JP2009214310A - 流体噴射装置 - Google Patents

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JP2009214310A JP2008057404A JP2008057404A JP2009214310A JP 2009214310 A JP2009214310 A JP 2009214310A JP 2008057404 A JP2008057404 A JP 2008057404A JP 2008057404 A JP2008057404 A JP 2008057404A JP 2009214310 A JP2009214310 A JP 2009214310A
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Kazutoshi Fujisawa
和利 藤澤
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Abstract

【課題】噴射ヘッドからの流体の噴射を安定させることが可能な流体噴射装置を提供する
こと。
【解決手段】媒体へ向けて流体を噴射する噴射ヘッドと、前記噴射ヘッドに前記流体を供
給する複数の流体供給タンクと、複数の前記流体供給タンク内に保持される前記流体の保
持量に応じてそれぞれの前記流体供給タンクの位置を独立して変更可能な位置変更機構と
を備える。位置変更機構によって複数の流体供給タンク内に保持される流体の保持量に応
じてそれぞれの流体供給タンクの位置が独立して変更されることになるため、各流体供給
タンクから噴射ヘッド内部への流体の供給が流体供給タンク内部の流体の保持量によらず
安定することになる。これにより、噴射ヘッドからの流体の噴射を安定させることができ
る。
【選択図】図3

Description

本発明は、流体噴射装置に関する。
流体を噴射する流体噴射装置として、例えばインクジェット式記録装置などが知られて
いる。このインクジェット式記録装置の一つとして、記録媒体として比較的大型の記録用
紙(例えばJIS規格のA1判、B1判など)に記録可能な大型のインクジェット式プリ
ンタ(ラージフォーマットプリンタ:LFP)が知られている。
LFPは、記録用紙を供給する給紙部と、記録用紙に画像等を記録する記録部と、画像
が記録された記録用紙を排出する排紙部とがこの順に配列された構成になっている。記録
部の内部には、記録用紙に対して主走査方向に往復移動する記録ヘッドが設けられている
。記録部の近傍にはインクタンクホルダが設けられており、当該インクタンクホルダにお
いては記録ヘッドへ供給されるインクの複数の貯留タンク(インクタンク)が抜き差しさ
れるようになっている。
各インクタンクと記録ヘッドとの間には、キャリッジの往復移動に対応できるフレキシ
ブルなチューブが接続されている。このチューブを介してインクタンクから記録ヘッドへ
とインクが供給されるようになっている。インクタンクから記録ヘッドへ供給されるイン
クの供給量を安定させるため、例えば特許文献1には、インクタンク内のインクの液位が
噴射ヘッドのノズル位置よりも低い位置になるようにインクタンクを移動させる構成が記
載されている。
特開2004−188925号公報
しかしながら、上記構成では、インクタンク内のインクの残量によって記録ヘッドへの
インク供給量にバラつきが生じてしまい、記録ヘッドから噴射されるインクの量が安定し
ないという問題がある。
以上のような事情に鑑み、本発明の目的は、噴射ヘッドからの流体の噴射を安定させる
ことが可能な流体噴射装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明に係る流体噴射装置は、媒体へ向けて流体を噴射する
噴射ヘッドと、前記噴射ヘッドに前記流体を供給する複数の流体供給タンクと、複数の前
記流体供給タンク内に保持される前記流体の保持量に応じてそれぞれの前記流体供給タン
クの位置を独立して変更可能な位置変更機構とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、位置変更機構によって複数の流体供給タンク内に保持される流体の保
持量に応じてそれぞれの流体供給タンクの位置が独立して変更されることになるため、各
流体供給タンクから噴射ヘッド内部への流体の供給が流体供給タンク内部の流体の保持量
によらず安定することになる。これにより、噴射ヘッドからの流体の噴射を安定させるこ
