JP2009216601A - プロトン伝導度測定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】所定の加湿雰囲気下で、電解質膜のプロトン伝導度を測定する場合に、短時間で測定することが可能なプロトン伝導度測定装置を提供すること。
【解決手段】電解質膜におけるプロトン伝導度を測定するためのプロトン伝導度測定装置であって、電解質膜の両面にそれぞれ配置され、電解質膜を挟持する1対の電極であって、少なくとも一方の電極において、貫通孔が形成され、貫通孔の周縁部が電解質膜と接触し得る電極と、電極を電解質膜に対して押圧する押圧部と、を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池等に用いられる電解質膜のプロトン伝導度を測定するためのプロトン伝導度測定装置に関する。
近年、水素と酸素の電気化学反応によって発電する燃料電池がエネルギ源として注目されている。この燃料電池において、固体高分子型の燃料電池では、電池性能向上のため、高性能な電解質膜、すなわち、プロトン伝導度が良い電解質膜の開発が課題となっている。そこで、このような高性能な電解質膜の開発のため、電解質膜におけるプロトン伝導度を正確に測定する必要があった。
ところで、上記電解質膜は、湿潤度でプロトン伝導度が変化するため、電解質膜のプロトン伝導度を正確に測定するためには、プロトン伝導度測定装置を種々の加湿雰囲気下に置いて、プロトン伝導度を測定する必要がある。
下記特許文献1には、電解質膜および電極をガラスプレートで挟持するように配置し、その状態でプロトン伝導度を測定するプロトン伝導度測定装置が開示されている。
特開2006−38611号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のプロトン伝導度測定装置では、電解質膜がガラスプレートで覆われてしまい、プロトン伝導度測定装置を加湿雰囲気下に置いた場合であっても、その湿度に応じて電解質膜が十分に湿潤化するのに、多くの時間が必要となるおそれがあった。それに伴い、電解質膜のプロトン伝導度の測定に時間が掛かるおそれがあった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、所定の加湿雰囲気下で、電解質膜のプロトン伝導度を測定する場合に、短時間で測定することが可能なプロトン伝導度測定装置を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の形態又は適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
電解質膜におけるプロトン伝導度を測定するためのプロトン伝導度測定装置であって、前記電解質膜の両面にそれぞれ配置され、前記電解質膜を挟持する1対の電極であって、少なくとも一方の電極において、貫通孔が形成され、前記貫通孔の周縁部が前記電解質膜と接触し得る電極と、前記電極を前記電解質膜に対して押圧する押圧部と、を備えることを要旨とする。
上記構成のプロトン伝導度測定装置によれば、プロトン伝導度測定装置を所定加湿雰囲気下に置いた場合において、プロトン伝導度測定装置の外部の水蒸気が電解質膜に素早く到達するので、電解質膜を短時間に、湿潤化することができる。その結果、その湿度において、電解質膜のプロトン伝導度を測定する場合に、短時間に測定することが可能となる。
[適用例2]
適用例1記載のプロトン伝導度測定装置において、前記1対の電極は、それぞれ、前記貫通孔が形成され、各貫通孔の周縁部が前記電解質膜と接触することを特徴とするプロトン伝導度測定装置。
このようにすれば、プロトン伝導度測定装置を所定加湿雰囲気下に置いた場合において、プロトン伝導度測定装置の外部の水蒸気が電解質膜により素早く到達するので、電解質膜を短時間に、湿潤化することができる。その結果、その湿度において、電解質膜のプロトン伝導度を測定する場合に、短時間に測定することが可能となる。
[適用例3]
