JP2009206780A - 無線装置及び信号検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】通信中であっても、その受信信号から、他の特定の無線システムからの干渉の有無を検出する。
【解決手段】アクセス制御部103は、予め記憶された周波数を共用する他の無線システムの既知信号情報105−1を取得する。既知信号情報105−1とは、例えば、プリアンブル、或いはパイロットシンボル、或いはビーコンなどのフレームの一部または全ての固定パターンの情報である。受信信号変換回路302は、入力された既知信号情報に基づいて、フーリエ変換回路や、平均化回路などを用いて受信信号を変換し、受信信号が受けている他の無線システムの既知信号部分による影響を強調する。判定回路303は、上記変換結果から、他の無線システムの信号の有無を判定する。
【選択図】図4

Description

本発明は、他の無線システムの信号が重畳した受信信号から、他のシステムの信号を検出する無線装置及び信号検出方法に関する。
近年、無線システムの増加及びサービスの多様化に伴い、利用可能な周波数が逼迫した状況にある。そこで、周波数資源を有効に利用するため、特定の無線システムがライセンスを取得している周波数帯域を、ある時間または場所において、その特定の無線システムが使用していないと認識できた場合にのみ、ライセンスを取得していない無線システム(以下、二次利用システムと称する)であっても利用することができるコグニティブ無線と呼ばれる方式がある(例えば、特許文献1参照)。
このコグニティブ無線において、二次利用システムの無線装置が、通信を行う際には、周辺に存在するライセンスを取得している無線システム(以下、一次利用システムと称する)に対して干渉を与えないように対策を行うため、その一次利用システムの信号を検出し、利用状況を認識する必要がある。そこで、通信を開始する前に、利用可能な周波数帯域の受信電力の大きさに基づいて、閾値と比較することにより周波数を共用している他の無線システムの信号を検出し、利用されている周波数帯域を認識し、その周波数帯域の利用を避けて通信を行う方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
ここで、図22は、従来技術による、受信電力の大きさに基づいて他の無線システムの信号を検出する受信回路の構成を示すブロック図である。図22において、直交検波回路21は、受信信号を直交検波し、A/D(Analog to Digital)変換回路22へ出力する。A/D変換回路22は、直交検波回路21から入力されたアナログ信号をデジタル信号へ変換し、復調回路23へ出力する。復調回路23は、A/D変換回路22から入力されたデジタル信号を復調し、得られた復調信号を復号回路24へ出力する。復号回路24は、復調回路23から入力された復調信号を復号し、得られた受信データをアクセス制御部13へ出力する。
信号検出部30−1は、受信信号から他の無線システムの信号を検出すべく、受信電力測定回路31及び判定回路32を備えている。受信電力測定回路31は、A/D変換回路22から入力されたデジタル信号から受信電力を測定し、判定回路32に出力する。判定回路32は、受信電力の大きさに基づいて、閾値と比較することにより他の無線システムにより該周波数が共用されているかを判定し、判定結果をアクセス制御部13に供給する。アクセス制御部13は、上記判定結果に基づいて、他の無線システムで利用されている周波数帯域を認識し、その周波数帯域の利用を避けて通信を行う。
特開平8−307937号公報 特開2002−186019号公報
しかしながら、従来技術では、通信を開始する前に他の無線システムの信号を検出するため、通信中に他の無線システムが通信を開始し、受信信号に対して他の無線システムの信号が完全に重畳された場合、一系統の送受信回路の無線装置が他の無線システムの信号を検出することは難しいという問題がある。
また、通信中に他の無線システムが突然通信を開始した場合、他の無線システムの通信に対して干渉を与えてしまうという問題がある。
また、他の無線システムの信号が受信信号に重畳された場合、他の無線システムの信号による影響を除去し、受信信号を復調することは難しいという問題がある。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、通信中に到来する他の無線システムの信号を検出することができ、また、他の無線システムの通信が突然開始される場合であっても、他の無線システムに対して与干渉を抑圧することができ、さらに、他の無線システムの信号による影響を除去し、受信信号を復調することができる無線装置及び信号検出方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、複数の異なる無線システムが周波数を共用する環境下で通信を行ういずれかの無線システムに属する無線装置であって、無線信号の送受信を行う無線通信手段と、他の無線システムの既知信号を保持する既知信号テーブルと、受信信号を蓄積する受信信号蓄積手段と、前記既知信号テーブルに保持されている既知信号に基づいて、前記受信信号蓄積手段に蓄積されている受信信号を変換する受信信号変換手段と、前記受信信号変換手段による変換結果に基づいて、受信信号に含まれる前記他の無線システムの信号を検出する信号検出手段とを具備することを特徴とする無線装置である。
