JP2009215025A - 物品管理システム - Google Patents

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拓也 永井
Hironori Hirata
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Abstract

【課題】同一物品の重量の推移を、利用者に対して認識させることができる物品管理システムを提供する。
【解決手段】所定の収納箇所に収納される書類Fに関連して取り扱われ、情報を記憶するIC回路部150と情報を送受信するタグアンテナ151とを有する無線タグ回路素子Toに対して、無線通信により情報の送受信を行うための計量リーダアンテナ201を有し、計量リーダアンテナ201を介し無線タグ回路素子ToのIC回路部150に記憶された情報を取得すると共に、書類Fの重量を計測し、この重量計測結果に基づき重量推移を判定し、この判定結果に対応した表示信号をPC300に出力する計量リーダ200を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、管理対象物品の物理量に関する管理を行う物品管理システムに関する。
近年、所定の情報を記憶するIC回路部とこのIC回路部に接続されて情報の送受信を行うタグアンテナを備えた無線タグ回路素子を有する無線タグと、リーダ(読み取り装置)/ライタ(書き込み装置)との間で非接触で情報の読み取り/書き込みを行うRFID(Radio Frequency Identification)システムが提唱されており、様々な分野において実用化されつつある。
このように種々の分野において活用されつつあるRFIDシステムの1つとして、管理対象物品の物理量の1つである重量を計測する計量手段を有するものがある(例えば、特許文献1参照)。この従来技術のRFIDシステムでは、計量手段(R/Wはかり)で複数の管理対象物品(料理)の重量を計測する際に、当該物品に設けられた無線タグ回路素子(データキャリア)に、計測した重量及び単位重量当たりの単価を書き込んでおき、最後に会計レジにおいて各物品の無線タグ回路素子から読み出した重量及び単価に基づき、合計金額を算出する。これにより、管理対象物品の計り売りをRFIDシステムを用いて効率的に行うことを可能としている。
特開2005−10951号公報
上記従来技術のシステムは、計測した管理対象物品の物理量(重量)を当該物品の金額の算出に用いるものであるが、管理対象物品の物理量(重量)の推移を判定できるものではなかった。
本発明の目的は、同一物品の物理量の推移を、利用者に対して認識させることができる物品管理システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、第1発明の物品管理システムは、管理対象物品に関連して取り扱われ、情報を記憶するIC回路部と情報を送受信するタグアンテナとを有する無線タグ回路素子に対して、無線通信により情報の送受信を行うための通信手段と、前記通信手段を介し前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に記憶された情報を取得するための情報取得手段と、前記管理対象物品の物理量を計測する計量手段と、前記計量手段での物理量計測結果に基づき、前記管理対象物品の物理量推移を判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果に対応した信号を出力する出力手段とを有することを特徴とする。
例えば書類ファイル等、構成要素を綴じ込んだり挟み込んだりして構成される物品は、利用者の行為により構成要素が増減する場合がある。本願第1発明においては、このような管理対象物品に関連して無線タグ回路素子が取り扱われる。そして、情報取得手段が、通信手段を介し無線タグ回路素子のIC回路部の情報を取得する。これにより、その取得した情報に基づき、管理対象物品の状況を把握して管理することができる。さらに、計量手段が当該管理対象物品の物理量を計測する。そして、この物理量計測結果に基づいて判定手段が管理対象物品の物理量推移を判定し、その判定結果に対応した信号が出力手段から出力される。
これにより、上述した管理対象物品に何らかの物理量の変化(構成要素が抜き取られている、又は、構成要素が新たに挟み込まれている等)が生じていたら、利用者に対し、それに対応した報知を(出力手段からの信号によって)行うことができる。以上のようにして、同一物品の物理量の推移を、利用者に対して認識させることができる。この結果、物品の一部が損失したり、物品が増加したことを利用者が確実に知ることができ、利便性が向上する。
第2発明の物品管理システムは、上記第1発明において、前記計量手段は、前記管理対象物品の重量を計測し、前記判定手段は、前記計量手段での重量計測結果に基づき、前記管理対象物品の重量推移を判定することを特徴とする。
これにより、同一物品の重量の推移を、利用者に対して認識させることができる。この結果、物品の一部が損失したり、物品が増加したことを利用者が確実に知ることができ、利便性が向上する。
第3発明の物品管理システムは、上記第2発明において、前記計量手段での重量計測結果に基づき、前記管理対象物品の重量情報を格納保持するデータベースを備えたサーバを有し、前記データベースは、前記管理対象物品の前記重量情報と、対応する前記無線タグ回路素子のタグ識別情報とを、互いに関連付けて格納保持しており、前記情報取得手段は、少なくとも、前記IC回路部に記憶された前記タグ識別情報を、前記通信手段を介して取得し、前記判定手段は、前記情報取得手段が取得した前記タグ識別情報に基づき前記データベースより取得された前記管理対象物品の前記重量情報と、前記計量手段で新たに計測された前記管理対象物品の重量とを比較して、前記重量推移の判定を行うことを特徴とする。
管理対象物の重量情報と無線タグ回路素子のタグ識別情報とを関連付けて(相関として)データベースに格納しておく。これにより、情報取得手段が通信手段を介してタグ識別情報を取得したとき、そのタグ識別情報をキーとしてデータベースを検索し、対応する重量情報を円滑に取得することができる。
第4発明の物品管理システムは、上記第3発明において、前記計量手段による前記重量の計測の完了後、前記情報取得手段が前記タグ識別情報の取得を図るように、前記計量手段と前記情報取得手段とを連携して制御する連携制御手段を有することを特徴とする。
計量手段によって物品の重量が測定されたことをトリガとして無線タグ回路素子と通信を行わせることで、電波送信時間を最小限に抑制することができる。
第5発明の物品管理システムは、上記第4発明において、前記管理対象物品は、所定の収納箇所に収納されており、前記情報取得手段は、前記収納箇所への前記管理対象物品の出し入れの際に前記情報を取得し、前記計量手段は、前記収納箇所への前記管理対象物品の出し入れの際に重量を計測し、前記判定手段は、前記計量手段での重量計測結果に基づき、前記管理対象物品の前記出し入れに伴う重量推移を判定することを特徴とする。
本願第5発明においては、管理対象物品の出し入れの際には、情報取得手段が、通信手段を介し無線タグ回路素子のIC回路部の情報を取得する。これにより、その取得した情報に基づき、管理対象物品の状況(持ち出しされるか、戻し入れされるか等)を把握して管理することができる。管理対象物品の出し入れの際にはさらに、計量手段が当該管理対象物品の重量を計測する。そして、この重量計測結果に基づいて判定手段が管理対象物品の重量推移を判定し、その判定結果に対応した信号が出力手段から出力される。
これにより、上述した管理対象物品の出し入れの際、何らかの重量の変化(持ち出しから戻し入れまでの間に、構成要素が抜き取られている、又は、構成要素が新たに挟み込まれている等)が生じていたら、利用者に対し、それに対応した報知を(出力手段からの信号によって)行うことができる。
