JP2009211064A - 光走査装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決する手段】光偏向素子6で偏向された複数の光束を被走査面13上に結像させる走査光学素子7は、光束が偏向走査される平面に垂直な方向に対して負の屈折力を有する樹脂製レンズ12を含み、基準環境温度における走査光学素子7の走査画角0度の走査垂直方向倍率に対する、任意の環境温度及び任意の走査画角における走査垂直方向倍率の変化率を走査垂直方向倍率比変化率とするとき、環境温度の上昇に伴う走査光学素子7の屈折力変化に対応して走査光学素子7の走査垂直方向倍率比変化率が変化する方向と、光源の波長伸長に伴う走査光学素子7の屈折力変化に対応して走査光学素子7の走査垂直方向の走査垂直方向倍率比変化率が変化する方向とが逆向きの関係にあることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
前記複数の光束は前記光偏向素子前光学系により前記光偏向素子の偏向面近傍で走査垂直方向に線状に結像され、その線状に結像した光束はその後、前記走査光学素子により前記被走査面上に走査方向及び走査垂直方向で結像される光走査装置において、
前記走査光学素子は、前記光束が偏向走査される平面に垂直な方向に対して負の屈折力を有する樹脂製のレンズを含み、
基準環境温度における前記走査光学素子の走査画角0度の走査垂直方向倍率に対する、任意の環境温度及び任意の走査画角における走査垂直方向倍率の変化率を走査垂直方向倍率比変化率とするとき、
環境温度の上昇に伴う前記走査光学素子の屈折力変化に対応して前記走査光学素子の前記走査垂直方向倍率比変化率が変化する方向と、前記光源の波長伸長に伴う前記走査光学素子の屈折力変化に対応して前記走査光学素子の走査垂直方向の前記走査垂直方向倍率比変化率が変化する方向とが逆向きの関係にあることを特徴とするものである。
m:被走査面に走査結像される光束の本数、
LPI[lines/inch]:被走査面上に形成される走査線の走査垂直方向の解像度、
pitch[mm]:被走査面上に形成される走査線の正規の隣接走査線間隔、
L0[mm]:走査垂直方向において、複数の光束の中心線と最も外側の光束の主光線が被走査面手前の空間で交差する点から被走査面までの距離、
φ[deg]:走査垂直方向において、複数の光束の中心線と最も外側の光束の主光線が被走査面手前の空間でなす角度、
R0[mm]:被走査面の曲率半径、
ξ[deg]:走査垂直方向において、被走査面の法線と複数の光束の中心線がなす角度、
P+:走査垂直方向において、複数光束の中心線と被走査面との交点を点C、被走査面を走査結像する複数光束のうち、最も外側の光束の主光線と被走査面との交点を点Dとし、更に点Dは、最も外側の光束の主光線と被走査面の法線となす角度が小さい方を点D+とするとき、円弧CD+の長さ、
P−:走査垂直方向において、複数光束の中心線と被走査面との交点を点C、被走査面を走査結像する複数光束のうち、最も外側の光束の主光線と被走査面との交点を点Dとし、更に点Dは、最も外側の光束の主光線と被走査面の法線となす角度が大きい方を点D−とするとき、円弧CD−の長さ、
yP+:被走査面の曲率中心を原点とし、被走査面の法線方向をy軸、被走査面の法線に対して垂直方向をx軸に右手系のxy座標系をとるとき、点D+のy座標、
yP−:被走査面の曲率中心を原点とし、被走査面の法線方向をy軸、被走査面の法線に対して垂直方向をx軸に右手系のxy座標系をとるとき、点D−のy座標。
前記光走査装置が前記第1ないし第18の手段の光走査装置であることを特徴とするものである。
マルチビーム光源1は図3に示すように複数(本実施例では5個)の発光点19−1〜19−5を有し、個々の発光点19はコントローラ20からの画像データ信号14に従ってレーザドライバ15を駆動させることで、マルチビーム光源1からは各々独立に変調された複数の光束を出射する。
同図(a)は、被走査面13上の走査位置と主走査方向ならびに副走査方向の像面湾曲との関係を示す図で、図中のB1、B3、B5は図3に示す複数の発光点19のうち両端(19−1、19−5)と中心(19−3)から発した光束のデータを示している。走査幅は約±250[mm]である。
光源に半導体レーザを用いる場合、温度変化に伴い発振波長ずれが生じ、温度上昇に伴って波長は長波長側にシフトする。画像形成装置用の光走査装置では光源波長ずれは像面ずれの要因となり、被走査面上での結像スポットの大径化、画質の劣化につながる。
