JP2009209633A - 塔状構造物 - Google Patents

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利雄 前川
Hisayoshi Ishibashi
久義 石橋
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Abstract

【課題】ダンパーによる制振構造を備えた簡易で経済的な塔状構造物を提供する。
【解決手段】本発明に係る塔状構造物1は、塔状構造部(鉄塔2)と、塔状構造部の側面より外側に突出したダンパー支持部3と、ダンパー4とを備え、ダンパーの一端がダンパー支持部に取付けられ、ダンパーの他端が塔状構造部に取付けられた。本発明に係る塔状構造物は、塔状構造部と、塔状構造部の側面において上下方向の間隔を隔てて塔状構造部の側面より外側に突出する上下の複数のダンパー支持部と、ダンパーとを備え、ダンパーの一端が上下に隣り合う一方のダンパー支持部に取付けられ、ダンパーの他端が上下に隣り合う他方のダンパー支持部に取付けられた。
【選択図】図1

Description

本発明は、ダンパーによる揺れ低減効果の高い塔状構造物に関する。
内側の筒状構造部と、筒状構造部の周囲を囲む外側の塔状構造部と、筒状構造部と塔状構造部とを繋ぐダンパーとを備えた塔状構造物が知られている。この塔状構造物においては、ダンパーによる制振構造を構築するために、ダンパーの一端を筒状構造部に取付け、ダンパーの他端を塔状構造部に取付ける必要があるため、ダンパーによる制振構造を得るために内側の筒状構造部と外側の塔状構造部との二重構造を必要としていた。
特開2007−85023号公報
しかしながら、上記のような、筒状構造部と塔状構造部とによる内外の二重構造の塔状構造物は、コストや工期が嵩み、不経済である。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、ダンパーによる制振構造を備えた簡易で経済的な塔状構造物を提供する。
本発明に係る塔状構造物は、塔状構造部と、塔状構造部の側面より外側に突出したダンパー支持部と、ダンパーとを備え、ダンパーの一端がダンパー支持部に取付けられ、ダンパーの他端が塔状構造部に取付けられたことを特徴とする。
本発明に係る塔状構造物は、塔状構造部と、塔状構造部の側面において上下方向の間隔を隔てて塔状構造部の側面より外側に突出する上下の複数のダンパー支持部と、ダンパーとを備え、ダンパーの一端が上下に隣り合う一方のダンパー支持部に取付けられ、ダンパーの他端が上下に隣り合う他方のダンパー支持部に取付けられたことを特徴とする。
塔状構造部が、鉄筋コンクリート構造体、又は、鉄骨構造体であることも特徴とする。
本発明による塔状構造物によれば、塔状構造部の側面より外側に突出したダンパー支持部を設けたことにより、二重構造を不要とでき、ダンパーによる制振構造を備えた簡易で経済的な塔状構造物を提供できる。
また、コア壁のような鉄筋コンクリート構造体、又は、鉄塔のような鉄骨構造体により形成された塔状構造部を用いて、ダンパーによる制振構造を備えた簡易で経済的な塔状構造物を提供できる。
最良の形態1
図1及び図2は最良の形態1を示し、図1は塔状構造物の概略構成を示し、図2は鉄塔とダンパー支持部とに繋がれたダンパーを断面で示す。
図1に示すように、塔状構造物1は、鉄骨構造体により形成された塔状構造部としての鉄塔2と、ダンパー支持部3と、ダンパー4とを備える。鉄塔2は、基礎5から上方に延長するように構築された構成である。
ダンパー支持部3は、鉄塔2の側面において上下方向の間隔を隔てて鉄塔2の側面より外側に突出した複数の剛体構造物により形成される。ダンパー支持部3は、例えば、鉄塔2の周面を囲むような環形状に構築された鉄骨構造体により形成される。
ダンパー4は、ダンパー4の一端16が鉄塔2の側面に取付けられ、ダンパー4の他端18がダンパー支持部3に取付けられる。
ダンパー4は、図2に示すように、相対的に直線運動を行う作動体12と筒状筐体13とによって棒状に形成された棒状本体14を備える。この棒状本体14は、筒状筐体13と筒状筐体13の筒の中心軸線上において筒状筐体13の内外に跨って設けられた作動体12とを有し、筒状筐体13の筒の中心軸線に沿って作動体12と筒状筐体13とが相対的に直線運動可能に形成された構成である。