本発明は、上記の発明において、前記受信信号変換手段は、前記既知信号に基づいて、複数の到来パターンに応じた既知信号のレプリカを作成するレプリカ作成手段と、前記受信信号の周波数成分から該受信信号の周波数成分と同じ周波数に割り当てられている該レプリカの周波数成分を除算する受信信号除算手段と、該除算後の受信信号の周波数成分の平均値を算出する平均値算出手段と、前記平均値算出手段が算出する前記平均値の電力を求める電力算出手段とを備え、前記信号検出手段は、前記電力算出手段により求められた電力に基づいて、前記他の無線システムの信号を検出することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記他の無線システムの既知信号と利用周波数帯域とを対応付けて保持する周波数特定テーブルと、前記周波数特定テーブルを参照し、前記既知信号テーブルに保持されている既知信号に基づいて、前記他の無線システムの利用周波数帯域を特定する周波数帯域特定手段と、前記周波数帯域特定手段により特定された前記他の無線システムの利用周波数帯域に基づいて、送信信号の周波数成分の全て、あるいは一部、あるいは前記利用周波数帯域の部分の送信電力を抑圧する波形整形を行う送信波形整形手段とを具備することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記他の無線システムの無線装置からの到来信号を検出した際に、前記除算後の受信信号の各周波数成分から、前記平均値算出手段が算出した前記平均値を減算する周波数成分減算手段と、前記減算後の受信信号の周波数成分に該受信信号の周波数成分と同じ周波数に割り当てられている前記既知信号のレプリカの周波数成分を乗算する受信信号乗算手段とを更に具備することを特徴とする。
また、上述した課題を解決するために、本発明は、複数の異なる無線システムが周波数を共用する環境下で、他の無線システムの信号を検出する信号検出方法であって、受信信号を蓄積するステップと、予め記憶された前記他の無線システムの既知信号を読み出すステップと、前記既知信号に基づいて、前記蓄積された受信信号を変換するステップと、前記変換結果に基づいて、受信信号に含まれる他の無線システムの信号の有無について判定するステップとを含むことを特徴とする信号検出方法である。
本発明は、上記の発明において、前記既知信号に基づいて、複数の到来パターンに応じた既知信号のレプリカを作成するステップと、前記受信信号の周波数成分から該受信信号の周波数成分と同じ周波数に割り当てられている該レプリカの周波数成分を除算するステップと、該除算後の受信信号の周波数成分の平均値を算出するステップと、算出された該平均値の電力を求めるステップとを更に含み、前記電力に基づいて、前記他の無線システムの信号を検出することを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記他の無線システムの既知信号と利用周波数帯域とを対応付けて保持するステップと、前記他の無線システムの既知信号に基づいて、前記他の無線システムの利用周波数帯域を特定するステップと、前記特定された他の無線システムの利用周波数帯域に基づいて、送信信号の周波数成分の全て、あるいは一部、あるいは前記利用周波数帯域の部分の送信電力を抑圧する波形整形を行うステップとを含むことを特徴とする。
本発明は、上記の発明において、前記他の無線システムの無線装置からの到来信号を検出した際に、前記除算後の受信信号の各周波数成分から前記平均値を算出するステップで算出された前記平均値を減算するステップと、該減算後の受信信号の周波数成分に前記既知信号のレプリカの周波数成分を乗算するステップと、該乗算後の受信信号の復調および復号を行うステップとを含むことを特徴とする。
本発明によれば、無線装置は、少なくとも1つの他の無線システムの既知信号を用いて蓄積された受信信号を、各既知信号に対して変換することにより、該既知信号と一致する信号が少なくとも1つ受信信号に重畳されている際に、変換に利用する既知信号に対して受信信号をそれぞれ特徴づけることができ、その結果から受信信号に重畳している1つ、あるいは2つ以上同時に他の無線システムの信号を検出することができる。
また、本発明によれば、無線装置は、受信信号の周波数成分から同一周波数帯域の既知信号のレプリカの周波数成分を除算した後に、受信信号の周波数成分を平均化することにより、受信信号から他の無線システムの既知信号に関わる要素以外の要素を除去することができ、残った他の無線システムの既知信号に関わる要素の電力により、他の無線システムの信号の有無を判定し、検出することができる。
また、本発明によれば、前記無線装置が、少なくとも1つの既知信号を用い前記他の無線システムの利用周波数帯を特定し、送信信号の周波数成分の全て、或いは一部、或いは前記利用周波数帯の部分の送信電力を抑圧する波形整形を実施することにより、該他の無線システムに対して与干渉を抑えることができるとともに、該他の無線システムの信号の検出精度を向上することができる。
また、本発明によれば、前記無線装置が、前記受信信号変換手段により得られる信号検出前の受信信号の平均値を用いて、前記除算後の受信信号の各周波数成分から信号検出前の受信信号の平均値を減算し、該減算後の受信信号の各周波数成分に前記既知信号のレプリカの周波数成分を乗算することにより、受信信号に対する他の無線システムからの影響を除去し、受信信号を復調および復号することができる。
以下、本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。
A.第1実施形態
図1は、本発明の第1実施形態による信号検出方法を説明するための概念図である。また、図2は、システムAおよびシステムBがそれぞれ利用可能な周波数帯域FB−AおよびFB−Bの関係を示す概念図である。図1において、システムAは、周波数帯域FB−Aを利用する広帯域システムであり、無線装置A−0及びA−1が属し、システムBは、周波数帯域FB−Bを利用する狭帯域システムであり、無線装置B−1が属する。システムAとシステムBは、図2に示すように、周波数帯域FB−Bを共用している。システムAに属する無線装置A−0及びA−1は、本発明の信号検出方法を実施する。