とができる。
上記の流体噴射装置は、前記位置変更機構は、前記流体供給タンク内の前記流体の上面
の位置に基づいて前記流体供給タンクの位置を変更することを特徴とする。
本発明によれば、位置変更機構が流体供給タンク内の流体の上面の位置に基づいて流体
供給タンクの位置を変更することとしたので、複数の流体供給タンク同士の間で流体の上
面の位置を合わせることができる。これにより、噴射ヘッドへ安定して流体を供給するこ
とが可能となる。また、この構成によれば、流体の上面の位置を移動させないようにする
こともできるため、流体の供給量を一層安定させることができる。
上記の流体噴射装置は、前記位置変更機構は、前記流体供給タンク内の前記流体の重量
に基づいて前記流体供給タンクの位置を変更することを特徴とする。
本発明によれば、位置変更機構が流体供給タンク内の流体の重量に基づいて流体供給タ
ンクの位置を変更することとしたので、流体供給タンク内の重量による流体の供給量のバ
ラつきを抑えることができる。
上記の流体噴射装置は、前記位置変更機構は、複数の前記流体供給タンクにそれぞれ設
けられたバネ部材を有することを特徴とする。
本発明によれば、位置変更機構が複数の流体供給タンクにそれぞれ設けられたバネ部材
を有することとしたので、当該バネ部材によって流体供給タンク内の流体の重量に応じた
位置の変更を行うことが可能となる。また、バネ部材の伸び率を調整することにより、流
体供給タンク内の流体の上面の位置に基づいて流体供給タンクの位置を変更することが可
能となる。
上記の流体噴射装置は、前記位置変更機構は、複数の前記流体供給タンクを浮かせる液
体層を有することを特徴とする。
本発明によれば、位置変更機構が複数の流体供給タンクを浮かせる液体層を有すること
としたので、当該液体層によって流体供給タンク内の流体の重量に応じた位置の調節を行
うことができる。
上記の流体噴射装置は、前記位置変更機構は、前記液体層の温度を調節する温度調節機
構を有することを特徴とする。
本発明によれば、位置変更機構が液体層の温度を調節する温度調節機構を有することと
したので、液体層を介して流体供給タンク内の流体の温度を調節することができる。流体
の温度を調節することにより、当該流体の粘度を調節することができる。これにより、流
体の温度及び粘度を安定させることができ、安定した流体の供給に資することとなる。
上記の流体噴射装置は、前記位置変更機構は、前記液体層の層厚を変更する層厚変更機
構を有することを特徴とする。
本発明によれば、位置変更機構が液体層の層厚を変更する層厚変更機構を有することと
したので、流体供給タンクの液体層内の深さを調節することができる。これにより、例え
ば流体を噴射ヘッドから排出して流体の噴射特性を調整したり、噴射ヘッド内の流体を流
体供給タンクに戻したりすることを容易に行うことができるので、流体噴射装置のメンテ
ナンスを効率的に行うことができる。
以下、図面をもとにして本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本実施形態に係るプリンタ1の構成を示す斜視図である。
図1に示すように、プリンタ(流体噴射装置)1は、例えばJIS規格のA1判やJI
S規格のB1判といった比較的大型のサイズの記録用紙に記録するインクジェット方式の
ラージフォーマットプリンタ(LFP)であり、プリンタ本体2と、脚部3とを備えた構
成になっている。このプリンタ1は、プリンタ本体2に対して脚部3が取り外し可能に固
定されている。
プリンタ本体2は、給紙部10、記録部20及び排紙部30を備えている。
給紙部10は、記録部20の上部に設けられており、背面側に突出するように設けられ
ている。給紙部10には、ロール紙ホルダ11と、ロール紙カバー12とが設けられてい
る。
ロール紙ホルダ11は、1本のロール状の記録用紙(以下、ロール紙という)を設置す
る部分であり、給紙部10の内部に設けられている。このロール紙ホルダ11は、スピン
ドル部13と、スピンドル受部14及び15とを備えている。スピンドル部13は、ロー
ル紙を保持する軸部材であり、図中左右方向に延在している。スピンドル部13にはロー
ル紙押さえ部が設けられており、スピンドル部13に保持されたロール紙を両側から押さ
えることでロール紙の位置がずれないように固定できるようになっている。スピンドル受
部14及び15は、スピンドル部13を回転可能に支持する軸受部である。
