となる。システム全体において同じペア番号は存在しないものとする。
ここで、CPUノード11〜14には、図示しないドメインネームサーバにより、それぞれ多重化ネットワーク1に対して、LAN1系3においてIP(Internet Protocol)アドレスA1、B1、C1、D1が割り当てられ、LAN2系4においてIPアドレスA2、B2、C2、D2が割り当てられている。
また、各照合ノード21〜28には、図示しないドメインネームサーバにより、それぞれ多重化ネットワーク1に対して、LAN1系3においてIPアドレスa1、b1、c1、d1、e1、f1、g1、h1が割り当てられ、LAN2系4においてはIPアドレスa2、b2、c2、d2、e2、f2、g2、h2が割り当てられている。
本発明における多重化システムの再組込みに適用される計算機は、図2のようなペア構成をとる。ここで、再組込みとは、計算機51が実行中の処理を計算機52に連続して同じ実行させて、複数台の計算機51、52に同じ処理を多重化して行なわせることをいう。
本発明では、複数台の計算機51、52が外部ネットワーク53にて接続される。図2に示す複数台の計算機51、52は、図1に示したCPUノード11〜14に対応するものである。また、外部ネットワーク53とは、図1に示した外部ネットワーク2及び照合ノードペア40〜43、多重化ネットワーク1に対応するものである。
計算機上51、52では、後述する周期タイマ機構60、70より駆動される周期駆動ソフトウェア61、71と通信機構62、72から駆動される通信駆動ソフトウェア63、73が動作する。そして、これらのソフトウェアは処理結果や状態を処理データ65、75としてメモリ64、74上に格納されるように構成されている。
また、複数台の計算機51、52が同じ処理をするために、外部ネットワーク53からの通信パケットは全ての計算機で同じデータを受信できるものとする。
図1では、51の計算機1が周期駆動ソフトウェア61と通信駆動ソフトウェア63を動作している。また、52の計算機2が復旧する計算機として、周期駆動ソフトウェア71と通信駆動ソフトウェア73を計算機1の処理と同じにするために、以下の構成を備えている。
すなわち、51の計算機1及び52の計算機2において、一致化管理機構68、78、タイマ一致化機構66、76、受信一致化機構67、77、メモリ一致化機構69、79が動作するように構成している。
ここで、周期タイマ機構60、70とは、周期駆動ソフトウェア61、71から登録された周期時間をタイマ管理テーブルとして管理し、その周期時間分経過した際に、該当するソフトウェアを駆動する機構を有する。
タイマ一致化機構66、76では、一致化管理機構68、78からの指示によりタイマによる周期駆動を停止する機構を有している。また、周期タイマ機構60、70が有するタイマ管理テーブルを稼動中の51の計算機1と組込みを行なう52の計算機2にて一致化することで、周期駆動ソフトウェアの起動タイミングを一致化させる機構を有する。
また、通信機構62、72とは、外部ネットワーク53を通じて受信したパケットを受信管理テーブルとして管理し、通信駆動ソフトウェア63、73を駆動させる機構を有する。受信一致化機構67、77は、受信管理テーブルを51の計算機1と52の計算機2で一致化することで、通信駆動ソフトウェア63、73への受信パケットを一致化させる機構を有する。
メモリ一致化機構69、79とは、メモリ64上の処理データ65を51の計算機1から52の計算機2のメモリ74上の処理データ75へコピーする。コピー中に発生した更新は、差分データとして再一致化を行なう。
一致化管理機構68、78は、メモリ一致化機構69、79での差分データサイズを確認し、周期駆動ソフトウェア61,71に影響を与えない範囲でコピーできると判断すると、以下の処理を行う。
すなわち一致化管理機構68、78は、処理データ65、75を更新しないように通信機構62、72からのソフトウェア駆動を抑止して、処理データ65、75の差分の一致化、タイマ管理テーブルの一致化、受信管理テーブルの一致化を行なう。
この後に、一致化管理機構68、78は、51の計算機1と52の計算機2で共にソフトウェア駆動を再開させることで、処理データ65、75が一致化し、かつ、駆動タイミングも一致化することにより、同じ処理を行なわせることが可能となる。
ここで、一致化管理機構68、78は、差分データサイズの確認を行なうことで、周期駆動ソフトウェア61、71に周期抜けを起こさないようにすることができる。また、通信駆動ソフトウェア63、73の抑止中も通信機構62、72での受信は継続している。このため、一致化管理機構68、78は、一致化終了後に抑止を解除して受信を再開させるため、受信抜けを起こさないようにすることができる。
図3に周期駆動ソフトウェア61、71の動作のフローチャートを示す。
図3において、周期駆動ソフトウェア61、71は、周期駆動するために周期タイマ機構に対してタイマ登録を行なう(ステップS1)。その後、周期駆動ソフトウェア61、71は、タイマ駆動待ちとなる(ステップS2)。
周期駆動ソフトウェア61、71は、周期タイマ機構60、70より駆動されると、メモリ64、74上から前周期の処理結果や内部状態として処理データ65、75を読み込み(ステップS3)、周期処理を行なう(ステップS4)。
