JP2009214664A - ヘッドレスト作動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートバック内に配設されるヘッドレスト作動装置の各機構部品の設計の自由度を高められるようにする。
【解決手段】シートバック2内に配設された受圧機構20は、車両後突の発生をフォームドワイヤ21が後方側に押し動かされる操作移動量として検知する。そして、この操作移動量が操作ケーブル40のインナーケーブル41を介してヘッドレスト移動機構に伝達されることでヘッドレストが着座者の頭部に向けて作動操作される。インナーケーブル41は曲げられて配索されており、その曲げられた部位には牽引操作が緊張した状態を維持して行われるように当てがわれるテンショナー31が設けられている。テンショナー31は、車両後突の発生前はインナーケーブル41に対する当てがい状態が機能しない状態となっており、車両後突の発生時には後突を検知して動作する振り子32によってインナーケーブル41に当てがわれる位置にてロックされる。
【選択図】図3

Description

本発明は、ヘッドレスト作動装置に関する。詳しくは、車両後突を検知した時にヘッドレストを着座者の頭部に向けて近接移動させられるように作動するヘッドレスト作動装置に関する。
従来、車両用シートにおいて、車両後突の発生時に、ヘッドレストを着座者の頭部に向けて瞬時に近接移動させることによって頭部をサポートする機構を備えたものがある。ここで、下記特許文献1には、車両後突の発生時に、着座者がその弾みでシートバックに強く圧し掛かる荷重を引き金にして、ヘッドレストが作動操作されるようになっている機構が開示されている。
この開示では、シートバック内の受圧機構が車両後突の発生時でないと作動しない構成となっており、通常時、着座者がシートバックに強い力で凭れ掛かってもヘッドレストが誤って作動しないようになっている。具体的には、上述した受圧機構が、車両後突の発生時に慣性運動を行うウェイトと連結されており、このウェイトの慣性運動が行われなければヘッドレストの誤作動を防止するロック機構が解除されないようになっている。
特開2005−95237号公報
しかし、上記開示の従来技術では、受圧機構とロック機構と衝突検知機構とが互いの連係した構成関係によって隣接して配置されており、各機構部品の設計の自由度が低い構成となっている。
本発明は、上記した問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、シートバック内に配設されるヘッドレスト作動装置の各機構部品の設計の自由度を高められるようにすることにある。
上記課題を解決するために、本発明のヘッドレスト作動装置は次の手段をとる。
先ず、第1の発明は、車両後突を検知した時に、ヘッドレストを着座者の頭部に向けて近接移動させられるように作動するヘッドレスト作動装置である。シートバックの内部には、車両後突の発生をその弾みで後傾する着座者の背部によって押し動かされる機械的な操作移動量として検知する受圧機構が配設されている。この受圧機構によって検知された機械的な操作移動量が受圧機構に連結されたケーブルの牽引操作を介してヘッドレストを移動させる操作機構に伝達されることでヘッドレストが作動操作される。受圧機構に連結されたケーブルは、曲げられた状態で配索されており、このケーブルの曲げられた部位には、ケーブルの牽引操作が緊張した状態を維持して行われるようにケーブルの曲げられた部位に当てがわれるガイド部材が設けられている。ガイド部材は、車両後突の発生前は、ケーブルに対する当てがい状態が機能しない状態となっており、車両後突の発生時には、後突を検知して動作するロック部材によって、ケーブルの曲げられた部位に当てがわれる位置状態でロックされる構成となっている。
この第1の発明によれば、受圧機構からヘッドレストを移動させる操作機構への操作力の伝達は、受圧機構と操作機構とを連結するケーブルの牽引操作を介して行われる。このケーブルは、曲げられた状態で配索されており、ガイド部材とロック部材とのロック構造によって、車両後突時には、緊張した状態に保たれて牽引操作されるが、車両後突の発生前は、その曲げられた弛みによって受圧機構が押し動かされた操作移動量を吸収してヘッドレストの誤作動を防止する。したがって、上記した受圧機構やヘッドレストの誤作動を防止する機構を、ケーブルを介して互いに離間させて配置することができ、各機構部品の設計の自由度を高めることができる。
次に、第2の発明は、上述した第1の発明において、ガイド部材は、常時は附勢によってケーブルの曲げられた部位に押し当てられた状態として、ケーブルの弛みを取り除いた状態に保持されており、車両後突の発生によりケーブルの牽引操作力を受ける時にはその押し戻される動きがロック部材にロックされて阻止されるようになっている。
この第2の発明によれば、ガイド部材が常時ケーブルの曲げられた部位に附勢によって押し当てられる構成であるため、ケーブルの長さにばらつきが生じても、ガイド部材は常に弛みの取り除かれた状態のケーブルに当てがわれた状態として保持される。したがって、ケーブルの配索態様によって例えばケーブルに弛みが生じてその連結が外れ易くなるような構成においても、ケーブルを外れ難くすることができるため、各機構部品の設計の自由度をより高めることができる。
次に、第3の発明は、上述した第1又は第2の発明において、ロック部材は、車両後突発生時の弾みによって運動して、ガイド部材と係合してその動きをロックする構成となっている。
この第3の発明によれば、ロック部材を車両後突時の慣性作用によって運動させてガイド部材と係合させる構成としたことにより、車両後突時にケーブルの牽引操作を行えるようにする機構を機械的な構成によって具現化することができる。
次に、第4の発明は、上述した第1から第3のいずれかの発明において、ガイド部材は、回転運動によってケーブルの曲げられた部位に当てがわれたり、当てがわれた位置から戻されたりするようになっている。ロック部材のロック構造は、ガイド部材を複数の回転角度位置でロックすることのできる多段ロック構造となっている。
この第4の発明によれば、ロック部材のロック構造によって、ガイド部材が複数の回転角度位置でロックされるようになっているため、ケーブルの長さにばらつきが生じても、そのケーブルの長さに応じた回転角度位置でガイド部材の回転ロックを行うことができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態の実施例について図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のヘッドレスト作動装置の構成について、図1〜図17を用いて説明する。ここで、図1には、本実施例のヘッドレスト作動装置を搭載した車両用シート1の概略構成が示されている。この車両用シート1は、背凭れとなるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、頭受けとなるヘッドレスト4と、を備えて構成されている。そして、車両用シート1は、後述するヘッドレスト作動装置の構成によって、車両後突の発生時に、ヘッドレスト4を着座者の頭部に向けて瞬時に接近移動させられるようになっている。なお、図1などの各図では、ヘッドレスト4やシートバック2の内部構造を分かり易く示すために、これらの表皮構造が省略されて示されている。
