JP2009213166A - 識別情報リーダおよびこれを備えたプリンタ - Google Patents

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Abstract

【課題】受信部の飽和を回避してRFIDタグから安定に識別情報を取得する。
【解決手段】RFIDリーダはRFIDタグへの無線波の送信および少なくとも識別情報で変調されRFIDタグから送信された無線波の受信に共用されるアンテナ14、アンテナ14から送信すべき無線波を出力する送信部TX、少なくとも識別情報を得るためにアンテナ14で受信された無線波を復調する受信部RX、送信部TXおよび受信部RX間に接続され、送信部TXから出力された無線波をアンテナ14へ導きアンテナ14で受信された無線波を受信部RXへ導く方向性結合器52、およびアンテナ14および方向性結合器52間に接続されアンテナ14に対する定在波比の増大に伴う受信部RXの飽和を低減するように受信部RXへ導かれる無線波を減衰させる減衰器16を含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、無線識別(RFID)タグに対して近距離無線通信を行う識別情報リーダ(無線タグリーダ)およびこれを備えたプリンタに関する。
RFIDは、物体を自動的に識別するために無線波すなわち電磁波を利用する技術のための一般用語である。様々な識別の方法があるが、物体に取り付けられるRFIDタグに少なくとも識別情報(シリアル番号等)を保持させ、この識別情報をRFIDタグから読み取ることが最も普通である。RFIDタグは、例えばRFIDリーダからの呼掛けに対して識別情報を返信するようにマイクロチップとこのマイクロチップに接続されるアンテナとを組み合わせたICタグである。このRFIDタグが電源を持たないパッシブ型である場合には、RFIDタグがRFIDリーダから送信された例えば無変調の搬送波である無線波を電力として動作し、この無線波に識別情報を重畳させるバックスキャッタ変調を行ってRFIDリーダに送信する。RFIDリーダは、RFIDリーダに近づいた物体が金属等の物質でなければ、この物体内に隠れたRFIDタグとほぼ確実に無線通信を行うことができる。このため、RFIDタグは、配送ルートに沿って配送される物品を追跡しさらにこの物品の販売状況に応じて生産や在庫を調整する流通管理、物品の流通過程で施された加工内容等の履歴を管理する履歴管理、図書館の書棚に配置された図書のように貸出しや返却により移動する物品の所在を確認する物品管理のような様々な分野において利用されつつある。
従来、一列のラベルシートが一列のRFIDタグをそれぞれ覆って台紙に貼り付けられ各ラベルシートが対応RFIDタグと一緒に台紙から剥離可能な1巻きのラベルテープを用いるラベルプリンタが知られている(例えば、特許文献1参照)。このラベルプリンタはラベルテープを一方向に搬送し、この間にこれらラベルシートに対する文字や図形のプリントを行うと共にこれらRFIDタグに対する識別情報の書き込みおよび読み出しを行う。
特許文献1に記載のラベルプリンタは、各RFIDタグに対して識別情報を書き込むと共に書込結果を読み出すRFIDリーダライタ、およびこのRFIDタグに対応するラベルシートに文字や図形をプリントするプリント機構を備える。RFIDリーダライタは、RFIDタグへの無線波の送信および少なくとも識別情報で変調され無線識別タグから送信された無線波の受信に共用されるアンテナ、このアンテナから送信すべき無線波を出力する送信部、識別情報を得るためにアンテナで受信された無線波を復調する受信部を有する。送信部は識別情報の書き込みを行うためにアンテナから送信される無線波を識別情報で変調して出力することが可能である。バックスキャッタ変調がRFIDタグで行われる場合には、単一のアンテナが上述のように同一周波数の無線波の送信および受信に共用され、方向性結合器が送信部から出力された無線波をこのアンテナへ導き、このアンテナで受信された無線波を受信部へ導くために設けられる。送信部からアンテナへ導かれる無線波とアンテナから受信部へ導かれる無線波とは、方向性結合器によりアイソレートされる。例えばサーキュレータが方向性結合器として用いられる場合には、アイソレーションが15〜25dB程度に設定され、これにより送信部から受信部への送信電力の漏洩を防いでいる。