ここで周期処理とは、タイマ駆動にて処理データをもとに行なう処理の総体であり、処理内容については限定しない。
その後、周期駆動ソフトウェア61、71は、周期処理にて行なった処理結果を処理データ65、75としてメモリ64、74へ格納する(ステップS5)。また、周期駆動ソフトウェア61、71は、周期処理の内部状態を処理状態として処理データ65、75へ格納する(ステップS6)。
ここで、ステップS3、ステップS5、ステップS6の処理は、ステップS4の周期処理が同じ処理データで同じ処理が行なえることを意味する。つまり、このソフトウェアは、複数の計算機で、処理駆動前に処理データを一致させることで同じ処理を行なえるソフトウェアであるということとなる。
図4に通信駆動ソフトウェア63、73のフローチャートを示す。
図4において、通信駆動ソフトウェア63、73は、受信のための通信初期化処理を行なう(ステップS11)。具体的な例としては、ソケットの作成やソケットとIPアドレスやポートとのバインド処理を行なう。次に、通信駆動ソフトウェア63、73は、通信機構に対する通信登録処理を行なう(ステップS12)。
その後、通信駆動ソフトウェア63、73は、受信待ちとなる(ステップS13)。通信駆動ソフトウェア63、73は、通信機構62、72にてパケットを受信すると、ステップS13の受信待ちが解除され、受信データを取得する(ステップS14)。通信駆動ソフトウェア63、73は、処理データを読み込み(ステップS15)、受信処理を行なう(ステップS16)。
ここで受信処理とは、受信にて処理データをもとに行なう処理の総体であり、処理内容については限定しない。
その後、通信駆動ソフトウェア63、73は、受信処理にて行なった処理結果を処理データとしてメモリ64、74に格納する(ステップS17)。また、通信駆動ソフトウェア63、73は、受信処理の内部状態を処理状態として処理データへ格納する(ステップS18)。
ステップS15、ステップS17、ステップS18は周期駆動ソフトウェア61、71と同様に、同じ処理データで受信処理が同じ処理を行なえるということを意味する。つまり、このソフトウェアも複数の計算機で、処理駆動前に処理データを一致させることで同じ処理を行なえるソフトウェアであるということとなる。
図5に周期タイマ機構の構成及び動作のフローチャートを示し、図5Aはタイマ管理テーブル、図5Bはタイマ登録処理、図5Cはタイマ割込処理、図5Dはタイマ待ち処理である。
図5において、図2に示した周期タイマ機構60、70は、タイマ管理テーブル60a、70aを有すると共に、タイマ登録処理60b、70b、タイマ割込処理60c、70c、タイマ待ち処理60d、70dを実行する。
図5Aにおいて、タイマ管理テーブル60a、70aは、ソフトウェア番号81、設定値82、カウンタ83、ソフトウェア状態84の各値を保持している。例えば、「10」のソフトウェア番号81のタイマ周期の設定値82は「3」で、カウンタ83は「2」をカウント中で、ソフトウェア状態84は「待ち」状態である。「15」のソフトウェア番号81のタイマ周期の設定値82は「5」で、カウンタ83は「3」をカウント中で、ソフトウェア状態84は「実行中」状態である。
周期タイマ機構60、70は、周期駆動ソフトウェア61、71よりタイマ登録処理60b、70bを呼出す際に、引数として、自身のソフトウェア番号81及びタイマ周期設定時間を設定値82として渡す。
図5Bにおいて、タイマ登録処理60b、70bでは、周期タイマ機構60、70は、その引数を元に、タイマ管理テーブルへソフト番号81及び設定値82を格納する(ステップS21)。周期タイマ機構60、70は、タイマ管理テーブル60a、70aのカウンタ83に設定値82を格納する(ステップS22)。
ここで、ソフトウェア番号81の具体的な例は、計算機のオペレーティングシステムが提供するプロセスID番号である。
図5Cにおいて、タイマ割込処理60c、70cは、計算機内のハードウェアクロックが定周期に発生するタイマ割込みにより駆動する処理である。
このタイマ割込処理60c、70cでは、まず、周期タイマ機構60、70は、全てのソフトウェアを走査したか否かを判断する(ステップS23)。すなわち、タイマ管理テーブル60a、70aに登録された全てのソフトウェアに対してステップS24以降の処理を行なうか否か判定をする。
ステップS23で全てのソフトウェアを走査した場合、本処理を終了する。ステップS23で全てのソフトウェアを走査していない場合、周期タイマ機構60、70は、タイマ管理テーブル60a、70a内の該当するソフトウェア番号81におけるカウンタ83の値を減算する(ステップS24)。
周期タイマ機構60、70は、そのカウンタ83が0か否かを判定する(ステップS25)。判定ステップS25でカウンタ83が0の場合は、周期タイマ機構60、70は、当該ソフトウェアを駆動し(ステップS26)、カウンタ83を設定値82に戻す(ステップS27)。
判定ステップS25でカウンタ83が0でない場合や抑止フラグがONの場合には、周期タイマ機構60、70は、当該ソフトウェアを駆動はせずに、ステップS23へ戻り、次のソフトウェアの走査へ移る。抑止フラグは、当該ソフトウェアの駆動を抑止するフラグを示す。
図5Dにおいて、タイマ待ち処理60d、70dは、周期駆動ソフトウェア61、71より呼出される。このタイマ待ち処理60d、70dでは、周期タイマ機構60、70は、タイマ管理テーブル60a、70a内のソフトウェア状態84を”待ち”状態として(ステップS29)、タイマ駆動待ちとなる(ステップS30)。
