JP2009212545A - メッシュシート - Google Patents

メッシュシート Download PDF

Info

Publication number
JP2009212545A
JP2009212545A JP2008050311A JP2008050311A JP2009212545A JP 2009212545 A JP2009212545 A JP 2009212545A JP 2008050311 A JP2008050311 A JP 2008050311A JP 2008050311 A JP2008050311 A JP 2008050311A JP 2009212545 A JP2009212545 A JP 2009212545A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit pattern
pattern
mesh
mesh sheet
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008050311A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4777375B2 (ja
Inventor
Yuji Totsu
裕次 渡津
Kashiro Murata
佳子郎 村田
Shuzo Okumura
秀三 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissha Printing Co Ltd
Original Assignee
Nissha Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissha Printing Co Ltd filed Critical Nissha Printing Co Ltd
Priority to JP2008050311A priority Critical patent/JP4777375B2/ja
Publication of JP2009212545A publication Critical patent/JP2009212545A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4777375B2 publication Critical patent/JP4777375B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Abstract

【課題】変形に対する応力を吸収し、曲率が大きい曲面に沿わせることができるメッシュシートを提供する。
【解決手段】樹脂シートで構成された絶縁性を有する支持基材11の表面に略等幅の細帯によって構成された金属メッシュ層13が積層され、曲面を有する任意の部材2の表面に沿って貼着されて使用されるメッシュシートであって、
前記金属メッシュ層13は、多軸方向に連続配置された単位パターン21と、前記任意の1つの単位パターンに対して複数の位置から前記単位パターン21同士を複数接続するように配置される脚部22を備え、
前記任意の単位パターン21に接続されている脚部22は、当該隣り合う単位パターン21を離す方向に沿った引っ張り力が当該単位パターン21に加わった場合、当該単位パターン21に接続されている脚部と単位パターン21との接続部分を全て同じ回転方向に作用させるような傾斜角度を持って当該単位パターンに接続されていることを特徴とする、メッシュシート。
【選択図】図4A

