JP2009207167A - マルチスロットアップリンクのための出力電力制御 - Google Patents

マルチスロットアップリンクのための出力電力制御 Download PDF

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Abstract

【課題】本発明は、移動局のピーク出力電力を低減する方法を提供する。
【解決手段】TDMAネットワークにおいて、移動局(6a,6b)は、基地局によってスロット割り当てと出力電力レベルを与えられている。このため、スロット割り当てのサイズと要求される出力電力レベルの組み合わせが移動局(6a,6b)の能力を超える状況が生じ得る。この問題を解決するため、移動局(6a,6b)には、ピーク出力電力を低減したり割り当てスロットの占有を低減したりすることによって平均出力電力を一方的に低減する能力が与えられている。
【選択図】図8

Description

本発明は、TDMAネットワークにおいて移動局を操作する方法に関する。
TDMAネットワークにおける移動電話およびコミュニケータといった移動局に高速データサービスを提供するため、移動局が各TDMAフレーム内の1つより多いスロットで送信する必要が生じた。この際、問題となるのは、基地局は移動局の最大出力能力を知らなければならないということである。
国際公開公報WO01/28105 欧州公開特許公報EP1056218
クラスマーク変更手順またはルーティングエリア更新を通じて移動局が電力クラスを変更できるようにすることが提案されているが、こうした手順は非常に低速でありネットワーク実装によっては確実にサポートできないものがあることが判明している。
本発明によれば、TDMAネットワークにおいて移動局を操作する方法であって、該方法は、
基地局からピーク出力電力設定コマンドを受信し、
前記基地局から送信スロット割り当てを受信し、
前記移動局で、該移動局のスロット割り当ての増大を検出し、
瞬間高周波出力電力が第1の閾値を超えているか否かを判定し、該瞬間高周波出力電力が該第1の閾値を超えている場合、ピーク出力電力設定コマンドが割り当てられた全てのスロットに適合する場合に得られる平均出力電力レベル以下となるように、各送信スロットまたは割り当てスロットによる前記瞬間高周波出力電力を低減することによって複数のスロットにわたって前記移動局の平均高周波出力電力を修正することを備え、
前記第1の閾値が超えられるようになる判定と、前記平均高周波出力電力の低減の結果として起こる修正の実行との間の所定時間だけ待機することによって特徴付けられる方法が提供される。
上記基準は、スロット割り当ての増大を含んでもよい。スロット割り当ての増大は、追加帯域幅が必要な場合発生する。もう1つの有用な基準は、高周波出力電力増幅器の温度である。複数のスロットは連続的であってもなくてもよい。
上記応答は、各送信スロットにおける瞬間高周波出力電力を低減することによって平均高周波出力電力を低減すること、および/または、割り当てスロットの占有を低減することによって平均高周波出力電力を低減することを含んでもよい。スロット割り当てを変更する場合、前記検出と前記応答との間に所定の時間遅延があることが好適である。
また、本発明によれば、TDMAネットワークのための移動局であって、該移動局は、制御装置および高周波出力電力増幅器を備え、前記制御装置は、本発明に係る方法を実行するよう移動局の動作を制御することによって特徴付けられる移動局が提供される。
本発明に係る移動通信システムを示す図である。 移動局のブロック図である。 基地送受信局のブロック図である。 本発明の一実施例で使用するフレーム構造を例示する図である。 本発明の一実施例におけるパケットデータチャネルを例示する図である。 本発明の一実施例における2つのハーフレートパケットチャネル間の無線チャネルの共有を例示する図である。 本発明の一実施例で使用するプロトコルスタックの下位レベルを例示する図である。 本発明の第1実施例を例示するフローチャートである。 本発明の第2実施例を例示するフローチャートである。 本発明の第3実施例を例示するフローチャートである。 本発明の第3実施例を例示するフローチャートである。 本発明の第4実施例を例示するフローチャートである。 本発明の第5実施例を例示するフローチャートである。 本発明の第6実施例を例示するフローチャートである。 本発明の第6実施例を例示するフローチャートである。
本発明に係る好適な実施例を、単なる例示として、添付図面を参照して説明する。
図1を参照すると、移動電話ネットワーク1は、第1および第2の交換局2a,2bを含む複数の交換局を備える。第1の交換局2aは、第1および第2の基地局制御装置3a,3bを含む複数の基地局制御装置に接続される。第2の交換局2bは同様に複数の基地局制御装置(図示せず)に接続される。