図5Cに示したタイマ割込処理でカウンタ83が0となると、このステップS30のタイマ駆動待ちが解除され、周期タイマ機構60、70は、ソフトウェア状態84を“実行中”へ遷移させる(ステップS31)。
ここで、周期タイマ機構60、70のタイマ管理テーブル60a、70aにカウンタ83とソフトウェア状態84を持たせることで、一致化管理機構68、78で、組込み可否判定を行なえるようにする。
図6に通信機構のフローチャートを示し、図6Aは受信管理テーブル、図6Bは通信登録処理、図6Cは受信待ち処理、図6Dは受信処理である。
図6において、図2に示した通信機構62、72は、受信管理テーブル62a、72aを有すると共に、通信登録処理62b、72b、受信待ち処理62c、72c、受信処理62d、72dを実行する。
図6Aにおいて、受信管理テーブル62a、72aは、通信番号81、抑止フラグ92、ソフトウェア状態93、受信データポインタ94の各値を保持している。例えば、「10」の通信番号91の抑止フラグ92は「OFF」で、ソフトウェア状態93は「待ち」状態で、受信データポインタ94は「0xc8000000」である。ここで、「0xc8000000」の受信データ95の次ポインタ96は、次の受信データ97を指し示すように構成されている。
また、「15」の通信番号91の抑止フラグ92は「OFF」で、ソフトウェア状態93は「待ち」状態で、受信データポインタ94は「0」である。
通信機構62、72は、通信駆動ソフトウェア63、73より通信登録処理62b、72bを呼出す際に、引数として通信番号91を渡す。
図6Bにおいて、通信登録処理62b、72bでは、通信機構62、72は、受信管理テーブル62a、72aに通信番号91を登録する(ステップS41)。ここで、通信番号91の具体的な例としては、通信向けにオペレーティングシステムが提供するソケットを利用する。
図6Cにおいて、受信待ち処理62c、72cは、通信駆動ソフトウェア63、73が受信を行なうための処理であり、通信機構62、72は、引数として通信番号91、受信データポインタ94を渡す。
受信待ち処理62c、72cでは、通信機構62、72は、受信管理テーブル62a、72aでソフトウェア状態を待ち状態にする(ステップS42)。通信機構62、72は、受信があるか否かを判断する(ステップS43)。
すなわち、通信機構62、72は、受信管理テーブル62a、72aを参照し、受信データポインタ94がある場合は、判断ステップS43で受信ありとして、データコピー処理へ進む(ステップS45)。
判断ステップS43で受信がない場合には、通信機構62、72は、受信するまで駆動待ちとなる(ステップS44)。判断ステップS43で受信ありの場合、受信処理が動作し、通信機構62、72は、パケットを受信すると、受信したパケットを、引数で渡された受信データエリアへコピーする(ステップS45)。
その後、通信機構62、72は、受信データポインタ94を更新する(ステップS46)。次の受信データがある場合は、通信機構62、72は、その受信データポインタ94を格納し、次の受信データがない場合は0を格納する。そして、通信機構62、72は、ソフトウェア状態93を実行中に遷移させる(ステップS47)。
図6Dにおいて、受信処理62d、72dは、外部装置よりパケットを受信した時に駆動する処理である。通信機構62、72は、受信したデータが受信管理テーブル62a、72aに登録された通信番号か否かを判定する(ステップS48)。
判定ステップS48で登録された通信番号でない場合は、処理を終了する。判定ステップS48で登録された通信番号の際には、通信機構62、72は、受信データポインタ94を登録する(ステップS49)。また、既に次の受信データ95、97がある場合には、受信管理テーブル62a、72aに示すように受信データ95、97をリストとして管理する。
次に、通信機構62、72は、駆動抑止中か否かを判定する(ステップS50)。このため、通信機構62、72は、受信管理テーブル62a、72aの抑止フラグ92を判定し、抑止フラグ92がOFFの場合には、該当通信の受信待ちを駆動する(ステップS51)。抑止フラグ92がONの場合には、該当通信の受信待ちを駆動せずに処理を終了する。
図7にタイマ一致化機構の動作のフローチャートを示し、図7Aはタイマ一致化送信処理、図7Bはタイマ一致化受信処理である。図7は、図2に示した51の計算機1と52の計算機2のコンピュータが計算機制御プログラムを実行させることにより実現される機能による処理を示している。
図2に示したタイマ一致化機構66、76は、図7Aに示すタイマ一致化送信処理と図7Bに示すタイマ一致化受信処理を実行する。図7Aに示すタイマ一致化送信処理では、タイマ一致化機構66は、送信のための通信初期化処理を行なう(ステップS61)。具体的な例としては、ソケットの生成を行なう。
次に、タイマ一致化機構66は、一致化管理機構68からの指示、すなわち一致化送信要求を待つ(ステップS62)。ステップS62の一致化送信要求を受けると、待ちが解除され、タイマ一致化機構66は、タイマ管理テーブル60aをタイマ一致化機構76へ送信する(ステップS63)。
送信後、タイマ一致化機構66は、一致化管理機構68へタイマ管理テーブル60aの送信を完了したことを連絡する(ステップS64)。