Description

本発明は、テレビや携帯電話などのモバイル端末などの各種電子機器における筐体に用いられるメッシュシートであって、地上波や衛星放送の電波を送受信するためのアンテナ又は、静電容量方式のタッチパネルなどに用いられるメッシュシートに関する。
従来、アンテナや静電容量方式のタッチパネル等の機能を備えた電子機器の筐体用部材が知られている。例えば、樹脂成形品を主構成層とし、かつ不透明な装飾部を有する筐体用部材であって、装飾部の装飾を付与する層の前面側に面状かつ光線透過率が70%以上のアンテナパターンを有し、アンテナパターンの導電部が網目構造の導電性薄膜からなり、各網目の輪郭が略等幅の極細帯で構成されているものが、出願人から出願されている(特許文献1)。
この筐体用部材は、例えば、図12に示すように、透明の支持フィルムに例えば、帯幅30μm以下の金属メッシュが積層され、光透過率70%以上の透過率を有するメッシュシート100を、筐体を構成する成形品101に貼り合わせることで構成されている。
メッシュシート100に設けられた金属メッシュは、図13A及び、図13Bに示すようなメッシュパターンを有している。図13Aのメッシュパターンは、細帯が格子状に配列されている。また、図13Bのメッシュパターンは、正六角形がハニカム状に連続的に配置された構成を有している。このように、金属メッシュパターンは、多角形で構成された網目形状のパターンが連続した構成を有している。
ところで、このメッシュシートを筐体用部材として成形品と貼り合わせる場合には、当該メッシュシートを金型内に挿入してインモールド成形により行う。このとき、予めメッシュシートに圧力と熱を加え、メッシュシートを成形品の外形に沿った形状にプレフォームしてから金型内に配置してもよい。
そして、金型内のキャビティに溶融樹脂を射出し、金型内のメッシュシートと溶融樹脂を一体的に成型することによって、成形品の表面にメッシュシートが貼着された筐体用部材を形成する。
国際公開 WO2006/106982
しかし、上記のようにして筐体部材を形成する場合、射出時、またはプレフォーム時に熱と圧力を加えて、筐体の外形に沿ってメッシュシートを多軸的に変形させる必要がある。このとき、金属の伸び率は小さいため、あまりに曲率が大きい曲面、例えば、成形品の縁部分に沿わせるように変形させると、ごく細い細帯で構成された金属メッシュに応力が加わることによって、細帯が変形に耐えられず断線し、金属メッシュが破壊されるという問題があった。
したがって、本発明が解決しようとする技術的課題は、変形に対する応力を吸収し、金属メッシュを破壊することなく曲率が大きい曲面に沿わせることができるメッシュシートを提供することである。
本発明は、上記技術的課題を解決するために、以下の構成のメッシュシートを提供する。
本発明の第1態様によれば、樹脂シートで構成された絶縁性を有する支持基材の表面に略等幅の細帯によって構成された金属メッシュ層が積層され、曲面を有する任意の部材の表面に沿って貼着されて使用されるメッシュシートであって、
前記金属メッシュ層は、多軸方向に連続配置された単位パターンと、前記任意の1つの単位パターンに対して複数の位置から前記単位パターン同士を複数接続するように配置される脚部を備え、
前記任意の単位パターンに接続されている脚部は、当該隣り合う単位パターンを離す方向に沿った引っ張り力が当該単位パターンに加わった場合、当該単位パターンに接続されている脚部と単位パターンとの接続部分を全て同じ回転方向に作用させるような傾斜角度を持って当該単位パターンに接続されていることを特徴とする、メッシュシートを提供する。
本発明の第2態様によれば、前記メッシュ層を構成する細帯は、細帯の幅が40μmより細く構成されていることを特徴とする、第1態様のメッシュシートを提供する。
本発明の第3態様によれば、前記支持基材と金属メッシュ層は、熱可塑性接着剤を介して貼着されていることを特徴とする、第1又は第2態様のメッシュシートを提供する。
本発明の第4態様によれば、前記支持基材は熱可塑性樹脂で構成されていることを特徴とする、第3態様のメッシュシートを提供する。
本発明の第5態様によれば、前記単位パターンは形状及びサイズが同じ閉図形として構成されていることを特徴とする、第1から第4態様のいずれか1つのメッシュシートを提供する。
本発明の第6態様によれば、前記単位パターンは交差する2本の仮想軸に沿って格子状に配列された円形の閉図形で構成され、前記脚部は、前記単位パターンの接続点における法線方向からそれぞれ同方向に傾斜して延在し、1つの単位パターンについて少なくとも3本設けられていることを特徴とする、第5態様のメッシュシートを提供する。
本発明の第7態様によれば、前記単位パターンは矩形の閉図形で構成され、前記脚部は1つの単位パターンについて、当該単位パターンの全ての頂点から前記単位パターンを構成する全ての辺に沿って伸び、隣り合う4つの単位パターンの辺に接続するように設けられていることを特徴とする、第5態様のメッシュシートを提供する。
本発明の第8態様によれば、前記単位パターンは交差する2本の仮想軸に沿って格子状に配列された矩形の閉図形で構成され、前記脚部は1つの単位パターンについて、当該単位パターンの全ての頂点と前記仮想軸に沿って隣り合う単位パターンの頂点を結び、前記仮想軸と交差する方向に延在して設けられることを特徴とする、第5態様のメッシュシートを提供する。