ロール紙カバー12は、跳ね上げ式の開閉可能なカバー部材であり、給紙部10の外側
に取り付けられている。このロール紙カバー12は、全体が回動可能に支持されている。
ユーザがロール紙カバー12の下部を持って持ち上げることで開状態とすることが可能で
あり、押し下げることにより閉状態とすることが可能になっている。図1においてはロー
ル紙カバー12が開かれた状態になっている。ロール紙カバー12は、閉じた状態でロー
ル紙ホルダ11を覆うようになっている。
記録部20は、キャリッジ21と、キャリッジ移動機構22と、フレキシブルフラット
ケーブル(FFC)23と、インクタンク(流体供給タンク)24と、インクチューブ2
5と、蓋部材26と、操作パネル27と、キャッピング機構29とを有しており、この他
にも例えば制御部100(図2参照)や不図示の紙送りローラ、廃液回収部などを有して
いる。
キャリッジ21は、記録ヘッド(噴射ヘッド)28を保持する保持部材であり、キャリ
ッジ移動機構22によって主走査方向に移動可能になっている。記録ヘッド28は、ブラ
ック(B)インクを吐出するブラックインク用の記録ヘッド21B(図3参照)と、例え
ばイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)の各色のインクを吐出する複数のカラ
ーインク用の記録ヘッド21Y、21C、21M(図3参照)とを有している。この記録
ヘッド28は、圧力発生室と当該圧力発生室に繋がるノズル開口とを有している。圧力発
生室にはインクが貯留されるようになっており、インクが貯留された状態で当該圧力発生
室内を所定圧で加圧することによりノズル開口からロール紙に向けてインク滴が噴射され
るようになっている。記録ヘッド28によるインクの噴射の動作は、例えば制御部100
によって制御されるようになっている。
キャリッジ移動機構22は、レール22aとキャリッジベルト22bとを有している。
レール22aには不図示のコロを介してキャリッジ21が吊り下げられており、当該コロ
を介してキャリッジ21が主走査方向に移動可能になっている。キャリッジベルト22b
にはキャリッジ21が連結されており、自身が主走査方向に移動するようになっている。
キャリッジベルト22bが主走査方向に移動することでキャリッジ21がレール22aに
案内されて主走査方向に往復移動するようになっている。キャリッジベルト22bの移動
は、例えば制御部100によって制御されるようになっている。
FFC23は、記録ヘッド28と制御部100とを電気的に接続するケーブルであり、
一方の端部が記録ヘッド28のコネクタに接続されると共に他方の端部が制御部100の
コネクタに接続された構成になっている。このFFC23を介して、制御部100からの
記録信号が記録ヘッド28に伝達されるようになっている。
インクタンク24は記録部20のうち図中右端に設けられたインクタンクホルダ24a
内に収容されており、それぞれ上記記録ヘッド28から噴射される各色(ブラック、イエ
ロー、シアン、マゼンタ)に対応するインクを保持するインクタンク24B、24Y、2
4C、24Mを有している。
インクチューブ25は、記録ヘッド28と上記のインクタンク24とをつなぐチューブ
部材であり、上記色毎に別個に設けられている。インクチューブ25には図示しないイン
ク加圧供給機構が接続されており、当該インク加圧供給機構によって加圧された各色のイ
ンクが各色のインクタンク24から記録ヘッド28へと送出されるようになっている。イ
ンク加圧供給機構の動作は、例えば制御部100によって制御されるようになっている。
蓋部材26は、前蓋26aと、上蓋26bとを有している。前蓋26aは記録部20の
正面に設けられており、キャリッジ21、キャリッジ移動機構22、インクチューブ25
などを覆うようになっている。この前蓋26aは、ユーザが押し下げることで開状態に、
押し上げることで閉状態になるように構成されている。図1では、前蓋26aは開状態に
なっている。上蓋26bは記録部20の上部に設けられており、不図示の給紙ローラなど
を覆うようになっている。この上蓋26bは、ユーザが押し上げることで開状態に、押し
下げることで閉状態になるように構成されている。図1では、上蓋26bは閉状態になっ
ている。
操作パネル27は、ユーザがプリンタ1を操作するための操作部であり、記録部20の
上蓋26bの図中右側に設けられている。この操作パネル27は、例えば液晶装置などか
らなる表示画面27aと、不図示の各種ボタンとが設置されており、ユーザが表示画面を
