JP2009214771A - Airbag device for driver's seat - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、ステアリングに搭載される運転席用エアバッグ装置に関する。 The present invention relates to an airbag device for a driver's seat mounted on a steering wheel.
リテーナと、リテーナに取り付けられたインフレータと、インフレータからのガスによって膨張するエアバッグと、エアバッグを覆うモジュールカバーとを有する運転席用のエアバッグ装置として例えば特許文献1が知られている。
For example,
特許文献1に示されるエアバッグ装置では、エアバッグを被うようにリテーナに被装されるモジュールカバーは、複数のカバーピースを組み合わせて構成されている。これら各カバーピースは、乗員に対向する扇形の前面部と、前面部の円弧状の周縁から立設された側面部とを有したL字形状である。そして、これら複数のカバーピースを組み合わせたモジュールカバーの側面部でリテーナの周縁を被い、モジュールカバーの側面部の外側をテープバンドで締め付けて、モジュールカバーはリテーナに固定されている。このエアバッグ装置は、インフレータからガスが噴出作動すると、エアバッグが膨張し、モジュールカバーを押圧する。そして、カバーピースの前面部がフラップ状に変形して開くことで、エアバッグがステアリングと乗員の間に展開膨張する。
上記背景技術にあっては、エアバッグからの押圧でモジュールカバー前面部のみが変形されるが、モジュールカバーの側面部はリテーナに固定されているため、開口されたモジュールカバーの内径は、モジュールカバーの周縁の内径とほぼ同径かまたはそれよりも狭くなってしまっていた。 In the above background art, only the front surface of the module cover is deformed by pressing from the airbag, but the side surface of the module cover is fixed to the retainer, so the inner diameter of the opened module cover is the module cover. The diameter was almost the same as or narrower than the inner diameter of the peripheral edge.
このため、エアバッグの展開領域はモジュールカバー周縁の内径以下となるので、エアバッグが乗員に向けて勢いよく展開膨張されてしまうという傾向があった。特に、乗員が想定外の位置にいる等の場合を考慮すると、勢いよく展開膨張されるエアバッグによる乗員の傷害を軽減するための配慮をしなければならないという課題もあった。 For this reason, since the deployment area of the airbag is equal to or less than the inner diameter of the peripheral edge of the module cover, there is a tendency that the airbag is vigorously deployed and inflated toward the occupant. In particular, in consideration of the case where the occupant is in an unexpected position, there is a problem that consideration must be given to reduce the occupant's injury due to the airbag that is vigorously deployed and inflated.
本発明は上記従来の課題に鑑みて創案されたものであって、エアバッグ展開膨張時に、エアバッグカバーの開口面積を広くし、エアバッグの展開領域を拡張できる運転席用エアバッグ装置を提供することを目的とする。 The present invention was devised in view of the above-described conventional problems, and provides an airbag device for a driver's seat that can widen an opening area of an airbag cover and expand an airbag deployment area when the airbag is deployed and inflated. The purpose is to do.
本発明にかかる運転席用エアバッグ装置は、インフレータからのガスにより展開膨張するエアバッグと、該エアバッグが取り付けられる取付部材と、該エアバッグを被装し、該エアバッグの展開膨張によって開裂されるエアバッグカバーとを備えた運転席用エアバッグ装置であって、該エアバッグカバーに形成され、その中央部を経由して、当該エアバッグカバーの周縁部へ両端が到達する開裂部と、該開裂部によって該エアバッグカバーに形成され、該運転席用エアバッグ装置作動時に分断される複数のカバーピースと、該エアバッグカバーと該取付部材との間で、該エアバッグを取り囲みつつその周方向に適宜間隔を隔てて配設されるとともに、それらの一端部が該カバーピースそれぞれに取り付けられ、それらの他端部がヒンジ部を介して、該取付部材にその外方へ向けて回動自在に連結される複数の回動部材とを備えることを特徴とする。 An airbag device for a driver's seat according to the present invention includes an airbag that is deployed and inflated by gas from an inflator, a mounting member to which the airbag is attached, and the airbag that is covered and cleaved by deployment and inflation of the airbag. An airbag device for a driver's seat provided with an airbag cover that is formed on the airbag cover, and through the center portion thereof, a cleaving portion whose both ends reach the peripheral edge of the airbag cover; A plurality of cover pieces that are formed on the airbag cover by the cleavage portion and are divided when the driver airbag device is operated, and the airbag cover and the mounting member are surrounded by the airbag. Arranged at appropriate intervals in the circumferential direction, one end thereof is attached to each of the cover pieces, and the other end thereof is interposed via a hinge portion. Te, characterized in that it comprises a plurality of rotating members which are rotatably connected toward its outward-attached said mounting.