ところで、アンテナはラベルシートとは反対である台紙側に配置され、数ミリメートル程度の距離でプリント機構のプリントヘッドやRFIDタグに隣接する。このため、アンテナの電圧定在波比(VSWR)がこれらプリントヘッドやRFIDタグの影響により増加し、方向性結合器でのアイソレーションを低下させてしまう。VSWRの増加、すなわちリターンロスの減少により、送信部からアンテナに導かれる無線波の送信電力がアンテナで大きく反射するようになると、この送信電力の一部が受信部に高いレベルで入力される結果となる。この送信電力により受信部で飽和が生じると、受信部で行われる復調において識別情報を得ることが困難になる。
この問題は、例えば、RFIDタグに対するRFIDリーダライタのアンテナインピーダンスを高周波伝送路の特性インピーダンスに等しく合わせてVSWRを減少させるアンテナ整合により解消できると考えられる。しかしながら、RFIDタグのアンテナ形状や台紙の誘電率は統一されていないため、これらに適合するようにアンテナ整合を調整することは現実的でない。
本発明の目的は、定在波比の増大に伴う受信部の飽和を回避して無線識別タグから安定に識別情報を取得することができる識別情報リーダおよび識別情報リーダを備えたプリンタを提供することにある。
本発明の第1観点によれば、無線識別タグへの無線波の送信および少なくとも識別情報で変調され無線識別タグから送信された無線波の受信に共用されるアンテナと、アンテナから送信すべき無線波を出力する送信部と、少なくとも識別情報を得るためにアンテナで受信された無線波を復調する受信部と、送信部および受信部間に接続され、送信部から出力された無線波をアンテナへ導きアンテナで受信された無線波を受信部へ導く方向性結合器と、アンテナおよび方向性結合器間に接続されアンテナの定在波比の増大に伴う受信部の飽和を低減するように受信部へ導かれる無線波を減衰させる減衰手段とを備える識別情報リーダが提供される。
本発明の第2観点によれば、無線識別タグを添付したプリント媒体にプリントを行うプリント機構と、無線識別タグに対して無線通信を行う識別情報リーダと、プリント機構および識別情報リーダを制御する制御回路とを備え、識別情報リーダは無線識別タグへの無線波の送信および少なくとも識別情報で変調され無線識別タグから送信された無線波の受信に共用されるアンテナ、アンテナから送信すべき無線波を出力する送信部、少なくとも識別情報を得るためにアンテナで受信された無線波を復調する受信部、送信部および受信部間に接続され、送信部から出力された無線波をアンテナへ導きアンテナで受信された無線波を受信部へ導く方向性結合器、およびアンテナおよび方向性結合器間に接続されアンテナに対する定在波比の増大に伴う受信部の飽和を低減するように受信部へ導かれる無線波を減衰させる減衰手段を含むプリンタが提供される。
この識別情報リーダおよびプリンタでは、減衰手段がアンテナおよび方向性結合器間に接続され、アンテナに対する定在波比の増大に伴う受信部の飽和を低減するように受信部へ導かれる無線波を減衰させる。これにより、定在波比の増大に伴う受信部の飽和を回避して無線識別タグから安定に識別情報を取得することができる。
本発明の一実施形態に係るラベルプリンタの内部構造を概略的に示す図である。 図1に示すラベルプリンタで用いられるラベルテープの外観を示す斜視図である。 図2に示すラベルテープの断面を搬送方向Aに沿って示す図である。 図1に示すラベルプリンタの回路構成を示すブロック図である。 図4に示すRFIDリーダライタの構成を詳細に示すブロック図である。 図5に示すRFIDリーダライタの変形例を示すブロック図である。
以下、本発明の一実施形態に係るラベルプリンタについて添付図面を参照して説明する。
図1はこのラベルプリンタの内部構造を概略的に示し、図2はこのラベルプリンタで用いられるラベルテープ2の外観を示し、図3はこのラベルテープ2の断面構造を示す。このラベルプリンタでは、ラベルテープ2が引出可能な1巻きのロール3として筐体1内の後部上方に配置され、ラベルテープ2の先端がプーリ4,5を経由してラベル発行口6まで引き出された状態に予め設定される。