第6発明の物品管理システムは、上記第5発明において、前記判定手段を備えたリーダを有し、前記リーダは、前記計量手段による前記計測の完了後、前記情報取得手段が前記タグ識別情報を取得できた場合で、前記管理対象物品の戻し入れの場合に、前記判定手段で前記管理対象物品の前記重量情報と前記管理対象物品の重量とを比較し前記判定を行う判定実行モードと、前記計量手段による前記計測の完了後、前記情報取得手段が前記タグ識別情報を取得できた場合は、前記管理対象物品の持ち出しや戻し入れに関係なく、前記計量手段で計測した前記管理対象物品の重量を、前記情報取得手段で取得した前記タグ識別情報と関連付けて前記重量情報として格納処理手段で前記データベースに格納処理する単純更新モードとを有することを特徴とする。
これにより、管理対象物品の戻し入れ時に、持ち出し時の重量と変わっていたら報知を行いたい場合には、利用者は判定実行モードを選択すればよい。管理対象物品の戻し入れ時に、持ち出し時の重量と変わっていても報知は必要なく重量情報をその変わったのに応じて更新すれば足りる場合には、利用者は単純更新モードを選択すればよい。このように、利用者のニーズに応じて選択の幅が広がるので、利便性を向上することができる。
第7発明の物品管理システムは、上記第6発明において、操作者が、前記管理対象物品の重量増減についての確認を示す確認情報を入力可能な確認入力手段と、前記確認入力手段による重量増減の確認入力があった場合に、前記計測された前記管理対象物品の重量を、前記情報取得手段で取得した前記タグ識別情報と関連付ける最新の前記重量情報として前記データベースに格納処理する更新処理手段を有することを特徴とする。
これにより、利用者の了解の下で管理対象物品の構成要素が正当に抜き取られている(又は正当に新たに挟み込まれている)等の場合に、その旨を新たにデータベースに記録し、以降の新たな基準値として使用することができる。
第8発明の物品管理システムは、上記第3乃至第7発明のいずれかにおいて、前記管理対象物品としての書類を構成する印刷物を印刷するために操作端末から出力される印刷指示信号に応じて、前記印刷物の印刷を行う印刷装置を有し、前記サーバは、前記操作端末からの前記印刷指示信号に基づき、前記印刷装置に前記印刷物の印刷を実行させる印刷駆動信号を生成する信号生成手段と、前記印刷指示信号が前記タグ識別情報と関連付けられている場合に、当該タグ識別情報に関連付けられて前記データベースに格納されている前記重量情報を、前記印刷指示信号で指示された印刷物の量に基づき増大修正する増大処理手段とを有することを特徴とする。
本願第8発明においては、管理対象物品が印刷物からなる書類であり、その書類の重量情報が、タグ識別情報と関連付けられてデータベースに格納されている。そして、無線タグ回路素子への読み取りによって情報取得手段がタグ識別情報を取得し、そのタグ識別情報をキーとしてデータベースから重量情報が取得される。取得された重量情報は、判定手段で、新たに計測された書類の重量と比較される。
一方、上記のように書類を構成する印刷物を追加する場合、印刷指示信号に応じて動作する印刷装置を用いて、その印刷物を作成することができる。利用者が書類(既にタグ識別情報が対応づけられている)を構成する印刷物の追加を意図し、これに対応してタグ識別情報に関連付けた形の印刷指示信号が発せられると、増大処理手段がそのタグ識別情報をキーとしてデータベースにアクセスする。そして、タグ識別情報に対応した書類の重量情報を、上記印刷物の追加に対応して増大させる修正を行う。このように印刷物の追加時にも、これに対応して書類の重量情報を更新することにより、書類の重量推移を確実に追尾して把握することができる。また、書類の出し入れ時にはその更新された重量情報に基づき報知ほか各種の処理を行うことができる。
またこのとき、操作端末からの印刷指示信号に基づき、サーバの信号生成手段で印刷駆動信号が生成され、その印刷駆動信号がサーバから印刷装置へ出力されて印刷が行われる。このように、操作端末と印刷装置との中間にサーバが介在する(言い換えれば印刷サーバとしての機能を持たせる)ことにより、上記のような印刷物追加時において、タグ識別情報に関連付けた形の印刷指示信号は、いったんサーバへ入力される。これにより、サーバに設けられた増大処理手段が、印刷指示信号に対応したタグ識別情報を用いて確実にデータベースから書類の重量情報を取得できる。この結果、上記印刷物の追加に対応した重量情報の増大修正を確実に行うことができる。
さらに、印刷物1枚の重量が既知であれば、これに印刷物の量を乗じることで、重量情報を増大修正すべき分が算出可能である。この結果、印刷物の追加に対応した重量情報の増大修正を高精度に行うことができる。
本発明によれば、同一物品の物理量の推移を、利用者に対して認識させることができる。
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、本発明の物品管理システムを書類の重量を管理する書類管理システムに適用した例である。
図1は、本実施形態の書類管理システムの全体構成を表すシステム構成図である。
図1に示すこの書類管理システムWSは、情報を記憶するIC回路部150及び情報の送受信を行うためのタグアンテナ151により構成される無線タグ回路素子To(後述の図2、図5参照)を有し、所定の収納箇所(書庫等)に収納される書類F(管理対象物品)に添付(同梱等でもよい)するための無線タグラベルTを作成するタグラベル作成装置100と、上記書類Fの収納箇所への出し入れの際、当該書類Fの物理量の1つである重量を計測すると共に、上記書類Fに添付された無線タグラベルTの無線タグ回路素子Toに記憶された情報を読み取り、書類Fの重量推移を判定する判定機能を有する計量リーダ200と、上記計量リーダ200による判定結果の表示や、上記計量リーダ200の判定時において利用者が必要な操作入力等を行う操作端末としてのPC(Personal Computer)300と、上記書類Fの重量データ等を格納保持するデータベースDBを有するサーバ400と、このサーバ400に接続され、上記書類Fを構成する印刷物等を印刷可能な印刷装置としてのプリンタ500(以下適宜「通常プリンタ500」と記載する)とを有している。上記タグラベル作成装置100、計量リーダ200、PC300、及びサーバ400は、有線あるいは無線による通信回線NWを介して情報送受信可能に接続されている。
上記計量リーダ200(リーダ)は、上記書類Fの重量計量時に当該書類Fを載置するための受け皿210を有している。この受け皿210には、書類Fに添付された無線タグラベルTの無線タグ回路素子Toに対し、無線通信により情報送受信を行うための計量リーダアンテナ201(通信手段)が一体的に設けられており、受け皿210がリーダアンテナを兼ねる構成となっている。これにより、計量リーダアンテナ201の通信範囲を最適化でき、通信信頼性を向上することができる。また、計量部分とリーダ部分とを別体で構成する場合に比べ、構成要素の数を低減できるようになっている。
上記PC300は、液晶ディスプレイ等の表示部301及び利用者(操作者)が書類Fの重量増減についての確認を示す確認情報(詳細後述)を入力可能なキーボードやマウス等の操作部302(確認入力手段)を有しており、上述したように計量リーダ200による判定結果を表示部301で表示したり、計量リーダ200の判定時において利用者が操作部302を介して必要な操作入力を行うことが可能となっている。また、PC300には、上記タグラベル作成装置100で作成され書類Fに添付された無線タグラベルTと無線通信を行い、無線タグ回路素子ToのIC回路部150から情報の読み取りを行うリーダ350が接続されている。
上記サーバ400のデータベースDBには、上記書類Fの重量データと、対応する無線タグラベルTの無線タグ回路素子ToのタグIDとが、互いに関連付けられて(言い換えれば紐付けされて。以下同様)相関情報として格納保持されている。なお、データベースDBには新規タグラベルに対応する複数のタグIDについても記憶されており、上記タグラベル作成装置100で新規の書類Fに対応する無線タグラベルTを新たに作成する際に、上記複数のタグIDから特定のIDを選択することにより新たなタグIDを発行するタグID発行機能を有している。
図2は、上記書類管理システムWSの機能構成(但しタグラベル作成装置100を除く)を表す機能ブロック図である。なお、図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