次に、図3は、本発明の第1実施形態による無線装置の構成を示すブロック図である。図3において、本第1実施形態の無線装置は、アンテナ100、RF(Radio Frequency)回路101、受信回路102、アクセス制御部103、送信回路104及び既知信号テーブル記憶部105を備えている。RF回路101は、アンテナ100により受信したRF信号をBB(Baseband)信号に変換し、受信回路102に出力する一方、送信回路104から入力されたBB信号をRF信号に変換し、アンテナ100から送信する。受信回路102は、RF回路101から入力されるBB信号を復調・復号し、アクセス制御部103に受信データを出力する。また、送信回路104は、アクセス制御部103から入力された送信データを、符号化・変調し、作成したBB信号をRF回路101に出力する。
アクセス制御部103は、受信回路102から入力された受信データ(例えば、ヘッダ情報や、他の無線システムの信号の有無などの判定結果)に基づいて、受信回路102及び送信回路104を制御する。受信回路102の制御は、例えば、信号検出のための判定閾値の再設定などがある。送信回路104の制御は、例えば、検出された他の無線システムと共用している周波数帯域の使用停止や、送信電力の抑圧などがある。また、アクセス制御部103は、既知信号テーブル記憶部105から他の無線システムの既知信号情報を取得し、該既知信号情報を受信回路102及び送信回路104に入力する。
次に、図4は、本第1実施形態による受信回路102の構成を示すブロック図である。図4において、受信回路102は、直交検波回路201、A/D変換回路202、復調回路203、復号回路204、及び信号検出部300−1を備えている。直交検波回路201は、RF回路101から入力されたBB信号を直交検波し、A/D変換回路202へ出力する。A/D変換回路202は、直交検波回路201から入力されたアナログ信号をデジタル信号へ変換し、復調回路203へ出力する。復調回路203は、A/D変換回路202から入力されたデジタル信号を復調し、得られた復調信号を復号回路204へ出力する。復号回路204は、復調回路203から入力された復調信号を復号し、得られた受信データをアクセス制御部103へ出力する。なお、復号回路204には、デインターリーブ処理と、誤り訂正復号化処理と、デスクランブル処理などが含まれている。
信号検出部300−1は、受信信号から他の無線システムの信号を検出する。信号検出部300−1は、受信信号記憶部301、受信信号変換回路302、及び判定回路303を備えている。受信信号記憶部301は、A/D変換回路202から入力された受信信号を記憶する。受信信号変換回路302は、アクセス制御部103から入力された既知信号情報105−1に基づいて、受信信号記憶部301から取得した受信信号を変換し、その結果を判定回路303へ出力する。判定回路303は、受信信号変換回路302から入力された変換結果に基づいて、他の無線システムの信号の有無を判定し、判定結果をアクセス制御部103へ出力する。
次に、図5は、本第1実施形態による送信回路104の構成を示すブロック図である。図5において、送信回路104は、符号化回路501、変調回路502、D/A変換回路503、及び直交変調回路504を備えている。符号化回路501は、アクセス制御部103から入力された送信データを符号化し、変調回路502へ出力する。なお、符号化回路501には、インターリーブ処理と、誤り訂正符号化処理と、スクランブル処理などが含まれている。変調回路502は、符号化回路501から入力された符号化データを変調し、D/A(Digital to Analog)変換回路503へ出力する。D/A変換回路503は、変調回路502から入力されたデジタル変調信号をアナログ化し、直交変調回路504へ出力する。直交変調回路504は、D/A変換回路503から入力されたアナログ信号を直交変調し、図1に示すRF回路101へ出力する。
次に、上述した第1実施形態の動作について説明する。
ここで、図6は、本第1実施形態による信号検出方法を説明するためのフローチャートである。まず、受信信号が受信信号記憶部301に記憶された状態において、アクセス制御部103は、既知信号テーブル105から周波数を共用する他の無線システム(図1では、システムB)の既知信号情報105−1を取得し、受信信号変換回路302へ入力する(ステップSa1)。既知信号情報105−1とは、例えば、プリアンブル、或いはパイロットシンボル、或いはビーコンなどのフレームの一部または全ての固定パターンの情報である。次に、受信信号変換回路302は、入力された既知信号情報に基づいて、フーリエ変換回路や、平均化回路などを用いて受信信号を変換し、受信信号が受けている他の無線システムの既知信号部分による影響を強調する(ステップSa2)。
より詳細には、受信信号の変換処理では、既知信号情報の特徴に応じて、フーリエ変換や平均化を行う。例えば、次のような変換を行う。時間軸方向において、本第1実施形態のシステムが利用する信号にランダム性(平均が0などの一定値に収束する)があり、他の無線システムの既知信号にランダム性がない場合には、時系列の信号の信号成分や信号電力をある一定期間内で平均化する。または、フーリエ変換後に搬送波単位で一定期間内の平均化を行う。あるいは、周波数軸方向において、本第1実施形態のシステムが利用する信号にランダム性があり、他の無線システムの既知信号にランダム性がない場合には、時系列の信号をフーリエ変換により周波数信号に変換してから1シンボル、或いは数シンボルごとに信号成分や信号電力を平均化する。