本発明の第9態様によれば、前記単位パターンは、その辺を構成する細帯が、交差する3本の仮想軸に対して傾いて配置された三角形の閉図形で構成され、
前記脚部は、前記3本の仮想軸に沿って放射状に構成され隣り合う3つの前記単位パターンの頂点に接続するように構成されていることを特徴とする、第5態様のメッシュシートを提供する。
本発明によれば、メッシュシートに伸展力が加わった場合、単位パターン間の間隔を広げるように金属メッシュ層に応力が加わる。このとき、1つの単位パターンに着目すれば、脚部が傾斜角度を持って接続されているため、脚部に加わる引っ張り力によって単位パターンが回転するように力が働く。この結果、脚部と単位パターンのなす角度が変化する。脚部の角度が変化することで、当該単位パターン及び脚部の細帯を切断することなく隣り合う単位パターンとの間隔を広くすることができ、全体としてメッシュパターンを伸展させることができる。
また、金属メッシュ層を構成する細帯を40μm以下とすることにより、金属メッシュ層を視認しにくくすることができ、意匠性に優れたメッシュシートを構成することができる。なお、この場合は、支持基材を透明又は半透明のもので構成することが好ましい。
金属メッシュ層と支持基材との接着を熱可塑性接着剤で構成することで、熱によりわずかに可塑性が増し、金属メッシュ層の細帯に伸展応力が加わった場合、支持基材と金属メッシュ層との間で変形して、両者の相対的位置の滑りを生じさせ、金属メッシュ層の細帯の破壊を抑制することができる。また、この場合、支持基材も熱可塑性樹脂で構成されていることで、より可塑性を増すことができ、伸展応力による変形における細帯の破壊を抑制することができる。
単位パターンは形状及びサイズが同じ閉図形として構成されていることが好ましい。
以下、本発明の一実施形態に係るメッシュシートについて、図面を参照しながら説明する。
まず、本発明にかかるメッシュシートの用途の一例として、当該メッシュシートをアンテナとして用いた携帯電話端末の筐体について説明する。なお、メッシュシートは、携帯電話端末以外の電子機器にも使用可能であり、また、アンテナ以外に静電容量式のタッチパネルとしても使用可能である。
図1Aは、本実施形態にかかるメッシュシートを用いた携帯電話端末の筐体の外観構成を示す図である。図1Bは、図1AのIB−IB線での断面図である。図1Aに示す筐体用部材1は、樹脂成形品2を主構成層とし、かつ樹脂成形品2の表面にメッシュシート10で構成されたアンテナパターンが形成されたものである。樹脂成形品2は、図1Bに示すように、透明窓部4を備えた容器状の形状であり、その縁部3の周辺が曲げられた曲面部5となるように構成されている。
樹脂成形品2は、所望する筐体部材の形状に成形され、その材質としてはポリカーボネート、アクリル、ポリエチレンテレフタレート、トリアセチルセルロースなどを使用することができる。また、透明窓部4は、例えば、二色成型などの方法により一体的に構成されていてもよいし、樹脂成形品2の透明窓部用の開口に別の樹脂成形体で構成された透明部材を嵌め込むように構成されていてもよい。
樹脂成形品2の表面には、図示しない不透明な装飾部が設けられていてもよい。具体的には、樹脂成形品の表面に加飾層を設ける。加飾層の形成方法としては、転写法や成形同時転写法を用いることができる。転写法とは、基体シート上に剥離層、加飾層、接着層等からなる転写層を形成した転写材を用い、加熱加圧して転写層を被転写物である樹脂成形品2に密着した後、基体シートを剥離して、被転写面に転写層のみを転写して装飾を行う方法である。また、成形同時転写法とは、転写材を成型金型内に挟み込み、キャビティ内に樹脂を射出充満させ、冷却して樹脂成形品を得るのと同時にその面に転写材を接着させた後、基体シートを剥離して、被転写物面に転写層を転移して装飾を行う方法である。なお、成形同時転写法においては、樹脂成形品の接着力が高いので、接着層を省略することもできる。また、後述するメッシュシートの表面に加飾層を設けて装飾を行うこともできる。
転写材の基体シートは、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂などの樹脂シートを用いることができる。
剥離層の材質としては、ポリアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、セルロース系樹脂、ゴム系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、等の他、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体系樹脂、エチレン−酢酸ビニル共重合体系樹脂などのコポリマーを用いるとよい。剥離層に硬度が要求される場合には、紫外線硬化性樹脂などの光硬化性樹脂、電子線硬化性樹脂などの放射線硬化性樹脂、熱硬化性樹脂などを選定して用いることができる。