適用例1または適用例2記載のプロトン伝導度測定装置において、前記貫通孔が前記電極を貫通する貫通方向から見た場合において、前記貫通孔の大きさは、前記電解質膜より小さいことを特徴とするプロトン伝導度測定装置。このようにすれば、上記貫通孔の周縁部が上記電解質膜と接触し得る。
[適用例4]
適用例1ないし適用例3のいずれかに記載のプロトン伝導度測定装置において、前記押圧部は、前記電極を、前記電解質膜に対して押圧する押圧力を調整可能な押圧力調整部を備えることを特徴とするプロトン伝導度測定装置。このようにすれば、上記押圧力を容易に調整することができる。
[適用例5]
適用例4に記載のプロトン伝導度測定装置において、前記押圧部は、ボルトと、前記押圧力調整部としてのスプリングと、を備えることを特徴とするプロトン伝導度測定装置。
[適用例6]
適用例1ないし適用例5のいずれかに記載のプロトン伝導度測定装置において、前記電解質膜の周縁部であって、各電極間に配置される緩衝部材を備えることを特徴とするプロトン伝導度測定装置。
このようにすれば、電極同士が短絡することを抑制することができる。また、電解質膜に極度の押圧力が生じることを抑制することができ、電解質膜が破損するなどの不具合を抑制することができる。
[適用例7]
適用例1ないし適用例6のいずれかに記載のプロトン伝導度測定装置において、前記貫通孔および前記電解質膜は、円盤形状であり、それぞれ、円形面が対向するように配置されることを特徴とするプロトン伝導度測定装置。
なお、本発明は、上記したプロトン伝導度測定装置の他、イオン伝導度測定装置などの他の装置発明の態様で実現することも可能である。また、装置発明の態様に限ることなく、プロトン伝導度の測定方法やイオン伝導度の測定方法などの方法発明としての態様で実現することも可能である。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき次の順序で説明する。
A.実施例:
A1.プロトン伝導度測定装置100:
図1は、本発明の一実施例としてのプロトン伝導度測定装置100の概略外観図である。図2は、図1のプロトン伝導度測定装置100におけるA−A断面図である。
本実施例のプロトン伝導度測定装置100は、固体高分子型燃料電池に用いられる電解質膜20のプロトン伝導度を測定するための装置であり、図1または図2に示すように、白金電極10A,10Bと、絶縁緩衝部材30と、締結部材90と、を備えている。電解質膜20は、固体高分子材料で形成され、例えば、Nafion(登録商標)、DOW(登録商標)、Aciplex(登録商標)、および、Flemion(登録商標)などを用いることができる。
図3は、図1のプロトン伝導度測定装置100において、白金電極10A,10B、および、絶縁緩衝部材30を抜き出して示した斜視図である。図1、図2、または、図3のいずれかに示すように、締結部材90は、締結ボルト95と、スプリング97と、ナット99と、を備える。白金電極10Aは、白金から成る板状の電極であり、3つの貫通孔、すなわち、円盤形状の貫通孔12Aと、貫通孔12Aの両脇に形成される2つの貫通孔14Aと、を備えている。白金電極10Bは、白金電極10A同様に白金から成る板状の電極であり、3つの貫通孔、すなわち、円盤形状の貫通孔12Bと、貫通孔12Bの両脇に形成される2つの貫通孔14Bと、を備えている。絶縁緩衝部材30は、絶縁性で、所定の弾力性がある板状のシリコンゴムから成り、白金電極10A,10B同様に、3つの貫通孔、すなわち、円盤形状の貫通孔22と、貫通孔22の両脇に形成される2つの貫通孔24と、を備えている。ここで、貫通孔22が、絶縁緩衝部材30を貫通する方向、または、貫通孔12Aまたは貫通孔12Bが、それぞれ白金電極10Aまたは白金電極10Bを貫通する方向を、貫通方向とも呼ぶ。
貫通方向から見た場合において、貫通孔12Aおよび貫通孔12Bの大きさは、貫通孔22より小さく形成されている。すなわち、貫通孔12Aおよび貫通孔12Bの口径は、貫通孔22の口径より小さく形成されている。また、電解質膜20は、貫通孔22と同様の大きさの円盤形状であり、絶縁緩衝部材30の貫通孔22に嵌め込むように配置される。なお、絶縁緩衝部材30は、絶縁性で所定の弾力性があればよく、シリコンゴムに限られず、他のゴム材料や、樹脂などから構成されていてもよい。
