JP2009206762A - 通信端末装置及び受信方法 - Google Patents

通信端末装置及び受信方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2009206762A
JP2009206762A JP2008046415A JP2008046415A JP2009206762A JP 2009206762 A JP2009206762 A JP 2009206762A JP 2008046415 A JP2008046415 A JP 2008046415A JP 2008046415 A JP2008046415 A JP 2008046415A JP 2009206762 A JP2009206762 A JP 2009206762A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mode
timer
reception
received data
communication terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008046415A
Other languages
English (en)
Inventor
Yosuke Nakatsuka
庸介 中塚
Yoshiyuki Hoshi
吉行 星
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008046415A priority Critical patent/JP2009206762A/ja
Priority to PCT/JP2008/003727 priority patent/WO2009107180A1/ja
Publication of JP2009206762A publication Critical patent/JP2009206762A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W52/00Power management, e.g. TPC [Transmission Power Control], power saving or power classes
    • H04W52/02Power saving arrangements
    • H04W52/0209Power saving arrangements in terminal devices
    • H04W52/0225Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal
    • H04W52/0229Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal where the received signal is a wanted signal
    • H04W52/0232Power saving arrangements in terminal devices using monitoring of external events, e.g. the presence of a signal where the received signal is a wanted signal according to average transmission signal activity
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

Abstract

【課題】アクティブモードとパワーセーブモードの切り替えを最適化して、最適な受信と省電力化を図ることができる通信端末装置及び受信方法を提供すること。
【解決手段】通信端末装置100のトラフィック監視部104は、受信データのパケット間隔及び受信データ数をモニタし、タイマ決定部105は、保持された受信データのパケット間隔に基づいて、アクティブモードのAwake状態からパワーセーブモードに移行しDoze状態に遷移するタイマ制御部106のタイマのタイマ値を設定する。例えば、タイマ決定部105は、一定時間トラフィックが無い場合に、Doze状態に遷移するタイマ時間を設定する。受信モード決定部109は、各モードにおける受信間隔及び受信データ数と、アクティブモードにおけるタイマの計時に基づいて、WLANCHIP(デバイス)のAwake状態がより短くなる受信モードを選択する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パワーセーブモードで動作する通信端末装置及び受信方法に関し、詳細には、電力消費を抑えるパワーセーブ機能が適用される無線LAN(WLAN:Wireless Local Area Network)システムにおける通信端末装置及びその受信方法に関する。
近年、敷設の容易性、導入コストの経済性等を考慮して、オフィスや家庭等で、無線LANを構築するケースが増えてきている。無線LANの代表的な技術には、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802委員会により規格化された方式がある。IEEE802委員会で規格化された方式とは、例えばIEEE802.11標準方式,IEEE802.11a標準方式,IEEE802.11b標準方式,IEEE802.11g標準方式などが挙げられる。また、IEEE802.15.1で規定される無線通信プロトコルには、Bluetooth(登録商標)がある。
無線LAN対応の通信端末に関する通信規格では、アクセスポイントからの自機宛てのパケットの受信を定期的に停止することによって、間欠的に仮眠状態となり電力を節約するパワーセーブモード(PSモード)が規定されている(例えば、IEEE802.11規格参照)。無線LAN対応の通信端末装置では、無線LAN部の消費電力が大きいため、常にオンさせておくと、携帯機器のバッテリが短期間に消耗してしまう。そこで、アクセスポイントからの自機宛てのパケットの受信を定期的に行うようにし、パケットの受信停止期間において、電力消費の多い無線通信部の少なくとも一部(A/D変換器が含まれる場合がある)の電源をオフし、電力消費を抑える。
IEEE802.11無線LANには、端末のバッテリ消費量を抑制するためのパワーマネジメント機能があり、標準規格においては、パワーマネジメントモードの変更を行うための方法と、パワーセーブ中の端末局がAP(Access Point)とデータを送受信するための方法が規定されている。
パワーマネジメントに関する端末(ステーション)の動作モードとしては、アクティブモードとパワーセーブモードがある。アクティブモードにおいては、端末局は常時送受信が可能なAwake状態であり、パワーセーブモードにおいてはAwake状態と送受信不能な最小限の電力で動作するDoze状態を間欠に遷移し、パワーセーブモードで動作している端末がフレームの送受信を行えるのは、Awake状態のときのみである。
パワーセーブモードで動作する端末は、ベース装置から送信されるビーコンのタイミングに合わせて、Doze状態からAwake状態に移行して受信動作を行う。また、端末は、パワーセーブモードとアクティブモードの間の動作モード遷移時には、APに動作モードの変更を通知する。
パワーマネジメントの動作モードを変更する場合は、端末局が送信するフレームのフレーム制御フィールド内にあるパワーマネジメントビットを使用し、APに通知する。
APにパワーセーブモードでの動作を通知すると、APはパワーセーブで動作する端末局宛のデータを一時的にバッファリングし、Beacon内のトラフィック表示マップ(TIM:Traffic Indication Map)により、パケットがバッファされていることを通知する。アクティブモードで動作する端末局宛のデータはバッファされない。