ここで、ヘッドレスト4は、その下部に立設された二本の棒状のステー4B,4Bがシートバック2の上面部に設置された筒状のサポート2S,2Sの筒内にそれぞれ挿し込まれることによって、シートバック2の上面部に装着されて支持されている。これらサポート2S,2Sは、シートバック2の骨格を成す門型のバックフレーム2Fの上腕部(アッパフレームFu)に一体的に固定されて設けられている。なお、アッパフレームFuは、バックフレーム2Fの両サイドフレームFs,Fsの上端部同士を繋ぐ格好で、両サイドフレームFs,Fsと一体的に結合されて構成されている。
上述したヘッドレスト4は、常時はシートバック2の上部箇所に設置された状態で保持されており、着座者の頭部をその後方側の位置で受け止められる状態となっている。しかし、ヘッドレスト4は、車両後突が発生することにより、その頭部を受け止める前面側の支承部4Aだけを瞬時に前方側に移動させて、頭部に近接させられるようになっている。これにより、車両後突の発生時に、ヘッドレスト4やシートバック2から体を前に浮かした姿勢となっている着座者に対して、ヘッドレスト4の支承部4Aだけを先行して頭部の直ぐ後ろ側の位置まで接近させることができ、後突時の弾みで後傾する頭部の動きを早期に食い止められるようになっている。そしてこれにより、着座者の頚部にかかる負荷を軽減させることができるため、鞭打ち症の防止を図ることができる。
この後突発生時に支承部4Aを前方側に移動させる作動は、ヘッドレスト4の内部に組み込まれたヘッドレスト移動機構10によって行われる。ここで、ヘッドレスト移動機構10が本発明の操作機構に相当する。このヘッドレスト移動機構10は、図11に示されるように、車両後突が発生する前の常時は、支承部4Aを初期位置の状態にロックして保持している。ここで、支承部4Aは、ヘッドレスト4の本体となるヘッドレスト基部4Cとの間に掛着された引張ばね16の附勢力によって、常時、頭部に向けて近接する前方側の移動方向に附勢されている。しかし、支承部4Aは、車両後突が発生する前の常時は、この引張ばね16の附勢に抗して初期位置の状態にロックされて保持されている。
そして、ヘッドレスト移動機構10は、車両後突の発生に伴って、支承部4Aを初期位置に保持した状態が解除されることにより、支承部4Aを引張ばね16の附勢力によって前方側に移動させるようになっている。ここで、支承部4Aの前方移動は、ヘッドレスト基部4Cに形成された長孔11H,11Hの形状に沿って、上方側に斜めに移動するようになっている。これにより、図13に示されるように、支承部4Aを、頭部のより後ろ側に近い位置(衝突対応位置)まで接近移動させられるようになっている。
ここで、ヘッドレスト移動機構10は、支承部4Aを上述した衝突対応位置まで移動させることにより、支承部4Aに後突の発生に伴う頭部の後傾荷重がかかっても、支承部4Aが後方側に押し戻されないようになっている。これにより、後突発生時には、頭部が支承部4Aによって衝突対応位置にて安定して受け止められるようになっている。
ところで、図1に戻って、車両後突時に支承部4Aの初期位置での保持状態を解除する操作は、ヘッドレスト4の図示向かって右側のステー4B内に挿通されたプッシュロッド50が押し上げられる操作によって行われる。このプッシュロッド50は、図2に示されるように、その上端部が、ヘッドレスト移動機構10のロック解除操作用に設けられた操作部材15と連結されている。そして、プッシュロッド50の下端部は、シートバック2内に配索された操作ケーブル40の上端部と連結されている。
ここで、操作ケーブル40は、図1に示されるように、そのインナーケーブル41(本発明のケーブルに相当する。)の下端部が、シートバック2内に配設された車両後突の検知機構である受圧機構20と連結されている。そして、アウターケーブル42の下端部は、バックフレーム2Fの両サイドフレームFs,Fs間に架け渡された下部補強板2Dに一体的に固定設置された基板2Bに掛着されて固定されている。
ここで、受圧機構20は、シートバック2の中央に縦長状に配設されたフォームドワイヤ21が、車両後突の発生を、その弾みで後傾する着座者の背部によって押し動かされる操作移動量(撓み変形量)として検知する機構として構成されている。このフォームドワイヤ21は、着座者の背部や腰部に当てがわれるように、一本のワイヤ部材が枠状に折り曲げられて形成されている。そして、このフォームドワイヤ21の上端側に並んだ左右の端部は、両サイドフレームFs,Fs間に架け渡された上部補強板2Uに対して、クリップCr,Crによってそれぞれ高さ方向にのみ移動可能となる状態とされて組み付けられている。
そして、フォームドワイヤ21は、その下側の枠形状部が、下部補強板2Dとの間に掛着された屈曲ばね2T,2Tの附勢力によって、常時は前方側に押し出されて図示しないパッドに当てがわれた姿勢状態に保たれている。ここで、屈曲ばね2T,2Tは、その図示後端側の部位が、下部補強板2Dに切り起こし形成された切起し部Dc,Dcにそれぞれ掛着されており、図示前端側の部位が、フォームドワイヤ21の枠形状部に一体的に接合されて固定されている。
そして、フォームドワイヤ21の下側の枠形状部は、その下枠部が上方側に門形に折り曲げられて形成されており、この門形の下縁部に増設された下部ワイヤ22によって、腰部に当てがわれる部位が枠状に組まれて構成されている。そして、この上下の枠間には掛け板23が掛着されており、この掛け板23に形成された上下方向に延びる長孔23H内にインナーケーブル41の下端部が掛着されている。
ここで、図3に示されるように、インナーケーブル41は、アウターケーブル42の下端部から引き出された先が、基板2Bに組み付けられたガイド機構30に掛けられて前方側に曲げ返されて配索されており、更にその曲げ返された先が、両サイドフレームFs,Fs間に架け渡された補強パイプ2Pに掛けられて上方側に曲げ返されて配索されている。これにより、インナーケーブル41は、図5〜図6に示されるように、着座者がシートバック2に凭れ掛かる荷重によってフォームドワイヤ21(図1参照)がその上端側の支点(クリップCr,Crによる支え点)を中心に後方側に押し動かされる撓み変形に伴って、掛け板23に掛着された端部が後方側に引張られて牽引操作されるようになっている。
ここで、上述した着座者の背凭れ荷重によってインナーケーブル41が牽引される操作は、車両後突の発生時には、この牽引操作が行われることでインナーケーブル41がアウターケーブル42の下端部から引き出されるようになっているが、車両後突の発生前は、このような牽引操作が行われても、インナーケーブル41はアウターケーブル42の下端部からは引き出されないようになっている。
