JP2009217403A - ガスメータシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】使用環境などによって適宜保安機能を設定することを可能にし、保安機能を向上させる。
【解決手段】端末160は、通信網150を介してサーバ170にアクセスし、使用可能ガス量及び所望の保安機能を購入する。サーバ170は、使用者が購入した使用可能ガス量及び保安機能に対応する保安選択情報を保存する。カードチャージ装置140は、ICカード140の挿入時にサーバ170にアクセスし、保存中の使用可能ガス量及び保安選択情報を取得してICカード118に書き込む。ガスメータ100は、ICカード118が挿入されることで使用可能ガス量及び保安選択情報を読み取り、保安選択情報については、それ対応する保安機能プログラムを保安機能記憶部138から選択する。そして、選択した保安機能プログラムの作動条件を満足する事象が発生したときにガスの供給を遮断する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ガスの使用流量を計測するガスメータを用いたガスメータシステムに関する。
従来、ガスの使用流量を計測するガスメータにおいて、ガス使用時に不具合があった場合にガス供給路の遮断等を行う保安機能を備えたものがある。保安機能としては、例えば感震器によって所定以上の震度を検出した場合に遮断弁によってガス供給路を遮断したり、所定の流量や使用時間を超過した場合にガス供給路を遮断したりするなどの機能が設けられる。
また、特許文献1には、料金支払いに応じたガス量の供給を行うために、自動検針用の通信回線やプリペイドカードシステムを用いて、使用可能ガス量に到達した場合にガスの供給を停止するガスメータの制御システムが開示されている。また、特許文献2には、水道、電気、ガスなどの使用量を自動検針し、料金計算や請求、漏水のチェック、漏電、ガス漏れ検知情報の転送などを可能にしたネットワークシステムが開示されている。また、特許文献3には、プリペイドカードを用いて、ガス料金の残高情報がゼロになった時点でガスの供給を遮断し、メータの検針及び集金業務を合理化したガス管理システムが開示されている。
特開平8−5398号公報 特開2005−18720号公報 特開2002−74497号公報
ガスの保安機能は、ガスメータやガス器具が設置される国や地域などの設置場所の環境、各使用者の家屋等において接続されて使用されるガス器具の種類や使用状態などによって、必要とされる機能が異なる場合がある。例えば、地震発生の可能性がほとんど無い国や地域においては、感震時の遮断機能の必要性はあまり無い。また、所定の使用時間を超過した場合に遮断する機能においては、遮断の判断に用いる連続使用時間を使用流量によって異ならせるようにした方が好ましいが、固定の保安機能では使用者毎の使用されているガス器具や使用状態などによって適宜変更することは困難である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、使用環境などによって適宜保安機能を設定することができ、保安機能を向上させることが可能なガスメータシステムを提供することを目的とする。
本発明に係るガスメータシステムは、情報の書き込みと読出しが行える持ち運び可能な記憶装置と、ガス使用に関する保安機能としての複数の保安機能のうち、使用者の端末が電気通信回線を介して選択したものに対応する情報を保存すると共に、前記記憶手段への書き込み要求に従い、保存中の前記情報を前記記憶装置に書き込む情報書込装置と、複数の保安機能の夫々を実行する保安機能プログラムを有し、前記記憶装置に書き込まれた前記情報を読み取ることで、読み取った前記情報に対応する保安機能プログラムを選択し、選択した前記保安機能プログラムの作動条件を満足する事象が発生したときに所定の処理動作を実行するガスメータと、を備えた。
これにより、使用者の端末にて、複数の保安機能のうち、使用環境などによって最適なものを選択して購入することができ、また、購入した保安機能に対応する保安選択情報を情報書込装置にて記憶装置に書き込むことで、ガスメータでの使用が可能となり、該記憶装置をガスメータに装着することで、保安選択情報に対応する保安機能プログラムが設定されて、その保安機能の作動条件を満足する事象が発生したときにガスの供給を遮断する等の保安処理が実行される。
また、本発明は、上記のガスメータシステムであって、前記記憶装置として、データの書き替えが自在なICカードを提供する