ラベルテープ2は、一列のラベルシート22が連続紙である台紙21上に並べた一列のRFIDタグ23をそれぞれ覆い、台紙21およびRFIDタグ23に接着剤で貼り付けられた構造である。これらラベルシート22は台紙21に沿って一定間隔で並ぶ所定サイズのプリント媒体であり、各々対応RFIDタグ23と一緒に台紙21から剥離可能である。
ラベル発行口6の近くには、サーマルプリントヘッド7およびプラテンローラ8がラベルテープ2を挟むように対向して配置される。サーマルプリントヘッド7の後方には、インクリボン9が引出可能な1巻きのロール10として配置され、インクリボン9の先端がプーリ11、サーマルプリントヘッド7、およびプーリ12を経由して巻取リール13に連結される。サーマルプリントヘッド7はラベル発行時に例えばソレノイドやばねを用いてプラテンローラ8に向って付勢され、これによりインクリボン9をラベルテープ9に密着させてこれらをプラテンローラ8に押し当てる。ステッピングモータ34はプラテンローラ8および巻取リール13を駆動するために設けられる。プラテンローラ8はラベルテープ2を矢印Aで示す搬送方向にフィードするために半時計回りに回転し、巻取リール13はラベルテープ2のフィードに伴なってインクリボン9を巻き取るために時計周りに回転する。サーマルプリントヘッド7はプラテンローラ8の軸に平行に配列された1ラインの抵抗発熱体からなるラインヘッドであり、これら発熱体の選択的な発熱によりインクリボン9のインクを溶融または昇華させてプリントを行う。すなわち、上述のサーマルプリントヘッド7、ステッピングモータ34、プラテンローラ8、インクリボン9、巻取リール13等によりプリント機構PLが構成される。
プラテンローラ8に対して、ラベル発行口6とは反対側のロール3側には、少なくとも識別情報の書き込みおよび読み出しのためにRFIDタグ23に対して無線通信を行うRFIDリーダライタRWが設けられる。このRFIDリーダライタRWはアンテナ14、リーダライタ回路15、および減衰器16という3つのユニットとして配置される。アンテナ14はサーマルプリントヘッド7の後端に部分的に対向する程度の距離だけプラテンローラ8から離され、輻射面がラベルテープ2に近接するように配置される。また、アンテナ14はRFIDタグ23への無線波の送信およびこの送信結果として少なくとも識別情報で変調されRFIDタグ23から送信される無線波の受信に共用される。減衰器16はアンテナ14およびリーダライタ回路15間に接続され、具体的には、アンテナ14およびリーダライタ回路15を接続する高周波伝送路SLに挿入されている。RFIDタグ23は、RFIDリーダライタRWからの呼掛けに対して少なくとも識別情報を返信するようにマイクロチップとこのマイクロチップに接続される送受信用のアンテナとを組み合わせたICタグである。このマイクロチップは従来から知られるような構造であり、識別情報やその他の情報を記憶するメモリ、および無線波の変調および復調を行う回路等を含む。このRFIDタグ23は例えば電源を持たないパッシブ型であり、RFIDリーダライタRWから送信される例えば無変調の搬送波である無線波を電力として動作し、この無線波に識別情報を重畳させるバックスキャッタ変調を行ってRFIDリーダライタRWに送信する。尚、RFIDタグ23およびRFIDリーダライタRW間の無線通信は、例えば電磁結合方式、電磁誘導方式、マイクロ波方式のような様々な方式で行うことが可能である。
このラベルプリンタでは、ラベルテープ2がラベル発行口6に向ってフィードされる間において、RFIDリーダライタRWがRFIDタグ23に対して少なくとも識別情報の書き込みおよび読み出しを行い、プリント機構PLが文字や図形をラベルシート22にプリントする。ラベルテープ2は1ラベルシート22単位にフィードされてラベル発行口6から外部へ排出される。この後、各ラベルシート22は対応RFIDタグ23と一緒に台紙21から剥離され、このRFIDタグ23を覆った状態で商品、その他の物体に貼り付けられる。
図3に示すように、複数のラベルシート22はRFIDタグ23の上面および側面がラベルシート22で覆われ、これらの下面が台紙21に接し、各ラベルシート22に一つのRFIDタグ23が割当てられるようにして台紙21上に配置されている。