プロトン伝導度測定装置100は、図1、図2、または、図3に示すように、電解質膜20が配置された絶縁緩衝部材30を、白金電極10Aおよび白金電極10Bで挟持すると共に、スプリング97が通された締結ボルト95を貫通孔14A、貫通孔24、および、貫通孔14Bに通して、ナット99で締結する。これにより、プロトン伝導度測定装置100は、白金電極10A,10Bと電解質膜20との間に所定の押圧力が掛かかった状態で保持され、図2に示すように、電解質膜20の周縁部と、白金電極10Aにおける貫通孔12Aの周縁部および白金電極10Bにおける貫通孔12Bの周縁部が、接触する。これについての詳細は、図4を用いて後述する。また、スプリング97は、締結ボルト95に通された状態で、締結ボルト95のボルトヘッド95Aと白金電極10Aとの間に配置される。これにより、プロトン伝導度測定装置100は、締結ボルト95の締め具合によって、白金電極10A,10Bと電解質膜20との間の押圧力を容易に調整することができる。
図4は、プロトン伝導度測定装置100において電解質膜20と白金電極10Aおよび白金電極10Bのみを抜き出して示した図である。この図4は、図1のプロトン伝導度測定装置100を上から見た図に相当する。電解質膜20において、図4に示すように、白金電極10Aと白金電極10Bとが重なり合う部分が、プロトン伝導度を測定するための有効測定領域Sとなる。つまり、電解質膜20において、有効測定領域Sは、白金電極10Aの貫通孔12Aまたは白金電極10Bの貫通孔12Bに対応する部分の周縁部に形成される。
また、白金電極10Aおよび白金電極10Bの各端部は、所定の交流インピーダンス測定装置(図示せず)に接続される。
以上のように、本実施例のプロトン伝導度測定装置100は、電解質膜20において、有効測定領域Sが、白金電極10Aの貫通孔12A近傍または白金電極10Bの貫通孔12B近傍に形成される。このようにすれば、プロトン伝導度測定装置100を所定の加湿雰囲気下に置いた場合において、プロトン伝導度測定装置100の外部の水蒸気が貫通孔12Aまたは貫通孔12Bを介して、電解質膜20における有効測定領域Sまたはその近傍に素早く到達し、その部分を短時間に湿潤化することができる。その結果、その相対湿度において、電解質膜20のプロトン伝導度を測定する場合に、短時間に測定することが可能となる。
また、本実施例のプロトン伝導度測定装置100では、白金電極10Aと白金電極10Bとの間に、絶縁緩衝部材30が配置されている。このようにすれば、白金電極10Aと白金電極10Bとの短絡を抑制できる。また、電解質膜20に極度の押圧力が生じることを抑制することができ、電解質膜20が破損するなどの不具合を抑制することができる。
図5は、比較例のプロトン伝導度測定装置の一部を示す図である。この比較例のプロトン伝導度測定装置では、電極としての白金線が、電解質膜を介して交差するように配置されている。なお、この比較例のプロトン伝導度測定装置では、白金線を電解質膜に押圧する押圧部材など、他の構成部材は省略され、電解質膜および白金線のみが示されている。この比較例のプロトン伝導度測定装置では、電解質膜において、図5に示すように、白金線が交差する交差領域が、有効測定領域S1となる。この構成では、有効測定領域S1に非常に大きな押圧力が掛かり、電解質膜が破損するなどの不具合が生じるおそれがあった。一方、本実施例のプロトン伝導度測定装置100では、図4に示すように、有効測定領域Sは、ドーナッツ状で、比較的広く形成されるので、有効測定領域S1に大きな押圧力が掛かることを抑制することができ、その結果、電解質膜20が破損するなどの不具合を抑制することができる。
なお、白金電極10A,10Bは、請求項における電極に該当し、貫通孔12A,12Bは、請求項における貫通孔に該当し、締結部材90は、請求項における押圧部に該当し、スプリング97は、請求項における押圧力調整部に該当し、絶縁緩衝部材30は、請求項のおける緩衝部材に該当する。