端末局のパワーセーブモード時における受信動作は、APからのBeaconタイミングに合わせてDoze状態からAwake状態に移行して受信動作を行う。APから端末局宛のデータが蓄積されるか否かをTIM情報要素により通知を受け、自局宛のデータがある場合には、PS−Pollという制御フレームを送信することで、APからデータを引き出す。APに蓄積されたデータの有無はフレーム制御フィールドで確認ができ、なくなり次第すぐにDoze状態に遷移が可能となる。
しかし、上記のような受信動作を実施するレガシーパワーセーブにおいては、受信データに対して同数の制御フレームの送信が必要となるため、その送信電流や制御フレーム送信用の帯域を考慮すると、データ受信量によってはアクティブモードでの受信の方が効率よく受信できる状況がある。
アクティブモードにおいては、上記のように効率よく送受信することが可能であるが、消費電力が抑制されない。そのため、移動局がアクティブモードにおいて待機状態を維持する場合は、消費電力が抑制されないため、パワーセーブモードに切り替え電力消費を節約する必要がある。アクティブモードに遷移した場合は、消費電力的にパワーセーブモードに戻す必要があり、そのタイミングを設定する必要がある。アクティブモードではデータの有り無しが通知されないため、いつアクティブモードに移行すべきか分からない。
アクティブモードとパワーセーブモードを自動的に切り替える方法としては、タイマを用いてデータの送受信がない待機状態が長く続く場合に、アクティブモードからパワーセーブモードに切り替える方法が従来から使われている。
図8は、各受信モードにおけるデータ送受信過程の例を説明する図であり、図8(a)はパワーセーブモードでの受信シーケンスを、図8(b)はアクティブモードでの受信シーケンスをそれぞれ示す。
図8(a)は、パワーセーブモードでの送受信を行う場合である。パワーセーブモードは、アクティブモードでのタイマ動作によりパワーセーブモードに移行する。端末局は、Beacon受信タイミングでDoze状態からAwake状態となりBeaconを受信する。バッファデータが存在する場合には、MoreDataフラグが0になるまで、PS−Pollを送信しデータを受信する。MoreDataフラグが0になると、Doze状態に遷移し電力消費を抑える。
図8(b)は、送受信時をアクティブモードで行う場合である。Beacon受信タイミングでDoze状態からAwake状態となりBeaconを受信する。バッファデータが存在する場合には、アクティブモードで受信するために、APにパワーセーブを解除するための通知パケットを送信する。各データの受信確認応答(ACK)を送信毎にタイマを起動し、一定時間データを受信しない場合には、パワーセーブ移行の通知パケットを送信し、Doze状態となる。しかし、このタイマは固定として与えられ、必ずしも効率の良い切り替えが行われていない問題がある。
また、特許文献1には、WLANにおけるアクティブモードとパワーセーブモードの切り替えを順次行い、省電力化する無線通信方法が記載されている。特許文献1記載の無線通信方法によると、端末局がパワーセーブモードで動作する場合のパケット遅延やバッファ溢れによるパケットロスを低減して、制御フレーム送信によるスループットの低下を防止し、リアルタイム通信において省電力化を実現することができる。
特開2007−19607号公報
しかしながら、このような従来のパワーセーブモードで動作する無線端末装置にあっては、アクティブモードにおいてもAPがバッファリングされた端末局宛のデータの有無を通知しており、これは802.11規格に規定されている機能ではない。よってAP側にもそのような機能を新規に追加する必要があり、汎用のAPでは動作が困難となる。
また、タイマに同期してアクティブモードに移行するため、同期処理が必要となることや、リアルタイム通信のような周期的なトラフィックには適用できるが、ダウンロードのような周期的でないトラフィックには適用できないという課題がある。
また、従来のように固定値のタイマを設定し、その間受信データがない場合にパワーセーブモードに切り替える制御方法においては、タイマが常に最適な設定であるとは限らない。
図9は、タイマ値によるデータ送受信過程の例を説明する図であり、図9(a)はタイマが短いときの受信シーケンスを、図9(b)はタイマが長いときの受信シーケンスをそれぞれ示す。
図9(a)に示すように、タイマ設定が短すぎる場合には、APにバッファされているDataを全て取ることができずパワーセーブ状態になる可能性があり、電力消費は低減されるもののスループットが低下することになる。また、図9(b)に示すように、タイマが長すぎる場合は、APにバッファされたデータを受信後に新規にネットワークから送信されるデータを受信し続けることになり、電力消費が抑制できない。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、アクティブモードとパワーセーブモードの切り替えを最適化して、最適な受信と省電力化を図ることができる通信端末装置及び受信方法を提供することを目的とする。
本発明の通信端末装置は、アクティブモードと、PS−Pollによるポーリング処理に基づくパワーセーブモードとを有する通信端末装置であって、受信トラフィックを監視し、受信データのパケット間隔及び受信データ数を保持する受信トラフィック監視手段と、保持された受信データのパケット間隔に基づいて、アクティブモードのAwake状態からパワーセーブモードに移行しDoze状態に遷移するタイマのタイマ値を設定する制御手段と、各モードにおける受信間隔及び受信データ数と、アクティブモードにおける前記タイマの計時に基づいて、モードを切り替える受信モード決定手段と、を備える構成を採る。
本発明の受信方法は、アクティブモードと、PS−Pollによるポーリング処理に基づくパワーセーブモードとを有する通信端末装置の受信方法であって、受信トラフィックを監視し、受信データのパケット間隔及び受信データ数を保持する監視ステップと、保持された受信データのパケット間隔に基づいて、アクティブモードのAwake状態からパワーセーブモードに移行しDoze状態に遷移するタイマのタイマ値を設定する制御ステップと、各モードにおける受信間隔及び受信データ数と、アクティブモードにおける前記タイマの計時に基づいて、モードを切り替える選択ステップとを有する。
本発明によれば、受信データのパケット間隔によりタイマを設定することにより、アクティブモードにおける受信時のAwake状態からパワーセーブモードのDoze状態に移るタイマを適宜、最適に設定するので、受信データ間隔よりタイマが短くなることによるスループットの低下や、タイマが長くなることで新規にネットワークから送信されるデータを取り続けることによる電力消費を抑えることができる。
また、受信パケット数とタイマ値によりデバイスのAwake状態が最小となるように受信モードを切り替えることで、最適な受信を行うことができる。
また、各受信モードにおける受信データの間隔を保持し、受信データ数とそのタイマ時間とによりAwake時間を最小となるように受信モードを選択し、Beacon毎のタイミングで切り替えることで、受信時のエネルギ消費を最適化することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態)
図1は、本発明の一実施の形態に係る通信端末装置の構成を示すブロック図である。本実施の形態は、WLAN搭載端末の無線端末局に適用した例である。無線通信システムは、通信端末装置、アクセスポイントAP、及びネットワークを備えて構成される。