該取付部材および回動部材はともに金属製であることが好ましい。 Both the attachment member and the rotation member are preferably made of metal.
該取付部材および回動部材はともに合成樹脂製であって、合成樹脂製のヒンジ部を介して一体成型されることが好ましい。 The mounting member and the rotating member are both made of synthetic resin, and are preferably integrally molded via a hinge portion made of synthetic resin.
本発明にかかる運転席用エアバッグ装置にあっては、エアバッグ展開膨張時に、エアバッグカバーの開口面積を広くし、エアバッグの展開領域を拡張できる。 In the airbag device for a driver's seat according to the present invention, when the airbag is deployed and inflated, the opening area of the airbag cover can be increased and the deployment area of the airbag can be expanded.
以下に、本発明にかかる運転席用エアバッグ装置の好適な第1実施形態を、添付図面を参照して詳細に説明する。本実施形態にかかる運転席用エアバッグ装置1は基本的には、図1から図5に例示されるように、インフレータ2からのガスにより展開膨張するエアバッグ3と、エアバッグ3が取り付けられる取付部材10と、エアバッグ3を被装し、エアバッグ3の展開膨張によって開裂されるエアバッグカバー20とを備える。エアバッグカバー20には、その中央部21を経由して、エアバッグカバー20の周縁部22へ両端が到達する開裂部が形成される。また、エアバッグカバー20には、開裂部によって運転席用エアバッグ装置1作動時に分断される複数のカバーピース25が形成される。エアバッグカバー20と取付部材10との間には、各一端部がカバーピース25それぞれに取り付けられ、各他端部がヒンジ部8を介して、取付部材10にその外方へ向けて回動自在に連結される複数の回動部材30が、エアバッグ3を取り囲みつつその周方向に適宜間隔を隔てて配設される。
Hereinafter, a preferred first embodiment of an airbag device for a driver's seat according to the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. The
取付部材10は、金属製で形成され、図2に例示されるように、底部12と3枚の側壁13を備える。底部12には、平面略円形状に形成され、その中央には、インフレータ挿入口12aが形成される。3枚の側壁13は、底部12の周縁に適宜間隔を隔てて、それぞれ底部12周縁より立ち上げて形成される。各側壁13の下方には、その側壁の右端部および左端部から、それぞれ外方へ突出させて第1ヒンジ孔14が形成される。
The
底部12の周縁には、図2に例示されるように、隣接する側壁13と側壁13との間に、側部開口部15がそれぞれ3カ所形成される。取付部材10の内部には、折りたたまれたエアバッグ3が収納される。底部12の上方には、これを介してエアバッグ3が展開膨張される上部開口部11aが形成される。
As illustrated in FIG. 2, three
エアバッグ3には、図2、3に例示されるように、エアバッグ3の内部より取付リング6と重ね合わせて、インフレータ2を挿入するための開口部6aが形成される。底部12には、インフレータ挿入口12aの下方より、フランジ2aを有するインフレータ2が挿入される。底部12の上方には、開口部6aからインフレータ2を挿入させて、インフレータ2を覆うようにエアバッグ3が配設される。インフレータ2とエアバッグ3は、底部12にフランジ2aおよび取付リング6をボルト7で留めることで、取付部材10に固定装着される。
As illustrated in FIGS. 2 and 3, an
3カ所の側部開口部15には、それぞれ金属製の回動部材30が配設される。3枚の側壁13と3枚の回動部材30によって、周側壁部11が構成される。回動部材30は、下部ブラケット32と、上部ブラケット31と、後述するホーンスイッチ40とを備える。
下部ブラケット32は、図1、図2および図3に例示されるように、底部12の周縁に沿った円弧形の金属壁として形成され、かつ、その左右方向中央部には、これを内側へ弓形に窪ませて、第1窪み部32aが形成される。第1窪み部32aには、その下端を下方へ突出させて、底部12に当接されることにより、下部ブラケット32の内側への倒れ込み、およびガタつきを抑制するための内倒れ防止突起32bが形成される。第1窪み部32aには、その上端に、側断面略L字状に、ホーンスイッチ40を保持する保持部32cが形成される。保持部32cの底部には第1孔部32dが形成される。下部ブラケット32の下方には、その右端部および左端部からそれぞれ外方へ突出させて、第2ヒンジ孔35が形成される。
