JP2009211371A - 検査システム、検査用バックプレーン、検査方法及び製造方法 - Google Patents

検査システム、検査用バックプレーン、検査方法及び製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】FTコンピュータの製造効率を向上させる。
【解決手段】検査システム50は、二重化モジュールの各モジュール11〜14を検査する。検査用のバックプレーン30は、4個の前記モジュール11〜14と同時接続可能で、接続されたモジュール11〜14の出力信号を入力する。バックプレーン30には、異なるモジュールからの出力信号を入力して比較する比較器であって、比較するモジュールの組み合わせがそれぞれ異なる3個の比較器221〜223が設けられている。比較器221〜223の比較結果を見れば、不良なモジュールを特定することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、互いに同期して動作するm(mは2以上の整数)個のモジュールを有するm重化モジュールの各モジュールを検査する検査システム、当該モジュールの検査に用いられる検査用バックプレーン、当該モジュールの検査方法及びm重化モジュールの製造方法に関する。
高度な信頼性を提供するコンピュータとして、フォールト・トレラント・コンピュータ(以下、「FTコンピュータ」と略述する)がある(例えば、特許文献1参照)。このようなFTコンピュータは、クライアントサーバシステムの高可用性サーバとして用いられることが多い。
FTコンピュータでは、モジュールが二重化又は多重化されている。FTコンピュータを構成する各モジュールには、ハードウエア構成が同じCPU(中央処理装置)が含まれている。全てのCPUには、同期したクロック信号が入力され、同じタイミングで同じデータが与えられている。これにより、各モジュールのCPUサブシステムは、正常であれば、常に同じ動作をするようになる。このように、複数のCPUが全く同じ動作をしている状態を、ロックステップ動作と呼ぶ。
図10には、FTコンピュータの概略的な構成が示されている。図10に示されるように、FTコンピュータ100は、モジュール11、12と、筐体2と、バックプレーン3と、を備えている。モジュール11、12は、CPU等の各種チップが搭載され、それらのチップ間を接続する配線が設けられた基板である。モジュール11、12は、筐体2内に格納され、不図示のコネクタで、バックプレーン3と接続されている。バックプレーン3には、モジュール間で信号を送受信するための配線が設けられている。
モジュール11は、CPU111と、FT制御回路121と、比較器131とを備えている。また、モジュール12は、CPU112と、FT制御回路122と、比較器132とを備えている。
CPU111は、不図示のクロック源から入力されるクロック信号に従って、不図示のメモリに格納されたプログラムを実行することにより、モジュール11の機能を実現する。FT制御回路121は、CPU111とのデータ送受信を行い、CPU111の動作を常時監視している。FT制御回路121は、CPU111の処理結果に相当する信号を、他のモジュール12との二重化動作を比較するための比較用信号として出力している。この比較用信号は、比較器131に出力されるとともに、バックプレーン3にも出力されている。バックプレーン3に入力された比較用信号は、さらにモジュール12に入力され、最終的に、モジュール12の比較器132に入力されている。
一方、CPU112は、CPU111に入力されるのと同じ周波数のクロック信号に従って、不図示のメモリに格納されたプログラムを実行することにより、モジュール12の機能を実現する。FT制御回路122は、CPU112とのデータ送受信を行い、CPU112の動作を常時監視している。FT制御回路122は、CPU112の処理結果に相当する信号を、他のモジュール11との二重化動作を比較するための比較用信号として出力している。この比較用信号は、比較器132に出力されるとともに、バックプレーン3にも出力されている。バックプレーン3に入力された比較用信号は、さらにモジュール11に入力され、最終的にモジュール11の比較器131に入力されている。
このように、比較器131、132には、モジュール11、12の二重化動作の比較のために、自モジュールの比較用信号と、他のモジュールからの比較用信号とが入力されている。比較器131、132は、入力される両信号を比較し、両信号が一致しているか否かを示す信号を出力する。したがって、この比較器131、132の出力を参照すれば、各モジュール11、12が、正常に動作しているか否かを確認することができる。比較器131、132の出力信号は、FT制御回路121、122に入力され、二重化動作のチェックに用いられている。
特開2006−172391号公報
このように、FTコンピュータでは、多重化された各モジュールが同じ動作を行って、常に同じ処理結果を出力する必要がある。そこで、FTコンピュータの製造工程では、各モジュールの製造後における出荷前の検査において、各モジュールに設けられている比較器の出力を参照し、各モジュールが正常に動作しているか否かを検査している。