見て確認しながらボタン操作できるようになっている。操作パネル27の表示画面27a
がタッチパネルによって構成されていても良い。操作パネル27の駆動制御は、例えば制
御部100によって行われるようになっている。
キャッピング機構29は、記録ヘッド28のノズル開口近傍のインク粘度が上昇するの
を防止するためのメンテナンス機構である。キャッピング機構29には吸引機構が取り付
けられており、ノズル開口に付着したインクを吸引できるようになっている。キャッピン
グ機構29による吸引動作は、例えば制御部100によって制御されるようになっている
排紙部30は、記録部20の下側に設けられており、排紙ローラ31aと、排紙ガイド
31bとを有している。排紙ローラ31aはロール紙に当接可能に設けられており、当該
排紙ローラ31aを介してロール紙が副走査方向(主走査方向の直交方向)へ送出される
ようになっている。排紙ガイド31bは記録部20の正面側に突出するように設けられて
おり、当該排紙ガイド31bを介してロール紙が副走査方向へ導かれるようになっている
脚部3は、移動用のコロ41を有する2本の支持柱42と、これらの支持柱42の間に
掛け渡されている補強棒43とを備えている。支持柱42の上部には記録部20がネジ止
め固定されている。支持柱42の間には、排紙部30から排出されてくるロール紙を受け
る紙受け装置が配置されるように所定のスペースが設けられている。
図2は、プリンタ1の断面構成を示す図である。
同図に示すように、給紙部10から記録部20を経て排紙部30へ向かう用紙搬送経路
50は、プリンタ1の上部後面側から下部前面側にかけて傾斜して設けられている。この
用紙搬送経路50は、給紙部10から記録部20にかけて配設された平坦な給紙ガイド5
1、対向配置された接触・離間可能な紙送りローラ52及び従動ローラ53、キャリッジ
21に搭載された記録ヘッド28と対向配置された平坦な用紙搬送案内部であるプラテン
54、記録部20から排紙部30にかけて設けられた平坦な紙吸引部55、排紙部30に
設けられた排紙ガイド31bを備えている。
給紙ガイド51、排紙ガイド31bの各表面は、用紙搬送面として作用する。紙吸引部
55の表面は、用紙搬送面及び用紙吸引面として作用する。この紙吸引部55は、主走査
方向に複数並設され、副走査方向に3列配設された吸引口(媒体吸引部)55a、55b
、55cを備えている。主走査方向の吸引口55bと55cとの間には、副走査方向に延
びるリブ55dが形成されている。記録部20の内部に設けられたファン57により外気
が各吸引口55a、55b、55cから吸引されることにより、紙吸引部55上を搬送さ
れるロール紙を吸着するようになっている。
プラテン54の表面は、用紙搬送案内面として作用すると共に用紙吸引面としても作用
する。このプラテン54は、主走査方向に交互に複数並設された吸引口54aとリブ54
bを備えており、記録部20の内部に配設されたファン57により外気が各吸引口54a
から吸引されることにより、プラテン54上を搬送されるロール紙を吸着するようになっ
ている。従って、記録時において特にロール紙の幅が広くてもロール紙はプラテン54上
で全幅にわたって確実に吸引されて略平坦になる。
プラテン54と吸引部55との間には隙間Cが設けられており、ファン57によって外
気が隙間Cから吸引され、隙間C上を搬送されるロール紙を吸着するようになっている。
このプラテン54は、ロール紙の幅方向のサイズに対応させて分割、例えば4インチの幅
で7つに分割され、各分割部には例えばスポンジや不織布等のインク吸収材56が設けら
れている。
図3は、記録ヘッド28及びインクタンク24の構成を模式的に示す図である。
同図に示すように、インクタンク24は、インクタンクホルダ24aの上面24hに対
してバネ部材(位置検出機構)60によって吊り下げられた状態になっている。このうち
インクタンク24Bはバネ部材60Bによって、インクタンク24Yはバネ部材60Yに
よって、インクタンク24Cはバネ部材60Cによって、インクタンク24Mはバネ部材
60Mによって、それぞれ吊り下げられている。
インクタンク24の内部にはインク70が保持されている。このうちインクタンク24
Bにはブラックインク70Bが、インクタンク24Yにはイエローインク70Yが、イン
クタンク24Cにはシアンインク70Cが、インクタンク24Mにはマゼンタインク70
Mが、それぞれ保持されている。