As shown in FIGS. 1, 2 and 3, the
他方、上部ブラケット31には、底部12の周縁に沿った円弧形状の側壁部31aが形成される。側壁部31aには、その左右方向中央を内側へ向かって弓形に窪ませた第2窪み部31bが形成される。第2窪み部31bには、その下端に、保持部32cの底部とほぼ同形であって、保持部32cに保持されたホーンスイッチ40を上方から押圧するための押圧部31cが形成される。押圧部31cには、第2孔部31dが形成される。側壁部31aの上端には、側壁部31aより内方へ迫り出した庇部31eが形成される。側壁部31aには、その右端部より側壁部31aを延設させて、隣接する上部ブラケット31の左端部に当接される導通部31fが形成される。導通部31fは、上部ブラケット31の左端部より、隣接する上部ブラケット31の右端部へ当接されるように形成してもよい。
On the other hand, the
下部ブラケット32と上部ブラケット31の間には、上下方向に押圧することにより、ホーン回路(図示しない)を閉開するホーンスイッチ40が配設される。ホーンスイッチ40の内部には、上下方向に弾性変形可能なコイルスプリング41が設けられる。コイルスプリング41の上方には、押圧部31cに当接する上側導通部42が形成される。上側導通部42には、その縁部から垂下させて上側接触部42aが形成される。
A
他方、コイルスプリング41の下方には、保持部32cに当接される下側導通部43が形成される。下側導通部43には、その縁部から立ち上げて下側接触部43aが形成される。ホーンスイッチ40の中心部には、上下方向に貫通する貫通孔44が形成される。
On the other hand, below the
下部ブラケット32、ホーンスイッチ40および上部ブラケット31は、保持部32cの下方から、第1孔部32d、貫通孔44、第2孔部31dを貫通するナット体33と、押圧部31cの第2孔部31d側から、ナット体33の内部に挿入されるボルト体34によって互いに装着される。上部ブラケット31は、ホーンスイッチ40のコイルスプリング41が上方に付勢されることによって、下部ブラケット32に対し、ひいては取付部材10に対してフローティング状態で取り付けられる。
The
上部ブラケット31の押圧部31cを押圧することで、コイルスプリング41の弾性力に抗してホーンスイッチ40が圧縮され、その上側接触部42aと下側接触部43aが接触することによってホーンスイッチ40が閉止し、ホーン回路が閉成され、ホーンが吹鳴される。
By pressing the
また、隣接する上部ブラケット31が、導通部31fを介して互いに電気的に導通していることにより、どのホーンスイッチ40が押圧されても、ホーン回路が閉成する。
Further, since the adjacent
本実施形態では、ホーンスイッチ40の下側導通部43は、下部ブラケット32から取付部材10を通じて、車体にアースされており、マイナス側は電気的に接続状態となっているため別途配線の必要がない。そして、ホーンスイッチ40の上側導通部42が当接している上部ブラケット31は、導通部31fを通じて互いに導通されているため、少なくてもいずれか1つの上部ブラケット32にプラス側の配線をすればよい。
In this embodiment, the lower
下部ブラケット32の第2ヒンジ孔35と側壁13の第1ヒンジ孔14は、回動軸36を介して互いに連結される。第2ヒンジ孔35、第1ヒンジ孔14、回動軸36によってヒンジ部8が構成される。回動部材30は、内倒れ防止突起32bの作用により取付部材10に外方へ向けて回動自在に連結される。
The
取付部材10の上部開口部11aには、エアバッグカバー20が被装される。エアバッグカバー20は、合成樹脂材で形成され、上部開口部11aの外径よりもやや大きな内径の、平面略円形状に形成される。エアバッグカバー20は、皿状の中央部21と、中央部21の周囲に形成され、中央部21の端部から緩やかに下方側に向かって延設された周縁部22からなる。エアバッグカバー20には、その周縁部22の内側に、環状の内壁部23が垂下形成される。エアバッグカバー20は、中央部21の内側に上部ブラケット31の庇部31eを重ね合わせて、庇部31e側からねじ26で固定される。
An airbag cover 20 is mounted on the
また、エアバッグカバー20は、内壁部23の内側と上部ブラケット31の側壁部31aを重ね合わせて、ねじ26で固定される。上部ブラケット31に固定されたエアバッグカバー20は、ホーンスイッチ40のコイルスプリング41によって、取付部材10に対してフローティング状態に支持される。