これにより、繰り返し使用が可能となり、省資源化に寄与できる。
本発明によれば、使用環境などによって適宜保安機能を設定することができ、保安機能を向上させることが可能なガスメータシステムを提供できる。
図1は、本発明の実施形態におけるガスメータシステムの構成を示すブロック図である。本実施形態に係るガスメータシステムは、流量計測装置としてのガスメータ100と、このガスメータ100で使用するICカード(記憶装置)118と、このICカード118に前払い料金に対応した使用可能ガス量及びガス使用に関する保安機能を選択する情報(以下、”保安選択情報”と呼ぶ)を書き込むカードチャージ装置(情報書込装置)140と、インターネット等のネットワーク網150に接続された端末160との間でガス及び保安機能の購入を受け付けると共に課金処理を行うサーバ170とを備えて構成される。ガスメータ100は、ガス器具が設けられる建物の外部または内部に配置される。カードチャージ装置140は、ガス会社、プロパン業者、もしくはこれらと関係のある会社や、コンビニエンスストアなどに設置される。サーバ170は主に通信会社に設置される。
ガスメータ100は、ガスが供給される流路102に接続され、この流路102中には、遮断弁104、流量計測部106、圧力センサ108が設けられる。また、ガスメータ100は、流量演算部110、監視部112、制御部114、機能設定部116、ICカード118、ICカード挿入部120、ICカード読取部122、使用残量計数部124、保安機能選択部136、保安機能記憶部138、感震器132を備えている。ここで、流量演算部110、監視部112、制御部114、機能設定部116、使用残量計数部124、ICカード判定部126、保安機能選択部136、保安機能記憶部138は、マイコン等のプロセッサ及びメモリを有して構成される演算処理装置によって各部の機能が実現される。
ガスメータ100の下流側の流路には、ガステーブル、ファンヒータ、床暖房等、1台以上の種々のガス器具A151、ガス器具B152、ガス器具C153が接続されている。また、ガス器具151〜153の設置場所の近傍には、ガス漏れや一酸化炭素(CO)等を検知して異常状態の警報を行う警報器134が配置され、ガスメータ100と無線または有線通信によって互いに通信可能となっている。
流量計測部106は、流路102に流れるガスの流量を計測するもので、超音波流量計などによって構成される。なお本実施形態では、流量計測部106として超音波流量計を用いた場合の構成例を説明するが、ガスの流量を計測できるものであれば、膜式流量計など、他の種々の流量計測手段を用いてもよい。流量計測部106は、流路102中の上流側と下流側に設けた超音波送受信器間で一定時間間隔(例えば2秒など)で交互に超音波を送受信させ、流体の流れに対して順方向と逆方向の超音波の伝搬時間の差を求め、この伝搬時間差から被計測流体の流速及び流量を計測する。
流量演算部110は、流量計測部106から出力される計測流量値を用いて、使用されたガスの流量、その計測時間に対応する流量パターンなどを算出して、内部または外部に設けた記憶部(図示略)に積算流量や流量パターンなどの流量及び時間に関する流量データを記憶する。また、算出した流量データは監視部112及び使用残量計数部124に出力する。
圧力センサ108は、流路102におけるガスの圧力を検出し、圧力検出信号を監視部112に出力する。また、感震器132は、地震の揺れを検出し、所定以上の震度の揺れを検出した場合に感震信号を監視部112に出力する。また、警報器134は、流路102またはガス器具151〜153からのガス漏れ、ガス器具151〜153から発生したCOを検出し、これらのガス漏れやCO漏れを検知した場合に異常検知信号を監視部112に出力する。
監視部112は、設定された保安機能に従ってガス使用時の不具合を監視するものである。この監視部112は、流量演算部110からの流量データ、圧力センサ108からの圧力検出信号、感震器132からの感震信号、警報器134からの異常検知信号などに基づき、保安機能の作動条件を満足する場合に、ガス使用時の不具合を検知して保安信号を制御部114に出力する。監視部112における保安機能は、後述する機能設定部116によって設定される。監視部112は、当該機能設定部116で設定された保安機能プログラムに基づいて監視動作を行う。
保安機能としては、流量超過、使用時間超過、漏洩検知、圧力異常、脈動検知、感震器作動、警報器作動などによる各種不具合の事象を検知し、保安のための処理を行う機能があり、例えば不具合検知について以下のような機能がある。