図4はラベルプリンタの制御回路CNT、RFIDリーダライタRW、およびプリント機構PLを含むラベルプリンタの回路構成を示す。プリント機構PLおよびRFIDリーダライタRWはこの制御回路CNTによって制御される。制御回路CNTは中央処理装置(CPU)31、リード・オンリー・メモリ(ROM)32、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)33、通信インターフェース(I/F)35、およびこれらを相互接続するバスライン36を含む。CPU31は様々な制御処理を行う。ROM32はCPU31の制御プログラムデータおよび設定データ等を予め保持する。RAM33はCPU31の入出力データを一時的に格納する。通信インターフェース35はラベルシート22へそれぞれプリントすべきプリントデータやRFIDタグ23へそれぞれ書き込むべき識別情報およびその他の情報を取得するためにホストコンピュータ等の上位機器と有線あるいは無線で通信を行う。RAM33には、これらプリントデータ、識別情報、およびその他の情報を記憶する領域が設けられている。(尚、その他の情報は、識別情報に付加されて識別情報と一緒に処理されるため、以下の説明において省略する。)CPU31はラベル発行時にステッピングモータ34を駆動してラベルテープ2を搬送する制御を行い、各ラベルシート22で覆われたRFIDタグ23がアンテナ14の輻射面に対向した状態でRFIDタグ23に対して識別情報を書き込み、この書込結果を確認用に読み出すようにRFIDリーダライタRWを制御し、さらにラベルシート22がサーマルプリントヘッド7の発熱体位置に到達してからプリントデータをラベルシート22にプリントするようにサーマルプリントヘッド7を制御する。ここで、ステッピングモータ34およびプラテンローラ8はサーマルプリントヘッド7において1ラインの抵抗発熱体が並ぶ主走査方向に直角な副走査方向(矢印Aで示す搬送方向)にラベルテープ2をフィードするラベルテープ搬送部を構成し、ラベルテープ2がプラテンローラ8の回転量に対応してロール3から引き出される。他方、巻取リール13はこのプラテンローラ8と一緒に回転し、これによりインクリボン9がラベルテープ2のフィード量に対応してロール10から引出される。
実際のラベル発行では、CPU31がRFIDタグ23へ書き込むべき識別情報およびラベルシート22にプリントすべきプリントデータを予め上位機器から取得して、RAM33に一時的に格納する。この後、CPU31はラベルテープ2の搬送を開始させる。CPU31は、ラベルシート22で覆われたRFIDタグ23がアンテナ14の上方を通過する前にRAM33から識別情報を読み出してRFIDリーダライタRWのリーダライタ回路15に出力する。リーダライタ回路15は、RFIDタグ23へ識別情報を書き込むために、先ず無変調の搬送波(高周波信号)である無線波をアンテナ14からRFIDタグ23に送信し、これに続いて識別情報で変調した搬送波である無線波をアンテナ14からRFIDタグ23に送信する。さらに、リーダライタ回路15は、RFIDタグ23から識別情報を読み込むために、無変調の搬送波(高周波信号)である無線波をアンテナ14からRFIDタグ23に送信する。
RFIDタグ23は、RFIDリーダライタRWのアンテナ14から送信された無変調の搬送波である無線波を受信し、この無線波による”呼掛け”に応答して起動する。正確には、受信した無線波が変調の有無を問わずRFIDタグ23を動作させる電力として用いられる。この起動後、RFIDタグ23は無線波を復調し、識別情報が復調結果として得られたときにこの識別情報をメモリに保存する。RFIDタグ23はこの後再び無線波、すなわち無変調の搬送波を受信する。これに伴い、RFIDタグ23はこの無変調の搬送波にメモリからの識別情報を重畳させるバックスキャッタ変調を行ってRFIDリーダライタRWに送信する。
バックスキャッタ変調された無線波はRFIDリーダライタRWのアンテナ14で受信され、リーダライタ回路15に入力される。リーダライタ回路15は書込結果の識別情報を確認するためにこの無線波を復調する。この書込結果に誤りがある場合には、リーダライタ回路15が上述の動作を再度実行する。ラベルシート22の先端は、識別情報が正しくRFIDタグ23に書き込まれた後にサーマルプリントヘッド7の抵抗発熱体とプラテンローラ8とが対向するプリント位置に到達する。