しかしながら、このような検査方法では、一度に1台のFTコンピュータ分のモジュール(二重化モジュールの場合は2つのモジュール)しか検査することができない。このことは、装置の製造効率の面からすると好ましいことではない。
また、一度に2つのモジュールの出力信号しか比較することができないのでは、いずれのモジュールが不良であるのかまでは判定することができず、個々のモジュールの良否を判定するのに時間を要してしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、FTコンピュータの製造効率を向上させることができる検査システム、検査バックプレーン、検査方法及び製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る検査システムは、同期して動作するm(mは2以上の整数)個のモジュールを有するm重化モジュールの各モジュールを検査する検査システムにおいて、mより多いn個の前記モジュールと同時接続可能で、接続された前記モジュールの出力信号を入力するバックプレーンを備え、前記バックプレーンは、異なる前記モジュールからの出力信号を入力して比較する比較部であって、比較するモジュールの組み合わせがそれぞれ異なる少なくともn−1個の比較部を備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る検査用バックプレーンは、同期して動作するm(mは2以上の整数)個のモジュールを有するm重化モジュールの各モジュールの検査に用いられる検査用バックプレーンにおいて、mより多いn個の前記モジュールと同時接続可能で、接続された前記モジュールの出力信号を入力する接続部と、前記接続部に接続された、異なる前記モジュールからの出力信号を入力して比較する比較部であって、比較するモジュールの組み合わせがそれぞれ異なる少なくともn−1個の比較部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係る検査方法は、同期して動作するm(mは2以上の整数)個のモジュールを有するm重化モジュールの各モジュールを検査する検査方法において、mより多いn個の前記モジュールと同時接続されたバックプレーンに、各モジュールの出力信号を入力する第1の工程と、異なる前記モジュールからの出力信号を入力して比較するために前記バックプレーンに設けられた比較器であって、比較するモジュールの組み合わせがそれぞれ異なる少なくとも1つの比較器を用いて、異なる前記モジュールからの出力信号を比較する第2の工程と、前記各比較器の比較結果を、表示装置を用いて表示する第3の工程と、を含むことを特徴とする。
本発明の第4の観点に係る製造方法は、同期して動作するm(mは2以上の整数)個のモジュールを有するm重化モジュールを製造する製造方法において、前記m重化モジュールを構成する各モジュールを製造する製造工程と、本発明の検査方法を用いて、mより多いn個の前記各モジュールを検査する検査工程と、前記検査工程において検査されたn個の前記モジュールを用いて、前記m重化モジュールを組み立てる組み立て工程と、を含むことを特徴とする。
本発明によれば、FTコンピュータの製造効率を向上させることができる。
≪第1の実施形態≫
次に、本発明の第1の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1には、本実施形態に係る検査システム50の概略的な構成が示されている。検査システム50は、互いに同期して動作する複数のモジュールを有する二重化モジュールの各モジュール、例えば、図10に示されるデータ処理装置100の各モジュール11、12を検査するシステムである。図1に示されるように、検査システム50は、検査用バックプレーンとしてのバックプレーン30を含んで構成されている。
バックプレーン30には、4つの接続部211〜214(いわゆるスロット)が設けられている。これにより、バックプレーン30には、同一のハードウエア構成を有する4つのモジュール11〜14、すなわち二重化モジュール2台分のモジュールが、各モジュールのコネクタ(不図示)を介して同時に接続可能となっている。
モジュール11〜14の構成は上述したとおりである。CPU111〜114の処理結果に相当する信号、すなわち他のモジュール12との二重化動作を比較するための比較用信号は、それぞれのFT制御回路121〜124から接続され、接続部211〜214を介してバックプレーン30に入力されている。本実施形態では、この出力信号が、8ビットのデータ信号であるものとする。
バックプレーン30には、さらに、比較部としての3つの比較器221〜223が設けられている。
比較器221は、モジュール11からの比較用信号と、モジュール12の比較用信号を入力し、それらが一致するか否かを示す信号を出力している。比較器222は、モジュール11からの比較用信号と、モジュール13の比較用信号を入力し、それらが一致するか否かを示す信号を出力している。比較器223は、モジュール11からの比較用信号と、モジュール14の比較用信号を入力し、それらが一致するか否かを示す信号を出力している。