図1において、通信端末装置100は、無線LAN機能を有するPHS(Personal Handy-Phone System)/携帯電話機、PDA(Personal Digital Assistants)等の携帯端末装置であり、APに接続して無線通信を行う。通信端末装置100は、アクティブモードと、PS−Pollによるポーリング処理に基づくパワーセーブモードとを有する。通信端末装置100は、周辺に存在するAPからBeaconを受信して、APのネットワーク名、通信機器の通信速度、セキュリティ強度、通信チャンネル、及び電波強度を取得する。
通信端末装置100は、アンテナ101、無線通信部102、電源制御部103、トラフィック監視部104、タイマ決定部105、タイマ制御部106、MAC(Medium Access Control:媒体アクセス制御)制御部107、メモリ108、受信モード決定部109、及びアプリケーション部110を備えて構成される。
アンテナ101は、通信端末装置100が受信信号を無線通信部102に出力するとともに、無線通信部102から入力される送信信号を送信する。
無線通信部102は、MAC制御部107から入力されたデータを無線で送信する処理を行う。また、無線通信部102は、受信したデータをMAC制御部107及びトラフィック監視部104へ出力する処理を行う。電源制御部103により、無線通信部102の回路の電源の投入及び切断が行われる。
電源制御部103は、MAC制御部107からの電源投入及び切断の要求に従い、無線通信部102の電源を制御する。
トラフィック監視部104は、無線通信部102から入力された受信データのパケット間隔、受信データ数及びRSSI(Received Signal Strength Indicator)や伝送速度等の回線品質をモニタし、その結果をMAC制御部107からトラフィック終了の通知を受けるとメモリ108に書き込む。また、トラフィック監視部104は、回線品質のモニタにおいて、品質の改善及び悪化が検出された場合には、タイマ決定部105にタイマの再設定の要求を行う。
タイマ決定部105は、トラフィック監視部104からのタイマ決定要求を受けると、メモリ108のアクティブモード時受信間隔111及び回線品質114を参照してタイマ値を決定し、その値をタイマ制御部106に渡すとともに、メモリ108のタイマ値115に格納する。タイマ決定部105は、保持された受信データのパケット間隔に基づいて、アクティブモードのAwake状態からパワーセーブモードに移行しDoze状態に遷移するタイマのタイマ値を設定する制御手段としての機能を有する。例えば、受信トラフィック監視部104が、受信パケット間隔をモニタすることで一定時間トラフィックが無い場合に、タイマ決定部105は、Doze状態に遷移するタイマ時間を設定する。
タイマ制御部106は、アクティブモードのAwake状態からパワーセーブモードに移行しDoze状態に遷移する計時を行うタイマを有し、MAC制御部107の制御に基づきタイマをカウントする。タイマ制御部106は、タイマ決定部105により通知されたタイマ時間までカウントした場合は、MAC制御部107にタイムアウト通知を行う。
MAC制御部107は、アプリケーション部110から入力されたデータを無線通信部102へ渡し送信するための制御を、また、無線通信部102で受信したデータをアプリケーション部110に渡す制御を行う。MAC制御部107は、上記無線区間のアクセス制御の基本機能に加え、以下のモード切替制御を行うことを特徴とする。
MAC制御部107は、受信モード決定部109から通知された受信モードに基づき、電源制御部103を制御する。すなわち、パワーセーブモードにおいて受信する場合は、無線通信部102から入力された受信データにより、自局宛データあり通知がある場合には、無線通信部102からPS−Pollを送信する制御を行い、自局宛データがない通知を受けた場合には、電源制御部103に無線通信部102の電源切断を要求する。タイマ機能付きアクティブモードにおいて受信する場合には、自局宛データありの通知を受けると、電源制御部103に無線通信部102に電源投入を要求するとともに、無線通信部102からパワーセーブ解除を通知するパケットを送信する。タイマ制御部107により、タイムアウト通知を受けた場合には、無線通信部102よりパワーセーブモード移行を通知するパケットを送信するとともに、電源制御部103に無線通信部102の電源切断を要求する。さらに、トラフィック終了の通知をトラフィック監視部104に通知する。
また、アプリケーション部110から送信データを受け取った場合には、電源制御部103に無線通信部102の電源投入を要求する。
MAC制御部107は、受信モード決定部109により通知された受信モードによりタイマ制御部106の開始及び停止を制御する。また無線通信部102からデータを受信した場合には、タイマ制御部106にタイマカウントのクリアを要求する。
また、MAC制御部107は、DTIM(Delivery Traffic Indication Message)間隔等周期的に受信モード決定部109に受信モード決定要求を送信する。
メモリ108は、トラフィック監視部104により検出されたアクティブモード時受信間隔111、パワーセーブモード時受信間隔112、受信データ数113、及び回線品質114を保持する。また、メモリ108は、タイマ決定部109により決められたタイマ値115を保持する。
受信モード決定部109は、MAC制御部107からの受信モード決定要求を受けたときに、メモリ108に書き込まれたアクティブモード時受信間隔111、パワーセーブモード時受信間隔112、受信データ数113やタイマ値115を参照し、より長く電源を切断できる受信モードを決定し、MAC制御部107に受信モードを通知する。受信モード決定部109は、各モードにおける受信間隔及び受信データ数と、アクティブモードにおけるタイマの計時に基づいて、Awake時間が短くなるモードを選択する。すなわち、受信モード決定部109は、各Beaconタイミングにおいて、保持された各受信モードにおける受信間隔、受信データ数及びタイマから、WLANCHIP(デバイス)のAwake状態がより短くなる受信モードを選択し、通信端末装置100はそのモードで受信を行うことができる。
アプリケーション部110は、当該無線端末局で動作中の通信アプリケーションであり、送信するデータをMAC制御部107に渡し、受信データはMAC制御部107により受け取る。
以下、上述のように構成された通信端末装置の動作を説明する。まず、通信端末装置100の全体動作について述べる。
通信端末装置100は起動後、APと接続処理が行われ、アプリケーション部110が動作していない場合には、待ち受け状態となる。電力消費の関係上、受信モードのデフォルトはパワーセーブモードによる受信となり、通常のパワーセーブ動作を実施する。すなわち、DTIM間隔による間欠受信動作を行う。
アプリケーション部110が動作すると、実際に通信が開始される。無線通信部102で受信されたBeaconにより、MAC制御部107において自局宛の下りパケットの存在が検出されると、通信端末装置100は、パワーセーブ受信モードの動作において、PS−Pollを無線通信部102から送信することで下りパケットを取得する。全下りパケットを取得したときは、電源制御部103を制御し無線通信部102の電源を切断し、Doze状態に遷移する。DTIM間隔後、MAC制御部107はBeaconを受信するために、電源制御部103を制御し無線通信部102の電源を供給し、Awake状態に遷移する。
