JP2009216812A - サーバ装置、端末装置、再生装置、分類構造データ送信方法、コンテンツ再生方法、コンピュータプログラム - Google Patents

サーバ装置、端末装置、再生装置、分類構造データ送信方法、コンテンツ再生方法、コンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】利用者の視聴時の気分に応じて、様々な分類カテゴリのコンテンツを直感的かつ容易に切り替えること。
【解決手段】サーバ装置1はコンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データをコンテンツと共に、ネットワーク3を介し端末装置2に対し送信する。端末装置2では、サーバ装置1よりコンテンツと共に分類構造データを受信して、コンテンツ再生の際、分類構造データに基づいてコンテンツの分類カテゴリを変更して、変更した分類カテゴリのコンテンツを再生する。これにより、端末装置2は、分類構造データに基づいて、その時々の利用者の気分に合ったコンテンツを再生する。
【選択図】図1

Description

本発明は、サーバ装置、端末装置、再生装置、分類構造データ送信方法、コンテンツ再生方法、コンピュータプログラムに関する。
近年、画像、音楽、映像等のデジタルコンテンツをハードディスクドライブ等の大容量記憶装置に格納し利用することが広く行われている。それに伴って、多数のコンテンツの中から所望のコンテンツを取り出す検索技術や、コンテンツを自動的に分類・整理する技術への要望が高まっており、このような分野の技術が開発されている。
音楽分野では、利用者の所望するイメージに合った楽曲を集めたプレイリストを生成する装置が開示されている。例えば、特許文献1および特許文献2の従来技術では、端末装置でプレイリストを作成するだけなく、サーバ装置でプレイリストを生成し、それを端末装置に送信して利用する配信システムが記載されている。これにより、サーバ装置にある大規模な音楽データベースを対象にして、利用者の所望するイメージに合った楽曲を聴くことを可能にしている。
その際、これらの従来技術では、「明るい」、「暗い」、「激しい」、「穏やか」といった楽曲(オーディオ情報)の主観的な印象を表わす座標系を用いてプレイリストを生成しており、楽曲に関する事前知識を必要とせずに、利用者のイメージに応じたプレイリストを生成することが可能である。また、1つのプレイリストに複数の印象の楽曲を組み合わせて入れることができるので、変化に富んだプレイリストを生成することも可能である。
特開2003−15666号公報 特開2004−117632号公報
しかしながら、上述の従来技術においては、利用者がその時々の気分に合わせて楽曲を切り替えながら再生することは、十分には考慮されていなかった。つまり、上記従来技術では、楽曲の印象の遷移をプレイリスト作成時にあらかじめ決定しているため、色々な印象の楽曲を混ぜて聴きたい場合には、プレイリスト作成時に決定した印象の遷移と異なる遷移で再生することは難しかった。
また、実際には、ある特定の印象の楽曲を聴いている時に、ふと急に異なる印象の楽曲を聴きたくなる場合がある。そのような気持ちの変化をプレイリスト生成時に予測することは不可能であるので、従来技術ではこのようなニーズに十分対応出来なかった。更に、印象の遷移を指定したプレイリストを作る手間が必要という問題もあった。
そこで、本発明は、利用者の視聴時の気分に応じて、様々な分類カテゴリのコンテンツを直感的かつ容易に切り替えることができるサーバ装置、端末装置、再生装置、分類構造データ送信方法、コンテンツ再生方法、コンピュータプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1のサーバ装置は、コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データを格納する分類構造データ格納手段と、前記分類構造データ格納手段から前記分類構造データを読み出して端末装置に対し送信する送信手段と、を有する。
また、請求項2のサーバ装置は、コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データを格納する分類構造データ格納手段と、前記分類カテゴリに基づいて分類されたコンテンツを格納したコンテンツ格納手段と、端末装置からの状態変化メッセージを受信し前記分類構造データ格納手段に格納された前記分類構造データに基づいて前記コンテンツ格納手段から前記コンテンツを選出するコンテンツ選出手段と、前記コンテンツ選出手段によって選出された前記コンテンツを前記端末装置に対し送信する送信手段と、を有する。
ここで、請求項1のサーバ装置において、前記分類構造データ格納手段は、さらに、前記分類構造データ毎に、対応する複数の分類カテゴリ間の変更する方向と変化量とを示す遷移コマンドデータを付加して、前記分類構造データと共に格納し、前記送信手段は、前記遷移コマンドデータを前記端末装置に対し送信する、ようにしても良い。
また、請求項1または請求項3に記載のサーバ装置において、さらに、前記分類カテゴリに基づいて分類されたコンテンツを格納したコンテンツ格納手段を有し、前記送信手段は、さらに、前記コンテンツ格納手段から前記コンテンツを読み出し、読み出した前記コンテンツを前記端末装置に対し送信する、ようにしても良い。
また、請求項2または請求項4に記載のサーバ装置において、前記コンテンツ格納手段に格納されたコンテンツは、オーディオデータを含み、さらに、前記オーディオデータを分析して前記オーディオデータの音響特徴量を抽出し、抽出した音響特徴量に基づいて前記コンテンツを所定の分類カテゴリに分類する音響分析手段を、有するようにしても良い。
また、請求項1〜5のいずれか一の請求項に記載のサーバ装置において、前記分類構造データ格納手段は、複数種類の前記分類構造データを格納すると共に、読み出し要求に基づいて前記複数種類の前記分類構造データの中から最も優先度の高い分類構造データ、または外部から指定された分類構造データを読み出す、ようにしても良い。
また、請求項1〜請求項6のいずれか一の請求項に記載のサーバ装置において、前記分類構造データは、所定の基準に基づく前記複数の分類カテゴリ各々の順位である、ようにしても良い。
また、請求項1〜請求項6のいずれか一の請求項に記載のサーバ装置において、前記分類構造データは、所定の座標系における前記複数の分類カテゴリ各々の座標値である、ようにしても良い。
また、請求項1〜請求項8のいずれか一の請求項に記載のサーバ装置において、前記分類構造データは、前記複数の分類カテゴリ間の類似度である、ようにしても良い。
また、請求項10の端末装置は、コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データをサーバ装置から受信する受信手段と、前記分類構造データを記憶する分類構造データ記憶手段と、前記コンテンツを記憶したコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツ記憶手段から前記コンテンツを選出するコンテンツ選出手段と、選出された前記コンテンツを再生する再生手段と、前記分類構造データ記憶手段に記憶された前記分類構造データに基づき前記コンテンツの分類カテゴリを変更し、変更した分類カテゴリのコンテンツが選出されるように前記コンテンツ選出手段を制御する制御手段と、を有する。
また、請求項11の端末装置は、コンテンツと、コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データをサーバ装置から受信する受信手段と、前記分類構造データを記憶する分類構造データ記憶手段と、ネットワークを介し前記サーバ装置に対し前記コンテンツの選出および送信を指示するコンテンツ選出手段と、受信された前記コンテンツを再生する再生手段と、前記分類構造データ記憶手段に記憶された前記分類構造データに基づき前記コンテンツの分類カテゴリを変更し、変更した分類カテゴリのコンテンツが選出および送信されるように前記コンテンツ選出手段を制御する制御手段と、を有する。
また、請求項10または請求項11記載の端末装置において、前記分類構造データには、対応する複数の分類カテゴリ間の変更する方向と変化量とを示す遷移コマンドデータが付加されており、前記制御手段は、前記前記分類構造データに付加された前記遷移コマンドデータに基づく表示メッセージを表示装置に表示させ、利用者に前記メッセージを選択させ、選択された前記メッセージに対応した前記遷移コマンドに基づいて前記コンテンツの分類カテゴリを変更する、ようにしても良い。
また、請求項13の再生装置は、サーバ装置とネットワークを介して接続された端末装置に、インタフェースを介して接続可能な再生装置であって、前記端末装置が前記サーバ装置から受信した、コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データを、前記端末装置から前記インタフェースを介して転送させるインタフェース制御手段と、前記分類構造データを記憶する分類構造データ記憶手段と、前記コンテンツを記憶したコンテンツ記憶手段と、前記コンテンツ記憶手段から前記コンテンツを選出するコンテンツ選出手段と、選出された前記コンテンツを再生する再生手段と、前記分類構造データ記憶手段に記憶された前記分類構造データに基づき前記コンテンツの分類カテゴリを変更し、変更した分類カテゴリのコンテンツが選出されるように前記コンテンツ選出手段を制御する制御手段と、を有する。
また、請求項14の分類構造データ送信方法は、コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データを生成するステップと、生成された前記分類構造データを端末装置に対し送信するステップと、を有する。
また、請求項15のコンテンツ再生方法は、前記コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データに基づき前記コンテンツの分類カテゴリを変更し、変更した分類カテゴリのコンテンツを選出するステップと、前記分類構造データに基づき前記分類カテゴリが変更して選出された前記コンテンツを再生するステップと、を有する。
また、請求項16のコンピュータプログラムは、コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データを生成するステップと、生成された前記分類構造データを端末装置に対し送信するステップと、をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムである。
また、請求項17のコンピュータプログラムは、前記コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データに基づき前記コンテンツの分類カテゴリを変更し、変更した分類カテゴリのコンテンツを選出するステップと、前記分類構造データに基づき前記分類カテゴリが変更して選出された前記コンテンツを再生するステップと、をコンピュータに実行させるコンピュータプログラムである。
本発明によれば、サーバ装置の提供する大量のコンテンツを対象として、その時々の利用者の気分に合ったコンテンツを簡単な操作で再生できる。利用者は、再生中のコンテンツの分類カテゴリを基準にして、それとの相対的な変化を指定する方法で、別の分類カテゴリに切り替えてコンテンツ再生することができるので、直感的に操作できる。
また、本発明では、事前にプレイリストを作成する手間が不要であり、様々な分類カテゴリを直感的な操作で切り替えながらコンテンツを再生できるので、コンテンツ購入前にサーバ装置が提供する大量のコンテンツを試聴させる用途などにも好適である。
また、サーバ装置から端末装置等に分類構造データを送信し、端末装置等における分類構造データを更新することが可能なので、新しい分類カテゴリを追加し易い。
更に、利用者は複数の分類構造データの中から好みのものを選択して使用することができるので、分類カテゴリの変化の仕方を自分の好みに合わせて設定できる。分類構造データを変更することにより、利用者が既に使用しているコンテンツについても、分類カテゴリの変化の仕方が新しいものになるので、利用者が飽きにくく、利用者のコンテンツや配信サービスに対する興味や関心を維持し易い。
実施例1.