The airbag cover 20 is fixed by
上部ブラケット31の押圧部31cの上方には、内壁部23を、押圧部31cに当接しないほどに短く切断することによって、押圧部31cを押圧する押圧片23aが形成される。
Above the
運転席用エアバッグ装置1は、エアバッグカバー20を押圧すると、押圧片23aが押圧部31cを介してホーンスイッチ40を押圧することにより、ホーン回路が閉成され、ホーンが吹鳴される。
When the
エアバッグカバー20には、膨張するエアバッグ3の圧力によってエアバッグカバー20が開裂するように開裂部が形成される。本実施形態にあっては、開裂部は開裂溝24(いわゆるティアライン)として形成される。開裂溝24は、内側を切り欠いて外側を薄く残した状態に刻設される。開裂溝24は、エアバッグカバー20の中央部21を経由して、エアバッグカバー20の周縁部22へ両端が到達するライン上に刻設される。具体的には、開裂溝24は、図1、3に示すように、周縁部右側端22bから中央部21を経由して、周縁部左側端22cまで延びる左右方向開裂溝24aと、左右方向開裂溝24aの略中間位置から周縁部手前側端22aまで延びる上下方向開裂溝24bとから形成される。左右方向開裂溝24aと上下方向開裂溝24bは、各回動部材30が取り付けられた領域ごとにそれぞれエアバッグカバー20を3分割する。
The airbag cover 20 is formed with a cleaving portion so that the
運転席用エアバッグ装置1の作動時には、左右方向開裂溝24aおよび上下方向開裂溝24bが開裂することによって、当該領域が各々カバーピース25として分断される。そして、エアバッグカバー20がカバーピース25に分断されることによって、エアバッグカバー20に固定されていた回動部材30が、取付部材10に対して回動可能になり、外方へ向けて回動される。そして、回動部材30とともにカバーピース25が外方へ向けて回動することにより、エアバッグ3の展膨張時には、上部開口部11aとともに、側部開口部15も開放される。
When the
次に、第1実施形態にかかる運転席用エアバッグ装置1の作用について説明する。製作に際しては、取付部材10に、インフレータ2とエアバッグ3を取り付ける。保持部32cと押圧部31cの間にホーンスイッチ40を配設して、下部ブラケット32と上部ブラケット31を、ナット体33およびボルト体34で固定することにより、回動部材30が組み立てられる。上部ブラケット31の庇部31eと、エアバッグカバー20の内側をねじ26で固定し、上部ブラケットの側壁部31aと、エアバッグカバー20の内壁部23の内側をねじ26で固定して、回動部材30にエアバッグカバー20を固定する。取付部材10の第1ヒンジ孔14と、回動部材30の第2ヒンジ孔35を回動軸36を介して互いに連結することによって、取付部材10にエアバッグカバー20が固定された回動部材30が取り付けられる。
Next, the operation of the driver's
そして、運転席用エアバッグ装置1は、ステアリングホイール60の中央付近に、取付部材10を介して固着される。
The driver-
車両衝突時などには、インフレータ2から噴出するガスによって、エアバッグ3が展開膨張する。エアバッグ3の展開膨張によって、左右方向開裂溝24aおよび上下方向開裂溝24bが開裂し、エアバッグカバー20が、3つのカバーピース25に完全に分断される。
When the vehicle collides, the
エアバッグカバー20がカバーピース25に分断されたことによって、エアバッグカバー20に固定されていた回動部材30は、取付部材10に対して回動可能となり、カバーピース25とともに、それぞれ外方へ向けて回動される。これにより、各回動部材30に取り付けられたカバーピース25は、図5(b)に例示されるように、乗員対向側であるステアリングホイール60の上方より、ステアリングスポーク61間を通って下方へ倒れる。カバーピース25が回動部材30とともに外方へ向けて開裂すると、取付部材10の上部開口部11aとともに、側部開口部15が開放される。
When the
これによって、上部開口部11aのみが開放される従来の運転席用エアバッグ装置1に比べて、エアバッグ3の展開領域が拡張され、乗員側に飛び出すエアバッグ3の勢いを軽減することができ、乗員の傷害の危険性を低下させることが可能となる。
As a result, the deployment area of the
特に、車両の衝突などによって、乗員が、膨張するエアバッグ3側に飛び出してしまったときなどには、エアバッグ3から受ける衝撃が倍増し、傷害を受ける危険性が高くなる。しかし、本実施形態にかかる運転席用エアバッグ装置1は、エアバッグ3が乗員側に飛び出す勢いを軽減するとともに、開放される側部開口部15が、膨張するエアバッグ3をステアリングホイール60の裏側の領域に逃がすことができ、乗員の傷害の危険性を低下させることが可能となる。