また、下りパケットはトラフィック監視部104においてモニタされ、各受信モードにおける受信間隔、受信データ数やRSSI等の回線品質の情報がメモリ108に保持される。その情報に基づき、受信モード決定部109がより省電力となる受信モードを選択しMAC制御部107に通知する。また、タイマ決定部105はトラフィック監視部104によりタイマ決定の要求を受けると、メモリ108の情報を参照してタイマ値を決定し、タイマ制御部106に渡すとともに、メモリ108にタイマ値を保持する。
MAC制御部107は、WakeUPタイミングに合わせて受信モード決定部109に対して、受信モード決定の要求を渡す。受信モード決定部109により決定された受信モードがMAC制御部107に通知されると、MAC制御部は設定された受信モードに基づき、電源制御部103を制御する。また、タイマ制御部106は、MAC制御部107よりアクティブ受信モードに切り替わった時点でタイマの開始が指示され、パワーセーブ受信モードに切り替わった時点でタイマの停止が指示される。
アクティブモードでの受信時には、無線通信部102で受信されたBeaconにより、MAC制御部107において自局宛の下りパケットの存在が検出されると、通信端末装置100はアクセスポイントにパワーセーブ解除を通知するためのパケットを送信する。MAC制御部107は、受信パケットに対するACK応答を送信時に、タイマ制御部106にタイマカウントのクリアを要求する。アクティブモード受信中において、トラフィック監視部104において、回線品質が変化した場合、例えば伝送速度の低下やRSSIの低下が検知された場合には、タイマ決定部105にタイマ設定の要求を出し、再度タイマの設定が行われる。更新されたタイマ値はタイマ制御部106とメモリ108に渡される。タイマ制御部106により、タイマ値のタイムアウトの通知を受けた場合には、APで保持されている受信パケットが無いと判断し、パワーセーブ移行を通知するためのパケットを無線通信部102より送信するとともに、電源制御部103に無線通信部102の電源を切断する制御を行い、Doze状態に遷移する。
また、接続していたアプリケーションの通信が切断されると、アプリケーション部110がMAC制御部107に通信終了の通知を渡す。これにより、MAC制御部107は、電源制御部103に無線通信部102の電源切断の要求を行う。
次に、通信端末装置100のパワーセーブモード受信時の動作について説明する。
図2は、通信端末装置100のパワーセーブモード受信時の動作を示すフローチャートである。図中、Sはフローの各ステップを示す。
まず、ステップS11でMAC制御部107はDTIM周期で電源制御部103を制御することで、無線通信部102の電源を供給し、Awake状態に遷移しBeaconを受信する。
ステップS12では、MAC制御部107は無線通信部102より渡されたBeacon情報を解析することで、自局宛データがAPにバッファされているかを確認する。自局宛データが無い場合には、MAC制御部107は、電源制御部103を制御し、無線通信部102の電源を切断し、次のDTIMタイミングまでDoze状態に遷移する。
上記ステップS12で自局宛データがある場合には、ステップS13でMAC制御部107はPS−Pollを無線通信部102に渡し送信する。無線通信部102は、PS−Pollにより引き出された受信データをトラフィック監視部104とMAC制御部107に渡す。
ステップS14では、トラフィック監視部104は受信データが渡されると、受信データ数をカウントし、データ間隔を測定する。
ステップS15では、MAC制御部107はPS−Pollにより引き出された受信データを無線通信部102から受けると、ACKを送信するとともに受信データよりAPに自局宛データがまだバッファされているかを確認する。自局宛データがまだバッファされている場合には、ステップS13に戻り再度PS−Pollを送信しバッファされているデータを引き続き受信し、自局宛データのバッファがなくなるまで繰り返す。
APにバッファされているデータがなくなった時点で、ステップS16でMAC制御部107は電源制御部103を制御して無線通信部102の電源を切断し、Doze状態に遷移する。また、MAC制御部107はトラフィック監視部104にトラフィック終了の通知を出す。これにより、ステップS17でトラフィック監視部104は測定を終了し、測定した受信間隔をパワーセーブ時受信間隔112に、カウントされた受信データ数を受信データ数113に、RSSI等の回線状態を回線品質114としてメモリ108に格納する。
またMAC制御部107は、トラフィック監視部104よりトラフィック情報更新終了の通知を受けると、受信モード決定部109に受信モードの選択の要求を行う。
ステップS18では、受信モード決定部109はメモリ108を参照し、各受信モードにおける受信間隔、受信データ数及びタイマ値により、無線通信部102の電源切断時間がより短い受信モードを決定し、MAC制御部107へ通知して本フローを終了する。
次に、通信端末装置100のアクティブモード受信時の動作について説明する。
図3は、通信端末装置100のアクティブモード受信時の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS21でMAC制御部107はDTIM周期で電源制御部103を制御することで、無線通信部102の電源を供給し、Awake状態に遷移しBeaconを受信する。
ステップS22では、MAC制御部107は無線通信部102より渡されたBeacon情報解析することで、自局宛データがAPにバッファされているかを確認する。自局宛データが無い場合には、MAC制御部107は、電源制御部103を制御し、無線通信部102の電源を切断し、次のDTIMタイミングまでDoze状態に遷移する。
上記ステップS22で自局宛データがある場合には、ステップS23でMAC制御部107はAPにパワーセーブの解除を通知するためのNULLパケットを無線通信部102に渡し送信しアクティブモードとなる。次いで、ステップS24でまたMAC制御部107はタイマ制御部106にタイマカウントの開始を要求する。
ステップS25では、MAC制御部107はAwake状態でデータが受信されるか、又はタイマ制御部106からタイムアウトが通知されるまで待機する。
データを受信すると、ステップS26で無線通信部102は受信したデータをトラフィック監視部104とMAC制御部107に渡す。トラフィック監視部104では、受信データが渡されると、受信データ数をカウントし、データ間隔を測定する。MAC制御部107は無線通信部102より受信データを受けるとACKを送信するとともに、タイマカウントをクリアし新たにタイマカウント開始をタイマ制御部106に要求する(ステップS26からステップS24へ戻る)。
一定時間受信データがなく、MAC制御部107においてタイマ制御部106よりタイムアウトの通知を受けた場合には(ステップS27)、ステップS28でMAC制御部107はパワーセーブモード移行をAPに通知するためのNULLパケットを送信し、パワーセーブモードに遷移する。次いで、ステップS29でMAC制御部107は電源制御部103を制御して無線通信部102の電源を切断し、Doze状態に遷移する。
ステップS30では、MAC制御部107はトラフィック監視部104にトラフィック終了の通知を出すことで、トラフィック監視部104は測定を終了し、測定した受信間隔をアクティブモード時受信間隔111に、カウントされた受信データ数を受信データ数113に、RSSI等の回線状態を回線品質114としてメモリ108に格納する。
トラフィック終了通知を受けたトラフィック監視部104は、タイマの更新をタイマ決定部105に通知する。ステップS31でタイマ更新通知を受けたタイマ決定部105は、メモリ108を参照し、アクティブモード時受信間隔111と回線品質114の情報に基づき、タイマ値を算出する。算出したタイマ値はメモリ108のタイマ値115に格納するとともに、タイマ制御部106に渡される。