第1の基地局制御装置3aは、基地送受信局4と複数の他の基地送受信局に接続され、これらを制御する。第2の基地局制御装置3bは、同様に複数の基地送受信局(図示せず)に接続され、これらを制御する。
この例では、各基地送受信局はそれぞれのセルにサービスを提供する。すなわち、基地送受信局4は、セル5にサービスを提供する。しかしながら、複数のセルは、指向性アンテナによって1つの基地送受信局のサービスの提供を受けてもよい。複数の移動局6a,6bは、セル5内にある。任意のセル内の移動局の数と識別情報は、時間と共に変化し得ることが理解されるだろう。
移動電話ネットワーク1は、ゲートウェイ交換局8によって公衆交換電話ネットワーク7に接続される。
ネットワークのパケットサービスの態様は、それぞれ複数の基地局制御装置3a,3bに接続される複数のパケットサービスサポートノード(1つを図示する)9を含む。少なくとも1つのパケットサービスサポートゲートウェイノード10は各パケットサービスサポートノード10をインターネット11に接続する。
交換局3a,3bおよびパケットサービスサポートノード9は、ホームロケーションレジスタ12へのアクセスを有する。
移動局6a,6bと基地送受信局4との間の通信は、時分割多重アクセス(TDMA:time-division multiple access)スキームを利用する。
図2を参照すると、第1の移動局6aは、アンテナ101,高周波サブシステム102,ベースバンドDSP(デジタル信号処理)サブシステム103,アナログオーディオサブシステム104,ラウドスピーカ105,マイクロホン106,制御装置107,液晶ディスプレイ108,キーパッド109,メモリ110,電池111および電源回路112を備える。
高周波サブシステム102は、移動電話の送信機および受信機の中間周波および高周波回路と、移動局の送信機および受信機を同調する周波数シンセサイザとを含む。アンテナ101は、高周波サブシステム102に結合され電波を受信および送信する。
ベースバンドDSPサブシステム103は、高周波サブシステム102に結合され高周波サブシステム102からベースバンド信号を受信し高周波サブシステム102にベースバンド変調信号を送信する。ベースバンドDSPサブシステム103は、当業技術分野で周知のコーデック機能を含む。
アナログオーディオサブシステム104は、ベースバンドDSPサブシステム103に結合され、ベースバンドDSPサブシステム103から復調された音声を受信する。アナログオーディオサブシステム104は、復調された音声を増幅し、それをラウドスピーカ105に印加する。マイクロホン106によって検出された音響信号は、アナログオーディオサブシステム104によって予め増幅され、コード化のためベースバンドDSPサブシステム4に送信される。
制御装置107は、移動電話の動作を制御する。制御装置107は、高周波サブシステム102に結合され、周波数シンセサイザとベースバンドDSPサブシステム103に同調命令を供給し、送信のための制御データと管理データを供給する。制御装置107は、メモリ110に格納されたプログラムに応じて動作する。メモリ110は、制御装置107と別に図示する。しかしながら、メモリ110は、制御装置107と一体であってもよい。
ディスプレイ装置108は、制御データを受信するため制御装置107に接続され、また、キーパッド109は、ユーザ入力データ信号を供給するため制御装置107に接続される。
電池111は、移動電話の構成要素が使用する様々な電圧の安定化電力を提供する電源回路112に接続される。
制御装置107は、音声およびデータ通信、および、例えば、移動局のデータ通信能力を利用するWAPブラウザのようなアプリケーションプログラムを備えた移動局を制御するようプログラムされる。
第2の移動局6bも、同様の構成である。
図3を参照すると、ごく単純化すると、基地送受信局4は、アンテナ201,高周波サブシステム202,ベースバンドDSP(デジタル信号処理)サブシステム203,基地局制御装置インタフェース204および制御装置207を備える。
高周波サブシステム202は、基地局の送信機および受信機の中間周波および高周波回路と基地送受信局の送信機および受信機を同調する周波数シンセサイザとを含む。アンテナ201は、高周波サブシステム202に結合され電波を受信および送信する。
ベースバンドDSPサブシステム203は、高周波サブシステム202に結合され高周波サブシステム202からベースバンド信号を受信し高周波サブシステム202にベースバンド変調信号を送信する。ベースバンドDSPサブシステム203は、当業技術分野で周知のコーデック機能を含む。