(1)合計最大流量超過…所定期間の合計流量が基準流量を超えた場合
(2)個別最大流量超過…流量が計測される度に前回の流量値との変化が所定値以上の場合
(3)安全継続時間超過…流量別に規定された連続使用許容時間を超えて使用継続した場合
(4)圧力上昇検知…圧力値が所定値以上に上昇したことを検知した場合
(5)圧力低下検知…圧力値が所定値以下に低下したことを検知した場合
(6)感震器作動検知…地震等の震動により感震器が作動したことを検知した場合
(7)微少漏洩検知…所定の微少漏洩流量を所定日数検知した場合
(8)脈動検知…所定値以上の流量変動あるいは圧力変動を検知した場合
(9)警報器作動検知…各種警報器が作動したことを検知した場合
上記(1)〜(9)のそれぞれの保安機能を実現するための保安機能プログラムが保安機能記憶部138に記憶されている。所望の保安機能を選択することで、保安機能記憶部138から該当する保安機能プログラムが選択されて、その保安機能プログラムによる保安機能が設定される。また、上述したように、保安機能により不具合を検知した場合の処理動作として警報動作と遮断動作を有し、選択された保安機能で異常を検知した場合は遮断動作とし、選択されていない保安機能で異常を検知した場合は警報動作とする。
ICカード118は、図示せぬ記憶部と、該記憶部に対するデータの書き込み/読み出しを行う制御部とを備えたものであり、プリペイドカードとも呼ばれる。このICカード118の記憶部は、使用可能ガス量を書き込むための第1エリアと、保安機能を選択する保安選択情報を含む各種情報を書き込むための第2エリアを有する。
カードチャージ装置140は、ネットワーク網150に接続されたサーバ170が保存している使用可能ガス量と保安機能をダウンロードしてICカード118に書き込む機能を有する。図2は、カードチャージ装置140の概略構成を示すブロック図である。図2において、カードチャージ装置140は、カード挿入部141と、通信部142と、バッファ(主にRAMが用いられる)143と、データ書込部144と、制御部145とを備えて構成される。
通信部142は、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)等の通信プロトコルを用いてネットワーク網150に接続してサーバ170にアクセスし、サーバ170から情報のダウンロードを行う。バッファ143は、通信部142でダウンロードされた情報を一時的に記憶する。データ書込部144は、バッファ143に記憶された情報をカード挿入部141に挿入されたICカード118に書き込む。サーバ170からダウンロードされる情報には使用可能ガス量と保安選択情報が含まれる。ICカード118の記憶部の第1エリアに使用可能ガス量が書き込まれ、第2エリアに保安選択情報が書き込まれる。なお、ICカード118の記憶部の第2エリアには保安選択情報の他にICカード118を使用する上で必要となる情報も書き込まれる。また、保安機能には複数の種類があるので、使用者は自己の使用環境などによって最適なものを選択することで、選択した保安機能に対応する保安選択情報がICカード118の第2エリアに書き込まれる。
制御部145は、カード挿入部141へのICカード118の挿入検知を行うと共に、通信部142及びデータ書込部144の動作を制御する。
サーバ170は、TCP/IP等の通信プロトコルを用いてネットワーク網500に接続する通信機能を有し、同様の通信プロトコルを用いた使用者のパソコン、携帯電話、PHS(Personal Handy-phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)等の端末160との間で通信を行い、端末160にガス及び保安機能の購入のためのアプリケーションを与え、端末160の購入操作に伴う情報の取り込みを行う。そして、端末160の使用者が購入した使用可能ガス量及び保安機能に対応する保安選択情報を保存する。そして、カードチャージ装置140からダウンロード要求があると、ICカード118の登録情報の照合を行い、適合すれば、保存している使用可能ガス量及び保安選択情報を含む情報を送信する。
なお、サーバ170は、課金機能も有しており、ガス及び保安機能の購入時に課金処理を行う。したがって、使用者は、端末170を使用してガス及び保安機能を購入した後、カードチャージ装置140が置いてある場所に行き、その場所にあるカードチャージ装置140にICカード118を挿入することで、購入した使用可能ガス量と保安選択情報をICカード118に記憶させることができる(チャージすることができる)。そして、使用可能ガス量を記憶させたICカード118をガスメータ100のICカード挿入部120に挿入することで、購入した使用可能ガス量だけガスを使用することができ、また保安機能という安心を手にすることもできる。