上記計量リーダ200は、上記受け皿210と一体的に設けられ、無線タグラベルTに備えられる無線タグ回路素子Toとの間で無線通信により情報送受信を行う上記計量リーダアンテナ201と、この計量リーダアンテナ201を介し上記無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ無線通信によりアクセスし、その無線タグ回路素子Toから読み出された信号を処理する高周波回路202と、上記受け皿210に載置された書類Fの重量を計測する計量部203と、上記高周波回路202を含む計量リーダ200全体の制御を行う制御回路204と、この制御回路204と上記タグラベル作成装置100やPC300、サーバ400との間で通信回線NWを介して行われるネットワーク通信を行うためのインターフェース205とを有する。なお、上記受け皿210及び計量部203が、特許請求の範囲各項記載の管理対象物品の物理量を計測する計量手段を構成する。
上記PC300は、各種表示を行う上記表示部301と、利用者が各種操作入力を行うための上記操作部302と、PC300全体の制御を行う制御回路303と、この制御回路303と上記計量リーダ200等との間で通信回線NWを介して行われるネットワーク通信や、PC300と接続され、リーダアンテナ351及び高周波回路352を有する上記リーダ350との間で行われる情報通信を行うためのインターフェース304とを有する。
上記サーバ400は、サーバ400全体の制御を行う制御回路401と、この制御回路401と上記計量リーダ200等との間で通信回線NWを介して行われるネットワーク通信や、上記通常プリンタ500との間で行われる情報通信を行うためのインターフェース402と、書類Fの重量データ等を格納保持する上記データベースDB(ハードディスク等で構成される)とを有している。
図3は、上記タグラベル作成装置100の詳細構成を表す構成図である。なお、図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
タグラベル作成装置100(無線タグラベル作成装置)は、所定間隔で無線タグ回路素子Toが備えられたタグテープ103(タグ媒体)を巻回したタグテープロール104(本来は渦巻き状であるが簡略化して同心円で図示している)を着脱可能な(又はタグテープロール104を備えたカートリッジを着脱可能な)タグテープロールホルダ部110と、このタグテープロール104から繰り出されたタグテープ103のうち上記無線タグ回路素子Toに対応した領域に所定の印字を行う印字ヘッド105(印字手段)と、無線タグ回路素子Toとの間で無線通信により情報の送受信を行う装置側アンテナ106と、高周波回路101(情報書き込み手段)及び制御回路102と、上記計量リーダ200等との間で通信回線NWを介して行われるネットワーク通信を行うためのインターフェース108と、タグテープ103への印字及び無線タグ回路素子Toへの上記情報書き込みが終了したタグテープ103を所定の長さに切断して無線タグラベルTとするカッタ107と、印字ヘッド105に対向して設けられ、制御回路102により制御されてタグテープ103を搬送する搬送装置109(搬送手段)とを有する。
高周波回路101及び制御回路102は、無線タグ回路素子ToのIC回路部150へのアクセス情報を生成し、装置側アンテナ106を介して無線タグ回路素子Toへ送信し、無線タグ回路素子ToのIC回路部150へ情報書き込みを行う。
なお、上記タグラベル作成装置100、計量リーダ200、PC300、サーバ400の制御回路102,204,303,401は、特に図示はしないが、いわゆるマイクロコンピュータであり、中央演算処理装置であるCPU、ROM、RAM等から構成され、RAMの一時記憶機能を利用しつつROMに予め記憶されたプログラムに従って所定の処理手順を行うようになっている。
図4は、上記計量リーダ200の高周波回路202の詳細構成を表す機能ブロック図である。なお、図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
この図4において、制御回路204は、無線タグ回路素子ToのIC回路部150から読み出された信号を処理して情報を読み出すと共に、無線タグ回路素子ToのIC回路部150へアクセスするための各種コマンドを生成する。
高周波回路202は、上記計量リーダアンテナ201を介し無線タグ回路素子ToのIC回路部150の情報(タグIDを含む無線タグ情報)へアクセスするためのものである。すなわち、高周波回路202は、計量リーダアンテナ201を介し無線タグ回路素子Toに対して信号を送信する送信部142と、計量リーダアンテナ201により受信された無線タグ回路素子Toからの応答波を入力する受信部143と、送受分離器144とから構成される。
送信部142は、無線タグ回路素子ToのIC回路部150の無線タグ情報にアクセスするための質問波を生成するブロックである。すなわち、送信部142は、周波数の基準信号を出力する水晶振動子145Aと、制御回路133の制御により水晶振動子145Aの出力を分周/逓倍して所定周波数の搬送波を発生させるPLL(Phase Locked Loop)145B及びVCO(Voltage Controlled Oscillator)145Cと、上記制御回路204から供給される信号に基づいて上記発生させられた搬送波を変調(この例では制御回路204からの「TX_ASK」信号に基づく振幅変調)する送信乗算回路146(但し振幅変調の場合は増幅率可変アンプ等を用いてもよい)と、その送信乗算回路146により変調された変調波を増幅(この例では制御回路204からの「TX_PWR」信号によって増幅率が決定される増幅)して所望の質問波を生成する可変送信アンプ147とを備えている。そして、上記発生される搬送波は、例えばUHF帯、マイクロ波帯、あるいは短波帯の周波数を用いており、上記可変送信アンプ147の出力は、送受分離器144を介し計量リーダアンテナ201に伝達されて無線タグ回路素子ToのIC回路部150に供給される。なお、質問波は上記のように変調した信号(変調波)に限られず、単なる搬送波のみの場合もある。
受信部143は、計量リーダアンテナ201で受信された無線タグ回路素子Toからの応答波と上記搬送波とを乗算して復調するI相受信乗算回路148と、そのI相受信乗算回路148の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すためのI相バンドパスフィルタ149と、このI相バンドパスフィルタ149の出力を増幅するI相受信アンプ162と、このI相受信アンプ162の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換するI相リミッタ163と、上記計量リーダアンテナ201で受信された無線タグ回路素子Toからの応答波と上記搬送波が移相器167により位相を90°遅らせた信号とを乗算するQ相受信乗算回路172と、そのQ相受信乗算回路172の出力から必要な帯域の信号のみを取り出すためのQ相バンドパスフィルタ173と、このQ相バンドパスフィルタ173の出力を増幅するQ相受信アンプ175と、このQ相受信アンプ175の出力をさらに増幅してデジタル信号に変換するQ相リミッタ176とを備えている。そして、上記I相リミッタ163から出力される信号「RXS−I」及びQ相リミッタ176から出力される信号「RXS−Q」は、上記制御回路204に入力されて処理される。
また、I相受信アンプ162及びQ相受信アンプ175の出力は、強度検出手段としてのRSSI(Received Signal Strength Indicator)回路178にも入力され、それらの信号の強度を示す信号「RSSI」が制御回路204に入力されるようになっている。このようにして、計量リーダ200では、I−Q直交復調によって無線タグ回路素子Toからの応答波の復調が行われる。
なお、以上は計量リーダ200の高周波回路202について説明したが、上記タグラベル作成装置100の高周波回路101や上記リーダ350の高周波回路352についても同様の構成となっている。
図5は、上記無線タグ回路素子Toの機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。なお、図中に示す矢印は信号の流れの一例を示すものであり、信号の流れ方向を限定するものではない。