接着層としては、被転写物の素材に適した感熱性あるいは感圧性の樹脂を適宜使用する。例えば、被転写物の材質がポリアクリル系樹脂の場合は、ポリアクリル系樹脂を用いるとよい。また、被転写物の材質が、ポリフェニレンオキシド共重合体、ポリスチレン景況重合体樹脂、ポリカーボネート系樹脂、スチレン系樹脂、ポリスチレン系ブレンド樹脂の場合は、これらの樹脂と親和性のあるポリアクリル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂などを使用すればよい。
樹脂成形品2の表面に、面状かつ光線透過率が70%以上のアンテナパターンを有するメッシュシートが貼着される。メッシュシート10は、樹脂成形品2の表面の広い領域にわたって構成され、曲面部5の表面にも設けられている。メッシュシート10は、後述のように網目パターンを有する金属製の極細帯で構成された金属メッシュ層を有する。金属メッシュ層は、不透明であるが極細く構成されているため、一見すれば、金属製の極細帯がわずかな階調の変化としてしか認識されず、樹脂成形品2の意匠性を害することがない。しかも、比較的広い面積をアンテナとして使用することができ、受信感度を向上させることができる。なお、メッシュシートは、ディスプレイ用透明窓部4の表面にまで設けられていてもよい。
メッシュシートは、例えば、樹脂成形品2の表面に次の工程により貼着される。一例としては、樹脂成形品2の成形時にメッシュシートを金型内に挟み込んだ状態で型閉じし、溶融樹脂をキャビティ内に射出する。このように構成することにより、キャビティの面に沿った形状のメッシュシートと溶融樹脂が密着し、樹脂成形品2の表面にメッシュシート10を貼着することができる。
また、金型内に挟み込まれるメッシュシートは、予めキャビティの面に沿った形状にプレフォームされていてもよい。プレフォームは、プレフォーム用のプレス装置などを用いてメッシュシートを加熱しながらプレスすることによって行う。メッシュシートは、プレス装置によるプレス力又は溶融樹脂の射出圧力により変形する。特に、樹脂成形品の角部に相当する部分では、変形部分が多軸方向に同時に伸展することとなる。
図2は、図1Aの携帯電話端末の筐体に用いられるメッシュシートの構成例を示す断面図である。メッシュシート10は、樹脂シートで構成された絶縁性を有する支持シート11の表面に、金属メッシュ層13が積層された構成である。支持シート11と金属メッシュ層13の間の接着には熱可塑性樹脂を主原料とする接着剤12が使用される。
支持シート11は、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂などの樹脂シートを用いることができる。
接着層12として、プレフォーム時あるいは溶融樹脂の射出時に加わる熱により、わずかに可塑性が増す材料で構成されることが好ましい。具体的には、プレフォーム時あるいは溶融樹脂の射出時において、メッシュシート10は、概ね180℃程度に加熱されるため、これらの温度において可塑性が増すアクリル系材料等の材料を使用することができる。また、接着層12は後述するように、伸展時に変形しやすいように、30から50μm程度に少し厚め(通常は20μm程度とされている。)に構成されることが好ましい。
金属メッシュ層13としては、ほぼ厚み10μm程度の金属箔で構成されており、銅、ニッケル、アルミニウム、金、銀などの金属薄膜を用いることができる。そして、金属メッシュ層13は、例えば、フォトエッチングによって、又は印刷レジストによるエッチングの方法によって、微細な網目状パターンに形成されている。
網目状パターンをフォトエッチングにより形成する場合、図3に示すように、まず、支持フィルム11の表面に金属箔13aを貼着する。なお、図3においては、接着層12の記載を省略している。次いで、図示しないフォトレジスト膜を形成し、フォトマスクを用いて露光し、現像液で現像することによりレジスト膜の網目状パターンを形成する。これをエッチング液によりエッチングし、レジスト膜を剥離除去することにより、極細金属線からなる網目パターンを有する金属メッシュ層13を形成する。
上記のように、プレフォーム時あるいは溶融樹脂の射出時におけるメッシュシートの変形において、支持シート11及び金属メッシュ層13が多軸方向に伸展する。しかし、金属メッシュ層13を構成する金属は、支持シート11を構成する樹脂と比較して伸展の程度が小さく、伸展時に断線する可能性がある。本実施形態にかかるメッシュシートでは、当該伸展時の断線の問題を解消すべく、金属メッシュ層13のメッシュパターンを工夫することにより、この問題を解消することとしている。
具体的には、金属メッシュ層13のメッシュパターンは、多軸方向に連続配置された単位パターンと、前記任意の1つの単位パターンに対して対称位置から前記単位パターン同士を複数接続するように配置される脚部を備え、
前記任意の単位パターンに接続されている脚部は、当該隣り合う単位パターンを離す方向に沿った引っ張り力、すなわち、当該脚部の略延在方向に沿った引っ張り力が当該単位パターンに加わった場合、当該単位パターンに接続されている脚部と単位パターンの接続部分を全て同じ回転方向に作用させるような傾斜角度を持って当該単位パターンに接続されている。このように構成することにより、金属メッシュ層13に伸展力が加わった場合、単位パターンを構成する細帯に加わる単位パターン同士を離そうとする方向に働く応力により、単位パターンが回転し、単位パターンと脚部とがなす角度が緩和されることにより全体としてメッシュパターンを伸展させることができる。また、プレフォーム時あるいは溶融樹脂の射出時に加わる熱により、接着層12は、わずかに可塑性が増す材料で構成されているため、メッシュパターンの細帯に応力が加わった場合、支持フィルム11と金属メッシュ層13との間で変形して、両者の相対的位置の滑りを生じさせ、金属メッシュ層13の細帯の破壊を抑制する。