またMAC制御部107は、トラフィック監視部104よりトラフィック情報更新終了の通知を受けると、受信モード決定部109に受信モードの選択の要求を行う。
ステップS32では、受信モード決定部109はメモリ108を参照し、各受信モードにおける受信間隔、受信データ数及びタイマ値により、無線通信部102の電源切断時間がより短い受信モードを決定し、MAC制御部107へ通知して本フローを終了する。
次に、受信モード決定部109における受信モードの設定方法について詳細に説明する。
図4は、通信端末装置100の受信モード選択時の動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS41でパワーセーブモード時においてデータバッファ無しの通知を受ける、もしくは、アクティブモード時においてタイムアウトした場合に、MAC制御部107は受信モード決定部109に次のBeaconのWakeUP時における受信モードの決定を受信モード決定部に要求する。
ステップS42では、要求を受けた受信モード決定部109はメモリ109からアクティブモード受信時間隔111、パワーセーブモード時受信間隔112、受信データ数113、タイマ値115を参照する。
ステップS43では、受信モード決定部109はアクティブモード受信時間隔111とパワーセーブモード受信間隔112にデータが保持されているかを確認する。WLANの電源を立ち上げ、始めに通信を行った場合には、まずパワーセーブモードにて受信を行うため、アクティブモード時受信間隔111には何も保持されていない。パワーセーブモード時の受信間隔とアクティブモード時の受信間隔は、環境が同じであるならば、必ず後者の方が短くなると考えられる。よって、ステップS44で受信モード決定部109は受信データ数とあらかじめ設定した閾値を比較し、その結果によりどちらのモードが有利であるかを判断する。ここでの閾値は例えば10個などの値である。
上記ステップS43において、各受信モード時の受信間隔が保持されていた場合には、ステップS45で受信モード決定部109は参照データによりアクティブモード時のAwake時間とパワーセーブモード時のAwake時間を見積もり、どちらのモードのAwake時間が長いかを比較する。ここでの比較方法として、例えば以下の式(1)(2)により各モードにおけるAwake時間を算出する。
アクティブモード時Awake時間 =アクティブモード時受信間隔111×受信データ数113+タイマ値115 …(1)
パワーセーブモード時Awake時間=パワーセーブモード時受信間隔112×受信データ数113 …(2)
上記式(1)(2)の結果を比較し、受信時間が短いモードを選択する。
上記ステップS44で受信データ数が閾値以上のとき、あるいは、上記ステップS45でアクティブモード時のAwake時間が短い(Active≦PS)と判断された場合には、ステップS46で受信モード決定部109はMAC制御部107に、次のBeaconタイミングにアクティブモードで受信するように要求する。
また、上記ステップS44で受信データ数が閾値未満のとき、あるいは、上記ステップS45でパワーセーブモード時のAwake時間が短い(Active>PS)と判断された場合には、ステップS47で受信モード決定部109はMAC制御部107に、次のBeaconタイミングにパワーセーブモードで受信するように要求する。
ステップS48では、受信モード決定部109より、次のBeaconタイミング時の受信モードの通知を受けたMAC制御部107は、通知されたモードに従い受信動作を行って本フローを終了する。
次に、タイマ決定部105におけるタイマの決定方法について詳細に説明する。
図5は、タイマ決定部105のタイマ値を算出する動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS51でトラフィック監視部104がMAC制御部107からトラフィック修了通知を受けると、トラフィック監視部104はタイマ決定部105にタイマ決定要求を通知する。
ステップS52では、要求を受けたタイマ決定部105はメモリ108からトラフィック情報であるアクティブモード受信時間隔111を参照する。
ステップS53は、タイマ決定部105は取得したアクティブモード時受信間隔111の平均値を算出し、タイマとして設定する。設定したタイマは、メモリ108のタイマ値115に保持するとともに、タイマ制御部106へ渡される。
ステップS54では、タイマ制御部106はタイマ決定部105から渡されたタイマ値を用い、MAC制御部107からタイマカウント開始の要求を受けたときに、タイマをカウントする。これにより決められたタイマが反映される。MAC制御部107で通知された受信モードで動作することになる。
ここで、上記ステップS53におけるアクティブモード時受信間隔111からのタイマ設定については、平均値算出は例示的なものであり、限定されるものではない。例えば、平均値算出に代えて、指定個数パケットの最大値や、パケット間隔の分散値特性おいて指定パケット数が分布する値等、他の具体的な方法により実施可能である。
次に、タイマ決定部105がタイマ決定を行う他の例について説明する。
図6は、タイマ決定部105のタイマ値を設定する動作を示すフローチャートである。
まず、ステップS61でトラフィック監視部104は、MAC制御部107がタイムアウト通知をタイマ制御部106から受ける、もしくはパワーセーブモード時に自局宛データ無しの通知を受けた場合に送信する、受信トラフィック終了の通知がされたか否かを確認する。
受信トラフィック終了の通知が無い場合は、ステップS62でトラフィック監視部104は受信されるデータの伝送速度を確認する。これは、伝送速度が低下もしくは上昇した場合は、その伝送速度に応じた受信間隔に合わせて、タイマを最適化するためである。
また、伝送速度が変化しなくても、ステップS63でトラフィック監視部104はRSSIやSNR(Signal power to Noise power Ratio)の受信特性の値を確認する。これは、RSSIやSNRが低下した場合には、受信特性の劣化から再送等が生じるため、その分受信間隔が変動することが想定されるためである。よって、それに合わせてタイマを最適化する必要がある。RSSIやSNRの受信特性の低下があればステップS64に進み、RSSIやSNRの受信特性の低下がなければ上記ステップS61に戻る。
各ステップS61〜ステップS63において、タイマ設定トリガが検出された場合には、ステップS64でトラフィック監視部104はタイマ決定部105にタイマの設定要求を行う。
次に、アプリケーション部110の要求に従い、受信モードを選択する場合の動作について説明する。
図7は、アプリケーション部110の通知による受信方法選択を示すフローチャートである。
ステップS71でMAC制御部107はHTTP GETのようなダウンロードの要求を受ける。アプリケーション部110によりHTTP GETのようなダウンロードの要求がMAC制御部107に通知された場合は、アクティブモードにおける受信方法が効率よくデータを取得可能であるため、アクティブモードによる受信方法を選択する。そこで、ステップS72でMAC制御部107はタイマ制御部106にタイマカウントの要求を行う。