図1は、本発明の実施例1におけるシステム全体を示す構成図である。
図1において、本システムは、コンテンツを配信するサーバ装置1と、コンテンツを受信し再生する端末装置2がネットワーク3を介して接続されている。端末装置2は1つでも複数あっても良い。また、本実施例においては、コンテンツが音楽である場合を説明するが、これに限定するものではなく、映画、TV番組等の映像(動画)データや、写真などの静止画データ等、他の種類のデータであっても良い。
図2は、図1に示す実施例1のサーバ装置1の構成例を示すブロック図である。
図2において、サーバ装置1は、コンテンツ格納部10と、分類構造データ格納部11と、送受信部12と、制御部13とを有している。また、サーバ装置1には、サーバ装置1の管理者が操作を行うためのキーボードやマウス等の入力装置20と、ディスプレイ等の表示装置21が接続されている。なお、サーバ装置1は、CPU、RAM、ROM、ハードディスクドライブ等により構成される一般的なコンピュータを用いて、CPUがROMやハードディスクドライブ等に格納されたコンピュータプログラムを実行するソフトウェア処理で実現することも可能である。このことは、後述する他の実施例のサーバ装置でも同様である。また、本実施例においては、コンテンツ格納部10と、分類構造データ格納部11とを同じサーバ装置1内に配置しているが、これらを別々のサーバ装置に配置することも可能である。
図3は、サーバ装置1から端末装置2に送信されるコンテンツの構造例を示している。
図3に示すように、配信ファイルであるコンテンツは、ヘッダ61と、コンテンツ本体62とで構成されている。ヘッダ61には、コンテンツのタイトル、制作者(アーティスト)等のコンテンツの属性情報と、分類カテゴリとが含まれている。
分類カテゴリとは、ある基準に基づいてコンテンツを複数のカテゴリに分類した結果を示す数値またはテキスト形式のデータである。例えば、コンテンツのジャンル、コンテンツの制作年代、コンテンツの持つ雰囲気、コンテンツを再生するのに適する状況/場所、などを分類カテゴリとして用いることができる。1つの配信ファイルには1つの分類カテゴリが含まれていても良いし、図3の例のように複数の分類カテゴリ(分類カテゴリA、分類カテゴリB)が含まれていても良い。
なお、本実施例においては、サーバ装置1は、分類カテゴリがヘッダ61に記録されているコンテンツを端末装置2に対し送信するものとして説明するが、これに限定するわけではなく、コンテンツの配信ファイルに分類カテゴリを含めず、分類カテゴリをコンテンツと別に端末装置2に送信するようにしてもよいし、分類カテゴリ付きのコンテンツをサーバ装置1からでなく、DVD等により端末装置2に転送するようにしても良い。
図4は、分類構造データ格納部11が格納するデータの一例を示す図である。
つまり、分類構造データ格納部11は、図4に示すような形式で、分類構造データIDと、複数の分類カテゴリ間の関係性を示す分類構造データと、遷移コマンドデータと、説明データとを関連付けて格納し、さらに最優先構造データIDとを格納している。分類構造データIDは、複数の分類構造データを一意に識別するためのIDである。最優先構造データIDは、最も優先して使用する分類構造データIDである。図4の例では、M個の各データが格納されている(M≧1)。分類構造データを複数ではなく、1つだけ格納するようにしても良い。1つだけ格納する場合、分類構造データIDと、最優先構造データIDとを省略することも可能である。また後述するように、遷移コマンドデータと説明データを省略することも可能である。
ここで、本実施例では、分類構造データの基本的な形式として、以下の図5〜図7の3つの形式を用いる。
図5は、分類構造データの第1形式の例を示している。
第1形式は、図5(A)に示すように、複数の分類カテゴリであるカテゴリ1〜カテゴリNと、それらを所定の基準に従って順位付けた場合の順位1〜Nとを対応させたものである。
図5(B)は、分類カテゴリとして音楽ジャンルを用いた場合の分類構造データの第1形式の一例を示している。図5(B)では、「Classic」、「Easy Listening」、 「Folk」、 「Rock」、 「Heavy Metal」の5個のジャンルを分類カテゴリとして用いている。この例における順位は、そのジャンルの典型的な楽曲の音圧の強さやビートの強さ、あるいは主観的な「激しさ」の程度などを基準に決められており、「1」が最も弱く、「5」が最も強いことを表わしている。
図6は、分類構造データの第2形式の例を示している。
第2形式は、図6(A)に示すように、複数の分類カテゴリであるカテゴリ1〜カテゴリNと、それらを所定の座標系に配置した場合の座標値とを対応させたものである。座標の次元数をL(L≧1)としている。
図6(B)は、図5(B)と同様に、分類カテゴリとして音楽ジャンルを用いた場合の分類構造データの第2形式の一例を示している。この例では、座標の次元数は1であり、座標値として、そのジャンルの典型的な楽曲の音圧の強さやビートの強さ、あるいは主観的な「激しさ」の程度などを示す数値を座標値として用いている。
図7は、分類構造データの第3形式の例を示している。
第3形式は、図7(A)のように、複数の分類カテゴリであるカテゴリ1〜カテゴリN中の任意の2つのカテゴリ間の類似度を行列形式で表現したものである。
図7(B)は、図5(B)、図6(B)と同様に、分類カテゴリとして音楽ジャンルを用いた場合の分類構造データの第3形式の一例を示している。この例において、行列の要素は、「0.0」〜「1.0」の数値であり、「1.0」は最も類似度が高く、「0.0」は最も類似度が低いことを示している。行列の対角要素は、同一のカテゴリ間の類似度になるので、全て「1.0」である。この例のように対称行列になる場合は、同じ値となる対称要素を省略しても良い。
以上が分類構造データの基本的な形式の説明であるが、分類カテゴリを複数の階層にすることも可能である。
図8は、分類カテゴリを複数の階層にした分類構造データの一例を示す図である。
図8では、分類カテゴリとして音楽ジャンルと制作年代を組み合わせて用いており、階層1(上位カテゴリ)と、階層2(下位カテゴリ)の2階層の構造を持っている。上位カテゴリは1つ以上の下位カテゴリに対応しており、下位カテゴリは1つの上位カテゴリに対応している。各々の上位カテゴリおよび各々の下位カテゴリには、上述したような順位が対応付けられている。また、3つ以上の階層構造を用いることも可能である。
次に、分類構造データ格納部11に格納される遷移コマンドデータ(図4参照)について説明する。
遷移コマンドデータは、後述するように、端末装置2において分類カテゴリを変更する際に使用するデータである。
図9は、遷移コマンドデータの一例を示している。
図9では、遷移コマンドデータは、遷移コマンドであるK個のコマンドと、方向、変化量、表示メッセージが対応付けられて格納されている。なお、表示メッセージは、遷移コマンドデータの方向と変化量とに基づいて、端末装置2側で作成されるようにしても良い。この場合には、表示メッセージの格納は省略できる。
方向は、「0」、「+」、「−」の3種類のいずれかである。「0」は方向性が無いことを表わし、「+」は上述した順位および座標値の数値が大きくなる方向の変化を表わし、「−」は順位および座標値の数値が小さくなる方向の変化を表わしている。
変化量は、各形式の分類構造データにおける順位(図5の場合)、座標値(図6の場合)、類似度(図7の場合)の変化量を示している。図9(A)の例は、分類構造データの第1形式として説明した順位を用いた場合であり、「3」は3つ順位が異なる分類カテゴリに変更することを示し、「1」は1つ順位が異なる分類カテゴリに変更することを示している。また、図9(B)の例は、分類構造データとして、図6に示す第2形式の座標値を用いる場合である。この変化量の項目は、座標系の次元数だけ変化量を並べて格納する形式になる。これらの数値は、各々の次元の座標値に加算または減算するための数値である。次元数が1である場合は、変化量の項目は1つになる。また、図9(C)の例は、分類構造データとして、図7に示す第3形式の類似度を用いる場合である。変化量の数値は、その値に近い類似度を持つ分類カテゴリに変更することを示しており、「0.1」といったような1つの数値になる。類似度を単独で用いる場合は、方向が「0」のコマンドしか格納できない。ただし、図10に示すように、分類構造データとして類似度と順位を合わせて格納し、端末装置2において方向の判定に順位を使い、変化量として類似度を使用することにより、類似度を用いてなおかつ方向性のあるコマンドを利用することも可能である。また、類似度と座標値を合わせて格納し、端末装置2において方向の判定に座標値を使い、変化量として類似度を使用しても良い。