温度変化ΔTは、ΔT=±15[K]を想定する。
図6は、環境温度が基準温度の場合と、実用的な温度変化範囲として基準温度から温度変化ΔT=±15[K]変化した場合における像面湾曲の変化を計算した結果を示す図である。温度変化の影響が大きい副走査方向についてのみ示している。図7は、同じく温度変化に伴う走査光学素子7の走査垂直方向倍率比変化率の変動を計算した結果を示す図である。なお、図6、図7では温度変化に伴う波長変化は考慮していない。
市販されている赤色半導体レーザの波長の温度特性は、一般に0.2[nm/K]程度である。ここでは、常温からの温度変化±15[K]に伴う波長ずれ0.2[nm/K]×(±15)[K]=±3[nm]と、複数の発光点の波長バラツキとして2[nm]を考慮し、全体で±5[nm]の波長ずれを想定する。
トーリックレンズは長手方向(主走査方向)と短手方向(走査垂直方向、すなわち副走査方向)とで曲率が異なるため、一般に球面レンズと比較して加工が難しい。加工誤差には個体間の誤差と個体内での誤差がある。このうち後者に関して、例えばトーリックレンズの副走査方向曲率に誤差バラツキがあると走査域における副走査方向像面のバラツキとして影響し、結像スポット径不均一の要因となる。この誤差によるスポット径のバラツキはレンズ系の調整で補正することはできない。このため、個体内誤差は加工精度で合わせ込む必要がある。
前記非特許文献1には、複数光束を用いた光走査光学系において、走査線間隔誤差が副走査方向の印刷物の濃淡むら(バンディングと称される)となって現れ、印刷品質を劣化させる原因になることが記載されている。この非特許文献1には、知覚できるバンディングは変調度(コントラスト)1%から2%であることが記載されており、隣接走査線間隔の許容誤差レベルは、被走査面を走査する光束の本数をm、被走査面上に形成される走査線の走査垂直方向の解像度をLPI[lines/inch]とすると(LPI/m)に比例し、解像度が低いほど、また光束の本数mが増加するほど厳しくなることが示されている。
点O:被走査面13の曲率中心(本実施例では、被走査面13は感光ドラムの表面であり曲率中心は感光ドラムの中心点に一致している)、
点Q:副走査方向に複数の光束の中心線(本実施例の場合、発光点19−3から発した光束の主光線30−2)と最も外側の光束の主光線(本実施例の場合、発光点19−1、19−5から発した光束の主光線30−1、30−3)が被走査面手前の空間で交差する点、
点C:複数の光束の中心線(本実施例の場合、発光点19−3から発した光束の主光線30−2)が被走査面13と交差する点。
点C+:ξ=0の際、最も外側の光束の主光線(本実施例の場合、主光線30−3とする)と被走査面との交点のうち、+x側に位置する交点、
点D−:ξ≠0の際、最も外側の光束の主光線(本実施例の場合、主光線30−1とする)と被走査面との交点を点Dとし、更に点Dのうち、前記主光線の被走査面への入射角度が大きい方の交点、
点D+:ξ≠0の際、最も外側の光束の主光線(本実施例の場合、主光線30−1とする)と被走査面との交点を点Dとし、更に点Dのうち、前記主光線の被走査面への入射角度が小さい方の交点。
m:被走査面に走査結像される光束の本数、
LPI[lines/inch]:被走査面上に形成される走査線の走査垂直方向の解像度、
Pitch[mm]:被走査面上に形成される走査線の正規の隣接走査線間隔、
L0[mm]:走査垂直方向において、複数の光束の中心線と最も外側の光束の主光線が被走査面手前の空間で交差する点から被走査面までの距離 、
φ[deg]:走査垂直方向において、複数の光束の中心線と最も外側の光束の主光線が被走査面手前の空間でなす角度、
R0[mm]:被走査面の曲率半径、
ξ[deg]:走査垂直方向において、被走査面の法線と複数の光束の中心線がなす角度。
前述した走査光学系において、一例として、R0=50[mm]、副走査方向の解像度LPI=1200[lines/inch]を想定する。この場合、正規の隣接走査線間隔pitchは、pitch=21.17[μm]である。L0は光線追跡により算出され、L0=190.4[mm]を得る。
同図(a)は被走査面13上の走査位置と主走査方向ならびに副走査方向の像面湾曲との関係を示す図で、図中のB1、B3、B5は複数の発光点19のうち両端(19−1、19−5)と中心(19−3)(いずれも図3参照)から発した光束のデータを示している。走査幅は約±250[mm]である。