図7Bに示すタイマ一致化受信処理では、タイマ一致化機構76は、受信のための通信初期化処理を行なう(ステップS65)。具体的な例としては、ソケットの作成やIPアドレスやポートとのバインド処理を行なう。
次にタイマ一致化機構76は、タイマ管理テーブル60aの受信待ちとなる(ステップS66)。図7Aに示すタイマ一致化送信処理からタイマ管理テーブル60aが転送され、タイマ一致化機構76は、それを受信すると、待ちが解除される。
タイマ一致化機構76は、受信したタイマ管理テーブル60aの内容を、本計算機2内のタイマ管理テーブル70aにコピーする(ステップS67)。ステップS67のタイマ管理テーブル70aへのコピーを終了すると、タイマ一致化機構66、76は、一致化管理機構68へ一致化が完了したことを連絡する(ステップS68)。
図8に受信一致化機構の動作のフローチャートを示し、図8Aは受信一致化送信処理、図8Bは受信一致化受信処理である。図8は、図2に示した51の計算機1と52の計算機2のコンピュータに計算機制御プログラムを実行させることにより実現される機能による処理を示している。
図2に示した受信一致化機構67、77は、図8Aに示す受信一致化送信処理と図8Bに示す受信一致化受信処理を実行する。図8Aに示す受信一致化送信処理では、受信一致化機構67は、送信のための通信初期化処理を行なう。具体的な例としては、ソケットの生成を行なう(ステップS71)。
次に、受信一致化機構67は、一致化管理機構68からの一致化送信要求を待つ(ステップS72)。一致化送信要求を受けると、ステップS72の待ちが解除される。受信一致化機構67は、登録された通信番号を全て送信したか否かを判断する(ステップS73)。すなわち、受信一致化機構67は、受信管理テーブル62aを参照し、登録された通信番号91の分だけ、次のステップS74の処理を行なう。
受信一致化機構67は、受信管理テーブル62aの通信番号91及び受信データポインタ94を受信一致化機構77へ送信する(ステップS74)。ステップS74で受信管理テーブル62a内に登録された通信番号91を全て送信したら、受信一致化機構67は、送信が完了したことを組込み計算機2へ通知する(ステップS75)。
次に、受信一致化機構67は、一致化管理機構68へ一致化送信が完了したことを連絡する(ステップS76)。
図8Bに示す受信一致化受信処理では、受信一致化機構77は、受信のための通信初期化処理を行なう(ステップS77)。具体的な例としては、ソケットの作成やIPアドレスやポートとのバインド処理を行なう。次に、受信一致化機構77は、一致化用データの受信待ちを行う(ステップS78)。すなわち、受信一致化機構77は、図8Aに示した受信一致化送信処理より送信される通信番号91及び受信データポインタ94、又は、完了通知を受信する。
受信一致化機構67、77は、受信したデータが完了通知であるか否かを判断する(ステップS79)。判断ステップS79で、完了通知でない場合には、受信一致化機構67、77は、受信データポインタ94が合致するか否かを判断する(ステップS80)。すなわち、受信一致化機構67、77は、組込み計算機2の受信管理テーブル72aを参照し、受信した通信番号91に該当するエントリの受信データポインタ94と、受信した受信データポインタ94を比較する。
判断ステップS80で、受信データポインタ94が合致しない場合には、その受信データは稼動中の計算機2では処理済みであるため、受信一致化機構67、77は、その受信データを廃棄する(ステップS81)。ステップS81でその受信データを廃棄する際には、当該受信データに付与された次の受信へのポインタを受信データポインタ94として格納する。
ステップS81でその受信データを廃棄した後、判断ステップS80に戻り、次に受信一致化機構67、77は、受信したデータポインタ94を参照して両者が合致するか否かを判定する。この処理は受信データポインタ94が合致するまで繰り返される。
判断ステップS80で、受信データポインタ94が合致すると、次の通信番号91のデータを受信するために、ステップS78の処理へ戻る。これらの処理を受信管理テーブル72aの全てに対して行なうことで、組込み以降に駆動する処理を同じにする。判断ステップS79にて受信データが完了通知であった場合は、受信一致化機構67、77は、一致化管理機構68、78への完了連絡を行なう(ステップS82)。
図9にメモリ一致化機構のフローチャートを示し、図9Aは全面転送処理、図9Bは差分検出処理、図9Cは差分転送処理、図9Dはメモリ一致化受信処理、図9Eはメモリ一致化用通信データである。図9は、51の計算機1と52の計算機2のコンピュータに計算機制御プログラムを実行させることにより実現される機能による処理を示している。
図2に示したメモリ一致化機構69、79は、図9Aに示す全面転送処理、図9Bに示す差分検出処理、図9Cに示す差分転送処理、図9Dに示すメモリ一致化受信処理を実行する。図9Aに示す全面転送処理では、メモリ一致化機構69は、一致化管理機構68より呼出され、送信のための通信初期化処理を行なう(ステップS91)。具体的な例としては、ソケットの生成を行なう。次に、メモリ一致化機構69は、現時点のメモリ64上にある処理データ65をコピーする(ステップS92)。