この図5において、無線タグ回路素子Toは、上述したように計量リーダ200の計量リーダアンテナ201(又はタグラベル作成装置100の装置側アンテナ106、リーダ350のリーダアンテナ351。以下同様)と非接触で信号の送受信を行う上記タグアンテナ151と、このタグアンテナ151に接続された上記IC回路部150とを有している。
IC回路部150は、タグアンテナ151により受信された質問波(質問信号)を整流する整流部152と、この整流部152により整流された質問波のエネルギを蓄積し駆動電源とするための電源部153と、上記タグアンテナ151により受信された質問波からクロック信号を抽出して制御部157に供給するクロック抽出部154と、所定の情報信号を記憶し得るメモリ部155と、上記タグアンテナ151に接続された変復調部156と、上記メモリ部155、クロック抽出部154、及び変復調部156等を介して上記無線タグ回路素子Toの作動を制御するための上記制御部157とを備えている。
変復調部156は、タグアンテナ151により受信された上記計量リーダ200の計量リーダアンテナ201からの通信信号の復調を行い、また、上記制御部157からの返信信号を変調し、タグアンテナ151より応答波(タグIDを含む信号)として送信する。
クロック抽出部154は受信した信号からクロック成分を抽出して制御部157にクロックを抽出するものであり、受信した信号のクロック成分の周波数に対応したクロックを制御部157に供給する。
制御部157は、上記変復調部156により復調された受信信号を解釈し、上記メモリ部155において記憶された情報信号に基づいて返信信号を生成し、この返信信号を上記変復調部156により上記タグアンテナ151から返信する制御等の基本的な制御を実行する。
ここで、本実施形態の書類管理システムWSの最も大きな特徴は、書類Fの持ち出しの際に計量リーダ200で計測した重量と対応する無線タグ回路素子Toから読み取ったタグIDとを関連付けてデータベースDBに記憶させておき、書類Fの戻し入れの際に同様に計量リーダ200で重量を計測すると共に無線タグ回路素子ToからタグIDを読み取り、当該タグIDに対応する重量データをデータベースDBから取得して、書類Fの持ち出し時と戻し入れ時における重量の推移を判定することを可能としたことにある。以下、その詳細を説明する。
図6は、計量リーダ200の制御回路204によって実行される制御手順を表すフローチャートである。
まずステップS4において、制御回路204は、処理を終了するか否かを判定する。具体的には、利用者が計量リーダ200の電源を落としたり、PC300の操作部302を用いて計量処理を終了するための操作入力をした場合等に、処理終了と判定する。このような処理終了操作がなされた場合には、判定が満たされて本フローを終了するが、判定が満たされない場合にはステップS5に移り、制御回路204は、受け皿210に被計量物(本実施形態では書類F)が載置されたか否かを、計量部203からの信号入力に基づき判定する。受け皿210に被計量物が載置されていない場合にはステップS4に戻り、載置されると次のステップS10へ移る。
ステップS10では、制御回路204は、計量部203に制御信号を出力し、受け皿210に載置された書類Fの重量を計測させ、その重量データを計量部203から取得する。
次のステップS15では、制御回路204は、書類Fの無線タグラベルTの無線タグ回路素子Toから情報の読み取りを行う。具体的には、制御回路204は高周波回路202に制御信号を出力し、無線タグ回路素子Toに記憶されたタグIDを取得するための問い合わせ信号として、所定の変調を行った質問波を計量リーダアンテナ201を介して無線タグ回路素子Toに送信し、上記問い合わせ信号に対応して読み取り対象の無線タグ回路素子Toから送信されたリプライ信号(タグIDを含む)を計量リーダアンテナ201を介して受信する。
その後、ステップS20において、制御回路204は、無線タグ回路素子ToからタグIDを取得したか否かを判定する。具体的には、上記リプライ信号に基づき、当該無線タグ回路素子ToのタグIDが正常に読み取れたか否かを判定する。タグIDを取得できなかった場合には、書類Fに無線タグラベルTが添付されていない(すなわちデータベースDBに未登録である新規の書類Fである)とみなしてステップS25に移り、制御回路204は、タグラベル作成命令信号をインターフェース205及び通信回線NWを介してサーバ400(の制御回路401)に送信する。これにより、サーバ400の制御回路401は、タグラベル作成装置100に対しタグラベル作成命令信号を送信し、タグラベル作成装置100において無線タグラベルTの作成が行われる(後述の図7のステップS135及びステップS140参照)。その後、後述のステップS90に移る。一方、上記ステップS20において、タグIDを取得できた場合には、次のステップS30に移る。
ステップS30では、制御回路204は、書類Fを所定の収納箇所(書棚等)から持ち出す「持ち出し」なのか、持ち出し後元の収納箇所に戻し入れる「戻し入れ」なのかを判定する。この判定は、制御回路204がインターフェース205及び通信回線NWを介してPC300(の制御回路303)に表示信号を送信することにより、PC300の表示部301に利用者に対し「持ち出し」なのか「戻し入れ」なのかを確認するための確認画面を表示させ、その表示に応じて利用者が操作部302を用いて行った操作入力信号に基づき行われる。利用者が「持ち出し」に対応する操作入力を行った場合、次のステップS35に移る。
ステップS35では、制御回路204は、上記ステップS15で読み取ったタグID及び上記ステップS10で計測した書類Fの重量データを、インターフェース205及び通信回線NWを介してサーバ400(の制御回路401)に送信する。これにより、サーバ400の制御回路401は、受信したタグID及び重量データを関連付けてデータベースDBに登録し、対応する書類Fの「持ち出し」処理を完了する(後述の図7のステップS125及びステップS130参照)。その後、ステップS90に移る。
ステップS90では、制御回路204は、受け皿に載置物があるか否かを判定する。この判定が否定された場合、ステップS10で計量した書類Fが受け皿210から下ろされたものと判断してステップS4へ戻るが、この判定が肯定されている間は、ステップS10で計量した物品が載せ続けられている、すなわち、書類Fが受け皿210に載せられたままと判断し、書類Fが受け皿210から下ろされるまでステップS90の判定を続ける。
一方、上記ステップS30において、利用者が「戻し入れ」に対応する操作入力を行った場合、ステップS45に移る。
ステップS45では、制御回路204は、書類Fの持ち出し時の重量データを要求するための要求信号を、インターフェース205及び通信回線NWを介してサーバ400(の制御回路401)に送信する。なお、このときの重量データ要求信号は、上記ステップS15で読み取ったタグIDを含むものである。
ステップS50では、制御回路204は、上記ステップS45で送信した重量データ要求信号に応じてサーバ400(の制御回路401)から送信(返信)された、書類Fの持ち出し時の重量データを取得する。
ステップS55では、制御回路204は、上記ステップS10で計測した書類Fの(戻し入れ時の)重量データと、上記ステップS50で取得した書類Fの(持ち出し時の)重量データとを比較し、一致するか否かを判定する。なおこのとき、例えば計量誤差や、温度・湿度変化等による重量変動に起因する不一致は除外し、実質的に一致するか否かで判定する。一致する場合には、ステップS60に移り、制御回路204は、「戻し入れ」処理を終了するために、上記ステップS15で読み取ったタグIDをサーバ400(の制御回路401)に送信する。これにより、サーバ400の制御回路401は、対応する書類Fの状態(タグIDの状態)を変更してデータベースDBを更新し、書類Fの「戻し入れ」処理を完了する(後述の図7のステップS115及びステップS120参照)。その後、前述のステップS90に移る。