ガスと保安機能の購入に際し、ガス代と保安機能代を別々に支払う場合、選択された保安機能の数にかかわらず、使用可能ガス量は変わらないが、ガス代と保安機能代を一緒にする場合は、選択された保安機能の数により使用可能ガス量が変わる。すなわち、選択された保安機能の数が多くなるほど使用可能ガス量が減り、逆に少なくなるほど使用可能ガス量が増加する。また、保安機能はオプション的な機能であり、保安機能を購入するか否かは使用者の自由である。購入しない場合でもデフォルト保安モードとして例えば合計最大流量超過の保安機能が選択され、その保安機能を選択する保安選択情報がICカード118に書き込まれる。本実施形態では、デフォルト保安モードとして例えば合計最大流量超過の保安機能が選択されるものとする。
ICカード挿入部120は、ガスメータ100でICカード118を受け付ける部分であり、使用者はガスを使用する際に、購入したICカード118をICカード挿入部120に挿入する。ICカード読取部122は、ICカード挿入部120にICカード118が挿入されると、挿入されたICカード118から情報の読み取りを行う。このとき、ICカード118に記憶されている全ての情報を一括して読み取る。ICカード読取部122がICカード118に記憶されている全ての情報を読み取ることでICカード118の記憶が空になる。
ICカード読取部122は、読み取った情報が使用可能ガス量情報であれば、その使用可能ガス量情報を一旦ICカード読取部122に保存しておく。次に、後述するICカード判定部126が、ICカード118が正常なものと判定すると、使用可能ガス量情報はICカード判定部126を経由して制御部114へ送られる。そして、制御部114は、使用残量計数部124からの残量情報に使用可能ガス量情報を加算して、使用残量計数部124に格納する。一方、ICカード読取部122が読み取った情報が使用可能ガス量以外の情報であれば、保安機能選択部136及びICカード判定部126に出力する。使用残量計数部124は、現在の使用残量から流量演算部110で算出された流量を減算し、使用残量のカウントダウンを実行すると共に使用残量を制御部114に出力する。制御部114は、使用残量計数部124からの使用残量を判定し、所定残量になった時点で遮断弁104を制御してガス供給を遮断する。
保安機能選択部136は、ICカード読取部122で読み取られた情報の中に保安選択情報が存在するか否かの検出を行い、保安選択情報があれば、保安機能記憶部138に記憶されている複数の保安機能プログラムの中から対応するものを選択する。そして、選択した保安機能プログラムを機能設定部116に出力する。この場合、保安選択情報が複数あれば、それぞれに対応する保安機能プログラムを選択し、それらを機能設定部116に出力する。
ICカード判定部126は、ICカード読取部122で読み取られた情報からICカード118が正常なものかどうか判定し、正常なものと判定すると、機能設定部116に有効信号を出力し、正常なものではないと判定すると、機能設定部116に無効信号を出力する。また、ICカード判定部126は、ICカード118の判定結果を制御部114に出力する。
機能設定部116は、ICカード判定部126から有効信号が出力された場合、保安機能選択部136で選択された保安機能プログラムを監視部112に出力する。監視部112は、機能設定部116からの保安機能プログラムに従い、流量演算部110の流量データ、各種センサからの異常検知信号を監視し、異常を判定したときは制御部114に保安信号を出力し、遮断弁104を動作させる。監視部112は、機能設定部116からの保安機能プログラムで管理できない異常を検知した場合は警報動作とする。この警報動作は、図示せぬブザーの鳴動又は発光素子の点滅などである。
制御部114は、ICカード判定部126の判定結果から、ICカード118が正常なものであれば、保安機能プログラムが有効であるとして作動状態とし、保安機能の作動条件を満足する事象が発生したときに当該保安機能プログラムに基づく処理を実行し、ICカード118が正常なものでなければ、当該保安機能プログラムが無効であるとして作動状態とならない。制御部114は、ICカード118が正常なものであって作動状態にあるときに、監視部112から保安信号が出力された場合にはガス供給の遮断を行う。ガス供給の遮断を行う場合は、遮断弁104を作動させて流路102を遮断する。