基地局制御装置インタフェース204は、基地送受信局4とそれを制御する基地局制御装置3aとの間のインタフェースとなる。
制御装置207は、基地送受信局4の動作を制御する。制御装置207は、高周波サブシステム202に結合され、周波数シンセサイザとベースバンドDSPサブシステムに同調命令を供給し、送信のための制御データと管理データを供給する。制御装置207は、メモリ210に格納されたプログラムに応じて動作する。
基地局制御装置3a,3bは、移動局への無線リンクリソースの割り当てを担当し、基地送受信局4が電力コマンド信号を移動局6a,6bに送信できるようにする。通常の状況では、移動局6a,6bは、このコマンド信号に照応する電力レベルで送信する。しかしながら、本発明によれば、以下説明するように必ずしもそうではない。
図4を参照すると、移動局6a,6bと基地送受信局4との間の通信のため使用される各TDMAフレームは、8つの0.577msタイムスロットを備える。「26マルチフレーム」は、26のフレームを備え、また、「51マルチフレーム」は、51のフレームを備える。51の「26マルチフレーム」または26の「51マルチフレーム」が1つのスーパーフレームを構成する。最後に、ハイパーフレームは、2048のスーパーフレームを備える。
タイムスロット内のデータフォーマットは、タイムスロットの機能に応じて変化する。通常のバースト、すなわち、タイムスロットは、3つの末尾ビットと、それに続く58の暗号化データビット、26ビットのトレーニングシーケンス、58の暗号化データビットの別のシーケンス、および、さらなる3つの末尾ビットを備える。8.25ビット持続期間のガード期間は、バーストの末尾に提供される。周波数補正バーストも、同じ末尾ビットとガード期間を有する。しかしながら、そのペイロードは、固定142ビットシーケンスを備える。同期バーストは通常のバーストと同様であるが、暗号化データが39ビットの2クロックに減らされ、トレーニングシーケンスが64ビットの同期シーケンスに置換されている点が異なっている。最後に、アクセスバーストは、8つの初期末尾ビットと、それに続く41ビットの同期シーケンス、36ビットの暗号化データおよびさらなる3つの末尾ビットを備える。この場合、ガード期間は68.25ビット長である。
回線交換音声トラフィックのために使用する場合、チャネル化スキームは、GSMで利用されるものである。
図5を参照すると、フルレートパケット交換チャネルは、「52マルチフレーム」にわたる12の4スロット無線ブロックを利用する。第3,第6,第9および第12の無線ブロックの後には、空きスロットが続く。
図6を参照すると、専用および共用両方のハーフレートパケット交換チャネルの場合、スロットは、2つのサブチャネルに交互に割り当てられる。
移動局6a,6bおよび基地送受信局4のベースバンドDSPサブシステム103,203と制御装置107,207は、2つのプロトコルスタックを実現するよう構成されている。第1のプロトコルスタックは回線交換トラフィックのためのものであり、従来のGSMシステムで利用されているものとほぼ同じである。第2のプロトコルスタックは、パケット交換トラフィックのためのものである。
図7を参照すると、移動局6a,6bと基地局制御装置4との間の無線リンクに関連する層は、無線リンク制御層401、媒体アクセス制御層402および物理層403である。
無線リンク制御層401は、透過(transparent)モードと非透過(non-transparent)モードという2つのモードを有する。透過モードにおいて、データは、修正なしに単に無線リンク制御層を通って行き来するだけに過ぎない。
非透過モードでは、無線リンク制御装置401は、リンク適応を提供し、データ単位を必要に応じてセグメント化または連結することによって高位レベルから受信したデータ単位からデータブロックを構成し、スタックを通過するデータの相互処理を行う。また、無線リンク制御層401は、肯定応答モード(acknowledged mode)が使用されているか否かに応じて、脱落したデータブロックの検出やデータのコンテンツの上向き転送のためのデータブロックの再順序付けを担当する。また、この層は肯定応答モードで逆方向エラー訂正を提供してもよい。
媒体アクセス制御層402は、無線リンク制御層401から適当なトランスポートまたは論理チャネルへのデータブロックの割り当てと、トランスポートまたは論理チャネルから無線リンク制御層403への受信した無線ブロックの転送を担当する。
物理層403は、トランスポートまたは論理チャネルを通過したデータからの送信無線信号の形成と、正しいトランスポートまたは論理チャネルを通じた媒体アクセス制御層402への受信データの転送を担当する。