次に、メモリ一致化機構69は、ステップS92でコピーしたデータを52の組込み計算機2に対して送信する(ステップS93)。この通信データは、図9Eのメモリ一致化用通信データのように、処理データ193のエリア内のオフセット101と送付するデータ103のサイズを示すデータ長102を、データ103にヘッダとして付加される。
図9Bに示す差分検出処理では、メモリ一致化機構69は、一致化管理機構68より呼出され、現時点の処理データ65と前回送信時点のコピーデータを比較する(ステップS94)。メモリ一致化機構69は、ステップS94で比較し両データに差分があるか否かを判断する(ステップS95)。判断ステップS95で差分がない場合は本処理を終了し、差分がある場合は、メモリ一致化機構69は、差分の部分を差分データとして保存する(ステップS96)。
次に、メモリ一致化機構69は、差分データの合計サイズを算出する(ステップS97)。差分検出処理を終了する際、メモリ一致化機構69は、一致化管理機構68に対して、算出した差分データの合計サイズを返す。
図9Cに示す差分転送処理では、一致化管理機構68より呼出され、メモリ一致化機構69は、図9Bに示した差分検出処理にて保存した差分データがあるか否かを判断する(ステップS98)。判断ステップS98で差分がある場合には、メモリ一致化機構69は、その差分データを52の組込み計算機2に転送する(ステップS99)。転送が終了すると、メモリ一致化機構69は、保存してあった差分データを消去する(ステップS100)。
図9Dに示すメモリ一致化受信処理は、52の組込み計算機2にて動作する。メモリ一致化機構79は、受信のための通信初期化処理を行なう(ステップS101)。具体的な例としては、ソケットの作成やIPアドレスやポートとのバインド処理を行なう。次に、メモリ一致化機構79は、処理データの受信を待つ(ステップS102)。
処理データを受信するとステップS102の待ちが解除される。メモリ一致化機構79は、処理データを処理データエリアへコピーする(ステップS103)。すなわち、メモリ一致化機構79は、受信データのヘッダに含まれる処理データエリアに対するオフセット101及びデータ長102を参照し、処理データの示す特定箇所へデータ103をコピーする。本処理を終了するとステップS102の受信待ちの処理に戻る。
図10に一致化管理機構のフローチャートを示し、図10Aは一致化管理処理、図10Bは通信駆動関数である。図10は、51の計算機1と52の計算機2のコンピュータが計算機制御プログラムを実行させることにより実現される機能による処理を示している。
一致化管理機構68、78は、起動モードの判断をする(ステップS111)。起動モードの判断とは、この機構が別の計算機で動作しておらず、初めて起動する場合には、一致化管理機構68、78は、稼動中計算機モードであると判断する。また、別の計算機でこの機構が動作している場合は、一致化管理機構68、78は、組込み計算機モードと判断する。
この判断は、51の計算機1と52の計算機2の各計算機の一致化管理機構68、78間で通信することで行なう。最初に起動した51の計算機1では稼動中計算機モードとなり、一致化管理機構68は、周期駆動ソフトウェア61を起動し(ステップS120)、通信駆動ソフトウェア63を起動する(ステップS121)。その後、一致化管理機構68は、52の組込み計算機2よりコピー要求の受信を待つ(ステップS122)。
次に、52の組込み計算機2が起動し、この一致化管理機構78が動作した場合、組込み計算機モードと判断される(ステップS111)。一致化管理機構78は、図6Aに示した受信管理テーブル72a内の抑止フラグ92の領域をONに設定する(ステップS112)。その後、一致化管理機構78は、周期駆動ソフトウェア71を起動し(ステップS113)、通信駆動ソフトウェア73を起動する(ステップS114)。これらのソフトウェアは初期化処理や登録処理などを行なった後、タイマ駆動待ち及び受信待ちとなる。
しかし、ステップS112にて抑止フラグ92をONに設定しているため、周期時間を超過してもステップS113の周期駆動ソフトウェア71は動作しない。また、受信データがあってもステップS114通信駆動ソフトウェア73は動作しない。
ただし、受信については、図6Aに示した受信管理テーブル72aの受信データ95、97への次ポインタ96、98の繋がりを示す情報は、受信データポインタ94からのリストに付加される。その後、一致化管理機構78は、稼動中計算機の一致化管理機構68に対して、コピー要求を送付する(ステップS115)。その後、一致化管理機構78は、一致化完了となるまで待つ(ステップS116)。
稼動中計算機の一致化管理機構68は、ステップS115のコピー要求を受け、ステップS122のコピー要求待ちが解除される。一致化管理機構68は、メモリ一致化機構69の全面転送処理を行なう(ステップS123)。ステップS123の全面転送処理を完了すると、一致化管理機構68は、図6Aに示した受信管理テーブル62aの抑止フラグ92をONにする(ステップS124)。その後、一致化管理機構68は、メモリ一致機構69の差分検出処理を行なう(ステップS125)。本処理にて検出された差分データの合計サイズを得る。