そして、判定回路303は、上記変換結果から、他の無線システムの信号の有無を判定する(ステップSa3)。もし、周波数を共用している他の無線システムが、異なる複数の無線システムである場合、無線システム毎に、それぞれの既知信号情報を用いて、上述した動作を繰り返す。上述した変換処理によって得られた平均値の電力は、既知信号の干渉時にのみ大きくなるという性質を有する。したがって、上記変換結果である平均値の電力が所定の閾値以上となった場合、その変換に利用した既知信号が受信信号に重畳されていると判定する。このようにして本第1実施形態の無線装置は、他の無線システムからの信号の有無を検出する。
B.第2実施形態
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
図7は、本第2実施形態による信号検出方法を実施する受信回路102の構成を示すブロック図である。本第2実施形態による受信回路102は、上述した第1実施形態に対して、信号検出回路300−1に対応する、信号検出部300−2の構成、及び既知信号レプリカ作成部400を追加した点で異なる。なお、図4に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。
図7において、信号検出部300−2は、直並列変換回路311、FFT回路312、サブキャリア成分記憶部313、サブキャリア除算回路314、平均化回路315、閾値記憶部316及び判定回路303を備えている。直並列変換回路311は、A/D変換回路202から入力された一連のデジタル化された受信信号を、次に行うフーリエ変換の所定のFFT(Fast Fourier Transform)ポイント数に合わせて並列にFFT回路312へ出力する。FFT回路312は、直並列変換回路311から並列に入力された受信信号を、FFTポイント数のフーリエ変換を行い、周波数成分に分解したサブキャリアの値をサブキャリア成分記憶部313へ出力する。
サブキャリア成分記憶部313は、FFT312から入力されたサブキャリアの値を記憶する。サブキャリア除算回路314は、後述する既知信号レプリカ記憶部404から取得した既知信号のレプリカに基づいて、サブキャリア成分記憶部から取得した受信信号の周波数成分から対応する前記レプリカの周波数成分を各々除算し、除算後の各周波数成分の値を平均化回路315へ出力する。平均化回路315は、サブキャリア除算回路314から入力された除算後の各周波数成分の値の平均値を求め、該平均値の電力を計算し、判定回路303へ出力する。閾値記憶部316は、判定回路303で他の無線システムの信号の有無を判定する際の閾値を記憶し、また、この閾値は、アクセス制御部103から入力された値により再設定され記憶される。判定回路303は、平均化回路315から入力された前記平均値の電力と、閾値記憶部316から取得した閾値を比較し、他の無線システムの信号の有無を判定する。
次に、既知信号レプリカ作成部400は、IFFT回路401、到来信号パターン作成部402、FFT回路403、及び既知信号レプリカ記憶部404を備えている。IFFT回路401は、アクセス制御部103から入力された既知信号情報105−1から得られる既知信号を、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)回路401により、逆フーリエ変換し、到来信号パターン作成部402へ出力する。到来信号パターン作成部402は、IFFT回路401から入力された時間信号を用いて、あらゆる到来信号パターンを作成し、FFT回路403へ出力する。FFT回路403は、到来信号パターン作成部402から入力された既知信号のレプリカをフーリエ変換し、既知信号レプリカ記憶部404へ出力する。既知信号レプリカ記憶部404は、FFT回路403から入力された既知信号のレプリカを記憶する。
なお、アクセス制御部103から入力される既知信号情報105−1が、既知信号の時間成分である場合、IFFT回路401はなくてもよい。また、到来信号パターン作成部402は、例えば、シフトレジスタで構成され、到来時間のずれを考慮して、到来時刻をずらした既知信号のレプリカを作成する。また、既知信号の時間信号の記憶部、シフトレジスタ及び乗算回路、及び加算回路で構成され、記憶部に格納した既知信号の時間信号を、シフトレジスタにて到来時刻をずらし、乗算回路にて減衰させ、加算回路にて重ね合わせることにより、伝搬路環境を模擬することで、到来する既知信号のレプリカを作成するようにしてもよい。
なお、図7において、既知信号情報105−1の出力信号を2系列としているのは、周波数成分の並列信号を出力することを示している。したがって、既知信号情報105−1の出力が時系列信号である場合には、既知信号情報105−1の出力信号は1系列となり、かつIFFT回路401を省略することになる。
次に、上述した第2実施形態の動作について説明する。
ここで、図8は、本第2実施形態の信号検出方法を説明するためのフローチャートである。まず、アクセス制御部103は、既知信号テーブル105から既知信号情報を取得する(ステップSb1)。次に、アクセス制御部103から既知信号レプリカ作成部400に入力された該既知信号情報に基づいて、既知信号レプリカ作成部400が、到来パターン毎に既知信号のレプリカを作成し、既知信号レプリカ記憶部404に記憶させる(ステップSb2)。サブキャリア除算回路314は、該レプリカを用いてフーリエ変換後の受信信号の周波数成分から対応する該レプリカの周波数成分を除算する(ステップSb3)。