A2.RH依存性測定処理:
本実施例のプロトン伝導度測定装置100の有効性を実証するため、以下のRH依存性測定処理を実行した。
図6は、RH依存性測定処理のフローチャートである。このRH依存性実行処理は、プロトン伝導度測定装置を、相対湿度の調整可能な加湿装置を備える実験箱に入れ、実験箱内の相対湿度(以下では、相対湿度RH[%]とも呼ぶ)を時系列に変化させて、電解質膜20のプロトン伝導度(以下では、プロトン伝導度σ[S(ジーメンス)/m]とも呼ぶ)を測定し、プロトン伝導度σが、実験箱内の雰囲気湿度と相関しているか否かを検証するための処理である。なお、このRH依存性測定処理において、プロトン伝導度σを求める場合には、電解質膜20の交流インピーダンス(:膜抵抗、以下では、交流インピーダンスRとも呼ぶ)を測定し、電解質膜20の膜厚D[m]として下記の式(1)より算出する。交流インピーダンスRの測定は、例えば、FFTアナライザ法やFRA法などを用いる。
σ=1/RD・・・(1)
具体的には、まず、プロトン伝導度測定装置を実験箱内に配置し(ステップS10)、実験箱内部の相対湿度RHを所定値に設定する(ステップS20)。
次に、所定時間経過していない場合(ステップS30:no)には、待機し、所定時間経過すると(ステップS30:yes)、上記交流インピーダンス測定装置で交流インピーダンスRを測定し、上記式(1)からプロトン伝導度σを算出する(ステップS40)。
そして、算出したプロトン伝導度σを保存する(ステップS50)。続いて、相対湿度RHを変更する場合(ステップS60:yes)には、ステップS20の処理にリターンする。相対湿度RHを変更しない場合(ステップS60:no)であって、この処理を終了しない場合(ステップS70:no)には、ステップS30の処理にリターンする。ステップS70の処理において、この処理を終了する場合(ステップS70:yes)には、このRH依存性実行処理を終了する。
図7は、本実施例のプロトン伝導度測定装置100を用いて、RH依存性測定処理を実行した場合の測定結果を表すグラフである。この実験条件として、インピーダンス測定装置における印加交流電圧を0.01[V]、インピーダンス測定装置における交流電流の測定周波数を100〜1M[Hz]とした。電解質膜20と白金電極間の締め付けトルクを0.2[Nm]とした。また、実験では、まず、実験箱において、相対湿度RHを100%に設定(図6:ステップS20)し、4時間静定(図6:ステップS30)後、プロトン伝導度σを算出した(図6:ステップS40)。そして、その後、相対湿度RHを80%、50%、30%に設定し、それぞれ、1.5時間静定後、それぞれプロトン伝導度σを算出した。
本実施例のプロトン伝導度測定装置100は、図7に示すように、相対湿度RHの変化に伴い、プロトン伝導度σがそれに応じて追従しており、相対湿度RHとプロトン伝導度σとの相関関係がよく示されていることがわかる。以上のことから、プロトン伝導度測定装置100を所定加湿雰囲気下に置いた場合において、電解質膜20を素早く湿潤化することができ、電解質膜20のプロトン伝導度σを測定する場合に、短時間に測定することができると考えられる。
B.変形例:
なお、上記各実施例における構成要素の中の、独立クレームでクレームされた要素以外の要素は、付加的な要素であり、適宜省略可能である。また、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば以下のような変形も可能である。
B1.変形例1:
上記実施例のプロトン伝導度測定装置100では、白金電極10Aおよび白金電極10Bにそれぞれ、貫通孔12Aおよび貫通孔12Bを備えており、電解質膜20において、各貫通孔を介して、プロトン伝導度測定装置100の外部雰囲気に触れることが可能となっているが、本発明はこれに限られるものではない。白金電極10Aまたは白金電極10Bのどちらか一方のみに、電解質膜20がプロトン伝導度測定装置100の外部雰囲気に触れることが可能な貫通孔を有するようにしてもよい。このようにしても上記実施例の効果の少なくとも一部を奏することができる。