CPU31は、ラベルシート22の先端がプリント位置に到達した後、プリントデータに対応して駆動されるようにサーマルプリントヘッド7を制御する。このサーマルプリントヘッド7では、1ラインの抵抗発熱体が選択的に通電加熱され、これによりインクリボンを用いたプリントが行われる。この選択的な通電加熱は、ラベルシート22が抵抗発熱体のラインピッチで副走査方向において移動する毎に行われる。ここで、CPU31はプラテンローラ8を回転させるステッピングモータ34に対する駆動パルスの数をカウントすることにより副走査方向のラベル位置を確認する。プリントデータのプリントは、ラベルシート22の後端がプリント位置を通過するまでに完了する。
図5はRFIDリーダライタRWの構成を詳細に示す。このRFIDリーダライタRWでは、リーダライタ回路15がアンテナ14から送信すべき無線波を出力する送信部TX、少なくとも識別情報を得るためにアンテナ14で受信された無線波を復調する受信部RX、送信部TXおよび受信部RX間に接続され送信部TXから出力された無線波をアンテナ14へ導きアンテナ14で受信された無線波を受信部RXへ導く方向性結合器52、並びに送信部TXおよび受信部RXを制御するベースバンド回路50を含む。減衰器16は図5に示すようにアンテナ14および方向性結合器52間に接続され、アンテナ14に対する定在波比の増大に伴う受信部RXの飽和を低減するように受信部RXへ導かれる無線波を減衰させるように機能する。方向性結合器52は、例えばサーキュレータ、ハイブリッド・カプラ、パワー・ディバイダからなる。送信部TXは変調器41、パワーアンプ42、およびローカル発振器51を含む。受信部RXはローノイズアンプ43、第1および第2ミキサ(周波数変換器)44,45、第1および第2ローパスフィルタ46,47、および第1および第2低周波アンプ48,49を含む。
ローカル発振器51はアンテナ14で送受信される無線波の搬送波として用いられる高周波信号を発生する。ローカル発振器51の発振周波数はアンテナ14で送受信される無線波の搬送波周波数としてベースバンド回路50の制御により調整可能である。ローカル発振器51は高周波信号を供給するために変調器41並びに第1および第2ミキサ44,45に接続される。但し、π/2移相器53がローカル発振器51および第2ミキサ45間に挿入される。これにより、第2ミキサ45に入力される高周波信号は第1ミキサ44に入力される高周波信号に対して90°の位相差を持つ。変調器41はローカル発振器51から発生される高周波信号である搬送波を変調してパワーアンプ42に供給するために設けられている。RFIDタグ23への識別情報の書込時には、搬送波がベースバンド回路50から変調器41にベースバンド信号の形式で供給される識別情報により変調され、RFIDタグ23に送信すべき無線波として出力される。識別情報がベースバンド回路50から供給されないときは、搬送波がRFIDタグ23に送信すべき無線波として無変調のまま出力される。この無線波はパワーアンプ42で電力増幅され方向性結合器52に供給される。方向性結合器52はこの無線波を減衰器16を介してアンテナ14に導く。アンテナ14はこの無線波をRFIDタグ23に送信するために空間に放射する。
アンテナ14はさらにRFIDタグ23でバックスキャッタ変調された無線波を受信する。方向性結合器52はアンテナ14で受信された無線波を減衰器16を介してローノイズアンプ43に導く。ローノイズアンプ43はこの無線波を増幅して第1および第2ミキサ44,45に供給する。第1ミキサ44は、ローノイズアンプ43から出力された無線波とローカル発振器51から無線波の搬送波成分として出力された高周波信号を混合し、この結果として得られる同相ベースバンド信号を出力する。同相ベースバンド信号は、第1ローパスフィルタ46で不要周波数帯域のノイズ成分について除去され、さらに第1低周波アンプ48で増幅され、ベースバンド回路50に供給される。他方、第2ミキサ45は、ローノイズアンプ43から出力された無線波とローカル発振器51から無線波の搬送波成分として出力され移相器53によって90°の位相差を与えられた高周波信号とを混合し、この結果として得られる直交相ベースバンド信号を出力する。直交相ベースバンド信号は、第2ローパスフィルタ47で不要周波数帯域のノイズ成分について除去され、さらに第2低周波アンプ49で増幅され、ベースバンド回路50に供給される。ベースバンド回路50は、同相ベースバンド信号および直交相ベースバンド信号から識別情報を得る復調処理を行う。