具体的には、上述したインナーケーブル41に当てがわれるガイド機構30が、車両後突の発生時(図5参照)と発生前(図6参照)とでそのガイド態様が切り換えられることにより、インナーケーブル41の操作態様が切り換えられるようになっている。以下、図3〜図6を用いて、ガイド機構30の構成について詳しく説明をする。すなわち、図3〜図4に示されるように、ガイド機構30は、インナーケーブル41の曲げ返された部位に当てがわれるテンショナー31と、このテンショナー31の動きをロックすることのできる振り子32と、を有する構成となっている。ここで、テンショナー31が本発明のガイド部材に相当し、振り子32が本発明のロック部材に相当する。
ここで、テンショナー31は、アーム状に形成されており、その上端部が連結軸31Aによって基板2Bに対して回転可能に軸支連結されている。そして、このテンショナー31の下端部には、滑車となる円筒状のガイド部31Bが回転可能に軸支連結されて設けられている。そして、テンショナー31は、常時は基板2Bとの間に掛着された捩りばね31Sの附勢力によって、図4に示される反時計回り方向に回転附勢されている。
これにより、テンショナー31は、常時はガイド部31Bをインナーケーブル41に押し付けた姿勢とされて保持されている。一方、振り子32は、上述したテンショナー31より長いアーム状に形成されており、その上端部が連結軸32Aによって基板2Bに対して回転可能に軸支連結されている。そして、振り子32の下端部には、車両後突発生時の慣性の作用によって振り子32に弾みのついた回転附勢を与えることのできる錘32Cが取り付けられている。
上述した振り子32は、常時は基板2Bとの間に掛着された捩りばね32Sの附勢力によって、図4に示される時計回り方向に回転附勢されている。ここで、振り子32には、板片状に突出したストッパ片32Bが形成されており、このストッパ片32Bが、基板2Bに貫通形成された長孔Bh内に挿し込まれた状態となっている。これにより、振り子32は、常時は上述した捩りばね32Sの附勢力によって、ストッパ片32Bが長孔Bhの図4に示される左側の端面に押し当てられる位置で回転止めされた状態として保持されている。
しかし、上述した振り子32は、図5に示されるように、車両後突が発生することにより、その下端部に取り付けられた錘32Cにより弾みがついて図示反時計回り方向に回転移動するようになっている。ここで、図4に戻って、前述したテンショナー31の外周面には、鋸歯状に半径方向外方側に複数突出する係止爪31Cが形成されている。この係止爪31Cは、図6に示されるように、車両後突が発生する前の常時は、振り子32が図示時計回り方向に回転した位置に留められていることにより、着座者の背凭れ荷重によってインナーケーブル41が牽引操作されて、テンショナー31が図示時計回り方向に押し回されても、振り子32のストッパ片32Bとは干渉しないようになっている。
したがって、車両後突の発生前に、着座者がシートバック2に凭れ掛かってインナーケーブル41が牽引操作されても、このインナーケーブル41の操作移動量は、テンショナー31が押し回される操作移動量として吸収されてしまい、インナーケーブル41は牽引操作されてもアウターケーブル42の下端部からは引き出されないようになっている。
しかし、係止爪31Cは、図5に示されるように、車両後突の発生によって振り子32が図示反時計回り方向に回転し、ストッパ片32Bが長孔Bh内を図示右方側に移動することにより、テンショナー31の時計回り方向の回転に対して、いずれかの爪がストッパ片32Bと当接する配置関係となる。これにより、テンショナー31は、インナーケーブル41によって時計回り方向に押されても、上述した係止爪31Cとストッパ片32Bとの当接によって、その回転移動が規制された状態となる。
すなわち、テンショナー31は、車両後突の発生時には、振り子32によってその時計回り方向の回転がロックされることにより、牽引操作されたインナーケーブル41をガイド部31Bによって定位置で当てがった姿勢状態に保たれるようになっている。これにより、インナーケーブル41は、補強パイプ2Pとテンショナー31とによって弛みがとれた緊張した状態に保たれた状態で牽引操作されることとなり、その牽引操作に伴ってアウターケーブル42の下端部から引き出されることとなる。
そしてこれにより、インナーケーブル41の牽引操作された操作移動量が、図2において前述したプッシュロッド50をプッシュ操作する操作移動量として伝達されて、ヘッドレスト4が作動操作される。なお、前述した車両後突の発生時に、図5に示した振り子32が反時計回り方向に回転してテンショナー31の戻り回転をロックする動作は、振り子32よりも重量のある着座者の胴体部がシートバック2に凭れ掛かる動作に先行して行われるようになっている。
このように、本実施例のヘッドレスト作動装置では、インナーケーブル41をガイドするテンショナー31を車両後突の発生時にのみ機能させられるようにしたことで、着座者が通常の着座使用時に過ってシートバック2に肘を強く押し当てたりしてシートバック2に強い負荷を与えても、ヘッドレスト4が誤って作動しないようになっている。また、通常の着座使用時には、フォームドワイヤ21の撓み変形に伴って牽引操作されたインナーケーブル41の操作移動量を、テンショナー31の空振り回転によって吸収して逃がすことができるため、インナーケーブル41やこれに関係する他の構成部材に異常な負荷がかからないようにすることができる。
次に、操作ケーブル40からプッシュロッド50に操作力が伝達される構造について説明する。ここで、操作ケーブル40は、可撓性を有した管状のアウターケーブル42の内部に、アウターケーブル42よりも撓み易い線状のインナーケーブル41が挿通された二重構造となっている。この操作ケーブル40は、図1において前述したように、そのインナーケーブル41の下端部が前述した受圧機構20に掛着されて連結されており、アウターケーブル42の下端部が基板2Bに掛着されて固定されている。
これにより、操作ケーブル40は、車両後突の発生時には、インナーケーブル41の下端部がアウターケーブル42の下端部から引き出されるかたちで牽引操作されるようになっている。ここで、操作ケーブル40は、シートバック2の形状内部に配索されており、結束バンドBによってフォームドワイヤ21に結束されることによって配索位置が固定されている。
そして、操作ケーブル40は、図2に示されるように、その上端部がサポート2Sの筒内に下方側から挿通されることにより、同サポート2Sの筒内に上方側から挿通されるステー4B内部のプッシュロッド50をプッシュ操作できる状態に組み付けられるようになっている。ここで、操作ケーブル40は、インナーケーブル41の上端部に形成されたT字形状の係合突起41P,41Pが、アウターケーブル42の上端側の周壁に貫通形成された長孔42S,42Sからそれぞれ半径方向の外方側に突出した構成となっている。