ここで、走査光学素子7の走査垂直方向倍率(副走査方向倍率)とは、走査垂直方向(副走査方向)における各走査画角の光束に関して、「光偏向素子6の反射面から走査光学素子7の入射側主面位置までの距離」と「走査光学素子7の出入射側主面位置から被走査面13上の走査結像点までの距離」の比で表される量のことである。また、走査垂直方向倍率比変化率とは、基準環境温度における走査光学素子の走査画角0度(主走査方向において、光偏向素子6反射光の走査光学素子7への入射角が0度)の走査垂直方向倍率に対する、任意の環境温度及び任意の走査画角における走査垂直方向倍率の変化率を表したものである。
光源に半導体レーザを用いる場合、温度変化に伴い発振波長ずれが生じ、温度上昇に伴って波長は長波長側にシフトする。画像形成装置用光走査装置において、光源波長ずれは像面ずれの要因となり、被走査面での結像スポットの大径化、画質の劣化につながる。
図15は、環境温度が基準温度の場合と、実用的な温度変化範囲として基準温度から温度変化ΔT=±15[K]変化した場合における像面湾曲の変化を計算した結果を示す図である。温度変化の影響が大きい副走査方向についてのみ示している。図16は、同じく温度変化に伴う走査光学素子7の走査垂直方向倍率比変化率の変動を計算した結果を示す図である。なお、図15、図16では温度変化に伴う波長変化は考慮していない。
市販されている赤色半導体レーザの波長の温度特性は、一般に0.2[nm/K]程度である。ここでは、常温からの温度変化±15[K]に伴う波長ずれ0.2[nm/K]×(±15)[K]=±3[nm]と複数の発光点の波長バラツキとして2[nm]を考慮し、全体で±5[nm]の波長ずれを想定する。
トーリックレンズは長手方向(主走査方向)と短手方向(走査垂直方向、すなわち副走査方向)とで曲率が異なるため、一般に球面レンズと比較して加工が難しい。加工誤差には個体間の誤差と個体内での誤差がある。このうち後者に関して、例えば、トーリックレンズの副走査方向曲率に誤差バラツキがあると走査域における副走査方向像面のバラツキとして影響し、結像スポット径不均一の要因となる。この誤差によるスポット径バラツキはレンズ系の調整で補正することはできない。このため、個体内誤差は加工精度で合わせ込む必要がある。
前記非特許文献1には、複数光束を用いた光走査光学系において、走査線間隔誤差が副走査方向の印刷物の濃淡むら(バンディングと称される)となって現れ、印刷品質を劣化させる原因になることが記載されている。
図12は、光源1から被走査面13までの光学系の、副走査方向(走査垂直方向)の主光線図である。被走査面13は、副走査方向に曲率を有する感光体(以後、感光ドラムと称する)の表面である。また、同図中に記した主光線30−1、30−2、30−3が、それぞれ発光点19−1、19−5を発した光束の主光線である(簡単のために、発光点19−2、19−4の光束は省略している。また、同図中において走査光学素子7は1枚のレンズに簡略化して図示している)。
点O:被走査面13の曲率中心(本実施例では、被走査面13は感光ドラムの表面であり曲率中心は感光ドラムの中心点に一致している)、
点Q:副走査方向に複数の光束の中心線(本実施例の場合、発光点19−3から発した光束の主光線30−2)と最も外側の光束の主光線(本実施例の場合、発光点19−1、19−3から発した光束の主光線30−1、30−3)が被走査面手前の空間で交差する点、
点C:複数の光束の中心線(本実施例の場合、発光点19−3から発した光束の主光線30−2)が被走査面13と交差する点。
点C+:ξ=0の際、最も外側の光束の主光線(本実施例の場合、主光線30−3とする)と被走査面との交点のうち、+x側に位置する交点、
点D−:ξ≠0の際、最も外側の光束の主光線(本実施例の場合、主光線30−1とする)と被走査面との交点を点Dとし、更に点Dのうち、前記主光線の被走査面への入射角度が大きい方の交点、
点D+:ξ≠0の際、最も外側の光束の主光線(本実施例の場合、主光線30−1とする)と被走査面との交点を点Dとし、更に点Dのうち、前記主光線の被走査面への入射角度が小さい方の交点。
m:前記被走査面に走査結像される光束の本数、
LPI[lines/inch]:前記被走査面上に形成される走査線の走査垂直方向の解像度、
pitch[mm]:前記被走査面上に形成される走査線の正規の隣接走査線間隔、
L0[mm]:走査垂直方向において、複数の光束の中心線と最も外側の光束の主光線が被走査面手前の空間で交差する点から被走査面までの距離、
φ[deg]:走査垂直方向において、複数の光束の中心線と最も外側の光束の主光線が被走査面手前の空間でなす角度、