次いで、ステップS73でMAC制御部107は、APにパワーセーブ解除要求を送信し、アクティブモードによる受信を開始して本フローを終了する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、トラフィック監視部104は、受信データのパケット間隔及び受信データ数をモニタし、タイマ決定部105は、保持された受信データのパケット間隔に基づいて、アクティブモードのAwake状態からパワーセーブモードに移行しDoze状態に遷移するタイマ制御部106のタイマのタイマ値を設定する。例えば、タイマ決定部105は、一定時間トラフィックが無い場合に、Doze状態に遷移するタイマ時間を設定する。受信モード決定部109は、各モードにおける受信間隔及び受信データ数と、アクティブモードにおけるタイマの計時に基づいて、WLANCHIP(デバイス)のAwake状態がより短くなる受信モードを選択し、通信端末装置100はそのモードで受信を行うことができる。上記構成により、通信端末装置100が受信データの伝送速度によるデータ間隔や再送等を含めた回線状態によってアクティブモードにおけるタイマを設定することで、受信データ間隔よりタイマが短くなることによるスループットの低下や、タイマが長くなることで新規にネットワークから送信されるデータを取り続けることによる電力消費を抑えるとともに、受信パケット数とタイマ値によりデバイスのAwake状態が最小となるように受信モードを切り替えることで、最適な受信を行うことができる。
また、無線LAN搭載端末のレガシーパワーセーブにおいて端末が受信をする場合は、受信データと同数のPS−Pollの送信が必要であり、そのPS−Pollの送信で電力や帯域を使用するため、受信データ数によっては非効率となる場合がある。しかし、アクティブモードによる受信においては、Doze状態に遷移する契機に取り決めがないため、タイマを適宜設定せねばならない。これに対して、本実施の形態では、通信端末装置100は、受信データの間隔や無線状態に基づいて、アクティブモードにおける受信時のAwake状態からパワーセーブモードのDoze状態に移るタイマを適宜設定する。また、各受信モードにおける受信データの間隔を保持し、受信データ数とそのタイマ時間とによりAwake時間を最小となるように受信モードを選択し、Beacon毎のタイミングで切り替えることで、WLAN搭載端末における受信時のエネルギ消費を最適化することができる。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。例えば、システム構成や各デバイスの構成を限定するものではない。
また、トラフィック監視部104は、受信データのパケット間隔、データ数及びRSSIや伝送速度等の回線品質をモニタする。無線状態は、上述のWLANのビーコン又は受信パケットのRSSIやSNR、スループットのほか、例えばWLANの送信パケットのPER(Packet Error Rate)や廃棄パケット数、WLANのパケットの再送実施回数やACK、無線LANの通信レイト、WLANのビーコン間隔、無線LANのDTIM周期、TCP(Transmission Control Protocol)のウインドウサイズにより取得できる。
また、本実施の形態では、通信端末装置、WLAN搭載無線端末局及びモード切替制御方法という名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、無線端末装置、無線通信システム、受信モード切替え方法等であってもよいことは勿論である。
さらに、上記通信端末装置及び受信方法を構成する各部、例えばMAC制御部の種類、その数及び接続方法などはどのようなものでもよい。
以上説明した通信端末装置の受信方法は、この受信方法を機能させるためのプログラムでも実現される。このプログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されている。
本発明に係る通信端末装置及び受信方法は、無線LANを構成する通信端末装置と無線基地局とが接続された無線通信システムに幅広く適用することができる。また、ノート型パーソナルコンピュータ、PDA等の無線通信機能をもつ携帯の容易な電子機器に広く適用することができる。
本発明の実施の形態に係る通信端末装置の構成を示すブロック図 本実施の形態に係る通信端末装置のパワーセーブモード受信時の動作を示すフロー図 本実施の形態に係る通信端末装置のアクティブモード受信時の動作を示すフロー図 本実施の形態に係る通信端末装置の受信モード選択時の動作を示すフロー図 本実施の形態に係る通信端末装置のタイマ決定部のタイマ値を算出する動作を示すフロー図 本実施の形態に係る通信端末装置のタイマ決定部のタイマ値を設定する動作を示すフロー図 本実施の形態に係る通信端末装置のアプリケーション部の通知による受信方法選択を示すフロー図 IEEE802.11で規定されたパワーセーブモードを有する無線端末局の受信モードにおけるデータ送受信過程の例を説明する図 IEEE802.11で規定されたパワーセーブモードを有する無線端末局のタイマ値によるデータ送受信過程の例を説明する図
符号の説明
100 通信端末装置
101 アンテナ
102 無線通信部
103 電源制御部
104 トラフィック監視部
105 タイマ決定部
106 タイマ制御部
107 MAC制御部
108 メモリ
109 受信モード決定部
110 アプリケーション部

Claims (18)

  1. アクティブモードと、PS−Pollによるポーリング処理に基づくパワーセーブモードとを有する通信端末装置であって、
    受信トラフィックを監視し、受信データのパケット間隔及び受信データ数を保持する受信トラフィック監視手段と、
    保持された受信データのパケット間隔に基づいて、アクティブモードのAwake状態からパワーセーブモードに移行しDoze状態に遷移するタイマのタイマ値を設定する制御手段と、
    各モードにおける受信間隔及び受信データ数と、アクティブモードにおける前記タイマの計時に基づいて、モードを切り替える受信モード決定手段と、
    を備える通信端末装置。
  2. 前記制御手段は、一定時間受信トラフィックが無い場合に、前記タイマのタイマ値を設定する請求項1記載の通信端末装置。
  3. 前記受信トラフィック監視手段は、アクティブモード時において一定時間受信トラフィックを監視することにより、受信データのパケット間隔を保持し、
    前記制御手段は、保持された受信データのパケット間隔を基に前記タイマのタイマ値を設定する請求項1記載の通信端末装置。
  4. 前記受信トラフィック監視手段は、伝送速度を監視し、
    前記制御手段は、前記伝送速度が変わったときには前記タイマを再設定する請求項1記載の通信端末装置。
  5. 前記受信トラフィック監視手段は、該当端末装置宛のデータ及びBeaconのRSSI又はSNRを基に回線状態を監視し、
    前記制御手段は、前記回線状態の特性が劣化するときには前記タイマを再設定する請求項1記載の通信端末装置。
  6. 前記受信モード決定手段は、各モードにおける受信データパケットの間隔と該当端末装置宛の受信パケット数を基に、Awake状態にある時間をAwake時間として算出し、該Awake時間が短くなるモードを逐次選択する請求項1記載の通信端末装置。
  7. 前記受信モード決定手段は、モードを選択後、次のBeacon受信タイミングで選択したモードに切り替える請求項1記載の通信端末装置。
  8. 前記受信モード決定手段は、各Beacon周期においてモードを切り替える請求項1記載の通信端末装置。
  9. 前記受信モード決定手段は、アプリケーション要件によりダウンロードを行うことが通知されると、アクティブモードを選択する請求項1記載の通信端末装置。
  10. アクティブモードと、PS−Pollによるポーリング処理に基づくパワーセーブモードとを有する通信端末装置の受信方法であって、