比較器221〜223は、例えば、入力される両信号の値が一致すればローレベルの信号を出力し、両信号の値が異なっていれば、ハイレベルの信号を出力する。比較器221〜223の出力信号は、バックプレーン30から出力され、表示装置40に入力されている。表示装置40には、これら出力信号が表示されるようになっている。
図2には、比較器221〜223の出力信号と、不良モジュールとの関係が示されている。図2に示されるように、すべての比較器221〜223の出力が、ハイレベル(H)である場合には、モジュール11が不良である可能性が高い。また、比較器221の出力がハイレベルであり、残りの比較器222、223の出力がローレベル(L)であれば、それは、モジュール12が不良であることを示している。また、比較器222の出力がハイレベルであり、残りの比較器221、223の出力がローレベルであれば、それは、モジュール13が不良であることを示している。また、比較器223の出力がハイレベルであり、残りの比較器221、222の出力がローレベルであれば、それは、モジュール14が不良であることを示している。
さらに、比較器221、222の出力がハイレベルであり、比較器223の出力がローレベルであれば、それは、モジュール12、13が不良であることを示している。また、比較器222、223の出力がハイレベルであり、比較器221の出力がローレベルであれば、それは、モジュール13、14が不良であることを示している。また、比較器221、223の出力がハイレベルであり、比較器222の出力がローレベルであれば、それは、モジュール12、14が不良であることを示している。さらに、すべての比較器221〜223の出力が、ローレベルである場合、それは、すべてのモジュール11〜14が正常であることを示している。
次に、本実施形態に係る検査システム50の動作について説明する。図3には、各種信号のタイミングチャートが示されている。まず、最上段の信号は、CPU111〜114に入力されるクロック信号(システムクロック)を示している。その下の4つの信号は、FT制御回路121〜124の出力を示しており、その下の3つの信号は、比較器221〜223の出力を示している。
CPU111〜114は、このシステムクロックに従って同期して動作している。FT制御回路121〜124は、クロック信号の立ち上がりで、CPU111〜114の出力信号をラッチして、バックプレーン3に出力している。図2に示されるFT制御回路121〜124の出力は、その信号を示している。CPU111〜114の出力と、FT制御回路121〜124との間には、多少の遅れがあるが、CPU111〜114が同じように動作する限り、FT制御回路121〜124の出力は、常に一致するようになる。
しかしながら、システムクロックの左から6サイクル目の立ち上がり前後において、FT制御回路121〜123の出力は、16進数で、55となっているのに対し、FT制御回路124の出力は、16進数で、5Fとなっている。この時点で、比較器223の出力が、ローレベルからハイレベルに変化し、以降その出力はハイレベルにホールドされたままとなる。
このような比較器221〜223の出力波形は、表示装置40に表示されている。比較器223の出力のみハイレベルとなり、比較器221、222の出力がローレベルとなっているということは、図2を参照すると、モジュール14に不良があるということを示している。検査者は、表示装置40に表示された比較器221〜223の出力波形を見て、モジュール14のみを不良であると判定する。すなわち、検査者は、表示装置40を見れば、モジュールの良/不良判別を行うことができる。
≪第2の実施形態≫
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。図4には、本実施形態に係る検査システム51の構成が示されている。図4に示されるように、検査システム51には、検査用のバックプレーン31が設けられている。バックプレーン31は、表示部231〜233が新たに設けられている点が、上記第1の実施形態にかかる検査システム50と異なっている。
表示部231は、比較器221の出力を表示し、表示部232は、比較器222の出力を表示し、表示部233は、比較器223の出力を表示している。表示部231〜233としては、例えば発光ダイオードを用いることができる。表示部231〜233では、例えば、比較器221〜223の出力がローレベルのときには消灯し、ハイレベルのときには点灯させるようにしてもよい。また、比較器221〜223の出力がローレベルのときには発光ダイオードを点灯させ、ハイレベルのときには、発光ダイオードを点滅させるようにしてもよい。また、例えば、表示部231〜233として、それぞれ緑、赤の2種類の発光ダイオードを用意し、比較器221〜223の出力がローレベルのときには緑色発光ダイオードを点灯させ、ハイレベルのときには赤色発光ダイオードを点灯させるようにしてもよい。
本実施形態によれば、表示装置40を用いずに、検査者が、各モジュールの検査結果を確認することができるようになる。この結果、検査に要するコストを低減することができるうえ、検査に要するスペースを小さくすることができる。
≪第3の実施形態≫