メッシュパターンを構成する細帯の帯幅は、概ね40μm以下に構成されている。細帯の帯幅を太くするとメッシュパターンが視認しやすくなり、筐体の意匠性を損なう原因となる。ただし、意匠性を求められないような部分における使用では、帯幅を上記範囲より大きくすることもできる。
(メッシュパターンの構成例1)
図4Aは、図2のメッシュシートに用いられるメッシュ層のメッシュパターンの第1構成例を示す図である。図4Bは、図4Aの一部拡大図である。以下、メッシュパターンを図示する場合、単位パターンと脚部との区別のために、それぞれ単位パターンに実線、脚部に破線を用いて表記するが、実際のメッシュパターンは全て金属薄膜が連続的につながった構成を有している。
図4A、図4Bに示すようにメッシュパターン20は、変形の閉図形で構成された単位パターン21が互いに交差するX方向及びY方向の軸に沿ってそれぞれ連続的に配置される。そして、1つの単位パターンから、4本の脚部22が設けられている。
図4Bの単位パターン21aを例にとって具体的に説明すると、円形の単位パターン21a中に設けられている4本の脚部22aは、単位パターン21aの接続点24における法線Hの方向から傾斜する方向(本構成例では、接続点24における単位パターンの接線方向)に延在して設けられている。単位パターン21aに設けられている脚部22aは、単位パターン21aに対して、X軸方向及びY軸方向に隣り合う4つの単位パターン21bに接続される。脚部22aと隣り合う単位パターン21bとがなす角度も単位パターン22bの接線方向となるように接続されている。
そして、単位パターン21aと接続されている4つの単位パターン21bの間の距離が離れる方向に応力が加わった場合、単位パターン21a,21bには、4つの脚部22aに加わる応力により、矢印91の方向に回転する応力が加わる。
図5Aは図4Aの伸展前の単位パターンの拡大図であり、図5Bは図4Aの伸展後の単位パターンの拡大図である。図4Aの構成を有するメッシュパターンは、隣り合う単位パターン21a,21b間の間隔L1が、メッシュシートの伸展に伴い、間隔がL2に拡がる。また、単位パターン同士を接続する脚部22は、この単位パターン間の間隔の拡がりを図中において水平方向に近づくことで、脚部22に加わる引っ張り応力を吸収する。具体的には、伸展前は脚部22と単位パターン21aのなす角度αであるが、伸展後は角度βと大きくなる。
このような構成を採用することにより、メッシュシートが伸展するように変形したとしても、メッシュパターンの単位パターン間の距離の拡がりに応じて脚部のなす角度が変化することによって、メッシュパターンを構成する細帯が断線することなく、金属メッシュが破壊されることが防止される。
なお、本構成例にかかるメッシュシートにおいては、脚部に加えられる引っ張り力により、単位パターンの隣り合う接続点24間に存在する円弧状の細帯が変形することによってもメッシュパターンの伸展を実現することができる。
(メッシュパターンの構成例2)
図6は、図2のメッシュシートに用いられるメッシュ層のメッシュパターンの第2構成例を示す図である。図6に示すようにメッシュパターン30は、正方形の閉図形で構成された単位パターン31a,31bが直交するX軸及びY軸に沿って格子状に配置される。単位パターン31a,31bは、その対角線がX軸及びY軸に沿うような向きとなっている。
1つの単位パターン31aについて、それぞれの頂点34から、その辺に沿った方向に4本の脚部32が設けられる。4本の脚部は、それぞれ当該単位パターン31aのX軸及びY軸方向に隣り合う単位パターン31bに接続される。単位パターン31bと当該脚部32との接続方向も、脚部32が単位パターンの辺に沿った方向となる。
図7は図6の伸展後の単位パターンの拡大図である。単位パターン31aと接続されている単位パターン31bの間の距離が離れる方向に応力が加わった場合、単位パターン31a,31bには、4つの脚部32に加わる応力により、矢印92の方向に回転する応力が加わる。メッシュパターンは、隣り合う単位パターン31a,31b間の間隔L1(図6参照)が、メッシュシートの伸展に伴い、間隔がL2に拡がる(図7参照)。また、単位パターン同士を接続する脚部32は、この単位パターン間の間隔に応じて角度が変わり、脚部32に加わる引っ張り応力を吸収する。
このような構成を採用することにより、図6,図7に示すように、メッシュシートが伸展するように変形したとしても、メッシュパターンの単位パターン間の距離の拡がりに応じて脚部のなす角度が変化することによって、メッシュパターンを構成する細帯が断線することなく、金属メッシュが破壊されることが防止される。
(メッシュパターンの構成例3)