    受信トラフィックを監視し、受信データのパケット間隔及び受信データ数を保持する監視ステップと、
    保持された受信データのパケット間隔に基づいて、アクティブモードのAwake状態からパワーセーブモードに移行しDoze状態に遷移するタイマのタイマ値を設定する制御ステップと、
    各モードにおける受信間隔及び受信データ数と、アクティブモードにおける前記タイマの計時に基づいて、モードを切り替える選択ステップと
    を有する受信方法。
  11. 前記制御ステップでは、一定時間受信トラフィックが無い場合に、前記タイマのタイマ値を設定する請求項10記載の受信方法。
  12. 前記監視ステップでは、アクティブモード時において一定時間受信トラフィックを監視することにより、受信データのパケット間隔を保持し、
    前記制御ステップでは、保持された受信データのパケット間隔を基に前記タイマのタイマ値を設定する請求項10記載の受信方法。
  13. 前記監視ステップでは、伝送速度を監視し、
    前記制御ステップでは、前記伝送速度が変わったときには前記タイマを再設定する請求項10記載の受信方法。
  14. 前記監視ステップでは、該当端末装置宛のデータ及びBeaconのRSSI又はSNRを基に回線状態を監視し、
    前記制御ステップでは、前記回線状態の特性が劣化するときには前記タイマを再設定する請求項10記載の受信方法。
  15. 前記選択ステップでは、各モードにおける受信データパケットの間隔と該当端末装置宛の受信パケット数を基に、Awake状態にあるAwake時間を算出し、該Awake時間が短くなるモードを逐次選択する請求項10記載の受信方法。
  16. 前記選択ステップでは、モードを選択後、次のBeacon受信タイミングで選択したモードに切り替える請求項10記載の受信方法。
  17. 前記選択ステップでは、各Beacon周期においてモードを切り替える請求項10記載の受信方法。
  18. 前記選択ステップでは、アプリケーション要件によりダウンロードを行うことが通知されると、アクティブモードを選択する請求項10記載の受信方法。
JP2008046415A 2008-02-27 2008-02-27 通信端末装置及び受信方法 Pending JP2009206762A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008046415A JP2009206762A (ja) 2008-02-27 2008-02-27 通信端末装置及び受信方法
PCT/JP2008/003727 WO2009107180A1 (ja) 2008-02-27 2008-12-11 通信端末装置及び受信方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008046415A JP2009206762A (ja) 2008-02-27 2008-02-27 通信端末装置及び受信方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009206762A true JP2009206762A (ja) 2009-09-10

Family

ID=41015594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008046415A Pending JP2009206762A (ja) 2008-02-27 2008-02-27 通信端末装置及び受信方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2009206762A (ja)
WO (1) WO2009107180A1 (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012046391A1 (ja) * 2010-10-07 2012-04-12 パナソニック株式会社 無線通信装置、無線通信方法、及び処理回路
JP2012129655A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Canon Inc 通信装置、および、その制御方法及びプログラム
JP2013153245A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Ntt Docomo Inc ユーザ装置、基地局、無線通信システム、および通信制御方法
WO2013137270A1 (ja) * 2012-03-15 2013-09-19 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線通信システム、ユーザ装置、基地局、サーバ装置および通信制御方法
JP2013251739A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Canon Inc 通信装置およびその制御方法
WO2015105392A1 (ko) * 2014-01-10 2015-07-16 엘지전자 주식회사 무선랜에서 파워 세이브 모드 기반의 동작 방법 및 장치
US9167526B2 (en) 2009-12-29 2015-10-20 Lg Electronics Inc. Mobile terminal and controlling method thereof
JP2015186150A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 アルプス電気株式会社 通信端末
JP2016503602A (ja) * 2012-10-31 2016-02-04 中興通訊股▲ふん▼有限公司 無線ネットワーク毛管路性能を評価する方法及び装置
KR101619960B1 (ko) * 2009-12-29 2016-05-12 엘지전자 주식회사 이동단말기 및 그 제어방법
JP2018137706A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 エフシーアイ インク 通信システム及びモノのインターネット(IoT)システム

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102480517A (zh) * 2010-11-30 2012-05-30 北京千橡网景科技发展有限公司 数据推送方法以及移动终端、服务器
US9872251B2 (en) * 2016-04-26 2018-01-16 Intel IP Corporation Awake window protection

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7126945B2 (en) * 2001-11-07 2006-10-24 Symbol Technologies, Inc. Power saving function for wireless LANS: methods, system and program products
US7340615B2 (en) * 2003-01-31 2008-03-04 Microsoft Corporation Method and apparatus for managing power in network interface modules
JP2005033586A (ja) * 2003-07-07 2005-02-03 Sony Corp 通信端末装置及びその消費電力削減方法
JP2007019607A (ja) * 2005-07-05 2007-01-25 Sony Corp 無線通信方法、ベース装置および端末