次に、平均化回路315は、その除算後の受信信号の周波数成分の平均値、及び該平均値の電力を求める(ステップSb4)。その後、判定回路303は、該平均値の電力と閾値とを比較し、他の無線システムの信号の有無を判定する(ステップSb5)。平均値の電力が閾値より大である場合には、他の無線システムの信号が「有り」と判定し(ステップSb6)、一方、平均値の電力が閾値以下である場合には、他の無線システムの信号が「無し」と判定する(ステップSb7)。最後に、判定結果をアクセス制御部103へ出力し、当該処理を終了する。
次に、図9は、本第2実施形態による受信回路102の他の構成例を示すブロック図である。図示の受信回路102の伝送方式にはOFDM方式を想定している。図9において、受信回路102は、直並列変換回路211、FFT回路212、チャネル等化回路213、サブキャリア復調回路214、及び並直列変換回路215を備えている。直並列変換回路211は、A/D変換回路202から入力された一連のデジタル化された受信信号を、次に行うフーリエ変換の所定のFFTポイント数に合わせて並列にFFT回路212へ出力する。FFT回路212は、直並列変換回路211から並列に入力された受信信号を、前記FFTポイント数のフーリエ変換を行い、周波数成分に分解したサブキャリアの値をチャネル等化回路213とサブキャリア成分記憶部313へ出力する。
チャネル等化回路213は、FFT回路212から入力されたサブキャリア成分を、プリアンブルなどの既知信号を用いて推定した伝搬路の影響を補正し、サブキャリア復調回路214へ出力する。サブキャリア復調回路214は、チャネル等化回路213から入力された補正後の受信信号の周波数成分の復調を行い、並直列変換回路215へ出力する。並直列変換回路215は、サブキャリア復調回路214から並列に入力された復調された受信データを直列に並べ替え、復号回路205へ出力する。
図9に示すように、OFDM方式を採用することにより、復調回路の直並列変換回路211及びFFT回路212を、信号検出部300−2−1と共用することが可能である。また、送信信号の周波数成分のそれぞれに対して信号を割り当てることができるため、他の無線システムの信号を検出するために行う平均化処理を少ないOFDMシンボル数で実現することが可能になる。また、本第2実施形態では、既知信号による周波数成分ごとの除算により他の無線システムの信号による干渉成分のランダム性をなくす効果もある。
なお、図9において、既知信号情報105−1の出力信号を2系列としているのは、周波数成分の並列信号を出力することを示している。したがって、既知信号情報105−1の出力が時系列信号である場合には、既知信号情報105−1の出力信号は1系列となり、かつIFFT回路401を省略することになる。
C.第3実施形態
次に、本発明の第3実施形態を説明する。
図10は、本第3実施形態による無線装置の構成を示すブロック図である。なお、図3に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図10において、本第3実施形態による無線装置は、図3に示す構成に加え、既知信号テーブル105から取得した既知信号情報に基づいて、他の無線システムの利用周波数帯域を特定する周波数特定テーブル106を備えている。周波数特定テーブル106には、他の無線システムが使用する複数の既知信号と利用周波数帯域とが対応付けられて記憶されている。他の無線システムが同一の既知信号を複数の周波数帯域(チャネル)に対して利用する場合も、同様に、既知信号とすべての利用周波数帯域とが対応付けられて記憶される。
また、図11は、本第3実施形態の送信回路104の構成を示すブロック図である。なお、図5に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図11において、送信回路104は、図5に示す第1実施形態の構成に加えて、直並列変換回路511、FFT回路512、波形整形回路513、IFFT回路514、及び並直列変換回路515を備えている。直並列変換回路511は、変調回路502から入力されたデジタル変調信号をフーリエ変換に利用するFFTポイント数に合わせて、FFT回路512へ並列に出力する。FFT回路512は、直並列変換回路511から並列に入力されるデジタル変調信号をフーリエ変換し、波形整形回路513へ出力する。
波形整形回路513は、FFT回路512から入力された信号を、アクセス制御部103より入力された他の無線システムの利用周波数帯域に基づいて、周波数領域の波形を整形し、IFFT回路514へ出力する。IFFT回路514は、波形整形回路513から入力される信号を逆フーリエ変換し、並直列変換回路515へ出力する。並直列変換回路515は、IFFT回路514から入力される並列信号を直列に並べ替え、D/A変換回路503へ出力する。
なお、利用される伝送方式がOFDMのように周波数領域において送信信号が生成され、逆フーリエ変換により時間信号に変換される方式の場合には、逆フーリエ変換を行うIFFT回路の直前に波形整形回路513を挿入するだけでよい。
次に、本第3実施形態の動作について説明する。
ここで、図12は、本第3実施形態において、送信時の波形整形を行うまでの動作を示すフローチャートである。まず、アクセス制御部103は、既知信号テーブル105から既知信号情報を取得する(ステップSc1)。次に、その既知信号情報に基づいて、周波数特定テーブルを参照し、他の無線システムの利用周波数帯域を特定する(ステップSc2)。