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。図5には、本実施形態に係る検査システム52の構成が示されている。図5に示されるように、検査システム52には、検査用のバックプレーン32が設けられている。バックプレーン32は、比較器223に、モジュール13からの比較用信号と、モジュール14の比較用信号を入力し、それらが一致するか否かを示す信号を出力している点が、上記各実施形態に係るバックプレーン30、31と異なっている。
図6には、本実施形態における、比較器221〜223の出力信号と、不良モジュールとの関係が示されている。図6に示されるように、すべての比較器221〜223の出力が、ハイレベルである場合には、モジュール11、13が不良である可能性が高い。また、比較器221の出力がハイレベルであり、残りの比較器222、223の出力がローレベルである場合、それは、モジュール12が不良であることを示している。比較器222の出力がハイレベルであり、残りの比較器221、223の出力がローレベルである場合は考えられない。また、比較器223の出力がハイレベルであり、残りの比較器221、222の出力がローレベルである場合、それは、モジュール14が不良であることを示している。
さらに、比較器221、222の出力がハイレベルであり、比較器223の出力がローレベルである場合、それは、モジュール11が不良であることを示している。また、比較器222、223の出力がハイレベルであり、比較器221の出力がローレベルである場合、それは、モジュール13が不良であることを示している。また、比較器221、223の出力がハイレベルであり、比較器222の出力がローレベルである場合、それは、モジュール12、14が不良であることを示している。さらに、すべての比較器221〜223の出力が、ローレベルである場合、それは、すべてのモジュール11〜14が正常であることを示している。
このように、比較器221〜22nに入力される2つの信号の組み合わせとしては、様々な組み合わせを採用することができる。ただし、入力されたモジュール11〜14の出力信号は、必ずいずれかの比較器に入力されるようにする必要がある。
しかしながら、図2と図6とを比較するとわかるように、図1の検査システムのように、いずれか1つのモジュールをすべての比較器に入力するように配線した方が、検出できる不良モジュールの組み合わせの数は多くなる。
≪第4の実施形態≫
次に、本発明の第4の実施形態について説明する。図7には、本実施形態に係る検査システム53の構成が示されている。この検査システム53は、上記各実施形態に係る検査システム53を一般化したものとなっており、この検査システム53は、二重化モジュールだけでなく、三重化又はそれ以上の多重化モジュールの各モジュールの検査にも適用可能な検査システムである。
図7に示されるように、検査システム53には、検査用のバックプレーン33が設けられている。検査用バックプレーン33には、n個のモジュール11〜1nと同時接続可能で、接続されたモジュール11〜1nの出力信号を入力する接続部211〜21nが設けられている。nは、モジュールの多重化数mより多い整数となっている。
検査用のバックプレーン33には、接続部211〜21nに接続された、異なる前記モジュールからの2つの出力信号を比較する少なくともn−1個の比較器221〜22n-1が設けられている。接続部211〜21nと、比較器221〜22n-1との間の配線は特に図示されていないが、各モジュール11〜1nの出力信号は、少なくとも1つの比較器に入力されており、入力される出力信号に対応する2つのモジュールの組み合わせは、比較器ごとに異なっている。これにより、上記各実施形態と同様に、比較器221〜22n-1の出力に基づいて、モジュール11〜1nの検査が可能になる。
≪第5の実施形態≫
次に、本発明の第5の実施形態について説明する。図8には、本実施形態に係る検査システム54の概略的な構成が模式的に示されている。上記各実施形態に係る検査システム50〜53では、モジュールの接続数nよりも1だけ小さいn−1個の比較器が設けられていたが、本実施形態に係る検査システム54のバックプレーン34には、n−1個の比較器22が、n組設けられている。すなわち、(n−1)×n個の比較器が設けられている。
本実施形態に係る検査システム54では、比較器の数が多く、バックプレーン34内部の配線が複雑となっている。そこで、図8では、図面の錯綜を防止するため、モジュール11〜1nとバックプレーン34とを離して図示し、接続部の図示を省略している。しかしながら、本実施形態でも、上記各実施形態と同様に、モジュール11〜1nは、接続部211〜21nを介して、バックプレーン34と接続されている。
この検査システム54では、2つのモジュールのすべての組み合わせでの出力信号の比較結果が得られるようになっている。これにより、不良であるモジュールを、より正確に割り出すことができるようになる。
≪第6の実施形態≫
次に、本発明の第6の実施形態について説明する。本実施形態では、多重化モジュールの製造方法について説明する。
図9には、二重化又は多重化モジュールとしてのFTコンピュータ(例えば、図10のFTコンピュータ)の製造方法のフローチャートが示されている。図9に示されるように、まず、製造工程としてのステップ201において、各モジュールが製造される。各モジュールの製造後、検査工程としてのステップ203において、上記各実施形態に係る検査システム50〜54を用いた、各モジュール1k(k=1〜n)の検査が行われる。