一致化管理機構68は、組込みを行なえるか否かを判定する(ステップS126)。ここで、組込みが行なえるかどうかは、以下の基準による。すなわち、図5Aに示すタイマ管理テーブル60a、図6Aに示す受信管理テーブル62aにてすべてのソフトウェア状態84、93が待ち状態であることを基準とする。かつ、一致化する必要がある差分データを一致化するのにかかる時間とタイマ管理テーブル60aの一致化にかかる時間、受信管理テーブル62aの一致化にかかる時間が、次に周期駆動タスクが動作するまでの時間よりも十分小さいかどうかを基準として判断する。
一致化にかかる時間が周期駆動タスクが動作するまでの時間よりも十分小さければ、周期抜けを起こすことなくなる。また、処理データ65及びタイマ管理テーブル60a、受信管理テーブル62aが完全に一致化した状態で処理を再開でき、稼動中計算機と組込み計算機で周期駆動ソフトウェア61、71と通信駆動ソフトウェア63、73が同じ処理をすることができる。
具体的に再組込み判定方法の時間判定について説明する。差分データの一致化にかかる時間αは、差分データサイズSと単位サイズの転送時間Tによって求められる。ここで、差分データサイズSはメモリ一致化機構により取得され、単位サイズの転送時間Tは、稼動中計算機と組込み計算機間でのネットワーク性能を測定することで求められる値に通信のゆらぎを加味した値である。
差分データ一致化時間αは、α=S×Tの式で求められる。また、同様の考えで、タイマ管理テーブル60aの一致化時間βは、タイマ管理テーブル60aのサイズMとすると、β=M×Tで求められる。受信管理テーブル62aの一致化時間γは、登録された通信番号91の数をN、通信番号91のデータサイズD1、受信データポインタ94のデータサイズD2とすると、通信番号91と受信データポインタ94を登録された通信番号91の数分だけ送信するため、γ=N×((D1+D2)×T)となる。
ただし、完了通知及び受信側での受信データ廃棄処理の時間はγに対して十分小さいため、ここでは、γには加味していない。組込み可否判定は、一致化時間の合計であるα+β+γと、次に周期駆動タスクが動作するまでの時間を比較する。次に周期駆動が動作するまでの時間は、タイマ管理テーブル60aのカウンタ値で最も小さな値Cを採用する。
ただし、Cはタイマ割込みタイミングで減算されるため、本テーブルを参照したタイミングが、タイマ割込みの周期内のどこで参照するかによって誤差を生じる。そこで、判定の際は(C−1)で判定する。組込み可否判定は、(C−1)≧(α+β+γ)であれば、次周期の処理に間に合わないため、組込み不可と判定し、逆に、(C−1)<(α+β+γ)であれば、組込み可能と判定する。
ステップS126の組込み可否判定で、組込み不可であった場合、一致化管理機構68は、受信管理テーブル62aの抑止フラグ92をOFFにして(ステップS127)、抑止中に受信があった通信駆動ソフトウェア63を駆動する。この通信駆動ソフトウェア63の駆動は、図10Bに示す通信駆動関数にて行なう(ステップS128)。図10Bにおいて、通信駆動関数は、受信管理テーブル62aを参照して(ステップS140)、全ての通信番号91に対して、受信待ちを駆動する処理を行なう(ステップS141)。
ステップS141の処理は、受信管理テーブル62aの受信データポインタ94を参照して、受信があった場合には、ソフト状態93が待ち状態となっていた場合に、その通信番号91の受信待ちを駆動するものである。その後、一致化管理機構68は、メモリ一致化機構69の差分転送処理を行なう(ステップS129)。この差分転送処理を終了すると、再度ステップS124の処理へ戻り、ステップS124〜ステップS129までの処理を繰り返して処理する。
ステップS126の組込み可否判定にて、組込み可能と判断された場合、一致化管理機構68は、メモリ一致化機構69の差分転送処理を行なう(ステップS130)。組込み可能と判断された場合は、全てのソフトウェアが待ち状態であるため、処理データは更新されていないことを意味している。そこで、ステップS130の差分転送処理を行なうことにより、稼動中計算機と組込み計算機にて処理データが一致化することとなる。
次に、一致化管理機構68は、一致化送信指示を、タイマ一致化機構66及び受信一致化機構67に対して行なう(ステップS131)。この一致化送信指示を受けたタイマ一致化機構66及び受信一致化機構67は、一致化管理機構68からの指示待ちが解除され、組込み計算機へ各種情報を送信して、稼動中計算機と組込み計算機にて、タイマ管理テーブル60aと受信管理テーブル62aが同じ状態となる。
このステップS130からステップS132の処理にて一致化の完了待ちをし(ステップS132)、処理データ65及びタイマ管理テーブル60aと受信管理テーブル62aの状態の一致化が完了する。そこで、両計算機にて周期駆動ソフトウェア61及び通信駆動ソフトウェア63の処理を開始させる準備を完了する。通信駆動ソフトウェア63の処理を再開するため、一致化管理機構68は、受信管理テーブル62aの抑止フラグ92をOFFする(ステップS133)。
その後、一致化管理機構68は、通信駆動関数を呼出し、抑止中に受信のあった通信番号に対して受信待ちを駆動させる(ステップS134)。この処理により、組込みを行なうための一致化処理中にも、受信データを欠損することなく、通信駆動ソフトウェア63に受信させることが可能となる。