ブロックは、媒体アクセス制御層402と物理層403との間で無線ブロックタイミングに同期して交換される。すなわち、ブロックは、各無線ブロック間隔で物理層に転送される。
増大するトランスポートまたは論理チャネルスループットをサポートするため帯域幅への要求が増大するに連れて、より多くのスロットが必要になる。スロットの使用量が増大する結果、移動局の電力増幅器が過熱し、サポートできない電流が必要になることがある。
第1実施例では、移動局はスロット使用量/電力の組み合わせの閾値に応じて出力電力を直接変更する。
図8を参照すると、スロットに対する要求が変化すると、移動局6a,6bの制御装置107は、現在の瞬間電力増幅器出力電力レベルが変更後に使用されるスロットの数に対して設定された第1の閾値を超えているか否かを判定する(ステップs1)。第1の閾値は、許容可能な平均出力電力レベルを与える瞬間出力電力レベルである。第1の閾値を超えている場合、制御装置107は必要な電力低減を判定し、これを、サービス基地局制御装置3a,3bによって移動局6a,6bに要求される電力レベルより例えば3dBといった、「許容可能な低減」マージンだけ低い値に設定された第2の閾値と比較する。この低減された電力レベルが第2の閾値より小さい場合、制御装置107は、追加のスロットを必要とするサービスは提供できないことをアプリケーションに通知する(ステップs3)。電力を低減しても電力増幅器出力電力レベルが第2の閾値より小さくならない場合、制御装置107は、それに応じて出力電力を低減する(ステップs4)。ステップs3およびs4の後処理は終了する。
第1の閾値を超えていない場合(ステップs1)、制御装置107は、現在の電力増幅器出力電力レベルがサービス基地局制御装置3a,3bによって移動局6a,6bに要求される現在の電力レベルより小さいか否かを判定する(ステップs5)。この状況は、スロットの使用量が低減された時生じ得る。現在の出力電力レベルが要求されるレベルより小さくない場合、処理は終了する。しかしながら、現在の電力レベルが要求されるレベルより小さい場合、現在の電力増幅器出力電力レベルを、第2の閾値を超えない範囲において可能な限り要求されるレベルに近づけるように増大し(ステップs6)、処理は終了する。
第2実施例では、移動局は、増幅器内の好都合に利用できる直流電圧またはこの目的のために提供される温度センサ(図示せず)を監視することによって感知される高周波電力増幅器の温度に応じて出力電力を変更する。この場合、全てのスロットのピーク出力電力を、温度が閾値レベルを超えるまでBSSによって要求されるレベルに保持し、その後出力電力を所定の限度内で低減する。
図9を参照すると、制御装置107は定期的に、移動局の高周波電力増幅器の温度を、最大許容動作温度に対応する第1の閾値と比較する(ステップs101)。第1の閾値を超えている場合、制御装置107は電力を低減する(ステップs102)。ステップs102の後処理は終了する。
第1の閾値を超えていない場合(ステップs101)、温度を第2の低い閾値と比較する(s103)。第2の低い閾値は、電力制御にある程度のヒステリシスを導入するために使用される。温度が第2の閾値より小さくない場合、処理は終了する。しかしながら、温度が第2の閾値より小さい場合、制御装置107は、現在の電力が、サービスサービス基地局制御装置3a,3bによって要求されるレベルより小さいか否かを判定し(ステップs104)、もしそうであれば、移動局の出力電力レベルを、例えば、2dBステップで増大し(ステップs105)、処理は終了する。そうでなければ、移動局の出力電力を変更せずに、処理は単に終了する。
第3実施例では、比較的高い平均電力レベルが許容される。しかしながら、こうした高い電力レベルは、短期間の高帯域幅使用を許容しつつ過熱を避けるための遅延の後調整して下げられる。
図10を参照すると、スロットに対する要求が変化すると、移動局6a,6bの制御装置107は、現在の瞬間電力増幅器出力電力レベルが第1の閾値を超えているか否かを判定する(ステップs201)。第1の閾値は、許容可能な平均出力電力レベルを与える瞬間出力電力レベルである。第1の閾値を超えている場合、制御装置107は冷却フラグが設定されているか否かを判定し(ステップs202)、設定されていない場合、タイマがすでに動作していないならばタイマを設定し(ステップs203)、出力電力レベルを増大し(ステップs204)、処理を終了する。そうでなければ、追加のスロットを必要とするサービスは提供できないことをアプリケーションに警告し(ステップs205)、処理は終了する。