図8は、図2のメッシュシートに用いられるメッシュ層のメッシュパターンの第3構成例を示す図である。図8に示すようにメッシュパターン40は、正方形の閉図形で構成された単位パターン41a,41bが直交するX軸及びY軸に沿って格子状に配置される。単位パターン41a,41bは、その辺がX軸及びY軸に沿うような向きとなっている。単位パターン41a,41bは、後述するように閉図形であればよく、正方形でなくてもよい。
1つの単位パターン41aについて、それぞれの頂点44から脚部42が設けられる。4本の脚部は、X軸及びY軸に対して交差する方向に延在する。本実施形態では、脚部42はX軸及びY軸に対して45゜で交差する。それぞれの脚部42は、当該単位パターン41aのX軸及びY軸方向に隣り合う単位パターン41bに接続される。
図9Aは、図8のメッシュパターンの伸展前後の変形の状態を示す図である。図8に示す構成を採用することにより、図9Aに示すように、メッシュシートが伸展するように変形したとしても、メッシュパターンの単位パターン間の距離の拡がりに応じて脚部のなす角度が変化することによって、メッシュパターンを構成する細帯が断線することなく、金属メッシュが破壊されることが防止される。
図9Bに構成例3の変形例及びその変形の行程を示す。図9Bのメッシュパターンは単位パターンが長方形で構成されている点が図8のメッシュパターンと異なる。
(メッシュパターンの構成例4)
図10は、図2のメッシュシートに用いられるメッシュ層のメッシュパターンの第4構成例を示す図である。図10に示すようにメッシュパターン50は、正三角形の閉図形で構成された単位パターン51a,51bが互いに交差(本構成例においては120度)するX軸及びYa軸、Yb軸に沿って配置される。単位パターン51a,51bは、3角形を構成する辺がX軸及びYa軸,Yb軸に対して、わずかに(15度程度)傾くような向きとなっている。
1つの単位パターン51aについて、それぞれの頂点から脚部52が設けられる。脚部52は、単位パターンの辺に沿って延在する。1つの頂点から伸びる脚部52は、当該単位パターン51aに対して隣り合う2つの単位パターン51bの脚部52bと連結する。すなわち、脚部52はX軸及びYa軸、Yb軸に沿って放射状に構成されており、隣り合う3つの単位パターンの頂点に接続するように構成されている。
図11Aは、図10のメッシュパターンの伸展前後の変形の状態を示す図である。図10に示す構成を採用することにより、図11に示すように、メッシュシートが伸展するように変形したとしても、メッシュパターンの単位パターン間の距離の拡がりに応じて脚部のなす角度が変化することによって、メッシュパターンを構成する細帯が断線することなく、金属メッシュが破壊されることが防止される。
図11Bに構成例4の変形例及びその変形の行程を示す。図11Bのメッシュパターンは、単位パターンが正三角形ではない点が図10のメッシュパターンと異なる。
以上説明したように、本発明にかかるメッシュシートによれば、メッシュシートに伸展力が加わった場合、単位パターン間の間隔を広げるように金属メッシュ層に応力が加わる。このとき、1つの単位パターンに着目すれば、脚部が傾斜角度を持って接続されているため、脚部に加わる引っ張り力によって単位パターンが回転するように力が働く。この結果、脚部と単位パターンのなす角度が変化する。脚部の角度が変化することで、当該単位パターン及び脚部の細帯を切断することなく隣り合う単位パターンとの間隔を広くすることができ、全体としてメッシュパターンを伸展させることができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その他種々の態様で実施可能である。
本実施形態にかかるメッシュシートを用いた携帯電話端末の筐体の外観構成を示す図である。 図1AのIB−IB線での断面図である。 図1Aの携帯電話端末の筐体に用いられるメッシュシートの構成例を示す断面図である。 メッシュシートをフォトエッチングにより作成する工程図である。 図2のメッシュシートに用いられるメッシュ層のメッシュパターンの第1構成例を示す図である。 図4Aの一部拡大図である。 図4Aの伸展前の単位パターンの拡大図である。 図4Aの伸展後の単位パターンの拡大図である。 メッシュ層のメッシュパターンの第2構成例を示す図である。 図6の単位パターンの伸展後の変形を示す図である。 メッシュ層のメッシュパターンの第3構成例を示す図である。 図8のメッシュパターンの変形の行程を示す図である。 第3構成例のメッシュパターンの変形例と変形の行程を示す図である。 メッシュ層のメッシュパターンの第4構成例を示す図である。 図10のメッシュパターンの変形の行程を示す図である。 第4構成例のメッシュパターンの変形例と変形の行程を示す図である。 メッシュシートと樹脂成形品との貼着状態を示す図である。 従来のメッシュシートに用いられているメッシュパターンの構成例を示す図である。 従来のメッシュシートに用いられているメッシュパターンの構成例を示す図である。
符号の説明
1 筐体用部材
2 樹脂成形品
3 縁部
4 透明窓部
5 曲面部
10 メッシュシート
11 支持シート
12 接着剤
13 金属メッシュ層
21,31,41,51 単位パターン
22,32,42,52 脚部
24,34,44,54 接続点