一方、組込み計算機では、稼動中計算機のタイマ一致化機構66から送信されたタイマ管理テーブル60aをタイマ一致化機構76が受信し、タイマ管理テーブル70aを一致化させる。一致化を完了すると、タイマ一致化機構76は一致化管理機構78に対して完了連絡を行なう。また、稼動中計算機の受信一致化機構67から送信された一致化のための情報を受信一致化機構77が受信し、受信管理テーブル72aの処理の一致化を行なう。
この一致化が完了すると、タイマ一致化機構76と同様に、受信一致化機構77は一致化管理機構78に対して完了連絡を行なう。この連絡を受け、一致化管理機構78は、一致化完了の待ちが解除される(ステップS116)。その後、一致化管理機構78は、受信管理テーブル72aの抑止フラグ92をOFFし(ステップS117)、通信駆動関数を呼出し(ステップS118)、抑止中に受信のあった通信番号に対して受信待ちを駆動させる。
この時、稼動中計算機と組込み計算機にて受信管理テーブル62a、72aが一致化しているため、組込み計算機の通信駆動ソフトウェア73が稼動中計算機の通信駆動ソフトウェア63と同じデータより受信することができ、同じ処理を行なうことが可能となる。
図11は、一致化処理の例を示すタイミングチャートである。
図11において、51の計算機1では、周期駆動ソフトウェア61による周期処理111と、通信駆動ソフトウェア63による通信処理112と、処理データ113を示している。また、52の計算機2では、処理データ114と、周期駆動ソフトウェア71による周期処理115と、通信駆動ソフトウェア73による通信処理116を示している。
周期処理111及び通信処理112は、処理データ113を読み込み、そのデータに1を加算して、その処理結果を処理データ113へ格納する処理を行なうものとする。そのため、T1時点でソフト番号10の周期処理111が動作すると処理データ113の「0」を読込み、そのデータに1を加算して、「1」を処理データ113へ格納する。
次に、T2時点でソフト番号15の周期処理111が動作すると、処理データ113の「1」を読込み、そのデータに1を加算して、「2」を処理データ113へ格納する。周期処理111は、設定値に基づき、ソフト番号10はP1の間隔で周期的に動作し、ソフト番号15はP2の間隔で周期的に動作する。
通信処理112は、T3時点で通信番号10へのデータを受信すると、通信番号10の通信処理112が動作し、処理データ113の「2」を読込み、そのデータに1を加算して、「3」を処理データ113へ格納する。
T4時点で、計算機2にて再組込み処理123を開始したとする。開始すると、メモリ一致化処理121が動作し、処理データ113を処理データ114へコピーする。T4時点では、処理データ113が「3」であるため、「3」を処理データ114へコピーする。そのコピー処理が完了すると、コピー中に更新がなかったかどうか、差分検出処理をする。
ここで、T5時点で、通信番号15の通信処理112が動作し、処理データ113が「4」となっていると、差分検出処理にて、差分有りと判定して、再コピーをする。これにより、処理データ114が「4」となる。
また、組込み判定を行ない、ソフト番号10の周期処理115及びソフト番号15の周期処理115が開始するまでの時間と、再組込みの処理時間を比較して、次回の周期処理115の開始であるT8時点までに、再組込み処理を完了できると判断すると、受信一致化125及びタイマ一致化124の再組込み処理123を行なう。
なお、P3で示す期間は、抑止フラグONの状態であり、通信処理116は動作しない。この間に通信番号10への受信があった場合は、抑止フラグをOFFした後の通信処理116にて、動作を開始し、T7時点で、計算機1及び計算機2にて同じように処理を行なうようになる。
これにて再組込みを完了し、この時点で処理データ113,114は計算機1及び計算機2にて一致され、これ以降、ソフト番号10の周期処理111,115はT8時点で、ソフト番号15の周期処理111,115はT10時点で、計算機1及び計算機2にて同じ処理を行えるようになる。また、T9時点で通信番号15の通信処理112,116へのデータの受信があった場合には、同様に、計算機1と計算機2にて同じ処理を行なえる。
なお、上述した本実施の形態例に限らず、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨を逸脱しない限り、適宜変更しうることは言うまでもない。
本発明の一実施の形態によるシステム構成例を示す説明図である。 各計算機の機能を示すブロック図である。 周期駆動ソフトウェアの動作を示すフローチャートである。 通信駆動ソフトウェアの動作を示すフローチャートである。 周期タイマ機構の構成及び動作のフローチャートを示し、図5Aはタイマ管理テーブル、図5Bはタイマ登録処理、図5Cはタイマ割込処理、図5Dはタイマ待ち処理である。 通信機構のフローチャートを示し、図6Aは受信管理テーブル、図6Bは通信登録処理、図6Cは受信待ち処理、図6Dは受信処理である。 タイマ一致化機構の動作のフローチャートを示し、図7Aはタイマ一致化送信処理、図7Bはタイマ一致化受信処理である。 受信一致化機構の動作のフローチャートを示し、図8Aは受信一致化送信処理、図8Bは受信一致化受信処理である。 メモリ一致化機構のフローチャートを示し、図9Aは全面転送処理、図9Bは差分検出処理、図9Cは差分転送処理、図9Dはメモリ一致化受信処理、図9Eはメモリ一致化用通信データである。 一致化管理機構のフローチャートを示し、図10Aは一致化管理処理、図10Bは通信駆動関数である。 一致化処理の例を示すタイミングチャートである。