In particular, when an occupant jumps out to the side of the inflating
これに加えて、本実施形態では、エアバッグ3の展開膨張によって、開裂され、分断されたエアバッグカバー20は、カバーピース25として、それぞれ回動部材30に固定されているため、エアバッグカバー20が飛散するおそれを低減できる。
In addition to this, in the present embodiment, the
さらに、下部ブラケット32に内倒れ防止突起32bを形成したことによって、回動部材30のガタつきを防止でき、ホーンスイッチ40押圧時の感触不良などを防止でき、円滑なホーンスイッチ40操作が可能となる。
In addition, by forming the inward-falling
本実施形態では、ホーンスイッチ40を回動部材30の一部とし、上部ブラケット31と下部ブラケット32の間に配設しているが、押圧部31c上にホーンスイッチ40を設置しても良い。
In this embodiment, the
本実施形態では、取付部材10に3枚の側壁13を形成したが、複数枚であれば3枚には限られない。また、同様に側部開口部15、側部開口部15に配設される回動部材30の数も3つには限定されない。そして、回動部材30を構成する、上部ブラケット31、下部ブラケット32およびホーンスイッチ40も3つには限られない。この場合、回動部材30に取り付けられるエアバッグカバー20については、開裂溝24によって分断されるカバーピース25を、回動部材30の数に対応させて形成するのが好ましい。
In the present embodiment, the three
特に、本実施形態では、ステアリングホイール60のステアリングスポーク61間に、カバーピース25を3方向に分断するため、カバーピース25および回動部材30の員数をステアリングスポーク61の員数に相当させた。しかし、カバーピース25および回動部材30を、ステアリングスポーク61の員数に相当させる必要はなく、カバーピース25および回動部材30の員数は複数であればよい。
In particular, in the present embodiment, the
本実施形態は、開裂部は、内側を切り欠いて外側を薄く残した状態の開裂溝24(ティアライン)としたが、同じくティアラインと言われる形態、例えば、エアバッグカバー20の中央部を経由して、周縁部の両端へ到達するラインの上に、レーザ照射などの技術を用いて、エアバッグカバー20を貫通する孔や貫通しない孔、若しくはスリットを適宜間隔にいれることで点線状や鎖線状に形成するなどしてもよい。また、開裂部の形態はこれらだけに限られず、エアバッグカバー20を複数のカバーピース25に分断するため、開裂するような形状であればどのような形状にしてもよい。
In the present embodiment, the tearing portion is the tearing groove 24 (the tear line) in which the inner side is notched and the outer side is left thin, but a form that is also referred to as a tear line, for example, the central portion of the
次に、本発明にかかる運転席用エアバッグ装置1の第2実施形態について、図6〜図8を参照して説明する。上記第1実施形態との相違点のみを説明する。
Next, 2nd Embodiment of the
取付部材10および回動部材30はともに合成樹脂製であって、合成樹脂製のヒンジ部8を介して一体成型される。
Both the
取付部材10および回動部材30は、硬質または軟質の合成樹脂材で形成される。取付部材10は、図6に示すように、底部12と、底部12の周縁に沿って一体的に形成される周側壁部11とから構成される。周側壁部11には、側壁13と下部ブラケット32が交互に形成される。底部12と下部ブラケット32の間には、底部12の周縁に沿って、下部ブラケット32が回動可能となるような適宜な長さに、ヒンジ部8が底部12と一体成型される。
The
ヒンジ部8は、図8に示すように、側断面が略L字状に形成され、その角部50が薄肉状に形成されたタイプ(a)、角部50を外方から斜めにそぎ落として形成されタイプ(b)、角部50が底部12および周壁13と同様の厚みに形成されるタイプ(c)等、様々な形状に形成される。
As shown in FIG. 8, the
下部ブラケット32は、図6に示すように、周側壁部11に破断ライン51で区画された領域によって形成される。具体的には、下部ブラケット32は、周側壁部11の上端縁から、ヒンジ部8よりも長い間隔で、下方に向かって適宜長さに刻まれる一対の第1破断ライン51aと、第1破断ライン51aの下端部からヒンジ部8の両端へ向かって斜め下方に形成される一対の第2破断ライン51bと、ヒンジ部8とによって区画された領域で形成される。破断ライン51は、エアバッグ3の展開膨張によって破断されるように溝状に切り込まれて形成される。