一方、上記ステップS55において、書類Fの持ち出し時及び戻し入れ時における重量が一致しない場合には、次のステップS65に移り、制御回路204は、戻し入れ時の重量が持ち出し時の重量より小さいか否か(すなわち重量不足なのか否か)を判定する。戻し入れ時の重量が持ち出し時の重量より小さい(すなわち重量不足である)場合には次のステップS70に移り、制御回路204は、インターフェース205及び通信回線NWを介してPC300(の制御回路303)に表示信号を送信し、表示部301に内容不足を表す警告画面(例えば「書類が不足しています」等)を表示させる。一方、上記ステップS65において、戻し入れ時の重量が持ち出し時の重量より大きい(すなわち重量増加である)場合には次のステップS75に移り、制御回路204は、インターフェース205及び通信回線NWを介してPC300(の制御回路303)に表示信号を送信し、表示部301に内容増加を表す警告画面(例えば「書類が増加しています」等)を表示させる。
次のステップS80では、制御回路204は、利用者が書類Fの内容(書類量)を変更したのか否かを判定する。この判定は、制御回路204がインターフェース205及び通信回線NWを介してPC300(の制御回路303)に表示信号を送信することにより、PC300の表示部301に利用者に対し書類Fの内容を変更したのか否か(例えば書類の一部を抜いた又は追加した等)を確認するための確認画面を表示させ、その表示に応じて利用者が操作部302を用いて行った操作入力信号(確認情報)に基づき行われる。利用者が「変更した」旨の操作入力を行った場合、先のステップS35に移り、制御回路204は、タグID及び重量データをサーバ400(の制御回路401)に送信する。これにより、サーバ400の制御回路401は、データベースDBの当該タグIDに関するデータ内容を最新の重量データに更新する(後述の図7のステップS125及びステップS130参照)。一方、利用者が「変更していない」旨の操作入力を行った場合、ステップS85に移る。
ステップS85では、制御回路204は、インターフェース205及び通信回線NWを介してPC300(の制御回路303)に表示信号を送信することにより、PC300の表示部301に書類Fの再計量を行う旨の画面(例えば「再計量を行います」等)を表示させる。そして、前述のステップS10に戻り、再度計量処理を行う。
以上において、上記ステップS15は、特許請求の範囲各項記載の通信手段を介し無線タグ回路素子のIC回路部に記憶された情報を取得するための情報取得手段を構成し、ステップS55及びステップS65が、計量手段での物理量計測結果に基づき、管理対象物品の物理量推移を判定する判定手段を構成し、上記ステップS70及びステップS75が、判定手段による判定結果に対応した信号を出力する出力手段を構成する。また、これらステップS15、ステップS55、ステップS65、ステップS70、及びステップS75と、計量リーダアンテナ201と、受け皿210及び計量部203とが、物品管理システムを構成する。
さらに、上記ステップS10及びステップS15は、計量手段による重量の計測の完了後、情報取得手段がタグ識別情報の取得を図るように、計量手段と情報取得手段とを連携して制御する連携制御手段を構成する。
なお、上記フローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は変更等をしてもよい。
また、上記では、「持ち出し」「戻し入れ」「書類量変更」の確認画面をPC300の表示部301に表示させ、利用者が操作部302を用いて操作入力を行うようにしたが、これに限られず、計量リーダ200にスイッチやボタン、あるいは液晶パネル等の操作部を設けておき、利用者がこれを用いて「持ち出し」なのか「戻し入れ」なのか、又は書類量を変更したのか否かを直接操作入力できるようにしてもよい。また、計量リーダ200に適宜の表示部を設けておき、計量リーダ200自身で上記確認画面や内容不足・内容増加を表す警告画面、及び再計量画面等を表示できるようにしてもよい。
また、上記では、タグIDの取得ができなかった際に、タグラベル作成命令をサーバに送っているが、タグIDの取得ができなかった際にタグラベル作成を行うか否かをPC300などを用いてユーザに選択させても良い。また上記では、タグIDの読み取りを一度だけ行っているが、読み取りができなかった場合、数回リトライをするように変更しても構わない。
図7は、サーバ400の制御回路401によって実行される制御手順を表すフローチャートである。
まずステップS105では、制御回路401は、計量リーダ200から通信回線NW及びインターフェース402を介して重量データの要求信号(タグIDを含む)を受信したか否かを判定する。計量リーダ200から重量データの要求信号を受信した場合には(前述の図6のステップS45参照)、次のステップS110に移り、制御回路401は、受信したタグIDに関連付けられて記憶された重量データ(持ち出し時の重量データ)をデータベースDBで検索し、当該重量データをインターフェース402及び通信回線NWを介して計量リーダ200に送信する。そして、後述するステップS165に移る。一方、上記ステップS105において、計量リーダ200から重量データの要求信号を受信していない場合には、次のステップS115に移る。
ステップS115では、制御回路401は、計量リーダ200から通信回線NW及びインターフェース402を介してタグIDを受信したか否かを判定する。計量リーダ200からタグIDを受信した場合には(前述の図6のステップS60参照)、次のステップS120に移り、制御回路401は、対応する書類Fの状態(タグIDの状態)を変更してデータベースDBを更新する。これにより、書類Fの「戻し入れ」処理が完了する。そして、後述するステップS165に移る。一方、上記ステップS115において、計量リーダ200からタグIDを受信していない場合には、次のステップS125に移る。
ステップS125では、制御回路401は、計量リーダ200から通信回線NW及びインターフェース402を介してタグID及び重量データを受信したか否かを判定する。計量リーダ200からタグID及び重量データを受信した場合には(前述の図6のステップS35参照)、次のステップS130に移り、制御回路401は、受信したタグID及び重量データを関連付けてデータベースDBに記憶させる。これにより、対応する書類Fの「持ち出し」処理が完了する。そして、後述するステップS165に移る。一方、上記ステップS125において、計量リーダ200からタグID及び重量データを受信していない場合には、次のステップS135に移る。
ステップS135では、制御回路401は、計量リーダ200から通信回線NW及びインターフェース402を介してタグラベル作成命令信号を受信したか否かを判定する。計量リーダ200からタグラベル作成命令信号を受信した場合には(前述の図6のステップS25参照)、次のステップS140に移り、制御回路401は、タグラベル作成命令信号をインターフェース402及び通信回線NWを介してタグラベル作成装置100(の制御回路102)に送信する。このとき、制御回路401は、前述したようにデータベースDBに記憶された新規タグラベル用の複数のタグIDの中から新たな無線タグラベルT用のIDを選択することによりタグIDを発行し、当該タグIDについてもタグラベル作成装置100(の制御回路102)に送信する。これにより、タグラベル作成装置100の制御回路102は、新規の書類F用の無線タグラベルTの作成を行う。
すなわち、タグラベル作成装置100の制御回路102は、高周波回路101によりアクセス情報を生成して装置側アンテナ106を介してタグテープ103に備えられた無線タグ回路素子Toへ送信し、IC回路部150へ上記サーバ400から受信したタグIDの書き込みを行う。また、例えばPC300等から受信した印字情報に基づいた印字ヘッド105による印字を行う。そして、カッタ107を駆動させて上記印字及び無線タグ回路素子Toへの情報書き込みが終了したタグテープ103を所定の長さに切断し、1つの無線タグ回路素子Toを備えた無線タグラベルTを作成する。
上記ステップS140の後、前述したステップS130に移り、制御回路401は、発行したタグID及び重量データを関連付けてデータベースDBに記憶させる。これにより、対応する書類Fに関する「新規登録」処理が完了する。そして、後述するステップS165に移る。一方、上記ステップS135において、計量リーダ200からタグラベル作成命令信号を受信していない場合には、次のステップS145に移る。