既知信号テーブル105には、本第3実施形態の無線装置が利用する周波数帯域を共用する他の無線システムの既知信号が全て記憶されている。既知信号情報の取得処理、及び利用周波数帯域の特定処理は、既知信号テーブルに記憶されている全ての既知信号に対してそれぞれ実行する。あるいは、キャリアセンスや、他の無線装置と通信などを行うことにより、周辺の通信環境の情報を取得し、周辺で利用されている他の無線システムを認識し、特定の既知信号を選択するようにしてもよい。なお、他の無線装置と同一無線システムを用いて通信を行い、通信環境の情報を取得するとき、通信環境情報を共有するための専用の周波数帯域を用いるようにしてもよい。
アクセス制御部103は、その他の無線システムの利用周波数帯域の情報を送信回路104の波形整形回路513に入力し、波形整形回路513は、他の無線システムの利用周波数帯域に基づいて、周波数領域に変換された送信信号の周波数成分の送信電力を調整し、動作を終了する(ステップSc3)。その他の動作は、第1実施形態及び第2実施形態と同一であるため、説明を省略する。
ここで、図13は、本第3実施形態において、第1実施形態におけるシステムA及びシステムBの関係を用いて、システムAの送信信号の波形整形の一例を示す概念図である。PS−A、Bは、それぞれシステムA及びシステムBの送信信号のパワースペクトラムを示している。本発明は、システムBのPS−Bの特徴を持つ既知信号情報を取得し、周波数特定テーブル記憶部106を参照し、システムBの利用周波数帯域FB−Bを特定する。このFB−Bの情報をPS−Aの特徴を持つシステムAの送信信号とともに波形整形回路513に入力し、PS−A’の特徴を持つ送信信号を生成する。この波形整形回路513により、特定の帯域の送信電力を減衰する処理を行うことで、PS−A’は、PS−Aの送信信号のパワースペクトルのうち、FB−Bの帯域のみ電力が減衰した波形となる。
上述したように、本第3実施形態によれば、他の無線システムへの与干渉を抑え、かつ、他の無線システムの信号の検出精度を向上する効果が得られる。
D.第4実施形態
次に、本発明の第4実施形態について説明する。
本第4実施形態は、上述した第2実施形態の変形例である。
図14は、本第4実施形態による受信回路102の構成を示すブロック図である。なお、図7に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図14において、本第4実施形態の受信回路102は、図7に示す構成に加えて、干渉除去回路351、サブキャリア乗算回路352、IFFT回路353、及び並直列変換回路354を備えている。干渉除去回路351は、信号検出部300−4の内部にあるサブキャリア除算回路314から入力された除算後の受信信号の各周波数成分を記憶し、平均化回路315にて求められた平均値を、該除算後の受信信号の各周波数成分から減算し、サブキャリア乗算回路352へ出力する。
サブキャリア乗算回路352は、干渉除去回路351から入力された信号の周波数成分に、除算に利用した既知信号のレプリカの周波数成分を乗算し、IFFT回路353へ出力する。IFFT回路353は、サブキャリア乗算回路352から入力された信号を逆フーリエ変換し、並直列変換回路354へ出力する。並直列変換回路354は、IFFT回路353から並列に入力された信号を直列に並べ替える。スイッチ355は、復調回路203への入力を、A/D変換回路202からの出力、あるいは並直列変換回路からの出力のいずれかを、判定回路303から出力された判定結果に基づいて、選択的に切り替える。なお、伝送方式がOFDM方式の場合、IFFT回路353と並直列変換回路354とを省略することができる。
図9に示すように、本第2実施形態において採用したOFDM方式では、直並列変換回路211及びFFT回路212を復調処理と検出処理との双方で共有することが可能であり、復調処理と信号検出処理との二手に分かれるのは、FFT回路212により周波数成分に変換された後となる。したがって、第4実施形態において、OFDM方式を採用した場合でも、干渉除去した後に復調回路203に入力する信号は、周波数成分のままで良いため、IFFT回路353及び並直列変換回路354を省略することができる。但し、復調回路203に入力する信号が、時系列の信号である必要がある場合には、IFFT回路353及び並直列変換回路354を省略することはできない。
なお、図14において、既知信号情報105−1の出力信号を2系列としているのは、周波数成分の並列信号を出力することを示している。したがって、既知信号情報105−1の出力が時系列信号である場合には、既知信号情報105−1の出力信号は1系列となり、かつIFFT回路401を省略することになる。
次に、本第4実施形態の動作について説明する。
図15は、第4実施形態による信号検出方法の動作を示すフローチャートである。なお、図15において、ステップSd1〜Sd7に示す、他の無線システムの信号の有無を判定する過程までは、図8に示す第2実施形態のステップSb1〜Sb7と同じであるため、説明を省略し、該信号の有無の判定から説明する。
まず、ステップSd6で、他の無線システムの信号を有りと判定した場合には、判定結果をアクセス制御部103へ出力し、その判定結果に基づいて、該信号を復調回路203に入力するためにスイッチ355を切り替え、他の無線システムの信号を含むシンボルに対して、除算後の受信信号の各周波数成分から平均値を減算する(ステップSd8)。次に、減算後の受信信号の周波数成分に、除算に利用した既知信号のレプリカの周波数成分を乗算する(ステップSd9)。最後に、該信号を復調回路203に入力し、復調した信号を復号回路204に入力し、復号した信号をアクセス制御部103へ出力して、動作を終了する。一方、ステップSd7で、他の無線システムの信号を無しと判定した場合には、判定結果をアクセス制御部103へ出力して動作を終了する。