R0[mm]:被走査面の曲率半径、
ξ[deg]:走査垂直方向において、被走査面の法線と複数の光束の中心線がなす角度。
前述した走査光学系において、一例として、R0=50[mm]、副走査方向の解像度LPI=1200[lines/inch]を想定する。この場合、正規の隣接走査線間隔pitchは、pitch=21.17[μm]である。L0は光線追跡により算出され、L0=190.4[mm]を得る。
前記第1の手段によれば、走査光学素子の走査垂直方向倍率比変化率の増大を抑制できる。
前記第6の手段によれば、温度変化に伴う走査垂直方向の像面ずれを低減することできる。
前記第7の手段によれば、走査光学素子の設計自由度を大きくとれるので前記第1乃至2の手段の効果がより確実に発揮できる。
前記第8および第9の手段によれば、有効走査域での走査垂直方向倍率比変化率と像面湾曲の非対称の低減および平坦性が向上できるので、前記第1、第6の手段の効果がより確実に発揮できる。
前記第10から第14の手段によれば、トーリックレンズの走査垂直方向個体内パワー偏差の影響を目立たなくするので、前記第7の手段の効果がより確実に発揮できる。
前記第16の手段によれば、被走査面が曲率を有し、また、走査垂直方向に被走査面の法線と複数の光束の中心線が角度を有している光走査装置構成の場合であっても、環境温度変化に対する走査線間隔誤差を許容範囲内に抑えることができる。
前記第17の手段によれば、光走査装置の実施要環境において前記第16手段の効果が確実に発揮できる。
前記第18の手段によれば、前記第16、第17の手段の効果が確実に発揮できる。
前記第19の手段によれば、画質の環境安定性を向上させた画像形成装置を提供することができる。
Claims (19)
- 複数の発光点を有する光源と、その光源から出射された複数の光束を光偏向素子に導く光偏向素子前光学系と、前記光束を偏向走査する光偏向素子と、その光偏向素子によって偏向走査された複数の光束を被走査面上に走査結像させる走査光学素子を有し、
前記複数の光束は前記光偏向素子前光学系により前記光偏向素子の偏向面近傍で走査垂直方向に線状に結像され、その線状に結像した光束はその後、前記走査光学素子により前記被走査面上に走査方向及び走査垂直方向で結像される光走査装置において、
前記走査光学素子は、前記光束が偏向走査される平面に垂直な方向に対して負の屈折力を有する樹脂製のレンズを含み、
基準環境温度における前記走査光学素子の走査画角0度の走査垂直方向倍率に対する、任意の環境温度及び任意の走査画角における走査垂直方向倍率の変化率を走査垂直方向倍率比変化率とするとき、
環境温度の上昇に伴う前記走査光学素子の屈折力変化に対応して前記走査光学素子の前記走査垂直方向倍率比変化率が変化する方向と、前記光源の波長伸長に伴う前記走査光学素子の屈折力変化に対応して前記走査光学素子の走査垂直方向の前記走査垂直方向倍率比変化率が変化する方向とが逆向きの関係にあることを特徴とする光走査装置。 - 請求項1記載の光走査装置において、前記光源は、複数の発光点が等間隔に1次元に配列されたアレイ光源であることを特徴とする光走査装置。
- 請求項2記載の光走査装置において、前記アレイ光源は半導体レーザアレイであることを特徴とする光走査装置。
- 請求項1記載の光走査装置において、前記光源は、複数の発光点が等間隔に1次元に配列された発光点列を等間隔に複数列配置した2次元アレイ光源であることを特徴とする光走査装置。
- 請求項4記載の光走査装置において、前記2次元アレイ光源は面発光レーザアレイであることを特徴とする光走査装置。
- 請求項1ないし5のいずれか1項記載の光走査装置において、前記環境温度上昇に伴う前記走査光学素子の屈折力変化に対応して前記被走査面に走査結像された光束の走査垂直方向の焦点位置が変位する方向と、前記光源の波長伸長に伴う前記走査光学素子の屈折力変化に対応して前記被走査面に走査結像された光束の走査垂直方向の焦点位置が変位する方向とが逆向きの関係にあることを特徴とする光走査装置。
- 請求項1ないし6のいずれか1項記載の光走査装置において、前記走査光学素子を構成するレンズのうち前記樹脂製レンズは、最も前記被走査面に近い位置に配置されていることを特徴とする光走査装置。
- 請求項1ないし7のいずれか1項記載の光走査装置において、前記樹脂製レンズの少なくとも1つのレンズ面は、前記偏向走査方向に非対称に変化する面形状であることを特徴とする光走査装置。