なお、図9における表示メッセージは、端末装置2が出力装置41に表示するためのテキストデータである。
図11は、複数の階層を持つ分類カテゴリを用いる場合の遷移コマンドデータの一例を示している。
図11では、図9の遷移コマンドデータに対し「階層」が追加されている。これは分類カテゴリの複数の階層のうち最上位の階層から数えて何番目の階層を対象とするかを示す情報である。その他は、図9に示す遷移コマンドデータと同じである。
図4に戻り、分類構造データ格納部11に格納される説明データは、端末装置2を使う利用者に各分類構造データの特徴を伝えるためのもので、利用者が複数の分類構造データの中から1つを選択する際に使用するデータである。
図12は、図1に示す端末装置2の構成例を示すブロック図である。
図12において、端末装置2は、コンテンツ記憶部30と、分類構造データ記憶部31と、コンテンツ選出部32と、再生部33と、送受信部34と、制御部35と、状態記憶部36とを有しており、入力装置40と、表示装置41と、音声出力装置42とが接続されている。
入力装置40は、利用者からの操作指示を受け付けるためのキーボード、マウス、リモコン、タッチパネル等の装置である。また、表示装置41は、コンテンツの再生および情報を表示するためのディスプレイ等の装置である。音声出力装置42は、コンテンツの再生に必要なスピーカー、ヘッドホン等の装置である。なお、端末装置2も、CPU、RAM、ROM、ハードディスクドライブ等により構成される一般的なコンピュータを用いて、コンテンツ再生用プログラムの実行によるソフトウェア処理として実現することも可能である。このことは、後述する他の実施例の端末装置や再生装置等でも同様である。
図13は、電源投入直後に端末装置2の制御部35が表示装置41に表示するメニュー画面の一例を示している。
図13において、メニュー画面131には、「制御用データのダウンロード」、「コンテンツのダウンロード」、「コンテンツの再生」の3種類の選択メニューが表示されている。左側の矢印はカーソル132の位置を表わしている。利用者が入力装置40を使って所望のメニュー項目にカーソルを合わせ、決定ボタン133を押すことにより、各メニュー項目に対応した処理が開始される。
次に、メニュー画面131から3種類の選択メニューが選択された場合の端末装置2およびサーバ装置1の動作を、フローチャートを参照して説明する。
図14は、利用者が「制御用データのダウンロード」のメニュー項目を選択した場合の端末装置2およびサーバ装置1における制御用データのダウンロード処理を示すフローチャートである。
まず、端末装置2側にて、利用者が図13に示すメニュー画面131から「制御用データのダウンロード」のメニュー項目を選択すると、端末装置2の制御部35が送受信部34を介してサーバ装置1に対して制御用データを要求するメッセージを送信する(S100)。
すると、サーバ装置1では、制御部13が送受信部12を介して制御用データ要求のメッセージを受信し(S110)、分類構造データ格納部11の中の最優先構造データIDを参照し、それに該当する分類構造データIDを持つ分類構造データと遷移コマンドデータとを制御用データとして読み出す(S120)。分類構造データ格納部11に1種類しかデータが格納されていない場合は、それを読み出す。なお、本実施例においてはサーバ装置1から端末装置2に遷移コマンドデータを送信するものとしているが、端末装置2が予め遷移コマンドデータを格納しておくことにより、サーバ装置1の分類構造データ11に遷移コマンドデータを格納することを省略し、S120で分類構造データのみを制御用データとして送信するようにすることも可能である。
そして、サーバ装置1の制御部13は、読み出した制御用データを送受信部12を介して端末装置2に送信する(S130)。
すると、端末装置2の制御部35では、送受信部34を介してサーバ装置1から制御用データである分類構造データと遷移コマンドデータとを受信し、それを分類構造データ記憶部31に記憶する(S140)。
以上の制御用データのダウンロード処理によれば、利用者が条件を選択する等の操作が不要なため、端末装置3の操作を簡単にしたい場合に適している。
次に制御用データのダウンロード処理の別の例を、図15のフローチャートを用いて説明する。
この処理では、サーバ装置1の分類構造データ格納部11に説明データが格納されている必要がり、この処理を行わない場合は、説明データは省略可能である。
この場合、まず、端末装置2の制御部35が送受信部34を介してサーバ装置1に分類構造データリスト(分類構造データの一覧)を要求するメッセージを送信する(S200)。
すると、サーバ装置1側では、制御部13が送受信部12を介して分類構造データリスト要求のメッセージを受信し(S210)、分類構造データ格納部11からデータを読み出して分類構造データリストを作成する(S220)。具体的には、分類構造データ格納部11に格納されている全ての分類構造データIDと、説明データとを対応づけて読み出し、これらを分類構造データリストとする。
次に、制御部13は、作成した分類構造データリストを、送受信部12を介して端末装置2に送信する(S230)。
端末装置2では、制御部35が送受信部34を介してサーバ装置1から分類構造データリストを受信し、表示装置41に分類構造データリストを表示する(S240)。
図16は、表示装置41に表示される分類構造データリストの一例を示す図である。
図16に示す分類構造データリスト161では、分類構造データIDと、説明データとを対応させて表示しているが、説明データのみ表示するようにしても良い。左側の矢印はカーソル162の位置を表わしている。利用者は、説明データを読んで所望の分類構造データを決めた後、入力装置40を使って所望のメニュー項目にカーソルを合わせ、決定ボタン163を押すことにより、分類構造データが選択される。
図15に戻り、表示装置41に表示された分類構造データリスト161にて利用者が分類構造データを選択すると、制御部35は、入力装置40を介して利用者からの指示を受け付け、その指示に該当する分類構造データIDを、送受信部34を介してサーバ装置1に送信する(S250)。
サーバ装置1では、制御部13が送受信部12を介して端末装置2から分類構造データIDを受信し(S260)、受信した分類構造データIDに対応する分類構造データと遷移コマンドデータとを分類構造データ格納部11から読み出し、制御用データとして送受信部12を介して端末装置2に送信する(S270)。
端末装置2では、制御部35が送受信部34を介してサーバ装置1から制御用データを受信し、それを分類構造データ記憶部31に記憶する(S280)。
以上の制御用データダウンロード処理によれば、利用者が複数の分類構造データの中から好きなものを選択することができるので、利用者の満足度をより高めることができる。
本実施例では、図14または図15のどちらの制御用データダウンロード処理を用いても良い。また上記の説明では、利用者のメニュー選択により処理が開始される場合を説明したが、これ以外に、所定の時間毎に端末装置2からサーバ装置1に分類構造データの要求メッセージを送信するようにしても良い。更に、制御用データをあらかじめ端末装置2に記憶しておいても良い。
図17は、利用者がメニュー画面131から「コンテンツのダウンロード」のメニュー項目を選択した場合の端末装置2およびサーバ装置1におけるコンテンツのダウンロード処理を示すフローチャートである。
まず、端末装置2では、制御部35が、例えば、図18に示すような検索条件入力画面を表示装置41に表示する(S400)。利用者はこの画面を見ながら入力装置40を操作することにより、所望のコンテンツについての検索条件を入力する。図18の例では、検索条件をテキストボックス181に入力するが、この他にも、ジャンル、年代、雰囲気、再生に適した状況などを選択できるようにしても良い。また複数の検索条件をAND条件やOR条件で組み合わせて検索できるようにしても良い。なお、図18の例では、テキストボックス181に何も入力せずに送信ボタン182を押した場合は、何も条件を指定しないという意味に解釈され、サーバ装置1に格納されている全てのコンテンツが対象となる。
送信ボタン182が押されると、制御部35は、テキストボックス181に入力された検索条件を送受信部34を介してサーバ装置1に送信する(S410)。