これにより、インナーケーブル41は、そのT字状に突出している係合突起41P,41Pが、長孔42S,42S内で軸方向に移動可能とされる範囲内において、アウターケーブル42に対して軸方向に移動することのできる状態とされている。これら係合突起41P,41Pや長孔42S,42Sは、インナーケーブル41やアウターケーブル42の軸対称となる周方向の二箇所に形成されている。そして、アウターケーブル42の上端部には、その管状の端部形状を塞ぐ形状の頭部42Hが形成されている。
上記構成の操作ケーブル40は、図7に示されるように、その上端部をサポート2Sの筒内に下方側から挿通することにより、その上端部がサポート2Sに吊り下げられた状態として仮保持されるようになっている(図8参照)。そして、この吊り下げ状態で、ステー4Bをサポート2Sの筒内に上方側から挿通することにより、操作ケーブル40がサポート2Sに吊り下げられた状態からステー4Bに吊り下げられた状態へと移行されるようになっている。
そして、このように操作ケーブル40がステー4Bに吊り下げられた状態に移行することにより、操作ケーブル40は、その下端側で牽引される操作力(操作移動量)をステー4B内に挿通されているプッシュロッド50に押し操作力(押し操作量)として逆転させて伝達することのできる状態となる。すなわち、操作ケーブル40とプッシュロッド50とが互いに操作力伝達可能に連結された状態となる。
以下、上述した操作ケーブル40とプッシュロッド50とが互いに操作力伝達可能に連結される構成について説明する。ここで、図7に示されるように、サポート2Sの周壁には、その下端部から上方側に向けて軸方向にスリット状に延びる挿入孔Sd,Sdが貫通して形成されている。これら挿入孔Sd,Sdは、サポート2Sの周方向の二箇所に互いに軸対称となる形状に形成されている。
これら挿入孔Sd,Sdは、操作ケーブル40をサポート2Sの筒内に挿し込む移動に伴って、前述したインナーケーブル41に形成された各係合突起41P,41Pを軸方向に受け入れられるようになっている。ここで、各挿入孔Sd,Sdは、それらの終端側となる図示上端側の形状が、周方向となる図示左方向や右方向にそれぞれ湾曲した形状に形成されている。
具体的には、図7の紙面手前側に実線で示されている挿入孔Sdは、その終端部が、図示向かって左方側に湾曲した形状となっている。そして、奥側に破線で示されている挿入孔Sdは、その終端部が、上記手前側の挿入孔Sdとは軸対称となる図示向かって右方側に湾曲した形状となっている。ここで、各挿入孔Sd,Sdの終端部形状は、水平よりも下方に垂れ下がった形状に形成されている。これにより、各係合突起41P,41Pが各挿入孔Sd,Sdの終端部まで挿通されることにより、各係合突起41P,41P(操作ケーブル40)が自重によって下方側に落下することのない状態としてサポート2Sに吊り下げられた状態で保持されるようになっている。
ここで、アウターケーブル42の上端部は、合成樹脂によって形成されており、その途中箇所に部分的に半径方向外方側に膨らんだ形状のガイド部42Dが形成されている。このガイド部42Dは、セレーション状に周方向に凹凸の繰り返される形状に形成されており、その外径寸法がサポート2Sの内径寸法に合った大きさに形成されている。これにより、操作ケーブル40をサポート2Sの筒内に挿通させていく際に、ガイド部42Dがサポート2Sの筒内形状に緩やかに当てがわれて、操作ケーブル40の挿通移動をばたつかせることなくスムーズに行えるようになっている。
一方、図8に示されるように、このサポート2Sの筒内に上方側から挿通されるステー4Bの周壁には、その下端部から上方側に向けて軸方向にスリット状に延びる受入孔Bd,Bdが貫通して形成されている。これら受入孔Bd,Bdは、ステー4Bの周方向の二箇所に互いに軸対称となる形状に形成されている。これら受入孔Bd,Bdは、ステー4Bをサポート2Sの筒内に上方側から挿し込むことにより、このサポート2Sの筒内に吊り下げられているインナーケーブル41の各係合突起41P,41Pを各孔の内部に受け入れる。
そして、この状態から、ステー4Bをサポート2Sの筒内に更に挿し込んでいくことにより、各係合突起41P,41Pが各受入孔Bd,Bdの形状に沿って上方側に挿通されていく。ここで、各受入孔Bd,Bdは、それらの終端側となる図示上端側の形状が、前述したサポート2Sに形成された各挿入孔Sd,Sdとは逆の周方向にそれぞれ湾曲した形状に形成されている。
そして、これら受入孔Bd,Bdの周方向に湾曲する形状は、軸方向から水平方向に緩やかに、かつ、滑らかに湾曲する形状に形成されている。これにより、各受入孔Bd,Bdは、ステー4Bをサポート2Sの筒内に挿し込む軸方向の押込み操作力によって、サポート2Sの筒内にある各係合突起41P,41Pをその水平方向を向いた終端部位置までスムーズに移動させられるようになっている。
したがって、ステー4Bをサポート2Sの筒内に挿し込むことにより、各係合突起41P,41Pは、上述したステー4Bに形成された各受入孔Bd,Bdの湾曲形状に案内されながら、サポート2Sの各挿入孔Sd,Sdの終端位置から脱する逆の周方向に引き戻されていく。そして、各係合突起41P,41Pは、ステー4Bの挿通移動が更に進行することにより、ステー4Bの各受入孔Bd,Bdの湾曲した終端位置に到達すると共に、サポート2Sの各挿入孔Sd,Sdの軸方向に延びる孔形状の位置まで引き戻された状態となる。
これにより、各係合突起41P,41Pは、サポート2Sに吊り下げられていた状態から、ステー4Bに吊り下げられた状態へと移行する。そしてこれにより、各係合突起41P,41Pは、サポート2Sに対する軸方向の移動が許容された状態となる代わりに、ステー4Bに対する軸方向の移動が規制された状態となる。このとき、各係合突起41P,41Pは、各挿入孔Sd,Sdの軸方向に延びる形状部分に位置しているため、それらの周方向の移動が規制された状態となっている(図9参照)。
これにより、各係合突起41P,41Pは、各受入孔Bd,Bdの終端位置から周方向に回転して外れ落ちないようにガイドされた状態となっている。これにより、インナーケーブル41とステー4Bとが互いに軸方向に一体的に連結された状態として、共に一体的となってサポート2Sに対して軸方向に移動することのできる状態となる。
ここで、ステー4Bは、図10に示されるように、その外周壁に凹状に切欠き形成された係止溝Bkが、サポート2Sの挿込口Sa内に突出するように附勢されて設けられた係止爪Stに係止することで、その挿込方向への移動が規制されるようになっている。なお、係止爪Stによるステー4Bの挿し込み方向の移動規制状態は、サポート2Sの上端側の側部に設けられたツマミSbを押込み操作することで解除されるようになっている。
ところで、前述したステー4Bの挿し込み操作によってステー4Bの下端部とインナーケーブル41の上端部とが互いに軸方向に一体的に連結されることにより、このステー4Bの管内には、アウターケーブル42の頭部42Hが下方側から挿通された状態となる。これにより、ステー4Bの管内に挿通配置されたプッシュロッド50の下端部とアウターケーブル42の頭部42Hとが、互いに軸方向に近接して配置された状態となる。