上述したように、本第4実施形態によれば、受信信号に重畳している他の無線システムの既知信号の影響を除去することができる。
E.効果
次に、本発明の効果について説明する。
ここで、本発明の第2実施形態の信号検出方法において、図1に示すシステムのシミュレーションモデルで、図16に示すシミュレーション条件とした場合の他の無線システム(以下、システムB)の信号の到来時に正しく検出できなかった確率PMD(Probability of Miss Detection)と非到来時に誤って検出した確率PFA(Probability of False Alarm)とを評価した評価結果について説明する。
伝送方式には、OFDMを用い、上述した信号検出方法を実施する無線装置を備えている無線システム(以下、システムA)を広帯域システム、システムBを狭帯域システムとし、図2に示すように、周波数を共用しているものとする。また、システムAの信号受信電力とシステムBの信号受信電力との比(SPR)を3dBに設定した。そして、図1に従来技術による、受信回路の電力のピーク値を検出に用いるEnergy detection方法と、本発明の信号検出方法とを比較した。
図17は、搬送波電力対雑音電力密度比(CNR)が30dB時のPMDとPFAの関係を示す図である。例えば、PMD=10%において、本発明の第2実施形態による信号検出方法は、従来技術に比べ、PFAを約5分の1に低減することができる効果が得られる。また、図18は、本発明と従来技術との比較におけるPMD=10%時のCNRとPFAの関係を示す図である。本発明の第2実施形態による信号検出方法は、CNRによらずPFAを低減することができるという効果がある。
次に、図19及び図20は、上述したシミュレーション環境の下で、本発明の第3実施形態の送信信号の波形整形を用いた信号検出方法の評価結果を示す図である。ここでは、共用する周波数帯域のシステムAの信号の周波数成分の送信電力を3dB低くするように波形整形を行った。図19に示されるように、CNR=30dB時のPMD=10%におけるPFAは、送信信号の波形整形を用いることにより、さらに約6分の1に低減することが分かる。また、図20に示すPMD=10%時のCNRとPFAの関係においても、CNRによらずPFAを低減することができ、他の無線システムの信号の検出精度を向上させることができるという効果が得られる。
次に、図21は、上述したシミュレーション環境の下で、本発明の第4実施形態の信号検出方法の評価結果を示す図である。図21では、システムA、Bともに5OFDMシンボル(うち、先頭の2シンボルは既知のプリアンブル信号)で1パケットの伝送を複数回行い、システムAの受信パケットの5シンボルのうち、後ろの2シンボルが、システムBの信号から干渉を受けた場合のパケット誤り率(PER)特性を示している。但し、送信データは、平均値が0のランダムなデータを使用し、既知のプリアンブル信号を用いたチャネル等化を利用しているが、インターリーブ/デインターリーブ処理、誤り訂正符号/復号処理、及びスクランブル/デスクランブル処理は利用していない。CNR=30dB時のPERは、受信信号から他の無線システムの影響を除去できることにより、本方法を用いなかった場合に比べて約40%改善するという効果が得られる。
本発明の第1実施形態による信号検出方法を説明するための概念図である。 システムAおよびシステムBがそれぞれ利用可能な周波数帯域FB−AおよびFB−Bの関係を示す概念図である。 本発明の第1実施形態による無線装置の構成を示すブロック図である。 本第1実施形態による受信回路102の構成を示すブロック図である。 本第1実施形態による送信回路104の構成を示すブロック図である。 本第1実施形態による信号検出方法を説明するためのフローチャートである。 本第2実施形態による信号検出方法を実施する受信回路102の構成を示すブロック図である。 本第2実施形態の信号検出方法を説明するためのフローチャートである。 本第2実施形態による受信回路102の他の構成例を示すブロック図である。 本第3実施形態による無線装置の構成を示すブロック図である。 本第3実施形態の送信回路104の構成を示すブロック図である。 本第3実施形態において、送信時の波形整形を行うまでの動作を示すフローチャートである。 本第3実施形態において、第1実施形態におけるシステムA及びシステムBの関係を用いて、システムAの送信信号の波形整形の一例を示す概念図である。 本第4実施形態による受信回路102の構成を示すブロック図である。 本第4実施形態による信号検出方法の動作を示すフローチャートである。 本発明の効果を説明するために用いたシミュレーション条件を示すフローチャートである。 搬送波電力対雑音電力密度比(CNR)が30dB時のPMDとPFAの関係を示す図である。 本発明と従来技術との比較におけるPMD=10%時のCNRとPFAの関係を示す図である。 本発明の第3実施形態の送信信号波形整形方法を用いた信号検出方法の評価結果を示す図である。 本発明の第3実施形態の送信信号波形整形方法を用いた信号検出方法の評価結果を示す図である。 本発明の第4実施形態の受信信号復調方法を用いた信号検出方法の評価結果を示す図である。 従来技術による、受信電力の大きさに基づいて他の無線システムの信号を検出する受信回路の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 アンテナ
101 RF回路
102 受信回路
103 アクセス制御部
104 送信回路
105 既知信号テーブル記憶部
105−1 既知信号情報
106 周波数特定テーブル記憶部
106−1 利用周波数帯域情報
201 直交検波回路
202 A/D変換回路
203 復調回路
204 復号回路