より具体的には、このステップ203において、検査者は、n個のモジュール11〜1nを、上記各実施形態に係る検査システムのバックプレーンに接続する。そして、検査システムの電源が投入されると、バックプレーンに接続されたモジュール11〜1nが動作を開始すると、それらの出力信号が、バックプレーンに入力されるようになる(第1の工程)。入力された出力信号は、バックプレーン内の少なくともn−1個の比較器に入力される(第2の工程)。そして、各比較器の比較結果がバックプレーン内の表示部又は外部の表示装置に表示され(第3の工程)、その表示結果に基づいて各モジュール11〜1nが検査される。
組み立て工程としての次のステップ205では、多重化モジュールの組立が行われる。ステップ205で、良と判定されたm個のモジュールが、多重化モジュールのバックプレーン(例えば、図10のバックプレーン3)に接続された状態で、その筐体(例えば、図10の筐体2)内に収納され、多重化モジュールの組み立てが完了する。
なお、上記各実施形態では、検査用のバックプレーンのモジュール接続数nを、モジュールの多重化数のmより多い数としたが、上記製造方法を効率化するには、上記第1、第2の実施形態に示されるように、検査用のバックプレーンの接続数n(図8)を、多重化モジュールの多重化数mの倍数にするのが望ましい。このようにすれば、1回の検査工程で、すべてのモジュールが良と判定された場合には、そのまますべてのモジュールを用いて、余りを出さずに、多重化モジュールを組み立てることができるからである。
以上詳細に説明したように、上記各実施形態によれば、互いに同期して動作する複数のモジュールを有するm重化モジュールの各モジュールを検査する検査システムでは、mより大きいn個のモジュールと同時接続可能なバックプレーンを備えている。このバックプレーンには、異なるモジュールからの出力信号を入力して比較する比較器であって、比較するモジュールの組み合わせがそれぞれ異なる少なくともn−1個の比較器が設けられている。このようにすれば、mより大きいn個のモジュール、すなわち多重化モジュール1台分以上の数のモジュールを一度に検査することができるようになるので、モジュールの検査効率を高め、引いては、多重化モジュールの製造効率を高めることができる。
また、上記各実施形態によれば、n個のモジュールの出力信号に対して、少なくともn−1個の異なる組み合わせの比較結果が得られるようになる。これにより、いずれかの比較器の比較結果が出力信号の不一致であった場合に、他の比較器の比較結果を考慮することができるので、出力信号が不一致であったモジュールのうち、不良モジュールを高い精度で特定することができるようになる。
また、上記第2、第3、第4の実施形態によれば、バックプレーン31、32、33には、比較器221〜223の比較結果を表示する表示部231〜233がさらに設けられている。これにより、比較器221〜223の比較結果を表示するための特別な表示装置を設ける必要がなくなるので、低コストかつ省スペースに、各モジュールの検査を行うことができる。
また、上記第1、第2、第3の実施形態によれば、モジュールの同時接続数nは、mの倍数となっている。これにより、一度に複数台分のモジュールの検査が可能となるので、各モジュールの検査効率を向上させることができる。
また、上記第1、第2、第3、第4の実施形態によれば、バックプレーン30、31、32、33に設けられた比較器の数が、n−1個である。n−1は、n個のモジュールを一度に検査するのに必要な比較器の最小の数である。比較器の数を最小としているので、検査システムを小型化することができるうえ、検査システムの製造コストを削減することができる。
また、上記第1、第2の実施形態によれば、特定のモジュールからの出力信号が、n−1個の比較器すべてに入力されている。このようにすれば、比較器の数に対する検出可能な不良モジュールの組み合わせを最も多くすることができるので、不良モジュールを特定しやすくなる。
また、上記第5の実施形態によれば、モジュールのすべての組み合わせについて比較器を用意しているので、各モジュールに対応する比較結果の数を偏りなく最大とすることができる。この結果、不良モジュールを、より確実に特定することが可能となる。
また、上記第6の実施形態によれば、各モジュールの検査工程において、一度に、1台分より多い数のモジュールを検査することができるので、多重化モジュールの製造効率を高めることができる。
なお、上記各実施形態では、検査対象となるモジュールを図10に示されるモジュール11、12と同じ構成を有するモジュールとしたが、本発明が対象とするモジュールは、このモジュールには限られないのは勿論である。本発明は、常に同じように動作する複数のモジュールに対して適用可能である。
なお、上記各実施形態に係る検査システムは、各モジュールを保護するために筐体を備えるようにしてもよいのは勿論である。