すると、サーバ装置1では、制御部13が送受信部12を介して検索条件を受信して(S420)、コンテンツ格納部10を参照しながら検索条件に合致するコンテンツの配信ファイルを選択する(S430)。具体的には、検索条件にキーワードが指定されている場合は、配信ファイルのヘッダ61に記録されている文字列と一致するか否かチェックする。検索条件が全く指定されていない場合は、全てのコンテンツを選択対象とする。
次に、制御部13は、S430で選択されたコンテンツのヘッダ61を読み出すと共に、ヘッダ61の情報にコンテンツを一意に識別できるコンテンツIDを付与して、検索結果リストを作成し、送受信部12を介して検索結果リストを端末装置2に送信する(S440)。コンテンツIDとしては、例えばコンテンツの配信ファイルのパス名を用いることができる。検索結果リストには、コンテンツのタイトル、制作者などの情報が含まれている。なお配信ファイルのヘッダ61を事前にデータベースに登録しておき、S430およびS440において、配信ファイルのヘッダ61を直接読み出す代わりに、データベースを読み出して処理を行うようにしても良い。
次に、制御部35は、送受信部34を介して検索結果リストを受信し、表示装置41に表示する(S450)。
図19は、表示装置41における検索結果リストの表示例を示す図である。
この例では、検索結果リスト191として、コンテンツのタイトル、制作者、ジャンルが表示されているが、これに限定されるものではない。またコンテンツIDは画面に表示されていないが、表示されたコンテンツのタイトル等と、コンテンツIDとは関連付けられている。利用者は、ダウンロードしたいコンテンツのタイトルの左側に表示されているチェックボックス192をONにしてコンテンツを選択し、決定ボタン193を押すことによりコンテンツのダウンロードを指示する。複数のコンテンツのダウンロードを指示することが可能である。
ダウンロードすべきコンテンツが選択されると、制御部35は、利用者により選択されたコンテンツのコンテンツIDを送受信部34を介してサーバ装置1に送信する(S460)。
サーバ装置1では、制御部13が送受信部12を介してコンテンツIDを受信し(S470)、コンテンツIDに対応するコンテンツの配信ファイルをコンテンツ格納部10から読み出し、送受信部12を介して端末装置2に送信する(S480)。なお、複数のコンテンツIDを受信した場合は、それらに対応する全ての配信ファイルを送信する。
そして、端末装置2では、制御部35が、送受信部34を介して配信ファイルを受信し、コンテンツ記憶部30に記憶する(S490)。以上がコンテンツのダウンロード処理である。
図20は、メニュー画面131から「コンテンツの再生」のメニュー項目が選択された場合のコンテンツ再生処理を示すフローチャートである。
まず、端末装置2の制御部35が、分類構造データ記憶部31を参照し、そこに格納されている分類カテゴリの中から再生に使用する分類カテゴリを1つ初期値として選択して、状態記憶部36に記憶する(S600)。分類構造データが複数の階層で構成されている場合は、例えば、最下位の階層の分類カテゴリを選択する。分類カテゴリの選択方法としては、以下の3つを用いることができる。
第1の方法は、ランダムに分類カテゴリを選択する方法である。乱数を利用するなどして選択すれば良い。また、第2の方法は、前回使用した分類カテゴリを選択する方法である。状態記憶部36を不揮発性メモリで構成し、前回使用した分類カテゴリが保存されている場合は、それを用いても良い。また、第3の方法は、利用者に所望の分類カテゴリを選択させる方法である。この場合、制御部35は分類構造データ記憶部31から分類カテゴリを読み出し、分類カテゴリの一覧を作成して表示装置41に表示する。利用者は入力装置40を用いて、表示装置41に表示された分類カテゴリ一覧の中から1つの分類カテゴリを選択させ、状態記憶部36に記憶する。
すると、コンテンツ選出部32は、状態記憶部36に記憶された分類カテゴリに該当するコンテンツを1つ選出する(S610)。具体的には、コンテンツ記憶部30に記憶されている各コンテンツを対象にして、ヘッダ61内の分類カテゴリを読み出し、状態記憶部36に記憶されている分類カテゴリに合致するコンテンツの集合を作成した後、この集合から1つのコンテンツを選出する。この時、例えば、コンテンツ再生動作が開始されてから再生されていないコンテンツを優先的に選出するようにしたり、またコンテンツ記憶部30にコンテンツ毎の再生回数を記憶させておき、再生回数が多いコンテンツを優先的に選出しても良い。また逆に再生回数の少ないコンテンツを優先的に選出しても良い。またコンテンツのヘッダ61に含まれる制作年代などの情報を用いて選出するようにしても良い。そして選出したコンテンツのファイルのパス名を状態記憶部36に記憶する。
次に、制御部35は、S610で選出されたコンテンツを再生部33に再生させる(S620)。再生部33は、状態記憶部36に記憶されているファイルのパス名を参照し、そのファイルをコンテンツ記憶部30から読み出して、デコード等の必要な処理を行った後に表示装置41および音声出力装置42に出力する。
次に、制御部35は、再生中のコンテンツの情報および分類カテゴリを変更するための遷移コマンドを表示装置41に表示する(S630)。つまり、制御部35は、分類構造データ記憶部31から遷移コマンドデータの表示メッセージ(図9、図11等参照)を読み出したり、または方向と変化量とに基づいて表示メッセージを作成すると共に、状態記憶部36のコンテンツの配信ファイルのパス名を参照し、コンテンツ記憶部30からそのコンテンツのヘッダ61からタイトルや制作者等(図3参照)を読み出し、それらを表示装置41に表示する。
図21は、S630により表示装置41に表示される表示画面の一例を示している。
この例では、画面上部にコンテンツのタイトル211と、制作者212とを表示しており、画面下部に遷移コマンドの表示メッセージ213を表示している。左側の矢印214は、カーソル位置を表わしている。利用者が入力装置40を使って所望の遷移コマンドの表示メッセージ213にカーソル214を合わせ、決定ボタン215を押すことにより、コンテンツ再生に用いる分類カテゴリを変更することができる。なおここで、現在使用できない状態にある遷移コマンドの表示メッセージ213を表示しない処理を行っても良い。例えば、「1」〜「5」の順位がある分類構造データが使われており、現在「5」の順位の分類カテゴリが選択されている場合は、それ以上順位の数値を増やすことは出来ないので、順位の数値を増やす遷移コマンドの表示メッセージ213を表示しないようにしても良い。
また、再生中止ボタン216があり、利用者がこのボタン216を押すと、再生中止コマンドとして制御部35に検知される。遷移コマンドと再生中止コマンドを合わせて、以下ではコマンドと表記する。また、画面中央部にはコンテンツ再生領域217があるが、コンテンツの種類によっては省略しても良い。また、タイトル211、制作者212、遷移コマンド等の情報をコンテンツ再生領域217にオーバーラップして表示するようにしても良い。
図20の説明に戻り、制御部35は、コンテンツの再生が終了したか否かを判定し(S640)、再生が終了した場合(S640“YES”)、S610に戻り、コンテンツ選出部32に新たなコンテンツを選出させる。
これに対し、コンテンツの再生が終了していない場合(S640“NO”)、制御部35は、利用者によりコマンド入力があるか否かを判断し(S650)、コマンド入力がない場合(S650“NO”)、S640に戻り処理を繰り返す。
その一方、コマンド入力がある場合(S650“YES”)、制御部35は、入力されたコマンドが再生中止コマンドであるか否かを判断し(S660)、再生中止コマンドの場合(S660“YES”)、コンテンツ再生処理を終了する。
これに対し、再生終了コマンドでない場合(S660“NO”)、制御部35は、入力された遷移コマンドに基づいて分類カテゴリを変更し、新たな分類カテゴリを状態記憶部36に記憶し(S670)、S610の処理に戻り、S610以降の処理の処理を繰り返す。
図22は、図20のS670の分類カテゴリ変更処理を詳細に示すフローチャートである。
図20のS670の分類カテゴリ変更処理では、まず、制御部35は、入力された遷移コマンドに対応する遷移コマンドデータの「方向」および「変化量」を分類構造データ記憶部31から読み出す(S800)。その際、分類カテゴリが複数の階層で構成されていて、図11に示したように遷移コマンドデータに「階層」が含まれている場合は、「階層」も読み出す。以下の処理は、ここで読み出した「階層」を対象にして行う。