バネ部材60はインクタンク24の重量、すなわち、インクタンク24内のインク70
の重量によって伸びが変化するようになっている。このバネ部材60の伸びの変化によっ
て、インクタンク24の図中上下方向の位置が変化するようになっている。本実施形態で
は、バネ部材60B、60Y、60C、60Mによって、インク70B、70Y、70C
、70Mの重量に応じて、インクタンクホルダ24B、24Y、24C、24Mがそれぞ
れ独立して上下方向に位置を変化させることができるようになっている。
また、本実施形態では、インク70の重量に関わらずインク70の上面(液面)70B
a、70Ya、70Ca、70Maがほぼ面一状態になるように、バネ部材60B、60
Y、60C、60Mの伸び率がそれぞれ調整されている。バネ部材60B、60Y、60
C、60Mの伸び率はそれぞれの間で同一であっても良いし、異なっていても良い。
次に、上記のように構成されたプリンタ1の動作を説明する。
まず、ロール紙Rが挿入されたスピンドル部13をスピンドル受部14及び15に取り
付け、ロール紙Rの先端を下方に引き出して記録部20の搬送経路を通し、図4に示すよ
うに、排紙部30の搬送経路まで通す。
次に、図5に示すように、ロール紙Rを巻き取り方向に回転させてロール紙Rの先端を
例えば排紙ガイド46に形成されている不図示のマーカに位置決めする。その後、プリン
タ1を起動して、ロール紙Rを副走査方向に給紙しつつ記録ヘッド28を主走査方向に移
動させながらインク滴を吐出させ、ロール紙Rに所定の情報を記録して排紙する。インク
タンク24内のインク70の液面70Ba、70Ya、70Ca、70Maがほぼ面一状
態に維持されるため、記録ヘッド28に安定してインクが供給されることになる。
本実施形態によれば、複数のインクタンク24内に保持されるインク70の保持量に応
じてそれぞれのインクタンク24の位置がバネ部材60によって独立して変更されること
になるため、各インクタンクから記録ヘッド28内部へのインク70の供給がインクタン
ク24内部のインク70の保持量によらず安定することになる。これにより、記録ヘッド
28からのインク70の噴射を安定させることができる。
本発明の技術範囲は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しな
い範囲で適宜変更を加えることができる。
上記実施形態においては、位置変更機構としてインクタンク24を吊り下げるバネ部材
60を設けた構成を例に挙げて説明したが、これに限られることは無く、例えば図6に示
すように、位置変更機構として容器61内に保持された液体(液体層)62を配置した構
成であっても構わない。この構成においては、各インクタンク24を液体62に浮かせた
構成になっており、それぞれのインクタンク24の一部が液体62内に浸されている状態
になっている。
インクタンク24の重量、すなわち、インクタンク24内のインクの重量によって液体
62に浸される部分の体積(深さ)が変化するようになっている。インクタンク24全体
の重力と上記体積に応じて発生する浮力とにより、インクタンク24の図中上下方向の位
置が変化するようになっている。また、液体62の粘度を調節することによってインクの
重量に関わらずインクの液面がほぼ面一状態にすることができる。粘度を調節する場合、
例えば液体62の温度を調節するようにする。このような構成として、例えば電熱線など
の温度調節機構63などが挙げられる。温度調節機構63は例えば制御部100の信号に
よって液体62の温度を調節できるようになっている。
この構成に加えて、図7に示すように、容器61内の液体62の深さ(液体槽の厚さ)
を調節する液体量調節機構64を配置しても構わない。当該液体量調節機構64には、例
えば容器61内の液体62と同一の液体が貯留されており、配管65を介して容器61内
に接続されている。この液体量調節機構64は、例えば制御部100からの信号によって
自身が保持する液体の一部又は全部を容器61へ供給することができるようになっている
。このように液体62の深さを調節することによって、例えばインクを記録ヘッド28か
ら敢えて排出したり、記録ヘッド28内のインクをインクタンク24に戻したりすること
を容易に行うことができるので、プリンタ1のメンテナンスを効率的に行うことができる
また、各インクタンク24にアクチュエータ及びインクの液面の位置を検出する液面セ
ンサを設け、当該液面センサの検出結果に基づいてアクチュエータを駆動させることでイ