次に、本実施形態におけるガスメータシステムの動作について詳細に説明する。図3は、本発明の実施形態におけるガスメータシステムの動作時の処理手順を示すフローチャートである。
まずサーバ170において、使用者のガス購入時に、使用可能ガス量に加えて保安機能を設定する要求が有るか否か判定する(ステップS10)。この場合、使用者が保安機能を設定する要求があってそれを購入する操作を行うと、保安機能設定要求が発生する。保管機能設定要求が発生すると、カードチャージ装置140は、使用者が購入した(選択した)保安機能に対応する保安選択情報をICカード118に書き込む(ステップS11)。一方、保管機能設定要求が発生しない場合は、デフォルト保安モード(例えば合計最大流量超過のみ)を設定する(ステップS12)。すなわち、カードチャージ装置140は、デフォルト保安モードに対応する保安選択情報をICカード118に書き込む。
ICカード118に、各種情報が書き込まれた後、使用者がICカード118をICカード挿入部120に挿入する(ステップS13)。ICカード読取部122は、ICカード挿入部120にICカード118が挿入されたことを検知すると、ICカード118に書き込まれた情報の全てを一括して読み取る。情報の全てが読み取られた後、保安機能記憶部138から、保安選択情報に対応する保安機能プログラムを選択すると共に、ICカード118にチャージされた利用金分の使用可能ガス量を読み込む(ステップS14)。そして、選択した保安機能プログラムを機能設定部116に出力する。
ICカード判定部126は、ICカード118から読み取られた情報を元にICカード118が正常なものであるか否かを判定し(ステップS15)、ICカード118が正常なものであれば、機能設定部116に有効信号を出力し、正常なものではないと判定すると、機能設定部116に無効信号を出力する。また、ICカード判定部126は、ICカード118の判定結果を制御部114に出力する。ICカード118が正常なものでない場合は、その後の処理を中断する(ステップS16)。そして、ICカード118が使用できない(異常である)旨を図示せぬ表示部に表示する(ステップS17)。その後、ステップS19に進む。以上により機能設定完了となると共に、ICカード118にチャージされた料金分の使用可能ガス量を使用残量に加算する処理を行う(ステップS18)。
ICカード118が正常なものであるとして次の処理に進むと、流量計測部106により、ガスの流量計測を行う(ステップS19)。次いで、流量が有るかどうかを判定し(ステップS20)、流量が有る場合は、流量演算部110により流量値を算出する(ステップS21)。また、ステップS20で流量が無い場合は、ステップS19の流量計測に戻って同様の処理を繰り返す。そして、流量値を算出した後、監視部112は、流量超過などの流量に異常があるかどうかを判定する(ステップS22)。ステップS22において、流量に異常がある場合は次の処理に進み、異常が無い場合はステップS19の流量計測に戻って同様の処理を繰り返す。
また、監視部112は、圧力センサ108からの圧力検出信号、感震器132からの感震信号、警報器134からの異常検知信号などによる異常信号が出力されたかどうかを判定する(ステップS27)。ステップS27において、異常信号が出力された場合は次の処理に進み、異常信号が出力されない場合はこのステップS19の処理を繰り返す。
次に、監視部112は、流量に異常がある場合または異常信号が出力された場合に、不具合発生と判定して保安信号を制御部114に出力する(ステップS23)。制御部114は、保安信号が出力された場合、遮断弁104を閉動作させて流路102を閉じ、ガスの供給を遮断する(ステップS24)。
一方、制御部114は、使用残量計数部124の計数値から使用残量が有るかどうか判定し(ステップS25)、使用残量があればガスの供給を継続し、使用残量が無ければ、遮断弁104を閉動作させて流路102を閉じ、ガスの供給を遮断する(ステップS24)。
次に、図4を参照して、本発明の実施形態におけるガスメータシステムのICカード118のチャージ手順を説明する。