次に、制御部35は、読み出した遷移コマンドデータの「方向」および「変化量」に基づき、分類構造データ記憶部31および状態記憶部36を参照して、新たな分類カテゴリを選定し(S810)、選定した分類カテゴリを状態記憶部36に記憶する(S820)。
次に、図22におけるS810の処理の詳細について、分類構造データの形式別に説明する。
図23は、分類構造データが図5に示す「順位」を用いた第1形式または図6に示す「座標値」を用いた第2形式である場合のS810の詳細な処理を示すフローチャートである。
まず、制御部35は、S800で読み出した「方向」が「0」であるか「+」であるか「−」であるかを判定し(S900)、「0」である場合はS910に進む一方、「+」である場合はS930に進み、「−」である場合はS940に進む。
S910では、制御部35は、「+」か「−」の方向を乱数を用いてランダムに決定し、続くS920により、S910で決定された方向が「+」であるか判定し、「+」である場合はS930に進み、そうでない場合はS940に進む。
次にS930では、制御部35は、状態記憶部36に格納されている使用中の分類カテゴリの「順位」または「座標値」を分類構造データ記憶部31から読み出し、この値にS800で読み出した「変化量」を加算した値を算出する。複数の次元を持つ座標値の場合は、次元毎に加算する。そしてS950に進む。
一方、S940では、制御部35は、状態記憶部36に記憶されている使用中の分類カテゴリの「順位」または「座標値」を分類構造データ記憶部31から読み出し、この値からS800で読み出した「変化量」を減算した値を算出し、S950に進む。
そして、S950により、制御部35は、分類構造データ記憶部31を参照しながら、S930またはS940で算出した値に最も近い「順位」または「座標値」を持つ分類カテゴリを選定する。この時に、元々状態記憶部36に記憶されている分類カテゴリを除外して選定するようにし、分類カテゴリの変更が必ず生じるようにする。
以上が分類構造データに「順位」または「座標値」が用いられている場合のS810の処理の詳細である。
ここで、図5(B)および図9(A)に示した「順位」を用いた一例における具体的な数値例を示す。状態記憶部36に格納されている分類カテゴリが「Classic」(順位「1」)であり、図9(A)の「コマンド3」(方向「+」、変化量「1」)が選択された場合、S930において「1+1=2」という演算が行われ、S950において、順位「2」に相当する(最も近い)分類カテゴリであり「Easy Listening」が選定される。
次に、図6(B)および図9(B)に示した「座標値」を用いた一例における具体的な数値例を示す。ただし、座標系の次元数は1であり、図9(B)の次元1に相当する数値のみ格納されているものとする。状態記憶部36に格納されている分類カテゴリが「Easy Listening」(座標値「0。6」)であり、図9(B)の「コマンド3」(方向「+」、変化量「0.2」が選択された場合、S930において「0.6+0.2=0.8」という演算が行われ、S950において、座標値「0.8」に相当する(最も近い)分類カテゴリである「Folk」が選定される。
次に、分類構造データが、図7に示す「類似度」を用いた形式である場合のS810の処理の詳細について、図24に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、制御部35は、分類構造データである類似度の行列データの中から状態記憶部36に記憶されている現在使用中の分類カテゴリに該当する列を読み出す(S1500)。
次に制御部35は、この列のデータの中からS800で読み出した「変化量」との差が最も少ない値を持つ要素を選択する(S1510)。「変化量」との差が同じ要素が複数ある場合は、そのうちのどれか1つを乱数などを用いて適当に選べば良い。
そして制御部35は、S1510で選択された要素に該当する分類カテゴリを選定し(S1520)、S810を終了する。
ここで、図7(B)および図9(C)に示した「類似度」を用いた一例における具体的な数値例を示す。状態記憶部36に格納されている分類カテゴリが「Easy Listening」であり、図9(C)の「コマンド2」(変化量「0.4」)が選択された場合、S1500において、図7(B)の行列データから「Easy Listening」の列(「0.8」、「1.0」、「0.7」、「0.3」、「0.1」)が読み出される。S1510では、これらの数値の中から変化量「0.4」に最も近い値を持つ要素「0.3」を選択する。そしてS1520で、それに該当する分類カテゴリである「Rock」を選定する。
以上がコンテンツ再生処理の説明である。上述したコンテンツ再生処理により、分類カテゴリの名称を表示装置41に表示して利用者に選択させる方法に比べて、より直感的な操作が可能になる。
なお、本実施例では、図20に示したフローチャートのS600において、再生に使用する分類カテゴリの初期設定を行っているが、これに限定される訳ではなく、このステップを別の方法に変えることも可能である。例えば、コンテンツ再生処理の最初において、利用者に所望のコンテンツを選択させ、そのコンテンツの分類カテゴリを分類カテゴリの初期値として用いても良い。
上述した方法において利用者は、現在再生中のコンテンツの分類カテゴリを基準にした相対的な変化を意識して遷移コマンドを選択すればよい。一般的に、現在再生中のコンテンツを基準にして相対的な変化を予想することは容易である。その一方、分類カテゴリの名称を表示して利用者に選択させる方法では、利用者は再生中のコンテンツとは関係なく、各々の分類カテゴリの内容を絶対的に予想する必要があり、直感的な操作がやり難い。例えば、「刺激が強い」あるいは「刺激が弱い」という名称の分類カテゴリがあった場合、それらの絶対的な基準をコンテンツ再生前に予想することは、かなり難しい。しかし、現在再生中のコンテンツを基準にして、「少し刺激を強く」あるいは「少し刺激を弱く」といった相対的な変化を示す選択肢を選択することは、比較的容易である。
従って、本実施例によれば、サーバ装置1は、コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データを、ネットワーク3を介し端末装置2に対し送信し、端末装置2ではその分類構造データを受信して、コンテンツ再生の際、分類構造データに基づいてコンテンツの分類カテゴリを変更して、変更した分類カテゴリのコンテンツを再生するようにしたので、大量のコンテンツを格納していても、その時々の利用者の気分に合ったコンテンツを簡単な操作で再生できる。
また、本実施例では、分類構造データ毎に、対応する複数の分類カテゴリ間の変更する方向と変化量とを示す遷移コマンドと、その遷移コマンドの変化量に応じた表示メッセージとが付加されているので、端末装置2では、その表示メッセージを表示して利用者に選択させることにより、再生コンテンツを分類カテゴリを基準にして、それとの相対的な変化を指定する方法で、別の分類カテゴリに切り替えてコンテンツ再生することができる。
そのため、事前に印象の遷移を指定したプレイリストを作成する手間が不要であり、様々な分類カテゴリを直感的な操作で切り替えながらコンテンツを再生できる。その結果、コンテンツ購入前にサーバ装置1の提供する大量のコンテンツを試聴させる用途などにも好適である。
また、本実施例では、サーバ装置1から端末装置2に分類構造データを送信し、端末装置2の分類構造データを更新することが可能なので、新しい分類カテゴリを追加し易いという効果もある。
更に、本実施例によれば、端末装置2の利用者は、複数の分類構造データの中から好みのものをサーバ装置1に対し要求し送信させて使用することができるので、分類カテゴリの変化の仕方を自分の好みに合わせて設定することができる。そのため、利用者の好みに応じて分類構造データを変更することにより、利用者が既に使用しているコンテンツについても、分類カテゴリの変化の仕方が新しいものになるので、利用者が飽きにくく、利用者のコンテンツや配信サービスに対する興味や関心を維持し易い。また、利用者は、既に知っている馴染みのコンテンツを再生する場合でも、分類構造データにより、再生コンテンツの分類カテゴリを変更しながらコンテンツを再生するので、コンテンツ同士の意外な類似性を発見する等のチャンスが増え、多面的にコンテンツを楽しむことができる。
実施例2.