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101619960B1 (ko) * 2009-12-29 2016-05-12 엘지전자 주식회사 이동단말기 및 그 제어방법
US9167526B2 (en) 2009-12-29 2015-10-20 Lg Electronics Inc. Mobile terminal and controlling method thereof
JP5715637B2 (ja) * 2010-10-07 2015-05-13 パナソニック インテレクチュアル プロパティ コーポレーション オブアメリカPanasonic Intellectual Property Corporation of America 無線通信装置、無線通信方法、及び処理回路
WO2012046391A1 (ja) * 2010-10-07 2012-04-12 パナソニック株式会社 無線通信装置、無線通信方法、及び処理回路
JP2012129655A (ja) * 2010-12-13 2012-07-05 Canon Inc 通信装置、および、その制御方法及びプログラム
JP2013153245A (ja) * 2012-01-24 2013-08-08 Ntt Docomo Inc ユーザ装置、基地局、無線通信システム、および通信制御方法
JP2013197604A (ja) * 2012-03-15 2013-09-30 Ntt Docomo Inc 無線通信システム、ユーザ装置、基地局、サーバ装置および通信制御方法
WO2013137270A1 (ja) * 2012-03-15 2013-09-19 株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ 無線通信システム、ユーザ装置、基地局、サーバ装置および通信制御方法
JP2013251739A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Canon Inc 通信装置およびその制御方法
US9426746B2 (en) 2012-05-31 2016-08-23 Canon Kabushiki Kaisha Communication apparatus and control method therefor
JP2016503602A (ja) * 2012-10-31 2016-02-04 中興通訊股▲ふん▼有限公司 無線ネットワーク毛管路性能を評価する方法及び装置
US9544215B2 (en) 2012-10-31 2017-01-10 Zte Corporation Method and apparatus for evaluating performance of wireless network capillary channel
WO2015105392A1 (ko) * 2014-01-10 2015-07-16 엘지전자 주식회사 무선랜에서 파워 세이브 모드 기반의 동작 방법 및 장치
KR101832642B1 (ko) * 2014-01-10 2018-02-26 엘지전자 주식회사 무선랜에서 파워 세이브 모드 기반의 동작 방법 및 장치
US10091726B2 (en) 2014-01-10 2018-10-02 Lg Electronics Inc. Method and apparatus for operating based on power save mode in wireless LAN
JP2015186150A (ja) * 2014-03-25 2015-10-22 アルプス電気株式会社 通信端末
JP2018137706A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 エフシーアイ インク 通信システム及びモノのインターネット(IoT)システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2009107180A1 (ja) 2009-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2009107180A1 (ja) 通信端末装置及び受信方法
US9363755B2 (en) Power saving modes in wireless devices
US9144025B2 (en) Transitioning from MIMO to SISO to save power
US7085595B2 (en) Power saving in a wireless local area network
US20110122780A1 (en) Graceful Wakeup Of Power Saving Communication Apparatuses
KR101576142B1 (ko) 휴대용 단말기에서 무선랜 모듈의 전원 관리 방법 및 장치
US7697457B2 (en) Wireless communication apparatus and wireless communication method
US8144638B2 (en) System and method thereof for dynamically adjusting sleep/awake intervals of wireless network device
US20100278065A1 (en) Traffic Load Estimation for Access Point Functionality Enabled Mobile Devices
JP5780965B2 (ja) 通信システム
JP2006060788A (ja) 無線ネットワーク内の通信局のエネルギー消費を最適化する方法および通信局の制御方法
US20070230418A1 (en) Triggering rule for energy efficient data delivery
JP5654431B2 (ja) 基地局装置及び該基地局装置のスリープ制御方法
EP2803223A2 (en) Systems and methods to transmit configuration change messages between an access point and a station
CN110651505B (zh) 通信装置和通信方法
US8165051B2 (en) Radio terminal, radio communication system, and radio communication method
EP3787351A1 (en) Extending active state based on adaptation
JP2012010261A (ja) 無線中継装置および省電力制御方法
JP4336817B2 (ja) 無線通信端末装置、無線通信システムおよび無線通信方法
JP4161988B2 (ja) ネットワーク内の通信局のエネルギー消費を最適化する方法および通信局
JP2007104033A (ja) 無線lanシステムを構成するステーション
JP2009088914A (ja) 省電力制御方法、無線移動局及びプログラム
JP5344557B2 (ja) 無線通信システム及びその省電力方法並びにそれに用いる無線基地局及び無線端末
JP2009159297A (ja) 通信端末装置及びパケット送信間隔制御方法
KR20180092614A (ko) 무선통신 단말기의 통신 모듈 및 그 제어 메시지 생성 방법