上述の減衰器16は、アンテナ14のVSWRが増加するのを防ぐために設けられたもので、1〜3dB程度に予め設定された減衰量を持つことが望ましい。しかしながら、リーダライタ回路15の消費電力あるいは発熱量が許容されるのであれば、より大きな減衰量であってもよい。
ここで、方向性結合器52が例えばサーキュレータで構成される場合に得られるアンテナ14のVSWRについて述べる。アンテナ14の反射係数をγとすると、電圧定在波比VSWRは、下記(1)式で表される。
VSWR=(1+γ)/(1−γ) …(1)
このとき、リターンロスRLは、下記(2)式で表される。
RL(dB)=−20・logγ=−10(Pr/Pf) …(2)
但し、Prは反射波電力、Pfは進行波電力である。
例えば、VSWRが、1.0に調整されたアンテナ14をリーダライタ回路15に接続したとき、方向性結合器(サーキュレータ)52のアイソレーションを25dB、パワーアンプ42の出力を500mW(27dBm)とすると、ローノイズアンプ43には2dBmが入力されることになる。一般的なローノイズアンプであればこの程度の入力では歪まずに増幅することができる。
ところが、ラベルプリンタのユーザは材質や形状が異なり用途によって選択可能な様々なタイプのラベルテープ2を採用するため、ラベルテープ2がアンテナ14に近接した状態で得られる電圧定在波比VSWRが、例えば、「3」になることもある。このとき、(2)式により、リターンロスRLは約6dBとなる。すなわち、方向性結合器(サーキュレータ)52の挿入損失を0.5dBとすると、パワーアンプ42で増幅された電力はアンテナ14で反射され、ローノイズアンプ43に20dBmが入力される。
一般的なローノイズアンプ43に20dBmという大電力を入力すると、飽和して受信感度が低下する。RFIDリーダライタRWの構成によっては、ローノイズアンプが無く、直接ミキサに入力されるものもあるが、一般的なミキサも20dBmが入力されると飽和する。ラベルテープ2の種類によっては、アンテナ14の電圧定在波比VSWRは、「3」以上にもなり、最悪の場合、ローノイズアンプ43が破損する虞もある。
そこで、アンテナ14と方向性結合器(サーキュレータ)52との間に3dBの減衰器16を挿入すると、リターンロスRLは6dB改善される。従って、ローノイズアンプ43には14dBmが入力されるようになり、飽和が低減される。このとき、アンテナ14から空間に放射される電力も3dB減衰することになるが、RFIDタグ23とアンテナ14との距離が近いため、無線通信に与える影響はほとんど無い。
このように、アンテナ14と方向性結合器(サーキュレータ)52との間に減衰器16を介在させることで、アンテナ14の定在波比が増加してもアンテナ14のリターンロスRLを改善できる。従って、RFIDリーダライタRWはローノイズアンプ43の飽和を回避してRFIDタグ23から常に安定に識別情報を読み取ることができる。尚、減衰器16を電力損失が大きい同軸ケーブル等で構成しても良い。
減衰器16の減衰量ATT(dB)は、(3)式を満たすように設定すると良い。
ATT≧(IS−IL1−IL2−RL)/2 …(3)
但し、IS(dB)は、方向性結合器52の送信部端および受信部端間のアイソレーション、IL1(dB)は、送信部TXからアンテナ14に導かれる無線波について方向性結合器52で生じる挿入損失、IL2(dB)は、方向性結合器52のアンテナ14から受信部RXに導かれる無線波について方向性結合器で生じる挿入損失、RL(dB)は、アンテナ14のリターンロスである。
上記(3)式を満たすとき、パワーアンプ42から出力されアンテナ14で反射されてローノイズアンプ43に到達する電力P2は、パワーアンプ42から出力され方向性結合器52を通過してローノイズアンプ43に到達する電力P1よりも小さくなるため、アンテナ14の定在波比が増加してもローノイズアンプ43は飽和することなく、受信部RXは良好な受信動作を行うことができるようになる。