本発明の第1の実施形態に係る検査システムの概略的な構成を示す機能ブロック図である。 図1の検査システムにおける比較器の出力と不良モジュールとの関係を示すテーブルである。 図1の検査システムの動作を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る検査システムの概略的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る検査システムの概略的な構成を示す機能ブロック図である。 図5の検査システムにおける比較器の出力と不良モジュールとの関係を示すテーブルである。 本発明の第4の実施形態に係る検査システムの概略的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の第5の実施形態に係る検査システムの概略的な構成を模式的に示す機能ブロック図である。 本発明の第6の実施形態に係る多重化モジュールの製造方法を示すフローチャートである。 フォールト・トレラント・コンピュータの構成を示す図である。
符号の説明
1〜1n モジュール
2 筐体
3 バックプレーン
111〜11n CPU
121〜12n FT制御回路
131、132 比較器
211〜21n 接続部
221〜22n-1、22 比較器
231〜23n-1 表示部
30、31、32、33、34 バックプレーン
40 表示装置
50、51、52、53、54 検査システム
100 FTコンピュータ

Claims (12)

  1. 同期して動作するm(mは2以上の整数)個のモジュールを有するm重化モジュールの各モジュールを検査する検査システムにおいて、
    mより多いn個の前記モジュールと同時接続可能で、接続された前記モジュールの出力信号を入力するバックプレーンを備え、
    前記バックプレーンは、
    異なる前記モジュールからの出力信号を入力して比較する比較部であって、比較するモジュールの組み合わせがそれぞれ異なる少なくともn−1個の比較部を備えることを特徴とする検査システム。
  2. 前記各比較部の比較結果を表示する表示部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の検査システム。
  3. 前記モジュールとの同時接続数nは、mの倍数であることを特徴とする請求項1又は2に記載の検査システム。
  4. 前記比較部の数が、
    n−1個であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の検査システム。
  5. n個の前記モジュールのうちのいずれか1つのモジュールからの出力信号が、n−1個の比較部に入力されていることを特徴とする請求項4に記載の検査システム。
  6. 同期して動作するm(mは2以上の整数)個のモジュールを有するm重化モジュールの各モジュールの検査に用いられる検査用バックプレーンにおいて、
    mより多いn個の前記モジュールと同時接続可能で、接続された前記モジュールの出力信号を入力する接続部と、
    前記接続部に接続された異なる前記モジュールからの出力信号を入力して比較する比較部であって、比較するモジュールの組み合わせがそれぞれ異なる少なくともn−1個の比較部と、を備えることを特徴とする検査用バックプレーン。
  7. 前記各比較部の比較結果を表示する表示部をさらに備えることを特徴とする請求項6に記載の検査用バックプレーン。
  8. 前記モジュールとの同時接続数nが、mの倍数であることを特徴とする請求項6又は7に記載の検査用バックプレーン。
  9. 前記比較部の数が、
    n−1個であることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか一項に記載の検査用バックプレーン。
  10. n個の前記モジュールのうちのいずれか1つのモジュールからの出力信号が、n−1個の比較部に入力されていることを特徴とする請求項9に記載の検査用バックプレーン。
  11. 同期して動作するm(mは2以上の整数)個のモジュールを有するm重化モジュールの各モジュールを検査する検査方法において、
    mより多いn個の前記モジュールと同時接続されたバックプレーンに、各モジュールの出力信号を入力する第1の工程と、
    異なる前記モジュールからの出力信号を入力して比較するために前記バックプレーンに設けられた比較器であって、比較するモジュールの組み合わせがそれぞれ異なる少なくとも1つの比較器を用いて、異なる前記モジュールからの出力信号を比較する第2の工程と、
    前記各比較器の比較結果を、表示装置を用いて表示する第3の工程と、を含むことを特徴とする検査方法。
  12. 同期して動作するm(mは2以上の整数)個のモジュールを有するm重化モジュールを製造する製造方法において、
    前記m重化モジュールを構成する各モジュールを製造する製造工程と、
    請求項11に記載の検査方法を用いて、mより多いn個の前記各モジュールを検査する検査工程と、
    前記検査工程において検査された前記モジュールを用いて、前記m重化モジュールを組み立てる組み立て工程と、を含むことを特徴とする製造方法。
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