As shown in FIG. 6, the
下部ブラケット32の上端部には、その周縁を外方に突出させて、ホーンスイッチ40を保持する保持部32cが形成される。
A holding
第2実施形態にかかる運転席用エアバッグ装置1においては、取付部材10と回動部材30の下部ブラケット32が合成樹脂製であって、ヒンジ部8を介して一体成型されている。当該運転席用エアバッグ装置1の作動時には、エアバッグカバー20の開裂溝24が開裂するとともに、取付部材10の破断ライン51も開裂する。
In the driver's
当該運転席用エアバッグ装置1では、カバーピース25の分断とともに、破断ライン51が破断されることによって、エアバッグカバー20に固定されていた回動部材30は、取付部材10に対して回動可能となり、その上端のカバーピース25とともに、外方へ向けて回動される。カバーピース25が回動部材30とともに外方へ向けて開裂すると、取付部材10の上部開口部11aとともに、側部開口部15が開放されるので、開口領域が広くなり、エアバッグ3の展開領域が拡張されて乗員に対向する上方側に飛び出すエアバッグ3の勢いを軽減することができ、乗員の傷害の危険性を低下させることが可能となる。
In the
これに加えて、取付部材10および回動部材30についても合成樹脂材で形成されているため、上部開口部11aおよび側部開口部15が、金属製のものよりも速い速度で開放される。このため、瞬間的に膨張するエアバッグ3が、乗員側へ勢いよく飛び出すのをさらに緩和することができる。また、合成樹脂材で一体成形することによって、部品点数が軽減でき、簡易に安価に、部品を形成することができる。そして、破断ライン51によって、側壁13と下部ブラケット32が繋がっているので、回動部材30の内倒れ防止およびガタつき防止機能も備えることが可能となる。
In addition, since the
本実施形態では、取付部材10および回動部材30を合成樹脂製としているため、別体でホーン回路を構成するのが好ましい。また、取付部材10および回動部材30を導電性を有する合成樹脂材で形成することにより、第1実施形態同様にこれら取付部材10および回動部材30を含めたホーン回路として形成することも可能となる。
In this embodiment, since the
次に、第2実施形態にかかる運転席用エアバッグ装置1の変形例を図7を参照して説明する。図7(a)では、下部ブラケット32は、周側壁部11の上端縁から、ヒンジ部8よりも長い間隔で下方に向かって適宜長さに形成される一対の第1スリット52aと、第1スリット52aの下端部からヒンジ部8の両端へ向かって斜め下方に形成される一対の第2スリット52bと、ヒンジ部8とによって区画された領域で形成される。第1スリット52aと第2スリット52bよりスリット52が構成される。
Next, a modified example of the
図7(b)では、下部ブラケット32は、周側壁部11の上端縁から、ヒンジ部8よりも長い間隔で、下方へ向かって下端縁まで形成される一対の第1スリット52aと、第1スリット52aの下端部から底部12の周縁に沿って、ヒンジ部8の両端へ向かって形成される第2スリット52bと、ヒンジ部8によって区画された領域で形成される。
In FIG. 7B, the
図7(c)は、上記(b)と同様の形状のスリット52が形成される。これに加えて、(c)は、図示のように、第1スリット52aの上端部に、下部ブラケット32の上端部と、側壁13の上端縁を繋ぐ破断片52cが形成されている。破断片52cは、ホーンスイッチ40が配設された回動部材30の、ガタつきおよび内倒れ防止機能を備えることができる。
In FIG. 7C, the
上記変形例の作用効果は、第2実施形態にかかる運転席用エアバッグ装置1の作用効果と同様である。
The effect of the said modification is the same as the effect of the
上記、第1、第2実施形態および変形例では、回動部材30は、下部ブラケット32と、上部ブラケット31と、ホーンスイッチ40とを備えて形成されていたが、下部ブラケット32のみで形成されても良い。この場合、エアバッグカバー20は、各カバーピース25を構成する領域ごとに、それぞれ下部ブラケット32の上端部に固定される。
In the first and second embodiments and the modifications described above, the rotating