次に本発明の実施例2を説明する。実施例2のシステム全体の構成は、図1と同様であるが、サーバ装置1の代わりにサーバ装置1aがネットワーク3を介して端末装置2と接続されている。実施例2における端末装置2の構成および処理動作は、実施例1と同じであるので、サーバ装置1aについてのみ説明する。
図25は、実施例2のサーバ装置1aの構成例を示している。
実施例2のサーバ装置1aでは、実施例1のサーバ装置1の構成と比べて、音響分析部14が追加されている他、コンテンツ格納部10aと制御部13aが若干異なる。他の構成要素は実施例1と同じである。
本実施例においては、コンテンツであるオーディオデータ、ないしはコンテンツに付随または含まれるオーディオデータを音響分析部14で分析することにより、コンテンツの音楽ジャンルおよびコンテンツの持つ雰囲気を自動的に判別し、分類カテゴリとして利用する。つまり、本実施例におけるコンテンツは、例えば、音楽オーディオデータ、ミュージックビデオ等の音声付映像データ、静止画と音楽オーディオデータを合わせたスライドショーのデータなどである。
図26は、実施例2の音響分析部14の音響分析処理を示すフローチャートである。
なお、この音響分析処理は、音響分析部14がコンテンツ格納部10に新しい配信ファイルが追加されたことを検出すると開始するようにしても、サーバ装置1aの管理者が入力装置20を介してサーバ装置1aに音響分析処理の開始を指示しても良い。
つまり、音響分析部14は、コンテンツ格納部10aからまだ音響分析処理を行っていない未処理のコンテンツを探す(S1000)。音響分析処理を行った配信ファイルのヘッダ61には、後述するように音響分析済みを示すフラグが記録されることになっており、これを調べることにより、音響分析処理の有無を確認することができる。
次に、音響分析部14は、音響分析処理が未処理の配信ファイルが有るか否かを判断し(S1010)、未処理の配信ファイルが無い場合は(S1010“NO”)、処理を終了する一方、未処理の配信ファイルがある場合は(S1010“YES”)、配信ファイルのコンテンツ本体62に含まれるオーディオデータを読み出し、音響特徴量を抽出する(S1020)。
音響特徴量を抽出する方法としては、例えば、特開2007−322598号公報に開示されている技術を用いることができる。またこの他に、オーディオ信号の強度、周波数分布、テンポ、ビート強度などを検出して音響特徴量としても良い。更に、オーディオデータを分析してオーディオデータの中で音楽が記録されていると推定できる区間を特定した後、その区間を対象にして音響特徴量を抽出するようにしても良い。
次に、音響分析部14は、音響特徴量を用いてコンテンツを所定の分類カテゴリに対応させる(S1030)。音響特徴量を分類カテゴリに対応させる方法としても、特開2007−322598号公報に開示されている技術を用いることができる。分類カテゴリとしては、「クラシック」、「ロック」、「ジャズ」などの音楽ジャンルを用いることができる。また「静か」、「力強い」、「ノリの良い」といったコンテンツの持つ雰囲気を分類カテゴリとすることもできる。
次に、音響分析部14は、S1030の処理の結果得られた分類カテゴリを配信ファイルに記録し、コンテンツ格納部10aに格納し(S1040)、S1000の処理に戻る。
図27は、本実施例における配信ファイルの格納形式の一例を示している。
図1に示す実施例1の配信ファイルと異なるのは、ヘッダ61に音響分析フラグが追加されている点である。実施例1でも説明したように、実施例2でも、1つのコンテンツに複数の分類カテゴリを記録することが可能である。従って、音響分析により得られた分類カテゴリに加えて他の分類カテゴリを記録しておくことも可能である。コンテンツが作成された段階では、音響分析フラグは「0」にセットされている。S1040において分類カテゴリを記録すると同時に、音響分析フラグを「1」に変更する。以上が音響分析処理の説明である。
このため、実施例1のサーバ装置1では、コンテンツ制作者またはサーバ装置1の運営者や管理者が分類カテゴリをコンテンツに付与しておく必要があったが、実施例2のサーバ装置1aによれば、人手を介することなく、自動的にコンテンツに分類カテゴリを付与できる。
従って、本実施例2によれば、実施例1の効果に加え、さらに、コンテンツ配信に関わる工数やコストを大幅に削減することができる。また、実施例2においては、人手により付与された分類カテゴリと、音響分析による分類カテゴリを併用することにより、より多様で多面的なコンテンツの分類が可能になる。
実施例3.
次に本発明の実施例3を説明する。
図28は、実施例3のシステム全体の構成を示すブロック図である。
本実施例におけるサーバ装置として、図2に示す実施例1のサーバ装置1と、図25に示す実施例2のサーバ装置1aのどちらでも用いることができるが、説明の簡略化のため、以下ではサーバ装置1と記述する。また、サーバ装置の動作は、実施例1または実施例2と同じであるので、説明を省略する。
本実施例では、ネットワーク3を介してサーバ装置1に接続されている端末装置2aに、再生装置4がインタフェース5を介して接続されている。端末装置2aと再生装置4との接続は、随時切り離すことが可能になっている。インタフェース5としては、有線/無線LANや、USB、IEEE1394等の各種インタフェースを用いることができる。またメモリカード等を用いて端末装置2aと再生装置4とのデータ交換を行って、インタフェース5の代わりとしても良い。
図29は、端末装置2aの構成例を示すブロック図である。
図29において、端末装置2aは、コンテンツ記憶部30と、分類構造データ記憶部31と、送受信部34と、制御部35aと、インタフェース制御部38とを有している。端末装置2aには、入力装置40と、表示装置41が接続されている。
図30は、再生装置4の構成例を示すブロック図である。
図30において、再生装置4は、コンテンツ記憶部30bと、分類構造データ記憶部31bと、コンテンツ選出部32bと、再生部33bと、制御部35bと、状態記憶部36bと、インタフェース制御部38bとを有しており、入力装置40bと、表示装置41bと、音声出力装置42bが接続されている。なお、再生装置4と、入力装置40bおよび表示装置41bおよび音声出力装置42bとを1つの装置として構成し、携帯型の再生装置としても良い。
図31は、電源投入直後に、端末装置2aの制御部35aが表示装置41に表示するメニュー画面の一例を示している。
図31に示すメニュー画面では、「制御用データのダウンロード」と、「コンテンツのダウンロード」と、「再生装置への転送」の3種類のメニューを表示している。左側の矢印は、カーソル301の位置を表わしている。利用者が入力装置40を使って所望のメニュー項目にカーソルを合わせ、決定ボタン302を押すことにより、各メニュー項目に対応した処理が開始される。
ここで、利用者が「制御用データのダウンロード」と、「コンテンツのダウンロード」のメニュー項目を選択した場合の端末装置2aおよびサーバ装置1の動作は、実施例1と同様である。
図32は、利用者が「再生装置へ転送」メニュー項目を選択した場合の端末装置2aおよび再生装置4の動作を示すフローチャートである。
まず、端末装置2aのインタフェース制御部38は、インタフェース5を介して再生装置4と接続され、データを受信できる状態にあるか否かチェックする(S1100)。データ受信不可状態であれば(S1100“YES”)、警告メッセージ等を表示装置41に表示し(S1110)、その後の処理を終了する。
これに対し、データ受信可能あれば(S1100“YES”)、インタフェース制御部38は、分類構造データ記憶部31から分類構造データを読み出してインタフェース5を介して再生装置4に送信する。
すると、再生装置4では、インタフェース制御部38bが端末装置2aからの分類構造データを受信し、分類構造データ記憶部31bに記憶する(S1130)。
次に、端末装置2aのインタフェース制御部38は、コンテンツ記憶部30に格納されているコンテンツをインタフェース5を介して再生装置4に送信する(S1140)。
すると、再生装置4では、インタフェース制御部38bがそのデータを受信し、再生装置4のコンテンツ記憶部30bに記憶し(S1150)、次いで端末装置2に転送完了メッセージを送信する(S1160)。
端末装置2aでは、再生装置4からの転送完了メッセージを受信すると(S1170)、処理を終了する。
以上が端末装置2aから再生装置4への分類構造データとコンテンツの転送処理である。転送処理が完了すると、利用者は適宜、再生装置4をインタフェース5から切り離して再生動作を開始することができる。
再生装置4の再生動作は、図20のフローチャートに示した実施例1における端末装置2の再生動作と同様である。すなわち、再生装置4のコンテンツ記憶部40bと端末装置2のコンテンツ記憶部40、再生装置4の分類構造データ記憶部31bと端末装置2の分類構造データ記憶部31、再生装置4のコンテンツ選出部32bと端末装置2のコンテンツ選出部32、再生装置4の再生部33bと端末装置2の再生部33、再生装置4の制御部35bと端末装置2の制御部35、再生装置4の状態記憶部36bと端末装置2の状態記憶部36は、各々同じ動作を行う。
従って、本実施例3によれば、サーバ装置1と直接接続できない再生装置4においても、通信機能を有する端末装置2aを介してサーバ装置1と接続して分類構造データやコンテンツをダウンロードすることにより、複数の分類カテゴリを簡単に切り替えながらコンテンツの再生ができるので、利用者のその時々の気分に合ったコンテンツを再生できる。
実施例4.