ステップS145では、制御回路401は、PC300から通信回線NW及びインターフェース402を介して印刷命令信号を受信したか否かを判定する。なお、この印刷命令信号(印刷指示信号)は、利用者が通常プリンタ500を用いて書類Fを構成する印刷物を印刷する際に、PC300からサーバ400(の制御回路401)に対し送信されるものである。PC300から印刷命令信号を受信していない場合には、後述するステップS165に移る。一方、PC300から印刷命令信号を受信した場合には、次のステップS150に移る。
ステップS150では、制御回路401は、上記ステップS145でPC300から受信した印刷命令信号に対応して、インターフェース402及び通信回線NWを介して印刷命令信号(印刷駆動信号)を通常プリンタ500に送信する。
次のステップS155では、制御回路401は、PC300から受信した印刷命令信号にタグIDが含まれるか否かを判定する。すなわち、利用者は、既に無線タグラベルTが添付された書類Fに対応した印刷物(言い換えれば書類Fに加えるための印刷物)を通常プリンタ500で印刷する場合には、当該書類Fに対応する無線タグ回路素子ToのタグIDをPC300に接続されたリーダ350に読み取らせた上で、印刷命令を行うようになっており、この場合には上記印刷命令信号にタグIDが含まれることになる。一方、無線タグラベルTが添付されていない書類Fに対応した印刷物を通常プリンタ500で印刷する場合には、リーダ350での情報読み取りが行われないため、上記印刷命令信号にタグIDが含まれないことになる。タグIDが含まれない場合には、後述するステップS165に移る。一方、タグIDが含まれる場合には、次のステップS160に移る。
ステップS160では、制御回路401は、PC300から受信したタグIDをキーとしてデータベースDBにアクセスし、タグIDに対応した書類Fの重量データを、PC300から受信した印刷命令信号(通常プリンタ500対して送信した印刷命令信号)に基づき、印刷物の追加に対応して増大させる修正を行う。具体的には、データベースDBには印刷物の大きさ(A4、A3等)や紙質(光沢紙、普通紙等)ごとに各印刷物の単位枚数(一枚)の重量が予め記憶されており、実行される印刷物の量(枚数)に対応する大きさの上記単位重量を乗ずることにより書類Fの増加重量を算出し、これを修正前の重量データに加算する。そして、次のステップS165に移る。
ステップS165では、制御回路401は、処理を終了するか否かを判定する。具体的には、利用者がサーバ400の電源を落としたり、PC300の操作部302を用いて処理を終了するための操作入力をした場合等に、処理終了と判定する。処理を終了しない場合には、先のステップS105に戻り同様の手順を繰り返す。一方、上記のような処理終了操作がなされた場合には、判定が満たされて本フローを終了する。
以上において、上記ステップS130は、確認入力手段による重量増減の確認入力があった場合に、計測された管理対象物品の重量を、情報取得手段で取得したタグ識別情報と関連付ける最新の重量情報としてデータベースに格納処理する更新処理手段を構成する。
また、上記ステップS160は、印刷指示信号がタグ識別情報と関連付けられている場合、当該タグ識別情報に関連付けられてデータベースに格納されている重量情報を増大修正する増大処理手段を構成し、上記ステップS150は、操作端末からの印刷指示信号に基づき印刷装置への印刷駆動信号を生成する信号生成手段を構成する。
なお、上記フローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は変更等をしてもよい。
以上説明した実施形態の作用効果について、次に説明する。すなわち、上記実施形態の書類Fのような書類ファイル等の、構成要素である印刷物(紙)を綴じ込んだり挟み込んだりして構成される物品は、利用者の行為により構成要素が増減する場合がある。本実施形態においては、このような書類Fに関連して無線タグ回路素子Toが取り扱われる。そして、計量リーダ200で、計量リーダアンテナ201を介して無線タグ回路素子ToのIC回路部150の情報を取得する。これにより、その取得した情報に基づき、書類Fの状況(持ち出しされるか、戻し入れされるか等)を把握して管理することができる。さらに、計量リーダ200が当該書類Fの重量を計測する。そして、この重量計測結果に基づいて、リーダ200の制御回路204が書類Fの重量推移を判定し、その判定結果に対応した信号をPC300に対し出力する。
これにより、上述した書類Fについて、構成要素である印刷物が抜き取られている、又は、印刷物が新たに挟み込まれている等により、何らかの重量の変化が生じていたら、利用者に対し、それに対応した報知を行うことができる。以上のようにして、同一物品の重量の推移を、利用者に対して認識させることができる。この結果、書類Fの一部が損失したり、書類Fが増加したことを利用者が確実に知ることができ、利便性が向上する。
また、本実施形態では特に、書類Fの重量データと無線タグ回路素子ToのタグIDとを関連付けてデータベースDBに格納しておく。これにより、計量リーダ200の制御回路204が計量リーダアンテナ201を介してタグIDを取得したとき、そのタグIDをキーとしてデータベースDBを検索し、対応する重量データを円滑に取得することができる。
また、本実施形態では特に、書類Fの出し入れの際に、計量リーダ200が計量リーダアンテナ201を介してタグIDを取得すると共に、当該書類Fの重量を計測する。そして、この重量計測結果に基づいて書類Fの重量推移を判定する。これにより、書類Fの出し入れの際、何らかの重量の変化(持ち出しから戻し入れまでの間に、構成要素である印刷物が抜き取られている、又は、印刷物が新たに挟み込まれている等)が生じていたら、利用者に対し、それに対応した報知を行うことができる。
また、本実施形態では特に、計量リーダ200の計量部203によって書類Fの重量が測定された後に、この処理をトリガとして計量リーダアンテナ201を介して対応する無線タグ回路素子Toと無線通信を行うように制御する。これにより、電波送信時間を最小限に抑制することができる。
また、本実施形態では特に、タグラベル作成装置100において、搬送装置109で搬送されるタグテープ103の無線タグ回路素子ToのIC回路部150に対し、高周波回路101が、装置側アンテナ106を介し、タグIDを書き込むことにより、無線タグラベルTを作成する。このようにしてタグラベル作成装置100でタグIDを書き込んだ無線タグラベルTを、対応する書類Fと関連付けて取り扱うようにする。これにより、その無線タグラベルTに対し情報読み取りを行うことで、取得したタグIDをキーとしてデータベースDBを検索し、当該書類Fの重量データ情報を取得することができる。
また、本実施形態では特に、書類Fの持ち出し時において、サーバ400の制御回路401が、計量リーダ200で計測された重量データをデータベースDBに格納処理する。これにより、戻し入れ時において計測した重量と、上記持ち出し時に格納された重量とを比較することで、その書類Fが持ち出し中に重量が変わったかどうかを判定することができる。この結果、書類Fの持ち出し中に何らかの事情で書類Fを構成する印刷物が抜き取られたり挟み込まれたりした場合には、そのことを利用者側に明確に認識させることができる。
また、本実施形態では特に、利用者が、PC300の操作部302を用いて書類Fの持ち出し又は戻し入れである旨を操作入力可能な構成とする。これにより、その時点での利用者の行為が、書類Fの持ち出しであるのか、戻し入れであるのかを利用者自らに申告させることができる。この結果、書類Fの出し入れに応じた適宜のデータ処理を確実に行うことができる。
また、本実施形態では特に、利用者によるPC300の操作部302を用いた重量増減の確認入力があった場合に、計測された書類Fの重量を、読み取ったタグIDと関連付ける最新の重量データとしてデータベースDBの更新を行う。これにより、利用者の了解の下で書類Fの構成要素である印刷物が正当に抜き取られている(又は正当に新たに挟み込まれている)等の場合に、その旨を新たにデータベースDBに記録し、以降の新たな基準値として使用することができる。