211 直並列変換回路
212 FFT回路
213 チャネル等化回路
214 サブキャリア復調回路
215 並直列変換回路
300−1 信号検出部
300−2 信号検出部
300−2−1 信号検出部
300−4 信号検出部
301 受信信号記憶部
302 受信信号変換回路
303 判定回路
311 直並列変換回路
312 FFT回路
313 サブキャリア成分記憶部
314 サブキャリア除算回路
315 平均化回路
316 閾値記憶部
351 干渉除去回路
352 サブキャリア乗算回路
353 IFFT回路
354 並直列変換回路
400 既知信号レプリカ作成部
401 IFFT回路
402 到来信号パターン作成部
403 FFT回路
404 既知信号レプリカ記憶部
501 符号化回路
502 変調回路
503 D/A変換回路
504 直交変調回路
511 直並列変換回路
512 FFT回路
513 波形整形回路
514 IFFT回路
515 並直列変換回路

Claims (8)

  1. 複数の異なる無線システムが周波数を共用する環境下で通信を行ういずれかの無線システムに属する無線装置であって、
    無線信号の送受信を行う無線通信手段と、
    他の無線システムの既知信号を保持する既知信号テーブルと、
    受信信号を蓄積する受信信号蓄積手段と、
    前記既知信号テーブルに保持されている既知信号に基づいて、前記受信信号蓄積手段に蓄積されている受信信号を変換する受信信号変換手段と、
    前記受信信号変換手段による変換結果に基づいて、受信信号に含まれる前記他の無線システムの信号を検出する信号検出手段と
    を具備することを特徴とする無線装置。
  2. 前記受信信号変換手段は、
    前記既知信号に基づいて、複数の到来パターンに応じた既知信号のレプリカを作成するレプリカ作成手段と、
    前記受信信号の周波数成分から該受信信号の周波数成分と同じ周波数に割り当てられている該レプリカの周波数成分を除算する受信信号除算手段と、
    該除算後の受信信号の周波数成分の平均値を算出する平均値算出手段と、
    前記平均値算出手段が算出する前記平均値の電力を求める電力算出手段と
    を備え、
    前記信号検出手段は、
    前記電力算出手段により求められた電力に基づいて、前記他の無線システムの信号を検出することを特徴とする請求項1記載の無線装置。
  3. 前記他の無線システムの既知信号と利用周波数帯域とを対応付けて保持する周波数特定テーブルと、
    前記周波数特定テーブルを参照し、前記既知信号テーブルに保持されている既知信号に基づいて、前記他の無線システムの利用周波数帯域を特定する周波数帯域特定手段と、
    前記周波数帯域特定手段により特定された前記他の無線システムの利用周波数帯域に基づいて、送信信号の周波数成分の全て、あるいは一部、あるいは前記利用周波数帯域の部分の送信電力を抑圧する波形整形を行う送信波形整形手段と
    を具備することを特徴とする請求項1または2に記載の無線装置。
  4. 前記他の無線システムの無線装置からの到来信号を検出した際に、前記除算後の受信信号の各周波数成分から、前記平均値算出手段が算出した前記平均値を減算する周波数成分減算手段と、
    前記減算後の受信信号の周波数成分に該受信信号の周波数成分と同じ周波数に割り当てられている前記既知信号のレプリカの周波数成分を乗算する受信信号乗算手段と
    を更に具備することを特徴とする請求項2に記載の無線装置。
  5. 複数の異なる無線システムが周波数を共用する環境下で、他の無線システムの信号を検出する信号検出方法であって、
    受信信号を蓄積するステップと、
    予め記憶された前記他の無線システムの既知信号を読み出すステップと、
    前記既知信号に基づいて、前記蓄積された受信信号を変換するステップと、
    前記変換結果に基づいて、受信信号に含まれる他の無線システムの信号の有無について判定するステップと
    を含むことを特徴とする信号検出方法。
  6. 前記既知信号に基づいて、複数の到来パターンに応じた既知信号のレプリカを作成するステップと、
    前記受信信号の周波数成分から該受信信号の周波数成分と同じ周波数に割り当てられている該レプリカの周波数成分を除算するステップと、
    該除算後の受信信号の周波数成分の平均値を算出するステップと、
    算出された前記平均値の電力を求めるステップと
    を更に含み、
    前記電力に基づいて、前記他の無線システムの信号を検出することを特徴とする請求項5記載の信号検出方法。
  7. 前記他の無線システムの既知信号と利用周波数帯域とを対応付けて保持するステップと、
    前記他の無線システムの既知信号に基づいて、前記他の無線システムの利用周波数帯域を特定するステップと、
    前記特定された他の無線システムの利用周波数帯域に基づいて、送信信号の周波数成分の全て、あるいは一部、あるいは前記利用周波数帯域の部分の送信電力を抑圧する波形整形を行うステップと
    を含むことを特徴とする請求項5または6に記載の信号検出方法。
  8. 前記他の無線システムの無線装置からの到来信号を検出した際に、前記除算後の受信信号の各周波数成分から前記平均値を算出するステップで算出された前記平均値を減算するステップと、
    該減算後の受信信号の周波数成分に前記既知信号のレプリカの周波数成分を乗算するステップと、
    該乗算後の受信信号の復調および復号を行うステップと
    を含むことを特徴とする請求項6に記載の信号検出方法。
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