したがって、この状態から、インナーケーブル41がその下端側で牽引操作されることにより、図2に示されるように、プッシュロッド50は、アウターケーブル42の頭部42Hによって下方側から押し上げられるかたちでプッシュ操作される。すなわち、操作ケーブル40は、前述したステー4Bの挿し込み操作によって、インナーケーブル41の上端部がステー4Bと軸方向に一体的に連結された状態とされている。
一方、アウターケーブル42の上端部(頭部42H)は、インナーケーブル41に対して軸方向に移動可能に形成されている。したがって、インナーケーブル41がその下端側で牽引操作されることにより、その牽引操作された操作移動量に応じて、アウターケーブル42の上端部が、ステー4Bと一体的となっているインナーケーブル41の上端部に対して、相対的に上方側に押し出されることとなる。
これにより、図2に示されるように、車両後突時に操作ケーブル40が牽引操作された操作力を、ステー4B内部のプッシュロッド50に押し操作力として伝達することができ、ヘッドレスト移動機構10のロック解除操作用に設けられた操作部材15を解除操作することができる。なお、前述したアウターケーブル42の頭部42Hとプッシュロッド50の下端部との間には、厳密には軸方向の僅かな隙間が設定されており、ステー4Bの挿し込み操作時に、誤ってプッシュロッド50がアウターケーブル42の頭部42Hに当たってプッシュ操作されてしまわないようになっている。
次に、図11〜図17を参照しながら、ヘッドレスト移動機構10の構成について説明する。なお、ヘッドレスト移動機構10の構成は、図14において各部の構成が最も良く表されているため、この図14を用いて各部の構成を説明する。このヘッドレスト移動機構10は、車両後突発生時に、支承部4Aをヘッドレスト基部4Cに対して前方移動させられるようにする構成となっている。
具体的には、ヘッドレスト移動機構10は、支承部4Aとヘッドレスト基部4Cとをリンク連結する左右一対のリンク部材12,12と、支承部4Aから後方側に延出して形成された左右一対のアーム部材13,13と、支承部4Aを初期位置の状態にロックするためのフック14,14と、このフック14,14によるロック状態を解除操作する操作部材15と、支承部4Aを前方移動させる方向に附勢する引張ばね16と、支承部4Aを初期位置の状態に戻す際の案内をするレバー部材17,17と、を有する。
ここで、ヘッドレスト基部4Cは、合成樹脂によって形成されており、板状の後面部11Bと底面部11Dと両側面部11S,11Sと上面部11Uとを有する形状に形成されている。詳しくは、底面部11Dは、後面部11Bの下端側の縁部から前方側に延びる形に形成されている。そして、側面部11S,11Sは、ヘッドレスト基部4Cの幅方向の各サイド部において、それぞれ立設されて形成されている。そして、上面部11Uは、上述した両側面部11S,11Sの上端側の縁部同士を繋ぐ形に形成されている。
ここで、図17には、図14のXVII線方向から見た図、すなわちヘッドレスト4をその前面側の斜め下方側から見た図が表されている。同図に示されるように、ヘッドレスト基部4Cの両側面部11S,11Sの間には、これらと平行に複数の板状のリブ11R・・が立設して形成されており、ヘッドレスト基部4Cが補強されている。そして、ヘッドレスト基部4Cの底面部11Dには、ステー4B,4Bの上端部分がそれぞれ挿し込まれて一体的に固定されている。
これらステー4B,4Bは、管状に形成されており、その上端側の開口部分を、底面部11Dの上面側に露出させた格好で固定されている。そして、図14に戻って、ヘッドレスト基部4Cの両側面部11S,11Sには、板厚方向に貫通した長孔11H,11Hが形成されている。これら長孔11H,11Hは、それらの下端部H0,H0と上端部H3,H3との間に、後方側(紙面内右方側)に波状に段々に窪んだ形状の第1ストッパ溝H1,H1と第2ストッパ溝H2,H2とがそれぞれ形成されている。
次いで、一対のリンク部材12,12は、合成樹脂によって形成されており、ヘッドレスト基部4Cと支承部4Aとをリンク連結する連結部材として構成されている。これらリンク部材12,12は、幅方向に並べて配設されており、ヘッドレスト基部4Cの上端側寄りの部位と、支承部4Aの後面側の部位とにそれぞれリンク連結されている。詳しくは、各リンク部材12,12は、その後方側の端部が、ヘッドレスト基部4Cの両側面部11S,11Sに貫通して設けられた連結軸12Aによってそれぞれ回動可能に軸支連結されている。
ここで、各リンク部材12,12は、図17に示されるように、それらのヘッドレスト基部4Cと連結される後方側の端部が、両側面部11S,11Sとそれらの内側にあるリブ11R,11Rとの間に挟まれて配置されている。そして、各リンク部材12,12は、この両側面部11S,11Sの間に挿通された連結軸12Aに対してそれぞれ回動可能に軸支連結されている。
そして、図14に戻って、各リンク部材12,12の支承部4Aと連結される前方側の端部は、支承部4Aの後面側の部位に連結された幅方向に延びる連結軸12Bに対してそれぞれ回動可能に軸支連結されている。これら連結軸12A,12Bは、互いに平行向きに幅方向に延びて配設されている。上記したリンク部材12,12は、図12を参照して分かるように、その後端側の連結軸12Aを中心とした図示時計回り方向の回転移動が、ヘッドレスト基部4Cの上面部11Uと当接することで規制されるようになっている。
次いで、図14に戻って、一対のアーム部材13,13は、支承部4Aの後面部から後方側に延びて形成されている。これらアーム部材13,13は、それらの後端部同士が、幅方向に延びる連結軸13Aによって互いに連結されている。詳しくは、各アーム部材13,13は、図17に示されるように、それらの後端部が、それらの両外側に配置形成された各リブ11R,11Rとそれらの内側にあるリブ11R,11Rとの間に挟まれて配置されている。
そして、図14に戻って、これらアーム部材13,13の後端部同士を繋ぐ連結軸13Aは、各端部が、ヘッドレスト基部4Cの両側面部11S,11Sに貫通形成された長孔11H,11H内に挿通された状態とされている。これにより、連結軸13Aは、各長孔11H,11Hの孔形状内を移動できる範囲内でのみ、前後方向(図示左右方向)や上下方向に移動可能な状態とされている。なお、両側面部11S,11Sの間に形成されている各リブ11R・・(図17参照)は、長孔11H,11H内を移動する連結軸13Aとは干渉することのない形状に形成されている。
次いで、図12を参照して、フック14,14は、カム形状に形成されており、ヘッドレスト基部4Cの下端側寄りの位置で互いに幅方向に並べて配設されている。これらフック14,14は、前述した長孔11H,11H内を移動する連結軸13Aの移動を、初期位置となる下端部H0,H0で保持することのできる構成となっている。ここで、各フック14,14は、図17に示されるように、両側面部11S,11Sとそれらの内側にあるリブ11R,11Rとの間に挟まれて配置されており、これらの間に挿通された各連結軸14A,14Aに対してそれぞれが回動可能に軸支連結されている。