また、本実施形態では特に、書類Fを構成する印刷物を追加する場合、PC300からの印刷命令信号に応じて動作する通常プリンタ500を用いて、その印刷物を作成することができる。利用者が書類F(既にタグIDが対応づけられている)を構成する印刷物の追加を意図し、これに対応してタグIDに関連付けた形の印刷命令信号が発せられると、サーバ400の制御回路401がそのタグIDをキーとしてデータベースDBにアクセスする。そして、タグIDに対応した書類Fの重量データを、上記印刷物の追加に対応して増大させる修正を行う。このように印刷物の追加時にも、これに対応して書類Fの重量データを更新することにより、書類Fの重量推移を確実に追尾して把握することができる。また、書類Fの出し入れ時にはその更新された重量データに基づき報知ほか各種の処理を行うことができる。
また、本実施形態では特に、PC300からの印刷命令信号に基づき、サーバ400の制御回路401で印刷命令信号が生成され、その印刷命令信号がサーバ400から通常プリンタ500へ出力されて印刷が行われる。このように、PC300と通常プリンタ500との中間にサーバ400が介在する(言い換えれば印刷サーバとしての機能を持たせる)ことにより、上記のような印刷物追加時において、タグIDに関連付けた形の印刷命令信号は、いったんサーバ400へ入力される。これにより、サーバ400の制御回路401が、印刷命令信号に対応したタグIDを用いて確実にデータベースDBから書類Fの重量データを取得できる。この結果、上記印刷物の追加に対応した重量データの増大修正を確実に行うことができる。
また、本実施形態では特に、予め印刷物1枚の重量をデータベースDBに登録しておくことで、これに印刷物の量(枚数)を乗じることで、重量データを増大修正すべき分が算出できる。この結果、印刷物の追加に対応した重量データの増大修正を高精度に行うことができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
(1)計量リーダが単純更新モードを有する場合
上記実施形態においては、利用者が書類Fを戻し入れする際には必ず持ち出し時の重量データと比較して重量推移の判定を行うようにしたが、書類Fの持ち出しや戻し入れに関係なく、計測した重量をタグIDと関連付けてデータベースDBに単純に登録する単純更新モードを設け、この単純更新モードと上記重量判定を行う判定実行モードとを、切り替え可能な構成としてもよい。
図8は、本変形例の計量リーダ200の制御回路204によって実行される制御手順を表すフローチャートである。なお、本変形例の計量リーダ200は、上述したように、書類Fの戻し入れの際に計測した重量を書類Fの持ち出し時の重量データと比較し判定を行う「判定実行モード」と、書類Fの持ち出しや戻し入れに関係なく、計測した書類Fの重量を無線タグ回路素子Toから取得したタグIDと関連付けてデータベースDBに格納処理する「単純更新モード」とを備えている。
まずステップS205では、制御回路204は、上記判定実行モードであるか否かを判定する。モードの選択は、利用者がPC300の操作部302を用いて行うようにしてもよいし、計量リーダ200にモード切替用のスイッチやボタン、あるいは液晶パネル等の操作部を設けておき、これにより操作入力してもよい。利用者が「判定実行モード」を選択した場合、次のステップS300に移り、判定実行モード処理を行う。この判定実行モード処理は、前述した図6に示す制御内容と同様の処理である。一方、利用者が「単純更新モード」を選択した場合、ステップS400に移り、単純更新モード処理を行う(詳細手順は後述の図9参照)。その後、ステップS210に移る。
ステップS210は、前述したステップS4と同様であり、制御回路204は処理を終了するか否かを判定する。処理を終了しない場合には、先のステップS205に戻り同様の手順を繰り返す。一方、上記のような処理終了操作がなされた場合には、判定が満たされて本フローを終了する。
図9は、上記単純更新モード処理の詳細手順を表すフローチャートである。
ステップS404は、前述した図6のステップS4と同様であり、制御回路204は、処理を終了するか否かを判定する。処理を終了しない場合には、先のステップS405に移るが、上記のような処理終了操作がなされた場合には、判定が満たされて本ルーチンを終了する。
ステップS405〜ステップS425は、前述の図6におけるステップS5〜ステップS25と同様であり、制御回路204は、受け皿210に被計量物(本実施形態では書類F)が載置されると、その書類Fの重量を計測して重量データを計量部203から取得し、その後書類Fの無線タグラベルTの無線タグ回路素子Toから情報の読み取りを行う。タグIDを取得できなかった場合には、タグラベル作成命令信号をサーバ400に送信する。これにより、タグラベル作成装置100において無線タグラベルTの作成が行われる。その後、ステップS490に移り、書類Fが受け皿210から下ろされるとステップS404へ戻る。
一方、ステップS420において、タグIDを取得できた場合には、次のステップS435において、制御回路204は、前述した実施形態と異なり、書類Fの持ち出し・戻し入れに関わらず、読み取ったタグID及び計測した重量データをサーバ400(の制御回路401)に送信する。これにより、サーバ400の制御回路401は、受信したタグID及び重量データを関連付けてデータベースDBに登録し、対応する書類Fのデータの更新を行う(前述の図7のステップS125及びステップS130参照)。その後、ステップS490に移る。
なお、上記フローチャートは本発明を上記フローに示す手順に限定するものではなく、発明の趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で手順の追加・削除又は変更等をしてもよい。
本変形例の単純更新モードにおけるサーバ400の制御回路401によって実行される制御内容は、前述の図7に示す内容のうちステップS125、ステップS135の内容である。この場合におけるサーバ400の制御回路401によって実行されるステップS130が、特許請求の範囲各項記載の計量手段による計測の完了後情報取得手段がタグ識別情報を取得できた場合は、管理対象物品の持ち出しや戻し入れに関係なく、計量手段で計測した管理対象物品の重量を情報取得手段で取得したタグ識別情報と関連付けてデータベースに格納処理する格納処理手段を構成する。
以上説明した変形例においては、書類Fの戻し入れ時に、持ち出し時の重量と変わっていたら報知を行いたい場合には、利用者は判定実行モードを選択すればよい。書類Fの戻し入れ時に、持ち出し時の重量と変わっていても報知は必要なく重量データをその変わった値に応じて更新すれば足りる場合には、利用者は単純更新モードを選択すればよい。このように、利用者のニーズに応じて選択の幅が広がるので、利便性を向上することができる。
(2)その他
以上においては、計量リーダ200において、書類Fの持ち出し時と戻し入れ時における重量を比較し重量の推移を判定するようにしたが、これに限られず、計量リーダ200で計測した重量データをサーバ400に送信し、サーバ400(の制御回路401)で判定を行うようにしてもよい。この場合にも、同様の効果を得ることができる。
また、以上においては、書類Fを所定の収納箇所に対し出し入れ(持ち出し・戻し入れ)する場合の(出し入れに伴う)重量の推移を判定する場合を例にとって説明したが、本発明の適用場面はこれに限られず、例えば書庫内における書類Fの棚卸(各書類Fについて重量を1つずつ計量し、過去のデータと比較して重量の推移を判定する)をするような場合にも適用可能である。
また、以上においては、管理対象物品として印刷物(紙)を構成要素とする書類を例にとって説明したが、本発明の物品管理システムの管理対象はこれに限られず、例えば物流過程で使用される、所定の物品(構成要素)が収納される収納容器等、その物品を構成する構成要素が増減するようなものであれば、種々多様なものを管理対象とすることが可能である。