図6は、図5に示すRFIDリーダライタRWの変形例を示す。図5と同様な部分は図6において同一の参照符号を付して詳細な説明を省略する。ラベルプリンタでは、例えばラベルテープ2の種類が通信環境を変化させる要因である。このため、ラベルテープ2のロール交換のような通信環境の変化を検出するセンサを設け、このセンサから得られた通信環境の変化をCPU31によりRFIDリーダライタRWに通知することでより適切な無線通信を行わせることが可能になる。この変形例では、可変減衰器161が図5に示す減衰器16の代りにアンテナ14と方向性結合器52との間の高周波伝送路SLに挿入され、ベースバンド回路50が減衰量制御信号を供給するために制御線54を介して減衰器161に接続される。可変減衰器161の減衰量はこの減衰量制御信号により例えば0〜10dBまでの範囲で1dB単位に調整される。ベースバンド回路50は、図5を参照して説明した動作の他に、通信環境の変化が検出されたときに減衰器161の減衰量を調整する調整動作を行うように構成される。
実際の調整動作では、減衰器161の減衰量が最初に0dBに設定され、この状態でRFIDタグ23に対する識別情報の書き込みおよび読み出しが行われる。識別情報の読み出しに失敗すれば、無線通信に異常があると推定される。従って、ベースバンド回路501は可変減衰器161の減衰量を0dBから10dBまで順次増大させながら、識別情報の書き込みおよび読み出しを繰り返えさせ、この結果として識別情報の読み出しが安定に成功する特定の減衰量を最終的に可変減衰器161に設定する。
尚、この減衰量制御信号はベースバンド回路50から独立した回路から可変減衰器161に供給されてもよい。さらに、可変減衰器161の減衰量範囲や調整単位は任意に変更してよい。
この変形例の構成においては、ラベルテープ2の材質等が異なっても減衰器161の減衰量が適切に設定される。従って、使用するラベルテープ2の種類に拘わらず、図5を参照して説明した構成と同様に、アンテナ14の定在波比が増加してもアンテナ14のリターンロスRLを改善でき、これにより、ローノイズアンプ43が飽和するのを防止でき、RFIDリーダライタRWは常に安定にRFIDタグ23の識別情報を取得することができる。
上述の実施形態のように方向性結合器(サーキュレータ)52とアンテナ14の間に減衰器16または161を配置すると、小さな減衰器でもアンテナ14のインピーダンスミスマッチによる送信電力の反射を回避できるため、受信感度を低下させずに受信部RXへの送信電力の漏洩を低減できる利点がある。
尚、本発明は上述の実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で様々に変形可能である。
上述の実施形態はラベルプリンタであるため、RFIDリーダライタRWがRFIDタグ23と近距離無線通信を行って少なくとも識別情報の書き込みおよび読出しを行うように構成された。しかしながら、本発明はRFIDタグ23と近距離無線通信を行って少なくとも識別情報を読み出すRFIDリーダに適用することもできる。すなわち、RFIDリーダでも、無変調の搬送波である無線波をRFIDタグ23に送信し、少なくとも識別情報でこの無線波をバックスキャッタ変調しRFIDタグ23から送信される無線波を受信する必要がある。このため、RFIDリーダがRFIDタグ23への無線波の送信および少なくとも識別情報で変調されRFIDタグ23から送信された無線波の受信に共用されるアンテナ14と、アンテナ14から送信すべき無線波を出力する送信部TXと、少なくとも識別情報を得るためアンテナ14で受信された無線波を復調する受信部RXと、送信部TXおよび受信部RXとの間に接続され、送信部TXから出力された無線波をアンテナ14へ導き、アンテナ14で受信された無線波を受信部RXへ導く方向性結合器52を備える場合、アンテナ14と方向性結合器52間に接続され、アンテナ14の定在波比の増大に伴う受信部RXの飽和を低減するように受信部RXへ導かれる無線波を減衰させる減衰手段を設けることが有効である。この減衰手段は上述の実施形態において減衰器16あるいは可変減衰器161として説明されている。
2…ラベルテープ、22…ラベルシート、23…RFIDタグ(無線タグ)、7…サーマルプリントヘッド、8…プラテンローラ、9…インクリボン、14…アンテナ、15…リーダライタ回路、16…減衰器,161…可変減衰器、41…変調器、42…パワーアンプ、43…ローノイズアンプ、44,45…ミキサ、50…ベースバンド回路、52…方向性結合器(共用器)、RW…RFIDリーダライタ、PL…プリント機構、TX…送信部、RX…受信部、CNT…制御回路。