そして、図12に戻って、これらフック14,14の外周縁部の周方向の二箇所には、半径方向の外方側に突出する上顎部位14B,14Bと下顎部位14C,14Cとがそれぞれ形成されている。これにより、各上顎部位14B,14Bと下顎部位14C,14Cとの間には、半径方向内方側に窪んだ凹みが形成されている。そして、これら上顎部位14B,14Bと下顎部位14C,14Cとの間の凹みには、前述した連結軸13Aがその内部に収められるようになっている。
そして、上述したフック14,14とヘッドレスト基部4Cとの間には、捩りばね14S,14Sがそれぞれ掛着されている。これら捩りばね14S,14Sは、予め捩り込まれた状態で組み付けられており、各フック14,14を図12の位置状態から図示反時計回り方向に回動附勢している。そして、これらフック14,14の外周縁部には、段差状に窪んだ係止溝14D,14Dがそれぞれ形成されている。
これら係止溝14D,14Dには、後述する操作部材15の構成部材である一対の係合腕部15C,15Cがそれぞれ係着されている。これにより、各フック14,14は、常時はその附勢による反時計回り方向への回動が規制された状態として保持されている。したがって、上記構成のフック14,14は、その反時計回り方向への回動が規制された状態では、連結軸13Aを各上顎部位14B,14Bと下顎部位14C,14Cとの間の凹み内に挟み込んだ状態として、連結軸13Aを長孔11H,11Hの各下端部H0,H0に係止させた状態に保持している。
ここで、図11に示されるように、連結軸13Aは、連結軸12Aとの間に掛着された引張ばね16によって、常時は連結軸12Aに引き寄せられる方向に附勢されていることにより、長孔11H,11Hの形状に沿って上端部H3,H3に向けて附勢された状態とされている。したがって、連結軸13Aは、常時はこの引張ばね16の附勢に抗して、フック14,14によって長孔11H,11Hの各下端部H0,H0に係止された状態(初期位置の状態)として保持されている。
そして、図12に戻って、フック14,14は、係合腕部15C,15Cが図示反時計回り方向に回動操作されて、これらとの係合状態が解除されることにより、捩りばね14S,14Sの附勢力によって図示反時計回り方向に回動する。これにより、フック14,14は、図12の仮想線で示されるように、各上顎部位14B,14Bを長孔11H,11Hの孔外へと移動させて、下顎部位14C,14Cを下側から押し上げるかたちで長孔11H,11Hの孔内に露出させた姿勢状態となる。
これにより、フック14,14による連結軸13Aの係止状態が解除されるため、図13及び図14に示されるように、連結軸13Aが引張ばね16の附勢力によって長孔11H,11Hの形状に沿って前方かつ上方側に移動していく。そして、これにより、支承部4Aが、リンク部材12,12の回動を伴いながらヘッドレスト基部4Cに対して前方かつ上方側に移動していく。
ここで、図12に戻って、各フック14,14の図示反時計回り方向への回動を規制する係合腕部15C,15Cは、各フック14,14の配置に合わせて幅方向に並べて配設されている。これら係合腕部15C,15Cは、図17に示されるように、各フック14,14と同じように両側面部11S,11Sとそれらの内側にあるリブ11R,11Rとの間に挟まれて配置されている。
そして、各係合腕部15C,15Cは、両側面部11S,11Sの間に貫通して設けられた連結軸15Bに対して回動可能に軸支連結されている。この連結軸15Bは、各係合腕部15C,15Cと互いに一体的に連結されており、両側面部11S,11Sに対して回動可能に軸支されている。なお、連結軸15Bは、前述した各連結軸12A,12Bや連結軸13Aと互いに平行向きに配設されている。
そして、この一方の係合腕部15Cとヘッドレスト基部4Cとの間には、捩りばね15Sが掛着されている。この捩りばね15Sは、予め捩り込まれた状態で組み付けられており、図12に示されるように、各係合腕部15C,15Cを図示時計回り方向に回動附勢している。これにより、各係合腕部15C,15Cは、常時は各フック14,14の外周面部に押し当てられた状態として、その先端部を各フック14,14の段差状に凹んだ係止溝14D,14Dにそれぞれ係合させた状態として保持されている。これら係合腕部15C,15Cが係止溝14D,14Dにそれぞれ係合した状態では、両者は互いに突き合わされた状態となって、互いの附勢回動が互いによって規制された状態となっている。
そして、図12に戻って、前述した係合腕部15C,15Cに連結された連結軸15Bの端部には、前述したプッシュロッド50によって回動操作される操作腕部15Aが一体的に連結されている。この操作腕部15Aは、車両後突発生時に、プッシュロッド50が上方側にプッシュ操作されることにより、図示反時計回り方向に回動操作される。これにより、各係合腕部15C,15Cが、操作腕部15Aと一体的となって同方向に回動操作されて、各フック14,14との係合状態から外される。
そして、これにより、支承部4Aの初期位置での保持状態が解除されて、支承部4Aが引張ばね16の附勢によって前方かつ上方側に移送されていく。この支承部4Aの前方かつ上方側への移動は、図14に示されるように、連結軸13Aが長孔11H,11Hの各上端部H3,H3に到達することで係止される。そして、この支承部4Aの動きが止まった状態では、支承部4Aは、着座者の頭部から荷重を受けても後方側には押し戻されないようになっている。
すなわち、連結軸13Aが長孔11H,11Hの各上端部H3,H3に到達すると、支承部4Aに連結された各リンク部材12,12は、ヘッドレスト基部4Cの上面部11Uと当接し、その図示時計回り方向への回動が規制された状態となる。そして、このリンク部材12,12の図示反時計回り方向の回動が規制された状態では、支承部4Aが後方側に押し動かされるような力が働いても、この力は、各リンク部材12,12をヘッドレスト基部4Cの上面部11Uに押し当てる方向の力として作用する。これにより、支承部4Aは、後方側に押し戻されることなく、この衝突対応位置で着座者の頭部を受け止められる状態として保持される。
また、支承部4Aは、図13に示されるように、その前方移動の途中においても、着座者の頭部に押圧されても後方側には押し戻されないようになっている。すなわち、支承部4Aは、その前方移動の途中で後方側に押し戻されるような力が働くと、連結軸13Aが長孔11H,11Hの後方側(図示右方側)に窪んだ第1ストッパ溝H1,H1や第2ストッパ溝H2,H2の内部に入り込んで係止される。
これにより、連結軸13Aが後方側に押し戻されようとする動きが規制され、支承部4Aがその前方移動の途中の姿勢状態のままで保持される。したがって、この衝突対応位置に到達する前の途中位置においても、着座者の頭部を支承部4Aによって安定して受け止めることができる。なお、図13では、連結軸13Aが第2ストッパ溝H2,H2の溝内部に入り込んだ状態が示されている。