第1の閾値を超えていない場合(ステップs201)、制御装置107は、現在の瞬間電力増幅器出力電力レベルが、サービス基地局制御装置3a,3bによって移動局6a,6bに要求される現在の電力レベルより小さいか否かを判定する(ステップs206)。この状況は、スロット割り当てが低減された時生じ得る。現在の瞬間出力電力レベルが要求されるレベルより小さくない場合、処理は終了する。しかしながら、現在の電力レベルが要求されるレベルより小さい場合、現在の電力レベルを、第2の閾値を超えない範囲でできるだけ要求されるレベルに近づくように増大し(ステップs204)、処理は終了する。
図11を参照すると、タイマが終了すると、制御装置107は必要な電力低減を判定し、これを、サービス基地送受信局4によって移動局6a,6bに要求されるレベルよりも、例えば、6dBといった「許容可能な低減」マージンだけ低い値に設定された第2の閾値と比較する。この低減された電力レベルが第2の閾値より小さい場合、制御装置107は、追加のスロットを必要とするサービスは提供できないことをアプリケーションに通知する(ステップs208)。電力を低減しても電力増幅器出力電力が第2の閾値より小さくならない場合、制御装置はそれに応じて出力電力を低減する(ステップs209)。また、タイマが終了する時、冷却フラグを設定する(ステップs210)。
瞬間出力電力を低減することの代替案は、サービス基地局制御装置3a,3bによって移動局に割り当てられた全てのスロットを使用しないことによって平均出力電力を低減することである。
第4実施例では、移動局は許容されるスロット使用量/電力の組み合わせの閾値に応じて実際のスロット使用量を直接変更する。
図12を参照すると、スロットに対する要求が変化すると、移動局6a,6bの制御装置107は、新しい平均電力増幅器出力電力レベルが変化の後使用されるべきスロットの数に対して設定された第1の閾値を超えているか否かを判定する(ステップs301)。第1の閾値を超えている場合、制御装置107は、平均電力レベルを第1の閾値以下に低減するために必要な割り当てスロット占有の低減を判定する。新しいスロット占有値を第2の閾値、すなわち、現在のサービスレベルをサポートするために必要なスロットの最小数と比較する(ステップs302)。低減された割り当てスロット占有が第2の閾値より小さい場合、制御装置107は、余分のスロットを必要とするサービスは提供できないことをアプリケーションに通知する(ステップs303)。スロット占有を低減してもスロット占有が第2の閾値より小さくならない場合、制御装置107は、使用される割り当てスロットの割合を低減する(ステップs304)。ステップs303およびs304の後処理は終了する。
第1の閾値を超えていない場合(ステップs301)、制御装置107は、新しい平均電力増幅器の出力電力が、サービス基地局制御装置3a,3bによって移動局に要求される現在の電力レベルに対応する平均より小さくなりそうか否かを判定する(ステップs305)。この状況は、スロットの使用量が低減された時に生じ得る。新しい平均出力電力レベルが要求されるレベルに対応するものより小さくなりそうにない場合、処理は終了する。しかしながら、新しい平均電力レベルが要求される瞬間電力レベルに対応するものより小さくなりそうな場合、スロットの占有を、第1の閾値を超えない範囲でできるだけ割り当てられたレベルに近づけるように増大し(ステップs306)、処理は終了する。
第5実施例では、移動局は、増幅器内の好都合に監視できる直流電圧または特にこの目的のために提供されるセンサを監視することによって感知される高周波電力増幅器の温度に応じて、割り当てスロット占有を変更する。
図13を参照すると、制御装置107は定期的に、移動局の高周波電力増幅器の温度を、最大許容動作温度に対応する第1の閾値と比較する(ステップs401)。第1の閾値を超えている場合、制御装置107は、サービスを放棄せずに割り当てスロット占有の低減が可能か否かを判定する(ステップs402)。割り当てスロット占有が最小許容可能レベルより小さくなりそうな場合、リソースが不十分なためサービス(単数または複数)が失われることがあり、アプリケーションはリソースの不足について通知される(ステップs403)。そうでなければ、スロットの占有が低減される(ステップs404)。ステップs403およびs404の後処理は終了する。
第1の閾値を超えていない場合(ステップs401)、温度を第2の低い閾値と比較する(ステップs402)。第2の低い閾値は、スロット占有制御にある程度のヒステリシスを導入するために使用される。温度が第2の閾値より小さくない場合、処理は終了する。しかしながら、温度が第2の閾値より小さい場合、制御装置は、現在の平均高周波増幅器出力電力レベルが、サービス基地局制御装置3a,3bから要求される電力レベルに対応するものより小さいか否かを判定し、もしそうであれば、移動局の割り当てスロット占有を増大し(ステップs407)、処理は終了する。そうでなければ、移動局の割り当てスロット占有を変更せずに、処理は単に終了する。