さらに、以上においては、物理量として管理対象物品の重量を管理する場合を例にとって説明したが、これに限られず、管理対象物品の厚さや長さ等を管理するようにしてもよい。例えば管理対象物品の厚さを管理する場合、リーダ機能及び厚さの推移を判定する判定機能を有すると共に、計測台に載置された物品をジョウが(自動又は手動で)スライドして物品を挟み込み厚さを測定可能なリーダ付ノギス等を用いればよい。この場合、物品の持ち出しの際にリーダ付ノギスで計測した厚さと対応する無線タグ回路素子Toから読み取ったタグIDとを関連付けてデータベースDBに記憶させておき、物品の戻し入れの際に同様にリーダ付ノギスで厚さを計測すると共に無線タグ回路素子ToからタグIDを読み取り、当該タグIDに対応する厚さデータをデータベースDBから取得して、物品の持ち出し時と戻し入れ時における厚さの推移を判定する。これにより、上記実施形態と同様に、物品の一部が損失したり、物品が増加したことを利用者が確実に知ることができる。
また、以上においては、タグラベル作成装置100において、印字及び無線タグ回路素子Toへのアクセス(上記実施形態では書き込み)の終了したタグテープ103をカッタ107で切断して無線タグラベルTを作成する場合を例にとって説明したが、これに限られない。すなわち、ラベルに対応した所定の大きさに予め分離されたラベル台紙(いわゆるダイカットラベル)がロールから繰り出されるテープ上に連続配置されているような場合には、カッタ107で切断しなくても、テープが排出口から排出されてきた後にラベル台紙(アクセス済みの無線タグ回路素子Toが備えられかつ対応する印字がなされたもの)のみをテープから剥がして無線タグラベルTを作成しても良く、本発明はこのようなものに対しても適用できる。
また、以上においては、無線タグ回路素子ToのIC回路部150に無線タグ情報の書き込みを行うと共に、印字ヘッド105によってその無線タグ回路素子Toを識別するための印刷を行うようにしたが、これに限られない。この印刷は必ずしも行われなくともよく、無線タグ情報の書き込みのみを行うものに対し本発明を適用することもできる。また、無線タグ回路素子Toに予め割り当てられているタグIDを読み取って利用しても構わない。
また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
その他、一々例示はしないが、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲内において、種々の変更が加えられて実施されるものである。
本実施形態の書類管理システムの全体構成を表すシステム構成図である。 書類管理システムの機能構成を表す機能ブロック図である。 タグラベル作成装置の詳細構成を表す構成図である。 計量リーダの高周波回路の詳細構成を表す機能ブロック図である。 無線タグ回路素子の機能的構成の一例を示す機能ブロック図である。 計量リーダの制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 サーバの制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 計量リーダが単純更新モードを有する変形例において、計量リーダの制御回路によって実行される制御手順を表すフローチャートである。 単純更新モード処理の詳細手順を表すフローチャートである。
符号の説明
100 タグラベル作成装置(無線タグラベル作成装置)
101 高周波回路(情報書き込み手段)
103 タグテープ(タグ媒体)
109 搬送装置(搬送手段)
150 IC回路部
151 タグアンテナ
200 計量リーダ(リーダ)
201 計量リーダアンテナ(通信手段)
203 計量部(計量手段)
210 受け皿(計量手段)
300 PC(操作端末)
302 操作部(確認入力手段)
400 サーバ
500 プリンタ(印刷装置)
DB データベース
F 書類(管理対象物品)
To 無線タグ回路素子

Claims (8)

  1. 管理対象物品に関連して取り扱われ、情報を記憶するIC回路部と情報を送受信するタグアンテナとを有する無線タグ回路素子に対して、無線通信により情報の送受信を行うための通信手段と、
    前記通信手段を介し前記無線タグ回路素子の前記IC回路部に記憶された情報を取得するための情報取得手段と、
    前記管理対象物品の物理量を計測する計量手段と、
    前記計量手段での物理量計測結果に基づき、前記管理対象物品の物理量推移を判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果に対応した信号を出力する出力手段と
    を有することを特徴とする物品管理システム。
  2. 前記計量手段は、前記管理対象物品の重量を計測し、
    前記判定手段は、前記計量手段での重量計測結果に基づき、前記管理対象物品の重量推移を判定する
    ことを特徴とする請求項1記載の物品管理システム。
  3. 前記計量手段での重量計測結果に基づき、前記管理対象物品の重量情報を格納保持するデータベースを備えたサーバを有し、
    前記データベースは、
    前記管理対象物品の前記重量情報と、対応する前記無線タグ回路素子のタグ識別情報とを、互いに関連付けて格納保持しており、
    前記情報取得手段は、
    少なくとも、前記IC回路部に記憶された前記タグ識別情報を、前記通信手段を介して取得し、
    前記判定手段は、
    前記情報取得手段が取得した前記タグ識別情報に基づき前記データベースより取得された前記管理対象物品の前記重量情報と、前記計量手段で新たに計測された前記管理対象物品の重量とを比較して、前記重量推移の判定を行う
    ことを特徴とする請求項2記載の物品管理システム。
  4. 前記計量手段による前記重量の計測の完了後、前記情報取得手段が前記タグ識別情報の取得を図るように、前記計量手段と前記情報取得手段とを連携して制御する連携制御手段を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の物品管理システム。
  5. 前記管理対象物品は、所定の収納箇所に収納されており、
    前記情報取得手段は、前記収納箇所への前記管理対象物品の出し入れの際に前記情報を取得し、
    前記計量手段は、前記収納箇所への前記管理対象物品の出し入れの際に重量を計測し、
    前記判定手段は、前記計量手段での重量計測結果に基づき、前記管理対象物品の前記出し入れに伴う重量推移を判定する
    ことを特徴とする請求項4記載の物品管理システム。
  6. 前記判定手段を備えたリーダを有し、
    前記リーダは、
    前記計量手段による前記計測の完了後、前記情報取得手段が前記タグ識別情報を取得できた場合で、前記管理対象物品の戻し入れの場合に、前記判定手段で前記管理対象物品の前記重量情報と前記管理対象物品の重量とを比較し前記判定を行う判定実行モードと、
    前記計量手段による前記計測の完了後、前記情報取得手段が前記タグ識別情報を取得できた場合は、前記管理対象物品の持ち出しや戻し入れに関係なく、前記計量手段で計測した前記管理対象物品の重量を、前記情報取得手段で取得した前記タグ識別情報と関連付けて前記重量情報として格納処理手段で前記データベースに格納処理する単純更新モードと
    を有することを特徴とする請求項5記載の物品管理システム。
  7. 前記管理対象物品の重量増減についての確認を示す確認情報を入力可能な確認入力手段と、
    前記確認入力手段による重量増減の確認入力があった場合に、前記計測された前記管理対象物品の重量を、前記情報取得手段で取得した前記タグ識別情報と関連付ける最新の前記重量情報として前記データベースに格納処理する更新処理手段を有することを特徴とする請求項6記載の物品管理システム。
  8. 前記管理対象物品としての書類を構成する印刷物を印刷するために操作端末から出力される印刷指示信号に応じて、前記印刷物の印刷を行う印刷装置を有し、
    前記サーバは、
    前記操作端末からの前記印刷指示信号に基づき、前記印刷装置に前記印刷物の印刷を実行させる印刷駆動信号を生成する信号生成手段と、前記印刷指示信号が前記タグ識別情報と関連付けられている場合に、当該タグ識別情報に関連付けられて前記データベースに格納されている前記重量情報を、前記印刷指示信号で指示された印刷物の量に基づき増大修正する増大処理手段とを有する
    ことを特徴とする請求項3乃至請求項7のいずれか1項記載の物品管理システム。
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