ここで、図11に戻って、ヘッドレスト基部4Cには、左右一対のアーム状のレバー部材17,17が配設されている。これらレバー部材17,17は、幅方向に並べて配設されており、その後方側の端部が連結軸17A,17Aによって、それぞれヘッドレスト基部4Cに回動可能に軸支連結されている。詳しくは、図17に示されるように、レバー部材17,17は、その後方側の端部が、両外側に配置された各リブ11R,11Rとそれらの内側にあるリブ11R,11Rとの間に挟まれて配置されており、これらの間に挿通された連結軸17A,17Aによって、それぞれ回動可能に軸支連結されている。
そして、これらレバー部材17,17とヘッドレスト基部4Cとの間には、捩りばね17S,17Sがそれぞれ掛着されている。これら捩りばね17S,17Sは、図11に示されるように、連結軸17A,17Aに巻装されており、その一端がレバー部材17,17に掛着されて、他端がヘッドレスト基部4Cに掛着されている。これにより、レバー部材17,17は、その自由状態では、各捩りばね17S,17Sのばね力の作用によって、長孔11H,11Hの孔内に露出した姿勢位置に保持されている。
そして、各レバー部材17,17の長孔11H,11Hの孔内に露出している図示左側の先端部には、さじ状の受部17B,17Bがそれぞれ形成されている。これら受部17B,17Bは、図13に示されるように、連結軸13Aが長孔11H,11H内を下端部H0,H0から上方側に向けて移動していく場合には、これに押し退けられる格好で長孔11H,11Hの孔外へと押し出される。しかし、受部17B,17Bは、図14に示されるように、連結軸13Aが各長孔11H,11Hの上端部H3,H3に到達することにより、捩りばね17S,17Sのばね作用によって再び長孔11H,11Hの孔内に露出した姿勢状態に戻される。
そして、受部17B,17Bは、図15に示されるように、連結軸13Aが長孔11H,11H内を上端部H3,H3から下方側に向けて移送される時には、連結軸13Aを先端側のさじ形状で受けてキャッチする。そして、この状態から連結軸13Aを更に下方側に移送することにより、各レバー部材17,17が受部17B,17Bにキャッチされた連結軸13Aに押し動かされる格好で図示反時計回り方向に回転する。
これにより、連結軸13Aは、各レバー部材17,17によって移動案内されながら、図16に示されるように下端部H0,H0の近傍まで移送されて、受部17B,17Bから外される。このように、連結軸13Aは、長孔11H,11H内を上端部H3,H3から下方側に向けて移送されるときには、各レバー部材17,17によって移動案内されながら、第1ストッパ溝H1,H1や第2ストッパ溝H2,H2に入り込まないように下端部H0,H0までスムーズに移送されるようになっている。
そして、連結軸13Aは、これを長孔11H,11Hの各下端部H0,H0に押し込むように操作することにより、この下端部H0,H0に露出しているフック14,14の各下顎部位14C,14Cを押し下げながら下端部H0,H0へと到達する。これにより、フック14,14は、図12に示されるように、図示時計回り方向に押し回されて、それらの上顎部位14B,14Bを連結軸13Aの上側に回し込んだ姿勢状態となる。
そして、フック14,14は、上記の姿勢状態となったところで各係合腕部15C,15Cと係合し、再び連結軸13Aを初期位置(下端部H0,H0)に保持した状態としてロックされる。これにより、支承部4Aが、再び、前方移動する前の初期位置の姿勢に戻された状態として保持される。
次に、本実施例の使用方法について説明する。すなわち、図1を参照して、車両用シート1は、車両後突が発生する前の常時は、ヘッドレスト4の支承部4Aが初期位置の姿勢に保持された状態となっている。そして、車両後突が発生することにより、着座者がシートバック2に圧し掛かる背凭れ荷重によってフォームドワイヤ21が後方側に押し動かされて、この操作力が操作ケーブル40及びプッシュロッド50を介して伝達されて操作部材15が回動操作される。
これにより、支承部4Aの初期位置での保持状態が解除されるため、支承部4Aが図14に示されるように引張ばね16の附勢力によって図示された衝突対応位置まで移送される。そして、この衝突対応位置に移動した支承部4Aによって、後突時の弾みで後傾する着座者の頭部が早期の段階で受け止められる。
このように、本実施例のヘッドレスト作動装置によれば、受圧機構20からヘッドレスト移動機構10への操作力の伝達は、これらを連結する操作ケーブル40のインナーケーブル41の牽引操作を介して行われる。このインナーケーブル41は、曲げられた状態で配索されており、振り子32によるテンショナー31のロック構造によって、車両後突の発生時には、緊張した状態に保たれて牽引操作されるが、車両後突の発生前は、その曲げられた弛みによって受圧機構20が押し動かされた操作移動量を吸収してヘッドレスト4の誤作動を防止する。したがって、上記した受圧機構20やヘッドレスト4の誤作動を防止する機構を、インナーケーブル41を介して互いに離間させて配置することができ、各機構部品の設計の自由度を高めることができる。
また、テンショナー31が常時インナーケーブル41の曲げられた部位に附勢によって押し当てられる構成であるため、インナーケーブル41の長さにばらつきが生じても、テンショナー31は常に弛みの取り除かれた状態のインナーケーブル41に当てがわれた状態として保持される。したがって、インナーケーブル41の配索態様によって例えばインナーケーブル41に弛みが生じてインナーケーブル41がテンショナー31のガイド部31Bから外れ易くなるような構成においても、インナーケーブル41を外れ難くすることができるため、各機構部品の設計の自由度をより高めることができる。
また、振り子32のロック構造によって、テンショナー31がストッパ片32Bと係止爪31Cとが係止する複数の回転角度位置でロックされるようになっているため、インナーケーブル41の長さにばらつきが生じても、そのインナーケーブル41の長さに応じた回転角度位置でテンショナー31の回転ロックを行うことができる。
以上、本発明の実施形態を一つの実施例によって説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施できるものである。例えば、特開2005−104259号公報等の文献に開示されているように、操作ケーブル40の操作移動量によって直接、ヘッドレスト4の支承部4Aがその移動量相当分だけ進行方向に移動操作されるようにヘッドレスト移動機構を構成することもできる。
また、テンショナー31に振り子32のストッパ片32Bと係合する係止爪31Cが鋸歯状に複数の爪を有して形成されたものを示したが、係止爪31Cは一つの爪しかもたない構成であってもよい。但しこの場合には、係止爪31Cとストッパ片32Bとが係合する一の回転角度位置でしかテンショナー31の回転を止められなくなる。また、テンショナー31が常時インナーケーブル41に押し当てられた状態として保持されるように附勢がかけられた構成を示したが、例えばこの附勢がかけられないなどして、通常時、テンショナー31がインナーケーブル41との間に間隔を有した姿勢状態で保持される構成であっても構わない。