まず端末160がサーバ170にアクセスする(ステップS30)。このアクセスにより、サーバ170が端末160にガス及び保安機能を購入するためのアプリケーションを送信する(ステップS31)。端末160は、当該アプリケーションを取得するとそれを実行し、端末160の表示部(図示略)にガス及び保安機能を購入するための画面を表示する。使用者はこの表示を見て、購入希望のガス量を入力する。使用可能ガス量が入力されると、端末160は、使用可能ガス量をサーバ170に指定する(ステップS32)。サーバ170は、使用可能ガス量の指定を受けると、それを受け付けた旨を端末160に通知する(ステップS33)。
端末160は、サーバ170から使用可能ガス量を受けた旨の通知を受けると、使用可能ガス量を受け付けたことを使用者に通知する表示を行う。使用者はこの表示を見て、次に購入希望の保安機能を選択する。保安機能が選択されると、端末160は、選択された保安機能をサーバ170に指定する(ステップS34)。サーバ170は、保安機能の指定を受けると、それを受け付けた旨を端末160に通知する(ステップS35)。次に、受け付けた使用可能ガス量と保安機能を選択するための保安選択情報を保存する(ステップS36)。サーバ170が使用者の購入した使用可能ガス量及び保安選択情報を保存した後、使用者がカードチャージ装置140が設置された場所に赴いて、そのカードチャージ装置140にICカード118を挿入すると(ステップS37)、カードチャージ装置140がサーバ170にアクセスする(ステップS38)。サーバ170は、カードチャージ装置140からアクセスがあると、それを受け付けてICカード118の認証を行う(ステップS40)。ICカード118の登録情報の認証を行った結果、適合していれば、その後の要求を受け付け、適合していなければその後の要求を拒否し、カードチャージ装置140との間の通信を終了する。
ICカード118の登録情報が適合したとして、サーバ170とカードチャージ装置140との間の通信が継続すると、カードチャージ装置140はチャージ要求を送信する(ステップS41)。サーバ170は、カードチャージ装置140からのチャージ要求を受信すると、保存している使用可能ガス量と保安選択情報を含む情報をカードチャージ装置140に送信する(ステップS42)。カードチャージ装置140に使用可能ガス量と保安選択情報を含む情報が送られてくると、カードチャージ装置140は、当該情報をICカード118に書き込む(ステップS43)。この場合、上述したように、ICカード118の記憶部の第1エリアに使用可能ガス量を書き込み、第2エリアに保安選択情報を含む残り全ての情報を書き込む。これにより、ICカード118に使用可能ガス量と保安選択情報を含む情報がチャージされ、使用者はICカード118をガスメータ100のICカード挿入部120に挿入することで、ガスの使用が可能となる。
このように、上述した本実施形態によれば、パソコン、携帯電話、PHS、PDA等の端末160を使用してガス使用可能量を購入できると共に、複数の保安機能のうち、使用環境などによって最適なものを選択して購入でき、また購入したガス使用可能量と保安機能をカードチャージ装置140でICカード118に書き込むことができ、ガス使用可能量及び保安機能が書き込まれたICカード118をガスメータ100のICカード挿入部120に挿入することで、ガス使用可能量が設定されると共に、保安機能記憶部138から対応する保安機能プログラムが読み出されて保安機能が設定される。これにより、所定残量になるまでガスの使用が可能となると共に、ガスが使用可能になっている間、保安機能の作動条件を満足する事象が発生した場合にガスの供給を遮断する保安処理を実行することができる。
保安機能は、複数の保安機能の中から使用地域や設置場所、使用状態、使用流量などに応じて、選択的に設定することが可能である。また、保安機能のバージョンアップなどによる更新や、新規の保安機能の追加も可能である。
また、ガスメータにほぼ全ての保安機能が設定されて、ガス供給に伴う事故の発生は極めて低く安全性は確保されている状態であっても、稀に事故が発生する場合がある。このような場合、稀に発生する事故を防止するための高度な保安機能をオプション扱いとして、ガスメータのバージョンアップを可能にすることもできる。
また、使用地域によっては、保安機能が整備されていない所も想定される。このような地域の場合、今後のインフラ整備、安全性を重視する使用者の感情変化、国の施策等の変化に伴って、保安機能の充実に対する要望が出てくる可能性がある。その初期的対応として、ガス供給に伴う事故を未然に防止する保安機能を選択的に設定可能とし、保安機能に対して課金を行い、現行ガスメータの機能充実を図りつつ、ガス供給システムの安全性向上を図ることも可能である。