以上に述べた運転席用エアバッグ装置は、本発明の好ましい例であって、これ以外の実施形態例も、各種の方法で実施または遂行できる。特に、本願明細書中に限定される主旨の記載がない限り、この発明は、添付図面に示した詳細な部品の形状、大きさおよび構成配置等に制約されるものではない。また、本願明細書中に用いられた表現および用語は、説明を目的としたもので、特に限定される主旨の記載がない限り、それに限定されるものではない。 The driver-seat airbag device described above is a preferred example of the present invention, and other embodiments can be implemented or performed by various methods. In particular, the present invention is not limited to the detailed shape, size, configuration, and the like of the components shown in the accompanying drawings unless otherwise stated in the present specification. In addition, expressions and terms used in the present specification are for the purpose of explanation, and are not limited thereto unless otherwise specified.
1 運転席用エアバッグ装置
2 インフレータ
3 エアバッグ
7 ボルト
8 ヒンジ部
10 取付部材
11 周側壁部
13 側壁
20 エアバッグカバー
25 カバーピース
30 回動部材
31 上部ブラケット
32 下部ブラケット
32b 内倒れ防止突起
36 回動軸
60 ステアリング
DESCRIPTION OF
Claims (3)
該エアバッグカバーに形成され、その中央部を経由して、当該エアバッグカバーの周縁部へ両端が到達する開裂部と、
該開裂部によって該エアバッグカバーに形成され、該運転席用エアバッグ装置作動時に分断される複数のカバーピースと、
該エアバッグカバーと該取付部材との間で、該エアバッグを取り囲みつつその周方向に適宜間隔を隔てて配設されるとともに、それらの一端部が該カバーピースそれぞれに取り付けられ、それらの他端部がヒンジ部を介して、該取付部材にその外方へ向けて回動自在に連結される複数の回動部材とを備えることを特徴とする運転席用エアバッグ装置。 For a driver's seat comprising an airbag that is deployed and inflated by gas from an inflator, a mounting member to which the airbag is attached, and an airbag cover that is covered with the airbag and that is torn by deployment and inflation of the airbag An airbag device,
A cleavage portion formed on the airbag cover, via its central portion, with both ends reaching the peripheral edge of the airbag cover;
A plurality of cover pieces formed on the airbag cover by the cleaving portion and divided when the driver airbag device is activated;
Between the airbag cover and the mounting member, the airbag cover is disposed at an appropriate interval in the circumferential direction while surrounding the airbag, and one end thereof is attached to each of the cover pieces. An airbag device for a driver's seat, comprising: a plurality of rotating members whose end portions are rotatably connected to the mounting member outwardly via hinges.
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-
2008
- 2008-03-11 JP JP2008061861A patent/JP2009214771A/en active Pending
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