Claims (9)

  1. 樹脂シートで構成された絶縁性を有する支持基材の表面に略等幅の細帯によって構成された金属メッシュ層が積層され、曲面を有する任意の部材の表面に沿って貼着されて使用されるメッシュシートであって、
    前記金属メッシュ層は、多軸方向に連続配置された単位パターンと、前記任意の1つの単位パターンに対して複数の位置から前記単位パターン同士を複数接続するように配置される脚部を備え、
    前記任意の単位パターンに接続されている脚部は、当該隣り合う単位パターンを離す方向に沿った引っ張り力が当該単位パターンに加わった場合、当該単位パターンに接続されている脚部と単位パターンとの接続部分を全て同じ回転方向に作用させるような傾斜角度を持って当該単位パターンに接続されていることを特徴とする、メッシュシート。
  2. 前記メッシュ層を構成する細帯は、細帯の幅が40μmより細く構成されていることを特徴とする、請求項1に記載のメッシュシート。
  3. 前記支持基材と金属メッシュ層は、熱可塑性接着剤を介して貼着されていることを特徴とすることを特徴とする、請求項1又は2に記載のメッシュシート。
  4. 前記支持基材は熱可塑性樹脂で構成されていることを特徴とする、請求項3に記載のメッシュシート。
  5. 前記単位パターンは形状及びサイズが同じ閉図形として構成されていることを特徴とする、請求項1から4のいずれか1つに記載のメッシュシート。
  6. 前記単位パターンは交差する2本の仮想軸に沿って格子状に配列された円形の閉図形で構成され、前記脚部は、前記単位パターンの接続点における法線方向からそれぞれ同方向に傾斜して延在し、1つの単位パターンについて少なくとも3本設けられていることを特徴とする、請求項5に記載のメッシュシート。
  7. 前記単位パターンは矩形の閉図形で構成され、前記脚部は1つの単位パターンについて、当該単位パターンの全ての頂点から前記単位パターンを構成する全ての辺に沿って伸び、隣り合う4つの単位パターンの辺に接続するように設けられていることを特徴とする、請求項5に記載のメッシュシート。
  8. 前記単位パターンは交差する2本の仮想軸に沿って格子状に配列された矩形の閉図形で構成され、前記脚部は1つの単位パターンについて、当該単位パターンの全ての頂点と前記仮想軸に沿って隣り合う単位パターンの頂点を結び、前記仮想軸と交差する方向に延在して設けられることを特徴とする、請求項5に記載のメッシュシート。
  9. 前記単位パターンは、その辺を構成する細帯が、交差する3本の仮想軸に対して傾いて配置された三角形の閉図形で構成され、
    前記脚部は、前記3本の仮想軸に沿って放射状に構成され隣り合う3つの前記単位パターンの頂点に接続するように構成されていることを特徴とする、請求項5に記載のメッシュシート。
JP2008050311A 2008-02-29 2008-02-29 メッシュシート Active JP4777375B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008050311A JP4777375B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 メッシュシート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008050311A JP4777375B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 メッシュシート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009212545A true JP2009212545A (ja) 2009-09-17
JP4777375B2 JP4777375B2 (ja) 2011-09-21