- 請求項1ないし8のいずれか1項記載の光走査装置において、前記走査光学素子は、前記光束が偏向走査される平面に垂直な方向に正の屈折力を有し、ガラス材からなるトーリックレンズ及びシリンダレンズを含んでいることを特徴とする光走査装置。
- 請求項9記載の光走査装置において、光源波長をλ、被走査面における走査垂直方向の結像スポット径で中心光強度の1/e2の半幅をω0とし、前記トーリックレンズの走査垂直方向の屈折力の個体内偏差をδTor副とするとき、δTor副=±0.05[%]の場合における前記被走査面に走査結像された光束の走査垂直方向の焦点位置ずれΔZ副が、|ΔZ副|<0.187{(π×ω02)/λ}を満足していることを特徴とする光走査装置。
- 請求項10記載の光走査装置において、前記δTor副は、前記トーリックレンズの走査垂直方向の曲率半径偏差に起因するものであることを特徴とする光走査装置。
- 請求項9に記載の光走査装置において、前記トーリックレンズの走査垂直方向の屈折力の個体内偏差をδTor副とするとき、δTor副=±0.05[%]の場合における前記被走査面に走査結像された光束の走査垂直方向の焦点位置ずれΔZ副が、|ΔZ副|<0.8を満足していることを特徴とする光走査装置。
- 請求項12記載の光走査装置において、前記δTor副は、前記トーリックレンズの走査垂直方向の曲率半径偏差に起因するものであることを特徴とする光走査装置。
- 請求項9ないし13のいずれか1項記載の光走査装置において、前記偏向走査された複数の光束が前記トーリックレンズを走査方向に通過する領域の幅dは、d>80[mm]を満足していることを特徴とする光走査装置。
- 請求項1ないし14のいずれか1項記載の光走査装置において、光源波長λはλ≧600[nm]を満足していることを特徴とする光走査装置。
- 請求項1ないし15のいずれか1項記載の光走査装置において、その光走査装置は、当該光走査装置の使用環境温度範囲内において、数式3及び数式4を満足する構成を有していることを特徴とする光走査装置。
m:被走査面に走査結像される光束の本数、
LPI[lines/inch]:被走査面上に形成される走査線の走査垂直方向の解像度、
pitch[mm]:被走査面上に形成される走査線の正規の隣接走査線間隔、
L0[mm]:走査垂直方向において、複数の光束の中心線と最も外側の光束の主光線が被走査面手前の空間で交差する点から被走査面までの距離、
φ[deg]:走査垂直方向において、複数の光束の中心線と最も外側の光束の主光線が被走査面手前の空間でなす角度、
R0[mm]:被走査面の曲率半径、
ξ[deg]:走査垂直方向において、被走査面の法線と複数の光束の中心線がなす角度、
P+:走査垂直方向において、複数光束の中心線と被走査面との交点を点C、被走査面を走査結像する複数光束のうち、最も外側の光束の主光線と被走査面との交点を点Dとし、更に点Dは、最も外側の光束の主光線と被走査面の法線となす角度が小さい方を点D+とするとき、円弧CD+の長さ、
P−:走査垂直方向において、複数光束の中心線と被走査面との交点を点C、被走査面を走査結像する複数光束のうち、最も外側の光束の主光線と被走査面との交点を点Dとし、更に点Dは、最も外側の光束の主光線と被走査面の法線となす角度が大きい方を点D−とするとき、円弧CD−の長さ、
yP+:被走査面の曲率中心を原点とし、被走査面の法線方向をy軸、被走査面の法線に対して垂直方向をx軸に右手系のxy座標系をとるとき、点D+のy座標、
yP−:被走査面の曲率中心を原点とし、被走査面の法線方向をy軸、被走査面の法線に対して垂直方向をx軸に右手系のxy座標系をとるとき、点D−のy座標。 - 請求項16記載の光走査装置において、前記光走査装置の使用環境温度範囲は、基準温度からの変化量ΔTがΔT=±15[K]の場合であることを特徴とする光走査装置。
- 請求項16または17記載の光走査装置において、前記被走査面上を走査結像する複数の光束の本数mは3以上であることを特徴とする光走査装置。
- 感光体と、その感光体の表面を帯電する帯電装置と、帯電した感光体表面に光を照射して静電潜像を形成する光走査装置と、前記静電潜像にトナーを付着してトナー像を形成する現像装置と、感光体上のトナー像を記録媒体上に転写する転写装置と、記録媒体上のトナー像を定着する定着装置を備えた画像形成装置において、
前記光走査装置が請求項1ないし18のいずれか1項記載の光走査装置であることを特徴とする画像形成装置。
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