B2.変形例2:
上記実施例のプロトン伝導度測定装置100では、電極として、白金電極10Aおよび白金電極10Bを用いているが、本発明はこれに限られるものではなく、白金以外の導電性部材、例えば、パラジウムなどを用いるようにしてもよい。このようにしても上記実施例の効果の少なくとも一部を奏することができる。
B3.変形例3:
上記実施例のプロトン伝導度測定装置100では、白金電極10Aの貫通孔12Aまたは白金電極10Bの貫通孔12Bの形状は、円盤状としたが、本発明はこれに限られるものではなく、四角柱状としてもよい。
本発明の一実施例としてのプロトン伝導度測定装置100の概略外観図である。 図1のプロトン伝導度測定装置100におけるA−A断面図である。 図1のプロトン伝導度測定装置100において白金電極10A,10Bおよび絶縁緩衝部材30を抜き出して示した斜視図である。 プロトン伝導度測定装置100において電解質膜20と白金電極10Aおよび白金電極10Bのみを抜き出して示した図である。 比較例のプロトン伝導度測定装置の一部を示す図である。 RH依存性測定処理のフローチャートである。 上記実施例のプロトン伝導度測定装置100を用いてRH依存性測定処理を実行した場合の測定結果を表すグラフである。
符号の説明
10A…白金電極
10B…白金電極
12A,12B,14A,14B,22,24…貫通孔
20…電解質膜
30…絶縁緩衝部材
90…締結部材
95…締結ボルト
95A…ボルトヘッド
97…スプリング
99…ナット
100…プロトン伝導度測定装置

Claims (7)

  1. 電解質膜におけるプロトン伝導度を測定するためのプロトン伝導度測定装置であって、
    前記電解質膜の両面にそれぞれ配置され、前記電解質膜を挟持する1対の電極であって、少なくとも一方の電極において、貫通孔が形成され、前記貫通孔の周縁部が前記電解質膜と接触し得る電極と、
    前記電極を前記電解質膜に対して押圧する押圧部と、
    を備えることを特徴とするプロトン伝導度測定装置。
  2. 請求項1に記載のプロトン伝導度測定装置において、
    前記1対の電極は、
    それぞれ、前記貫通孔が形成され、各貫通孔の周縁部が前記電解質膜と接触することを特徴とするプロトン伝導度測定装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロトン伝導度測定装置において、
    前記貫通孔が前記電極を貫通する貫通方向から見た場合において、前記貫通孔の大きさは、前記電解質膜より小さいことを特徴とするプロトン伝導度測定装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のプロトン伝導度測定装置において、
    前記押圧部は、
    前記電極を、前記電解質膜に対して押圧する押圧力を調整可能な押圧力調整部を備えることを特徴とするプロトン伝導度測定装置。
  5. 請求項4に記載のプロトン伝導度測定装置において、
    前記押圧部は、
    ボルトと、
    前記押圧力調整部としてのスプリングと、
    を備えることを特徴とするプロトン伝導度測定装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のプロトン伝導度測定装置において、
    前記電解質膜の周縁部であって、各電極間に配置される緩衝部材を備えることを特徴とするプロトン伝導度測定装置。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれかに記載のプロトン伝導度測定装置において、
    前記貫通孔および前記電解質膜は、円盤形状であり、それぞれ、円形面が対向するように配置されることを特徴とするプロトン伝導度測定装置。
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