Family

ID=41185325

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008050311A Active JP4777375B2 (ja) 2008-02-29 2008-02-29 メッシュシート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4777375B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011240679A (ja) * 2010-05-21 2011-12-01 Nissha Printing Co Ltd フレキシブルケーブルが装着されたメッシュシート付き樹脂成形品の製造方法
US8933906B2 (en) 2011-02-02 2015-01-13 3M Innovative Properties Company Patterned substrates with non-linear conductor traces
US9320136B2 (en) 2011-02-02 2016-04-19 3M Innovative Properties Company Patterned substrates with darkened multilayered conductor traces
KR20160062328A (ko) * 2014-11-24 2016-06-02 삼성디스플레이 주식회사 스트레처블 도전 패턴 및 스트레처블 장치

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07326360A (ja) * 1994-05-30 1995-12-12 Yuasa Corp 鉛蓄電池用エキスパンド格子体
JP2005142984A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Shin Etsu Polymer Co Ltd 透光性アンテナ
JP2005159908A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Nissei Electric Co Ltd アンテナ
JP2008015980A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Dainippon Printing Co Ltd 非接触型データキャリア用導電部材の製造方法及び装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07326360A (ja) * 1994-05-30 1995-12-12 Yuasa Corp 鉛蓄電池用エキスパンド格子体
JP2005142984A (ja) * 2003-11-10 2005-06-02 Shin Etsu Polymer Co Ltd 透光性アンテナ
JP2005159908A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Nissei Electric Co Ltd アンテナ
JP2008015980A (ja) * 2006-07-10 2008-01-24 Dainippon Printing Co Ltd 非接触型データキャリア用導電部材の製造方法及び装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011240679A (ja) * 2010-05-21 2011-12-01 Nissha Printing Co Ltd フレキシブルケーブルが装着されたメッシュシート付き樹脂成形品の製造方法
US8933906B2 (en) 2011-02-02 2015-01-13 3M Innovative Properties Company Patterned substrates with non-linear conductor traces
US9320136B2 (en) 2011-02-02 2016-04-19 3M Innovative Properties Company Patterned substrates with darkened multilayered conductor traces
US9661746B2 (en) 2011-02-02 2017-05-23 3M Innovative Properties Company Patterned substrates with darkened multilayered conductor traces
US9736928B2 (en) 2011-02-02 2017-08-15 3M Innovative Properties Company Patterned substrates with darkened conductor traces
US9775233B2 (en) 2011-02-02 2017-09-26 3M Innovative Properties Company Patterned substrates with non-linear conductor traces
US10098222B2 (en) 2011-02-02 2018-10-09 3M Innovative Properties Company Patterned substrates with darkened multilayered conductor traces
US10349516B2 (en) 2011-02-02 2019-07-09 3M Innovative Properties Company Substrate with conductor micropattern
US10420207B2 (en) 2011-02-02 2019-09-17 3M Innovative Properties Company Patterned substrates with darkened conductor traces
KR20160062328A (ko) * 2014-11-24 2016-06-02 삼성디스플레이 주식회사 스트레처블 도전 패턴 및 스트레처블 장치
KR102375190B1 (ko) * 2014-11-24 2022-03-17 삼성디스플레이 주식회사 스트레처블 도전 패턴 및 스트레처블 장치

Also Published As

Publication number Publication date
JP4777375B2 (ja) 2011-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4669069B2 (ja) メッシュシート及び電子機器の筐体部品
JP5066182B2 (ja) インサート成形用積層物とその製造方法、インサート成形品とその製造方法
US9448678B2 (en) Capacitive transparent touch sheet having excellent visibility and durability
US9563298B2 (en) Touch panel fabricating method and conductive-electroded film
JP6047279B2 (ja) 静電容量センサー及びその製造方法
JP4879154B2 (ja) タッチパネル一体型樹脂成形体
WO2013094561A1 (ja) 装飾付きタッチセンサとその製造方法、及びそれに用いるタッチセンサ
JP4777375B2 (ja) メッシュシート
CN110875441B (zh) 保护膜及其制作方法、柔性面板及其制作方法、显示装置
WO2012176593A1 (ja) 成形品及びインモールド転写箔
JP5561726B2 (ja) フレキシブルケーブルが装着されたメッシュシート付き樹脂成形品の製造方法
JP2011093243A (ja) インサート材を備えた樹脂成形品及びその製造方法
JP5754739B2 (ja) タッチセンサ
JP2011126236A (ja) 機能部品付き樹脂筐体及びその製造方法
TWI318478B (ja)
CN102709703B (zh) 超材料的制造方法及由该方法制得的超材料制成的天线罩
JP3195707U (ja) 湾曲フィルム
JP2012034167A (ja) フィルムアンテナおよびその製造方法
JP2005309021A (ja) 表示パネルの製造方法および透明粘着シート
JP2015044924A (ja) 画面保護フィルム及びその製造方法
JP5215104B2 (ja) 電磁波シールド材およびそれを装着してなるプラズマディスプレイパネル
TWI355009B (en) Method for manufacturing a lining sheet of thin ke
JP2009171512A (ja) スピーカーネットの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100930

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101109

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110105

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110607

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110629

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4777375

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250