また、ICカード判定部126で、ICカード118が正常なものであるか否かを判定し、正常なものであれば保安機能を有効として作動状態とし、正常なものでなければ保安機能を無効として作動状態とならないので、ICカードの不正使用を防止できる。また、ICカードを使用することで、繰り返し使用することができ、省資源化に寄与できる。
なお、上記のガスメータシステムでは、ガスメータ100に各種保安機能を実現するプログラムを持たせて、それらのプログラムを端末160で選択できるようにした(即ち端末160からICカード118を介してガスメータ100に保安選択情報を送信するようにした)が、端末160で選択した保安機能プログラムを、ICカード118にチャージする際に、当該ICカード118に書き込むようにしてもよい。この場合、各種保安機能を実現するプログラムをサーバ170に保存し、端末160がサーバ170から該当するプログラムを入手してカードチャージ装置140に送信してもよい。また、保安選択情報だけをカードチャージ装置140に送信しておき、ICカード118にチャージする際に、サーバー170から該当するプログラムを入手してICカード118に書き込んでもよい。
また、使用残量計数部124での使用残量の減り方を監視し、予め定めた速さ以上で使用残量が減少するときは配管等において大きなガス漏れが発生している、又はガス供給力を超える異常使用であると判断して所定の処理動作を実行するようにしてもよい。この機能は保安機能プログラムに設定してもよく、ICカード118の付加機能として対応してもよいものとする。
また、本実施形態では、ガス使用可能量及び保安選択情報をサーバ170に保存するようにしたが、端末160が直接カードチャージ装置140にアクセスして、そのカードチャージ装置140に保存させることも勿論可能である。但し、この場合、カードチャージ装置140が特定されるので、そのカードチャージ装置140以外では、購入したガス使用可能量及び保安選択情報をICカード118に書き込むことはできない。サーバ170を持たせることで、全てのカードチャージ装置140でガス使用可能量及び保安選択情報をICカード118に書き込むことができる。
また、本発明は上記の実施形態において示されたものに限定されるものではなく、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
本発明は、使用環境などによって適宜保安機能を設定することができ、保安機能を向上させることが可能となる効果を有し、ガスの使用流量を計測するガスメータを用いたガスメータシステム等において有用である。
本発明の実施形態におけるガスメータシステムの概略構成を示すブロック図 本発明の実施形態におけるガスメータシステムのカードチャージ装置の概略構成を示すロック図 本発明の実施形態におけるガスメータシステムの動作時の処理手順を示すフローチャート 本発明の実施形態におけるガスメータシステムのICカードのチャージ手順を説明するためのシーケンス図
符号の説明
100 ガスメータ
102 流路
104 遮断弁
106 流量計測部
108 圧力センサ
110 流量演算部
112 監視部
114 制御部
116 機能設定部
118 ICカード
120 ICカード挿入部
122 ICカード読取部
124 使用残量計数部
126 ICカード判定部
132 感震器
134 警報器
136 保安機能選択部
138 保安機能記憶部
140 カード販売機
150 通信網
151、152、153 ガス器具
160 端末
170 サーバ

Claims (2)

  1. 情報の書き込みと読出しが行える持ち運び可能な記憶装置と、
    ガス使用に関する保安機能としての複数の保安機能のうち、使用者の端末が電気通信回線を介して選択したものに対応する情報を保存すると共に、前記記憶手段への書き込み要求に従い、保存中の前記情報を前記記憶装置に書き込む情報書込装置と、
    複数の保安機能の夫々を実行する保安機能プログラムを有し、前記記憶装置に書き込まれた前記情報を読み取ることで、読み取った前記情報に対応する保安機能プログラムを選択し、選択した前記保安機能プログラムの作動条件を満足する事象が発生したときに所定の処理動作を実行するガスメータと、
    を備えたガスメータシステム。
  2. 前記記憶装置は、データの書き替えが自在なICカードである請求項1に記載のガスメータシステム。
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