第6実施例では、割り当てスロット占有は、短期間の高帯域幅使用を許容しつつ過熱を避けるための遅延の後、調整して下げられる。
図14を参照すると、スロットに対する要求が変化すると、移動局6a,6bの制御装置107は、新しい平均電力増幅器出力電力レベルが第1の閾値を超えているか否かを判定する(ステップs501)。第1の閾値は、許容可能な平均出力電力レベルを与える瞬間出力電力レベルである。第1の閾値を超えている場合、制御装置107は、冷却フラグが設定されているか否かを判定し(ステップs502)、設定されていない場合、タイマがすでに動作していないならばタイマを設定し(ステップs503)、出力電力レベルを増大し(ステップs504)、処理を終了する。そうでなければ、追加のスロットを必要とするサービスは提供できないことをアプリケーションに警告し(ステップs505)、処理は終了する。
第1の閾値を超えていない場合(ステップs501)、制御装置107は、新しい平均電力増幅器出力電力レベルが、サービス基地局制御装置3a,3bによって移動局6a,6bに要求される現在の電力レベルに対応するものより小さいか否かを判定する(ステップs506)。この状況は、スロット割り当てが低減された時生じ得る。新しい平均出力電力レベルが要求されるレベルに対応するものより小さくなりそうにない場合、処理は終了する。しかしながら、新しい平均電力レベルが要求されるレベルに対応するものより小さい場合、割り当てスロットの占有を、第2の閾値を超えない範囲でできるだけ要求されるレベルに対応するものに近づけるように増大し(ステップs504)、処理は終了する。
図15を参照すると、タイマが終了すると、制御装置107は、割り当てスロット占有の低減が必要であると判定し、これを現在のサービスをサポートする最小使用可能スロット占有に設定された第2の閾値と比較する(ステップs507)。低減されたスロット占有が第2の閾値より小さい場合、制御装置107は、追加のスロットを必要とするサービスは提供できないことをアプリケーションに通知する(ステップs508)。電力を低減しても電力増幅器出力電力が第2の閾値より小さくならない場合、制御装置107は、それに応じて出力電力を低減する(ステップs509)。また、タイマが終了する時、冷却フラグを設定する(ステップs510)。
以上の記載で言及した電力平均は、移動ウィンドウにおける瞬間電力レベルから計算する。ウィンドウの長さは、高周波電力増幅器の熱特性、スロットおよびフレームの持続期間、並びに、フレーム中のスロットの数に依存する。

Claims (4)

  1. TDMAネットワークにおいて移動局を操作する方法であって、該方法は、
    基地局からピーク出力電力設定コマンドを受信し、
    前記基地局から送信スロット割り当てを受信し、
    前記移動局で、該移動局のスロット割り当ての増大を検出し、
    瞬間高周波出力電力が第1の閾値を超えているか否かを判定し、該瞬間高周波出力電力が該第1の閾値を超えている場合、ピーク出力電力設定コマンドが割り当てられた全てのスロットに適合する場合に得られる平均出力電力レベル以下となるように、各送信スロットまたは割り当てスロットによる前記瞬間高周波出力電力を低減することによって複数のスロットにわたって前記移動局の平均高周波出力電力を修正することを備え、
    前記第1の閾値が超えられるようになる判定と、前記平均高周波出力電力の低減の結果として起こる修正の実行との間の所定時間だけ待機することによって特徴付けられる方法。
  2. 請求項1に記載の方法において、冷却フラグは前記所定時間の最後で設定され、且つ、タイマは前記第1の閾値が超えられているときにセットされると共に前記冷却フラグは設定されず、前記タイマは前記所定時間を判定し、該タイマがタイムアウトになると前記平均出力電力の前記結果として起こる修正が実行される方法。
  3. 請求項2に記載の方法において、前記タイマが終了すると、前記移動局でアプリケーションプログラムを動作させ、要求される電力が第2の閾値よりも小さくなるのが判定され、前記アプリケーションプログラムは、スロット割り当てにおける増大を要求するサービスはサポートされることができないという警告がなされる方法。
  4. TDMAネットワークのための移動局であって、該移動局は、制御装置および高周波出力電力増幅器を備え、前記制御装置は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法を実行するよう前記移動局の動作を制御することによって特徴付けられる移動局。
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