特開2005−332318号公報

Claims (8)

  1. 搬送波又は変調波を、アンテナを介して近距離に存在する無線タグに送信する送信部と、
    この送信部が送信した搬送波が前記無線タグによってバックスキャッタ変調された高周波信号を、前記アンテナを介して受信する受信部と、
    前記送信部と前記受信部を制御する制御部と、
    前記送信部と前記受信部が前記アンテナを共用するために設けられた共用器と、
    前記アンテナと共用器との間に接続された減衰器を具備し、
    前記減衰器は、前記アンテナの定在波比の増加に伴う前記受信部の飽和を低減するように減衰量を可変される減衰量可変手段を有することを特徴とする識別情報リーダ。
  2. 無線タグを設けた用紙を搬送する用紙搬送部と、
    この用紙搬送部の近傍に配置され、搬送される用紙に印字するプリンタヘッドと、
    前記無線タグに対して搬送波又は変調波を、前記用紙搬送部の近傍に配置されたアンテナを介して送信する送信部、この送信部からの搬送波が前記無線タグによってバックスキャッタ変調された高周波信号を、前記アンテナを介して受信する受信部、前記送信部と前記受信部を制御する制御部、前記送信部と前記受信部が前記アンテナを共用するために設けられた共用器及び前記アンテナと共用器との間に接続された減衰器を備えた識別情報リーダを具備し、
    前記識別情報リーダの減衰器は、前記アンテナの定在波比の増加に伴う前記受信部の飽和を低減するように減衰量を可変される減衰量可変手段を有することを特徴とする識別情報リーダを備えたプリンタ。
  3. 識別情報リーダにおいて、前記制御部は前記減衰量可変手段を可変制御することを特徴とする請求項2記載のプリンタ。
  4. 無線識別タグへの無線波の送信および少なくとも識別情報で変調され前記無線識別タグから送信された無線波の受信に共用されるアンテナと、
    前記アンテナから送信すべき無線波を出力する送信部と、
    少なくとも前記識別情報を得るためにアンテナで受信された無線波を復調する受信部と、
    前記送信部および前記受信部間に接続され、前記送信部から出力された無線波を前記アンテナへ導き前記アンテナで受信された無線波を前記受信部へ導く方向性結合器と、
    前記アンテナと前記方向性結合器との間に挿入され前記アンテナの定在波比の増大に伴う前記受信部の飽和を低減するように減衰量を可変されて前記受信部へ導かれる無線波を減衰させる減衰量可変手段とを備えることを特徴とする識別情報リーダ。
  5. 前記減衰量可変手段は減衰量が通信環境の変化に適合するように調整されることを特徴とする請求項4に記載の識別情報リーダ。
  6. 無線識別タグを添付したプリント媒体にプリントを行うプリント機構と、
    前記無線識別タグに対して無線通信を行う識別情報リーダと、
    前記プリント機構および前記識別情報リーダを制御する制御回路とを備え、
    前記識別情報リーダは無線識別タグへの無線波の送信および少なくとも識別情報で変調され前記無線識別タグから送信された無線波の受信に共用されるアンテナ、前記アンテナから送信すべき無線波を出力する送信部、少なくとも前記識別情報を得るために前記アンテナで受信された無線波を復調する受信部、前記送信部および前記受信部間に接続され、前記送信部から出力された無線波を前記アンテナへ導き前記アンテナで受信された無線波を前記受信部へ導く方向性結合器、および前記アンテナおよび前記方向性結合器間に接続され前記アンテナに対する定在波比の増大に伴う前記受信部の飽和を低減するように減衰量を可変されて前記受信部へ導かれる無線波を減衰させる減衰量可変手段を含むことを特徴とするプリンタ。
  7. 前記アンテナは前記プリント機構の近傍に配置されることを特徴とする請求項6に記載のプリンタ。
  8. 前記減衰量可変手段は、減衰量が通信環境の変化に適合するように調整されることを特徴とする請求項7に記載のプリンタ。
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