すなわち、テンショナー31は、車両後突の発生時に、インナーケーブル41の牽引操作力によって押し動かされることなくこれを定位置でガイドできる構成となっていればよく、インナーケーブル41をその当初の配索位置からずれた位置であっても、定位置でガイドできるようになっていることでその目的を果たせるからである。但し、テンショナー31が上記のようにインナーケーブル41との間に間隔を有して設けられる場合には、インナーケーブル41の操作移動量がこの両者の間隔によって吸収されてしまうため、インナーケーブル41の操作移動量を長く確保する必要がある。
また、インナーケーブル41が、補強パイプ2Pとテンショナー31とに掛けられてU字状に曲げ返されて配索された構成を示したが、テンショナー31のみに掛けられた構成であってもよい。また、インナーケーブル41は、その一部が曲げられて配索されていればよく、全体が曲げ返されるのではなく真っ直ぐに配索されたものであってもよい。また、本発明のガイド部材(テンショナー31)やロック部材(振り子32)は、回転タイプではなく直動タイプのものであってもよい。また、ロック部材は、振り子のような慣性運動によって動作する構成のもの以外にも、例えば電気的な制御によって車両後突の発生を検知してガイド部材の動きをロックする構成となっているものであってもよい。
実施例1のヘッドレスト作動装置の概略構成を表した斜視図である。 後突発生時にヘッドレストの初期位置での保持状態が解除操作される様子を表した構成図である。 車両後突を検知する受圧機構の構成を拡大して表した斜視図である。 ガイド機構の初期状態を示した側面図である。 後突発生時に背凭れ荷重を受けた時のガイド機構の動きを示した側面図である。 通常時に背凭れ荷重を受けた時のガイド機構の動きを示した側面図である。 ステーと操作ケーブルの差し込み構造を表した分解斜視図である。 操作ケーブルがサポートの内部に差し込まれた状態を表した斜視図である。 ステーがサポートの内部に差し込まれた状態を表した斜視図である。 図9のX-X線断面図である。 ヘッドレストが初期位置に保持された状態を表した側面図である。 ヘッドレストの内部構造を表した図17のXII-XII線断面図である。 ヘッドレストが前方側に移動していく途中の状態を表した側面図である。 ヘッドレストが衝突対応位置まで移動した状態を表した側面図である。 ヘッドレストが初期位置に戻される操作途中の状態を表した側面図である。 ヘッドレストが案内されながら初期位置に戻されていく状態を表した側面図である。 ヘッドレストを図14のXVII線方向から見た構成図である。
符号の説明
1 車両用シート
2 シートバック
2F バックフレーム
Fu アッパフレーム
Fs サイドフレーム
2S サポート
Sa 挿込口
Sb ツマミ
St 係止爪
Sd 挿入孔
2U 上部補強板
2D 下部補強板
Dc 切起し部
2P 補強パイプ
2B 基板
Bh 長孔
B 結束バンド
2T 屈曲ばね
3 シートクッション
4 ヘッドレスト
4A 支承部
4B ステー
Bk 係止溝
Bd 受入孔
4C ヘッドレスト基部
10 ヘッドレスト移動機構(操作機構)
11B 後面部
11D 底面部
11S 側面部
11U 上面部
11R リブ
11H 長孔
H0 下端部
H1 第1ストッパ溝
H2 第2ストッパ溝
H3 上端部
12 リンク部材
12A 連結軸
12B 連結軸
13 アーム部材
13A 連結軸
14 フック
14A 連結軸
14B 上顎部位
14C 下顎部位
14D 係止溝
14S 捩りばね
15 操作部材
15A 操作腕部
15B 連結軸
15C 係合腕部
15S 捩りばね
16 引張ばね
17 レバー部材
17A 連結軸
17B 受部
17S 捩りばね
20 受圧機構
21 フォームドワイヤ
22 下部ワイヤ
23 掛け板
23H 長孔
Cr クリップ
30 ガイド機構
31 テンショナー(ガイド部材)
31A 連結軸
31B ガイド部
31S 捩りばね
31C 係止爪
32 振り子(ロック部材)
32A 連結軸
32B ストッパ片
32C 錘
32S 捩りばね
40 操作ケーブル
41 インナーケーブル(ケーブル)
41P 係合突起
42 アウターケーブル
42S 長孔
42H 頭部
42D ガイド部
50 プッシュロッド

Claims (4)

  1. 車両後突を検知した時にヘッドレストを着座者の頭部に向けて近接移動させられるように作動するヘッドレスト作動装置であって、
    シートバックの内部には車両後突の発生をその弾みで後傾する着座者の背部によって押し動かされる機械的な操作移動量として検知する受圧機構が配設されており、該受圧機構によって検知された機械的な操作移動量が該受圧機構に連結されたケーブルの牽引操作を介して前記ヘッドレストを移動させる操作機構に伝達されてヘッドレストが作動操作されるようになっており、
    前記受圧機構に連結されたケーブルは曲げられた状態で配索されており、該ケーブルの曲げられた部位には該ケーブルの牽引操作が緊張した状態を維持して行われるように該ケーブルの曲げられた部位に当てがわれるガイド部材が設けられており、該ガイド部材は車両後突の発生前は前記ケーブルに対する当てがい状態が機能しない状態となっており車両後突の発生時には該後突を検知して動作するロック部材によって前記ケーブルの曲げられた部位に当てがわれる位置状態でロックされる構成となっていることを特徴とするヘッドレスト作動装置。
  2. 請求項1に記載のヘッドレスト作動装置であって、
    前記ガイド部材は常時は附勢によって前記ケーブルの曲げられた部位に押し当てられた状態として該ケーブルの弛みを取り除いた状態に保持されており車両後突の発生により前記ケーブルの牽引操作力を受ける時にはその押し戻される動きがロック部材にロックされて阻止されるようになっていることを特徴とするヘッドレスト作動装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のヘッドレスト作動装置であって、
    前記ロック部材は車両後突発生時の弾みによって運動して前記ガイド部材と係合してその動きをロックする構成となっていることを特徴とするヘッドレスト作動装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のヘッドレスト作動装置であって、
    前記ガイド部材は回転運動によって前記ケーブルの曲げられた部位に当てがわれたり当てがわれた位置から戻されたりするようになっており、前記ロック部材のロック構造は前記ガイド部材を複数の回転角度位置でロックすることのできる多段ロック構造となっていることを特徴とするヘッドレスト作動装置。
JP2008059411A 2008-03-10 2008-03-10 ヘッドレスト作動装置 Pending JP2009214664A (ja)

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