最良の形態1によれば、ダンパー4は、棒状本体14の一端16(ダンパー4の一端)と鉄塔2の側面との一端側取付部17と棒状本体14の他端18(ダンパー4の他端)とダンパー支持部3との他端側端取付部19とが上下にずれた位置に設けられ、作動体12と筒状筐体13とが相対的に直線運動を行う方向(以下、相対的直線運動方向という)が水平面11に対して上下方向に傾斜する向きとなるように取付けられた構成となる。
ダンパー4が、例えば、図2に示すように、筒状筐体13としてのシリンダー21と、シリンダー21内外に跨るように一端がシリンダー21内に位置され他端がシリンダー21の一端から突出するピストンロッド22と、シリンダー21内に位置されたピストンロッド22に設けられたピストン23と、ピストン23で区画された油圧室24と、油圧室24に対する図外の油圧給排機構とを備えたオイルダンパーの場合、作動体12がピストンロッド22とピストン23とにより形成され、棒状本体14がシリンダー21とピストンロッド22とピストン23とにより形成される。
最良の形態1によれば、鉄塔2の側面より外側に突出したダンパー支持部3を設けたことにより、ダンパー4の他端の取付箇所を確保できたので、従来のような二重構造を不要とでき、ダンパー4による制振構造を備えた簡易で経済的な塔状構造物を得ることができる。
最良の形態1によれば、ダンパー4が、相対的直線運動方向が水平面11に対して斜め方向となるように設置されるので、鉄塔2が風や地震などの水平外力を受けた場合に、鉄塔の曲がる方向とダンパー4の相対的直線運動方向とが同じ方向となるため、ダンパー4の効きが良くなる。よって、水平外力に対する揺れをダンパー4により効果的に低減できる揺れ低減効果の高い塔状構造物1となる。
また、水平外力に対するダンパー4の効きが良くなることから、ダンパー4の設置数を少なくできたり、最大減衰力の小さいダンパー4を使用できるようになる。
尚、最良の形態1のように、相対的直線運動方向が水平面11に対して斜め方向となるようにダンパー4を設置する場合、ダンパー4の他端とダンパー支持部3との他端側端取付部19と鉄塔2の側面との間の距離が長いほどダンパー4の効きが良くなる。
最良の形態2
図3に示すように、鉄塔2の側面において上下方向の間隔を隔てて鉄塔2の側面より外側に突出した剛体構造物により形成された複数のダンパー支持部3を備えた構成において、ダンパー4の一端が上下に隣り合う一方のダンパー支持部3に取付けられ、ダンパー4の他端が上下に隣り合う他方のダンパー支持部3に取付けられた構成とした。
最良の形態2においても、最良の形態1と同様な効果が得られる。また、上下に隣り合うダンパー支持部3とダンパー支持部3との間の距離を短くすれば、スパンの短い安価なダンパー4を使用できるため、経済的となる。
最良の形態3
図4に示すように、事務所ビルのような建物10の頂部10tに鉄塔2のような塔状構造部を備えた塔状構造物1における鉄塔2部分に、最良の形態1又は請求項2に示したダンパー4による制振構造を適用すれば、建物の頂部10tに塔状構造部2を備えた塔状構造物1において、最良の形態1;2と同様な効果を得ることができる。
最良の形態4
鉄筋コンクリート構造体により形成された塔状構造部としての壁体に上記ダンパー支持部3を設けて、ダンパー4の一端が壁体の側面に取付けられ、ダンパー4の他端がダンパー支持部3に取付けられた構成とすれば、最良の形態1乃至3と同様な効果が得られる。
ダンパー4としては、粘性体ダンパー、摩擦ダンパー、鋼材ダンパーなどのダンパーを用いてもよい。
塔状構造物の概略構成図(最良の形態1)。 鉄塔とダンパー支持部とを繋ぐダンパーを示す断面図(最良の形態1)。 塔状構造物の概略構成図(最良の形態2)。 塔状構造物の概略構成図(最良の形態3)。
符号の説明
1 塔状構造物、2 鉄塔(塔状構造部)、3 ダンパー支持部、4 ダンパー。

Claims (3)

  1. 塔状構造部と、塔状構造部の側面より外側に突出したダンパー支持部と、ダンパーとを備え、ダンパーの一端がダンパー支持部に取付けられ、ダンパーの他端が塔状構造部に取付けられたことを特徴とする塔状構造物。
  2. 塔状構造部と、塔状構造部の側面において上下方向の間隔を隔てて塔状構造部の側面より外側に突出する上下の複数のダンパー支持部と、ダンパーとを備え、ダンパーの一端が上下に隣り合う一方のダンパー支持部に取付けられ、ダンパーの他端が上下に隣り合う他方のダンパー支持部に取付けられたことを特徴とする塔状構造物。
  3. 塔状構造部が、鉄筋コンクリート構造体、又は、鉄骨構造体であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の塔状構造物。
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