次に、本発明の実施例4を説明する。本実施例4においては、コンテンツを端末装置に記憶させずに、サーバ装置から端末装置にストリーミング送信するようにしたものである。
図33は、実施例4のサーバ装置1cの構成例を示すブロック図である。
実施例4のサーバ装置1cは、コンテンツ格納部10と、分類構造データ格納部11と、送受信部12と、制御部13cと、コンテンツ選出部32cと、状態記憶部36cとを有しており、入力装置20と、表示装置21が接続されている。ここで、コンテンツ格納部10、分類構造データ格納部11および送受信部12は、実施例1のものと同じ動作である。また、コンテンツ選出部32cおよび状態記憶部36cは、各々実施例1における端末装置2のコンテンツ選出部32および状態記憶部36と同様な動作を行う。また、本実施例では省略するが、実施例2と同様にサーバ装置1cが音響分析部14を持つようにしても良い。
図34は、実施例4の端末装置2cの構成例を示すブロック図である。
実施例4の端末装置2cは、再生部33と、送受信部34と、制御部35cと、遷移コマンドデータ記憶部39とを有しており、入力装置40と、表示装置41と、音声出力装置42が接続されている。
遷移コマンドデータ記憶部39には、図9または図11に示すような遷移コマンドデータが記憶されている。このデータはあらかじめ遷移コマンド記憶部39に記憶させておいても良いし、実施例1の制御用データのダウンロード処理と同様に、サーバ装置1cから端末装置2cに送信するようにしても良い。ただし、実施例1とは異なり、分類構造データは送信する必要がなく、遷移コマンドデータのみ制御用データとしてサーバ装置1cから端末装置2cに送信すれば良い。また、利用者からコンテンツ再生処理の開始を指示された後、コンテンツ再生処理に先立って、サーバ装置1cから端末装置2cに遷移コマンドデータを送信するようにしても良い。遷移コマンドデータ記憶部39には、遷移コマンドデータに対応する分類構造データIDが記憶されている。
次に動作を説明する。
図35は、実施例4のサーバ装置1cおよび端末装置2cにおけるコンテンツ再生処理を示すフローチャートである。
再生処理は、利用者が入力装置40を介して端末装置2cに所定の指示を与えることにより開始される。
まず、端末装置2cの制御部35cは、遷移コマンドデータ記憶部39から分類構造データIDを読み出し、これを再生開始メッセージに含めて、送受信部34を介してサーバ装置1cに送信する(S1200)。
すると、サーバ装置1cでは、制御部13cが送受信部12を介して再生開始メッセージを受信して(ステップS1210)、再生開始メッセージに含まれる分類構造データIDを状態記憶部36cに記憶する。
次に、制御部13cは、分類構造データ格納部11を参照し、そこに格納されている分類カテゴリの中から再生に使用する分類カテゴリを1つ初期値として選択して、状態記憶部36cに記憶する(S1220)。分類構造データが複数の階層で構成されている場合は、最下位の階層の分類カテゴリを選択する。
次に、コンテンツ選出部32cが、状態記憶部36cに記憶されている分類カテゴリに該当するコンテンツをコンテンツ格納部10から1つ選出する(S1230)。具体的には、コンテンツ格納部10に記憶されている各配信ファイルを対象にして、ヘッダ61内の分類カテゴリを読み出し、状態記憶部36cに記憶されている分類カテゴリに合致するコンテンツの集合を作成した後、この集合から1つのコンテンツを選出する。この時、コンテンツ再生動作が開始されてから再生されていないコンテンツを優先的に選出するようにしても良いし、またコンテンツ格納部10にコンテンツ毎の再生回数を記憶させておき、再生回数が多いコンテンツを優先的に選出しても良い。また逆に再生回数の少ないコンテンツを優先的に選出しても良い。またコンテンツの制作年代などのヘッダ情報を用いて選出するようにしても良い。そして選出したコンテンツのファイルのパス名を状態記憶部36cに記憶する。
次に、制御部13cは、コンテンツ選出部32cによって選出されたコンテンツの配信ファイルをコンテンツ格納部10から読み出し、送受信部12を介して端末装置2cにストリーミング送信する(S1240)。配信ファイルには、コンテンツの情報が記述されたヘッダ61とコンテンツ本体62とが含まれている。
すると、端末装置2cでは、制御部35cが送受信部34を介してコンテンツを受信し、再生部33がデコード等の必要な処理を行った後に、表示装置41および音声出力装置42に出力してコンテンツを再生する(S1250)。
次に、制御部35cは、受信した配信ファイルのヘッダ61に含まれるコンテンツの情報を表示装置41に表示すると共に、遷移コマンドデータ記憶部39を読み出して、分類カテゴリを変更するための遷移コマンドを表示装置41に表示する(S1260)。遷移コマンドデータ記憶部39には図9または図11に示すような形式で遷移コマンドデータが格納されているので、コマンド1〜コマンドKに対応した表示メッセージを読み出して表示する。表示画面は、上述した図21と同様であり、この表示画面を使用しての利用者の操作も図21の場合と同じであるので省略する。
次に、制御部35cは、状態変化があったか否かを判定する(S1270)。状態変化とは、1つのコンテンツの再生が終了したか、遷移コマンドが入力されたか、再生中止コマンドが入力されたかのいずれかである。
そして、状態変化があった場合のみ(S1270“YES”)、制御部35cは、状態変化の種類に応じた状態変化メッセージ、すなわち、再生終了メッセージ、再生中止メッセージ、遷移メッセージのいずれかを送受信部34を介してサーバ装置1cに送信する(S1280)。なお、遷移メッセージの場合は、入力された遷移コマンドに対応した、階層、方向、変化量の情報もあわせて送信する。
すると、サーバ装置1cでは、制御部13cが、送受信部12を介して状態変化メッセージを受信し(S1290)、受信した状態変化メッセージが、再生終了メッセージであるか否かを判定する(S1300)。再生終了メッセージの場合(S1300“YES”)、S1230の処理に戻り、コンテンツ選出部32cに新たなコンテンツを選出させる。
これに対し、再生終了メッセージでない場合(S1300“NO”)、制御部13cは、再生中止メッセージであるか否かを判定し(S1310)、再生中止メッセージの場合は(S1310“YES”)、コンテンツ再生処理を終了する。
これに対し、再生中止メッセージでない場合は(S1310“NO”)、遷移メッセージの場合であるので、制御部13cは、遷移メッセージに含まれる「階層」、「方向」、「変化量」の情報に基づいて分類カテゴリを変更し(S1320)、新たな分類カテゴリを状態記憶部36cに記憶し、S1230に戻り、以上の処理を繰り返す。
ここで、S1210でサーバ装置1cの状態記憶部36cに記憶された分類構造データIDに対応する分類構造データが、図5に示した「順位」を用いた形式または図6に示した「座標値」を用いた形式である場合、S1320における遷移メッセージに応じた分類カテゴリの変更処理は、図23に示す実施例1の処理とほぼ同じで、図23に示すS900〜S950の処理を行った後、選定した分類カテゴリを状態記憶部36cに記憶する。ただし実施例1とは異なり、端末装置2(2c)ではなく、サーバ装置1cの各部により処理が行われる。
分類構造データが、図7に示す「類似度」を用いた形式である場合のS1320の詳細も、図24に示す実施例1の処理とほぼ同じであり、図24に示すS1500〜S1520の処理を行った後、選定した分類カテゴリを状態記憶部36cに記憶する。この場合も実施例1とは異なり、端末装置2(2c)ではなく、サーバ装置1cの各部により処理が行われる。
その他の処理は、上記実施例1〜3と同様である。
従って、本実施例4によれば、サーバ装置1cがストリームでコンテンツを配信する場合、端末装置2cではコンテンツを格納したり、分類カテゴリに対応したコンテンツを選出する必要がないので、安価なコストで端末装置2cを実現することができる。また、サーバ装置1cに格納されたコンテンツを対象にして、様々な分類カテゴリを直感的な操作で切り替えながらコンテンツを再生できるので、コンテンツ購入前にサーバ装置の提供する大量のコンテンツを試聴させる用途などにも適している。
なお、上記実施例4では、端末装置2cに分類構造データ記憶31を設けず、サーバ装置1cからは端末装置2cに分類構造データを送信していないが、本発明ではこれに限定するものではない。例えば、実施例1と同様に、履歴コマンドデータ記憶部39に代えて分類構造データ記憶部31を端末装置2cに設け、サーバ装置1cから端末装置2cに分類構造データを送信した上で、実施例1と同様にS1220およびS1320に相当する処理を端末装置2cで行うと共に、S1230のコンテンツ選出処理をサーバ装置1cで行うようにしても良い。すなわち、端末装置2cにおいて分類構造データに基づき選出した分類カテゴリを、端末装置2cからサーバ装置1cに送信し、サーバ装置1cにおいてその分類カテゴリに対応するコンテンツを選出し、それを端末装置2cに送信するようにしても良い。
また、上記実施例1〜4では、サーバ装置が分類構造データだけでなく、コンテンツも配信ファイルとして配信するように説明したが、本発明では、これに限らず、コンテンツはCDやDVD、BD等の光ディスク等のメディアによって端末装置に提供するようにしても、さらに、放送装置によって放送によって提供したり、さらには、ネットワークを介し配信する場合でも、コンテンツを配信するサーバ装置と、分類構造データを配信するサーバ装置が別々のサーバ装置であっても勿論よい。
本発明は、音楽や動画等のコンテンツの配信サービスを提供するサーバ装置、かかるコンテンツを受信して再生するパーソナルコンピュータや携帯電話等の通信機能を有する端末装置、さらにはかかる端末装置と接続可能な携帯型コンテンツ再生プレーヤー等に適用できる。