ンクタンク24を移動させる構成であっても構わない。この構成によれば、インクの液面
をより確実に合わせることができる。
また、上記実施形態では、各インクタンク24の間でインクの液面の位置が面一状態に
なるように調節する例を説明したが、これに限られることは無く、例えばインクの種類(
B、Y、C、M)によって使用頻度が異なる場合など、インクの供給量に差を持たせたい
場合には、インクの液面の位置を敢えて異ならせるようにインクタンク24を移動させる
構成としても構わない。
また、上記実施形態では、流体噴射装置をインクジェット式記録装置に具体化したが、
この限りではなく、インク以外の他の液体(液体以外にも、機能材料の粒子が分散されて
いる液状体、ジェルのような流状体を含む)や液体以外の流体(流体として流して噴射で
きる固体など)を噴射したり吐出したりする流体噴射装置に具体化することもできる。例
えば、液晶ディスプレイ、EL(エレクトロルミネッセンス)ディスプレイ及び面発光デ
ィスプレイの製造などに用いられる電極材や色材などの材料を分散または溶解のかたちで
含む液状体を噴射する液状体噴射装置、バイオチップ製造に用いられる生体有機物を噴射
する液体噴射装置、精密ピペットとして用いられ試料となる液体を噴射する液体噴射装置
であってもよい。さらに、時計やカメラ等の精密機械にピンポイントで潤滑油を噴射する
液体噴射装置、光通信素子等に用いられる微小半球レンズ(光学レンズ)などを形成する
ために紫外線硬化樹脂等の透明樹脂液を基板上に噴射する液体噴射装置、基板などをエッ
チングするために酸又はアルカリ等のエッチング液を噴射する液体噴射装置、ジェルを噴
射する流状体噴射装置、トナーなどの粉体を例とする固体を噴射する粉体噴射式記録装置
であってもよい。そして、これらのうちいずれか一種の噴射装置に本発明を適用すること
ができる。
本発明の実施の形態に係るプリンタの正面の構成を示す概略斜視図。 プリンタの断面構成を示す概略断面図。 記録ヘッド及びインクタンクの構成を示す模式図。 プリンタの動作を示す図。 プリンタの動作を示す図。 記録ヘッド及びインクタンクの他の構成を示す模式図。 記録ヘッド及びインクタンクの他の構成を示す模式図。
符号の説明
1…プリンタ(流体噴射装置) 2…プリンタ本体 24(24B、24Y、24C、
24M)…インクタンク(流体供給タンク) 28(28B、28Y、28C、28M)
…記録ヘッド(噴射ヘッド) 60(60B、60Y、60C、60M)…バネ部材(位
置変更機構) 61…容器 62…液体(液体層) 63…温度調節機構 64…液体量
調節機構(層厚調節機構) R…ロール紙(媒体)

Claims (7)

  1. 媒体へ向けて流体を噴射する噴射ヘッドと、
    前記噴射ヘッドに前記流体を供給する複数の流体供給タンクと、
    複数の前記流体供給タンク内に保持される前記流体の保持量に応じてそれぞれの前記流
    体供給タンクの位置を独立して変更可能な位置変更機構と
    を備えることを特徴とする流体噴射装置。
  2. 前記位置変更機構は、前記流体供給タンク内の前記流体の上面の位置に基づいて前記流
    体供給タンクの位置を変更する
    ことを特徴とする請求項1に記載の流体噴射装置。
  3. 前記位置変更機構は、前記流体供給タンク内の前記流体の重量に基づいて前記流体供給
    タンクの位置を変更する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の流体噴射装置。
  4. 前記位置変更機構は、複数の前記流体供給タンクにそれぞれ設けられたバネ部材を有す

    ことを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の流体噴射装置。
  5. 前記位置変更機構は、複数の前記流体供給タンクを浮かせる液体層を有する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の流体噴射装置。
  6. 前記位置変更機構は、前記液体層の温度を調節する温度調節機構を有する
    ことを特徴とする請求項5に記載の流体噴射装置。
  7. 前記位置変更機構は、前記液体層の層厚を変更する層厚変更機構を有する
    ことを特徴とする請求項5又は請求項6に記載の流体噴射装置。
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