符号の説明
51…計算機1、52…計算機2、53…外部ネットワーク、60、70…周期タイマ機構、61、71…周期駆動ソフトウェア、62、72…通信機構、63、73…通信駆動ソフトウェア、64、74…メモリ、65、75…処理データ、66、76…タイマ一致化機構、67、77…受信一致化機構、68、78…一致化管理機構、69、79…メモリ一致化機構

Claims (13)

  1. ネットワークに接続される複数台の計算機における各計算機は、
    複数の機能を駆動させる複数の駆動ソフトウェアと、
    前記複数の駆動ソフトウェアの駆動による処理データを記憶するメモリと、
    前記メモリに記憶された処理データを他の計算機に転送することにより、前記複数台の計算機に共通化した処理内容で前記複数の機能を開始させる一致化機構と
    を備え、複数台の計算機に同じ処理を多重化して行なわせることを特徴とする計算機システム。
  2. 前記複数の駆動ソフトウェアは、周期駆動ソフトウェアと通信駆動ソフトウェアであり、前記一致化機構により前記複数台の計算機における各ソフトウェアの処理データを一致化させることを特徴とする請求項1記載の計算機システム。
  3. 前記一致化機構は、
    前記周期駆動ソフトウェアが前記メモリに記憶する処理データを一致化するメモリ一致化機構と、
    前記周期駆動ソフトウェアが駆動するタイミングを一致化するタイマ一致化機構と、
    前記通信駆動ソフトウェアが同じ受信データから受信できるようにタイミングを一致化する受信一致化機構と
    を有することを特徴とする請求項2記載の計算機システム。
  4. 前記メモリ一致化機構による一致化処理状況と前記周期駆動ソフトウェアと通信駆動ソフトウェアの動作状態から、前記複数台の計算機への共通化処理の可否を判定する一致化管理機構を備えたことを特徴とする請求項3記載の計算機システム。
  5. 前記一致化管理機構は、次回周期起動までの時間と、一致化にかかる時間を比較して可否判定をすることで、前記周期駆動ソフトウェアの周期処理を連続させて共通化処理を行うことを特徴とする請求項4記載の計算機システム。
  6. 前記受信一致化機構は、一致化処理中に受信データを格納しておき、一致化処理が終わった後に、前記通信駆動ソフトウェアに受信データを受信させることで、受信データを連続させて共通化処理を行うことを特徴とする請求項3記載の計算機システム。
  7. ネットワークに接続される複数台の計算機における各計算機の処理は、
    複数の機能を複数の駆動ソフトウェアにより駆動させる駆動ステップと、
    前記複数の駆動ソフトウェアの駆動による処理データをメモリに記憶する記憶ステップと、
    前記メモリに記憶された処理データを他の計算機に転送することにより、前記複数台の計算機に共通化した処理内容で前記複数の機能を開始させる一致化ステップと
    を含み、複数台の計算機に同じ処理を多重化して行なわせることを特徴とする計算機制御方法。
  8. 前記複数の駆動ソフトウェアは、周期駆動ソフトウェアと通信駆動ソフトウェアであり、前記一致化ステップにより前記複数台の計算機における各ソフトウェアの処理データを一致化させることを特徴とする請求項7記載の計算機制御方法。
  9. 前記一致化ステップは、
    前記周期駆動ソフトウェアが前記メモリに記憶する処理データを一致化するメモリ一致化ステップと、
    前記周期駆動ソフトウェアが駆動するタイミングを一致化するタイマ一致化ステップと、
    前記通信駆動ソフトウェアが同じ受信データから受信できるようにタイミングを一致化する受信一致化ステップと
    を含むことを特徴とする請求項8記載の計算機制御方法。
  10. 前記メモリ一致化ステップによる一致化処理状況と前記周期駆動ソフトウェアと通信駆動ソフトウェアの動作状態から、前記複数台の計算機への共通化処理の可否を判定する一致化管理ステップを含むことを特徴とする請求項9記載の計算機制御方法。
  11. 前記一致化管理ステップは、次回周期起動までの時間と、一致化にかかる時間を比較して可否判定をすることで、前記周期駆動ソフトウェアの周期処理を連続させて共通化処理を行うことを特徴とする請求項10記載の計算機制御方法。
  12. 前記受信一致化ステップは、一致化処理中に受信データを格納しておき、一致化処理が終わった後に、前記通信駆動ソフトウェアに受信データを受信させることで、受信データを連続させて共通化処理を行うことを特徴とする請求項9記載の計算機制御方法。
  13. ネットワークに接続される複数台の計算機における各計算機のコンピュータに対して、
    複数の機能を複数の駆動ソフトウェアにより駆動させる駆動機能と、
    前記複数の駆動ソフトウェアの駆動による処理データをメモリに記憶する記憶機能と、
    前記メモリに記憶された処理データを他の計算機に転送することにより、前記複数台の計算機に共通化した処理内容で前記複数の機能を開始させる一致化機能と
    を実現させることにより、複数台の計算機に同じ処理を多重化して行なわせることを特徴とする計算機制御プログラム。
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