本発明の実施例1におけるシステム全体の構成を示す図である。 実施例1におけるサーバ装置の構成を示すブロック図である。 配信ファイルのフォーマットを示す図である。 分類構造データ格納部全体の格納形式を示す図である。 順位を用いた分類構造データの一例を示す図である。 座標値を用いた分類構造データの一例を示す図である。 類似度を用いた分類構造データの一例を示す図である。 複数階層を持つ分類構造データの一例を示す図である。 遷移コマンドデータの一例を示す図である。 類似度と順位を用いた分類構造データの一例を示す図である。 複数階層を持つ遷移コマンドデータの一例を示す図である。 端末装置の構成を示すブロック図である。 端末装置のメニュー画面の一例を示す図である。 制御用データのダウンロード処理を示すフローチャートである。 制御用データのダウンロード処理の他の例を示すフローチャートである。 分類構造データリストの画面表示の一例を示す図である。 コンテンツのダウンロード処理を示すフローチャートである。 検索条件入力画面の表示の一例を示す図である。 検索結果を表示する画面の一例を示す図である。 コンテンツの再生処理を示すフローチャートである。 コンテンツ再生中の画面の一例を示す図である。 分類カテゴリ変更処理を示すフローチャートである。 分類カテゴリ選定処理の詳細を示すフローチャートである。 分類カテゴリ選定処理の他の詳細処理を示すフローチャートである。 実施例2におけるサーバ装置の構成を示すブロック図である。 実施例2における音響分析処理を示すフローチャートである。 実施例2における配信ファイルのフォーマットを示す図である。 実施例3におけるシステム全体の構成を示す図である。 実施例3における端末装置の構成を示すブロック図である。 実施例3における再生装置の構成を示すブロック図である。 実施例3における端末装置のメニュー画面の一例を示す図である。 実施例3における再生装置への転送処理を示すフローチャートである。 実施例4におけるサーバ装置の構成を示すブロック図である。 実施例4における端末装置の構成を示すブロック図である。 実施例4におけるコンテンツ再生処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1,1a,1c サーバ装置
2,2a,2c 端末装置
3 ネットワーク
4 再生装置
5 インタフェース
10 コンテンツ格納部
11 分類構造データ格納部
12 送受信部
13,13a,13c 制御部
14 音響分析部
30,30b コンテンツ記憶部
31,31b 分類構造データ記憶部
32,32b,32c コンテンツ選出部
33,33b再生部
34 送受信部
35,35a,35b,35c 制御部
36,36b,36c 状態記憶部
38,38b インタフェース制御部
39 遷移コマンドデータ記憶部

Claims (17)

  1. コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データを格納する分類構造データ格納手段と、
    前記分類構造データ格納手段から前記分類構造データを読み出して端末装置に対し送信する送信手段と、
    を有するサーバ装置。
  2. コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データを格納する分類構造データ格納手段と、
    前記分類カテゴリに基づいて分類されたコンテンツを格納したコンテンツ格納手段と、
    端末装置からの状態変化メッセージを受信し前記分類構造データ格納手段に格納された前記分類構造データに基づいて前記コンテンツ格納手段から前記コンテンツを選出するコンテンツ選出手段と、
    前記コンテンツ選出手段によって選出された前記コンテンツを前記端末装置に対し送信する送信手段と、
    を有するサーバ装置。
  3. 請求項1記載のサーバ装置において、
    前記分類構造データ格納手段は、さらに、
    前記分類構造データ毎に、対応する複数の分類カテゴリ間の変更する方向と変化量とを示す遷移コマンドデータを付加して、前記分類構造データと共に格納し、
    前記送信手段は、前記遷移コマンドデータを前記端末装置に対し送信する、サーバ装置。
  4. 請求項1または請求項3に記載のサーバ装置において、さらに、
    前記分類カテゴリに基づいて分類されたコンテンツを格納したコンテンツ格納手段を有し、
    前記送信手段は、さらに、前記コンテンツ格納手段から前記コンテンツを読み出し、読み出した前記コンテンツを前記端末装置に対し送信する、サーバ装置。
  5. 請求項2または請求項4に記載のサーバ装置において、
    前記コンテンツ格納手段に格納されたコンテンツは、オーディオデータを含み、
    さらに、前記オーディオデータを分析して前記オーディオデータの音響特徴量を抽出し、抽出した音響特徴量に基づいて前記コンテンツを所定の分類カテゴリに分類する音響分析手段を、有するサーバ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一の請求項に記載のサーバ装置において、
    前記分類構造データ格納手段は、複数種類の前記分類構造データを格納すると共に、読み出し要求に基づいて前記複数種類の前記分類構造データの中から最も優先度の高い分類構造データ、または外部から指定された分類構造データを読み出す、サーバ装置。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれか一の請求項に記載のサーバ装置において、
    前記分類構造データは、所定の基準に基づく前記複数の分類カテゴリ各々の順位である、サーバ装置。
  8. 請求項1〜請求項6のいずれか一の請求項に記載のサーバ装置において、
    前記分類構造データは、所定の座標系における前記複数の分類カテゴリ各々の座標値である、サーバ装置。
  9. 請求項1〜請求項8のいずれか一の請求項に記載のサーバ装置において、
    前記分類構造データは、前記複数の分類カテゴリ間の類似度である、サーバ装置。
  10. コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データをサーバ装置から受信する受信手段と、
    前記分類構造データを記憶する分類構造データ記憶手段と、
    前記コンテンツを記憶したコンテンツ記憶手段と、
    前記コンテンツ記憶手段から前記コンテンツを選出するコンテンツ選出手段と、
    選出された前記コンテンツを再生する再生手段と、
    前記分類構造データ記憶手段に記憶された前記分類構造データに基づき前記コンテンツの分類カテゴリを変更し、変更した分類カテゴリのコンテンツが選出されるように前記コンテンツ選出手段を制御する制御手段と、
    を有する端末装置。
  11. コンテンツと、コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データをサーバ装置から受信する受信手段と、
    前記分類構造データを記憶する分類構造データ記憶手段と、
    ネットワークを介し前記サーバ装置に対し前記コンテンツの選出および送信を指示するコンテンツ選出手段と、
    受信された前記コンテンツを再生する再生手段と、
    前記分類構造データ記憶手段に記憶された前記分類構造データに基づき前記コンテンツの分類カテゴリを変更し、変更した分類カテゴリのコンテンツが選出および送信されるように前記コンテンツ選出手段を制御する制御手段と、
    を有する端末装置。
  12. 請求項10または請求項11記載の端末装置において、
    前記分類構造データには、対応する複数の分類カテゴリ間の変更する方向と変化量とを示す遷移コマンドデータが付加されており、
    前記制御手段は、
    前記前記分類構造データに付加された前記遷移コマンドデータに基づく表示メッセージを表示装置に表示させ、利用者に前記メッセージを選択させ、選択された前記メッセージに対応した前記遷移コマンドに基づいて前記コンテンツの分類カテゴリを変更する、端末装置。
  13. サーバ装置とネットワークを介して接続された端末装置に、インタフェースを介して接続可能な再生装置であって、
    前記端末装置が前記サーバ装置から受信した、コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データを、前記端末装置から前記インタフェースを介して転送させるインタフェース制御手段と、
    前記分類構造データを記憶する分類構造データ記憶手段と、
    前記コンテンツを記憶したコンテンツ記憶手段と、
    前記コンテンツ記憶手段から前記コンテンツを選出するコンテンツ選出手段と、
    選出された前記コンテンツを再生する再生手段と、
    前記分類構造データ記憶手段に記憶された前記分類構造データに基づき前記コンテンツの分類カテゴリを変更し、変更した分類カテゴリのコンテンツが選出されるように前記コンテンツ選出手段を制御する制御手段と、
    を有する再生装置。
  14. コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データを生成するステップと、
    生成された前記分類構造データを端末装置に対し送信するステップと、
    を有する分類構造データ送信方法。
  15. 前記コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データに基づき前記コンテンツの分類カテゴリを変更し、変更した分類カテゴリのコンテンツを選出するステップと、
    前記分類構造データに基づき前記分類カテゴリが変更して選出された前記コンテンツを再生するステップと、
    を有するコンテンツ再生方法。
  16. コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データを生成するステップと、
    生成された前記分類構造データを端末装置に対し送信するステップと、
    をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
  17. 前記コンテンツをカテゴリにより分類した場合の複数の分類カテゴリ間の関係を数値で表した分類構造データに基づき前記コンテンツの分類カテゴリを変更し、変更した分類カテゴリのコンテンツを選出するステップと、
    前記分類構造データに基づき前記分類カテゴリが変更して選出された前記コンテンツを再生するステップと、
    をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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